JPH04318130A - メッキ廃液スラッジの処理方法 - Google Patents

メッキ廃液スラッジの処理方法

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Publication number
JPH04318130A
JPH04318130A JP3112252A JP11225291A JPH04318130A JP H04318130 A JPH04318130 A JP H04318130A JP 3112252 A JP3112252 A JP 3112252A JP 11225291 A JP11225291 A JP 11225291A JP H04318130 A JPH04318130 A JP H04318130A
Authority
JP
Japan
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sludge
slag
waste liquid
cake
metals
Prior art date
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Pending
Application number
JP3112252A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Noguchi
野口 幸三
Katsuhiko Ihara
井原 勝彦
Masashi Kimura
正史 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Publication of JPH04318130A publication Critical patent/JPH04318130A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気メッキ廃液中に含
まれているシアン分の分解とその他の成分を分離して、
含有金属を回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Cu,Znなどの電気メッキにはシアン
化カリあるいはシアン化ナトリウムが使われるのが一般
であり、メッキ後の薬液は濾過操作等により濾液は必要
成分を補充する等薬剤を添加して再使用される。一方濾
過残渣を含む廃液は一次シアン分解、二次シアン分解操
作により溶解性シアンは完全に分解される。しかし、い
わゆる不溶性の錯シアン等はスラッジとして堆積し、ド
ライベースで数パーセントのシアンを含むこともある。
【0003】そのため、これらのメッキ廃液スラッジは
高温分解処理等により無害化処理されている。すなわち
、電気メッキ廃液はシックナー等で濃縮スラッジ(含水
率約95パーセント程度)にした後、高温炉内で焼却し
シアン分を高温分解してから無害化された残渣を産業廃
棄物として埋め立て処理されるのが一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような現状では、
スラッジの含水率が多く、水分を蒸発させるために多量
の熱エネルギーを要するとともに、ドラム缶等に入れた
スラッジを直接火炎中に投入するため処理効率が悪く処
理費が非常に高い(約9万円/トン)。しかも処理後の
残渣中には相当多量の金属成分が含まれるため(例えば
Cuメッキの場合30パーセント以上のCu分)、重金
属等が産業廃棄物中に放置されたり、あるいは省資源対
策面からも問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このようなメ
ッキ廃液スラッジ処理において、残渣中の金属分とスラ
グ相当分を分離して金属を回収して有効活用し、スラッ
ジを完全に無害化する方法を提供するための技術である
。すなわち、残渣を含むメッキ廃液をシックナー等で濃
縮し更に脱水機で含水率を50パーセント以下にして破
砕した後、ケイ酸カルシウムを主成分とする溶融促進剤
を添加混合して、電気炉等により高温溶融し、残渣中に
含まれているCu等のメッキ用金属を、生成するスラグ
により大気から保護し、更に炉底に凝集沈積させて回収
するものである。
【0006】
【作用】電気メッキ廃液の濃縮スラッジの含水率を50
パーセント以下にする理由は、スラッジをフィルタープ
レス等で脱水して取り扱いの容易なケーキ状にするのに
水分を50パーセント以下にする必要があるからである
。しかし本発明の工程においては水分は少ないのに越し
たことはないが、格別障害にはならないので積極的に人
工乾燥工程を設ける必要性はない。
【0007】
【表1】 以下シアン化ナトリウムあるいはシアン化カリを使った
Cuメッキ廃液スラッジを例として説明する。表1は該
当廃液スラッジの化学成分分析例(ドライベース)であ
る。表1から判るように、ドライベースでのスラッジ成
分中には、totalFeO,Cu等の金属および金属
酸化物が多量に含まれている。しかし、他の残渣はスラ
グ剤となる成分が少なく、イグニッション・ロス(分解
ガス、エマルジョン残渣等)を多量に含むこともある。 そのため、脱水スラッジのみでは溶融させることが難し
く、またCu分等分離回収しようとする金属を分離する
ことが難しい。
【0008】そこで、該脱水スラッジを破砕し、溶融促
進剤として例えば高炉スラグを混合した後、電気炉等で
溶融するとスラグ剤は浮上し、Cu等の金属は炉底に沈
積するので、これらを分離回収することが容易にできる
。また1400度C以上の高温により、錯シアン等の不
溶性シアン、たとえばNa 3Cu(CN) 4、Na
 4Fe(CN) 6は熱分解して金属とスラグおよび
無害なCO 2,N 2ガスとなり、ガスは炉上から飛
散する。スラグとCu等の金属は、炉を傾動して上に浮
いているスラグを除去した後、炉の下部に沈積している
Cu等の金属を取り出すことができる。
【0009】溶融促進剤としてはスラッジをスラグ化す
る能力の点からケイ酸カルシウムを主成分とするものが
適当である。主成分とするとは、分析値として一番多い
成分、次に多い成分がそれぞれCaO,SiO 2のい
ずれかであることを意味する。このようなものとしては
製鉄の高炉スラグが安価に入手できて最も適当である。 表2に高炉スラグの成分例を示す。CaO−SiO 2
2元系の融点は最も低いところで1460度Cであるが
、この成分のスラグの融点は約1400度Cである。し
たがって本発明工程での溶融温度は1400度C以上は
必要である。
【表2】
【0010】
【実施例】シックナーで処理した含水率95パーセント
のCuメッキ廃液スラッジを30kg/平方センチメー
トルの高圧圧送ポンプを用いてフィルタープレスに圧送
し、含水率を48パーセントになるまで脱水したスラッ
ジ(以下脱水ケーキ)についての実施例を示す。脱水ケ
ーキの厚さは1.5センチメートルで、板チョコレート
のような状態になっており、簡単に破砕することができ
た。該脱水ケーキを2センチメートル角以下に破砕して
、大気中に放置すると容易に乾燥し、約2時間で含水率
が30パーセントまで減少した。該脱水ケーキの成分分
析例は表1のとおりである。
【0011】該脱水ケーキに表2の高炉スラグを5から
40パーセント添加混合して、本発明による技術で電気
炉による溶融処理した実施例を表3に示す。溶解用試料
はそれぞれ10kgとし、電気炉は3相交流のグラファ
イト電極式の傾動可能なもので、炉底をカーボンスタン
プでライニングしているものを用いた。溶解条件は電圧
80ボルト、電流600アンペアで溶解時間は1から2
時間で行った。
【表3】
【0012】溶解時に、脱水ケーキ中に含まれる水分と
イグニッション成分により、ヒュームが発生するが、高
炉スラグの添加量を増加するにつれてヒューム発生量が
減少し、溶解性も良好になった。高炉スラグ添加量が5
パーセントでは溶解が困難であったが、高炉スラグが1
0パーセントになると、溶解が容易になり高炉スラグの
増加につれてより溶解性が向上した。しかし、本発明の
目的がメッキスラッジ中のシアン分解と有用金属の回収
であることを考慮すると、必要以上の溶剤の添加は無駄
であり、10から30パーセントが適当である。
【0013】溶融したスラグは温度が1400度C以上
となっており、これを取り出して冷却粉砕しシアン値を
分析した結果は表3に示すとおりである。試験No.1
の高炉スラグ添加率が5パーセントで溶解性不良のもの
は、スパッターが飛び跳ねるような溶け方をしており、
低温で未溶解錯シアンが混入したためか生成したスラグ
中の含有シアンが6.5ppmとやや高くなった。高炉
スラグ添加率が10パーセント以上で、溶解性の良好な
状態のものでは、いずれも0.1ppm以下に分解消失
していることを示している。
【0014】また、表3からも判るように、脱水ケーキ
中のFeO成分は溶解後の生成スラグ中に大部分が残留
しており、回収する金属の中には僅かしか含まれておら
ず得られた金属の成分分析例は、銅が98パーセント以
上であり、残りの不純物は亜鉛、鉄等であった。そのた
め、高純度銅地金とするためには電解精練等により精製
する必要があるが、その場合、溶解した金属を鋳型に流
し込んで銅精練における粗銅と同等の扱いをすればよい
【0015】
【発明の効果】本発明は、メッキ廃液中に含まれるスラ
ッジを、効率的に脱水して、夾雑物として共存するFe
O他の酸化物等を溶解助剤成分として活用すると共に、
より溶解性を良好にするために高炉スラグ等を添加混合
して、高温溶融処理によりシアンを分解し、且つスラッ
ジ中に含有する有用金属を精練させるという独自の技術
を提供しメッキ廃液スラッジを無害化させることを特徴
とするものである。実施例としてCuメッキ時の廃液ス
ラッジについて述べたが、本発明の技術はZnメッキ廃
液等他の電気メッキ法により発生するシアン含有スラッ
ジの無害化処理方法として活用できるものである。さら
には、シアン浴以外のメッキ廃液スラッジから金属を回
収し、重金属公害の防止や有価金属を回収する目的にも
適用できるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電気メッキ廃液の濃縮スラッジを含水
    率が50パーセント以下のケーキ状にしたものを破砕し
    、これにケイ酸カルシウムを主成分とする溶剤を添加し
    高温溶解して、前記ケーキ中に含まれている成分をスラ
    グと金属とに分離することを特徴とするメッキ廃液スラ
    ッジの処理方法。
  2. 【請求項2】  溶剤として高炉スラグを使用すること
    を特徴とする請求項1記載のメッキ廃液スラッジの処理
    方法。
JP3112252A 1991-04-18 1991-04-18 メッキ廃液スラッジの処理方法 Pending JPH04318130A (ja)

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ID=14582057

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104630492A (zh) * 2015-02-03 2015-05-20 北京交通大学 一种水泥与工业废渣固化/稳定化电镀污泥重金属的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104630492A (zh) * 2015-02-03 2015-05-20 北京交通大学 一种水泥与工业废渣固化/稳定化电镀污泥重金属的方法

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