JP4437204B2 - 飛灰の処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は都市ゴミ焼却工場や産業廃棄物焼却工場等における焼却炉又は溶融炉から発生する重金属含有飛灰の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般事業所や一般家庭から排出されるゴミ(「一般廃棄物」又は「都市ゴミ」と称されている)は、都市ゴミ焼却施設や産業廃棄物焼却工場等に集められて焼却処分されている。その際に焼却炉から発生する焼却灰については薬剤処理、又は溶融炉、セメントキルン処理等の中間処理を施した後、最終処分場に堆積されている。
【0003】
しかしながら、上記溶融炉やセメントキルン等での焼却灰の中間処理においては、蒸気圧の高い鉛、亜鉛およびカドミウム等の重金属は炉内で揮発して排ガスに入り、この排ガスに入った重金属は排ガス処理設備のなかで凝縮して再び飛灰となってしまうという問題があった。
【0004】
そして、この再度の飛灰中には、塩素、ナトリウム、カルシウム等の塩類と共に、鉛、銅、亜鉛、カドミウム等の有価金属が多量に含まれているが、これらの有価金属を有害成分として溶融炉において溶融してそのままスラグ化し、その減容化および無害化を図る技術も多く提案されている(特開平10−28947号公報)。しかし、一方において、このような飛灰中の有価金属の再利用を図るのを目的とし、有価金属の回収を含めた安定した飛灰処理方法が求められている状況にある。
【0005】
このような飛灰処理方法として、特開平7−71730号公報には、ゴミ焼却灰等を灰溶融炉で溶融処理する際に、発生する飛灰の一部をそのまま、あるいはペレット化した後、灰溶融炉に循環返送することにより、飛灰中の有価金属類の濃度を高めて利用しやすいものにしようとする技術が開示されている。
また、特開平8−89923号公報には、飛灰に含まれる揮発性の重金属を高濃度で分離し、再利用可能な形で取り出す目的でもって、溶融炉内で飛灰に揮発性重金属(例えばZn)と親和性の高い金属(例えばCu)を添加し、形成されるスラグ層からこれらの重金属を金属間化合物のような形で分離させる、あるいは、硫黄含有材を添加してこれらの重金属を硫化物態でスラグ層から分離させる技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平7−71730号公報の技術は、飛灰を灰溶融炉に循環返送して濃縮を図る方法であるが、この方法では、有価重金属の飛灰への濃縮効率は十分でなく、飛灰の循環量も制限されることになり、重金属の回収は必ずしも効率的に行われるとはいえない。また、特開平8−89923号公報の技術は、有価重金属を溶融して回収しようとするもので、飛灰中の揮発性重金属が親和性の高い金属あるいは硫化剤と反応しても、その反応生成物が溶融する以前に飛灰として排ガス系に逸出する量が多く、重金属の回収が効率的に行えるとはいえない等回収効率に問題がある。また、両技術共に低コストで飛灰を処理するといった点からは問題があった。
【0007】
したがって、従来においては、重金属を含有する飛灰の処理に重点をおいた技術が主であったが、本発明は、重金属を積極的に集める重金属回収の手段に重点をおいた技術であって、重金属が関わるすべての加熱装置で適用が可能であり、且つ、低コストで有価金属回収のための飛灰処理が行えるリサイクル方法であり、より具体的には、飛灰中に有価金属を効率的に濃縮して有価金属の回収率を高め、有価金属の品位を高めることによって飛灰を処理原料とする後工程の有価金属抽出作業負担を低減させる飛灰処理方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、第1に、加熱装置で処理される廃棄物からの有価金属の回収方法において、前記加熱装置からの発生飛灰に前記有価金属と反応結合する添加物を加え、前記加熱装置に返戻して加熱処理することを繰返し、前記有価金属を濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする飛灰の処理方法を、第2に、加熱装置で処理される廃棄物からの有価金属の回収方法において、前記加熱装置からの発生飛灰に前記有価金属以外の成分と反応結合して飛灰から分離する添加物を加え、前記加熱装置に返戻して加熱処理することを繰返し、前記有価金属を濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする飛灰の処理方法を、第3に、前記加熱装置からの発生飛灰に前記有価金属と反応結合する添加物を加えると共に前記有価金属以外の成分と反応結合して飛灰から分離する添加物を加えることにより、前記有価金属を濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする前記第1記載の飛灰の処理方法を、第4に、前記加熱処理を還元性雰囲気のもとに行うことにより、有価金属を濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする前記第1〜第3のいずれかに記載の飛灰の処理方法を、第5に、加熱装置で処理される廃棄物からの有価金属の回収方法において前記加熱装置からの発生飛灰を前記加熱装置に返戻して加熱処理することと繰返すと共に、前記加熱処理を還元性雰囲気のもとに行うことにより有価金属を濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする飛灰の処理方法を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】
リサイクル原料や廃棄物を投入物として加熱装置で処理すれば、投入物は焼却灰またはスラグと、飛灰と、排ガスに分配される。不要成分を焼却灰またはスラグおよび排ガスに移行させ、有価物すなわち有価金属を再利用可能な形にまで飛灰に濃縮するためには、単に飛灰を繰返し加熱装置における加熱処理に供するのみでは、前記したように、効率性の点から不十分である。
【0010】
本発明では、飛灰を加熱装置に繰返すが、有価金属が飛灰に移行しやすいように、さらには有価金属以外の不要成分等が飛灰に移行するのを抑制するように、加熱処理時に飛灰中の成分調整を行うべく、添加物の投入と操業条件をコントロールするものである。すなわち、添加物は飛灰と共に加熱装置に投入され、有価金属と反応結合して飛灰成分を形成するもの、または、不要成分と反応結合して飛灰から分離され、スラグ成分または排ガス成分を形成するものが必要であり、また、有価金属と不要成分を分離できる加熱条件が必要である。
【0011】
一般廃棄物において回収対象となる金属としては、鉛(Pb)、銅(Cu)および亜鉛(Zn)が挙げられる。本発明者等は、これらの有価金属を飛灰に移行し易くする手段については、次ぎのような知見を得ることができた。
すなわち、Pbを飛灰中に濃縮させるには、飛灰の加熱処理にあたりCaOを添加して、焼却灰(またはスラグ)中のCaOを高くすること、加熱処理時の塩素を高くすること、加熱処理温度を高くすることおよび加熱処理を還元性雰囲気とすることが好ましい。
【0012】
Cuを飛灰に濃縮するには、加熱処理時に塩素分を添加してCu塩化物の生成を促進させることが必要である。しかし飛灰におけるCaOの存在は、Cuおよび塩素をスラグに入り易くするので、処理飛灰にSiO2 を添加して処理することにより、CaOの影響を抑えCuの飛灰入りを促進させることができる。また、処理温度が高くすることにより塩化物等塩類の生成を促進させることが好ましい。
【0013】
Znについては、加熱処理時に塩素を高くすること、加熱処理温度を高くすること、加熱処理雰囲気を還元性にすることが好ましい。
Asは不要成分であり、飛灰中のAsはFe粉の添加によりスラグに移行させることができる。
【0014】
すなわち、添加物としては、少なくともCaO、SiO2 、金属鉄、塩素のうちのいずれか一種以上が有用である。塩素は好ましくはCaCl2スラリー態で添加する。これら添加物は、加熱処理物に対して0.1〜20重量%添加する。添加量が少ないと効果がなく、多いと無駄であると共に別相としてCl化合物が生成するのでハンドリングが面倒になる。
加熱装置は従来使用されている焼却炉、灰溶融炉およびセメントキルン等いずれでも構わないが、雰囲気調整が可能な炉であれば好ましい。加熱雰囲気は、水素ガス等還元ガスの供給によって還元雰囲気に構成することにより、揮発性の有価金属の回収率を高めることができる。
加熱温度は、処理対象物によって異なるが、好ましくは500〜1400℃である。500℃未満では焼却が不充分となり、いたずらに1400℃以上に上げても飛灰の濃縮効果は変わらず、却って炉を傷める結果となる。
前記添加物、加熱雰囲気および加熱温度における条件は、好ましくは、重複して用いられる。
【0015】
【実施例】
[実施例1]
重金属と塩素を含有する産業廃棄物からなるスラッジ100gを排気設備を備える溶融試験炉に入れ、1100℃に加熱してスラグ状に溶融処理したところ、15gの飛灰が得られた。この飛灰をスラッジ100gとCaO5gと共に、再び、試験炉に投入した。この2回目の加熱溶融処理により、20gの飛灰が得られた。
この20gの飛灰について、新たなスラッジ100gとCaO5gを添加して3回目の加熱溶融処理を行い23gの飛灰を得た。この飛灰について、スラッジ100gとCaO5gと共に、Fe粉を1g添加し、同様の4回目の加熱溶融処理を行い飛灰15gを得た。
なお、4回目の加熱溶融処理でFe粉を添加した。
得られた各飛灰について、の分析品位を表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】
この4回の繰返し飛灰の加熱溶融処理においてCaの添加の結果、Pb品位が15.8%の飛灰が得られ、結局スラッジ400gから3.95gのPbが得られたことになった。また、飛灰中のClも顕著に低減した。
さらにまた、4回目の加熱溶融処理でのFe粉の添加により、飛灰のAs品位は半減した。
【0018】
[比較例1]
実施例1と同一のスラッジ400gを1回の加熱溶融処理して飛灰60gを得た。分析した結果を表2に示した。結局スラッジ400gから2.88gのPbが回収された。本発明の優位が確認された。
【0019】
【表2】
【0020】
[実施例2]
表2のような飛灰中のZnを回収するため、試験炉を強い還元性雰囲気とし、試験を行った。Feの揮発を防ぐため、飛灰は水洗し、Clを除去してから試験炉に投入するようにした。さらに、CaOを投入する飛灰に対して10%添加し、これを2回繰返した。
処理回数毎の飛灰の重量比と各飛灰の品位の結果を表3に示した。
【0021】
【表3】
【0022】
[比較例2]
実施例2の飛灰を単に繰返して溶融した場合に得られた飛灰の重量比と品位の結果を表4に示した。
【0023】
【表4】
【0024】
[実施例3]
銅を含有している産業廃棄物を試験炉で加熱溶融処理したところ飛灰の生成率は15%であり、その組成は表5の通りであった。
【0025】
【表5】
【0026】
次ぎに、銅回収を狙い、飛灰への移行率を高くする目的でこの産業廃棄物にClを1%添加し、Cuが飛灰に移行し易いようにした。また、CaOはClとCuをスラグに入り易くするので、SiO2 を4%添加した。このようにして同様な加熱溶融処理を行ったところ、飛灰の生成率は20%となり、組成は、表5に併記した。
Cuの飛灰への以降量は約9倍に増えた。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、飛灰を有価金属と反応結合する添加物と共に繰返して加熱装置で加熱処理するようにしたから、有価金属が効率的に飛灰に濃縮され、有価金属の回収率が向上し、有価金属を濃縮した飛灰が低コストで得られるという効果を奏し、さらにこの飛灰を次工程の処理原料とすることにより回収処理コストの低減が図れるという効果を奏する。不要成分を添加物により積極的に飛灰から除くことにより回収飛灰の有価金属の品位が向上し、また、添加物により飛灰における有価金属の濃縮と飛灰からの不要成分の除去を併行して行うことにより飛灰処理がさらに効率的に行えるという効果を奏し、さらにまた、加熱処理を還元雰囲気で行うことにより揮発性の有価金属の飛灰への濃縮が促進されるという効果を奏するものである。
Claims (4)
- 加熱装置で処理される廃棄物からの有価金属であるPb、Cu又はZnの回収方法において、前記加熱装置からの発生飛灰に塩素分とCaO又はSiO2を加え、前記加熱装置に返戻して加熱処理することを繰返し、前記Pb、Cu又はZnを濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする飛灰の処理方法。
- 加熱装置で処理されるAsを含有する廃棄物からの有価金属であるPb、Cu又はZnの回収方法において、前記加熱装置からの発生飛灰に金属鉄を加え、前記加熱装置に返戻して加熱処理することを繰返し、前記Pb、Cu又はZnを濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする飛灰の処理方法。
- 前記加熱装置からの発生飛灰に塩素分とCaO又はSiO2を加えると共に金属鉄を加えることにより前記Pb、Cu又はZnを濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする請求項1記載の飛灰の処理方法。
- 前記加熱処理を還元性雰囲気のもとに行うことにより、Pb、Cu又はZnを濃縮させた飛灰を得ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の飛灰の処理方法。
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-
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- 1999-10-13 JP JP29083799A patent/JP4437204B2/ja not_active Expired - Lifetime
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