JPH04316647A - 丸編み機の針選択装置 - Google Patents

丸編み機の針選択装置

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Publication number
JPH04316647A
JPH04316647A JP3284072A JP28407291A JPH04316647A JP H04316647 A JPH04316647 A JP H04316647A JP 3284072 A JP3284072 A JP 3284072A JP 28407291 A JP28407291 A JP 28407291A JP H04316647 A JPH04316647 A JP H04316647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
selection device
needle
jack
stem
circular knitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3284072A
Other languages
English (en)
Inventor
Piero Aria
ピエロ・アリア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Savio SpA
Original Assignee
Savio SpA
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Filing date
Publication date
Priority claimed from IT02164690A external-priority patent/IT1243079B/it
Priority claimed from ITMI911560A external-priority patent/IT1248000B/it
Application filed by Savio SpA filed Critical Savio SpA
Publication of JPH04316647A publication Critical patent/JPH04316647A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/66Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements
    • D04B15/68Devices for determining or controlling patterns ; Programme-control arrangements characterised by the knitting instruments used
    • D04B15/78Electrical devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は丸編み機、ことに丸編み
機における模様編を形成するための針の選択に関する。 すなわち本発明は編み糸供給源からの編み糸を拾い上げ
る針を選択する装置および方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】丸編
み機はひとつまたはふたつの針筒を主要部材として成る
ものであって、図11に示すようにこれらの針筒はその
外部円筒面にトリック1をそなえている。
【0003】これらのトリックは針2のための案内部材
であって、これらの針2はその移行過程中にシンカと協
働して編目わな(ステッチループ)を形成する。
【0004】トリックの数は、これらと共に反復滑動す
る針2の数と同じである。
【0005】一般に靴下編機の場合にはトリックおよび
針の数は針筒当り200本ないし400本である。
【0006】針は、針およびジャックバットに作用する
適宜のカムによって動かされて最高位置と最低位置との
間を往復運動して作動する。
【0007】針筒は回転し、これと共に針も回転する。 その間針の往復運動はその移行の最高点にある時角度的
に固定された位置に針を編み糸と共に送るのである。
【0008】靴下類を製造するには、一般に一部の針が
同じ時に同じように用いられるのみであるが、平編部分
では全部の針がその最高レベルと最低レベルとの間で作
動し、これら全部の針にコースごとに編み糸を供給し、
すべて同じように動かすのである。
【0009】丸編み機が平編を形成していない時、ほか
の編み方(たとえばメッシュ編とか模様編)をするため
には、いくつかの針はわなを形成するために必要である
が、その他の針は中間位置にもち上げ、タック編を形成
するために前のステッチをクリヤすることなく編み糸を
拾い上げなければならないか、または若干の遅れを伴っ
てもち上げて或る角度位置に供給された編み糸を拾い上
げず、従って新たなわなをこれで形成することがないよ
うにしなければならない。換言すれば、針の選択を行わ
なければならない。このことは、それぞれの編み糸の供
給についてどの位の数の針に或る定まった距離の移行を
させるか、それ以外のどの針を何本これとは異なった距
離の移行をさせるかまたは全く移行をさせないようにす
べきかを決定しなければならないことを意味する。
【0010】再び図11に例示した構造を参照して述べ
ると、この針の選択はジャック3でなされる。このジャ
ック3は針の横たわるのと同じトリック2内を滑動し、
針を高いレベルと上方に押し上げて編み糸を捕えさせる
のである。
【0011】図11は下端部が半径方向にたわむことが
できる弾性ジャック3を示している。
【0012】針2はカム4および固定のカウンタカムに
よって往復運動的に駆動される。これらのカムは針を動
かして編目わなを形成するようにする。
【0013】ジャック3が針をその作動位置へと動かし
てしまうと、このジャックは針バットから後退して下方
に戻る。
【0014】もし針が、その編み糸を捕え編目わなを形
成する仕事を終えて最低レベルに戻って別の供給源から
さらに他の編み糸を拾い上げる必要がないものとすると
、そのままこの最低レベルにとどまる。これはその制御
ジャックが下方の休息位置にとどまっているからである
【0015】ジャック3は精密な機能に対応する特別な
形状を有する。
【0016】図面には示していないが、ジャックは図1
1の面に垂直な方向にわずかに曲がっているか、または
弓状になっている。
【0017】この曲率のためジャックをトリックの内側
に向けわずかに押し続けることとなり、正確な位置決め
を確保し、振動のおそれなくトリックの壁に正しく付着
させ続けるが、軸線方向か半径方向に動かすためには或
る程度の力を加えることを必要とする。
【0018】ジャックのシャンクはその中間部分に突起
6すなわち上部案内バットを包含する。この突起6はそ
れ自身の制御カム7と係合するに至り、針2を押す仕事
を終えた後はジャックを下方に付勢する。
【0019】ジャックのシャンクに沿って下方に進むと
下部バット8がある。この下部バット8は上げ輪郭を有
するカムリング9に係合する。この上げ輪郭はジャック
をその上の針と共にもち上げ、この結果この針が編み糸
を捕らえるように選択されることとなるのである。カム
リング9の内面11は弾性ジャックをトリックの内側に
近付けさせるようにする。
【0020】下げカムおよび上げ兼近付け輪郭は明らか
に角度的に片寄らされており、それぞれのジャックに異
なった時点で作用する。
【0021】弾性ジャック3は自然にその下部バット8
を外方へと動かして上げ輪郭10に係合せしめてもち上
げる。
【0022】ジャック3は、その上部部分を取り巻いて
設けられたひとつまたはそれ以上の数の円形ばね12に
よって正規位置に維持されている。これらの円形ばね自
体は針筒のひとつまたはそれ以上の数の円周溝によって
正規位置に保持されており、このためこれらの円形ばね
は針筒の面の内方に横たわっている。円形ばね12はジ
ャックのシャンク13をたわませる力に対抗するに充分
な程度に強くなくてはならず、これによって下部バット
8に作用する力は上述のたわみを生じさせ、ジャックの
上部部分がトリックを離れることがないようになる。こ
の選択機構および選択方法の目的は、特定の編み方をす
るのにもち上げる必要のない針を制御するジャックを全
体のジャックから除外することである。
【0023】従来技術においては、針の選択または不活
性化の機構は複数個のレバーまたはスライドから成るも
のである。これらのレバーまたはスライドは突起6と下
部バット8との間の中間位置においてジャックの下部部
分の複数個のバットと接触するに至り、ジャックをトリ
ック1へと後方に付勢して、これが上げカムと接触する
のを妨げるのである。
【0024】従って伝統的な針選択のやり方は、スライ
ドの若干のものだけを針筒の外面の方へと半径方向に動
かすことにより、同じ高さに位置するパターンバットを
介して或る数のスライドまたはレバーを或る数のジャッ
ク3と接触せしめるに至らすことより成っている。もし
も、ひとつの定まったジャックが、ひとつまたはそれ以
上の数のスライドが針筒に近付いた時に係合から外れる
べきであると、これらのスライドの高さに対応するバッ
トはこのジャックから除外される。針選択制御のために
利用され得るレバーまたはスライドの数は一般に利用可
能のパターンバットの数に等しい。
【0025】従来の選択のやり方は一般に、レバーであ
れスライドであれ前述の不活性化部材を針筒に近接する
位置へ回動せしめることにより、ジャックの非除外バッ
トと不活性化部材との間に接触を生じさせることから成
るものである。
【0026】バットが対応する位置にあるジャックを不
活性化するのに必要としない不活性化部材は、接触の瞬
間には後退位置に維持されていることは明らかである。
【0027】このようなやり方に従って作動する装置と
しては、ベントレー・エンジニアリング社の英国特許第
2,147,015号明細書に記載のもの、オフィシー
ネ・サビオ社のイタリー国特許第1,183,228号
および同第1,186,475号明細書に記載のものが
あげられる。
【0028】機械的装置による針の選択は、この機械の
速度および上げ位置にある針と下げ位置にある針の可能
な組合せ順序に非常なきびしい制約がある。
【0029】従来技術における最も最近になって提案さ
れた解決策は、固定の電磁選択部材を使って単一のパタ
ーンバットを介してジャック3を電磁的に選択すること
に基いている。
【0030】本出願人のイタリー国特許出願第1991
8A/88号においては、ひとつの選択部材が各供給源
ごとに固定位置に設けてあり、これに対して、たとえば
ロナティ社の欧州特許出願第219029号、シマ・セ
ンター社の英国特許出願第2,008,157号、プレ
シジョン・フクハラ・ワークス社の英国特許第1,43
6,607号およびメイヤーのフランス国特許第1,5
64,603号のようなほかの刊行物においては、選択
装置は各供給源に先行する地点に一連の電磁的に作動せ
しめられるセレクタを配置している。
【0031】ダイニッポンその他の英国特許出願第2,
043,712号においては、電磁的セレクタ装置が針
ごとに配設してあり、その機構は非常に複雑である。こ
とに高回転速度の機械の場合問題である。
【0032】これらの針選択装置は固定式のもので、ジ
ャックに作用するものである。ジャックはそれが針筒と
共に回転する際各機械供給ステーションに先立つ固定の
選択ステーションの前に現れた時、針をもち上げて作動
状態とするのである。
【0033】選択の設定、開始および終了のための時間
は非常に短く、数千分の1秒程度であり、回転している
ジャックが選択部材と対面する小さな角度セクタによっ
て決定される。この角度セクタではその瞬間提供されて
いる針または正確には針のためのジャックを直ちに選択
できるように用意がととのっていなければならない。
【0034】最も最近では、この問題に対する解決策と
して針筒と共に回転する可動の選択装置に目が向けられ
て来た。これでは選択のために利用できる時間が、ジャ
ックが静止の選択装置の前に現れる瞬間に制限されない
【0035】このようにして、各ジャックは恒常的に選
択部材に提供され、これによって選択が針筒の回転の広
い角度範囲内で生ずることができるのである。この方法
においては、選択設定時間はそんなに短かいものではな
いが、選択は信頼性をもって安全に行なうことができる
【0036】欧州特許公開第0379234号において
は、この針選択を、半径方向に滑動するほかの水平ジャ
ックによってジャックの半径方向位置を制御することで
行なっている。これらの水平ジャックは電磁装置によっ
て選択される。すなわち、針筒から引き込んだ位置を占
めて対応する針が作動できるようにするか、または針筒
に近接した位置を占めて針を不作動化させるかのいずれ
かとするのである。
【0037】本出願人の欧州特許公開第0441005
号においては、ジャックの半径方向位置が、針筒と共に
回転する軸線方向に変形可能の弾性フォークによって制
御される。
【0038】
【課題を解決するための手段】上述の従来技術を改善す
るための本発明は、針とその弾性ジャックとが往復して
滑動するトリックをそなえた針筒を有し、前記弾性ジャ
ックがその下端部を前記針を作動の外に維持するたわん
だ不活性位置かまたはカムの上げ輪郭によって前記針を
作動に付勢するたわんでいない活性位置かを占め得るよ
うにした、弾性ジャック型の丸編み機用針選択装置にお
いて、前記トリック内の前記弾性ジャックの下方に位置
する副ジャックを包含し、この副ジャックが、軸線方向
運動だけを行うことができる剛性の部分と、軸線方向運
動および前記針筒に対し半径方向の平面内でのたわみ運
動を行うことができるたわみ性の部分またはステムとか
ら成り、前記軸線方向運動は上げ輪郭により決定される
と共に、前記たわみ運動は機械の回転方向において前記
上げ輪郭に先行する引込め輪郭によって決定されるよう
にしたこと、および前記輪郭間に角度的に介在せしめた
電磁選択装置を包含し、前記引込め輪郭によってたわま
せられたステムのすべての選択を、位置へ釈放せしめ、
前記上げ輪郭に係合させるようにして上方にあるジャッ
クをその不活性位置に鎖錠するステムを、たわみ位置に
たわませ続けて前記上げ輪郭に係合させないようにして
上方にあるジャックをもち上げてその針を作動化させる
ステムから分離せしめることで行なうようにしたことを
特徴とする、丸編み機の針選択装置にある。
【0039】
【実施例】以下本発明を図1ないし図10に例示した非
限定的な実施例について詳述する。
【0040】前述のように、ジャック3は特別のもの、
すなわち弾性ジャックである。
【0041】ジャック3の下部部分13は通常よりほっ
そりとしており、そのため図11および図1の面内にお
いて、実線で示すたわみ位置と点線で示す非たわみまた
は少たわみ位置との間をたわむことができる。実線で示
すたわみ位置ではジャックは面11の半径方向スラスト
の効果によってたわみ、トリック1の方に付勢されて輪
郭10に係合せず下がったままとなる。点線で示す位置
では、バット8が輪郭10と係合してジャックがその結
果としてもち上げられる。
【0042】伝統的なジャックに比べて、バット8を外
方へ付勢する半径方向カムは必要でない。
【0043】選択装置は図1および図2に示してある。 すなわち図1は、輪郭10によってジャック3を持ち上
げることにより針2を作動化させる選択構造を示し、図
2は、針2を不作動化させる構造を示す。同じトリック
1内の各ジャック3の下には副ジャック14がある。こ
の副ジャック14はふたつの部分15および16から成
っている。
【0044】副ジャック14を保持するトリック部分は
異なった深さ、幅またはプロファイルのものとすること
ができる。
【0045】比較的剛性の大きな上部の部分15は軸線
方向の運動だけが、トリック2、内側リング17および
下げカム18の輪郭によって拘束されながら行うことが
できる。しかしながら下部部分16はほっそりとしてお
り、図の面でたわむことができ、電磁的選択装置19の
作用の下にさらされている。この電磁的選択装置19は
ほかの図に示すように固定のカムリングと協働する。固
定カムリング20は上げ輪郭21と外方の半径方向後退
輪郭22とから成る。これらの輪郭は互いに角度的にず
れている。
【0046】図1および図2に例示した実施例において
、副ジャック14はふたつの部分に分けて示してある。 これらのふたつの部分15および16は、部分15の底
部にスロットを設け、部分16の上端部をこのスロット
に挿し込むことにより連結されている。部分またはステ
ム16のこの保持は他の手段によってもなすことができ
よう。しかしながらステム16の下部部分に半径方向の
力を加えてこれをたわますようにすることが必須である
。ジャック14は、たとえばブランキングで一体構造の
ものとしても同じ機能を有するものとすることができよ
う。
【0047】図3は副ジャック14の異なった実施例を
示すもので、その部分15および16は軸線方向に独立
である。カム18′は部分15を軸線方向に動かすが、
たわみ性の部分16はリング17′で上方では維持され
ており、その下部部分がリング20の輪郭22の効果に
よってたわむのである。これはトリック1内を軸線方向
に滑動できる。
【0048】電磁選択装置19は、輪郭22の作用でた
わんだステムすなわち部分16を恒久的に引き付ける永
久磁石23により付勢される部分と、電磁石24によっ
て付勢されたり消勢されたりする介在部分とを主要構成
部分として成るものである。介在部分は電磁石24によ
る付勢時にはステムを釈放してこれらを非たわみ位置に
戻して輪郭21上に上れるようにし、消勢時にはステム
をたわんだ状態に維持して次の輪郭21から離しておく
のである。
【0049】この型式の電磁選択装置はオーサーNo.
216358のチェコソロバキア・ノートに示されてい
る。
【0050】図4は4つの編み糸供給源A,B,Cおよ
びDをそなえた反時計方向回転の丸編み機のためのリン
グ20および電磁選択装置19の関係位置などの概略を
示すもので、針の選択は次に述べるようにして行なわれ
る。
【0051】ステム16は反時計方向の運動をしながら
リング20に沿って移行し、下げカム22に達する。こ
の下げカム22はステム16をたわませて、これを電磁
選択装置19の面へと動かす。これはすべてのステム1
6について行われる。
【0052】たわんだステム16は、永久磁石によって
付勢された電磁選択装置19の最初の部分に沿って移行
するが、外方にたわんだ姿勢はそのままである。輪郭2
2は、電磁石24の作用で付勢された電磁選択装置のこ
の部分に先立って終っている。
【0053】図5は電磁選択装置19の典型的な実施例
の構造を詳細に示すものである。
【0054】この電磁選択装置19は、電磁石24を収
容する内部空間をそなえた四角形の環状の強磁性材料の
板から成る。ステム16に向けられるこの板の縁部はふ
たつの領域にわけられている。すなわち、永久磁石23
に連結されたふたつの外側部分19′にわけられた外側
領域と、電磁石24、さらに詳しくは巻線25内に位置
する鉄心の極片に連結された内側領域19″である。こ
れらふたつの領域はたとえば真ちゅうのような反磁性材
料の挿入片によって互いに磁気的に分離せしめられてい
る。本発明の好適な実施例においては、板19または少
なくともステム16に向けられる縁部は耐摩耗性のカバ
ーで保護されている。
【0055】電磁選択装置24は、永久磁石23の磁界
に対抗する磁界を生ずるように付勢されて内側領域19
″の前を通る際たわんだステムに作用する総合的な磁気
吸引力が大きく減じられ、ステムの弾性的な力でステム
は電磁選択装置19から遠い非たわみ位置へと戻るか、
または永久磁石23の磁界と同じ向きの磁界を生ずるよ
うに付勢されてステム16を電磁選択装置19と接する
たわみ位置に保持する作用をそのまま維持するかのどち
らかとなる。
【0056】内側領域19″の開口角度が充分に広いと
、ステムの弾性力に打ち勝つには電磁石24を付勢する
だけでは充分でない。これを維持するためには電磁石2
4は永久磁石23と同じ極性に付勢しなければならない
【0057】この開口角度がせまい場合には、たわみ状
態に維持されているステムを釈放するには単に電磁石2
4を付勢しないだけでは充分でない。この場合、ステム
を釈放するためには電磁石24を永久磁石23と反対の
極性に付勢しなければならない。
【0058】ステムをたわみ状態に維持するには、図1
および図4の位置16Aにこれを移行させる。この場合
第2の領域19′はステムを保持し続けて、リング20
の上げ輪郭21にもち上げることを許さない。ステムは
カム21の外面に休む外部通路に沿って進む。
【0059】しかしながら、もしステム16が釈放され
ると、これは図2および図4の位置16Bへと移行する
。これは引込んだ状態にあることとなり、従ってもはや
外側領域19′の第2の部分により実質的な吸引を及ぼ
されず、上げカム21に当たってもち上ることができる
【0060】図6はステム16の選択の詳細を示す。こ
の選択は、曲げ輪郭22と上げ輪郭21との間の空隙に
位置する領域19″の効果で生ずるものである。ステム
16のすべてがたわみ、それから選択がこの空隙のとこ
ろでなされる。ステム16Bは釈放されているが、ステ
ム16Aは維持され続けている。
【0061】上げカム21の好適な実施例によれば、こ
れには上げ縁部21Aが設けてあり、この上げ縁部21
Aがステム16Bを上げカム上に維持すると共に、電磁
選択装置19で不完全に維持されてしまったステム16
Aが次にもち上げられるのを妨げている。
【0062】この結果、ステム16が図2の位置16B
へもち上ると、部分15がもち上って、面11の半径方
向スラストでトリック1へとたわまされているジャック
3のたわみ性部分13が、面11の作用が止む前に歯2
6が上端部27と係合することで面11の端部で外方に
戻ることを妨げている。
【0063】従ってジャック3はもはや外方へは戻るこ
とができず、そのバット8が輪郭10と係合して、上方
の針2を作動化せしめるのである。
【0064】これとは逆に、図1の構造では、位置16
Aにあるステム16はもち上らず従って部分15をもち
上げることがなく、ふたつの部分26および27は互い
に係合せず、この結果面11のスラストが止んだ時部分
13は自由で釈放され、バット8は輪郭10と係合して
ジャック3をもち上げて針2を作動化させるのである。
【0065】ジャック3を不作動化位置に鎖錠する作用
が終ると、副ジャック14はカム18で下方に戻される
。このカム18は部分15のバットに係合する。
【0066】前述のように、丸編み機では高速運転の要
求があり、そのために針の選択に利用できる時間が制限
されるという問題がある。
【0067】本発明による装置では、各ステム16が電
磁選択装置19の領域19″の前を通る時間の間、電磁
石24は永久磁石と反対の極性にまたは同極性に付勢さ
れるか、あるいは付勢されないかのいずれかでなければ
ならない。ステムは所望によって、領域19の第2の部
分の影響する角度セクタに再び入る前にそのたわまない
位置へ戻る時間をもたねばならない。
【0068】本発明はステムの形状が変わっていてもよ
いという利点を有する。このためステムは相互に異なり
いくつかの系統のステムに分割することができ、この結
果選択に要する時間および角度範囲を変更することがで
きる。
【0069】また、選択にさらされるジャックはそのピ
ッチが1mmまたはこれ以下というように互いに非常に
近接しているのでスペースの問題がある。
【0070】図7および図8はこの変形例の典型的なも
のである。これは高速高生産率の機械にとって特に好適
で特に信頼性のあるものである。
【0071】この好適な実施例においては、ステム16
は図の面において異なった形状としてある。すなわち、
ステム16には少なくともひとつの突出部分28か少な
くともひとつの凹んだ部分29を、隣接するステムとは
異なった高さ位置に設けてあり、これにより、やはり異
なった高さ位置に配設してある磁気選択部材19の近く
に来た時定められたように適宜のステムを選択するので
ある。隣接ステムはこれらの選択部材から距離を隔てて
おり影響を受けない。
【0072】図7に示す実施例においては、わかりやす
くするために高さ位置をふたつだけとして例示してある
。すなわちふたつの高さ位置に突起があり、奇数番目の
ステムには外方に突出する部分281があり、この部分
281が高さH1にある対応する磁気セレクタ191と
接触する。高さH2に位置する偶数番目のステムの突出
する部分282はこの時実質的に影響を与えられない。 同じ理由から高さH2に位置する偶数番目のステムの突
出する部分282に対応する磁気セレクタ192は奇数
番目のステムに影響を与えず、偶数番目のステムにのみ
接触するに至る。
【0073】図8に示す実施例においては、或る高さ位
置にある磁気セレクタによって影響されないステムは、
この高さ位置において内方へ凹んだ部分29を有する形
状としてある。これは磁気セレクタの作用範囲外に保つ
ためである。
【0074】図8では、高さH1に凹んだ部分291を
有するステム161が高さH2にあるセレクタ191よ
って選択されるが、セレクタ192によっては影響を受
けない。このセレクタ192からは凹んだ部分によって
分離されている。逆に、高さH2に凹んだ部分を有する
ステム162は高さH1に位置するセレクタ192によ
って選択される。
【0075】ステムの形状が異なる別の実施例を図9お
よび図10に示してある。この実施例は高速運転高生産
率を可能にするばかりでなく、隣接するステム間の磁気
的相互干渉をなくすかあるいは可成り制約するものであ
る。
【0076】この実施例においては、ステム16は異な
った長さのものとして形成してあり、部分15に対して
異なった半径の円上に位置している。
【0077】図9および図10の実施例において、異な
った形状のステム16が交互に配設してある。たとえば
偶数番目のステム16Pは奇数番目のステム16Dより
も長くしかも内方にある。
【0078】長くしかも内側にある偶数番目のステム1
6Pは下方の内側の位置にあるセレクタ19Pで選択さ
れる一方、短かく外側にある奇数番目のステムは上方の
外側の位置にあるセレクタ19Dで選択される。
【0079】これらふたつのセレクタ19Dおよび19
Pは支持フレーム30上に配設されている。
【0080】ステム16Dおよび16Pは、針筒に設け
たトリック1の1/2に等しい数のくいちがった溝32
Dおよび32Pをそれぞれそなえた同心の溝付リング構
造体31Dおよび31Pにより案内される。溝32Dは
奇数番目のトリック1に対応して配置されており、他方
溝32Pは偶数番目のトリック1に対応して配置されて
いる。
【0081】一連のステム16Dでは、引込み輪郭22
Dと上げ輪郭21Dとをそなえた上方のさらに外側のカ
ムリング20Dが関連している。これらはそれぞれ各ス
テムセレクタ19Dの上流側および下流側にある。一連
のステム16Pでは、奇数番目のステムセレクタ19P
の上流側および下流側にある輪郭22Pおよび21Pを
同様にそなえた下方のさらに内側のカムリング20Pが
関連している。
【0082】奇数番目と偶数番目のステムの外周間の距
離は3ないし6mmとすることができる。他方、ふたつ
の対応する隣接ステム間のピッチは1mmではなく約2
mmである。
【0083】これらの距離は、好適には強磁性材料で作
られるリング構造体31Dおよび31Pによってステム
が収容されるという事実に関連して、実際上磁気の相互
影響をなくすことができる。このような磁気の相互影響
はさもなければ選択の作動を妨害することとなる。
【0084】可変ステム16を提供することにより、副
ジャック14は図1および図2に示すような一体構造の
ものか、または図3に示すような2部片に分割したもの
とすることができる。後者のものは製作および組立が容
易であるので好適である。
【0085】図7ないし図10に示す実施例の可変ステ
ムの2レベル構成は針選択のために利用可能なスペース
の角度幅を2倍とすることを可能とする。
【0086】ステムおよびセレクタの構成においてレベ
ルを3つ、4つまたはそれ以上の数とすれば、このスペ
ースはこれに対応して3倍、4倍またはそれ以上となる
ことは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の針選択装置の第1の実施例の針作動化
の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した針選択装置の針不作動化の構造を
示す断面図である。
【図3】本発明による副ジャックの別の実施例を示す断
面図である。
【図4】丸編み機におけるカムリングと電磁選択装置の
形状と関係位置を示す平面図である。
【図5】電磁選択装置の典型的な実施例の構造を示す斜
視図である。
【図6】ステムの選択の機構を詳細に示す斜視図である
【図7】ステムの1実施例を示す立面図である。
【図8】ステムの他の実施例を示す断面図である。
【図9】ステムの別の実施例を示す断面図である。
【図10】図9のA−A線に沿う断面図である。
【図11】従来の丸編み機の断面図である。
【符号の説明】
1    トリック 2    針 3    ジャック 4    カム 5    カウンタカム 6    突起 7    制御カム 8    下部バット 9    カムリング 10    上げ輪郭 11    内面 12    円形ばね 13    下部部分またはシャンク 14    副ジャック 15    上部部分 16    下部部分またはステム 17    内側リング 18    下げカム 19    電磁選択装置 20    カムリング 21    輪郭 22    輪郭 23    永久磁石 24    電磁石 25    巻線 26    歯 27    上端部 28    突出した部分 29    凹んだ部分 30    支持フレーム 31    リング構造体 32    溝

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針(2)とその弾性ジャック(3)とが往
    復して滑動するトリック(1)をそなえた針筒を有し、
    前記弾性ジャック(3)がその下端部を前記針(2)を
    作動の外に維持するたわんだ不活性位置かまたはカム(
    9)の上げ輪郭(10)によって前記針(2)を作動に
    付勢するたわんでいない活性位置かを占め得るようにし
    た、弾性ジャック型の丸編み機用針選択装置において、
    前記トリック(1)内の前記弾性ジャック(3)の下方
    に位置する副ジャック(14)を包含し、この副ジャッ
    ク(14)が、軸線方向運動だけを行うことができる剛
    性の部分(15)と、軸線方向運動および前記針筒に対
    し半径方向の平面内でのたわみ運動を行うことができる
    たわみ性の部分またはステム(16)とから成り、前記
    軸線方向運動は上げ輪郭(21)により決定されると共
    に、前記たわみ運動は機械の回転方向において前記上げ
    輪郭(21)に先行する引込め輪郭(22)によって決
    定されるようにしたこと、および前記輪郭(22,21
    )間に角度的に介在せしめた電磁選択装置(19)を包
    含し、前記引込め輪郭(22)によってたわませられた
    ステム(16)のすべての選択を、位置(16B)へ釈
    放せしめ、前記上げ輪郭(21)に係合させるようにし
    て上方にあるジャック(3)をその不活性位置に鎖錠す
    るステムを、たわみ位置(16A)にたわませ続けて前
    記上げ輪郭(21)に係合させないようにして上方にあ
    るジャックをもち上げてその針を作動化させるステムか
    ら分離せしめることで行なうようにしたことを特徴とす
    る、丸編み機の針選択装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の丸編み機の針選択装置にお
    いて、前記電磁選択装置(19)がふたつの領域(19
    ′,19″)に分割された強磁性体の板の側縁部により
    形成され、このうち一方の領域(19′)はふたつの周
    縁部分に分割されひとつの永久磁石に連結されてその磁
    極性をとり、他方の中央の領域(19″)は前記電磁石
    (24)の鉄心の極片の極性をとり、これらふたつの領
    域は非磁性材料で互いに分離されていることを特徴とす
    る針選択装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の丸編み機の針選択装置にお
    いて、前記板(19)または前記ステム(16)に接触
    する少なくともその端縁部が耐摩耗カバーで保護されて
    いることを特徴とする針選択装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の丸編
    み機の針選択装置において、前記ステム(16)が同形
    のものでなく、異なった高さ位置に突起およびまたは凹
    み部分を包含し、隣接するステムが図7および図8に示
    すような相互に異なった形状を有することを特徴とする
    針選択装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の丸編み機の針選択装置にお
    いて、隣接ステムを選択する電磁選択装置(19)が、
    選択すべきステムまたは選択すべきでないステムの突起
    およびまたは凹んだ部分の高さに対応する位置に異なっ
    た高さに位置することを特徴とする針選択装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし3のいずれかに記載の丸編
    み機の針選択装置において、前記ステム(16)が同形
    のものでなく、異なった半径の同心のリング構造体に配
    設されたふたつの異なった長さの系統のものを交互に用
    い、それぞれのステムの系統を輪郭(21,22)をそ
    なえたそれ自身のカムリング(20)によって動かしそ
    れ自身の選択装置(19)により選択にさらされている
    ことを特徴とする針選択装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の丸編み機の針選択装置にお
    いて、前記ステムが図7および図8に示すようにふたつ
    の異なった形状のもの(16Dおよび16P)であるこ
    とを特徴とする針選択装置。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載の丸編み機の針選択
    装置において、各系統のステムを選択するための各種の
    カムリングおよび電磁選択装置(19)を異なった高さ
    位置に配設したことを特徴とする針選択装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8のいずれかに記載の丸編
    み機の針選択装置において、前記電磁選択装置(19)
    に提供する前記たわんだステムを釈放するのに前記電磁
    石(24)を付勢して前記永久磁石(23)の磁界に対
    抗する磁界を生じさせるようにしたことを特徴とする針
    選択装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし5のいずれかに記載の装
    置により弾性ジャック型の丸編み機の針を選択する方法
    において、前記電磁選択装置(19)に提供されるたわ
    んだステム(16)をたわんだ状態に維持するために、
    前記電磁石(24)を付勢して前記永久磁石(23)と
    同じ極性の磁界を生成することを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】請求項1ないし5のいずれかに記載の装
    置により弾性ジャック型の丸編み機の針を選択する方法
    において、不活性状態に維持すべき針に対応するジャッ
    クを前記弾性ジャック(3)の底部(26)に前記副ジ
    ャック(14)の頂部(27)を係合させることにより
    その不活性位置に鎖錠し、かつ前記弾性ジャックを、前
    記トリック(1)内の不活性位置へと付勢する前記カム
    (9)の面(11)の作用にはまださらされるようにす
    ることを特徴とする方法。
JP3284072A 1990-10-05 1991-10-04 丸編み機の針選択装置 Pending JPH04316647A (ja)

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IT91A001560 1991-06-06
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