JPS63309654A - 靴下編み機等の針選択装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は靴下（ソックス及びストッキング）を製造する
ための編み機等における針選択装置に関する。

〔従来の技術〕

編み機において針の選択を行うための装置としては複数
の装置が知られている。特に丸編み機の針選択装置では
、−ｉにセレクターは、ニードルシリンダーの側面に形
成した溝内において、針の下側に配置した状態で設けで
ある。それらのセレクターには、ニードルシリンダーの
外側を向く側部に、少なくとも１個のヒール（かかと部
）が設けてあり、該ヒールが対応する溝から突出してニ
ードルシリンダーの周囲に配置した選択カムと係合する
引き出し位置と、セレクターのヒールが対応する溝内に
完全に収容されて選択カムと係合しない沈み位置との間
でセレクターを移動させ得るようになっている。これら
の選択カムはセレクターのヒールのための案内通路を形
成しており、選択カムがニードルシリンダーに対して回
転させられた場合に、該通路にセＩ／クターのヒールが
係合するようになっている。選択カムの通路に沿ってセ
レクターのヒールをｆ多動させることにより、セレクタ
ーは対応する溝内において縮方向に移動させられ、それ
により、セレクターが重ね合わせ状態の針を押し、選択
カムに対して剛直なニードルカムにより形成される適当
な通路内でヒールに針を選択的に係合させ、それにより
所望の編み作業を行うようになっている。

１個又は複数個の針を編み作業から排除したい場合、対
応するセレクターを沈み位置に保持するか、又は、沈み
位置−２移動させるだけでよい。無論、作動させようと
する針は、引き出し位置へ移動させるセレクター、又は
、該位置に保持するセレクターを選択することにより決
定できる。このような選択を行うために、各セレクター
には、ニードルシリンダーの外側を向く側部に、複数の
ヒールが設けてあり、該ヒールを対応するレバー又はブ
レードと係合させることにより、セレクターを沈み位置
へ押し、又、係合させないことによりセレクターを引き
出し位置に維持できる。

公知の選択装置には重ね合わせ状態の複数のレバー（レ
バー積層体）が使用されている。それらのレバーは電磁
アクチュエーターにより作動位置から非作動位置へ揺動
可能であり、作動位置では、レバーの一端部がセレクタ
ーの１個のヒールと同じ高さに位置してセレクターを沈
み位置へ押すようになっており、非作動位置では、レバ
ーの端部が複数のセレクターのヒールの間の中間位置に
あってそれとは干渉せず、従って、セレクターが引き出
し位置に維持されるようになっている。

ドローイング・ドラムと呼ばれる機械的装置も公知であ
り、その装置では、回転シリンダー上のプリセット配置
状態に応じて突出した複数のビンにより、レバーをニー
ドルシリンダーの軸に対して接近させたり離したりし、
それにより、同様の状態が得られるようになっている。

同様の選択装置としては、シリンダー及びダイヤルを備
えた形式の丸編み機においてダイヤル針を選択するため
にも使用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の従来の装置において、正確な選択を行ったり、隣
接する複数のセレクターの内、特定数のセレクターだけ
を作動させたりするためには、多数のヒールをセレクタ
ーに設ける必要があり、従って多数のレバーが必要とな
る。このような構造では、多数のＴＪｎ石アクチュエー
ターや同等の装置をニードルシリンダーに近接させて配
置しなければならないという問題が生じる。

選択動作は限られた範囲内で行わねばならず、従って、
寸法を減少させるという必要条件と、針を個々に選択す
るために多数の選択アクチュエーターを設けるという必
要条件とを、両者が相反するものであるにもかかわらず
、満足させる必要がある。

更に公知の選択装置での別の問題としては、上記装置の
作動サイクルが増加すると、多数の要素が相互に接触し
て摩耗するということもある。

本発明の目的は上述の問題を解決するために、小数の構
成要素を使用して針を個々に選択できるようにするとと
もに、製造が間車でコストの低い装置を提供することに
ある。

より具体的には、本発明は、作動及び制御が簡単で、非
常に簡単かつ信転性の高いプログラムを存する電子制御
要素により作動させることのできる装置を提供すること
を目的としている。

上記目的、ならびに、以下の説明から明らかなその他の
目的は、請求の範囲に記載した靴下編み機等の針選択装
置により達成できる。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、少なくとも１個のセレクター（４）を編み機
の二一ドルベソド（３）に形成した溝（２）に収容し、
該セレクターの上側において上記溝に収容した針（５）
にセレクター（４）が作用するように構成し、該セレク
ターの上記溝の底面と反対側の側部に、少なくとも１個
のヒール（４ａ）を上記ニードルベッド側に向く選択カ
ム（６）と係合可能に設け、上記選択カム（６）により
、上記二一ドルヘソドに対する上記選択カムの移動中に
上記ヒール（４ａ）が選択的に通過できる少なくとも２
個の通路を形・成し、上記セレクター（４）を、そのヒ
ールが対応する溝（２）から突出して上記選択カム（６
）に係合する引き出し位置と、そのヒールが対応する溝
に沈んで上記選択カムと係合しない沈み位置との間で移
動させるようにした靴下編み機等の針選択装置において
、上記セレクター（４）に作用して該セレクターを上記
引き出し位置に保持するばね等を備えた弾性要素（８）
を上記溝（２）に収容し、少なくとも１個の沈みカム（
９）を上記選択カム（６）に固定して設けて上記弾性要
素と対抗する状態で上記セレクターに作用させ、保合手
段（１０）を上記ニードルベッド（３）により支持し、
上記セレクターが沈み位置にある状態で上記係合手段０
０）が上記弾性要素と係合して上記セレクターを沈み位
置に保持するようにし、電磁石等を備えたアクチュエー
ター手段０１）を上記選択カム（６）に固定して設け、
上記ニードルベッドに対する上記選択カムの移動方向に
おいて上記沈みカム（９）の後方に上記アクチュエータ
ー手段ＯＤを配置し、上記アクチェエータ一手段（１１
）を作動させて上記係合手段００）を上記弾性要素（８
）から外し、それにより、上記セレクター（４）を上記
引き出し位置へ戻すようにした。

〔作　用〕

本発明において、アクチュエーター手段０１）を作動さ
せないときには、係合手段０ωが弾性要素（８）と係合
して、セレクター（４）は沈み位置に移動してその位置
に保持されて選択カム（６）とは係合せず、従って針（
５）による編み作業が行なわれない。一方アクチユニー
タ一手段（１１）を作動させると、移動するアクチュエ
ーター手段（１１）に対応する位置にある係合手段（１
０）が弾性要素（８）から外れ、セレクター（４）は弾
性要素（８）によって引き出し位置に移動され選択カム
（６）に係合して同カム（６）の移動に伴って作動され
、これに伴って針（５）が作動して所要の編み作用が行
なわれる。

このようにして、小数のアクチュエーター手段００によ
って複数の針（５）を選択して作動させることができる
。

〔実施例〕

次に図示の実施例により本発明の特徴及び利点を説明す
る。以下の実施例では、本発明による針選択装置が丸編
み機に採用されている。但し、本発明は以下の実施例に
限定されるものではない。

図面において、符号ｌで示す本実施例による針選択装置
には、複数の溝２にそれぞれ対応させて複数のセレクタ
ー４が設けである。溝２は編み機のニードルベッドに形
成してあり、図示の実施例では、ニードルシリンダー３
の外側面上をその軸と平行に延びている。上記セレクタ
ー４は溝２に収容した各計５の下側に配置してあり、縦
方向、すなわち、通常は垂直に配置されるニードルシリ
ンダー３の軸と平行な方向に摺動自在である。セレクタ
ー４と針５は公知構造の手段により対応する溝２内に固
定状態で保持されている。

セレクター４には、溝２の底面から離れた側の側部に、
少なくとも１個のヒール４ａ　（かかと部）が複数の選
択カム６と係合可能な状態に設けである。カム６はニー
ドルシリンダーの周囲に配置されて（編み機のニードル
ベッドに対向して）ヒールの通路を形成しており、選択
カムがニードルシリンダーの軸を中心にして相対的に回
転することにより、セレクターが対応する溝２に沿って
移・助して重ね合わせ状態の針に作用するようになって
いる。又、計５には、ニードルシリンダーの外側を向く
側面に、ヒール５ａが複数のニードルカム７と係合可能
な状態で設けである。カム７もニードルシリンダーの周
囲に配置してあり、選択カムに対して固定されている。

ニードルカム７も通路を形成しており、ニードルカムが
ニードルシリンダーに対して回転した時に、その通路を
ヒール５ａが選択的に通過するようになっている。これ
らの通路は針を対応する溝に沿って駆動して往復動させ
、それにより、針が編み機の種々のフィード又はドロッ
プにおいて糸を取り、編物を形成するようになっている
。

無論、そのような機能を得るためには、ニードルシリン
ダーを固定状態にしてそれに対してカムを回転させるこ
ともでき、又、カムを固定状態にしてそれに対してニー
ドルシリンダーを回転させることもできる。

針ノヒール５ａが複数のニードルカムの１つの通路から
他の通路へ通過する進路は、対応するセレフターを昇降
させることにより決定でき、その昇降によりセレクター
のヒールが通過する通路を変更することができる。セレ
クターは引き出し位置から沈み位置まで移動させること
ができ、引き出し位置では、セレクターのヒールが対応
する溝から突出して対応する選択カムに係合し、沈み位
置では、セレクターのヒールが対応する溝内に完全に沈
んで選択カムと係合しなくなる。

本実施例によると、選択装置には、各セレクター毎に、
弾性要素８と沈みカム９と係合手段１０とが設けである
０弾性要素８は対応するセレクターに作用して引き出し
位置に保持する。沈みカム９はセレクターに作用し、弾
性要素８に抗してセレクターを沈み位置へ押す。保合手
段１０は、セレクターが沈み位置にある時に、弾性要素
８と係合してセレクターを上記位置に維持する。更に本
発明による装置には、アクチュエーター手段１１が選択
カムの回転方向において沈みカムの後方に配置しである
。アクチュエーター手段１１は係合手段１０に作用して
該手段１０を弾性要素８から外すようになっている。

より具体的には、弾性手段８は、セレクター４と溝２の
底面との間に介装した小形ばね１２で構成争である。該
ばね１２の一端部は折り曲げてあり、溝の底面に形成し
た対応する形状の切欠き１３に挿入されている。ばね１
２の他端部はセレクター４の下側よりも下方へ延びてい
る。

係合手段１０には、各セレクター４毎に、ロッド１４が
セレクター４の下側において溝２と並ぶ状態で設けであ
る。ロッド１４の下端部は、ニードルシリンダーに固定
したサポート１５に剛に取り付けてあり、上端部は作動
位置と非作動位置との間で移動可能である。該作動位置
では、ロッドが小形ばね１２の下端部と係合し、非作動
位置では、ばねＩ２と干渉しない状態となる。図示の実
施例では、ロッド１４は、ニードルシリンダーの接線方
向の平面において弾性的にたわむことができ、それによ
り、ロッド１４の上端が作動位置と非作動位置との間で
移動できるようになっている。ロッド１４には、その一
部分に厚さ減少部１４ａが設けてあり、たわみやすくな
っている。

手段１６によりロッド１４のたわみ範囲を限定するよう
に構成すると効果的である０手段１６は、ニードルシリ
ンダーの周囲に固定したリング１７に係止部１７ａを形
成して構成する。より具体的には、各溝２毎にロッド１
４が設けであるので、各ロッド１４には、そのニードル
シリンダーに対向する側に張出部１４ｂを設け、ロッド
１４のたわみに対応して、張出部１４ｂが２個の隣接す
る係止部１７ａ（第１０図）ｑ間の座部内を移動できる
ようにする。２個の隣接するロッド１４が互いに干渉す
ることを回避するために、２個の隣接するロッドの張出
部１４ｂは互いに異なる高さに位置させ、係止部１７ａ
、１８ａをそれぞれ備えた２個のリング１７．１８を互
いに同一に構成するとともに、ニードルシリンダーの２
個の隣接する溝の間の角度間隔に等しい角度だけ互いに
角度的にずらせて設置すると効果的である。

沈みカム９は、少なくとも１個の隆起部分１９を設けた
環状バンド２０を選択カムに固定することにより簡単に
構成できる。実施例を表す図面（特に第６図）には２個
の隆起部分１９．２１が示されており、それらには、ニ
ードルシリンダーの軸に向かって延びる部分１９ａ、２
１ａ　と、ニードルシリンダーの軸から離れる方向に延
びる部分１９ｂ、２１ｂとが設けてあり、又、それらの
方向は、環状バンド２０上に矢印で示すカムの回転方向
に対して図示の如く設定しである。

アクチュエーター手段１１は、図面では概略的に示しで
あるが、カムの外側表面に対して固定され、の部分にお
いてニードルシリンダーに対向する状態で配置して構成
することができる。なお突起１４ｃはニードルシリンダ
ーの外側に向かう方向に設けである。

カムの表面の回転中に電磁石２２を励磁することにより
、ロッド１４をたわませて作動位置から非作動位置へ移
動させることができる。

２個の隣接するロッドが作動中に干渉することを防止し
た状態で許容選択範囲を広げるためには、複数の電磁石
２２を互いに異なる高さに配置し、隣接するロッド１４
の突起１４ｃが相互に異なる商さとなるように構成する
。

但し、アクチュエーター手段は機械的装置で構成し、沈
みカム９の干渉後にロッド１４に上記装置を接触させる
ように構成することもでき、又、アクチュエーター手段
をノズルで構成し、ノズルから圧力流体をロッド１４に
吹き付けてたわませることもできる。又、アクチュエー
ター手段を永久磁石で構成し、該磁石をロッド１４に接
近させてそのたわみを生じさせることもできる。電磁石
や永久磁石、又は加圧流体輸送ノズルを使用する場合、
第１５図に符号１４０で概略的に示す如く、ロッド１４
に直接的に接触させずにロッド１４をたわませることが
できる。

本実施例による装置の作用を第１２図、第１３図、第１
４図により説明する。それらの図に示す例では、選択カ
ムが第１の上昇部分２５と第２の上昇部分２６とを形成
している。それらの部分２５．２６は、上記図面に矢印
で示す方向、すなわち、ニードルシリンダーに対する選
択カムの移動方向において、連続的に設けである。

アクチュエーター手段１１は第１グループ２７と第２グ
ループ２８とに分かれており、それらは、上記上昇部分
２５．２６の始点、かつ、沈みカム９の上昇部分１９．
２１の直後に配置しである。

選択カム６を特定のセレクター４と係合させない場合、
対応するロッド１４に作用するアクチュエーター手段１
１を作動させないだけで充分である。

この場合には、セレクター４が引き出し位置にあると仮
定した場合、上昇部分１９がそれらのセレクターに干渉
すると、セレクターが沈み位置へ移動し、弾性要素８が
ロッド１４と係合する。従って、アクチュエーター手段
１１が干渉しない限り、セレクター４は沈み位置に維持
されて選択カムとは係合しない。この場合、上記セレク
ターの上側に配置された針５は編み作業を全く行わず、
少なくともそのヒール５ａの通路が変化することはない
（第１２図）。

これに変えて、少なくとも１個のセレクターのヒール４
ａを選択カム６の第１上昇部分２５と係合させる場合、
ロッド１４が上昇部分Ｉ９の作用により弾性要素８と係
合した後に、第１上昇部分２５の始点に配置した第１グ
ループ２７の少なくとも１個のアクチェエータ一手段１
１を作動させ、ロッド１４をたわませる。このたわみに
より弾性要素が外れてセレクター４が作動位置へ移動し
、そのヒールが第１上昇部分２５と係合する。セレクタ
ー４を上昇させると、針のヒール５ａが種々の処理必要
条件に応セレクターは沈みカムに対して上昇位置にある
ので、それらのセレクターに対して上昇部分２１は干渉
しない（第１３図）。

１個以上のセレクター４のヒール４ａを選択カム６の第
２上昇部分２６と係合させる場合、そのセレクターにつ
いては、第１グループ２７のいずれのアクチュエーター
手段も作動させず、第２上昇部分２６の始点部に配置し
た第２グループ２８の１個以上のアクチュエーター手段
を作動させる。アクチェエータ一手段の作動により弾性
要素８が、第２上昇部分２６を備えたセレクター４のヒ
ール４３との係合状態から外れる。又この場合、セレク
ターの上昇により、重ね合わせ構造の針のヒールの通路
が変化する（第１４図）。

アクチュエーター手段１１は制御要素３ｏにより作動さ
せることができる。制ｊｌ要素３ｏは例えば電子型であ
り、編み機の種々の動作を指令する。

〔発明の効果〕

本発明による装置では、小数のアクチュエーターにより
複数の針を個々に選択することができるので、実際に所
定の目的を充分に果たすことができる。

更に、係合手段をアクチュエーター手段に直接接触させ
ずに選択動作を行うことが可能であるので、上記手段が
摩耗することを確実に防止できる。

更に別の利点としては、多数のヒールを備えた公知のセ
レクターと比べ、セレクターの製造が非常に簡単である
ということがある。

以上の説明では本発明による装置を円形平編み機のニー
ドルシリンダーに使用する場合について記載したが、シ
リンダー及びダイヤル丸編み機のダイヤルに利用するこ
ともできる。その場合は、上述の溝やセレクター及びロ
ッドは半径方向に配置する。

更に、本発明による装置は、特に丸編み機について説明
してきたが、直線編み機にも有効に使用できる。この場
合、溝は、シリンダーの側面にではなく、概ね同一平面
上に形成され、選択カムをする。更にこの場合、ロッド
１４は溝の底面と平行な平面において横方向にたわむ。

上述の針選択装置は本発明の範囲内において様々な変形
構造や変更構造を採用することができ、又、いずれの詳
細構造部分も技術的に同等の要素と置き換えることがで
きる。

実際に使用する材料や寸法も必要条件や技術状態に対応
させて設定することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はセレクターが沈み位置にある状態で本発明の実
施例による装置を示す円形平編み機のニードルシリンダ
ーの半径方向断面における断面図、第２図はセレクター
が引出し位置にある状態での第１図と同様の断面図、第
３部は第１図に示される部分の分解詳細図、第４図及び
第５図は第１図及び第２図における要部の詳細構造をか
それぞれ示す説明図、第６図は本実施例による沈みカム
の一部を示す斜視図、第７図は本実施例による弾性要素
と保合手段と斜視図、第８図及び第９図は木実施例のニ
ードルシリンダーの一部の横方向正面図、第１０図は第
１図のχ−Ｘ断面図、第１１図はは第１図のＸＩ−ＸＩ
断面図、第１２図〜第１４図は本実施例による装置の動
作を説明するために円形平編み機のカムの外側表面の一
部の内側を平面に展開して示す略図、第１５図アクチュ
エーター手段の別の実施例の断面略図である。 １〜針選択装置、　　　　　２−溝。 ３−二一ドルシリンダー、４−セレクター。 ４ａ−ヒール、　　　　　　　５−針。 ５ａ１．ヒール９　　　　　　６−・−選択カム。 ７−二−ドルカム、　　　　８−・・弾性要素。 ９−沈みカム、１〇−係合手段。 １１〜アクチュエーク一手段。 １２−　バネ 代理人　弁理士　坂　　間　　　暁　　外３名手続補正
書は式） 昭和６３年　６月２２日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも１個のセレクター（４）を編み機のニー
   ドルベッド（３）に形成した溝（２）に収容し、該セレ
   クターの上側において上記溝に収容した針（５）にセレ
   クター（４）が作用するように構成し、該セレクターの
   上記溝の底面と反対側の側部に、少なくとも１個のヒー
   ル（４ａ）を上記ニードルベッド側に向く選択カム（６
   ）と係合可能に設け、上記選択カム（６）により、上記
   ニードルベッドに対する上記選択カムの移動中に上記ヒ
   ール（４ａ）が選択的に通過できる少なくとも２個の通
   路を形成し、上記セレクター（４）を、そのヒールが対
   応する溝（２）から突出して上記選択カム（６）に係合
   する引き出し位置と、そのヒールが対応する溝に沈んで
   上記選択カムと係合しない沈み位置との間で移動させる
   ようにした靴下編み機等の針選択装置において、上記セ
   レクター（４）に作用して該セレクターを上記引き出し
   位置に保持する弾性要素（８）を上記溝（２）に収容し
   、少なくとも１個の沈みカム（９）を上記選択カム（６
   ）に固定して設けて上記弾性要素と対抗する状態で上記
   セレクターに作用させ、係合手段（１０）を上記ニード
   ルベッド（３）により支持し、上記セレクターが沈み位
   置にある状態で上記係合手段（１０）が上記弾性要素と
   係合して上記セレクターを沈み位置に保持するようにし
   、アクチュエーター手段（１１）を上記選択カム（６）
   に固定して設け、上記ニードルベッドに対する上記選択
   カムの移動方向において上記沈みカム（９）の後方に上
   記アクチュエーター手段（１１）を配置し、上記アクチ
   ュエーター手段（１１）を作動させて上記係合手段（１
   ０）を上記弾性要素（８）から外し、それにより、上記
   セレクター（４）を上記引き出し位置へ戻すようにした
   ことを特徴とする靴下編み機等の針選択装置。 ２、上記弾性要素（８）に、上記セレクター（４）とそ
   れに対応する溝（２）の底面との間に介装されるばね（
   １２）を設け、該ばね（１２）の一端部を上記セレクタ
   ーの下端部よりも突出させた請求項１記載の装置。 ３、上記係合手段（１０）に少なくとも１個のロッド（
   １４）を上記ニードルベッド（３）に併設されて上記セ
   レクター（４）の下側に配置される状態で設け、上記ロ
   ッドを上記アクチュエーター手段（１１）により制御し
   て上記弾性要素（８）の上記端部と係合する作動位置か
   ら、上記弾性要素と干渉しない非作動位置まで移動させ
   るようにした請求項１又は２記載の装置。 ４、上記ロッド（１４）を上記溝（２）と並べて配置し
   てその下側部を上記ニードルベッド（３）に固定し、上
   記ロッドを、上記アクチュエーター手段（１１）の作用
   により、上記溝の底面と概ね平行な平面において弾性的
   にたわませ、それにより、該ロッドの上端部を上記作動
   位置から上記非作動位置へ移動させ得るようにした請求
   項３記載の装置。 ５、上記溝の底面と概ね平行な上記平面において上記ロ
   ッド（１４）のたわみ範囲を限定する手段（１６）を設
   けた請求項１〜４のいずれかに記載の装置。 ６、上記沈みカム（９）の複数の部分（１９ａ、２１ａ
   ）を上記セレクター（４）に対向させて上記ニードルベ
   ッド（３）側へ延ばし、該部分により上記セレクターを
   対応する溝の底面側へ押すようにした請求項１記載の装
   置。 ７、上記アクチュエーター手段（１１）に上記ロッド（
   １４）の部分において上記ニードルベッド（３）に対向
   する電磁石（２２）を設け、該電磁石（２２）を上記溝
   の底面と概ね平行な上記平面において上記ロッドをたわ
   ませるように作動させ得るようにした請求項１〜６のい
   ずれかに記載の装置。 ８、上記アクチュエーター手段に、上記ロッドと係合し
   て上記溝の底面と概ね平行な上記平面において該ロッド
   をたわませることのできる機械的装置（１４０）を設け
   た請求項１〜６のいずれか記載の装置。 ９、上記アクチュエーター手段に、上記ロッドに加圧流
   体を吹き付けて上記溝の底面と概ね平行な上記平面にお
   いて該ロッドをたわませることができる少なくとも１個
   のノズル（１４０）を設けた請求項１〜６のいずれかに
   記載の装置。 １０、上記アクチュエーター手段に、上記ニードルベッ
   ドに対して移動して上記溝の底面と概ね平行な上記平面
   において上記ロッドの上記たわみを生じさせ得る永久磁
   石（２２）を設けた請求項１〜６のいずれかに記載の装
   置。 １１、上記ロッド（１４）が、上記アクチュエーター手
   段（１１）の作用により、上記ニードルベッド（３）を
   形成するニードルシリンダーの概ね接線方向の平面にお
   いて弾性的にたわみ、それにより、その上端部を上記作
   動位置から上記非作動位置へ移動させ得るようにした請
   求項１〜１０のいずれかに記載の靴下編み機等の針選択
   装置。 １２、上記ロッドのたわみ範囲を限定する上記手段（１
   ６）が、上記ニードルベッドを形成するニードルシリン
   ダー（３）に固定されたリング（１７）に形成した複数
   の係止部（１７ａ）を備え、上記リングが上記作動位置
   にある上記ロッドと接触する少なくとも１個のストッパ
   ーを形成している請求項１〜１１のいずれかに記載の丸
   編み機及び靴下編み機等の針選択装置。