JPH04315Y2 - - Google Patents
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- JPH04315Y2 JPH04315Y2 JP12985687U JP12985687U JPH04315Y2 JP H04315 Y2 JPH04315 Y2 JP H04315Y2 JP 12985687 U JP12985687 U JP 12985687U JP 12985687 U JP12985687 U JP 12985687U JP H04315 Y2 JPH04315 Y2 JP H04315Y2
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- case
- actuating member
- diameter spiral
- coil spring
- bimetal
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- Expired
Links
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Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、温度変化を感温部で感知して作動部
が出入作動するサーモエレメント(または温度セ
ンサ)についての改良に関する。
が出入作動するサーモエレメント(または温度セ
ンサ)についての改良に関する。
[従来の技術]
上述の形態のサーモエレメントは、通常、感温
部内に封入する物質として、昇温により固相から
液相に変化する際に体積を膨張させるワツクス類
を用いたワツクスサーモエレメントとして製作さ
れている。
部内に封入する物質として、昇温により固相から
液相に変化する際に体積を膨張させるワツクス類
を用いたワツクスサーモエレメントとして製作さ
れている。
これは、ワツクス類には、固相から液相に変化
するときの温度(融解温度)を異にするワツクス
が多くあり、それらのワツクスの中から制御に必
要な温度範囲で固相から液相に変化するワツクス
を選択することで、その温度範囲において作動部
が押出されるように作れることによる。
するときの温度(融解温度)を異にするワツクス
が多くあり、それらのワツクスの中から制御に必
要な温度範囲で固相から液相に変化するワツクス
を選択することで、その温度範囲において作動部
が押出されるように作れることによる。
[考案が解決しようとする課題]
しかし、このように感温部内にワツクス類を封
入して製作される従前のワツクスサーモエレメン
トには、液化するワツクス類が漏出するのを防ぐ
ための構造が要求されることから、製作が面倒な
ことと、作動部の出入する作動量が小さいことの
問題がある。
入して製作される従前のワツクスサーモエレメン
トには、液化するワツクス類が漏出するのを防ぐ
ための構造が要求されることから、製作が面倒な
ことと、作動部の出入する作動量が小さいことの
問題がある。
即ち、このワツクスサーモエレメントは、通
常、第1図に示している如く、熱伝導の良い金属
で、上面側が開放する筒状に形成したケース1の
中に、所望に設定した温度で液相に変化して膨張
するよう選択したワツクス類aを感温物質として
詰め込み、次いでその外側からダイヤフラム2を
被せて密封し、そのダイヤフラム2の外側にガイ
ド筒部3を当接してケース1の上面側の開放部に
組付け止着し、これにより、ダイヤフラム2を組
付けた状態とし、その状態において、ガイド筒部
3に内腔の下端側からダイヤフラム2の外面側と
の間に形成される空室に、流動性の良い流体bを
詰め。その流体bを、ガイド筒部3の内腔に摺動
自在に嵌装したラバーピストンcおよびテフロン
板dにより外部に対しシールし、その外側にピス
トンに形成した作動部材4を嵌装することで構成
するようにしている。
常、第1図に示している如く、熱伝導の良い金属
で、上面側が開放する筒状に形成したケース1の
中に、所望に設定した温度で液相に変化して膨張
するよう選択したワツクス類aを感温物質として
詰め込み、次いでその外側からダイヤフラム2を
被せて密封し、そのダイヤフラム2の外側にガイ
ド筒部3を当接してケース1の上面側の開放部に
組付け止着し、これにより、ダイヤフラム2を組
付けた状態とし、その状態において、ガイド筒部
3に内腔の下端側からダイヤフラム2の外面側と
の間に形成される空室に、流動性の良い流体bを
詰め。その流体bを、ガイド筒部3の内腔に摺動
自在に嵌装したラバーピストンcおよびテフロン
板dにより外部に対しシールし、その外側にピス
トンに形成した作動部材4を嵌装することで構成
するようにしている。
ところが、このように、構成しても、ワツクス
類aが液化して膨張してきたときに、ダイヤフラ
ム2が押上げられることで、ケース1の開放部の
口縁とガイド筒部3の底面との間に挾持されてい
るダイヤフラム2の周縁部位が浮き上がるように
なることにより、この部位に液化してきたワツク
ス類aの漏れを生ぜしめることが多く、シールが
むづかしい問題があり、また、ワツクス類aの堆
積膨張でダイヤフラム2を動かし、それにより流
体bを介し作動部材4を動かすことから、作動部
材4の作動量を大きくとれない問題がある。
類aが液化して膨張してきたときに、ダイヤフラ
ム2が押上げられることで、ケース1の開放部の
口縁とガイド筒部3の底面との間に挾持されてい
るダイヤフラム2の周縁部位が浮き上がるように
なることにより、この部位に液化してきたワツク
ス類aの漏れを生ぜしめることが多く、シールが
むづかしい問題があり、また、ワツクス類aの堆
積膨張でダイヤフラム2を動かし、それにより流
体bを介し作動部材4を動かすことから、作動部
材4の作動量を大きくとれない問題がある。
本考案は、これらの問題を解消せしめるために
なされたものであつて、感温部の密封が簡単に行
なえ、しかも、作動部の作動量を大きくとれるサ
ーモエレメントが得られる新たな手段を提供する
ことを目的とする。
なされたものであつて、感温部の密封が簡単に行
なえ、しかも、作動部の作動量を大きくとれるサ
ーモエレメントが得られる新たな手段を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段]
そして、本考案においては、この目的を達成す
るための手段として、熱伝導の良い金属材よりな
るケースに、該ケースの開口部に設けたガイドに
より自在に出入するよう作動部材を組付け、その
ケース内には、熱膨張係数を異にする2種の金属
板を貼り合わせたテープ状のバイメタルを小径の
螺旋に巻きさらに大径の螺旋に巻いて2重コイル
状に形成し、かつ、バイメタルの巻き方向を大径
の螺旋の軸線方向の寸法が昇温により伸び出す方
向としたバイメタルコイルバネと、コイル状の戻
しバネとを、それらの軸心線の方向を揃えた状態
で対抗させて組込み、そのバイメタルコイルバネ
の大径の螺旋の一端側をケースの底部に対し連繋
し他端側を前記作動部材の内端側に対し連繋し、
戻しバネの一端側をケースの開口部に設けた受け
座に連繋し他端側を前記作動部材の内端側に対し
連繋せしめてなるサーモエレメントを提起するも
のである。
るための手段として、熱伝導の良い金属材よりな
るケースに、該ケースの開口部に設けたガイドに
より自在に出入するよう作動部材を組付け、その
ケース内には、熱膨張係数を異にする2種の金属
板を貼り合わせたテープ状のバイメタルを小径の
螺旋に巻きさらに大径の螺旋に巻いて2重コイル
状に形成し、かつ、バイメタルの巻き方向を大径
の螺旋の軸線方向の寸法が昇温により伸び出す方
向としたバイメタルコイルバネと、コイル状の戻
しバネとを、それらの軸心線の方向を揃えた状態
で対抗させて組込み、そのバイメタルコイルバネ
の大径の螺旋の一端側をケースの底部に対し連繋
し他端側を前記作動部材の内端側に対し連繋し、
戻しバネの一端側をケースの開口部に設けた受け
座に連繋し他端側を前記作動部材の内端側に対し
連繋せしめてなるサーモエレメントを提起するも
のである。
[実施例]
次に実施例を図面に従い詳述する。なお図面符
号は同効の構成部材については、同一の符号を用
いるものとする。
号は同効の構成部材については、同一の符号を用
いるものとする。
第2図は本考案を実施せるサーモエレメントA
の縦断した正面図で、同図において、1はケー
ス、4は作動部材、5はその作動部材4の出入作
動をガイドさすようケース1の開口部に装着した
ガイド、6は作動部材4の内端側に装着したバネ
支持部材、Mは温度変化を感知して伸縮作動する
ようケース1内に組込んだバイメタルコイルバ
ネ、8は前記バイメタルコイルバネMと対抗して
前記バネ支持部材6を所定の動作位置に位置さす
コイルバネよりなる戻しバネを示している。
の縦断した正面図で、同図において、1はケー
ス、4は作動部材、5はその作動部材4の出入作
動をガイドさすようケース1の開口部に装着した
ガイド、6は作動部材4の内端側に装着したバネ
支持部材、Mは温度変化を感知して伸縮作動する
ようケース1内に組込んだバイメタルコイルバ
ネ、8は前記バイメタルコイルバネMと対抗して
前記バネ支持部材6を所定の動作位置に位置さす
コイルバネよりなる戻しバネを示している。
ケース1は、熱伝導の良い金属材により、上面
側が開口部10として開放する有底の筒状に形成
してあり、それの開口部10の周縁には、該ケー
ス1の開口部に水密に嵌装せるガイド5をかしめ
付けて組付けるためのかしめ部11が、環状の立
上壁状に形設してある。
側が開口部10として開放する有底の筒状に形成
してあり、それの開口部10の周縁には、該ケー
ス1の開口部に水密に嵌装せるガイド5をかしめ
付けて組付けるためのかしめ部11が、環状の立
上壁状に形設してある。
作動部材4は、長い軸杆状に形成してあつて、
前記ケース1内に挿込まれる内端側には、円盤状
に形成したバネ支持部材6が、それの軸心部位に
開設せる透孔を嵌挿して止め輪により止着するこ
とで一体に装着してある。
前記ケース1内に挿込まれる内端側には、円盤状
に形成したバネ支持部材6が、それの軸心部位に
開設せる透孔を嵌挿して止め輪により止着するこ
とで一体に装着してある。
ガイド5は、金属材により前記ケース1の開口
部10に密に嵌入してその開口部10を蓋する栓
状に成形してあつて、それの中心部位には、作動
部材4を摺動自在に嵌挿させる透孔50が形設し
てあり、内面側(下面側)には戻しバネ8の上端
側を受ける受け座51が形設してある。そして該
ガイド5は、前記作動部材4の外端側(上端側)
を透孔50に水密に保持せしめて摺動自在に嵌挿
せしめた状態としてケース1の開口部10に嵌挿
し、その状態でケース1の開口部10の周縁に設
けたかしめ部11を内側に折曲げてかしめ付ける
ことで、ケース1の開口部10に蓋状に止着さ
れ、透孔50に嵌挿された前記作動部材4の出入
作動をガイドするようにしてある。
部10に密に嵌入してその開口部10を蓋する栓
状に成形してあつて、それの中心部位には、作動
部材4を摺動自在に嵌挿させる透孔50が形設し
てあり、内面側(下面側)には戻しバネ8の上端
側を受ける受け座51が形設してある。そして該
ガイド5は、前記作動部材4の外端側(上端側)
を透孔50に水密に保持せしめて摺動自在に嵌挿
せしめた状態としてケース1の開口部10に嵌挿
し、その状態でケース1の開口部10の周縁に設
けたかしめ部11を内側に折曲げてかしめ付ける
ことで、ケース1の開口部10に蓋状に止着さ
れ、透孔50に嵌挿された前記作動部材4の出入
作動をガイドするようにしてある。
バイメタルコイルバネMは、細いテープ状に形
成した熱膨張係数を異にする2種の金属板70,
71を貼り合わせたテープ状のバイメタル7を、
小径の螺旋7aに巻いていき、さらにその螺旋7
aを大径の螺旋7bに巻いて2重コイル状に形成
したもので、テープ状のバイメタル7の巻き方
が、2重コイル状に巻き上げたときにそれの大径
の螺旋7bの軸線方向の寸法lが昇温により伸び
出すようにしてある(巻き方を逆にすることで昇
温により寸法lが縮むようになる)。そして、該
バイメタルコイルバネMは、前述の作動部材4の
内端側をケース1に挿入した状態として組付ける
前に、それの大径の螺旋7bの軸線方向がケース
1の軸線方向に沿う姿勢としてそのケース1内に
挿入し、それの一端側(第2図で下端側)を、予
めケース1内の底部に装入しておく円盤状の底板
72の上面に支承させ、他端側(上端側)を前述
の作動部材4の内端側に装着してあるバネ支持部
材6の下面側に衝合せしめることで、ケース1内
に組込んである。
成した熱膨張係数を異にする2種の金属板70,
71を貼り合わせたテープ状のバイメタル7を、
小径の螺旋7aに巻いていき、さらにその螺旋7
aを大径の螺旋7bに巻いて2重コイル状に形成
したもので、テープ状のバイメタル7の巻き方
が、2重コイル状に巻き上げたときにそれの大径
の螺旋7bの軸線方向の寸法lが昇温により伸び
出すようにしてある(巻き方を逆にすることで昇
温により寸法lが縮むようになる)。そして、該
バイメタルコイルバネMは、前述の作動部材4の
内端側をケース1に挿入した状態として組付ける
前に、それの大径の螺旋7bの軸線方向がケース
1の軸線方向に沿う姿勢としてそのケース1内に
挿入し、それの一端側(第2図で下端側)を、予
めケース1内の底部に装入しておく円盤状の底板
72の上面に支承させ、他端側(上端側)を前述
の作動部材4の内端側に装着してあるバネ支持部
材6の下面側に衝合せしめることで、ケース1内
に組込んである。
戻しバネ8はコイルバネに形成してあつて、前
述の作動部材4の内端側のバネ支持部材6の上面
と開口部10に設けたガイド5の下面に形設して
ある受け座51との間に張設して、バネ支持部材
6を下方に押出すようにしてあり、これにより、
作動部材4を押上げるよう支えている前述のバイ
メタルコイルバネMに対抗して、作動部材4を所
定位置に押し戻すようにしてある。
述の作動部材4の内端側のバネ支持部材6の上面
と開口部10に設けたガイド5の下面に形設して
ある受け座51との間に張設して、バネ支持部材
6を下方に押出すようにしてあり、これにより、
作動部材4を押上げるよう支えている前述のバイ
メタルコイルバネMに対抗して、作動部材4を所
定位置に押し戻すようにしてある。
9は、バイメタルコイルバネMが昇温により感
知作動して寸法lを伸ばし、それにより、戻しバ
ネ8のバネ圧に抗して作動部材4を押出していく
作動を行なわす際の、その作動温度を調整するた
めに、サーモエレメントAを組立てた後にケース
1の底板12を押込み成形することで形設した調
整突起で、それの底板12内面からの突出高さh
を所望に選択して形設することにより円盤状の底
板72の位置を、バイメタルコイルバネMの軸線
方向に変位させ、そのバイメタルコイルバネMが
対抗している戻しバネ8を押し縮めて作動部材4
を押し出していく温度を調整するよう作用する。
この調整突起9は底板12に螺合する調整ネジに
する場合がある。
知作動して寸法lを伸ばし、それにより、戻しバ
ネ8のバネ圧に抗して作動部材4を押出していく
作動を行なわす際の、その作動温度を調整するた
めに、サーモエレメントAを組立てた後にケース
1の底板12を押込み成形することで形設した調
整突起で、それの底板12内面からの突出高さh
を所望に選択して形設することにより円盤状の底
板72の位置を、バイメタルコイルバネMの軸線
方向に変位させ、そのバイメタルコイルバネMが
対抗している戻しバネ8を押し縮めて作動部材4
を押し出していく温度を調整するよう作用する。
この調整突起9は底板12に螺合する調整ネジに
する場合がある。
[作用]
このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。
用する。
ケース1がそれの周面に接触する気体、または
液体等の温度変化に追従して変音し、それによ
り、内部のバイメタルコイルバネMの温度が変化
してくれば、その温度が所望の調整した温度に上
昇してきたときに、そのバイメタルコイルバネM
の寸法lが戻しバネ8を押し縮めながら伸び出し
て、作動部材4を押出していく作動を行なうよう
になる。
液体等の温度変化に追従して変音し、それによ
り、内部のバイメタルコイルバネMの温度が変化
してくれば、その温度が所望の調整した温度に上
昇してきたときに、そのバイメタルコイルバネM
の寸法lが戻しバネ8を押し縮めながら伸び出し
て、作動部材4を押出していく作動を行なうよう
になる。
そして、このとき、作動部材4を押出すバイメ
タルコイルバネMは、それの大径の螺旋7bの軸
線方向の寸法lを伸長さすように変形していくだ
けで、ワツクス類の如く、液相に変化してケース
1のシール個所を加圧していく現象を全く生ぜし
めないことから、ケース1の開口部10を封栓す
るガイド5とケース1の開口部との接触部位を押
し拡げていく現象がなくなり、ケース1の開口部
の密封が、栓状に形成したガイド5を、水密を保
持せしめた状態にケース1の開口部に嵌着するだ
けの簡単な手段で行なえるようにする。
タルコイルバネMは、それの大径の螺旋7bの軸
線方向の寸法lを伸長さすように変形していくだ
けで、ワツクス類の如く、液相に変化してケース
1のシール個所を加圧していく現象を全く生ぜし
めないことから、ケース1の開口部10を封栓す
るガイド5とケース1の開口部との接触部位を押
し拡げていく現象がなくなり、ケース1の開口部
の密封が、栓状に形成したガイド5を、水密を保
持せしめた状態にケース1の開口部に嵌着するだ
けの簡単な手段で行なえるようにする。
また、昇温により作動部材4を押し出すバイメ
タルコイルバネMは、それの寸法lの変動量を、
大径の螺旋7bの巻き数を増やしていくことで、
所望に大きく出来ることから、作動部材4の作動
量を大きくとれるようにする。
タルコイルバネMは、それの寸法lの変動量を、
大径の螺旋7bの巻き数を増やしていくことで、
所望に大きく出来ることから、作動部材4の作動
量を大きくとれるようにする。
[考案の効果]
以上説明したように本考案によるサーモエレメ
ントは、熱伝導の良い金属材よりなるケース1
に、該ケース1の開口部に設けたガイド5により
自在に出入するよう作動部材4を組付け、そのケ
ース1内には、熱膨張係数を異にする2種の金属
板70,71を貼り合わせたテープ状のバイメタ
ル7を小径の螺旋7aに巻きさらに大径の螺旋7
bに巻いて2重コイル状に形成し、かつ、バイメ
タル7の巻き方向を大径の螺旋7bの軸線方向の
寸法lが昇温により伸び出す方向としたバイメタ
ルコイルバネMと、コイル状の戻しバネ8とを、
それらの軸心線の方向を揃えた状態で対抗させて
組込み、そのバイメタルコイルバネMの大径の螺
旋7bの一端側をケース1の底部に対し連繋し他
端側を前記作動部材4の内端側に対し連繋し、戻
しバネ8の一端側をケース1の開口部10に設け
た受け座51に連繋し他端側を前記作動部材4の
内端側に対し連繋せしめて構成しているのだか
ら、作動部材を温度変化に応じて出入作動さすた
めの起動力として、ワツクス類を用いることで、
昇温により作動部材を押出す作動時に、液相に変
化したワツクス類がケースのシール個所を押し拡
げるようになることにより、ケースのシールを困
難にしていた制約から解放されて、ケースの密封
が簡略に行なえるようになり、しかも、バイメタ
ルコイルバネが、それの大径の螺旋の軸線方向の
寸法lを、所望に大きくできることから、作動部
の作動量が大きくとれるようになる。
ントは、熱伝導の良い金属材よりなるケース1
に、該ケース1の開口部に設けたガイド5により
自在に出入するよう作動部材4を組付け、そのケ
ース1内には、熱膨張係数を異にする2種の金属
板70,71を貼り合わせたテープ状のバイメタ
ル7を小径の螺旋7aに巻きさらに大径の螺旋7
bに巻いて2重コイル状に形成し、かつ、バイメ
タル7の巻き方向を大径の螺旋7bの軸線方向の
寸法lが昇温により伸び出す方向としたバイメタ
ルコイルバネMと、コイル状の戻しバネ8とを、
それらの軸心線の方向を揃えた状態で対抗させて
組込み、そのバイメタルコイルバネMの大径の螺
旋7bの一端側をケース1の底部に対し連繋し他
端側を前記作動部材4の内端側に対し連繋し、戻
しバネ8の一端側をケース1の開口部10に設け
た受け座51に連繋し他端側を前記作動部材4の
内端側に対し連繋せしめて構成しているのだか
ら、作動部材を温度変化に応じて出入作動さすた
めの起動力として、ワツクス類を用いることで、
昇温により作動部材を押出す作動時に、液相に変
化したワツクス類がケースのシール個所を押し拡
げるようになることにより、ケースのシールを困
難にしていた制約から解放されて、ケースの密封
が簡略に行なえるようになり、しかも、バイメタ
ルコイルバネが、それの大径の螺旋の軸線方向の
寸法lを、所望に大きくできることから、作動部
の作動量が大きくとれるようになる。
第1図は従前のワツクスサーモエレメントの縦
断正面図、第2図は本考案を実施せるサーモエレ
メントの縦断正面図、第3図は同上のバイメタル
コイルバネの拡大正面図である。 図面符号の説明、A……サーモエレメント、M
……バイメタルコイルバネ、a……ワツクス類、
b……流体、c……ラバーピストン、d……テフ
ロン板、1……ケース、10……開口部、11…
…かしめ部、12……底板、2……ダイヤフラ
ム、3……ガイド筒部、4……作動部材、5……
ガイド、50……透孔、51……受け座、6……
バネ支持部材、7……バイメタル、7a……小径
の螺旋、7b……大径の螺旋、70,71……金
属板、72……円盤状の底板、8……戻しバネ、
9……調整突起、l……寸法、h……突出高さ。
断正面図、第2図は本考案を実施せるサーモエレ
メントの縦断正面図、第3図は同上のバイメタル
コイルバネの拡大正面図である。 図面符号の説明、A……サーモエレメント、M
……バイメタルコイルバネ、a……ワツクス類、
b……流体、c……ラバーピストン、d……テフ
ロン板、1……ケース、10……開口部、11…
…かしめ部、12……底板、2……ダイヤフラ
ム、3……ガイド筒部、4……作動部材、5……
ガイド、50……透孔、51……受け座、6……
バネ支持部材、7……バイメタル、7a……小径
の螺旋、7b……大径の螺旋、70,71……金
属板、72……円盤状の底板、8……戻しバネ、
9……調整突起、l……寸法、h……突出高さ。
Claims (1)
- 熱伝導の良い金属材よりなるケース1に、該ケ
ース1の開口部に設けたガイド5により自在に出
入するよう作動部材4を組付け、そのケース1内
には、熱膨張係数を異にする2種の金属板70,
71を貼り合わせたテープ状のバイメタル7を小
径の螺旋7aに巻きさらに大径の螺旋7bに巻い
て2重コイル状に形成し、かつ、バイメタル7の
巻き方向を大径の螺旋7bの軸線方向の寸法lが
昇温により伸び出す方向としたバイメタルコイル
バネMと、コイル状の戻しバネ8とを、それらの
軸心線の方向を揃えた状態で対抗させて組込み、
そのバイメタルコイルバネMの大径の螺旋7bの
一端側をケース1の底部に対し連繋し他端側を前
記作動部材4の内端側に対し連繋し、戻しバネ8
の一端側をケース1の開口部10に設けた受け座
51に連繋し他端側を前記作動部材4の内端側に
対し連繋せしめてなるサーモエレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12985687U JPH04315Y2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12985687U JPH04315Y2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6434594U JPS6434594U (ja) | 1989-03-02 |
JPH04315Y2 true JPH04315Y2 (ja) | 1992-01-07 |
Family
ID=31384518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12985687U Expired JPH04315Y2 (ja) | 1987-08-26 | 1987-08-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04315Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005227149A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Tlv Co Ltd | 温度表示器 |
JP2005300458A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tlv Co Ltd | 温度表示器 |
JP2007248263A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Tlv Co Ltd | 温度表示器 |
-
1987
- 1987-08-26 JP JP12985687U patent/JPH04315Y2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005227149A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Tlv Co Ltd | 温度表示器 |
JP2005300458A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Tlv Co Ltd | 温度表示器 |
JP4563068B2 (ja) * | 2004-04-15 | 2010-10-13 | 株式会社テイエルブイ | 温度表示器 |
JP2007248263A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Tlv Co Ltd | 温度表示器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6434594U (ja) | 1989-03-02 |
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