JPH04315953A - 試料高温装置 - Google Patents
試料高温装置Info
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- JPH04315953A JPH04315953A JP3082260A JP8226091A JPH04315953A JP H04315953 A JPH04315953 A JP H04315953A JP 3082260 A JP3082260 A JP 3082260A JP 8226091 A JP8226091 A JP 8226091A JP H04315953 A JPH04315953 A JP H04315953A
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- Japan
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- sample
- heat insulating
- heat
- ray
- high temperature
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- Pending
Links
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 15
- 238000002441 X-ray diffraction Methods 0.000 claims abstract description 10
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Landscapes
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業業上の利用分野】本発明は、試料の高温環境下に
おけるX線回折測定に利用される試料高温装置に関する
ものである。
おけるX線回折測定に利用される試料高温装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】前記試料高温装置は、一般に、試料を保
持する試料ホルダーと、この試料ホルダー上の試料を加
熱する加熱手段と、これらの試料ホルダーと加熱手段と
の周囲を囲って外部への熱の拡散を防止する断熱筒と、
この断熱筒の周囲を気密に囲う気密ケースとが備えられ
るとともに、前記気密ケースに設けられるX線窓に対応
して、前記断熱筒上の所定位置には、X線の透過を許す
一方で外部への熱の拡散を防止するラジエーションシー
ルドが装備された構成をなしている。
持する試料ホルダーと、この試料ホルダー上の試料を加
熱する加熱手段と、これらの試料ホルダーと加熱手段と
の周囲を囲って外部への熱の拡散を防止する断熱筒と、
この断熱筒の周囲を気密に囲う気密ケースとが備えられ
るとともに、前記気密ケースに設けられるX線窓に対応
して、前記断熱筒上の所定位置には、X線の透過を許す
一方で外部への熱の拡散を防止するラジエーションシー
ルドが装備された構成をなしている。
【0003】従来の試料高温装置の場合、断熱筒は断熱
(耐熱)煉瓦によって周壁を製作するが、X線の光路上
に位置するラジエーションシールドには、X線の吸収を
避けるために、厚さ5μm程度のNi箔を使用してきた
。
(耐熱)煉瓦によって周壁を製作するが、X線の光路上
に位置するラジエーションシールドには、X線の吸収を
避けるために、厚さ5μm程度のNi箔を使用してきた
。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Ni箔は、高
温環境にそれほど強くなく、例えば、大気中では400
℃ほどで酸化し、当初のX線の吸収特性や、断熱効果が
損われてしまう。
温環境にそれほど強くなく、例えば、大気中では400
℃ほどで酸化し、当初のX線の吸収特性や、断熱効果が
損われてしまう。
【0005】従って、従来の装置の場合では、高温環境
下における長時間の連続測定に対応できず、また、高温
環境下での測定を繰り返すには、その都度、ラジエーシ
ョンシールドを新しいものに交換しなければならず、不
便であった。
下における長時間の連続測定に対応できず、また、高温
環境下での測定を繰り返すには、その都度、ラジエーシ
ョンシールドを新しいものに交換しなければならず、不
便であった。
【0006】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、高温環境下で長時間にわたる連続測定が可能で、ま
た、高温環境下での測定を繰り返す場にも、ラジエーシ
ョンシールドの交換が不要で、X線回折測定の処理効率
を高めることができる試料高温装置を提供することを目
的とする。
で、高温環境下で長時間にわたる連続測定が可能で、ま
た、高温環境下での測定を繰り返す場にも、ラジエーシ
ョンシールドの交換が不要で、X線回折測定の処理効率
を高めることができる試料高温装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る試料高温装
置は、試料を保持する試料ホルダーと、この試料ホルダ
ー上の試料を加熱する加熱手段と、これらの試料ホルダ
ーと加熱手段との周囲を囲って外部への熱の拡散を防止
する断熱筒と、この断熱筒の周囲を気密に囲う気密ケー
スとを装備したもので、前記試料の高温環境下における
X線回折測定に利用されるものである。
置は、試料を保持する試料ホルダーと、この試料ホルダ
ー上の試料を加熱する加熱手段と、これらの試料ホルダ
ーと加熱手段との周囲を囲って外部への熱の拡散を防止
する断熱筒と、この断熱筒の周囲を気密に囲う気密ケー
スとを装備したもので、前記試料の高温環境下における
X線回折測定に利用されるものである。
【0008】ここに、前記気密ケースに設けられるX線
窓に対応して、前記断熱筒上の所定位置には、X線の透
過を許す一方で外部への熱の拡散を防止するラジエーシ
ョンシールドが備されるが、前記エーションシールドと
しては、窒化ホウ素による薄膜が使用される。
窓に対応して、前記断熱筒上の所定位置には、X線の透
過を許す一方で外部への熱の拡散を防止するラジエーシ
ョンシールドが備されるが、前記エーションシールドと
しては、窒化ホウ素による薄膜が使用される。
【0009】
【作用】本発明に係る試料高温装置では、ラジエーショ
ンシールドの耐熱性が向上し、高温環境下における長時
間の連続測定に対応し得ると同時に、ラジエーションシ
ールドを交換せずとも高温環境下での測定を繰り返し実
行することが可能になり、X線回折測定時の作業効率を
大幅に向上させることができる。
ンシールドの耐熱性が向上し、高温環境下における長時
間の連続測定に対応し得ると同時に、ラジエーションシ
ールドを交換せずとも高温環境下での測定を繰り返し実
行することが可能になり、X線回折測定時の作業効率を
大幅に向上させることができる。
【0010】
【実施例】図1および図2は、本発明に係る試料高温装
置の一実施例を示したもので、図中の符号1はX線発生
装置、2は入射X線、3は回折X線、4はX線検出器、
5はゴニオメータで、6が一実施例の試料高温装置であ
る。
置の一実施例を示したもので、図中の符号1はX線発生
装置、2は入射X線、3は回折X線、4はX線検出器、
5はゴニオメータで、6が一実施例の試料高温装置であ
る。
【0011】前記試料高温装置6は、試料8を保持する
試料ホルダー9と、この試料ホルダー9上の試料8を加
熱する加熱手段10と、これらの試料ホルダー9と加熱
手段10との周囲を囲って外部への熱の拡散を防止する
断熱筒11と、この断熱筒11の周囲を気密に囲う気密
ケース12とが備えられるとともに、前記気密ケース1
2に設けられるX線窓(X線照射窓)13に対応して、
前記断熱筒11上の所定位置には、前記X線2,3の透
過を許す一方で外部への熱の拡散を防止するラジエーシ
ョンシールド14が装備された構成をなしている。
試料ホルダー9と、この試料ホルダー9上の試料8を加
熱する加熱手段10と、これらの試料ホルダー9と加熱
手段10との周囲を囲って外部への熱の拡散を防止する
断熱筒11と、この断熱筒11の周囲を気密に囲う気密
ケース12とが備えられるとともに、前記気密ケース1
2に設けられるX線窓(X線照射窓)13に対応して、
前記断熱筒11上の所定位置には、前記X線2,3の透
過を許す一方で外部への熱の拡散を防止するラジエーシ
ョンシールド14が装備された構成をなしている。
【0012】以下、前記一実施例において、注目すべき
部位の構成を詳述する。前記気密ケースは、X線が照射
される試料8の周囲を高真空状態に維持するためのもの
で、X線を遮蔽する素材で形成されたケース本体12a
と、前記X線の通過を許容するために前記ケース本体1
2aに設けた開口部12bを気密に覆う前記X線窓とで
構成されている。そして、ケース本体12aには、真空
環境にするためのガス入口12cやガス出口12dなど
が設けられている。また、このケース本体12aは、前
記ゴニオメータ上に設置されて中心軸線Oを回転中心と
した旋回が可能にされており、試料8に対するX線の入
射方向の調整が前記ゴニオメータによる旋回によって可
能にされている。
部位の構成を詳述する。前記気密ケースは、X線が照射
される試料8の周囲を高真空状態に維持するためのもの
で、X線を遮蔽する素材で形成されたケース本体12a
と、前記X線の通過を許容するために前記ケース本体1
2aに設けた開口部12bを気密に覆う前記X線窓とで
構成されている。そして、ケース本体12aには、真空
環境にするためのガス入口12cやガス出口12dなど
が設けられている。また、このケース本体12aは、前
記ゴニオメータ上に設置されて中心軸線Oを回転中心と
した旋回が可能にされており、試料8に対するX線の入
射方向の調整が前記ゴニオメータによる旋回によって可
能にされている。
【0013】前記X線窓は、X線吸収率の低い最適素材
として、ベリリウム(Be)板を使用したもので、前記
中心軸線Oの周囲の約半周以上の範囲に渡って、X線の
通過を許容する窓を提供している。
として、ベリリウム(Be)板を使用したもので、前記
中心軸線Oの周囲の約半周以上の範囲に渡って、X線の
通過を許容する窓を提供している。
【0014】前記試料ホルダー9は、薄皿状の枠体で、
前記中心軸線Oの近傍において、試料8のX線照射面を
前記X線窓に対峙する鉛直状態に保持している。また、
前記加熱手段10は、この一実施例の場合は、伝熱線に
よるヒーターで、前記試料ホルダー9の背面に密着する
如く設けられている。
前記中心軸線Oの近傍において、試料8のX線照射面を
前記X線窓に対峙する鉛直状態に保持している。また、
前記加熱手段10は、この一実施例の場合は、伝熱線に
よるヒーターで、前記試料ホルダー9の背面に密着する
如く設けられている。
【0015】前記断熱筒11は、断熱(耐熱)煉瓦によ
って前記試料8,加熱手段10の周囲を囲う遮熱壁を形
成したものであるが、前記X線窓に対応する範囲は、前
記ラジエーションシールド14によって遮熱を図る。こ
の一実施例の場合、前記ラジエーションシールド14は
、厚さ寸法が0.1〜0.2mm程度の窒化ホウ素シー
ト(BNシート)で形成されている。
って前記試料8,加熱手段10の周囲を囲う遮熱壁を形
成したものであるが、前記X線窓に対応する範囲は、前
記ラジエーションシールド14によって遮熱を図る。こ
の一実施例の場合、前記ラジエーションシールド14は
、厚さ寸法が0.1〜0.2mm程度の窒化ホウ素シー
ト(BNシート)で形成されている。
【0016】窒化ホウ素は、ニッケル(Ni)と比較し
て耐熱性が高く、大気中でも900℃の使用に耐えるこ
とができ、真空中あるいは不活性ガス中であれば、20
00℃以上での使用に耐えることができる。しかも、X
線の吸収係数も小さく、0.1mm厚の窒化ホウ素シー
トを使用することとすれば、厚さ5μmのNi箔を使用
した従来の場合と比較して、X線の吸収率を従来の2分
の1以下にすることができ、より高精度の測定を期待す
ることができる。
て耐熱性が高く、大気中でも900℃の使用に耐えるこ
とができ、真空中あるいは不活性ガス中であれば、20
00℃以上での使用に耐えることができる。しかも、X
線の吸収係数も小さく、0.1mm厚の窒化ホウ素シー
トを使用することとすれば、厚さ5μmのNi箔を使用
した従来の場合と比較して、X線の吸収率を従来の2分
の1以下にすることができ、より高精度の測定を期待す
ることができる。
【0017】以上のように、ラジエーションシールドに
窒化ホウ素シートを使用した前記一実施例においては、
X線の吸収特性を低下させずに耐熱特性を向上させるこ
とができ、高温環境下における長時間の連続測定に対応
し得ると同時に、ラジエーションシールドを交換せずと
も高温環境下での測定を繰り返し実行することが可能に
なり、X線回折測定時の作業効率を大幅に向上させるこ
とができる。
窒化ホウ素シートを使用した前記一実施例においては、
X線の吸収特性を低下させずに耐熱特性を向上させるこ
とができ、高温環境下における長時間の連続測定に対応
し得ると同時に、ラジエーションシールドを交換せずと
も高温環境下での測定を繰り返し実行することが可能に
なり、X線回折測定時の作業効率を大幅に向上させるこ
とができる。
【0018】なお、前記一実施例では、ラジエーション
シールドに窒化ホウ素シートを使用したが、ラジエーシ
ョンシールドとしては、Ni箔の表面に窒化ホウ素をコ
ーテイングした構造としても良い。
シールドに窒化ホウ素シートを使用したが、ラジエーシ
ョンシールドとしては、Ni箔の表面に窒化ホウ素をコ
ーテイングした構造としても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る試料高温装置では、ラジエーションシールドの耐
熱性が向上し、高温環境下における長時間の連続測定に
対応し得ると同時に、ラジエーションシールドを交換せ
ずとも高温環境下での測定を繰り返し実行することが可
能になり、X線回折測定時の作業効率を大幅に向上させ
ることができる。
に係る試料高温装置では、ラジエーションシールドの耐
熱性が向上し、高温環境下における長時間の連続測定に
対応し得ると同時に、ラジエーションシールドを交換せ
ずとも高温環境下での測定を繰り返し実行することが可
能になり、X線回折測定時の作業効率を大幅に向上させ
ることができる。
【図1】図1は、本発明に係る試料高温装置の一実施例
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図2は、図1におけるB−B線に沿う断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】
1 X線発生器
2,3 X線
4 X線検出器
5 ゴニオメータ
6 試料高温装置
8 試料
9 試料ホルダー
10 加熱手段
11 断熱筒
12 気密ケース
13 X線窓
14 ラジエーションシールド
Claims (1)
- 【請求項1】 試料を保持する試料ホルダーと、この
試料ホルダー上の試料を加熱する加熱手段と、これらの
試料ホルダーと加熱手段との周囲を囲って外部への熱の
拡散を防止する断熱筒と、この断熱筒の周囲を気密に囲
う気密ケースとが備えられるとともに、前記気密ケース
に設けられるX線窓に対応して、前記断熱筒上の所定位
置には、X線の透過を許す一方で外部への熱の拡散を防
止するラジエーションシールドが装備されて、前記試料
の高温環境下におけるX線回折測定に利用される試料高
温装置であって、前記断熱筒に装備されるラジエーショ
ンシールドには、窒化ホウ素による薄膜が使用されたこ
とを特徴とする試料高温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082260A JPH04315953A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 試料高温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082260A JPH04315953A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 試料高温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04315953A true JPH04315953A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=13769492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3082260A Pending JPH04315953A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 試料高温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04315953A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09166528A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Rigaku Corp | X線装置の試料格納容器 |
JP2006162506A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Hokkaido Univ | X線透過窓、x線吸収微細構造測定用セルおよび反応システム |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3082260A patent/JPH04315953A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09166528A (ja) * | 1995-12-15 | 1997-06-24 | Rigaku Corp | X線装置の試料格納容器 |
JP2006162506A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Hokkaido Univ | X線透過窓、x線吸収微細構造測定用セルおよび反応システム |
JP4587290B2 (ja) * | 2004-12-09 | 2010-11-24 | 国立大学法人北海道大学 | X線透過窓、x線吸収微細構造測定用セルおよび反応システム |
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