JPH04315758A - 光電子増倍管 - Google Patents

光電子増倍管

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JPH04315758A
JPH04315758A JP3016066A JP1606691A JPH04315758A JP H04315758 A JPH04315758 A JP H04315758A JP 3016066 A JP3016066 A JP 3016066A JP 1606691 A JP1606691 A JP 1606691A JP H04315758 A JPH04315758 A JP H04315758A
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JP
Japan
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dynode
electrode
photoelectron
tube
focus electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP3016066A
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English (en)
Inventor
Keiichi Oishi
大石 啓一
Suenori Kimura
末則 木村
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
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Priority to US07/818,282 priority patent/US5189338A/en
Priority to EP92300210A priority patent/EP0495589B1/en
Priority to DE69203354T priority patent/DE69203354T2/de
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers
    • H01J43/06Electrode arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J43/00Secondary-emission tubes; Electron-multiplier tubes
    • H01J43/04Electron multipliers

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  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)
  • Image-Pickup Tubes, Image-Amplification Tubes, And Storage Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光電子増倍管に関するも
のであり,特に,管長を短くする光電子増倍管の電極構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】光電子増倍管は,微弱な入射光を光電面
で受け,光電面において光電変換によって発生した光電
子を2次電子増倍系で増倍して電気信号として取り出す
。光電子増倍管は,シンチレーション・カウンタなどの
種々の放射線検出器,分光器などに組み込まれて使用さ
れるが,これら光電子増倍管を用いる装置の小型化の要
望にともなって,光電子増倍管も小型化,特に,管長の
短縮が望まれている。
【0003】「ボックス・アンド・グリッド」形光電子
増倍管は,通常,管頭部の光電面から射出される光電子
を直接受ける第1のダイノードと,この第1のダイノー
ドに光電子を収束させるフォーカス電極と,管底部近傍
に設けられたアノードと,第1のダイノードとアノード
との間に管長方向にほぼ直線状に配設される複数のダイ
ノードを有している。また,フォーカス電極の内部には
管軸方向中心にその中心をもつ光電子通過孔が穿孔され
ている。しかしながら,このボックス・グリッド形光電
子増倍管は,光電子増倍系,特に,複数のライン状に配
設された複数のダイノード群の長さが長いから,光電子
増倍管の管軸長が長くなるという問題がある。
【0004】そのため,光電子増倍管の管長,特に,光
電子増倍系の管軸方向の長さを短縮する方法が種々提案
されている。その1例としては,ボックス・アンド・グ
リッド形光電子増倍管の第1のボックス形ダイノードの
管軸方向下部に格子状ダイノード群を管軸方向と直交す
る方向に配設し,第1のダイノードからの2次電子を格
子状ダイノード群に指向(偏向)させ増幅する第2,第
3のボックス形ダイノードをそれぞれ,第1のボックス
形ダイノードおよび格子状ダイノード群と同じ管軸方向
位置に配設した光電子増倍管が知られている(たとえば
,特開昭59−108254号公報,参照)。この例に
おいても,光電子通過孔は管軸方向中心にその中心が一
致し,その下部に位置する第1のダイノードの中心も管
軸方向中心に一致している。この光電子増倍管において
は,ダイノードの管軸方向の全体の長さが第1のダイノ
ードの長さと第3ダイノード又は格子状ダイノード群の
長さを加えた長さだけになり,管軸長を非常に短縮でき
るという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記光
電子増倍管は,格子状ダイノードが第1のダイノードの
下に位置しているだけ分だけ依然として光電子増倍管の
管長が長いという問題がある。したがって,本発明はよ
り一層,管軸長を短縮した光電子増倍管を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
,本発明は,第1段目のダイノードの管軸方向と直交す
る方向の位置に格子状ダイノードを配設する。かかる構
成を可能とするため,第1段のダイノードを管径の中心
からやや偏心した位置に配設し,これに対応して光電子
通過孔を管軸方向中心からずらし,フォーカス電極を光
電面から射出される光電子を光電子通過孔を通過して第
1段目のダイノードに均一に入射させるように構成する
。すなわち,本発明の光電子増倍管は,中心が管軸方向
中心からずれた位置に位置する光電子通過孔を有し,光
電面から射出された光電子が上記通過穴を通過するよう
に偏向させるフォーカス電極と,上記通過孔に対向し,
該通過孔を通って入射し上記フォーカス電極によって収
束される光電子を受け入れるように配設された第1段目
のダイノードと,このダイノードから放射される2次電
子を受け入れるように第1段目のダイノードとほぼ同じ
管軸位置に配設された格子状ダイノードとを備える。好
適には,上記フォーカス電極は,一端が光電面に向かっ
て開口し他端が上記光電子通過孔を有し,開口端側が傾
斜した円筒である円筒傾斜形電極と,この円筒傾斜形電
極の他端部の傾斜が低い部分の近傍に配設された部分円
形状電極とを有する。
【0007】
【作用】管軸中心から偏心した位置に光電子通過孔が配
設され,この光電子通過孔に対向して第1段目のダイノ
ードが配設されている。フォーカス電極は光電面から射
出された光電子を光電子通過孔を通過させ第1段目のダ
イノードに収束させる。この第1段目のダイノードから
射出される2次電子は同じ管軸方向位置に位置する格子
状ダイノードに入射する。格子状ダイノードにおいて,
所望の増倍率になるまで2次電子が増倍されていく。コ
レクタ電極およびアノード電極は格子状ダイノードと同
じ管軸方向に位置しコレクタ電極を介して,増倍された
2次電子に対応する電気信号を検出信号として外部に出
力する。この電極配列によれば,ダイノード群の管軸方
向の長さは,上記ダイノードの管軸方向の長さだけにな
る。上記光電子通過孔およびダイノードの中心が管軸方
向中心から偏心している分を補正して,光電面からの光
電子を良好なユニフォーミティで上記ダイノードに収束
させるため,上記フォーカス電極は,上記円筒傾斜形電
極と上記部分円状電極を有することが好ましい。
【0008】
【実施例】以下,本発明の光電子増倍管の実施例を添付
図面を参照して述べる。図1は本実施例の光電子増倍管
の管径中心,すなわち,図2の線C−Cから見た断面図
を示し,図2は図1の線H−Hから見た平面図を示す。 図1および図2において,光電子増倍管は,ガラス製外
管1,このガラス製外管1の頭部の内側に設けられたカ
ソード(光電面)3を有している。ガラス製外管1の内
側には,円筒傾斜形フォーカス電極6,半円形フォーカ
ス電極7,ボックス形ダイノード(電極)10,格子状
電極群11,アノード電極14,および,板状ダイノー
ド15が配設されている。ガラス製外管1の頭部は入射
光面2で閉鎖され,底部も真空引き後閉鎖されている。
【0009】円筒傾斜形フォーカス電極6は,図1に図
示のごとく,半円形フォーカス電極7が配設される側が
低く,線C−C軸上の対向する側が高くなっている円筒
の電極である。すなわち,円筒傾斜形フォーカス電極6
は低壁部61と高壁部62を結んだ傾斜した円筒状のフ
ォーカス電極である。円筒傾斜形フォーカス電極6のカ
ソード3に対向する一端はカソード3からの光電子を受
け入れるように開口しているが,底部63は光電子入射
孔8のみが開口している。すなわち,円筒傾斜形フォー
カス電極6は一端全面開口,他端部分開口した管軸方向
に傾斜した円筒状フォーカス電極構造をしている。光電
子通過孔8の中心8Cは管軸方向中心Y−Yから距離D
1だけ偏心している。円筒傾斜形フォーカス電極6の低
壁部61の側底部63の上部に半円形フォーカス電極7
が配設されている。円筒傾斜形フォーカス電極6は半円
形フォーカス電極7とは協働してフォーカス電極として
機能する。その詳細については後述する。
【0010】図3に第1段目のダイノードとしてのボッ
クス形ダイノード10の斜視図を示す。ボックス形ダイ
ノード10の光電子受容面10Aが光電子通過孔8と対
向し,かつ,光電子通過孔8の孔の大きさにほぼ一致す
る。したがって,ボックス形ダイノード10の光電子受
容面10Aの中心も管軸中心Y−Yから距離D1だけ偏
心している。ボックス形ダイノード10の光電子通過孔
8に対向する面には,光電子の入射方向に直交する等電
位面を形成させるように網線10Bが設けられている。 光電子受容面10Aには,たとえば,アンチモンとアル
カリ金属による2次電子放出面が形成されている。光電
子通過孔8を通過して方向Aから光電子が入射して光電
子受容面10Aに射突すると,方向Bに2次電子が射出
される。方向Bには,格子状電極群11,アノード電極
14および板状ダイノード15が配設されている。
【0011】図4に格子状電極群11,アノード電極1
4および板状ダイノード15の斜視図を示す。図4の例
示においては,格子状電極群11は2枚の第1の格子状
電極11Aおよび第2の格子状電極11Bを示している
が,実際には必要な増倍率になるまで必要な段数だけこ
れらの格子状電極が設けられる。第2の格子状電極11
Bの後段にアノード電極14,さらに後段に板状ダイノ
ード15が配設されている。第1の格子状電極11Aは
断面が山形の電極が複数個並列に配設され,これら山形
電極の頂部に山形電極と直交する方向に複数の第1の編
み目電極線12Aが平行して接続されている。これら山
形電極と第1の編み目電極線12Aとで格子を規定して
いる。第1の編み目電極線12Aは山形電極に入射する
2次電子の入射方向に直交する等電位面を形成するよう
に設けられている。第2の格子状電極11Bの形状は第
1の格子状電極11Aの形状と同じである。第1の格子
状電極11Aは第2の格子状電極11Bとは格子穴が,
この例では一致するように配設されている。第1の格子
状電極11Aの2次電子が射突する(入射される)山形
面には,たとえば,アンチモンとアルカリ金属で形成し
た2次電子放出面が形成されている。そして,山形形状
の2次電子放出面はそこから放射される2次電子を次段
の第2の格子状電極11Bの対向する2次電子放出面に
射突させる。それにより,複数の格子状電極をタンデム
に配設することにより,従来のボックス・アンド・グリ
ッド形光電子増倍管の第2段以降のダイノードと同様の
機能を発揮させることができる。その結果,短い間隔で
,複数のダイノード段と同じ2次電増倍性能を有する光
電子増倍系を構成できる。コレクタ電極14は編み目状
の電極である。また,板状ダイノード15は板状の電極
である。
【0012】上述した電極の電位印加条件について述べ
る。印加電位は,最低位の電位が印加されるカソード3
から,半円形フォーカス電極7,傾斜形フォーカス電極
6,ボックス形ダイノード10,格子状電極群11,板
状ダイノード15,アノード電極14の順に高い電位が
印加される。半円形フォーカス電極7の電圧は,カソー
ド3に印加される電圧と同じである。ただし,より好適
には,半円形フォーカス電極7に印加させる電位V7を
,カソード3の印加電位V3より高く,半円形フォーカ
ス電極7の印加電位V7より低くすること,すなわち,
半円形フォーカス電極7の印加電位V7を,カソード3
の印加電位V3と傾斜形フォーカス電極6の印加電位V
6との間に設定する。このように印加電圧を設定すると
,カソード3から放出される光電子を光電子通過孔8を
通過させ,ボックス形ダイノード10の光電子受容面1
0Aに光電子を収束させるユニフォーミティを良好にす
ることができる。この場合,半円形フォーカス電極7用
に電圧線(図示せず)を別途配設する。
【0013】上記電圧印加条件とともに,円筒傾斜形フ
ォーカス電極6および半円形フォーカス電極7を図示の
如く構成することにより,管軸中心から偏心した位置に
穿孔されている光電子通過孔8,および,この光電子通
過孔8に対向してやはり管軸中心から偏心して配設され
ているボックス形ダイノード10の光電子受容面10A
に,光電面3から射出された光電子を,光電子通過孔8
を通過させてボックス形ダイノード10の光電子受容面
10Aに収束させることができる。すなわち,円筒傾斜
形フォーカス電極6を,低壁部61と高壁部62とを有
する傾斜した円筒形にし,低壁部61近傍における電位
の不足を補い,良好なユニフォーミティが確立されるよ
うに,半円形フォーカス電極7が設けられている。
【0014】上記のごとく,円筒傾斜形フォーカス電極
6および半円形フォーカス電極7を構成することにより
,光電子通過孔8およびボックス形ダイノード10を管
軸中心から距離D1だけ偏心して配設することができる
。その結果として,従来と同じ管径であっても,ボック
ス形ダイノード10の管径方向に空間的な余裕が生ずる
。この空間的余裕に,図4に図示した,格子状電極群1
1,アノード電極14および板状ダイノード15を,図
1に示すように,ボックス形ダイノード10の配設市と
同じ管軸方向位置に配設できる。管軸方向の長さは,ボ
ックス形ダイノード10が一番長いから,これらの電極
は全て,管軸方向にボックス形ダイノード10の高さ(
管軸方向長さ)に収まる。カソード3と光電子通過孔8
までの距離は従来と同様である。したがって,上記本実
施例の光電子増倍管は,光電子通過孔8からガラス製外
管1の底部までの距離が短縮されるだけ,全体としての
管長も短縮される。
【0015】同じ仕様の上述した光電子増倍管の寸法と
上記本実施例の光電子増倍管の寸法の比較例を下記に示
す。                          
   従来例(mm)    本実施例(mm)   
 管径:D                  50
.8          同左    光電子収束距離
:L1      32.0          同左
    電極構成距離:L2        45.0
          約29.0    管長:L  
                77.0     
     約61.0この例においては,電極構成距離
L2が16.0(mm)短くなり,管長Lも同じだけ短
くなっている。なお,この例においては,管軸中心から
光電子通過孔8およびボックス形ダイノード10の光電
子受容面10Aの中心8Cの偏心距離D1は5(mm)
,ボックス形ダイノード10の管径方向距離L10は2
0(mm),格子状電極群11〜板状ダイノード15の
長さL11はほぼ15(mm)である。
【0016】本実施例のユニフォーミティの測定結果を
以下に示す。図5は図2に示したものと同様のフォーカ
ス電極6の底面部63,光電子通過孔8,および半円形
フォーカス電極7の面の断面図である。図6(a),(
b)はそれぞれ,図5の管軸中心Cと直交する面におけ
る直交軸XとYにおけるカソード5のユニフォーミティ
(実線)およびダイノード10のユニフォーミティ(破
線)を示す。横軸はそれぞれ管軸中心Cを0.0(mm
)として正負の距離(mm)をとっている。縦軸は相対
出力電流(%)を示す。この測定においては,管径が5
5(mm)の光電子増倍管を用い,供給電圧が1000
(V),光電面に入射する光の波長は420nmであっ
た。図6(a),(b)の波形から明らかなように,均
一なユニフォーミティが得られている。換言されば,上
述のようにフォーカス電極を構成することにより,光電
子等化孔8を軸中心から偏心させても,良好なユニフォ
ーミティが得られた。
【0017】以上,本発明の光電子増倍管について1実
施例を述べたが,本発明の実施に際しては,上述したも
のの他,種々の変形形態をとることできる。たとえば,
フォーカス電極して協働する1対の円筒傾斜形フォーカ
ス電極6および半円形フォーカス電極7を上記構成の他
にも構成することができる。上記例においては,半円形
フォーカス電極7を円筒傾斜形フォーカス電極6の底部
63に平行し低壁部61の近傍に平面が部分円(半月)
の平板の電極とした場合を例示したが,平板に代えて編
み目状の電極にしてもよく,また,円筒傾斜形フォーカ
ス電極6と形状との関係で,底部63に対して傾斜する
ように配設してもよい。上記とは逆に,円筒傾斜形フォ
ーカス電極6の形状を,半円形フォーカス電極7との挙
動関係をもって,種々変形させることができる。要する
に,円筒傾斜形フォーカス電極6と半円形フォーカス電
極7とは,管軸方向中心から偏心した位置にある光電子
通過孔8を通過させ,同じく偏心した位置にあるボック
ス形ダイノード10に,均一な光電子を収束させるよう
に構成されていればよく,かかる観点から,種々の構造
をとることができる。
【0018】同様に,上述したボックス形ダイノード1
0と格子状電極(ダイノード)群11とも種々の変形形
態をとることができる。これらのダイノードも協働して
光増倍機能を示すもであるから,上述した2次電子指向
(偏向)関係を保ち,所定の増率を達成可能な構成であ
れば,例示した形状に限定されない。
【0019】図1に図示の光電子増倍管は,光電面3の
面積と円筒傾斜形フォーカス電極6の底部63の面積と
がほぼ等しい大きさの光電子増倍管であるが,光電面3
の面積を大きくとり,より入射光を受光可能にした光電
子増倍管についても本発明が適用可能なことは言うまで
もない。勿論,この場合,光電子軌跡が異なるから,円
筒傾斜形フォーカス電極6および半円形フォーカス電極
7の形状なども,上述した原理に基づいて変更する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように,本発明によれば,ダ
イノードと光電子入射孔とを管軸方向中心から偏心させ
ることにより,管径方向のダイノード設置空間を生み出
し,その空間に格子状電極群を配設することにより,性
能を維持したまま,光電子増倍管の管長を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電子増倍管の断面図である。
【図2】図1の線H−Hにおける平面図である。
【図3】図1におけるボックス形ダイノードの斜視図で
ある。
【図4】図1に示した格子状電極群,アノード電極およ
び板状ダイノードの斜視図である。
【図5】図2と同様,図1の線H−Hにおける平面図で
ある。
【図6】本実施例のユニフォーミティを示す図である。
【符号の説明】
1・・ガラス製外管,          2・・入射
光面,3・・カソード,          6・・円
筒傾斜形フォーカス電極,7・・半円形フォーカス電極
,  8・・光電子通過孔,10・・ボックス形ダイノ
ード,11・・格子状電極群,14・・アノード電極,
        15・・板状ダイノード,10A・・
光電子受容面,    10B・・網線,11A,11
B・・第1,第2の格子状電極,12A,12B・・第
1,第2の編み目電極線,61・・低壁部,     
         62・・高壁部,63・・底部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  中心が管軸方向中心から偏心した位置
    に位置する光電子通過孔を有し,光電面から射出された
    光電子が該通過穴を通過するように偏向させるフォーカ
    ス電極と,該通過孔に対向し,該通過孔を通って入射し
    該フォーカス電極によって収束される光電子を受け入れ
    るように配設された第1段目のダイノードと,該第1段
    目のダイノードから放射される2次電子を受け入れるよ
    うに該第1段目のダイノードとほぼ同じ管軸方向と直交
    する方向の位置に配設された格子状ダイノードとを備え
    たことを特徴とする光電子増倍管。
  2. 【請求項2】  該フォーカス電極は,一端が光電面に
    向かって開口し他端が前記光電子通過孔を有し,該開口
    端側が傾斜した円筒である円筒傾斜形電極と,該円筒傾
    斜形電極の他端部の傾斜が低い部分の近傍に配設された
    部分円形状電極とを有する請求項1記載の光電子増倍管
JP3016066A 1991-01-14 1991-01-14 光電子増倍管 Pending JPH04315758A (ja)

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JP3016066A JPH04315758A (ja) 1991-01-14 1991-01-14 光電子増倍管
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EP92300210A EP0495589B1 (en) 1991-01-14 1992-01-10 Photomultiplier tube
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