JPH0431565Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は西瓜等の大形果実の浄化計量機に関する
ものである。

「従来の技術」 西瓜等の大形果実は収穫時表面を布又は刷毛で
手動又は自動機（実願昭58−103803号）で拭いて
浄化した後計量機で計量しさらに自動車の荷台に
積載し出荷したものであつた。そのため出荷時に
多くの労力を要した。

「考案が解決しようとする問題点」 本案は重い大形果実の収穫後の表面浄化と計量
を迅速に行い得る計量機を得ようとするものであ
る。

「問題点を解決するための手段」 本案は機枠に台計りを設け、同台計りの上部に
中心線の回りに回動駆動される鐘形枠を昇降枠に
支持し、同枠の内面に中心線に向う刷毛を配設
し、昇降枠の下降によつて上昇する槓杆に上記台
計りの計量台下降停止ストツパーを設けてなる果
実清掃計量機によつて構成される。

「作用」 従つて台計りの計量台上に西瓜等の大形果実を
置き、鐘形枠をその中心線の回りに回動させて昇
降枠を下降させると、同枠の内部に上記台計り上
の大形果実が進入しその際中心線に向う刷毛によ
つて同果実の上面、側面及び下面が計量台に重つ
た部分を除いて附着土等が払拭除去され浄化され
る。その際計量台はその下降ストツパーによつて
支持されて下降することなく計量機の計量動作は
行われない。その後昇降枠を上昇し鐘形枠を果実
の上方に上昇させると上記ストツパーは上記上昇
と連動して下降する。そのため計量台は果実の重
みで下降して計量動作が行われ指針が動いて重量
が目盛に示指される。そして同果実は計量台から
取卸される。

「実施例」 機枠１の中程に台計り２をボルトで支持する。
この台計り２の後部には屈曲槓杆６をピン７′で
軸支して昇降枠４を形成し、同枠４の上端部に鐘
形枠３を支持し、これを台計り２の上方に下向に
配置する。この鐘形枠３はその中心線ｃの回りに
回動駆動軸８によつて回動可能であつて同軸８は
第１図に示すように調車９を設け、同枠４に設け
た原動機１０の出力軸１１に設けた調車１２と上
記調車９間にベルト１３を掛回し駆動軸８及び鐘
形枠３を回動させることができる。この鐘形枠３
の内面には中心線ｃに向う刷毛５を植設してあ
る。そして屈曲槓杆６の手前に槓杆６を水平支軸
６′によつて支持し、同槓杆６の先端部に計量台
１４の下降停止ストツパー７を設け同槓杆６の基
部と屈曲槓杆６の上部とをコイル発条１５を介し
て接続し、昇降枠４の下降によつて上昇する槓杆
６が形成される。尚図中１６で示すものは上記コ
イル発条１５のスピンドルで槓杆６とは摺動自在
である。又１７は屈曲槓杆６の下部と機枠１とを
牽引する発条、１８は槓杆６の先端部を下方に牽
引する発条、２０は計量台１４上の受座、２１は
指針、２２は目盛、２３は透明板である。

「効果」 本案は上述のように構成したので重量の大きい
西瓜等の果実１９を収穫した際これを台計り２の
計量台１４上に載置し昇降枠４を１回昇降させる
だけで果実１９の表面は清掃され商品として出荷
可能になり、その後直ちに台計り２で重量が計量
されて多くの労力を要せずきわめて迅速に自動車
上に出荷し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の果実清掃計量機を示す側面図、
第２図は第１図Ａ−Ａ線による平面図、第３図は
清掃状態の斜視図である。 １……機枠、２……台計り、ｃ……中心線、３
……鐘形枠、４……昇降枠、５……刷毛、６……
槓杆、７……計量台下降停止ストツパー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機枠に台計りを設け、同台計りの上部に中心線
   の回りに回動駆動される鐘形枠を昇降枠に支持
   し、同枠の内面に中心線に向う刷毛を配設し、昇
   降枠の下降によつて上昇する槓杆に上記台計りの
   計量台下降停止ストツパーを設けてなる果実清掃
   計量機。