JPS6117385Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は間隔ｔを介して並列した複数の横杆１を
無端回動リンク２に架設してなる果実選別装置に
おいて、横杆１と直交する方向に傾動する容器支
持板３を配置し、同支持板３の基端部に上記支持
板３の上昇用装置４および下向支持腕５を設け、
同下向支持腕５の下端部を機枠６に遊支し、かつ
上記容器支持板３の先端部に容器７のストツパー
８を設け、上記支持板３の傾倒と容器内果実重量
とにより容器７が上記ストツパー８を越える限度
に同ストツパー８を形成しかつ上記支持板３の傾
倒位置において同支持板３の基端部側延長位置に
容器搬入傾斜板１９を設けてなる果実定量収容装
置に関するものである。ストツパー８は柔軟な合
成樹脂或はゴム製の板によつて形成される。下向
支持腕５の下端部を横杆１と直交する水平ピン９
によつて機枠６に遊動自在に軸支（遊支）され
る。無端回動リンク２は横杆１，１相互を接続す
る発条１０によつて形成され同リンク２の上側移
行部に配設した異形歯車１１，１２，１３，１４
に横杆１を係合し同歯車１１，１２，１３，１４
の回動によつて同リンク２は矢印ａ方向に緩慢に
移動する。そして横杆１，１の間隔t₁，t₂，t₃を
苺１５等の選別間隔となすことができる。尚図中
１６で示すものは支持板３の水平位置ストツパ
ー、１７は傾倒位置ストツパー、１８は同傾倒位
置において支持板３に接続する容器搬出板、２０
は無端回動リンク２の駆動チエン、２１は駆動ス
プロケツト、２２は原料供給コンベアである。

従つて横杆１，１の間隔t₁，t₂，t₃又はリンク
２の終端部から落下する苺１５等の果実は重錘等
の装置４の力で水平位置に上昇している支持板３
上の容器７に収容され、その重量が重錘装置４よ
り重くなると支持板３は第３図実線位置から仮想
線位置に傾倒しその傾倒および自重により同容器
７はストツパー８を越えて搬出板１８上に摺動す
る。この容器７の傾倒および摺動に際しては次の
空容器７′が自重によつて接続し、空容器７′は軽
く、上記ストツパー８を越えることなく支持板３
上に保持されると共に重錘装置４の力によつて第
３図仮想線位置から実線位置に上昇し落下苺１５
を引続き収容し上述同様の動作を繰返す。支持板
３の傾動は水平ピン９を中心に行われ支持板３は
下向支持腕５の上端支持点Ｇが水平ピン９を中心
とする円周上を第３図左方に移動することによつ
て急速に左方に傾動することができる。

本案は上述のように構成したので支持板３上の
容器７に一定量の苺１５が収容されると支持板３
の支持点Ｇが下向支持腕５の下端遊支部を中心と
する円周上を移動しきわめて迅速に傾倒し速やか
に同容器７を下方に摺動搬出し得ると共に次の空
容器７′を自動的に支持板３上に補給し得て迅速
かつ連続的に各容器７毎に果実を定量し得る実益
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の果実定量収容装置を装備した果
実選別装置を示す正面図、第２図は第１図の一部
平面図、第３図は上記定量収容装置の側面図であ
る。 ｔ……間隔、１……横杆、２……無端回動リン
ク、３……容器支持板、４……上昇用装置、５…
…下向支持腕、６……機枠、８……ストツパー、
９……水平ピン、１９……容器搬入傾斜板。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 間隔ｔを介して並列した複数の横杆１を無端
   回動リンク２に架設してなる果実選別装置にお
   いて、横杆１と直交する方向に傾動する容器支
   持板３を配置し、同支持板３の基端部に上記支
   持板３の上昇用装置４および下向支持腕５を設
   け、同下向支持腕５の下端部を機枠６に遊支
   し、かつ上記容器支持板３の先端部に容器７の
   ストツパー８を設け、上記支持板３の傾倒と容
   器内果実重量とにより容器７が上記ストツパー
   ８を越える限度に同ストツパー８を形成しかつ
   上記支持板３の傾倒位置において同支持板３の
   基端部側延長位置に容器搬入傾斜板１９を設け
   てなる果実定量収容装置。 (2) 下向支持腕５の下端部を横杆１と直交する水
   平ピン９によつて遊支した実用新案登録請求の
   範囲第(1)項記載の果実定量収容装置。 (3) ストツパー８が柔軟性ストツパーである実用
   新案登録請求の範囲第(1)項記載の果実定量収容
   装置。