JPH0431478B2 - - Google Patents
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- JPH0431478B2 JPH0431478B2 JP22210185A JP22210185A JPH0431478B2 JP H0431478 B2 JPH0431478 B2 JP H0431478B2 JP 22210185 A JP22210185 A JP 22210185A JP 22210185 A JP22210185 A JP 22210185A JP H0431478 B2 JPH0431478 B2 JP H0431478B2
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- JP
- Japan
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- magnetic field
- cathode ray
- coil
- color cathode
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 11
- 230000005389 magnetism Effects 0.000 description 6
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229910000976 Electrical steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000005347 demagnetization Effects 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明はカラーブラウン管の外部不要磁気対
策を論じたカラーテレビジヨン受像機に関するも
のである。
策を論じたカラーテレビジヨン受像機に関するも
のである。
カラーテレビジヨン受像機で使用されるカラー
ブラウン管の地磁気等の外部不要磁気対策は、カ
ラーブラウン管の内部もしくは外部に鉄板や珪素
鋼板等で製作した磁気シールド板を設けることに
より磁気しやへいすることが一般的である。カラ
ーブラウン管の対角寸法が28′(インチ)程度以下
のものでは上記対策によりカラーテレビジヨン受
像機として実用レベルに達している。カラーブラ
ウン管がさらに大型になると、電子ビームの飛距
離が増大し、地磁気レベルの外部磁界でも、色ず
れやラスター位置ずれ等のビーム移動の問題が顕
著に表われてくる。
ブラウン管の地磁気等の外部不要磁気対策は、カ
ラーブラウン管の内部もしくは外部に鉄板や珪素
鋼板等で製作した磁気シールド板を設けることに
より磁気しやへいすることが一般的である。カラ
ーブラウン管の対角寸法が28′(インチ)程度以下
のものでは上記対策によりカラーテレビジヨン受
像機として実用レベルに達している。カラーブラ
ウン管がさらに大型になると、電子ビームの飛距
離が増大し、地磁気レベルの外部磁界でも、色ず
れやラスター位置ずれ等のビーム移動の問題が顕
著に表われてくる。
この対策案として、外部磁界のシールドと共に
さらに外部磁界をキヤンセルさせる方法の併用が
考えられる。その1つの例として、第4図に示す
ように、カラーブラウン管1等を収容するキヤビ
ネツト4(鎖線で示す)の内部に互に対向したヘ
ルムホルツ・コイルを設けることが案出されてい
る。すなわち、外部磁界の3方向成分(垂直方向
成分を矢印Bv、南北方向成分を矢印N/S、東
西方向成分を矢印E/Wでそれぞれ示す)をキヤ
ンセルさせる目的で、それぞれ3方向磁界に対応
して互に対向した1対を1組とする3組のコイ
ル、すなわちE/W方向成分に対応するコイル5
a,5b、N/S方向成分に対応するコイル6
a,6b(BVに対応したものは図面の都合で省
略)を設け、外部磁界の強さに応じて直流電流を
流し、キヤンセル磁界を発生させ、カラーブラウ
ン管1に加わろうとする外部磁界を打ち消そうと
する方法である。
さらに外部磁界をキヤンセルさせる方法の併用が
考えられる。その1つの例として、第4図に示す
ように、カラーブラウン管1等を収容するキヤビ
ネツト4(鎖線で示す)の内部に互に対向したヘ
ルムホルツ・コイルを設けることが案出されてい
る。すなわち、外部磁界の3方向成分(垂直方向
成分を矢印Bv、南北方向成分を矢印N/S、東
西方向成分を矢印E/Wでそれぞれ示す)をキヤ
ンセルさせる目的で、それぞれ3方向磁界に対応
して互に対向した1対を1組とする3組のコイ
ル、すなわちE/W方向成分に対応するコイル5
a,5b、N/S方向成分に対応するコイル6
a,6b(BVに対応したものは図面の都合で省
略)を設け、外部磁界の強さに応じて直流電流を
流し、キヤンセル磁界を発生させ、カラーブラウ
ン管1に加わろうとする外部磁界を打ち消そうと
する方法である。
しかし、この方法はキヤンセルコイル5a,5
bや6a,6bの形状が大きくなることやキヤン
セルするに必要なアンペアターン数ATを多く必
要とする等の問題がある。AT数を多く必要とす
る理由は、上記キヤンセルコイル5a,5bや6
a,6bがカラーブラウン管1から処理を隔てて
配置されている関係上、効率が非常に悪くなつて
いるからである。
bや6a,6bの形状が大きくなることやキヤン
セルするに必要なアンペアターン数ATを多く必
要とする等の問題がある。AT数を多く必要とす
る理由は、上記キヤンセルコイル5a,5bや6
a,6bがカラーブラウン管1から処理を隔てて
配置されている関係上、効率が非常に悪くなつて
いるからである。
キヤンセル効率を上げるために、第5図および
第6図に示すようにカラーブラウン管1にキヤン
セルコイル3aもしくは3bを近接配置させる例
がある。第5図に示すものは内部磁気シールド板
(図示せず)(以下、IMSと略称する)を内蔵した
カラーブラウン管1に管軸方向磁界(第4図の
N/S磁界)をキヤンセルさせるためにN/Sキ
ヤンセルコイル3aを設けた例である。必要に応
じてBv磁界用キヤンセルコイルやE/W磁界用
キヤンセルコイルをカラーブラウン管1に近接配
置させるが、ここでは省略する。この方式は第4
図の方式に比し効率は良くなるが、カラーブラウ
ン管1にIMSを内蔵している関係上、未だ効率は
十分とはいえない。
第6図に示すようにカラーブラウン管1にキヤン
セルコイル3aもしくは3bを近接配置させる例
がある。第5図に示すものは内部磁気シールド板
(図示せず)(以下、IMSと略称する)を内蔵した
カラーブラウン管1に管軸方向磁界(第4図の
N/S磁界)をキヤンセルさせるためにN/Sキ
ヤンセルコイル3aを設けた例である。必要に応
じてBv磁界用キヤンセルコイルやE/W磁界用
キヤンセルコイルをカラーブラウン管1に近接配
置させるが、ここでは省略する。この方式は第4
図の方式に比し効率は良くなるが、カラーブラウ
ン管1にIMSを内蔵している関係上、未だ効率は
十分とはいえない。
第6図に示すものはカラーブラウン管1の外部
に設ける外部磁気シールド板2(以下、EMSと
略称する)の内側にN/Sキヤンセルコイル3b
を配置した例である。ここでも、図面の都合上、
BvおよびE/W用キヤンセルコイルは省略して
いる。このEMS2はIMS付カラーブラウン管も
しくはIMSなしのカラーブラウン管と組み合わせ
て使用できるが、キヤンセルコイル3bがEMS
2に覆われるため、キヤンセル磁界はEMS2を
磁心として効率よくカラーブラウン管1に加えら
れる。したがつて、EMS2を使用しない第5図
の方式よりもキヤンセル効率を上げることが可能
である。
に設ける外部磁気シールド板2(以下、EMSと
略称する)の内側にN/Sキヤンセルコイル3b
を配置した例である。ここでも、図面の都合上、
BvおよびE/W用キヤンセルコイルは省略して
いる。このEMS2はIMS付カラーブラウン管も
しくはIMSなしのカラーブラウン管と組み合わせ
て使用できるが、キヤンセルコイル3bがEMS
2に覆われるため、キヤンセル磁界はEMS2を
磁心として効率よくカラーブラウン管1に加えら
れる。したがつて、EMS2を使用しない第5図
の方式よりもキヤンセル効率を上げることが可能
である。
第6図の方式のものは、第5図のものに比して
キヤンセル効率は良くなるが、発生するキヤンセ
ル磁界の磁界分布を地磁気等の外部磁界分布と合
致させにくく、したがつて、カラーブラウン管1
のビーム移動を画面のどの場所でも完全に無くす
ことは困難である。さらに、説明を加えれば、地
磁気等の外部磁界の影響でカラーブラウン管1の
螢光面上のビーム位置が本来の位置からずれを生
ずるが、キヤンセルコイル3bに適当な電流を流
してキヤンセル磁界を発生させても、画面のどの
位置でもビーム移動を効果的に抑制することが困
難であることがわかつた。この欠点は効率の悪い
第4図のものや第5図のものにおいても同様のこ
とがいえる。
キヤンセル効率は良くなるが、発生するキヤンセ
ル磁界の磁界分布を地磁気等の外部磁界分布と合
致させにくく、したがつて、カラーブラウン管1
のビーム移動を画面のどの場所でも完全に無くす
ことは困難である。さらに、説明を加えれば、地
磁気等の外部磁界の影響でカラーブラウン管1の
螢光面上のビーム位置が本来の位置からずれを生
ずるが、キヤンセルコイル3bに適当な電流を流
してキヤンセル磁界を発生させても、画面のどの
位置でもビーム移動を効果的に抑制することが困
難であることがわかつた。この欠点は効率の悪い
第4図のものや第5図のものにおいても同様のこ
とがいえる。
第7図はEMSの内側と外側の両方にまたがつ
て磁気キヤンセルコイルを巻回させたものであ
る。
て磁気キヤンセルコイルを巻回させたものであ
る。
この方式においては、カラーブラウン管の画面
の各位置の外部磁界によるビーム移動量の対応し
て、キヤンセル補正を強くしたい部分に対応した
コイル位置ではキヤンセルコイルをEMSの内側
に配置し、キヤンセル補正を弱くしたい部分に対
応したコイル位置では、キヤンセルコイルを
EMSの外側に配置させることにより、キヤンセ
ル磁界分布が所望の形状になる。
の各位置の外部磁界によるビーム移動量の対応し
て、キヤンセル補正を強くしたい部分に対応した
コイル位置ではキヤンセルコイルをEMSの内側
に配置し、キヤンセル補正を弱くしたい部分に対
応したコイル位置では、キヤンセルコイルを
EMSの外側に配置させることにより、キヤンセ
ル磁界分布が所望の形状になる。
第7図では、管軸方向の磁界を打ち消すための
N/Sキヤンセルコイル3についてのみ示してい
るが、BvおよびE/W磁界用のキヤンセルコイ
ルについての考え方も同様であるため、その説明
は省略する。EMS2の外周壁には長返部に切欠
き9が形成されている。N/Sキヤンセルコイル
3はEMS2の切欠き9を境にEMS2の内側と外
側の両方にまたがつて巻回されている。詳しく
は、カラーブラウン管1の画面の両サイド(短辺
側)およびコーナーに相当するコイル部31a,
31bはEMS2の外側に配置され、画面の上下
部(長辺側)に相当するコイル部32a,32b
はEMS2の内側に配置されている。
N/Sキヤンセルコイル3についてのみ示してい
るが、BvおよびE/W磁界用のキヤンセルコイ
ルについての考え方も同様であるため、その説明
は省略する。EMS2の外周壁には長返部に切欠
き9が形成されている。N/Sキヤンセルコイル
3はEMS2の切欠き9を境にEMS2の内側と外
側の両方にまたがつて巻回されている。詳しく
は、カラーブラウン管1の画面の両サイド(短辺
側)およびコーナーに相当するコイル部31a,
31bはEMS2の外側に配置され、画面の上下
部(長辺側)に相当するコイル部32a,32b
はEMS2の内側に配置されている。
周知のようにカラーブラウン管1を地磁気が存
在する場所で北向(N方向)に配置すると、画面
上の螢光面ビームには、第2図の矢印のような回
転移動が生じ、色ずれやラスター回転の原因とな
る。このビーム移動の程度はカラーブラウン管1
の偏向角、インチサイズおよび電子銃構造等に依
存するが、画面上の場所によつても移動量は異な
つてくる。ビーム移動の具体例として、螢光面移
動量(ミスランデイング量)を画面第1象限で第
2図の場所T、TTR、TR、TRR、Rの各点で
代表させてプロツトすると、第3図の曲線aとな
る。この例では、EMS2を設けた37′(インチ)
110°ストライプ螢光面方式のカラーブラウン管に
管軸方向に0.3ガウスの地磁気を加え、消磁を行
なつた後の水平方向ビーム移動量をμmを単位に
プロツトしている。
在する場所で北向(N方向)に配置すると、画面
上の螢光面ビームには、第2図の矢印のような回
転移動が生じ、色ずれやラスター回転の原因とな
る。このビーム移動の程度はカラーブラウン管1
の偏向角、インチサイズおよび電子銃構造等に依
存するが、画面上の場所によつても移動量は異な
つてくる。ビーム移動の具体例として、螢光面移
動量(ミスランデイング量)を画面第1象限で第
2図の場所T、TTR、TR、TRR、Rの各点で
代表させてプロツトすると、第3図の曲線aとな
る。この例では、EMS2を設けた37′(インチ)
110°ストライプ螢光面方式のカラーブラウン管に
管軸方向に0.3ガウスの地磁気を加え、消磁を行
なつた後の水平方向ビーム移動量をμmを単位に
プロツトしている。
同図において、曲線b−1,b−2はそれぞれ
第6図の方式に対応するキヤンセル補正量および
補正残を示すものである。つまり第6図で示すキ
ヤンセルコイル3bに画面コーナTR点のビーム
移動が零になるような電流を流した場合、画面
T、TTR点では、曲線b−1から明らかなよう
に大幅な補正不足が生じ、TRR点では曲線b−
2から明らかなように大幅な補正過多になつてし
まつていることがわかる。但し、この場合のキヤ
ンセル補正量の曲線b−1は曲線aとは極性が逆
(マイナス)であることに注意すべきである。
第6図の方式に対応するキヤンセル補正量および
補正残を示すものである。つまり第6図で示すキ
ヤンセルコイル3bに画面コーナTR点のビーム
移動が零になるような電流を流した場合、画面
T、TTR点では、曲線b−1から明らかなよう
に大幅な補正不足が生じ、TRR点では曲線b−
2から明らかなように大幅な補正過多になつてし
まつていることがわかる。但し、この場合のキヤ
ンセル補正量の曲線b−1は曲線aとは極性が逆
(マイナス)であることに注意すべきである。
これに対し、第7図の方式では、キヤンセル補
正量は曲線c−1で、またキヤンセル補正残は曲
線c−2となり、他の方式のものの曲線b−2に
比して大幅に補正残が減少していることがわか
る。この理由はつぎのとおりである。
正量は曲線c−1で、またキヤンセル補正残は曲
線c−2となり、他の方式のものの曲線b−2に
比して大幅に補正残が減少していることがわか
る。この理由はつぎのとおりである。
つまり、EMS2を磁心にしてコイル3が内側、
つまりカラーブラウン管1側にある場合は、
EMS2の内部に大きなキヤンセル磁界が発生し、
コイル3を外側に配置する場合はEMS2外部に
大きなキヤンセル磁界が発生する。換言すれば
EMS2の外側にコイル3を配置した相当の場所
ではキヤンセル磁界がカラーブラウン管1にあま
り加わらないためである。
つまりカラーブラウン管1側にある場合は、
EMS2の内部に大きなキヤンセル磁界が発生し、
コイル3を外側に配置する場合はEMS2外部に
大きなキヤンセル磁界が発生する。換言すれば
EMS2の外側にコイル3を配置した相当の場所
ではキヤンセル磁界がカラーブラウン管1にあま
り加わらないためである。
しかしながら、第7図の方式のものであつて
も、TTR点で補正不足、TR、TRR点で補正過
多とアンバランスの状態が残つており、画面のど
の位置でもビーム移動を効果的に抑制する最良の
方法ではない。
も、TTR点で補正不足、TR、TRR点で補正過
多とアンバランスの状態が残つており、画面のど
の位置でもビーム移動を効果的に抑制する最良の
方法ではない。
この発明は外部磁界に対してのキヤンセル効率
が良く、ビーム移動を画面のどの位置でもほぼ完
全に抑制し得るカラーテレビジヨン受像機を提供
することを目的としている。
が良く、ビーム移動を画面のどの位置でもほぼ完
全に抑制し得るカラーテレビジヨン受像機を提供
することを目的としている。
この発明に係るカラーテレビジヨン受像機にお
いては、EMSを使用し、このEMSの対角部を含
む短辺側のパネル部側面の前端までの長さを、長
辺側より短かくしたものである。
いては、EMSを使用し、このEMSの対角部を含
む短辺側のパネル部側面の前端までの長さを、長
辺側より短かくしたものである。
この発明においては、カラーブラウン管の画面
の各位置の外部磁界によるビーム移動量に対応し
て、キヤンセル補正で過補正になる部分に対応し
た位置でEMSを短かくする形状とすることによ
り、画面の全位置で、キヤンセル補正を未補正の
状態とし、キヤンセルコイルへの微電流調整で、
ビーム移動をほぼ完全に抑制し得る。
の各位置の外部磁界によるビーム移動量に対応し
て、キヤンセル補正で過補正になる部分に対応し
た位置でEMSを短かくする形状とすることによ
り、画面の全位置で、キヤンセル補正を未補正の
状態とし、キヤンセルコイルへの微電流調整で、
ビーム移動をほぼ完全に抑制し得る。
第1図はこの発明に係るカラーテレビジヨン受
像機の一例を示すものである。ここでは、管軸方
向の磁界を打ち消すためのN/Sキヤンセルコイ
ル3についてのみ示しているが、BvおよびE/
W磁界用キヤンセルコイルについての考え方も同
様であるため、その説明は省略する。
像機の一例を示すものである。ここでは、管軸方
向の磁界を打ち消すためのN/Sキヤンセルコイ
ル3についてのみ示しているが、BvおよびE/
W磁界用キヤンセルコイルについての考え方も同
様であるため、その説明は省略する。
第3図において、曲線aのTR、TRR点のビー
ム移動量を、曲線c−1のビーム移動量より大き
くすることにより、曲線c−2のTR、TRR点の
ビーム移動を未補正の方向とすることができる。
つまり、第1図に示すように、対角部を含む短辺
側のパネル部側の前端の長さを、長辺側より短か
くするEMS2形状とする。上記EMS2を使用し
たカラーテレビジヨン受像機を南または北方向へ
向けて設置して、管軸磁界を印加した場合、その
磁束はEMS2を磁気通路として流れる。従つて、
EMS2で囲まれている長辺側では従来と同じビ
ーム移動量となり、第3図の曲線aのT、TTR
点に示す値となる。ところが、対角部を含む短辺
側はEMS2が無い為従来EMS使用のビーム移動
量より大きな移動量となる。その値は第3図の曲
線bに示すTR、TRR点となる。これを、キヤン
セル補正すると、その補正量は曲線c−1である
ので、キヤンセル補正残は曲線c−3となる。つ
まり、TR、TRR点を未補正の状態とすることが
できる。従つて、画面のどの位置でも若干の未補
正の状態であるので、キヤンセルコイル3へ流す
電流の微調整程度で、ビーム移動をほぼ完全に抑
制することが可能となる。
ム移動量を、曲線c−1のビーム移動量より大き
くすることにより、曲線c−2のTR、TRR点の
ビーム移動を未補正の方向とすることができる。
つまり、第1図に示すように、対角部を含む短辺
側のパネル部側の前端の長さを、長辺側より短か
くするEMS2形状とする。上記EMS2を使用し
たカラーテレビジヨン受像機を南または北方向へ
向けて設置して、管軸磁界を印加した場合、その
磁束はEMS2を磁気通路として流れる。従つて、
EMS2で囲まれている長辺側では従来と同じビ
ーム移動量となり、第3図の曲線aのT、TTR
点に示す値となる。ところが、対角部を含む短辺
側はEMS2が無い為従来EMS使用のビーム移動
量より大きな移動量となる。その値は第3図の曲
線bに示すTR、TRR点となる。これを、キヤン
セル補正すると、その補正量は曲線c−1である
ので、キヤンセル補正残は曲線c−3となる。つ
まり、TR、TRR点を未補正の状態とすることが
できる。従つて、画面のどの位置でも若干の未補
正の状態であるので、キヤンセルコイル3へ流す
電流の微調整程度で、ビーム移動をほぼ完全に抑
制することが可能となる。
またこの例ではストライプ螢光面をもつたカラ
ーブラウン管1で説明を行なつたが、ドツト構造
螢光面のカラーブラウン管についても適用でき
る。
ーブラウン管1で説明を行なつたが、ドツト構造
螢光面のカラーブラウン管についても適用でき
る。
外部不要磁界が交番磁界ACの場合は、それに
対応した交流キヤンセル電流を通電することによ
り達成される。
対応した交流キヤンセル電流を通電することによ
り達成される。
以上説明したようにこの発明によれば、対角部
を含む短辺側のパネル部前端の長さを、長辺側よ
り短かくしたEMSと、このEMSの内側と外側に
またがつて巻回されたキヤンセルコイルとの組み
合せて使用することにより、所望のキヤンセル磁
界分布が得られやすくなり、したがつて能率の良
い状態で処理に近い磁気キヤンセル効果が得られ
る。
を含む短辺側のパネル部前端の長さを、長辺側よ
り短かくしたEMSと、このEMSの内側と外側に
またがつて巻回されたキヤンセルコイルとの組み
合せて使用することにより、所望のキヤンセル磁
界分布が得られやすくなり、したがつて能率の良
い状態で処理に近い磁気キヤンセル効果が得られ
る。
第1図はこの発明に係るカラーテレビジヨン受
像機の磁気キヤンセル手段の一例を示す分解斜視
図、第2図はカラーブラウン管の管軸方向磁界の
影響によるビーム移動の一例を示す図、第3図は
この発明の実施例の効果をビーム移動量で説明す
るためのグラフ、第4図は従来のこの種磁気キヤ
ンセル手段を示す斜視図、第5図および第6図お
よび第7図は従来の他の磁気キヤンセル手段の説
明図である。 図において、1はカラーブラウン管、2は磁気
シールド板(EMS)、3は磁気キヤンセルコイル
である。なお、図中、同一符号は同一もしくは相
当部分を示す。
像機の磁気キヤンセル手段の一例を示す分解斜視
図、第2図はカラーブラウン管の管軸方向磁界の
影響によるビーム移動の一例を示す図、第3図は
この発明の実施例の効果をビーム移動量で説明す
るためのグラフ、第4図は従来のこの種磁気キヤ
ンセル手段を示す斜視図、第5図および第6図お
よび第7図は従来の他の磁気キヤンセル手段の説
明図である。 図において、1はカラーブラウン管、2は磁気
シールド板(EMS)、3は磁気キヤンセルコイル
である。なお、図中、同一符号は同一もしくは相
当部分を示す。
Claims (1)
- 1 カラーブラウン管のフアンネル部から、これ
につづくパネル部側面の前方までを一体にとり囲
む形状に構成した磁気シールド板と、前記磁気シ
ールド板の内側と外側の両方にまたがつて巻回さ
れた磁気キヤンセルコイルとを組み合せて設置し
たカラーテレビジヨン受像機において、上記磁気
シールド板の対角部を含む短辺側のパネル部側面
の前端までの長さを、長返側のパネル部側面の前
端までの長さより短かくしたことを特徴とするカ
ラーテレビジヨン受像機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22210185A JPS6281891A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | カラ−テレビジヨン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22210185A JPS6281891A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | カラ−テレビジヨン受像機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6281891A JPS6281891A (ja) | 1987-04-15 |
JPH0431478B2 true JPH0431478B2 (ja) | 1992-05-26 |
Family
ID=16777151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22210185A Granted JPS6281891A (ja) | 1985-10-04 | 1985-10-04 | カラ−テレビジヨン受像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6281891A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9085121B2 (en) | 1999-05-13 | 2015-07-21 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive-backed articles |
-
1985
- 1985-10-04 JP JP22210185A patent/JPS6281891A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9085121B2 (en) | 1999-05-13 | 2015-07-21 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive-backed articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6281891A (ja) | 1987-04-15 |
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