JPH04312340A - コンミテータの成形方法 - Google Patents

コンミテータの成形方法

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Publication number
JPH04312340A
JPH04312340A JP10684891A JP10684891A JPH04312340A JP H04312340 A JPH04312340 A JP H04312340A JP 10684891 A JP10684891 A JP 10684891A JP 10684891 A JP10684891 A JP 10684891A JP H04312340 A JPH04312340 A JP H04312340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
commutator
molding
face
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10684891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Iwashita
和男 岩下
Nobuyuki Oshima
大島 伸之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP10684891A priority Critical patent/JPH04312340A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ等に組付けられ
るコンミテータの成形方法に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種モータ等に組付けられるコンミテータは、複数の
セグメントが周方向に所定間隔を存して埋設されるよう
絶縁性の樹脂材により円筒形状に型成形され、そして、
上記セグメントの基端に形成される接続部には、アマチ
ユアコイルが溶着や融着等の手段で順次接続されるよう
になつている。しかるに、アマチユアコイルを接続する
際には、接続具から伝導される熱によつてセグメントが
熱膨張し、特に最初に接続されるセグメントにおいては
、樹脂材との温度差が大きいため、セグメントの先端面
を覆蓋する覆蓋部に図5に示すような大きな荷重が作用
してしまい、この結果、覆蓋部にクラツクが生じる等の
不具合があつて歩留りが問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるコンミテ
ータの成形方法を提供することを目的として創案された
ものであつて、コンミテータの成形金型に、基端部にア
マチユアコイル接続部を有する複数のセグメントを周方
向に所定間隔を存して配設したものに樹脂材を注入して
コンミテータを型成形するにあたり、前記配設された複
数のセグメントのうち少なくとも一つのセグメントの先
端面に、型成形された成形物を金型から押出すための押
出しピンを接当させた状態で型成形を行つて、前記樹脂
材のセグメント先端面を覆蓋する覆蓋部に、押出しピン
が接当せしめられたセグメントの先端面を露出させるた
めの凹部を形成したことを特徴とするものである。そし
て本発明は、この構成によつて、アマチユアコイルを接
続する際に、コンミテータの覆蓋部にクラツクが生じる
不都合を解消することができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はスタータモータであつて、
該スタータモータ1に内装されるアマチユア2は、アマ
チアコイル3が巻装されるアマチユアコア4、ブラシ5
に摺接するコンミテータ6等を支軸2aに組付けて構成
されるものであるが、これらの基本構成は従来通りであ
る。
【0005】前記コンミテータ6は、軸芯方向を向く複
数のセグメント7が周方向に所定間隔を存して外周部に
埋設されるよう絶縁性の樹脂部6aによつて円筒形状に
形成されるものであるが、各セグメント7の基端部には
、前記アマチユアコイル3の巻始め側端部および巻終り
側端部が重合状に嵌合する接続部7aが外径方向に向け
て突設されており、そして、該接続部7aとアマチユア
コイル3とは、電極8を備えるヒユージング装置によつ
て融着されるようになつている。
【0006】ところで、前記セグメント7の先端面7b
は、樹脂部6aと一体な覆蓋部6bによつて覆蓋されて
いるが、該覆蓋部6bには、少なくとも一つのセグメン
ト7の先端面を露出させるための凹部6cが形成されて
いる。
【0007】一方、9はコンミテータ6の成形装置であ
つて、該成形装置9は、上下に貫通する装填室10aが
形成された上型10、上記装填室10aに上方から摺動
自在に嵌入するプランジヤ11、成形室12aが形成さ
れた下型12等で構成され、そして、成形装置9におい
ては、予めセグメント7がセツトされた成形室12aに
対して、装填室10aに装填された樹脂材をプランジヤ
11の作動で押し込むことによりコンミテータ6を成形
するようになつている。
【0008】さらに、13は前記下型12に設けられる
押出しピンであつて、該押出しピン13は、下型12の
底部に上下方向を向いて穿設される複数の貫通孔12b
にそれぞれ摺動自在に嵌入している。そして、樹脂材の
押し込み時においては、その上面が成形室12aの底面
と面一となるようにセツトされる一方、樹脂材冷却後は
、成形室12a内に突出せしめられることで成形された
コンミテータ6を下型12から押出すものであるが、少
なくとも一つの押出しピン13は、樹脂材の押し込み時
においてその上面がセグメント7の先端面7bに接当す
るべくセツトされるようになつている。即ち、成形され
たコンミテータ6を下型12から押出すための押出しピ
ン13を利用して前記凹部6cが成形されるようになつ
ている。
【0009】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、上記のように成形されたコンミテータ6は、予め
アマチユアコア4が組付けられた支軸2aに圧入され、
しかる後、アマチユアコイル3と接続されることになる
が、該接続作業は、先端面7bが露出するセグメント7
から開始する。つまり、アマチユアコイル3を接続する
際には、電極8から伝導される熱によつてセグメント7
が熱膨張し、特に最初に接続されるセグメント7におい
ては、樹脂部6aとの温度差が大きくなり、セグメント
7の先端面7bを覆蓋する覆蓋部6bに大きな荷重を作
用させてしまうことになるため、凹部6cによつて覆蓋
部6bが取り除かれたセグメント7から接続作業を開始
することで覆蓋部6bにクラツクを発生させる不具合を
防止できることになり、この結果、歩留り率を大幅に向
上させて著しいコストダウンを計ることができる。
【0010】しかも、前記覆蓋部6bの凹部6cは、コ
ンミテータ6を型成形するにあたり、成形物を下型12
から押出すための押出しピン13を所定セグメント7の
先端面7bに接当させることで形成されるので、殊更金
型を変更することなく、押出しピン13のセツト位置を
ずらす程度の極めて簡単な設定変更だけで形成でき、こ
の結果、金型変更に伴うコストアツプも回避することが
できる。
【0011】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えば、覆蓋部に複数
の凹部を形成するようにしてもよく、また一つの凹部が
複数のセグメント先端面を露出させるようにしてもよい
ものである。
【0012】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、基端にアマチユアコイルが接続さ
れるセグメントの先端面を、樹脂部に一体形成される覆
蓋部で覆蓋するものでありながら、少なくとも一つのセ
グメントは覆蓋部に形成される凹部によつて先端面が露
出されているため、アマチユアコイルを接続する際には
このセグメントから接続作業を行うことで覆蓋部におけ
るクラツクの発生を防止できることになる。即ち、接続
作業において樹脂部との温度差が最も大きくなるセグメ
ントにおいては、その先端面を覆蓋部で覆蓋することな
く露出させたため、仮令セグメントが樹脂部に対して大
きく膨張したとしても覆蓋部にクラツクが発生すること
はなく、アマチユアコイルの接続作業における部材破壊
を確実に防止して歩留り率を著しく向上させることがで
きる。そして、本発明においては、コンミテータを型成
形するにあたり、成形金型にセツトされた複数のセグメ
ントのうち少なくとも一つのセグメントの先端面に、型
成形された成形物を金型から押出すための押出しピンを
接当させた状態で型成形を行うことで前記凹部を形成す
るため、殊更金型を新規のものに交換したりすることな
く前記凹部を有するコンミテータを成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータモータの断面図である。
【図2】コンミテータの正面図である。
【図3】同上断面図である。
【図4】成形装置の断面図である。
【図5】ヒユージング回数と荷重の関係を示すグラフで
ある。
【図6】従来の欠点を示す説明図である。
【符号の説明】
3    アマチユアコイル 6    コンミテータ 6a  樹脂部 6b  覆蓋部 6c  凹部 7    セグメント 7a  接続部 7b  先端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  コンミテータの成形金型に、基端部に
    アマチユアコイル接続部を有する複数のセグメントを周
    方向に所定間隔を存して配設したものに樹脂材を注入し
    てコンミテータを型成形するにあたり、前記配設された
    複数のセグメントのうち少なくとも一つのセグメントの
    先端面に、型成形された成形物を金型から押出すための
    押出しピンを接当させた状態で型成形を行つて、前記樹
    脂材のセグメント先端面を覆蓋する覆蓋部に、押出しピ
    ンが接当せしめられたセグメントの先端面を露出させる
    ための凹部を形成したことを特徴とするコンミテータの
    成形方法。
JP10684891A 1991-04-11 1991-04-11 コンミテータの成形方法 Pending JPH04312340A (ja)

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JPH04312340A true JPH04312340A (ja) 1992-11-04

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