JPH04311738A - 熱成形可能なコンパウンド、該コンパウンドの製造方法及び熱成形された製品を得るためのその使用 - Google Patents

熱成形可能なコンパウンド、該コンパウンドの製造方法及び熱成形された製品を得るためのその使用

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JPH04311738A
JPH04311738A JP4015991A JP1599192A JPH04311738A JP H04311738 A JPH04311738 A JP H04311738A JP 4015991 A JP4015991 A JP 4015991A JP 1599192 A JP1599192 A JP 1599192A JP H04311738 A JPH04311738 A JP H04311738A
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starch
starchy component
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Guy Fleche
ギィ フレッシュ
Serge Gosset
セルジュ ゴッセ
Morand Lambla
モラン ランブラ
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Roquette Freres SA
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    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の主題は、新規な熱成形可
能なコンパウンド(thermoformable  
compound)である。本発明はまた、熱成形可能
なコンパウンドの製造方法及び熱成形された製品を得る
ための該コンパウンドの使用に係る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】一定の形態を有する製品の
製造は、特に熱成形の技術では、いわば熱の作用を介し
ての形態の実現であり、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリスチレンまたはポリ塩化ビニルのような合成物質
を広範に使用する。これらの合成物質は、例えばあらゆ
る形状(シート、チューブ、ロッドまたはより精巧な形
)の製品の調製及び包装用品(くず袋または容器)、栽
培マルチ(culture  mulch)、瓶類及び
消費製品(ガラス、ロット、シート)などの目的のため
に使用される。
【0003】しかしながら、これらの合成物質は種々の
生態系において緩やかに消失し、数十年後になって始め
て分解するために重大な環境問題を起こし始めている。
【0004】今日、再利用及び焼却に基づく作業は、既
に合成プラスチック廃棄物の有害な効果を制限するのに
役立っている。これらの作業の発展と最適化は、汚染の
著明な減少を導くことになる。同様に、光酸化により合
成ポリマーの分解を加速させるという提案がなされてい
る。例えば、不飽和脂肪酸に基づく添加剤を光の作用下
に重金属と混合すると、ラジカル機構により合成高分子
を分解に導く。この方法により得られる小さい鎖は、自
然環境における物質の分散及びその除去を促進する。し
かしながら、これらの光代謝物は時々それ自体汚染問題
の原因となる。他の解決法は、分解可能なプラスチック
と呼ばれるものを形成するために合成ポリマーに生物分
解可能なの要素を導入するという生物分解の原理に基づ
くものである。このアプローチに特徴付けられる幾つか
の方法の大部分は、生物分解可能なの要素としての澱粉
の使用に基づく。このポリマーは、バクテリアやカビの
ような微生物から分泌される酵素により生物分解可能で
ある毎年更新される原料を源としている利点がある。全
体として、これらの方法は澱粉の使用方法により3種の
グループに分けられる。
【0005】第1の技術は、例えばフランス特許第22
52385号に開示され、特にポリエチレンから構成さ
れるポリオレフィン性物質へ、通常5〜30%、より好
ましくは15%のオーダーの澱粉顆粒を導入することか
らなる。該澱粉は、ポリエチレン性物質に均一に分散さ
れた装填材料(charge)として作用する。非常に
親水性の澱粉と非常に疎水性のポリマーとの間には相互
作用はない。該澱粉は直接的にポリエチレンに添加され
るか、またはより一般的には50%までの澱粉を含有す
る親混合物により添加される。該澱粉は、一般的には脱
水(水分含量1%未満)され、ドイツ特許第14870
50号に記載されるその方法の種々の態様は、澱粉とポ
リエチレンとの相溶性を高めるため疎水性のシリル化さ
れた基で顆粒を予備的にコーティングすることを示して
いる。ある場合において、光分解誘導システムが澱粉に
加えられ、それにより生物及び光分解の結合を可能にす
る。
【0006】澱粉は、フィルムに適用された場合には機
械的性質の減少を伴うことがあるが、成形された製品ま
たはフィルムの粘着防止性、良好な印刷適性、帯電防止
性などの特徴的な機能的性質に寄与する。
【0007】第2の技術は、例えば欧州特許第3280
2号及び欧州特許第132299号に開示されているよ
うに、柔軟性のあるフィルムを得るために、複合材料と
して記載されている構造を構成するために澱粉の持続的
な層を合成ポリマーに導入することにある。ゲル化また
は成形により崩壊した澱粉顆粒は、欧州特許第3280
2号に記載されているように、可能であればグリセロー
ルまたはエチレングリコールのような可塑剤の存在下に
、部分的に中和されたエチレンアクリル酸共重合体(E
AA)のような親水性の合成ポリマー中に分散される。 この技術により、50〜60%の澱粉を導入できる。こ
の様にして得られた合成澱粉−ポリマー組成物は、機械
的強度が改善されかつ良好な生物分解性を有する成形フ
ィルムの製造を可能にするものである。このシステムに
おいて、澱粉は水の存在下にゲル化され、該混合物の水
分含量は成形または押出の前に2〜10%の範囲にまで
低下されなければならない。
【0008】このように要求される水の最大量を考える
と、押出機上のコンパウンドは少なくとも2種の通路で
行うことが通常必要であると記載されており、その事が
この技術を複雑にし、エネルギーの観点からコスト高に
なり、高い割合で澱粉を含む製品の製造を継続的に行う
ことを推定するのを明らかに困難にしている。
【0009】そのうえ、上記欧州特許第32802号の
指摘によれば、組成物中に30〜40%の澱粉があると
、得られたフィルムの機械的性質を強化するために10
〜40%のポリエチレンを利用することが要求される。
【0010】上記2種の技術は、一般的に澱粉と合成樹
脂の混合物を使用している。
【0011】第3の技術は、特に欧州特許第11824
0号及び欧州特許第326517号に記載されており、
主として澱粉に基づく熱成形可能な物質を得ることに向
けられている。この目的を達成するためには、澱粉は融
解により構造破壊される(destructurize
d)顆粒の形態でなければならない。それは、次いでプ
ラスチックの変形(transformation)の
標準装置に使用される。この処理中に澱粉に可塑剤を添
加することが一般に必要とされる。最終的に得られた製
品は主として澱粉からなり、まさに生物分解性である。
【0012】欧州特許第118240号に記載されたよ
うな澱粉含量の高い熱成形可能な物質の製造は、注射器
内での変形条件を満足するためにむしろ高い温度及び圧
力範囲(温度120℃以上、圧力数百バール)が要求さ
れる。しかしながら、製品、特にカプセルは、成形及び
冷却の後に得られ、堅く、非常に脆く且つ吸湿性であり
、その機械的性質は水分含量により変化する。この水分
感受性を減少し、澱粉性物質の最終の性質を修飾するた
め、該物質を1種又は数種の添加剤、特に以下のものか
ら選ばれる添加剤と組合せることがしばしば推薦されて
いる:*  ゼラチン、タンパク質、水溶性ポリサッカ
ライド類などの親水性物質、*マグネシウム、アルミニ
ウム又はチタンの酸化物などの無機装填材料、*  ポ
リエチレングリコールなどの可塑剤 非水溶性合成熱可塑性ポリマーと構造破壊された澱粉と
の結合も、例えば欧州特許第327505号に記載され
ている。
【0013】澱粉性物質の生成条件の改良のため、欧州
特許第282451号に記載されているように、澱粉の
平均分子量を2〜5000倍減少させることができる澱
粉の解重合反応の触媒、例えば塩酸の存在下に高い温度
(好ましくは160〜185℃)で澱粉の構造破壊を行
うことが推薦されている。
【0014】上述のように、このときまで、熱成形可能
な物質の製造についての高分子の澱粉性物質の活用に関
する試みの要旨は、温度と圧力の作用を組合せることに
向けられている。
【0015】上述の欧州特許第326517号に記載さ
れている方法は射出法により考えられるものと比較して
、比較的低い(50バール未満)の圧力での押出による
澱粉の構造破壊の可能性について触れているけれども、
該方法は、さらに130〜190℃の範囲という高い温
度の使用を要求している。
【0016】これらの操作条件に関与するエネルギーコ
ストに加え、後者は特に必ずしも全ての場合において維
持されることのない平均分子量のような澱粉の本質的性
質の保存を許容するものではない。
【0017】結果として、単純で、特にエネルギーの観
点からコストが高くなく、いかなる実際の分解性の問題
も起こさず且つ広い範囲で熱成形された製品の工業的製
造に適用できる熱成形可能な物質の製造手段を見出す必
要性が存在している。
【0018】
【課題を解決するための手段】本出願人の利点は、イー
.エー.エイチ.ピー.(E.A.H.P.):ストラ
スブルグ(Strasbourg)のエコール・ダプリ
カッション・デ・オート・ポリメレ(Ecole  d
´Applications  des  HautP
olymeres)との共同で行われた仕事の中で見出
され、驚き且つ予想外の方法であるが、そのような手段
は、第3成分の存在又は非存在下に少なくとも1種の澱
粉性成分と少なくとも1種のヒドロキシカルボン酸塩と
の組み合わせに存する。
【0019】より正確には、本発明は少なくとも1種の
澱粉性成分と少なくとも1種のヒドロキシカルボン酸塩
とを含有することを特徴とする熱成形可能なコンパウン
ドに関する。
【0020】本発明の最初の特に有用な側面は、前記熱
成形可能なコンパウンドの中に含まれる澱粉性成分が、
工業的な実施で一般的に要求されるよりもかなり緩和な
温度および/または圧力条件下で使用され、それゆえそ
の内在的性質を維持するのに好ましい。
【0021】そのことに引き続くものであるが、本発明
の主題である前記熱成形可能なコンパウンドの中に含ま
れる澱粉性成分は、好ましくは“部分的に融解した”と
記載される状態にある。この部分的に融解した状態は、
澱粉のゲル化とも全体の融解とも異なる。澱粉(sta
rch)のゲル化は、高い割合の水の使用により得られ
、その結果コロイド分散系になる。これに対し、澱粉の
全融解は主に熱処理により得られ、澱粉顆粒の完全な消
失を伴うものである。部分的に融解した状態は、水と澱
粉の水酸基との間の新しい水素結合の生成により少なく
とも分子間水素結合の部分的構造破壊が観察される中間
的状態に相当する。この中間状態において、澱粉顆粒の
一定の割合が残存している。
【0022】本発明の特に価値ある第2の側面は、本発
明による熱成形可能なコンパウンドの非常に広い適用性
にあり、そのことが、与えられた熱成形装置および与え
られた操作条件を含め、特に粘弾性の点で非常に広い範
囲の機械的性質を有する成形製品を得ることを可能にし
ている。
【0023】さらに、本出願人は、以下の実施例に記載
される、前記機械的性質を評価するための効率的且つ独
創的な手段がいわゆる動的機械的分析(Dynamic
  Mechanical  Analysis)方法
に存することを見出した。
【0024】本明細書においてこの点に関し、該動的機
械的分析方法が、ある温度範囲で与えられた物質の動的
損失角(loss  angle)の接線tgδを測定
することおよび特に該物質が、与えられた寸法の標本の
形態で試験され、動的損失角tgδの最大接線を示す温
度を知ることを可能にすることを強調することで十分で
ある。この方法で測定された温度は、該物質のガラス転
移温度(vitreous  transition 
 temperature)にアプローチすることを可
能にする。
【0025】また、本発明によるコンパウンドによれば
、以下に示される実施例においてより詳細に記載される
ように、非常に広い温度範囲、特に0〜150℃の間、
即ち伝統的な合成ポリマーの大部分がガラス転移温度を
示す範囲で動的損失角tgδの最大接線を有する熱成形
された製品を得ることができることは強調する価値があ
る。。
【0026】賞賛すべきことに、本発明の主題である少
なくとも1種の澱粉性成分と少なくとも1種のヒドロキ
シカルボン酸塩とを含有する熱成形可能なコンパウンド
は、さらに動的損失角tgδの接線の最大値が最大限1
50℃、特に約0〜130℃の温度に局在している熱成
形された製品を供給し得るという事実により特徴付けら
れる。
【0027】本発明の文脈内において、“澱粉性成分”
という言葉は、あらゆる型の澱粉を意味し、その起源に
は無関係であり、天然のまたは物理的及び/又は化学的
方法により修飾されたもののいずれであっても良い。天
然の澱粉が本発明によるコンパウンドの構成のために用
いられた場合には、これは特にコーン、アミロペクチン
含量の高い(ろう状の澱粉)コーン、アミロース含量の
高いコーン、小麦、米、エンドウ、トマト、カッサバ、
それらから得られる切片または一部、及び上記プロダク
トの少なくとも2種の混合物由来の純系又は雑種の天然
の澱粉からなる群から選択されたものである。
【0028】化学的に修飾された澱粉が本発明によるコ
ンパウンドの構成のために用いられた場合には、これは
特にエーテル化、エステル化、架橋、酸化、アルカリ処
理、酸及び/又は酵素的加水分解などの公知技術の少な
くとも1種又は2種以上により修飾された澱粉からなる
群から選ばれる。
【0029】一例としてイオン性、特にカチオン性基、
又は非イオン性基によりエーテル化された澱粉が好まし
く利用され、後者は、より好ましくはヒドロキシプロピ
ル化またはヒドロキシエチル化澱粉のようなヒドロキシ
アルキル化澱粉からなる。
【0030】同様に、例えば天然の又は修飾された高ア
ミロース含量の澱粉、特にそのカチオン性澱粉が有利に
使用される。
【0031】本発明の文脈内において、あらかじめ、例
えばマイクロ波又は超音波処理、硬化押出、ドラムゲル
化又は圧縮などの物理的に修飾された澱粉を使用するこ
とも可能であり、該澱粉は、上述の部分的に融解した状
態を超えない修飾状態にあるのが好ましい。
【0032】さらに、上述のように化学的に修飾された
澱粉は、同時に、化学的修飾の過程に先立ち又は引き続
いてそのような物理的修飾処理に供せられる。
【0033】本発明において、“ヒドロキシカルボン酸
”という言葉は、少なくとも1種のヒドロキシ基及び少
なくとも1種のカルボキシル基を有するすべての酸を意
味する。
【0034】この定義は特に以下の酸の型に適用される
:*乳酸、グリコール酸、ヒドロキシ酪酸などのモノヒ
ドロキシ/モノカルボン酸、*クエン酸、イソクエン酸
、リンゴ酸、タルトロン酸などのモノヒドロキシ/ポリ
カルボン酸、*グルコン酸、マルトビオン酸、ラクトビ
オン酸、グルクロン酸、グリセリン酸、リボン酸、キシ
ロン酸、ガラクトン酸、メバロン酸などのポリヒドロキ
シ/モノカルボン酸、*酒石酸、メソキサル酸、グルカ
ル酸などのポリヒドロキシ/ポリカルボン酸、及び*上
記酸の任意の少なくとも2種の混合物、例えばグルコン
酸及びマルトビオン酸などの他のものを種々の割合で含
む酸化された澱粉水解物、特に酸化されたグルコースシ
ロップ(OGS)などである。
【0035】本発明の主題であるコンパウンドに使用さ
れるヒドロキシカルボン酸塩は、特にモノヒドロキシ/
モノカルボン酸塩及びポリヒドロキシ/モノカルボン酸
塩からなる群、とりわけ乳酸、グルコン酸、マルトビオ
ン酸、ラクトビオン酸又はグリセリン酸の塩、或いはこ
れらの塩の少なくとも2種の混合物から選ばれる。
【0036】使用される塩は、好ましくはヒドロキシカ
ルボン酸とアルカリ金属又はアルカリ土類金属との塩、
特にナトリウム、カリウム、カルシウム及びマグネシウ
ムからなる群から選ばれる金属との塩である。本発明の
コンパウンドから得られる熱成形された製品の熟成(a
geing)能力及び/又は耐水性の改良のため、前者
は特にヒドロキシカルボン酸のカリウム塩からなる。
【0037】最も好ましい実施態様において、本発明の
コンパウンドは、ヒドロキシカルボン酸塩として少なく
とも1種の乳酸塩、特に乳酸のアルカリ金属またはアル
カリ土類金属塩、とりわけ乳酸ナトリウムまたは乳酸カ
リウムを包含する。
【0038】ヒドロキシカルボン酸塩は、好ましいもの
ではないけれども、言わば本発明のコンパウンドの存在
下に乳酸のようなヒドロキシカルボン酸と適当な塩基(
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、石灰、アミン)と
を、上述の欧州特許第282451号の教示に反して、
澱粉性成分の実質的な解重合を起こし得るいかなる酸触
媒との接触も避けながら配置することによりインジッツ
で発生させることができる。
【0039】好ましくは、本発明のコンパウンドは、一
方の澱粉性成分と他方のヒドロキシカルボン酸塩との間
の重量比が約99/1から25/75、より好ましくは
98/2から60/40の範囲であり、この範囲は使用
されるヒドロキシカルボン酸塩の重量を考慮に入れたも
のである。
【0040】少なくとも1種の澱粉性成分と少なくとも
1種のヒドロキシカルボン酸塩、とりわけ乳酸塩が存在
するという特徴のほかに、本発明のコンパウンドはいか
なる性質または機能を有する1種または数種の添加剤(
増量または装填剤、合成樹脂、可塑剤、滑剤、色素等)
、例えば上述の欧州特許第118240号により詳しく
記載された1種または数種の添加剤を含有し得る。
【0041】本発明のコンパウンドは以下のリストのも
のを含むことができるがこれらに限定されない:*尿素
およびその誘導体、ソルビトール、マンニトール、マル
チトール、ラクチトールなどの水素化された糖類、水素
化された澱粉水解物、グリコール、ポリエチレンおよび
ポリプロピレングリコール、グリセロールおよびその誘
導体、アニオン性界面活性剤、これら添加剤の少なくと
も2種の混合物を含むプロダクトからなる群から選ばれ
た1種または数種の添加剤。
【0042】実際、上記添加剤は、本発明の主題である
コンパウンドの0.5重量%〜30重量%までの範囲で
使用され、尿素のような添加剤は通常約10重量%を超
えないレベルで選択的に使用される。
【0043】*ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリアミド、エチレン/酢酸ビニル共重合体
及びそれらの誘導体(EVA)および(EVOH)、エ
チレン/アクリル酸共重合体およびそれらの誘導体(E
AA)などの合成樹脂の1種または数種。これらの樹脂
は、本発明のコンパウンド中に全コンパウンドの約70
重量%の高いレベルで存在できる。そのような場合、澱
粉性成分とヒドロキシカルボン酸塩の組み合わせは、熱
可塑性コンパウンドの添加により似ている。
【0044】しかしながら、高い生物分解性が日常的に
使用される熱成形された製品に求められるとき、合成樹
脂は、実施する際、本発明のコンパウンドの約20重量
%を超えないレベルで導入され、特に0.5〜10重量
%の範囲で導入される。
【0045】*チタン、シリカまたはアルミニウムの酸
化物、タルク、炭酸カルシウムおよびそれらの混合物の
ような無機装填材料の1種または数種、そしてそれは、
通常本発明のコンパウンドの約20重量%を超えないレ
ベルであり、特に0.01〜5重量%である。
【0046】*例えば、アルカリ又はアルカリ土類金属
シリコネート、シリコンオイル、シリコン樹脂およびそ
れらの混合物などのオルガノシリケートの性質を有する
撥水剤の1種または数種。
【0047】*着色剤、耐火剤、滑剤、抗酸化剤または
殺カビ剤の1種または数種。
【0048】本発明において、以下の実施例に記載され
るように、ソルビトール、尿素、グリセロールおよびそ
の誘導体またはこれら成分の混合物が特に使用される。
【0049】本発明のコンパウンドの水分含量は、熱成
形された製品の供給への適用のための主要な変数ではな
い。特にこの水分含量を調整する必要は全くなく、とり
わけ従来技術の上述の公報の幾つかに記載されているよ
うに低いレベルに調整する必要はない。
【0050】該コンパウンドの水分含量は、引き続く変
形装置に適切に操作するようなときに簡単に確認される
【0051】実際、この水分含量は、40%を超えるこ
とはなく、特に約5〜30%の間にある。
【0052】以下は、ヒドロキシカルボン酸塩および/
またはあらゆる性質の添加剤の1種または数種の存在又
は非存在下に、澱粉性成分が部分的に融解した状態(p
artially  melted  state)に
することができる処理に供せられ、可能であればこの様
にして得られた部分的に融解された澱粉性成分が少なく
とも1種のヒドロキシカルボン酸塩および/または1種
または数種のあらゆる性質の添加剤の存在下に配置され
ることにより特徴付けられる熱成形可能なコンパウンド
の新規な製造方法についてである。澱粉性成分が供せら
れる処理は、あらゆる型の標準装置、特にあらゆるタイ
プのプロダクトに対する適用に伝統的に使用されてきた
マイクロ波または超音波装置、および/またはプラスチ
ック物質およびエラストマーの連続または非連続の変形
に使用される装置、特に1軸スクリューまたは2軸スク
リュー押出機、ミキサーまたは射出成形機などの装置上
で実行される。
【0053】一例として、ビーユーエスエス・カンパニ
ー(BUSS  Company)により販売されてい
るエムディーケイ/イー(MDK/E)46またはエム
ディーケイ/イー(MDK/E)70  コミキサー(
comixer)のようなモジュール構造の装置が挙げ
られる。
【0054】好ましくは、澱粉性成分が供せられる処理
は、該澱粉性成分が実質的に解重合を受けない条件で実
行される。
【0055】本発明の方法によれば、澱粉性成分が供せ
られる処理は、例えば温度の作用と超音波および/また
は圧力の作用とを組合せまたは組合せることのない熱処
理、特に硬化押出またはドラムゲル化処理、或いはマイ
クロ波処理である。
【0056】さらに、本発明の特に有利な側面として、
熱成形可能な澱粉性コンパウンドは今後、特に温度およ
び/または圧力に関し、工業的実施で通常要求されてい
るよりも十分に緩和な作業条件で製造され、それゆえ使
用される澱粉性成分の本質的性質を維持するためにより
好ましい。
【0057】好ましくは、熱処理特に澱粉性成分が供せ
られる硬化押出は、約130℃を超えない温度、特に約
50〜120℃の間で実行される。
【0058】実際、例えば上記ビーユーエスエス・コミ
キサーのこの目的で使用される際の適用は、以下のよう
なものである:*温度は、約80〜120℃の間、とり
わけ約80〜100℃の間であり、*圧力は20バール
(bar)以下、特に2〜5バールのオーダーである。
【0059】本発明の熱成形可能なコンパウンドの製造
方法の最初の変形した実施態様によれば、澱粉性成分が
部分的に融解した状態になるように供せられる処理は、
ヒドロキシカルボン酸塩の不存在下に行われ、得られた
部分的に融解された澱粉性成分は、次いで適当な手段に
より少なくとも1種のヒドロキシカルボン酸塩の存在下
に配置され、後者は好ましいものではないが、得られた
コンパウンド中インジッツで発生させることができる。
【0060】該方法の他の変形した実施態様によれば、
澱粉性成分が部分的に融解した状態になるように供せら
れる処理は、少なくとも1種のヒドロキシカルボン酸塩
の存在下に行われ、該塩は得られたコンパウンド中イン
ジッツで発生され得る。
【0061】本発明の熱成形可能なコンパウンドの製造
方法において、澱粉性成分、ヒドロキシカルボン酸塩お
よび可能な添加剤の使用およびその接触は、特に導入さ
れる形態(閉鎖混合物(close  mixture
)、スプレー等により導入される液体、粘性または固体
の形態)の点および該コンパウンド中のこれら成分各々
の導入時間(開始直後または漸進的導入)の点で多数の
変形例に従い行うことができる。
【0062】また、本発明の方法において、澱粉性成分
とヒドロキシカルボン酸塩との接触は、以下に記載され
ている温度条件、即ち周囲の温度(20〜30℃)付近
かそれより低い温度を含む50℃を超えない温度で単純
に混合することにより行うことができる。
【0063】この可能性は一例として、該混合物がマイ
クロ波処理に供せられる場合および/または該混合物の
澱粉性成分があらかじめ、マイクロ波で処理されていた
場合に考慮される。
【0064】本発明では必ずしも推薦されないけれども
、該混合物に含まれる澱粉性成分が上述の欧州特許第1
18240号、欧州特許第282451号、欧州特許第
326517号または欧州特許第327505号に記載
されている方法によりあらかじめ構造破壊されることも
考慮される。
【0065】本発明の熱成形可能な澱粉性コンパウンド
は、新規な工業生産物を構成し、あらゆる形態(ロッド
、チューブ、シート、フィルム、顆粒、カプセルおよび
より精巧な形態)の製品の製造およびすべての目的に使
用でき、これは、利用できるあらゆる熱成形技術、特に
押出、同時押出、射出成形、ブローまたはカレンダー成
形を利用して行うことができる。
【0066】既に示したように、前記熱成形可能なコン
パウンドの非常に広範な適用性は、他のものの間で、与
えられた熱成形装置および与えられた操作パラメータを
含めた製造の可能性、特に粘弾性などの機械的性質が非
常に広い範囲に亘る成形製品により証明される。
【0067】該機械的性質の評価は、以下の本発明のあ
る好適な実施態様を報告する実施例に記載されているよ
うに、特にいわゆる動的機械的分析法の利用からなる。
【0068】
【実施例】
【0069】
【実施例1】一般的プロトコール A  本発明のコンパウンドの実現の態様の例本発明に
より、少なくとも1種の澱粉性成分及び少なくとも1種
のヒドロキシカルボン酸塩と可能な添加剤の接触が、水
の循環により冷却されたパッペンマイヤー(PAPPE
NMEIYAR)ホモジナイザー中周囲の温度で行われ
た。
【0070】液体の形態で存在しているヒドロキシカル
ボン酸塩(例えば、乳酸ナトリウム)の使用に際し、該
塩は徐々に混合物に加えられ、数分間ホモジナイズされ
る。
【0071】B  熱成形された製品の製造に対する該
コンパウンドの適用 上述の方法により得られたコンパウンドは、例えば周囲
の温度でビーユーエスエス・ピーアール(BUSS  
PR)46  コミキサーのような変形装置のフィード
ホッパーへと導入される。
【0072】該装置は、熱成形可能なコンパウンドの製
造及びその造形を可能にするもので、ミキサーと、クロ
スヘッドとを備えた回復押出機(recovery  
extruder)とナイフを備えたダイ(die)か
らなり、それは得られた熱成形された製品から顆粒を調
製するためのものであり、後者はロッドの形状である。 さらに、ミキサー及び/又は押出機は揮発性成分除去用
の油溜め(well)を有していることにも気付くだろ
う。通常の処理方法は以下のようなものである:*放出
される保持温度は100℃であり、水冷却と供給部のた
め約80(フィード領域近傍)〜約85℃(ダイ領域)
の勾配が発生する;*スクリューの回転率を最適な混合
物を得るように調整する;それは、約20〜60rpm
にセットされる。
【0073】*圧力は約5バールより低いの値に維持さ
れる。
【0074】このケースで得られた熱成形された製品(
ロッド、顆粒)はそのまま使用され得る。しかしながら
、一般に、それらは次いでより容易に、チューブ、セク
ション、フィルム、プレート、射出品などの最終目的物
の製造のために射出成形機、1軸又は2軸スクリュー押
出機、カレンダーのような他の連続又は不連続な変形装
置への供給に向けられる。
【0075】C  動的機械的分析により得られた製品
の機械的性質の特徴 動的機械的分析は、構造と物質の肉眼で見える性質の修
飾を誘導する高分子相互作用のあらゆる変化に特に感受
性を有する方法である。それは弾性率と温度の関数とし
てのサンプルの損失の変化の測定に非常に感受性の技術
である。同一の技術が物質のガラス転移温度(Tg)へ
のアクセス(access)も与える。このデータおよ
び固体状態において測定される防振性(damping
  property)の知識は、最終生成物の利用温
度、衝撃挙動および剛性を予測するのに使用できる。
【0076】動的機械的分析の原理は、サンプルの正弦
線変形(sinusoidal  linear  d
eformation)又は与えられた周波数の捩り歪
(tortional  strain)および既知の
値の継続的応力(continuous  stres
s)に重ね合わされた低い振幅への適用に基づくもので
ある。物質の反応は、角度δの位相からの同じ周波数の
応力である。物質の挙動は、複合弾性率と呼ばれる複合
関数により記載される: E*=E1 +iE2  (式中、E1 は弾性率を示し、E2 は粘度率を示す
。)位相の相違の角度δは、動的損失角の接線とも呼ば
れるtgδが、E2 /E1 に等しくなるものである
【0077】スチールのような純粋の弾性物質は、位相
の相違の角度が0であり、言わばゼロ虚成分(zero
  imaginary  component)を与
える。水のような純粋な粘性物質は、ゼロ実成分(ze
ro  real  component)を与える。 その時の位相の相違の角度は90°である。合成ポリマ
ーの粘弾物質は全て0〜90°の間の値である。
【0078】非常に低い粘度のシリコンオイルにより空
気から試験物質を遮断できる特別な配置での測定セル(
mesuring  cell)の製造による方法に対
し特別な改良がなされた。サンプル中の水の存在に付随
した問題はこのようにして限定された。
【0079】この場合、試験はタイプ  アール.エス
.エー.(type  R.S.A.)II(レオメト
リクス・ソリッド・アナライザー(Rheometri
cs  Solid  Analyzer))の装置上
で行われた。測定のジオメトリーは、張力/円筒形圧縮
であり、温度スキャンは、一定の周波数の応力(str
ess)で行われた。我々のケースで選択された周波数
は、ω=10rad/sであり、温度範囲は周囲の温度
から約150℃までをカバーした。ある測定では、サン
プルがオーブンの温度と平衡に達するよう2.5分毎に
2℃づつ上昇させた。
【0080】試験物質は、既述のようにして得られた熱
成形されたロッドに由来し該ロッドは、除去され、以下
の大きさの試験標本に切断された: *最大直径:      15mm *好ましい直径:  8〜14mm *最大の厚み:    25mm *好ましい厚み:  3〜5mm
【0081】
【実施例2】本発明と調和しないコンパウンドから得ら
れた熱成形された製品の特徴 澱粉性コンパウンドは、80重量%の天然のじゃがいも
澱粉(水分含量:約20%)と20重量%の水を単純に
混合することにより調製される。
【0082】該コンパウンド(以下、比較コンパウンド
1とする)は、ビーユーエスエス・ピーアール(BUS
S  PR)46  コミキサーのホッパーに調製され
た後直接に導入され、次いで熱成形可能なコンパウンド
を得るために上記実施例1Bに示たのと同様に処理され
、次いでロッド状の熱成形された製品にされた。
【0083】該製品のサンプルが調製され、上記実施例
1Cに従う動的機械的分析により特徴付けられた。
【0084】図1は、温度の関数としてこのサンプルの
動的損失角の接線tgδの変化を示す。この様にして得
られた曲線は、130℃という高い温度で最大のtgδ
を示し、これは、動的損失角の接線が実質的にゼロであ
る長い温度範囲の後であり、それはこの範囲での弾性率
E1 が粘度率E2 よりもかなり高いことのためであ
る。 我々は、次にガラス転移温度が130℃付近にある脆く
て剛い物質を周囲の温度で処理した。
【0085】
【実施例3】本発明のコンパウンドからの熱成形された
製品の特徴2〜16まで番号付けされた、少なくとも1
種の澱粉性成分及び少なくとも1種のヒドロキシカルボ
ン酸塩、このケースでは乳酸ナトリウム、を含む種々の
コンパウンドを調製した。
【0086】以下の表1は、各コンパウンドに使用され
る各成分の導入レベル(重量%)の処方を示す。なお、
以下の表1において、“%”は“重量%”を示す。
【0087】                          
 表            1コンパ       
                     ヒドロキ
シ            ウンド      澱粉性
成分            カルボン酸塩     
     可能な添加剤    番号      物質
名          (%)  物質名      
  (%)  物質名    (%)2    じゃが
いも澱粉        90  乳酸Na     
 10    −          −3    じ
ゃがいも澱粉        80  乳酸Na   
   20    −          −4   
 じゃがいも澱粉        70  乳酸Na 
     20  尿素          105 
   じゃがいも澱粉        70  乳酸N
a        5  尿素           
 5                       
                         
      ソルビトール  206    WAKY
LIS        70  乳酸Na      
  5  尿素            5     
 ろう状コーンスターチ              
              ソルビトール  207
    EURYLON  7    70  乳酸N
a        5  尿素           
 5      アミロースに富む         
                       ソル
ビトール  20      コーンスターチ 8    GLYCOLYS  D  70  乳酸N
a        5  尿素           
 5      架橋カルボキシメチル       
                     ソルビト
ール  20      化じゃがいも澱粉 9    エーテル化(ヒドロキ  70  乳酸Na
        5  尿素            
5      シエチル化)ろう状         
                     ソルビト
ール  20      コーンスターチ 10  じゃがいも澱粉        70  グル
コン酸Na  5  尿素            5
                         
                         
    ソルビトール  2011  じゃがいも澱粉
        70  OGS          
5  尿素            5       
                         
                      ソルビ
トール  2012  じゃがいも澱粉       
 70  酒石酸ジNa    5  尿素     
       5                 
                         
            ソルビトール  2013 
 じゃがいも澱粉        70  クエン酸 
       5  尿素            5
                         
         トリNa            
ソルビトール  2014  HI−CAT  180
  70  乳酸Na        5  尿素  
          5      カチオン性   
                         
          ソルビトール  20     
 じゃがいも澱粉 15  アミロースに富む      70  乳酸N
a        5  尿素           
 5      カチオン性            
                         
 ソルビトール  20      コーンスターチ 16  EURYLON  7    60  乳酸N
a      10  グリセロール    5   
   アミロースに富む              
                  ソルビトール 
 15      コーンスターチ         
                         
Clarene                  
                         
           EVOH      10  
                         
                         
  R20            なお、表1中、W
AKYLIS、EURYLON、GLYCOLYS、H
I−CATおよびClareneは商標名である。
【0088】また、乳酸Na(乳酸ナトリウム)として
は、80%の乾燥物質を含む水溶液として用いた。
【0089】さらに、尿素は無水粉末状のものを用いた
【0090】さらに、ソルビトールは、粉末状のものを
用いた。
【0091】これらのコンパウンドは調製後直接にビー
ユーエスエス・ピーアール(BUSS  PR)46 
 コミキサーのホッパーに導入され、次いでロッド状の
熱成形可能なコンパウンドを得るために実施例1Bの方
法に従って処理された。
【0092】得られた各製品のサンプルが調製され、上
述の実施例1Cの動的機械的分析により特徴付けられた
【0093】以下に示す表2は、本発明による番号2〜
16のコンパウンドおよび実施例2の文脈で試験された
対照コンパウンド1を要約したものであり、動的機械的
分析により測定された動的損失角の接線tgδの値が最
大になるときの温度である。表2は、この方法により試
験されたコンパウンドの幾つかの完全な曲線を示す図2
〜図12を参照するもので、温度の関数としての動的損
失角の接線tgδの値の変化を示すものである。
【0094】                         表
          2コンパウンド番号    最大
tgδの温度          参照図面     
   1(対照)          約130℃  
        図2    2          
          約95℃          図
2    3                   
 約35℃          図2    4   
                 <30℃    
      図2および図3    5       
             約53℃        
  図3および図4    6           
         約62℃          図4
    7                    
約60℃          図4    8    
                約37℃     
     図4    9             
       約35℃          図5  
  10                  約50
℃          図6    11      
            約48℃         
 図7    12                
  約50℃          図8    13 
                 約50℃    
      図9    14           
       約40℃          図10 
   15                  約4
5℃          図11    16    
              約48℃       
   図12        さらに、図3は以下に示
される異なる伝統的な合成ポリマーのガラス転移温度を
示し、その温度は通常0〜150℃の間の温度範囲に分
配される。
【0095】 *PVC                =ポリ塩化
ビニル*PVC+plast.  =PVC+可塑剤(
30%ジエチルヘキシルスクシネート)*PA6.6 
           =ポリアミド6−6*PET 
               =ポリエチレン  テ
レフタレート *PS                  =ポリス
チレン*MPMA              =メチ
ル  ポリメタクリレート *PC                  =ポリカ
ーボネート表2および図2〜12全体から、本発明の熱
成形可能なコンパウンドは、その製造および使用に特に
技術的な問題はなく、熱成形された製品は、広い範囲の
機械的性質をもって調製できることがわかる。特に図2
は、操作条件、特に温度に関し熱成形可能な澱粉性物質
を製造し、変形するという文脈の中で通常要求されるよ
りも十分緩和な条件において本発明によるじゃがいも澱
粉のような澱粉性成分と乳酸ナトリウムのようなヒドロ
キシカルボン酸塩との組合せたものが使用できることを
示している。
【0096】本発明において、我々は水(比較コンパウ
ンド1)の代わりに乳酸ナトリウム(コンパウンド2お
よび3)の添加により、例えばコンパウンド2および3
各々に対し約95℃および約35℃という十分に低い温
度で得られた物質のtgδの最大温度(約130℃)を
置換することを証明した。結果は、例えば本発明の熱成
形可能なコンパウンドに対するヒドロキシカルボン酸塩
の添加レベルの関数となり、周囲の温度において種々の
可撓性を示す物質を製造することが可能となる。
【0097】その上、尿素および/またはソルビトール
のような添加剤の必要に応じた使用は、さらなる粘弾性
の調整および図3に示されるような動的損失角の接線の
最大温度の値の調整を可能にする。
【0098】例えば、尿素を使用(コンパウンド4)す
れば、より低いtgδの最大温度(尿素を含まないコン
パウンド3の約35℃の代わりにt<30℃)が得られ
ることも観察される。
【0099】他の側面において、本出願人はソルビトー
ルの使用が最終生成物の耐熱性および機械的抵抗性の改
良をもたらすことについても観察している。
【0100】図4および図5で示される曲線は、本発明
の熱成形可能なコンパウンドの範囲内において、120
℃未満、100℃未満を含む、の温度で処理されなけれ
ばならず、その起源(例えば、じゃがいも澱粉、アミロ
ースに富む澱粉、ろう状澱粉)または化学的(例えば、
エーテル化および/または架橋)および/または物理的
経路での可能な修飾の態様に関し非常に広い多様性を有
する澱粉性成分の利用可能性を示す。
【0101】最後に、図6〜9に相当するコンパウンド
10〜13は、動的損失角温度の最大接線の十分な減少
を導く種々のヒドロキシカルボン酸塩を用いる可能性を
示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】対照コンパウンド1の各温度における動的弾性
率(Po)および動的損失角の接線の値を示すグラフで
ある。
【図2】コンパウンド1、2および3についての各温度
における動的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図3】コンパウンド3、4および5についての各温度
における動的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図4】コンパウンド5、6、7および8についての各
温度における動的損失角の接線の値を示すグラフである
【図5】コンパウンド9についての各温度における動的
損失角の接線の値を示すグラフである。
【図6】コンパウンド10についての各温度における動
的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図7】コンパウンド11についての各温度における動
的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図8】コンパウンド12についての各温度における動
的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図9】コンパウンド13についての各温度における動
的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図10】コンパウンド14についての各温度における
動的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図11】コンパウンド15についての各温度における
動的損失角の接線の値を示すグラフである。
【図12】コンパウンド16についての各温度における
動的損失角の接線の値を示すグラフである。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種の澱粉性成分と少なくとも
    1種のヒドロキシカルボン酸塩を含有することを特徴と
    する熱成形可能なコンパウンド。
  2. 【請求項2】前記澱粉性成分が、部分的に融解した状態
    で存在することを特徴とする請求項1に記載のコンパウ
    ンド。
  3. 【請求項3】動的損失角tgδの接線の最大値が150
    ℃を超えない温度において、特に約0〜130℃の温度
    において見出される熱成形されたコンパウンドを提供し
    得ることを特徴とする請求項1または2に記載のコンパ
    ウンド。
  4. 【請求項4】前記澱粉性成分が、コーン、アミロースに
    富む(amylose−rich)コーン、ろう状コー
    ン(waxy  corn)、小麦、米、エンドウ、ト
    マトおよびカッサバ(manioc)、該澱粉から作ら
    れまたは得られるそれらの切片(cut)または一部(
    fraction)、並びにこれら産物の少なくとも2
    種の混合物に由来する純系または雑種の天然の澱粉から
    なる群から選ばれることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のコンパウンド。
  5. 【請求項5】前記澱粉性成分が、化学的に修飾された澱
    粉、特にイオン性または非イオン性のエーテル化、エス
    テル化、架橋、酸化、アルカリ処理、酸および/または
    酵素加水分解により修飾された純系または雑種の澱粉か
    らなる群から選ばれることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のコンパウンド。
  6. 【請求項6】前記澱粉性成分が、天然のまたは修飾され
    たアミロースに富む澱粉、特にカチオン化された澱粉で
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    コンパウンド。
  7. 【請求項7】前記ヒドロキシカルボン酸塩が、特にアル
    カリ金属またはアルカリ土類金属の塩とりわけナトリウ
    ムまたはカリウム塩、モノヒドロキシ/モノカルボン酸
    の塩、ポリヒドロキシ/モノカルボン酸の塩および前記
    塩の少なくとも2種の混合物からなる群から選ばれるこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンパ
    ウンド。
  8. 【請求項8】前記ヒドロキシカルボン酸塩が、乳酸、グ
    ルコン酸、マルトビオン酸、ラクトビオン酸、グリセリ
    ン酸のアルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、または
    酸化されたグルコースシロップ(OGS)のような酸化
    された澱粉水解物(hydrolysate)であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載のコンパウンド。
  9. 【請求項9】前記ヒドロキシカルボン酸塩が、乳酸のア
    ルカリ金属またはアルカリ土類金属塩、特に乳酸ナトリ
    ウムまたは乳酸カリウムであることを特徴とする請求項
    8に記載のコンパウンド。
  10. 【請求項10】使用されるヒドロキシカルボン酸塩の乾
    燥重量を考慮に入れた場合における、一方の澱粉性成分
    と他方のヒドロキシカルボン酸塩の間の重量比が99/
    1から25/75、より好ましくは98/2と60/4
    0の間であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    に記載のコンパウンド。
  11. 【請求項11】前記コンパウンドがさらに少なくとも1
    種の添加剤、特に増量(extension)または装
    填(charge)剤、合成樹脂、可塑剤、撥水剤、滑
    剤、色素、耐火剤、抗酸化剤および殺カビ剤からなる群
    から選ばれた少なくとも1種の添加剤を含有することを
    特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のコンパウ
    ンド。
  12. 【請求項12】前記コンパウンドが尿素およびその誘導
    体、水素化された糖類、特にソルビトール、マンニトー
    ル、マルチトール、ラクチトール、並びに該水素化され
    た糖、とりわけ水素化された澱粉の水解物、グリセロー
    ルおよびその誘導体および合成樹脂の少なくとも1種を
    含有するプロダクト(product)からなる群から
    選ばれた少なくとも1種の添加剤を含有することを特徴
    とする請求項11に記載のコンパウンド。
  13. 【請求項13】該添加剤が尿素、ソルビトール、グリセ
    ロール、それらの誘導体およびそれらのプロダクトのす
    べての混合物からなる群から選ばれることを特徴とする
    請求項12に記載のコンパウンド。
  14. 【請求項14】澱粉性成分が、ヒドロキシカルボン酸塩
    および/またはあらゆるタイプの添加剤の1種または数
    種の存在下または非存在下に、好ましくは該澱粉性成分
    が実質的に解重合を受けない条件で、且つ可能であれば
    この様にして得られた部分的に融解した澱粉性成分が次
    いで少なくとも1種のヒドロキシカルボン酸塩および/
    またはあらゆるタイプの添加剤の1種または数種の存在
    下に配置される条件で、部分的に融解した状態にし得る
    処理に供せられることを特徴とする熱成形可能なコンパ
    ウンドの製造方法。
  15. 【請求項15】澱粉性成分が供せられる処理が、超音波
    および/または圧力の作用と温度の作用とを組み合わせ
    または組み合わせることのない熱処理、特に硬化押出(
    curing−extrusion)、ドラムゲル化(
    drum  gelatinization)またはマ
    イクロ波処理であることを特徴とする請求項14に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】澱粉性成分が供せられる該熱処理、特に
    硬化押出が約130℃を超えない温度、特に約50℃〜
    約120℃の間の温度で実行されることを特徴とする請
    求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】澱粉性成分が供せられる該熱処理が、約
    80℃〜約100℃の間の温度で実行される硬化押出処
    理であることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】部分的に融解した状態をもたらすために
    澱粉性成分が供せられる処理が、ヒドロキシカルボン酸
    塩の非存在下に実行され且つ得られた部分的に融解され
    た澱粉性成分が、次いであらゆる適切な手段により少な
    くとも1種のヒドロキシカルボン酸塩の存在下に配置さ
    れ、該ヒドロキシカルボン酸塩は必要であれば得られた
    コンパウンド内のインジッツ(in  situ)で発
    生され得ることを特徴とする請求項14〜17のいずれ
    かに記載の方法。
  19. 【請求項19】部分的に融解した状態をもたらすために
    澱粉性成分が供せられる処理が、少なくとも1種のヒド
    ロキシカルボン酸塩の存在下に配置され、該ヒドロキシ
    カルボン酸塩が必要であれば得られたコンパウンド内の
    インジッツで発生され得ることを特徴とする請求項14
    〜17のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】熱成形された製品を得るための、請求項
    1〜13のいずれかの熱成形可能なコンパウンドまたは
    請求項14〜19のいずれかにより製造された熱成形可
    能なコンパウンドの使用。
  21. 【請求項21】合成樹脂に基づく熱成形された製品を得
    るための請求項20に記載の使用。
  22. 【請求項22】特に押出、同時押出、射出成形、ブロー
    またはカレンダー成形による、動的損失角tgδの接線
    の最大値が、最大限約130℃の温度においてである熱
    成形された製品を製造するための請求項1〜13のいず
    れかの熱成形可能なコンパウンドまたは請求項17〜1
    9のいずれかにより製造された熱成形可能なコンパウン
    ドの使用。
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