JPH04311663A - エンジンにおける燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置 - Google Patents
エンジンにおける燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置Info
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- JPH04311663A JPH04311663A JP7614291A JP7614291A JPH04311663A JP H04311663 A JPH04311663 A JP H04311663A JP 7614291 A JP7614291 A JP 7614291A JP 7614291 A JP7614291 A JP 7614291A JP H04311663 A JPH04311663 A JP H04311663A
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Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンにおいて燃料
タンク内に発生する燃料蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガ
ス処理装置の故障診断装置に関する。
タンク内に発生する燃料蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガ
ス処理装置の故障診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンク内にて発生した燃料蒸
発ガス(以下,蒸発ガスと称す)が大気中に放出される
のを防止するために、キャニスタにより蒸発ガスを吸着
し、所定運転状態のときにキャニスタから蒸発ガスを吸
気通路に導入する燃料蒸発ガス処理装置が提案されてい
る(実開昭59−119964号公報及び実開昭59−
88256号公報参照)。
発ガス(以下,蒸発ガスと称す)が大気中に放出される
のを防止するために、キャニスタにより蒸発ガスを吸着
し、所定運転状態のときにキャニスタから蒸発ガスを吸
気通路に導入する燃料蒸発ガス処理装置が提案されてい
る(実開昭59−119964号公報及び実開昭59−
88256号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃料タンク
内にて発生する蒸発ガスをキャニスタにより吸着捕集す
るが、キャニスタの目詰り等により蒸発ガスが漏出する
と運転性を悪化させるという不具合がある。このため、
燃料蒸発ガス処理装置の故障を診断する必要があるが、
運転性を悪化させる原因には燃料系(例えば燃料圧力制
御システム,燃料噴射弁,プレッシャレギュレータ等)
、点火系、吸気系と多岐にわたっており、それらの故障
原因と判別して燃料蒸発ガス処理装置の故障を判定する
のは難しい。
内にて発生する蒸発ガスをキャニスタにより吸着捕集す
るが、キャニスタの目詰り等により蒸発ガスが漏出する
と運転性を悪化させるという不具合がある。このため、
燃料蒸発ガス処理装置の故障を診断する必要があるが、
運転性を悪化させる原因には燃料系(例えば燃料圧力制
御システム,燃料噴射弁,プレッシャレギュレータ等)
、点火系、吸気系と多岐にわたっており、それらの故障
原因と判別して燃料蒸発ガス処理装置の故障を判定する
のは難しい。
【0004】また、目視で故障を判断することも行われ
ているが、この方法では故障を確実に判断できないとい
う不具合がある。本発明は、このような実状に鑑みてな
されたもので、装置の故障を確実でかつ容易に判定でき
る燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置を提供すること
を目的とする。
ているが、この方法では故障を確実に判断できないとい
う不具合がある。本発明は、このような実状に鑑みてな
されたもので、装置の故障を確実でかつ容易に判定でき
る燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は図1
に示すように、燃料タンクA内に発生する燃料蒸発ガス
を吸着捕集するキャニスタBと、該キャニスタBに捕集
された燃料を所定運転時に吸気系に供給する燃料供給装
置Cと、を備えるエンジンの燃料蒸発ガス処理装置にお
いて、前記燃料タンクAに燃料が新たに供給されたこと
を検出する燃料供給時検出手段Dと、空燃比を検出する
空燃比検出手段Eと、前記燃料が新たに供給されたこと
が検出された後に、前記燃料供給装置を作動させるキャ
ニスタBの捕集燃料を吸気系に供給する作動手段Fと、
該作動手段Fの作動時に検出された空燃比と、前記作動
手段Fの非作動時に検出された空燃比と、を比較して燃
料蒸発ガス処理装置の故障を判定する故障判定手段Gと
、を備えるようにした。
に示すように、燃料タンクA内に発生する燃料蒸発ガス
を吸着捕集するキャニスタBと、該キャニスタBに捕集
された燃料を所定運転時に吸気系に供給する燃料供給装
置Cと、を備えるエンジンの燃料蒸発ガス処理装置にお
いて、前記燃料タンクAに燃料が新たに供給されたこと
を検出する燃料供給時検出手段Dと、空燃比を検出する
空燃比検出手段Eと、前記燃料が新たに供給されたこと
が検出された後に、前記燃料供給装置を作動させるキャ
ニスタBの捕集燃料を吸気系に供給する作動手段Fと、
該作動手段Fの作動時に検出された空燃比と、前記作動
手段Fの非作動時に検出された空燃比と、を比較して燃
料蒸発ガス処理装置の故障を判定する故障判定手段Gと
、を備えるようにした。
【0006】
【作用】そして、燃料タンクに燃料が供給された後に、
キャニスタに吸着捕集された燃料を吸気系に供給し、該
供給時の空燃比と非供給時の空燃比とを比較することに
より、装置の故障を診断できるようにした。
キャニスタに吸着捕集された燃料を吸気系に供給し、該
供給時の空燃比と非供給時の空燃比とを比較することに
より、装置の故障を診断できるようにした。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2及び図3は本発明の第1実施例を示す。図
2において、エンジン1には吸気通路2を介して吸入空
気が供給され、吸気通路2にはスロットル弁3が介装さ
れている。前記スロットル弁3の開度を検出するスロッ
トルセンサ4が設けられ、スロットルセンサ4の検出信
号は制御装置5に入力される。また、前記スロットルセ
ンサ4上流の吸気通路2にはエアクリーナ6が介装され
、エアクリーナ6下流には吸入空気量を検出するエアフ
ローメータ7が設けられ、エアフローメータ7の検出信
号は制御装置5に入力される。
明する。図2及び図3は本発明の第1実施例を示す。図
2において、エンジン1には吸気通路2を介して吸入空
気が供給され、吸気通路2にはスロットル弁3が介装さ
れている。前記スロットル弁3の開度を検出するスロッ
トルセンサ4が設けられ、スロットルセンサ4の検出信
号は制御装置5に入力される。また、前記スロットルセ
ンサ4上流の吸気通路2にはエアクリーナ6が介装され
、エアクリーナ6下流には吸入空気量を検出するエアフ
ローメータ7が設けられ、エアフローメータ7の検出信
号は制御装置5に入力される。
【0008】エンジン1の排気通路8には三元触媒9が
介装され、三元触媒9はHC,CO,NOX 成分の浄
化を行うようになっている。また、三元触媒9上流の排
気通路8には排気中の酸素濃度から空燃比を検出する空
燃比検出手段としての酸素センサ10が設けられ、酸素
センサ10の検出信号は制御装置5に入力される。前記
制御装置5には、機関冷却水温度を検出する水温センサ
11と、機関回転速度を検出する機関回転速度12と、
燃料タンク13内に燃料が供給されたことを検出する燃
料供給時検出手段としてのフュエールスイッチ14と、
から検出信号が入力される。尚、前記フュエールスイッ
チ14の具体例としては、燃料タンク13のキャップが
開けられたことを検知するスイッチや、新規に燃料を燃
料タンクに供給するノズルが燃料タンクに差込まれたこ
とを検知するスイッチ等がある。また、フュエールスイ
ッチ14の代わりに、燃料タンク内の燃料量を計測する
センサを設け、燃料が急増したことを検知したときに燃
料が新規に供給されたと判断するようにしてもよい。
介装され、三元触媒9はHC,CO,NOX 成分の浄
化を行うようになっている。また、三元触媒9上流の排
気通路8には排気中の酸素濃度から空燃比を検出する空
燃比検出手段としての酸素センサ10が設けられ、酸素
センサ10の検出信号は制御装置5に入力される。前記
制御装置5には、機関冷却水温度を検出する水温センサ
11と、機関回転速度を検出する機関回転速度12と、
燃料タンク13内に燃料が供給されたことを検出する燃
料供給時検出手段としてのフュエールスイッチ14と、
から検出信号が入力される。尚、前記フュエールスイッ
チ14の具体例としては、燃料タンク13のキャップが
開けられたことを検知するスイッチや、新規に燃料を燃
料タンクに供給するノズルが燃料タンクに差込まれたこ
とを検知するスイッチ等がある。また、フュエールスイ
ッチ14の代わりに、燃料タンク内の燃料量を計測する
センサを設け、燃料が急増したことを検知したときに燃
料が新規に供給されたと判断するようにしてもよい。
【0009】前記吸気通路2壁には燃料噴射弁15が取
付けられ、燃料噴射弁15には燃料が燃料タンク13に
設置された燃料ポンプ(図示せず)により圧送供給され
る。ここで、燃料噴射弁15に供給される燃料の圧力は
プレッシャレギュレータ(図示せず)により調圧されて
略一定に保持される。前記燃料噴射弁15は制御装置5
により駆動制御される。
付けられ、燃料噴射弁15には燃料が燃料タンク13に
設置された燃料ポンプ(図示せず)により圧送供給され
る。ここで、燃料噴射弁15に供給される燃料の圧力は
プレッシャレギュレータ(図示せず)により調圧されて
略一定に保持される。前記燃料噴射弁15は制御装置5
により駆動制御される。
【0010】前記燃料タンク13の上部空間とキャニス
タ16内部空間とを連通する連通路17が設けられ、連
通路17を介して燃料タンク13からキャニスタ16に
蒸発ガスが導入されて蒸発ガスがキャニスタ16に吸着
捕集される。前記キャニスタ16の上部空間と吸気通路
2とがベーパ通路18により連通され、キャニスタ16
には前記ベーパ通路18を開閉路する負圧応動型開閉弁
19が設けられている。前記開閉弁19の駆動部には負
圧通路20を介して吸気通路2から負圧空気が導入され
るようになっており、前記負圧通路20にはEGRコン
トロールバルブ21が介装されている。EGRコントロ
ールバルブ21は前記制御装置5により開閉駆動される
。前記EGRコントロールバルブ21は排気を吸気通路
に還流するコントロールバルブ(図示せず)を作動させ
るバルブである。
タ16内部空間とを連通する連通路17が設けられ、連
通路17を介して燃料タンク13からキャニスタ16に
蒸発ガスが導入されて蒸発ガスがキャニスタ16に吸着
捕集される。前記キャニスタ16の上部空間と吸気通路
2とがベーパ通路18により連通され、キャニスタ16
には前記ベーパ通路18を開閉路する負圧応動型開閉弁
19が設けられている。前記開閉弁19の駆動部には負
圧通路20を介して吸気通路2から負圧空気が導入され
るようになっており、前記負圧通路20にはEGRコン
トロールバルブ21が介装されている。EGRコントロ
ールバルブ21は前記制御装置5により開閉駆動される
。前記EGRコントロールバルブ21は排気を吸気通路
に還流するコントロールバルブ(図示せず)を作動させ
るバルブである。
【0011】前記EGRコントロールバルブ21は、制
御装置5から通電されると、負圧通路20を閉路させて
前記開閉弁19を閉路させ、キャニスタ16の吸着燃料
が吸気通路2に導入されるのを停止させ、蒸発ガスのパ
ージを停止する。また、逆にEGRコントロールバルブ
21は、制御装置5からの通電が停止されると、負圧通
路20を開路させて開閉弁19の駆動部に負圧空気を導
入し、開閉弁19を開路させる。これにより、キャニス
タ16の吸着燃料が大気と混合状態でベーパ通路18を
介して吸気通路2に導入され、吸着燃料のパージが行わ
れる。
御装置5から通電されると、負圧通路20を閉路させて
前記開閉弁19を閉路させ、キャニスタ16の吸着燃料
が吸気通路2に導入されるのを停止させ、蒸発ガスのパ
ージを停止する。また、逆にEGRコントロールバルブ
21は、制御装置5からの通電が停止されると、負圧通
路20を開路させて開閉弁19の駆動部に負圧空気を導
入し、開閉弁19を開路させる。これにより、キャニス
タ16の吸着燃料が大気と混合状態でベーパ通路18を
介して吸気通路2に導入され、吸着燃料のパージが行わ
れる。
【0012】前記制御装置5は図3のフローチャートに
従って作動するようになっている。ここでは、制御装置
5とベーパ通路18と開閉弁19と負圧通路20とEG
Rコントロールバルブ21とが燃料供給装置を構成し、
制御装置5が作動手段と故障判定手段とを構成する。 尚、22はイグニッションスイッチ,23はバッテリで
ある。
従って作動するようになっている。ここでは、制御装置
5とベーパ通路18と開閉弁19と負圧通路20とEG
Rコントロールバルブ21とが燃料供給装置を構成し、
制御装置5が作動手段と故障判定手段とを構成する。 尚、22はイグニッションスイッチ,23はバッテリで
ある。
【0013】次に、作用を図3のフローチャートに従っ
て説明する。このルーチンは、例えばガソリンスタンド
にて給油後に実行される。この理由は、給油直後には燃
料タンク13内に燃料が充満されるのでキャニスタ16
の吸着燃料が増加し、パージ時に吸着燃料が吸気通路2
に確実に導入できるからである。S1では、フュエール
スイッチ14がオンされたか否かを判定し、YESのと
きには燃料の給油が行われたと判断しS2に進みNOの
ときにはS11に進む。
て説明する。このルーチンは、例えばガソリンスタンド
にて給油後に実行される。この理由は、給油直後には燃
料タンク13内に燃料が充満されるのでキャニスタ16
の吸着燃料が増加し、パージ時に吸着燃料が吸気通路2
に確実に導入できるからである。S1では、フュエール
スイッチ14がオンされたか否かを判定し、YESのと
きには燃料の給油が行われたと判断しS2に進みNOの
ときにはS11に進む。
【0014】S2では、EGRコントロールバルブ21
に通電する。これにより、ベーパ通路18が開閉弁19
により閉路されキャニスタ16の吸着燃料のパージが停
止され、エンジン1には燃料噴射弁15のみから燃料が
供給される。S3では、空燃比フィードバック制御をオ
ンさせる。具体的には、エアフローメータ7の検出吸入
空気量Qと機関回転速度センサ12の検出機関回転速度
Nとから基本噴射量Tp(=KQ/N;Kは定数)を演
算した後、演算された基本噴射量Tpに基づいて燃料噴
射量Tiを次式により演算する。
に通電する。これにより、ベーパ通路18が開閉弁19
により閉路されキャニスタ16の吸着燃料のパージが停
止され、エンジン1には燃料噴射弁15のみから燃料が
供給される。S3では、空燃比フィードバック制御をオ
ンさせる。具体的には、エアフローメータ7の検出吸入
空気量Qと機関回転速度センサ12の検出機関回転速度
Nとから基本噴射量Tp(=KQ/N;Kは定数)を演
算した後、演算された基本噴射量Tpに基づいて燃料噴
射量Tiを次式により演算する。
【0015】Ti=Tp×COEF×α+TsCOEF
は冷却水温度等に基づく各種補正係数,αは空燃比を目
標空燃比(理論空燃比)になるようにフィードバック制
御するための空燃比補正係数,Tsはバッテリ電圧によ
る補正分である。そして、演算された燃料噴射量Tiに
対応する噴射パルス信号を燃料噴射弁15に出力し、燃
料をエンジン1に噴射供給する。
は冷却水温度等に基づく各種補正係数,αは空燃比を目
標空燃比(理論空燃比)になるようにフィードバック制
御するための空燃比補正係数,Tsはバッテリ電圧によ
る補正分である。そして、演算された燃料噴射量Tiに
対応する噴射パルス信号を燃料噴射弁15に出力し、燃
料をエンジン1に噴射供給する。
【0016】S4では、S3にて算出された空燃比補正
係数を、キャニスタ16の吸着燃料のパージ停止時の空
燃比補正係数α1として、記憶する。S5では、EGR
コントロールバルブ21への通電を停止する。これによ
り、ベーパ通路18が開閉弁19により開路され、キャ
ニスタ16の吸着燃料が吸着負圧により吸引されて吸気
通路2に導入される。
係数を、キャニスタ16の吸着燃料のパージ停止時の空
燃比補正係数α1として、記憶する。S5では、EGR
コントロールバルブ21への通電を停止する。これによ
り、ベーパ通路18が開閉弁19により開路され、キャ
ニスタ16の吸着燃料が吸着負圧により吸引されて吸気
通路2に導入される。
【0017】S6では、吸着燃料のパージ時における空
燃比補正係数をα2として記憶する。ここで、S4にお
ける空燃比補正係数α1の記憶後、タイマーを設定し、
所定時間経過後にS5及びS6のルーチンを実行する。 また、前記空燃比補正係数α1の記憶時からある程度の
走行後(例えば100km)若しくはある程度の燃料消
費後(例えば燃料ゲージの1/2程度)に、前記S5及
びS6のルーチンを実行させてもよい。
燃比補正係数をα2として記憶する。ここで、S4にお
ける空燃比補正係数α1の記憶後、タイマーを設定し、
所定時間経過後にS5及びS6のルーチンを実行する。 また、前記空燃比補正係数α1の記憶時からある程度の
走行後(例えば100km)若しくはある程度の燃料消
費後(例えば燃料ゲージの1/2程度)に、前記S5及
びS6のルーチンを実行させてもよい。
【0018】S7では、前記S3及びS6にて記憶され
た空燃比補正係数の差(α1−α2)が所定値α0以下
か否かを判定し、YESのときにはS8に進みNOのと
きにはS9に進む。S8では、キャニスタ16等の燃料
蒸発ガス処理装置に故障があると判定する。これは、蒸
発ガスを吸気通路2にパージしていないときの空燃比補
正係数α1と、パージしているときの空燃比補正係数α
2と、の差が小さいときには、パージ作動時にキャニス
タ16から蒸発ガスが吸気通路2に正常に導入されてい
ないのであり、このときを故障と判断するのである。
た空燃比補正係数の差(α1−α2)が所定値α0以下
か否かを判定し、YESのときにはS8に進みNOのと
きにはS9に進む。S8では、キャニスタ16等の燃料
蒸発ガス処理装置に故障があると判定する。これは、蒸
発ガスを吸気通路2にパージしていないときの空燃比補
正係数α1と、パージしているときの空燃比補正係数α
2と、の差が小さいときには、パージ作動時にキャニス
タ16から蒸発ガスが吸気通路2に正常に導入されてい
ないのであり、このときを故障と判断するのである。
【0019】これに対し、前記差(α1−α2)が所定
値α0を超えているときには、キャニスタ16から吸気
通路2に蒸発ガスが正常に導入されていると判断し、S
9において、燃料蒸発ガス処理装置が正常と判定する。 一方、フュエールスイッチ14がオフのときには、S1
0において、通常のキャニスタ16のパージ制御を行わ
せる。
値α0を超えているときには、キャニスタ16から吸気
通路2に蒸発ガスが正常に導入されていると判断し、S
9において、燃料蒸発ガス処理装置が正常と判定する。 一方、フュエールスイッチ14がオフのときには、S1
0において、通常のキャニスタ16のパージ制御を行わ
せる。
【0020】以上説明したように、燃料タンクに燃料が
供給された後に、キャニスタ16から燃料を吸気通路2
に強制的に導入させ、この導入時に検出された空燃比に
対応する空燃比補正係数と、前記非導入時に検出された
空燃比に対応する空燃比補正係数と、を比較してキャニ
スタ16等の故障を判定するようにしたので、他の装置
の故障と判別して装置の故障を短時間で容易かつ確実に
判定でき、診断時間を大幅に短縮できると共に診断作業
を効率良く行うことができ、さらにユーザに対しても修
理費の負担を軽減できる。
供給された後に、キャニスタ16から燃料を吸気通路2
に強制的に導入させ、この導入時に検出された空燃比に
対応する空燃比補正係数と、前記非導入時に検出された
空燃比に対応する空燃比補正係数と、を比較してキャニ
スタ16等の故障を判定するようにしたので、他の装置
の故障と判別して装置の故障を短時間で容易かつ確実に
判定でき、診断時間を大幅に短縮できると共に診断作業
を効率良く行うことができ、さらにユーザに対しても修
理費の負担を軽減できる。
【0021】図4は本発明の第2実施例を示す。尚、第
1実施例と同一要素には図2と同一符号を付して説明を
省略する。本実施例は、制御装置5とは別に、制御装置
5に専用コード31を介して接続され故障診断装置32
を外部に設け、該故障診断装置32にて装置の故障を診
断するようにしたものである。33は故障等を表示する
表示装置、34はデータ等を入力する入力装置、35は
データ等を出力する出力装置である。
1実施例と同一要素には図2と同一符号を付して説明を
省略する。本実施例は、制御装置5とは別に、制御装置
5に専用コード31を介して接続され故障診断装置32
を外部に設け、該故障診断装置32にて装置の故障を診
断するようにしたものである。33は故障等を表示する
表示装置、34はデータ等を入力する入力装置、35は
データ等を出力する出力装置である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、燃料タ
ンクに燃料が供給された後に、キャニスタから吸気系に
燃料を供給し、この供給時と非供給時との空燃比を比較
することにより装置の故障を診断するようにしたので、
燃料蒸発ガス処理装置の故障を他の装置の故障と判別し
て、確実かつ容易に診断でき、もって診断時間を短縮で
きると共にその作業を効率良く行える。
ンクに燃料が供給された後に、キャニスタから吸気系に
燃料を供給し、この供給時と非供給時との空燃比を比較
することにより装置の故障を診断するようにしたので、
燃料蒸発ガス処理装置の故障を他の装置の故障と判別し
て、確実かつ容易に診断でき、もって診断時間を短縮で
きると共にその作業を効率良く行える。
【図1】本発明のクレーム対応図。
【図2】本発明の第1実施例を示す構成図。
【図3】同上のフローチャート。
【図4】本発明の第2実施例を示す構成図。
2 吸気通路。
5 制御装置。 10 酸素センサ。
13 燃料タンク。 14 フュエールスイッチ。 16
キャニスタ。 18 ベーパ通路。
19 開閉弁。 20 負圧通路。
21 EGRコントロールバルブ。
5 制御装置。 10 酸素センサ。
13 燃料タンク。 14 フュエールスイッチ。 16
キャニスタ。 18 ベーパ通路。
19 開閉弁。 20 負圧通路。
21 EGRコントロールバルブ。
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料タンク内に発生する燃料蒸発ガス
を吸着捕集するキャニスタと、該キャニスタに捕集され
た燃料を所定運転時に吸気系に供給する燃料供給装置と
、を備えるエンジンの燃料蒸発ガス処理装置において、
前記燃料タンクに燃料が新たに供給されたことを検出す
る燃料供給時検出手段と、空燃比を検出する空燃比検出
手段と、前記燃料が新たに供給されたことが検出された
後に、前記燃料供給装置を作動させてキャニスタの捕集
燃料を吸気系に供給する作動手段と、該作動手段の作動
時に検出された空燃比と、前記作動手段の非作動時に検
出された空燃比と、を比較して燃料蒸発ガス処理装置の
故障を判定する故障判定手段と、を備えたことを特徴と
するエンジンにおける燃料蒸発ガス処理装置の故障診断
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03076142A JP3087328B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | エンジンにおける燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP03076142A JP3087328B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | エンジンにおける燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH04311663A true JPH04311663A (ja) | 1992-11-04 |
JP3087328B2 JP3087328B2 (ja) | 2000-09-11 |
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JP03076142A Expired - Fee Related JP3087328B2 (ja) | 1991-04-09 | 1991-04-09 | エンジンにおける燃料蒸発ガス処理装置の故障診断装置 |
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JP (1) | JP3087328B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996010691A1 (fr) * | 1994-09-30 | 1996-04-11 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Dispositif de diagnostic de defaut pour systeme de controle de l'evaporation de carburant |
JP2018162737A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 株式会社デンソー | 蒸発燃料処理装置 |
-
1991
- 1991-04-09 JP JP03076142A patent/JP3087328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996010691A1 (fr) * | 1994-09-30 | 1996-04-11 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Dispositif de diagnostic de defaut pour systeme de controle de l'evaporation de carburant |
US5651351A (en) * | 1994-09-30 | 1997-07-29 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Fault diagnosis apparatus for a fuel evaporative emission supressing system |
JP2018162737A (ja) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | 株式会社デンソー | 蒸発燃料処理装置 |
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