JPH04309955A - 感光性組成物及びパタン形成方法 - Google Patents

感光性組成物及びパタン形成方法

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JPH04309955A
JPH04309955A JP3075533A JP7553391A JPH04309955A JP H04309955 A JPH04309955 A JP H04309955A JP 3075533 A JP3075533 A JP 3075533A JP 7553391 A JP7553391 A JP 7553391A JP H04309955 A JPH04309955 A JP H04309955A
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JP
Japan
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group
photosensitive composition
film
carbon atoms
photosensitive
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JP3075533A
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Michiaki Hashimoto
橋本 通晰
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性組成物及びパタ
ン形成方法に係わり、特に半導体装置等の電子部品の製
造に用いるのに適した感光性組成物及びパタン形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置等電子部品の製造に用
いるに適した感光性組成物またはホトリソグラフィ技術
は、特開昭60−238829号公報、特開平2−40
658号公報、特開昭59−264450号公報、SP
IE  Vo1.920  Advanced  in
  Resist  Technology  and
Processing  V(1988)91〜99頁
等に示されている。
【0003】上記特開昭60−238829号公報に記
載の方法(以下第1の方法とする)は、より微細化した
パタンを解像度よく形成するために、ホトレジスト膜上
に感光性ジアゾニウム塩を含む感光膜を設けた後に、ホ
トレジストと感光性ジアゾニウム塩の両方を感光させる
光を用いてパタン露光するものである。この感光性ジア
ゾニウム塩を含む感光膜は露光前の透過率はかなり低い
が、露光により徐々に透明になるような光退色性を示す
ものである。それ故に上記感光膜にマスクの像イメージ
が露出されたとき、上記像イメージは明るいところで光
退色が速く進み、暗いところでは光退色がゆっくり進む
。したがって、このような光退色性を利用することによ
り、ホトレジストに照射される明るいところと暗いとこ
ろとの露光量の差は、上記感光膜がないときに較べて大
きくなり、コントラストが向上する。
【0004】また、上記特開平2−40658号公報記
載の方法(以下第2の方法とする)は、LSIデバイス
等の微細な電子部品を製造するために適用することにつ
いて配慮されたジアゾニウム塩を用いた感光性組成物及
びパタン形成方法に関するものである。
【0005】さらにまた、特開昭59−264450号
公報記載の方法(以下第3の方法とする)は、ジアゾニ
ウム塩を含む感光性組成物及びそれを用いたパタン形成
法に係わるものであって、微細パタン形成に有効に適用
されるものである。
【0006】さらにまた、SPIE  Vo1.920
  Advanced  inResist  Tec
hnology  and  Processing 
 V(1988)91〜99頁には、ジアゾニウム塩と
ポリ(p−スチレンスルホン酸)から成る感光性材料が
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ジアゾニウム塩を用い
た上記従来技術は、LSIデバイス等の微細な電子部品
を製造するために適用することにおいては問題があった
。すなわち、従来技術に用いられているジアゾニウム塩
は、例えば上記第1及び第3の方法並びに上記文献SP
IE  Vo1.920  Advancedin  
Resist  Technology  and  
Processing  V(1988)91〜99頁
に記載されているように、ハロゲンイオンまたはホウ素
、アルミニウム、鉄、亜鉛、ヒ素、アンチモン、リンな
どのハロゲン化合物から構成された陰イオンを有し、こ
れらの金属、半金属はLSIデバイス等の不良原因とな
るという問題があった。そこで本発明者らは上記第2の
方法にあるようにLSIデバイス等の不良原因となる金
属不純物等を実質的に含まない感光性組成物及びこれを
用いたパタン形成方法を提案するものである。
【0008】ジアゾニウム塩を感光性組成物として用い
る場合の第2の問題は熱的な安定性に関するものである
。この問題を解決するために、例えば上記第3の方法に
記載されているように、有機酸例えばp−トルエンスル
ホン酸、スルホサリチル酸、クエン酸、酒石酸等が熱安
定剤として添加される。しかし、これらの低分子の有機
酸は結晶性のものが多く、該有機酸の含有量及び雰囲気
の湿度あるいは放置時間等の塗膜の放置条件によっては
塗膜状態で結晶化が起こるなどの問題がある。
【0009】本発明の目的は、LSIデバイス等の不良
原因となる金属不純物等を実質的に含まず、熱安定性に
優れた感光性組成物及びパタン形成方法を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)芳香族
ジアゾニウム塩および側鎖にスルホン酸基を有する高分
子化合物を含有してなる感光性組成物ならびに基板上に
レジスト膜を形成し、該レジスト膜上に光に対し退色性
を示す感光膜を形成し、形成した積層構造の塗膜に所望
のパタンの光を照射し、現像によってレジスト膜のパタ
ンを形成するパタン形成方法において、上記感光膜をこ
の感光性組成物としたパタン形成方法に関する。
【0011】本発明の芳香族ジアゾニウム塩としては、
芳香族ジアゾニウム化合物のトリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、硫酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン
酸塩等が用いられ、例えば本発明者らの開示になる特開
平2−40658号公報記載の方法によって得られるも
のが使用される。例えば、4−(N,N−ジエチルアミ
ノ)ベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン
酸塩、4−(N,N−ジメチルアミノ)−3−メトキシ
ベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸塩
、4−(N,N−ジメチルアミノ)−3−エトキシベン
ゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸塩、4
−(N,N−ジエチルアミノ)−2−メチルベンゼンジ
アゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸塩、3,5−
ジブロモ−4−ヒドロキシベンゼンジアゾニウムトリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)−2,5−ジメチルベンゼンジアゾニウムトリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)−2−メトキシベンゼンジアゾニウムトリフルオ
ロメタンスルホン酸塩、4−(N,N−ジメチルアミノ
)−3−ヒドロキシベンゼンジアゾニウムトリフルオロ
メタンスルホン酸塩、4−ヒドロキシ−3,5−ジメチ
ルベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸
塩、4−ヒドロキシ−2,5−ジメチルベンゼンジアゾ
ニウムトリフルオロメタンスルホン酸塩、4−ベンゾイ
ルアミノ−2,5−ジメトキシベンゼンジアゾニウムト
リフルオロメタンスルホン酸塩、4−(N−エチルアミ
ノ)ベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン
酸塩、2,5−ジエトキシ−4−(4−トリルメルカプ
ト)ベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン
酸塩、4−モルホリノベンゼンジアゾニウムトリフルオ
ロメタンスルホン酸塩、2,5−ジエトキシ−4−モル
ホリノベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホ
ン酸塩、2,5−ジエトキシ−4−(4−メトキシベン
ゾイルアミノ)ベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタ
ンスルホン酸塩、2,5−ジブトキシ−4−(4−メト
キシフェニルメルカプト)ベンゼンジアゾニウムトリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、3−メチル−4−ピロリジ
ノベンゼンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸
塩、4−(N,N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニ
ウム硫酸塩、2,5−ジブトキシ−4−モルホリノベン
ゼンジアゾニウム硫酸塩、2,5−ジプロポキシ−4−
モルホリノベンゼンジアゾニウム硫酸塩、4−(N−エ
チル−N−ヒドロキシエチル)ベンゼンジアゾニウム硫
酸塩、4−モルホリノベンゼンジアゾニウム硫酸塩、4
−(N,N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウムト
リフルオロ酢酸塩、2,5−ジブトキシ−4−モルホリ
ノベンゼンジアゾニウムトリフルオロ酢酸塩、4−(N
,N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウムトリフル
オロ酢酸塩、2,5−ジブトキシ−4−モルホリノベン
ゼンジアゾニウムトリフルオロ酢酸塩、4−モルホリノ
ベンゼンジアゾニウムメタンスルホン酸塩、4−(N,
N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウムメタンスル
ホン酸塩、2,5−ジブトキシ−4−モルホリノベンゼ
ンジアゾニウムメタンスルホン酸塩、2,5−ジプロポ
キシ−4−モルホリノベンゼンジアゾニウムメタンスル
ホン酸塩等のジアゾニウム塩を用いることができる。
【0012】一般式、
【化5】 [式中、Arは
【化6】 なる基を表し、ここにR1、R2およびR3は同一であ
っても異なっていてもよく、それぞれ、水素、水酸基、
ハロゲン、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素
数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、アルケニル基、
−NR4R5で表される基(R4および5は同一であっ
ても異なっていてもよく、それぞれ、水素、炭素数1〜
6のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜3のヒドロキ
シアルキル基、
【化7】 で表される基(R6は炭素数1〜6のアルキル基または
炭素数1〜6のアルコキシ基を表す)を表し、R4およ
びR5はこれらが結合している窒素原子と共に、炭素原
子、酸素原子または窒素原子を介して員数3〜7の環を
形成していてもよい)または
【化8】 で表される基(R7は炭素数1〜6のアルキル基または
炭素数1〜6のアルコキシ基を表す)を表し、X−はC
F3SO3−、CH3SO3−、HSO4−、またはC
F3CO2−を表す]で示される芳香族ジアゾニウム塩
が好ましい。
【0013】これらのジアゾニウム塩は金属不純物を含
まず、したがって本発明になる感光性組成物を半導体装
置等電子部品の製造に用いてもLSIデバイス等の不良
原因になるという問題は生じない。
【0014】側鎖にスルホン酸基を有する高分子化合物
としては、ポリビニルスルホン酸、ポリ(p−ビニルベ
ンゼンスルホン酸)等が用いられる。側鎖にスルホン酸
基を有する高分子化合物を感光膜を形成する材料として
はジアゾニウム塩と共に用いることによりジアゾニウム
塩の熱的安定性を向上することができる。また、該高分
子化合物はそれ自体で塗膜を形成する能力をそなえてお
り、前記第3の方法に記載されているような低分子の有
機酸とは異なって、感光膜の塗膜放置条件によって結晶
を析出することはない。
【0015】さらに、感光膜を形成する材料は上記ジア
ゾニウム塩及び側鎖にスルホン酸基を有する高分子化合
物と共に水溶性ポリマが混合されていることが好ましい
。側鎖にスルホン酸基を有する高分子化合物は、気体透
過性が比較的悪く、ジアゾニウム塩を含む感光膜を露光
した際に発生する窒素により感光膜が膨れるなどの欠陥
を生じ易い。水溶性ポリマとしては、ポリビニルピロリ
ドン、ビニルピロリドンと酢酸ビニルの共重合体、ポリ
ジアセトンアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド
とアクリルアミドの共重合体、ビニルメチルエーテルと
無水マレイン酸の共重合体、ポリビニルアルコール、メ
チルセルローズ等のセルローズ誘導体等を用いることが
できる。側鎖にスルホン酸基を有する高分子化合物と上
記水溶性ポリマを併せた全高分子化合物と上記ジアゾニ
ウム塩との好ましい混合比率は、全高分子化合物1重量
部に対しジアゾニウム塩0.4〜4重量部の範囲であり
、より好ましくは0.8〜3重量部である。十分なコン
トラストの向上効果を得るためには、感光膜が十分な光
学濃度を持つことが好ましい。全高分子化合物1重量部
に対しジアゾニウム塩が0.4重量部未満ではこのコン
トラスト向上効果が少なく、4重量部を越えると感光膜
の光学濃度が高くなりすぎてパタン露光の際に多大の露
光量が必要となる。また、側鎖にスルホン酸基を有する
高分子化合物と上記水溶性ポリマの混合比率は、側鎖に
スルホン酸基を有する高分子化合物1重量部に対し上記
水溶性ポリマ0.04〜5重量部の範囲であり、より好
ましくは0.4〜2重量部である。側鎖にスルホン酸基
を有する高分子化合物1重量部に対し上記水溶性ポリマ
が5重量部を越えると感光膜の気体透過性が低下し、該
感光膜を露光した際に発生する窒素により感光膜が膨れ
るなどの欠陥を生じ易く、0.04重量部未満ではジア
ゾニウム塩の安定化効果が低下する傾向がある。
【0016】シリコン、シリコン酸化物等の基板上に形
成するレジスト膜は前記特開昭60−238829号公
報に記載されているようにネガ型でもポジ型でもどのよ
うなレジストでも用いられる。
【0017】感光膜はレジスト膜上に直接形成してもよ
いが、感光膜を形成するための溶液に難溶性の中間膜を
形成し、この上に感光膜を形成してもよい。このような
技術は前記特開昭60−238829号公報に示されて
いる。感光膜の膜厚は、膜の光学濃度と関係し、含有さ
れるジアゾニウム塩とも関係し、一概には決められない
が0.05〜5μm程度の範囲が好ましく、0.1〜2
μm程度の範囲がより好ましい。
【0018】本発明になる感光性組成物は例えば以下の
ようにして用いられる。まず、ノボラック系ポジ型ホト
レジストを0.5〜1.5μmの膜厚シリコンウエハの
ような被加工基板上に塗布する。このホトレジスト層上
に0.2〜0.5μm厚のポリビニルアルコールのよう
な、中間膜を形成する。ついで、本感光性組成物を該塗
布膜上に塗布する。これを縮小投影露光装置を用いて所
望のパタン露光をし、水現像によって本感光性組成物よ
りなる感光膜と中間膜を除去し、次いで、ポジ型ホトレ
ジスト用現像液で現像することによってパタンが形成さ
れる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
。 実施例1 4−(N,N−ジメチルアミノ)−ベンゼンジアゾニウ
ムトリフルオロメタンスルホン酸塩2重量部、ポリビニ
ルピロリドン1重量部、ポリビニルスルホン酸1重量部
、酢酸14重量部及び水14重量部よりなる感光性組成
物を調製した。
【0020】ポジ型ホトレジストOFPR−800(東
京応化工業株式会社製)の20センチポアズの溶液をシ
リコンウエハ上に塗布してホトレジスト膜を形成した。 この膜上にポリビニルアルコールの0.5重量%水溶液
を回転塗布して中間層を形成し、80℃で20分間ベー
クした。ホトレジスト膜の膜厚は1μm、中間層の膜厚
は0.2μmである。ついで上記感光性組成物溶液を塗
膜上にスピナで塗布し、空気中70℃で3分間ベークし
て、厚さ0.45μmの光退色性を持つ感光膜を形成し
露光試料とした。
【0021】日立製i線縮小投影露光装置を用いて露光
後、水現像によって光退色性を持つ感光膜と中間層を除
去し、水酸化テトラメチルアンモニウムの2.38重量
%水溶液を現像液として40秒間浸漬することによりホ
トレジスト膜を現像した。試料を取り出して電子顕微鏡
写真撮影を行った。パタンを調べたところ、格段にコン
トラストが改良されていることが判った。この感光性組
成物の溶液は25℃に6ヶ月放置しても殆ど変化せずき
わめて安定であった。
【0022】さらに半導体素子の製造に際し、上記と同
じプロセスでホトレジスト膜のパタンを形成したが、製
造した半導体素子はなんら悪影響を受けなかった。
【0023】比較例1 実施例1と同じジアゾニウム塩を感光剤として用い、ポ
リビニルスルホン酸を添加せず、ポリビニルピロリドン
を2重量部とした他は実施例1と同じようにして感光性
組成物を調製した。この感光性組成物の溶液は25℃に
1ヶ月放置により変化を生じた。
【0024】実施例2〜5 実施例1と同じジアゾニウム塩を感光剤として用い表1
に示すような組成(単位はg)の感光性組成物を調製し
た。
【0025】
【表1】 ここで、Dはジアゾニウム塩、PVSはポリビニルスル
ホン酸、PVPはポリビニルピロリドンを示す。
【0026】これらの感光性組成物の溶液は25℃に6
ヶ月放置しても殆ど変化せずきわめて安定であった。さ
らに半導体素子の製造に際し、実施例1と同じプロセス
でホトレジスト膜のパタンを形成したが、製造した半導
体素子はなんら悪影響を受けなかった。
【0027】実施例6 感光剤として4−モルホリノベンゼンジアゾニウムトリ
フルオロメタンスルホン酸塩を用いた他は実施例1と同
じ方法で感光性組成物の溶液を調製した。この感光性組
成物の溶液は25℃に4ヶ月放置しても殆ど変化せずき
わめて安定であった。
【0028】比較例2 実施例6と同じジアゾニウム塩を感光剤として用い、ポ
リビニルスルホン酸を加えず、ポリビニルピロリドンを
2重量部とした他は実施例6と同じようにして感光性組
成物を調製した。この感光性組成物の溶液は25℃に1
ヶ月放置により変化を生じた。
【0029】実施例7〜12 実施例6と同じジアゾニウム塩を感光剤として用い表2
に示すような組成(単位はg)の感光性組成物を調製し
た。
【0030】
【表2】 ここで、Dはジアゾニウム塩、PVSはポリビニルスル
ホン酸、PSSはポリスチレンスルホン酸、PVP−V
Aはポリ(ビニルピロリドン/酢酸ビニル)共重合体を
示す。
【0031】これらの感光性組成物の溶液は25℃に6
ヶ月放置しても殆ど変化せずきわめて安定であった。
【0032】実施例13 4−(N,N−ジメチルアミノ)−3−エトキシベンゼ
ンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸塩2重量
部、ポリビニルピロリドン1重量部、ポリビニルスルホ
ン酸1重量部、酢酸14重量部及び水14重量部よりな
る感光性組成物を調製した。
【0033】ポジ型ホトレジストOFPR−800(東
京応化工業株式会社製)の20センチポアズの溶液をシ
リコンウエハ上に塗布してホトレジスト膜を形成した。 この膜上にポリビニルアルコールの0.5重量%水溶液
を回転塗布して中間層を形成し、80℃で20分間ベー
クした。ホトレジスト膜の膜厚は1μm、中間層の膜厚
は0.2μmである。ついで上記感光性組成物溶液を塗
膜上にスピナで塗布し、空気中70℃で3分間ベークし
て、厚さ0.45μmの光退色性を持つ感光膜を形成し
露光試料とした。
【0034】日立製g線縮小投影露光装置RA501を
用いて露光後、水現像によって光退色性を持つ感光膜と
中間層を除去し、水酸化テトラメチルアンンモニウムの
2.38重量%水溶液を現像液として40秒間浸漬する
ことによりホトレジスト膜を現像した。試料を取り出し
て電子顕微鏡写真撮影を行った。パタンを調べたところ
、格段にコントラストが改良されていた。
【0035】この感光性組成物の溶液は25℃に4ヶ月
放置しても殆ど変化せずきわめて安定であった。さらに
半導体素子の製造に際し、上記と同じプロセスでホトレ
ジスト膜のパタンを形成したが、製造した半導体素子は
なんら悪影響を受けなかった。
【0036】実施例14 2,5−ジ−イソ−プロポキシ−4−モルホリノベンゼ
ンジアゾニウムトリフルオロメタンスルホン酸塩を用い
た他は実施例13と同じ方法で感光性組成物を調製した
。この感光性組成物の溶液は25℃に3ヶ月放置しても
殆ど変化せずきわめて安定であった。
【0037】実施例15〜21 表3に示したジアゾニウム塩、側鎖にスルホン酸基を持
つ高分子化合物及び水溶性ポリマを用い、実施例1と同
じようにして感光性組成物を調製した。
【0038】
【表3】 ここで、PVSはポリビニルスルホン酸、PSSはポリ
スチレンスルホン酸、PVPはポリビニルピロリドン、
PVP−VAはポリ(ビニルピロリドン/酢酸ビニル)
共重合体を示す。
【0039】これらの感光性組成物の溶液は25℃に3
ヶ月放置しても殆ど変化せずきわめて安定であった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、安定性を大幅に改善さ
れた感光性組成物が得られ、また、この感光性組成物を
用いれば微細パタンを高感度、高解像性で、寸法精度よ
く形成することができ、しかも半導体素子の信頼性を損
なうこともない。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  芳香族ジアゾニウム塩および側鎖にス
    ルホン酸基を有する高分子化合物を含有してなる感光性
    組成物。
  2. 【請求項2】  芳香族ジアゾニウム塩が一般式、【化
    1】 [式中、Arは 【化2】 なる基を表し、ここにR1、R2およびR3は同一であ
    っても異なっていてもよく、それぞれ、水素、水酸基、
    ハロゲン、ニトロ基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素
    数1〜6のアルコキシ基、フェニル基、アルケニル基、
    −NR4R5で表される基(R4および5は同一であっ
    ても異なっていてもよく、それぞれ、水素、炭素数1〜
    6のアルキル基、フェニル基、炭素数1〜3のヒドロキ
    シアルキル基、 【化3】 で表される基(R6は炭素数1〜6のアルキル基または
    炭素数1〜6のアルコキシ基を表す)を表し、R4およ
    びR5はこれらが結合している窒素原子と共に、炭素原
    子、酸素原子または窒素原子を介して員数3〜7の環を
    形成していてもよい)または 【化4】 で表される基(R7は炭素数1〜6のアルキル基、また
    は炭素数1〜6のアルコキシ基を表す)を表し、X−は
    CF3SO3−、CH3SO3−、HSO4−、または
    CF3CO2−を表す]で示される芳香族ジアゾニウム
    塩である請求項1記載の感光性組成物。
  3. 【請求項3】  さらに水溶性ポリマを含有してなる請
    求項1または2記載の感光性組成物。
  4. 【請求項4】  基板上にレジスト膜を形成し、該レジ
    スト膜上に光にたいし退色性を示す感光膜を形成し、形
    成した積層構造の塗膜に所望のパタンの光を照射し、現
    像によってレジスト膜のパタンを形成するパタン形成方
    法において、上記感光膜が請求項1または2記載の感光
    性組成物よりなるパタン形成方法。
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