JPH04309900A - 微小焦点x線装置および自動焦点装置 - Google Patents

微小焦点x線装置および自動焦点装置

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JPH04309900A
JPH04309900A JP7279391A JP7279391A JPH04309900A JP H04309900 A JPH04309900 A JP H04309900A JP 7279391 A JP7279391 A JP 7279391A JP 7279391 A JP7279391 A JP 7279391A JP H04309900 A JPH04309900 A JP H04309900A
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JP
Japan
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ray
lens
image
mask
differential signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7279391A
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English (en)
Inventor
Satoshi Fushimi
智 伏見
Tomohiro Kuni
久邇 朝宏
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用または工業用に
使用する微小焦点X線発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されるX線管は焦点寸法が0
.4μm程度までの通常形と焦点寸法が10μm程度以
下の微小焦点形がある。従来の微小焦点X線管は「非破
壊検査」第39巻第2号111ページから112ページ
に記載の「微小焦点による直接拡大撮影と画像処理によ
る識別向上」のようにX線源とX線検出器との間に試料
を置き、X線源と試料との距離:X線源とX線検出器と
の距離の比による幾何学的拡大検出ができる。このとき
図1に示すように、焦点寸法をf、X線源と試料との距
離をL1、試料とX線検出器との距離をL2、このとき
の検出画像のぼけをΔUとすると、ΔU=f・L2/L
1となり、ぼけ量は焦点寸法に比例する。従って、常に
高解像度の画像を得ようとすれば、常に焦点寸法を最小
に保つ必要がある。しかし、従来の微小焦点X線管では
、自動焦点機構がないため長時間使用していると装置の
熱変形、フィラメントやターゲットの劣化、電源変動な
どにより最小焦点寸法が保持できなくなるという欠点が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、X線管
単体で管電流や電子ビームの収束系の励磁電流や電圧な
どの電気的な方法で電子ビームの収束状態を推定し、そ
れらを一定に保つことで焦点寸法を保持しようとしてい
た。この方法では、装置の熱変形、フィラメントやター
ゲットの劣化などの幾何学的な装置の変化には対応でき
ないとう欠陥があった。
【0004】本発明の目的は、これら幾何学的な装置の
変化にも対応可能な自動焦点機構を実現したものである
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、図2に示す構成をとる。図2中1は電子銃、2は収
束レンズ、3は陽極、4はケース、5はX線が放出され
る窓、6はX解像度検出用X線吸収マスク、7はX線検
出器、8は画像微分回路、9は収束レンズ制御回路、1
0は電源、11は試料、12は電子ビーム、13はX線
、14はX線検出映像のモニタディスプレイ、15はフ
ィラメント、16はウェネルト電極である。
【0006】電子銃1から放出された電子は収束レンズ
2により陽極3に収束する。陽極3は電子ビームが照射
されるとX線を発生する。陽極3が電子ビームの進行方
向に対して傾斜していれば、X線は窓5を通ってケース
4の外に放射される。外に放射されたX線は試料11を
透過し、X線検出器7に試料11のX線透過率と材質に
応じた濃淡画像が得られる。また、陽極3から放射され
るX線のうち一部は窓5にあるマスク6により遮られ、
X線検出器7の視野の一部がけられるが、マスク6は試
料11の観察に支障がないように視野の端にわずかにか
かる程度とする。また、マスクはX線検出器の出力を微
分する画像微分回路8の微分方向に直交するように配置
する。また、マスクの厚さは、X線検出器に対して十分
なコントラストがとれる厚さとする。電源10は電子銃
のフィラメント15に適当な電流を流し電子銃から電子
を放出されるため電流源と、電子ビームを陽極まで加速
するための高電圧源と、電子ビーム12を陽極3に収束
するための電源、すなわち、電磁レンズで収束させる場
合は電磁レンズを励磁するための電流源、静電レンズで
収束する場合には静電レンズに印加する高電圧源と、電
子ビームの放出量、すなわち、管電流を制御するための
電子銃ウェネルト電極へ印加する電圧源からなる。
【0007】焦点寸法を把握するには、X線検出器から
得られる画像から試料の微細構造が正しく解像している
かどうかで判断するのが最も正確である。しかし、焦点
寸法を判断できるような微細構造が試料に必ずあるとは
限らない。そこで、窓5に取り付けられたマスク6によ
る検出信号を微分することで焦点寸法を判断し、収束レ
ンズ制御回路9により収束レンズ2を制御し、焦点寸法
を最小に保とうとするものである。
【0008】
【作用】図3にマスク6の例、図4にそのX線検出例を
示す。図5に焦点寸法が大きい場合のX線検出器の映像
信号を示す。マスク部分はX線が吸収されるので暗く、
その他の部分は試料の厚さとX線透過率に応じた明るさ
で検出される。マスクの端の部分ではX線検出器の映像
信号が、暗レベルから明るいレベルに向かって立ち上が
るが、焦点寸法が大きいと、図5に示すようにゆるやか
な傾斜をもって立ち上がる。図6に焦点寸法が小さい場
合のX線検出器の映像信号を示す。焦点寸法が大きい場
合に比べ、マスク端部のX線検出器の映像信号は暗レベ
ルから明レベルに向かって急峻に立ち上がる。この映像
信号を画像微分回路8で微分すると焦点寸法が大きい場
合には図7、焦点寸法が小さい場合には図8に示すよう
な信号が得られる。すなわち、マスク端部の映像信号の
微分値をサンプリングすれば、焦点寸法が大きい場合に
は大きな値、焦点寸法が大きい場合には大きな値が得ら
れる。収束レンズ制御回路9は、この映像信号の微分値
が最小になるように収束レンズを制御する。電子ビーム
の収束状態は、電磁収束レンズの場合には励磁電流を、
静電収束レンズの場合にはレンズ電極に印加する電圧を
変えることにより変化させることができる。どちらの場
合も焦点位置が変化する。陽極の位置より手前に収束し
ても、陽極の位置よりフィラメントから遠ざかる位置に
収束するような電子ビーム軌道をとっても実際の焦点寸
法は大きくなるので、収束レンズ制御回路9は山登りサ
ーボ機構をもち、まず、わずかに収束レンズの制御量を
電磁収束レンズの場合には励磁電流、静電収束レンズの
場合には印加電圧を上げるか下げるかし、画像微分回路
8の出力の変化を調べ、もし出力が大きく、すなわち、
合焦点側に向かえば同じ方向に制御量を変化させ、もし
出力が小さくなる方法、すなわち、合焦点からずれる方
向に変化したら前回とは逆の方向へ変化させればよい。
【0009】以上の方法を用いれば、X線検出信号から
直接合焦状態を判断できるので、装置の熱変形、フィラ
メントやターゲットの劣化などの幾何学的な装置の変化
に対応でき、焦点寸法を長時間最小に保持できる。
【0010】
【実施例】図9に本発明の位置実施例を示す。この実施
例は電子ビームの収束方法として、静電収束レンズを用
いた例である。図中のフィラメント15は、高輝度が得
られるLaB6フィラメントを用いる。窓5はX線透過
率が高いベリリウムを用いる。マスク6は、窓5の上に
X線透過率の低い金を蒸着し、コントラストの高いナイ
フエッジパターンを得る。X線検出器7はイメージイン
テンシファイア17とTVカメラ18からなり、イメー
ジインテンシファイア17でX線検出画像を工学画像に
変換した後、TVカメラ18で電気映像信号に変換する
。画像微分回路8はTVカメラの同期信号検出回路19
と、TVカメラの輝度信号を微分する回路20と、同期
信号検出回路19からマスク6の映像信号上の位置で微
分回路20の出力をサンプリングする回路からなる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、X線検出信号から、直
接、合焦状態を判断できるので、装置の熱変形、フィラ
メントやターゲットの劣化などの幾何学的な装置の変化
に対応でき、焦点寸法を長時間最小に保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】微小焦点X線装置の画像ぼけの原理図、
【図2
】微小焦点X線装置の自動焦点機構の原理図、
【図3】
マスクの例を示す説明図、
【図4】X線検出画像の例を示す説明図、
【図5】焦点
寸法が大きい場合の映像信号の特性図、
【図6】焦点寸
法が小さい場合の映像信号の特性図、
【図7】焦点寸法
が大きい場合の微分信号の特性図、
【図8】焦点寸法が
小さい場合の微分信号の特性図、
【図9】微小焦点X線
装置の画像ぼけの本発明の一実施例のブロック図。
【符号の説明】
1は電子銃、2は収束レンズ、3は陽極、4はケース、
5はX線が放出される窓、6はX解像度検出用X線吸収
マスク、7はX線検出器、8は画像微分回路、9は収束
レンズ制御回路、10は電源、11は試料、12は電子
ビーム、13はX線、14はX線検出映像のモニタディ
スプレイ、15はフィラメント、16はウェネルト電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子銃、収束レンズ、陽極、筐体、X線放
    出窓、電源およびX線検出器を含む微小焦点X線発生装
    置において、前記X線放出窓にX解像度検出用X線吸収
    マスク、画像微分回路、および収束レンズ制御回路を設
    けたことを特徴とする微小焦点X線装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記X線検出器の視野
    の一部を隠すように前記X線吸収マスクを配置し、前記
    X線検出器で前記X線吸収マスクの端部の映像信号を検
    出その微分信号をもって前記X線発生装置のX線源焦点
    寸法を判断し、微分信号ベルが最小となるように収束レ
    ンズを制御する自動焦点方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記収束レンズとして
    静電収束レンズを用い、前記X線検出器で前記X線吸収
    マスク端部の映像信号を検出、その微分信号をもって前
    記X線発生装置のX線源焦点寸法を判断し、微分信号ベ
    ルが最小となるように前記静電収束レンズの印加電圧を
    山登りサーボ機構により変化させる微小焦点X線装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記収束レンズとして
    電磁収束レンズを用い、前記X線検出器で前記X線吸収
    マスクの端部の映像信号を検出、その微分信号をもって
    前記X線発生装置のX線源焦点寸法を判断し、微分信号
    ベルが最小となるように前記電磁収束レンズの印加電流
    を山登りサーボ機構により変化させる微小焦点X線発生
    装置。
JP7279391A 1991-04-05 1991-04-05 微小焦点x線装置および自動焦点装置 Pending JPH04309900A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009543083A (ja) * 2006-07-11 2009-12-03 カール ツァイス インドゥストリエレ メステヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電磁ビームを発生する装置及び装置の動作方法
JP2016091601A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 松定プレシジョン株式会社 反射型x線発生装置

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