JPH04309894A - 切削式溝部裏波ビード加工装置 - Google Patents

切削式溝部裏波ビード加工装置

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JPH04309894A
JPH04309894A JP3075357A JP7535791A JPH04309894A JP H04309894 A JPH04309894 A JP H04309894A JP 3075357 A JP3075357 A JP 3075357A JP 7535791 A JP7535791 A JP 7535791A JP H04309894 A JPH04309894 A JP H04309894A
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nozzle
cutting
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guide
uranami
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Yoshinobu Hayaame
早雨 芳信
Tadashi Washitsuka
鷲塚 正
Yoshiharu Tokunaga
徳永 吉春
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉圧力容器内に複数
の原子炉内再循環ポンプ(インターナルポンプ、以下R
IPという)を内蔵する改良型沸騰水型原子炉(以下A
−BWRという)に好適な切削式溝部裏波ビード加工装
置に係り、特に、原子炉圧力容器(以下、RPVという
)下鏡に設けたRIP取付ノズル部とRIPモータケー
シングとの裏波ビードを切削除去加工する切削式溝部裏
波ビード加工装置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、この種のA−BWRはRPV下
鏡に設けたRIPノズル内に、RIPモータケーシング
の上端部を挿入し、その上端をこのノズル内端に突合せ
溶接により接合している。
【0004】この突合せ溶接部の内周面はボーリング加
工等により仕上げられるが、その外周面に形成される裏
波ビードはその円周溶接線に沿って例えば約2mmの高
さの裏波が凹凸状に盛り上がる状態になる。
【0005】したがって、万一、溶接途中、あるいは溶
接後に、この裏波部分に疑似欠陥があった場合には、こ
の裏波部分を平滑に仕上げ、真実の溶接欠陥がどうか確
認する必要がある。
【0006】また、一般に、円筒形状部品同士の突合せ
溶接部の超音波探傷試験においては、探傷原理の制約上
、探触部位は内外面共に平坦な面であることが望ましく
、探傷当該部を溶接後平滑に加工する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この溶
接部外周の裏波ビードはその機能上、RPV下鏡とRI
Pガイドにより外側を覆われており、しかも、その環状
間隙も狭隘であるので、通常の加工方法ではこの裏波ビ
ード部を容易に除去できない。
【0008】つまり、この溶接部の裏波ビード部を平滑
に加工するためには、この狭隘な環状間隙(例えば十数
mm)内部に裏波ビード部加工装置を挿入し、しかも、
内部で旋回および上下駆動させる機構が必要となる。
【0009】従来、このような狭隘な環状間隙中で突合
せ溶接部外周の裏波ビード部を平滑に仕上げることは、
通常の加工装置では不可能であった。
【0010】そこで本発明はこのような事情を考慮して
なされたもので、その目的はRIPモータケーシングと
RPVノズルの溶接部の裏波ビードを平滑に切削加工す
る切削式溝部裏波ビード加工装置を提供することにある
。 〔発明の構成〕
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために次のように構成される。
【0012】つまり本発明は、原子炉圧力容器取付ノズ
ルの内端に、このノズル内に挿入される原子炉内再循環
ポンプモータケーシングの挿入部内端を突き合せ、その
内側から溶接してなる溶接部外周の裏波ビードを切削す
るバイトと、このバイトを装着せしめて前記原子炉圧力
容器取付ノズルの内周面と前記原子炉内再循環ポンプモ
ータケーシング挿入部外周面との環状間隙に挿入される
円筒部と、この円筒部を、前記原子炉圧力容器取付ノズ
ル内への前記原子炉内再循環ポンプの挿入をガイドする
ガイドの開口部の外側から回転自在に支持して回転かつ
昇降させる駆動装置とを有し、前記円筒部を、前記原子
炉内再循環ポンプガイド開口部の内外へ搬出入自在に軸
方向および周方向にそれぞれ分割すると共に、再組立自
在に構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】切削式溝部裏波ビード加工装置は、その円筒部
を、RPVノズル内周面と、このノズル内部に挿入され
たRIPモータケーシングの挿入部外周面とで成す狭隘
な環状間隙内において、駆動装置により昇降かつ回転さ
せる。
【0014】これにより、円筒部が回転するので、この
円筒部に装着されたバイトが回転し、RPVノズルとR
IPモータケーシングとの溶接部外周の裏波ビードが平
滑に切削される。
【0015】そして、円筒部がガイド開口部内に搬出入
自在に分割かつ再組立自在であり、しかも、駆動装置が
ガイド開口の外側にあるので、円筒部を前記狭隘な間隙
内に挿入することができる。
【0016】つまり、本発明によれば、RPVノズルと
RIPモータケーシングとの溶接部外周の裏波ビード部
を平滑に切削することができるので、この溶接部の健全
性の確認検査のための超音波探傷を容易に実施できる上
に、その誤測定を防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図5に基づい
て説明する。
【0018】図2は例えば1300MW級のA−BWR
のRPV(原子炉圧力容器)下鏡1の部分縦断面を示し
ており、図において、RPV下鏡1の内底部外周部には
、その中心軸周りに、例えば10体のRIP(原子炉内
再循環ポンプ)モータケーシング2を周方向等分位置に
配設している。
【0019】RIPモータケーシング2は図3に示すよ
うにその上端部を、RPVノズル3内に挿入し、このR
PVノズル3の内端3aに、RIPモータケーシング2
の挿入端部2aの内端に突き合せ、その突合せ面を内周
面から全周に亘って溶接して溶接部4を形成している。 この溶接部4はその内周面をボーリング加工等により仕
上げているが、その外周面には裏波部8が形成されてお
り、例えば約2mm程度のなだらかな凸形状のビードを
突出させている。
【0020】また、RIPモータケーシング2の挿入部
2aの外周面とRPVノズル3の内周面との間には狭隘
な環状間隙5を形成しており、RPV下鏡1は各RPV
ノズル3の外底面にRIPガイド6を一体に垂下させ、
このRIPガイド6にはガイド開口部7を開口させてい
る。
【0021】次に、前記環状間隙5内の裏波部8を平滑
に切削加工する切削式溝部裏波ビード加工装置9を図1
および図4,5に基づいて説明する。
【0022】切削式溝部裏波ビード加工装置9は、図1
に示すようにバイト10を円筒部11の上端部の周方向
等分位置に装着し、この円筒部11を軸心周りに回転さ
せ、かつ軸方向(上下方向)に昇降させる駆動装置12
を有する。
【0023】バイト10はその高さ方向と切込み方向と
に段差を設けており、4本のバイト10で切削抵抗を分
散するようになっている。
【0024】円筒部11はRPVノズル3の内周面とR
IPモータケーシング2の挿入部2aの外周面との狭隘
な環状間隙5内に同心状に遊びをもって挿入される。
【0025】また、円筒部11はその上部を周方向に例
えばほぼ4等分し、また、軸方向に例えば5等分して、
複数の上部円弧ユニット13a,13a…と、中間部円
弧ユニット13bとをそれぞれ構成し、これら円弧ユニ
ット13a,13bをガイド開口7内外を搬出入し得る
大きさに構成している。
【0026】各上部、中間部円弧ユニット13a,13
bはその隣接するもの同士を、周方向ではほぞをほぞ孔
内に嵌合させる組立仕口と、ねじ14の締付とにより連
結して、リング状ないし円筒に構成する一方、軸方向に
は連結金具15とねじ16の締付とにより連結して円筒
部11に構成するようになっている。
【0027】円筒部11は各バイト10の近傍において
、軸方向に貫通する例えば矩形の縦溝17を周方向等分
位置に設けると共に、軸方向に貫通する小径の貫通孔1
8,19をそれぞれ設け、これら貫通孔18,19の一
方内に、裏波部8の監視や切削状態、正確な位置決め等
を監視する小型のボアスコープCCD(電荷結合型)カ
メラ等を挿入し、その他方に、バイト10の切屑を吹き
上げるエアを送風するようになっている。
【0028】円筒部11は上部円弧ユニット13aのリ
ング状組立の下端に、中間円弧ユニット13b,…によ
り組み立てた円筒部を連結金具15やねじ16により上
下方向に連結し、円筒部11の下部には外周面に歯車を
形成した例えば4つのギア円弧ユニット20aをリング
状に連結して外歯車20を一体に形成し、この下部を、
ベアリングを有するリング状の支持リング21により回
転自在に支持させている。支持リング21も周方向に例
えば4等分することにより円弧ユニット21aを構成し
、これら円弧ユニット20a,21aをガイド開口7内
を搬出入し得る大きさに構成すると共に、これらをリン
グ状に再組立できるようになっている。
【0029】この支持リング21の1つの円弧ユニット
21aの外側周面には、例えば矩形板状のベース22を
径方向外方へ突出するように突設しており、ベース22
の先端はガイド開口7より外方へ突出し、その突出端部
上に駆動装置12を取り付けている。
【0030】駆動装置12は円筒部11の外歯車20に
噛み合う駆動ギア23に、ベベルギア24を介してモー
タ25の回転軸に接続する一方、ベース22を、スクリ
ュジャッキ26により昇降自在に支持させて、このスク
リュジャッキ26の一端をRIPガイド6のガイド開口
7より下方の下端部外面に固定している。
【0031】したがってスクリュジャッキ26によりベ
ース22を上下方向に昇降させることにより、円筒部1
1を昇降させてバイト10を裏波部8に当接させること
ができる。
【0032】また、その当接状態でモータ25を回転さ
せることにより、ベベルギア24、駆動ギア23、外歯
車20を介して円筒部11を回転させ、バイト10を回
転させることにより、裏波部8を平滑に切削することが
できる。
【0033】次に、このように構成される切削式溝部裏
波ビード加工装置9の組立手順を説明する。
【0034】(1)まず、円筒部11の4つの上部円弧
ユニット13a…をガイド開口7から順次搬入し、組立
仕口とねじ14でリング状に接続して円筒部11の上部
を構成する。
【0035】次に、この上部円弧ユニット13aの上部
に複数の切削バイト10を取り付ける。これらの切削バ
イト10には予め切刃の高さ方向および切込み方向に段
差を設けており、4本のバイト10に平均して切削抵抗
が掛るようになっている。
【0036】(2)この後、複数の中間部円弧ユニット
13bをガイド開口部7から順次搬入し、組立仕口とね
じ14でこれらをリング状ないし円筒状に連結して円筒
部11の中間部を構成する。
【0037】次に、この円筒部11の中間部をその上部
に連結金具15とねじ16とにより上下方向に一体的に
連結する。
【0038】(3)さらに、中間部円弧ユニット13b
を周方向および軸方向に複数段接続していき、バイト1
0を裏波部8を切削し得る高さまで積み上げていく。
【0039】(4)次に、これまで組み立てられた円筒
部11本体を持ち上げた状態で、ガイド開口部7から4
つのギア円弧ユニット20aを順次搬入し、これ20a
を、既に持ち上げられている円筒部11本体に、連結金
具15およびねじ16により一体的に連結して外歯車2
0を形成する。
【0040】さらに、これまでに組み立てられている円
筒部11本体を持ち上げた状態で、ガイド開口部7から
、支持リング21の各円弧ユニット21aと、駆動装置
12を固定するベース板22を突設した1つの円弧ユニ
ット21aを順次搬入し、これらを組立仕口と複数のね
じ14で周方向に接続し、リング状の支持リング21に
形成する。
【0041】次に、この支持リング21を、これまでに
組み立てられている円筒部11の下端に回転自在に接続
する。
【0042】(6)この後、支持リング21のベース2
2に駆動ギア23、ベベルギア24、モータ25を取り
付け、駆動ギア23を外歯車20に噛み合せる。
【0043】(7)次に、スクリュジャッキ26をベー
ス22に取り付けてRIPガイド6の外周面に固定する
【0044】したがって、本実施例によれば、駆動装置
12のモータ25を回転駆動させることにより、円筒部
11を回転させ、バイト10を回転できる。
【0045】また、円筒部11を回転させながら、スク
リュジャッキ26によりベース22を昇降させることに
より、円筒部11を昇降させ、バイト10を回転させな
がら昇降することができる。
【0046】このために、バイト10を適宜回転させな
がら昇降させることにより、裏波部8のビードを平滑に
切削することができ、この裏波部8の凹凸に起因する超
音波探傷試験等による誤測定を防止することができる。
【0047】なお、前記実施例では、各種円弧ユニット
13a,13b,20c,21aを4分割した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限らず、ガイド開口部
7内外に搬出入できる大きさであればよく、その分割数
には限定されない。
【0048】また、前記実施例では図1に示すように、
各ユニット13a,13b,20a,21aを組立仕口
や連結金具15、ねじ14,16により連結する場合に
ついて説明したが、他の結合方法、例えばフックあるい
はスプリング金具を用いてもよい。
【0049】さらに、各円弧ユニット13a,13b,
20aの内側に、プラスチック製のパッチを当てること
により、RIPモータケーシング2の外周壁と切削式溝
部裏波ビード加工装置9との間の摩擦抵抗を減ずるよう
に構成してもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、原子炉容
器取付ノズルと原子炉内再循環ポンプのモータケーシン
グとの狭隘な環状間隙内で、バイトを装着した円筒部を
回転、かつ昇降させることにより、このモータケーシン
グとRPV取付ノズル部内端との突合せ溶接部外周の裏
波ビードを平滑に加工することができる。また、この溶
接部の健全性確認のための超音波探傷検査や試験を容易
に実施することができる上に、誤測定を防止することが
できる。また、切削バイトにより裏波ビードを平滑に切
削加工するので、その加工面を平坦に仕上げ、加工精度
を容易に出し易いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る切削式溝部裏波ビード加工装置の
一実施例の全体構成を示す斜視図。
【図2】図1で示すRIPモータケーシングを取り付け
たRPV下鏡の縦断面を示す部分縦断面図。
【図3】図2の部分拡大図。
【図4】図1で示す切削式溝部裏波ビード加工装置の要
部側面図。
【図5】図4のV−V矢視図。
【符号の説明】
1  RIPモータケーシング 2  RPV下鏡 3  RPVノズル 3a  RPVノズルの内端 4  溶接部 5  環状間隙 6  RIPガイド 7  ガイド開口部 8  裏波部 9  切削式溝部裏波ビード加工装置 10  バイト 11  円筒部 12  駆動装置 13  円弧ユニット 13a  上部円弧ユニット 13b  中間部円弧ユニット 20  外歯車 21  支持リング 22  ベース 23  駆動歯車 24  ベベルギア 26  スクリュジャッキ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  原子炉圧力容器取付ノズルの内端に、
    このノズル内に挿入される原子炉内再循環ポンプモータ
    ケーシングの挿入部内端を突き合せ、その内側から溶接
    してなる溶接部外周の裏波ビードを切削するバイトと、
    このバイトを装着せしめて前記原子炉圧力容器取付ノズ
    ルの内周面と前記原子炉内再循環ポンプモータケーシン
    グ挿入部外周面との環状間隙に挿入される円筒部と、こ
    の円筒部を、前記原子炉圧力容器取付ノズル内への前記
    原子炉内再循環ポンプの挿入をガイドするガイドの開口
    部の外側から回転自在に支持して回転かつ昇降させる駆
    動装置とを有し、前記円筒部を、前記原子炉内再循環ポ
    ンプガイド開口部の内外へ搬出入自在に軸方向および周
    方向にそれぞれ分割すると共に、再組立自在に構成した
    ことを特徴とする切削式溝部裏波ビード加工装置。
JP3075357A 1991-04-08 1991-04-08 切削式溝部裏波ビード加工装置 Expired - Fee Related JP2736181B2 (ja)

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