JPH04308357A - 燃料圧力調整装置 - Google Patents
燃料圧力調整装置Info
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- JPH04308357A JPH04308357A JP3099649A JP9964991A JPH04308357A JP H04308357 A JPH04308357 A JP H04308357A JP 3099649 A JP3099649 A JP 3099649A JP 9964991 A JP9964991 A JP 9964991A JP H04308357 A JPH04308357 A JP H04308357A
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Links
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 title claims abstract description 17
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
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- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの燃料噴射弁
に対する燃料の供給圧力をほぼ一定に制御する燃料圧力
調整装置に関する。
に対する燃料の供給圧力をほぼ一定に制御する燃料圧力
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料圧力調整装置は、周知のように燃料
噴射弁に加わる燃料圧力を吸気管圧力の変化にかかわら
ず一定値に調整するためのものである。そして、一般的
な燃料圧力調整装置は、燃料温度に関係なく、常に燃料
圧力を一定値に保つようになっている。しかし、これで
はエンジンの運転状況に応じて、燃料圧力を増減調整す
ることが困難であった。これに対処する従来装置として
は、例えば特開昭49−58225号公報にて提案され
たものが挙げられる。この公報の従来装置は、図4に断
面図で示されているように、エンジンの燃料経路に連通
される燃料室50と、前記エンジンの吸気経路に連通さ
れる負圧室51と、ケーシング52内を前記燃料室50
と負圧室51とに分割するダイアフラム53と、前記ダ
イアフラム53に設けられて前記燃料経路を開閉するバ
ルブ54と、前記バルブ54を閉弁方向に付勢するスプ
リング55とを備え、さらに前記スプリング55の基端
面を受け止めるシェル56が設けられると共に、このシ
ェル56をその軸方向の二位置間で移動させるソレノイ
ド57が設けられている。そして寒冷始動時には、スプ
リング55の荷重をソレノイド57によって大きくする
ことにより燃料圧力を高め、エンジンの寒冷時の始動性
を向上させている。
噴射弁に加わる燃料圧力を吸気管圧力の変化にかかわら
ず一定値に調整するためのものである。そして、一般的
な燃料圧力調整装置は、燃料温度に関係なく、常に燃料
圧力を一定値に保つようになっている。しかし、これで
はエンジンの運転状況に応じて、燃料圧力を増減調整す
ることが困難であった。これに対処する従来装置として
は、例えば特開昭49−58225号公報にて提案され
たものが挙げられる。この公報の従来装置は、図4に断
面図で示されているように、エンジンの燃料経路に連通
される燃料室50と、前記エンジンの吸気経路に連通さ
れる負圧室51と、ケーシング52内を前記燃料室50
と負圧室51とに分割するダイアフラム53と、前記ダ
イアフラム53に設けられて前記燃料経路を開閉するバ
ルブ54と、前記バルブ54を閉弁方向に付勢するスプ
リング55とを備え、さらに前記スプリング55の基端
面を受け止めるシェル56が設けられると共に、このシ
ェル56をその軸方向の二位置間で移動させるソレノイ
ド57が設けられている。そして寒冷始動時には、スプ
リング55の荷重をソレノイド57によって大きくする
ことにより燃料圧力を高め、エンジンの寒冷時の始動性
を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
装置によると、ソレノイド57によるシェル56の二位
置間の移動であるため、スプリング55の荷重が通常値
、もしくはそれよりも大きい値の二つの大きさに変化さ
せるだけで、燃料圧力も二つの圧力変化しか得られない
。このため燃料圧力の精密な調整を行うことが困難であ
り、エンジンの燃焼特性の改善に不満が残った。
装置によると、ソレノイド57によるシェル56の二位
置間の移動であるため、スプリング55の荷重が通常値
、もしくはそれよりも大きい値の二つの大きさに変化さ
せるだけで、燃料圧力も二つの圧力変化しか得られない
。このため燃料圧力の精密な調整を行うことが困難であ
り、エンジンの燃焼特性の改善に不満が残った。
【0004】そこで本発明は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は燃料噴射弁に
加わる燃料圧力を精密に調整することができ、エンジン
の燃焼特性を改善することのできる燃料圧力調整装置を
提供することにある。
るためになされたものであり、その目的は燃料噴射弁に
加わる燃料圧力を精密に調整することができ、エンジン
の燃焼特性を改善することのできる燃料圧力調整装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の燃料圧力調整装置は、エンジンの燃料経路に連通さ
れる燃料室と、前記エンジンの吸気経路に連通される負
圧室と、前記燃料室と負圧室とにケーシング内を分割す
るダイアフラムと、前記ダイアフラムに設けられて前記
燃料室の燃料経路を開閉するバルブと、前記負圧室に配
置されて前記バルブを閉弁方向に付勢するスプリングと
、を備え、エンジンの燃料噴射弁へ供給される燃料の圧
力を調整する燃料圧力調整装置において、前記スプリン
グの支持側端面にその端面を受けるシェルが設けられる
と共に、前記シェルをスプリングの軸線方向に任意の移
動量でもって進退移動させるアクチュエータが設けられ
たものである。
明の燃料圧力調整装置は、エンジンの燃料経路に連通さ
れる燃料室と、前記エンジンの吸気経路に連通される負
圧室と、前記燃料室と負圧室とにケーシング内を分割す
るダイアフラムと、前記ダイアフラムに設けられて前記
燃料室の燃料経路を開閉するバルブと、前記負圧室に配
置されて前記バルブを閉弁方向に付勢するスプリングと
、を備え、エンジンの燃料噴射弁へ供給される燃料の圧
力を調整する燃料圧力調整装置において、前記スプリン
グの支持側端面にその端面を受けるシェルが設けられる
と共に、前記シェルをスプリングの軸線方向に任意の移
動量でもって進退移動させるアクチュエータが設けられ
たものである。
【0006】
【作用】前記手段によれば、アクチュエータによってシ
ェルが任意の移動量でもって進退移動させられ、その移
動量に対応してスプリングの荷重が比例的に増減させら
れることにより、燃料噴射弁に加わる燃料圧力の精密な
調整が行える。
ェルが任意の移動量でもって進退移動させられ、その移
動量に対応してスプリングの荷重が比例的に増減させら
れることにより、燃料噴射弁に加わる燃料圧力の精密な
調整が行える。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。燃料圧力調整装置を断面図で示した図1において、
略円筒状に形成されたケーシング1は、上下に半割状を
なす二つのカバー体2,3からなる。カバー体2,3は
、その間にダイアフラム5を挟み込んで結合されている
。このダイアフラム5によってケーシング1内が上側の
負圧室6と下側の燃料室7とに区画されている。
る。燃料圧力調整装置を断面図で示した図1において、
略円筒状に形成されたケーシング1は、上下に半割状を
なす二つのカバー体2,3からなる。カバー体2,3は
、その間にダイアフラム5を挟み込んで結合されている
。このダイアフラム5によってケーシング1内が上側の
負圧室6と下側の燃料室7とに区画されている。
【0008】前記カバー体2の側面には負圧接続管8が
取りつけられており、この負圧接続管8には図示はしな
いがエンジンの吸気管に通じる負圧通路が連通される。 前記カバー体3の側面に燃料インレットチューブ9が取
り付けられており、この燃料インレットチューブ9には
図示はしないが燃料供給通路における燃料噴射弁に燃料
を分配供給するデリバリパイプが連通される。またカバ
ー体3の底面にフランジ付き円筒状のシート保持材10
が固着されている。シート保持材10の中空孔の下部に
燃料アウトレットチューブ11が接続されている。この
アウトレットチューブ11には図示はしないが燃料タン
クに通じる燃料リターン通路が連通される。またシート
保持材10の中空孔の上部に中空円筒状のシート部材1
2が圧入されている。このシート部材12の先端(図示
上端)が弁座13となっている。
取りつけられており、この負圧接続管8には図示はしな
いがエンジンの吸気管に通じる負圧通路が連通される。 前記カバー体3の側面に燃料インレットチューブ9が取
り付けられており、この燃料インレットチューブ9には
図示はしないが燃料供給通路における燃料噴射弁に燃料
を分配供給するデリバリパイプが連通される。またカバ
ー体3の底面にフランジ付き円筒状のシート保持材10
が固着されている。シート保持材10の中空孔の下部に
燃料アウトレットチューブ11が接続されている。この
アウトレットチューブ11には図示はしないが燃料タン
クに通じる燃料リターン通路が連通される。またシート
保持材10の中空孔の上部に中空円筒状のシート部材1
2が圧入されている。このシート部材12の先端(図示
上端)が弁座13となっている。
【0009】前記ダイアフラム5には、その中央に下側
のダイアフラム保持部材15とその上側のばね受け部材
16とが取り付けられている。ダイアフラム保持部材1
5には、前記弁座13を開閉するバルブ14が設けられ
ている。また前記ばね受け部材16とそれに対向するシ
ェル19との間には、バルブ14を閉弁方向へ付勢する
スプリング17が介在されている。このシェル19は、
スプリング17の支持側端面を受けており、次に詳述す
るアクチュエータとしてのステッピングモータ20によ
ってその軸方向に任意の移動量でもって進退移動させら
れる。
のダイアフラム保持部材15とその上側のばね受け部材
16とが取り付けられている。ダイアフラム保持部材1
5には、前記弁座13を開閉するバルブ14が設けられ
ている。また前記ばね受け部材16とそれに対向するシ
ェル19との間には、バルブ14を閉弁方向へ付勢する
スプリング17が介在されている。このシェル19は、
スプリング17の支持側端面を受けており、次に詳述す
るアクチュエータとしてのステッピングモータ20によ
ってその軸方向に任意の移動量でもって進退移動させら
れる。
【0010】前記ステッピングモータ20は、前記カバ
ー体2上にその上端面を開口させて設置されている。ス
テッピングモータ20は、モータハウジング22とモー
タハウジング端板23とを有している。このモータハウ
ジング22とモータハウジング端板23とで取り囲まれ
た内部には、シャフト25と、シャフト25と同一軸線
上に配置された回転子26と、回転子26と僅かな間隙
を隔てて配置されたコイルを巻装した固定子27とを有
している。シャフト25の中間部は、前記ハウジング端
板23に固定されたブッシュ軸受28により回り止めさ
れた状態で軸方向に移動可能に支承されている。モータ
ハウジング22内に位置するシャフト25の部分には、
おねじ30が形成されている。
ー体2上にその上端面を開口させて設置されている。ス
テッピングモータ20は、モータハウジング22とモー
タハウジング端板23とを有している。このモータハウ
ジング22とモータハウジング端板23とで取り囲まれ
た内部には、シャフト25と、シャフト25と同一軸線
上に配置された回転子26と、回転子26と僅かな間隙
を隔てて配置されたコイルを巻装した固定子27とを有
している。シャフト25の中間部は、前記ハウジング端
板23に固定されたブッシュ軸受28により回り止めさ
れた状態で軸方向に移動可能に支承されている。モータ
ハウジング22内に位置するシャフト25の部分には、
おねじ30が形成されている。
【0011】前記シャフト25の先端(図示下端)に前
記シェル19が同一軸線上にて固定されている。また前
記回転子26は、円筒軸31とその外周に設けられたマ
グネット32とで構成されている。円筒軸31の一端部
(図示上端部)は、モータハウジング22に軸受33を
介して回転可能に支持されている。円筒軸31の他端部
は、前記モータハウジング端板23に軸受34を介して
回転可能に支持されている。円筒軸31の内周には、前
記シャフト25のおねじ30と螺合するめねじ(符号省
略)が形成されている。従って回転子26が回転すると
、おねじ30とめねじの螺合によりシャフト25が軸方
向に進退移動させられる。
記シェル19が同一軸線上にて固定されている。また前
記回転子26は、円筒軸31とその外周に設けられたマ
グネット32とで構成されている。円筒軸31の一端部
(図示上端部)は、モータハウジング22に軸受33を
介して回転可能に支持されている。円筒軸31の他端部
は、前記モータハウジング端板23に軸受34を介して
回転可能に支持されている。円筒軸31の内周には、前
記シャフト25のおねじ30と螺合するめねじ(符号省
略)が形成されている。従って回転子26が回転すると
、おねじ30とめねじの螺合によりシャフト25が軸方
向に進退移動させられる。
【0012】なお前記シェル19と前記ハウジング端板
23との間には、補助スプリング36が介在されている
。このスプリング36の弾性によって、各種振動による
シェル19の振れ(がた付き)が防止されている。
23との間には、補助スプリング36が介在されている
。このスプリング36の弾性によって、各種振動による
シェル19の振れ(がた付き)が防止されている。
【0013】前記ステッピングモータ20において、固
定子27のコイルへの通電により、回転子26が回転さ
せられると、その回転運動がめねじとおねじ30を介し
てシャフト25の直線運動に変換される。例えば、第1
図に示される状態において、回転子26が正方向へ回転
させられると、シャフト25が前進(図示下方へ移動)
される。これにより、スプリング17が圧縮量が増大さ
れることにより、その荷重(スプリング荷重ともいう)
が増大させられる。また反対に、回転子26が逆方向へ
回転させられると、シャフト25が後退(図示上方へ移
動)される。これにより、スプリング17の圧縮量が減
少されることにより、その荷重が減少される。このよう
に、シャフト25の進退移動により、スプリング17の
圧縮量が増減され、その結果スプリング荷重が制御され
る。
定子27のコイルへの通電により、回転子26が回転さ
せられると、その回転運動がめねじとおねじ30を介し
てシャフト25の直線運動に変換される。例えば、第1
図に示される状態において、回転子26が正方向へ回転
させられると、シャフト25が前進(図示下方へ移動)
される。これにより、スプリング17が圧縮量が増大さ
れることにより、その荷重(スプリング荷重ともいう)
が増大させられる。また反対に、回転子26が逆方向へ
回転させられると、シャフト25が後退(図示上方へ移
動)される。これにより、スプリング17の圧縮量が減
少されることにより、その荷重が減少される。このよう
に、シャフト25の進退移動により、スプリング17の
圧縮量が増減され、その結果スプリング荷重が制御され
る。
【0014】また、前記固定子27のコイルへの通電は
、図2の制御ブロック図に示されているように、燃料噴
射弁の燃料噴射制御を司る電子制御ユニット(ECU)
40からの駆動信号によって行われる。電子制御ユニッ
ト40には、例えばエンジン壁温センサからのエンジン
壁温信号、カムポジションセンサからのNe信号等のエ
ンジン回転数信号、エアフローメータからの吸気管圧力
(流量)の信号、前記燃料圧力調整装置と燃料噴射弁と
の間の燃料経路に配置された燃料温度センサ41からの
検出信号等が入力される。そして電子制御ユニット40
は、燃料噴射弁への駆動信号を出力すると同時に、前記
各検出信号に基づいて適正な燃料圧力を算出し、それに
応じたスプリング荷重となるように前記ステッピングモ
ータ20(詳しくは固定子27のコイル)に駆動信号を
出力し、シャフト25を進退移動させる。
、図2の制御ブロック図に示されているように、燃料噴
射弁の燃料噴射制御を司る電子制御ユニット(ECU)
40からの駆動信号によって行われる。電子制御ユニッ
ト40には、例えばエンジン壁温センサからのエンジン
壁温信号、カムポジションセンサからのNe信号等のエ
ンジン回転数信号、エアフローメータからの吸気管圧力
(流量)の信号、前記燃料圧力調整装置と燃料噴射弁と
の間の燃料経路に配置された燃料温度センサ41からの
検出信号等が入力される。そして電子制御ユニット40
は、燃料噴射弁への駆動信号を出力すると同時に、前記
各検出信号に基づいて適正な燃料圧力を算出し、それに
応じたスプリング荷重となるように前記ステッピングモ
ータ20(詳しくは固定子27のコイル)に駆動信号を
出力し、シャフト25を進退移動させる。
【0015】次に、前記燃料圧力調整装置の作用につい
て説明する。暖機運転完了後におけるエンジン運転時は
エンジンの吸気管圧力が燃料圧力調整弁12の負圧室6
に伝わり、この負圧とスプリング17及び燃料室7内の
燃料圧力との釣り合いにより、燃料通路上流側の燃料圧
力は吸気圧力との差が常に一定になるように制御され、
余分な燃料は燃料アウトレットチューブ11から燃料タ
ンクへ返送される。この状態では燃料が常に流れている
こともあって燃料温度も低く、ベーパーは発生しにくく
、例え発生してもベーパーはバルブ14の開弁により燃
料アウトレットチューブ11を通って燃料リターン通路
から燃料タンクへ戻される。
て説明する。暖機運転完了後におけるエンジン運転時は
エンジンの吸気管圧力が燃料圧力調整弁12の負圧室6
に伝わり、この負圧とスプリング17及び燃料室7内の
燃料圧力との釣り合いにより、燃料通路上流側の燃料圧
力は吸気圧力との差が常に一定になるように制御され、
余分な燃料は燃料アウトレットチューブ11から燃料タ
ンクへ返送される。この状態では燃料が常に流れている
こともあって燃料温度も低く、ベーパーは発生しにくく
、例え発生してもベーパーはバルブ14の開弁により燃
料アウトレットチューブ11を通って燃料リターン通路
から燃料タンクへ戻される。
【0016】この運転状態における燃料圧力Pと燃料温
度Tとの特性線図が図3に直線Aで示されている。なお
、この状態では、燃料温度Tにかかわらず常に一定の燃
料圧力Pに調整されるので、一般的な燃料圧力調整装置
の特性線図と同じになる。次に、高温再始動時において
は、図3中の燃料温度Tがベーパーの発生しやすいt2
以上を高温とみなし、その温度t2との温度差にほぼ比
例して燃料圧力Pが高くなるようにステッピングモータ
20のシャフト25が前進され、スプリング17の荷重
が増大させられる。この特性線図が図3中の線Bで示さ
れている。このように燃料温度Tに対して燃料圧力Pが
連続的に増大されることによって、ベーパーによるベー
パーロックが防止され、エンジン始動不良といった不具
合が改善される。
度Tとの特性線図が図3に直線Aで示されている。なお
、この状態では、燃料温度Tにかかわらず常に一定の燃
料圧力Pに調整されるので、一般的な燃料圧力調整装置
の特性線図と同じになる。次に、高温再始動時において
は、図3中の燃料温度Tがベーパーの発生しやすいt2
以上を高温とみなし、その温度t2との温度差にほぼ比
例して燃料圧力Pが高くなるようにステッピングモータ
20のシャフト25が前進され、スプリング17の荷重
が増大させられる。この特性線図が図3中の線Bで示さ
れている。このように燃料温度Tに対して燃料圧力Pが
連続的に増大されることによって、ベーパーによるベー
パーロックが防止され、エンジン始動不良といった不具
合が改善される。
【0017】また、低温始動時にあっては、図3中の燃
料温度Tが燃料が霧化しにくくなるt1以下を低温とみ
なし、その温度t1との温度差にほぼ比例して燃料圧力
Pが高くなるようにステッピングモータ20のシャフト
25が前進され、スプリング17の荷重が増大させられ
る。この特性線図が図3中の線Cで示されている。この
ように燃料温度Tに対して燃料圧力Pが連続的に増大さ
れることによって、燃料の霧化が向上されることで、低
温始動時の燃料の増量に伴う空燃比が濃くなるといった
空燃比のずれが防止され、ひいては排ガス対策、及び燃
費の向上が図れる。なお、エンジン始動から所定時間経
過後は、前記暖機後のエンジン運転時の状態となる。
料温度Tが燃料が霧化しにくくなるt1以下を低温とみ
なし、その温度t1との温度差にほぼ比例して燃料圧力
Pが高くなるようにステッピングモータ20のシャフト
25が前進され、スプリング17の荷重が増大させられ
る。この特性線図が図3中の線Cで示されている。この
ように燃料温度Tに対して燃料圧力Pが連続的に増大さ
れることによって、燃料の霧化が向上されることで、低
温始動時の燃料の増量に伴う空燃比が濃くなるといった
空燃比のずれが防止され、ひいては排ガス対策、及び燃
費の向上が図れる。なお、エンジン始動から所定時間経
過後は、前記暖機後のエンジン運転時の状態となる。
【0018】また、暖機後のエンジン運転時において、
高負荷運転にあたっては、前記燃料温度t2との温度差
にほぼ比例して燃料圧力Pが高くなるようにステッピン
グモータ20のシャフト25が前進され、スプリング1
7の荷重が増大させられる。この特性線図が図3中の点
線Dで示されている。このように燃料温度Tに対して燃
料圧力Pを連続的に増大させることによって、燃料噴射
弁の噴射量を増加させてその噴射弁のダイナミックレン
ジの増加を図ることができる。
高負荷運転にあたっては、前記燃料温度t2との温度差
にほぼ比例して燃料圧力Pが高くなるようにステッピン
グモータ20のシャフト25が前進され、スプリング1
7の荷重が増大させられる。この特性線図が図3中の点
線Dで示されている。このように燃料温度Tに対して燃
料圧力Pを連続的に増大させることによって、燃料噴射
弁の噴射量を増加させてその噴射弁のダイナミックレン
ジの増加を図ることができる。
【0019】なお本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、アクチュエータとしては、実施
例のステッピングモータ20に限らず、ストロークセン
サを用いることによりDCモータ、リニアソレノイド、
超音波モータに代えることができる。
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、アクチュエータとしては、実施
例のステッピングモータ20に限らず、ストロークセン
サを用いることによりDCモータ、リニアソレノイド、
超音波モータに代えることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、アクチュエータによっ
てシェルが任意の移動量でもって進退移動させられ、ス
プリングの荷重がその移動量に対応して比例的に増減さ
せられることによって、燃料噴射弁に加わる燃料圧力を
精密に調整することができ、よって従来装置に比べエン
ジンの燃焼特性を改善することができる。
てシェルが任意の移動量でもって進退移動させられ、ス
プリングの荷重がその移動量に対応して比例的に増減さ
せられることによって、燃料噴射弁に加わる燃料圧力を
精密に調整することができ、よって従来装置に比べエン
ジンの燃焼特性を改善することができる。
【図1】実施例の燃料圧力調整装置の断面図である。
【図2】同装置の制御ブロック図である。
【図3】燃料温度と燃料圧力との関係を示す特性線図で
ある。
ある。
【図4】従来例の燃料圧力調整装置の断面図である。
7 燃料室
6 負圧室
1 ケーシング
5 ダイアフラム
14 バルブ
17 スプリング
19 シェル
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの燃料経路に連通される燃料
室と、前記エンジンの吸気経路に連通される負圧室と、
前記燃料室と負圧室とにケーシング内を分割するダイア
フラムと、前記ダイアフラムに設けられて前記燃料室の
燃料経路を開閉するバルブと、前記負圧室に配置されて
前記バルブを閉弁方向に付勢するスプリングと、を備え
、エンジンの燃料噴射弁へ供給される燃料の圧力を調整
する燃料圧力調整装置において、前記スプリングの支持
側端面にその端面を受けるシェルが設けられると共に、
前記シェルをスプリングの軸線方向に任意の移動量でも
って進退移動させるアクチュエータが設けられた燃料圧
力調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099649A JPH04308357A (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 燃料圧力調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3099649A JPH04308357A (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 燃料圧力調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04308357A true JPH04308357A (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=14252907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3099649A Pending JPH04308357A (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 燃料圧力調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04308357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7204233B2 (en) | 2004-09-29 | 2007-04-17 | Denso Corporation | Common rail fuel injection system |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP3099649A patent/JPH04308357A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7204233B2 (en) | 2004-09-29 | 2007-04-17 | Denso Corporation | Common rail fuel injection system |
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