JPH0430829Y2 - - Google Patents

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JPH0430829Y2
JPH0430829Y2 JP1985196283U JP19628385U JPH0430829Y2 JP H0430829 Y2 JPH0430829 Y2 JP H0430829Y2 JP 1985196283 U JP1985196283 U JP 1985196283U JP 19628385 U JP19628385 U JP 19628385U JP H0430829 Y2 JPH0430829 Y2 JP H0430829Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば電子腕時計の回転ベゼルスイ
ツチ、置時計の回転つまみスイツチ、電子ゲーム
機等の回転操作スイツチ等のように、操作部材を
回転操作させることによつてスイツチ入力信号を
得る回転操作スイツチのスイツチ回路に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来、例えば腕時計等においては、回転ベゼル
にスイツチ機構を設け、回転ベゼルを所定量、例
えば45°回転させる毎にスイツチ信号を得て、こ
のスイツチ信号で各種制御、例えば表示の切換等
を行なわせるものがある。
然して、回転ベゼルが45°回転される毎に表示
内容がA→B→C……の如く切換表示させるもの
にあつては、AからBに切換えるときに、誤つて
90°回転させてしまうと、表示が直ちにCになつ
てしまうという欠点があり、極めて操作性が悪い
ものであつた。
〔考案の目的〕
この考案は、上記従来の問題点を解決するため
になされたもので、誤つて回転操作部材の回転量
を多く操作して同じスイツチを2回以上オンさせ
ても、その2回目以降の部分のスイツチ処理は行
なわない回転操作スイツチのスイツチ回路を提供
することを目的とする。
〔考案の要点〕 スイツチ入力があつたことを示すデータを記憶
する記憶手段を設け、スイツチ信号が出力された
際には先ず前記記憶手段に前記データが記憶され
ているか否かを判断し、前記データが記憶されて
いないと判断された時、即ち最初のスイツチ信号
に対してのみ予め定められたスイツチ処理を実行
すると共に前記記憶手段に前記データを記憶させ
て処理を終了し、スイツチ信号が入力された時に
既にデータが記憶されていると判断された際には
前記スイツチ処理を行なうことなく処理を終了す
ると共に、最初のスイツチ入力から一定時間後
は、記憶手段のデータをクリアして、その後は、
また最初のスイツチ信号として受け付けるように
したものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を図面に示す一実施例に基づい
て具体的に説明する。第1図は本考案を適用した
ストツプウオツチ装置を備えたデジタル表示式電
子腕時計の外観図で、この時計ケース1の中央に
は時刻をデジタル的に表示する表示部2が設けら
れており、また時計ケース1の上部における表示
部2の周囲には、回転ベゼル3が回転可能に取り
付けられている。また、時計ケース1の内部にお
ける回転ベゼル3の下方には、回転ベゼル3の回
転操作に伴つてONされる2つのキーSA,SBを備
えたベゼルキー部4が設けられている。ここで、
キーSAは表示モードを、ストツプウオツチ基本
モード→ラツプ差モード→平均ラツプモード→ス
プリツトタキモード→ラツプタキモード→ストツ
プウオツチ基本モード→……の順に切換るキー
で、回転ベゼル3を反時計方向に回転させたとき
にオンされ、またキーSBはストツプウオツチ基本
モード→ラツプタキモード→スプリツトタキモー
ド→平均ラツプモード→ラツプ差モード→ストツ
プウオツチ基本モード→……の順に切換えるキー
であり、回転ベゼル3を時計方向に回転させたと
きにオンされるものである。
また、時計ケース1の側部には時計モードとス
トツプウオツチモードを切換えるモードキーSM
と、計測のスタートおよびストツプ用のキーS1
と、タキメータ表示を行うための距離設定用のキ
ーS2と、ラツプ表示、スプリツト表示、その解除
を行なうためのキーSLが設けられている。
次に、上記キーSAおよびSBの構成および作用
を第2図a,b,cを参照して説明する。時計ケ
ース1の上部における外周部に上記回転ベゼル3
が上方へ抜けることなく、回転可能に取り付けら
れており、また、時計ケース1には回転ベゼル3
の下側に対応してキーSAおよびキーSBが夫々配
置され、これらキーSA,SBは回転ベゼル3が1
ステツプずつ回転される毎にオンされるようにな
つている。
即ち、上記キーSA,SBは、押釦5,6と、こ
の押釦5,6を弾性的に押し上げる板ばね7,8
と、この板ばね7,8が接離する電極9,10と
から構成されている。上記押釦5,6は、仕切壁
11を介して並んで上下動可能に配置されてお
り、その上端部は円弧上に形成され、その中間部
にはOリング12,13が取り付けられ、その下
端部には押釦5,6が上方へ抜けないように係止
するストツパ14,15が夫々取り付けられてい
る。また、上記板ばね7,8は、各押釦5,6の
下に配置されており、押釦5,6を弾性的に押し
上げていると共に、押釦5,6の上下動に伴つて
上下に撓み変形するようになつている。さらに、
上記電極9,10は、回路基板16上に形成され
ていると共に、上記板ばね7,8の先端下方に離
間対向しており、板ばね7,8の各端が夫々接離
可能に接触するようになつている。
一方、回転ベゼル3と上記各キーSA,SBとの
間には、断面円形状の作動部材17が配置されて
いる。この作動部材17は、回転ベゼル3の回転
動作に伴い、回転ベゼル3の下面に形成された逆
台形状の5個のカム突起3a,3b,……により
押されて、押釦5,6および仕切壁11の各上端
面上を転動し、且つ上記5個のカム突起3a,3
b……の各下端面により押し下げられて、押釦
5,6のいずれか一方を押し下げるようになつて
いる。
しかして、通常、第2図aに示すように、仕切
壁11上において作動部材17は回転ベゼル3の
カム突起3a,3b間の凹みに配置されており、
これにより、各キーSA,SBは、各押釦5,6が
板ばね7,8により押し上げられ、各板ばね7,
8が電極9,10から離間してオフ状態にある。
この状態で、回転ベゼル3を矢印X方向、つま
り時計方向へ回転させると、回転ベゼル3に形成
されたカム突起3a,3b……が周方向に移動
し、カム突起3bの右側傾斜面が作動部材17に
当接し、これにより作動部材17はキーSBの押釦
6上へ転動する。そして、回転ベゼル3がさらに
矢印X方向へ回転すると、第2図bに示すよう
に、作動部材17が押し下げられ、押釦6は板ば
ね8の弾性力に抗して押し下げられ、板ばね8の
先端を回路基板16上の電極10に接触させる。
これにより、キーSBは、オンするようになる。
また。このような状態で、回転ベゼル3をさら
に矢印X方向へ回転させると、カム突起3bが作
動部材17の上方から矢印X方向へ移動するの
で、作動部材17の上方にはカム突起3bと次の
カム突起3cとの間の凹みが位置する。すると、
第2図Cに示すように押釦6は板ばね8により押
し上げられると共に、作動部材17をカム突起3
b,3c間の凹みに押し上げる。これにより、板
ばね8が電極10から離間し、キーSBはオフとな
る。そして、引き続き回転ベゼル3を矢印X方向
へ回転させると、今度は、上述した第2図bの場
合と同様にキーSBが再びオンする。
このように、回転ベゼル3を矢印X方向、即
ち、時計方向へ回転させると、作動部材17によ
りキーSBは順次オンするようになる。
なお、回転ベゼル3を矢印Y方向、つまり反時
計方向へ回転させると、回転ベゼル3の回転に伴
つてキーSAが上述したキーSBと同様に作動する
ようになる。
次に、この電子腕時計の回路構成を第3図を参
照して説明する。
同図において、ROM21は、全体のシステム
をコントロールするプログラムやデータを内蔵し
ている固定メモリである。ROMアドレス制御部
(ROMA)22は、プログラムの流れを規定する
ROM21のアドレス部であり、ROM21のネ
クストアドレスを指定する出力NA、および演算
回路(ALU)25の出力は、後述する分周回路
30からの出力が入力されている。RAM3は、
ROM21のアドレスデータ出力Su,SLとFu,FL
で指定されたアドレスのデータを出力して、各々
のデータがALU25で処理、加工された結果を
入力して記憶するメモリである。インストラクシ
ヨンデコーダ(INSTDEC)24は、ROM21
の出力Insをデコードして、各ブロツクにコント
ロール信号を送るブロツクである。ALU25は,
S,Fを入力として算術論理演算を行ない、その
出力をROM21の出力Fu,FLで指定された
RAM23のアドレスに書き込む。ラツチ
(LATCH)26は、ROM21の出力Su,SLで指
定されたRAM23のアドレスの内容を一時的に
記憶し、ALU25の入力Fと同期をとつてALU
25の入力Sに送り込む。
発振器(OSC)27は一定周期のクロツク信
号を出力し、タイミングジエネレータ
(TIMING)28は上記クロツク信号を所定の周
波数まで分周して、各ブロツクを時系列にコント
ロールするタイミング信号を出力する。キー入力
部(KEY)29は、各々の処理動作をシステム
に指示するための信号を送るブロツクである。分
周回路(DIV)30はOSC27からの出力を分
周するカウンタで、一定(1/100秒)周期の計時
信号をRAM23等に送込み、計時処理を行わせ
る。
表示回路(DISP)31は処理し終わつたデー
タを表示する回路ブロツクであり、ブザー回路
(BUZZ)32はバスラインからのデータに基づ
いてブザー信号を発生する回路ブロツクである。
バスコントロールゲートA1,A2,B1,B
2,C1〜C4,D1,D2は、INSTDEC24
の出力等に基づいて各バスラインをコントロール
するゲートである。
次に、上述したRAM23の具体的な内部構成
を第4図に示す。
同図に示すようにRAM23は、時刻レジスタ
T、上段表示レジスタX、下段表示レジスタY、
ストツプウオツチレジスタSR、多数のラツプ記
憶レジスタLR、ラツプ回数記憶レジスタKR、
距離記憶レジスタDR、ベゼルフラツグE、タイ
マレジスタF、表示内容の切換レジスタM、表示
モードフラグL、ラツプ差モードフラグN、平均
ラツプモードフラグO、ラツプタキモードフラグ
P、スプリツトタキモードフラグQ等から構成さ
れている。
上記時刻レジスタTは現在時刻を記憶するレジ
スタであり、上段表示レジスタX、下段表示レジ
スタYは、それぞれ後述する第7図に示すような
表示の上段、下段に表示される内容を記憶するレ
ジスタである。ストツプウオツチレジスタSRは、
計測開始後の経過時間を記憶するレジスタであ
る。ラツプ記憶レジスタLRは複数のレジスタか
ら構成され、各レジスタにラツプ時間が逐次書込
まれるようになつている。なお、ここで言うラツ
プ時間とは、ストツプウオツチ計測中に後述する
ラツプスイツチSLが操作された時の前回のラツプ
スイツチSLの操作から経過した時間のことであ
る。しかして、ラツプ回数記憶レジスタKRは、
ラツプを取つた回数、すなわちラツプ回数を記憶
するレジスタであり、距離記憶レジスタDRは、
タキメータ表示を行う場合に必要な距離データを
記憶するレジスタである。
また、ベゼルフラツグEは、キーSA又はSB
いずれが入力されたことを記憶するレジスタであ
り、タイマレジスタFは、上記SA,SBが入力さ
れてからのタイマ時間、本実施例では0.25秒を記
憶するレジスタである。
さらに、表示モードフラグLは、表示モードが
ラツプ差モード、平均ラツプモード、ラツプタキ
モードあるいはスプリツトタキモードの場合に
“1”が設定され、その他の通常の計測モード、
ラツプモードあるいはスプリツトモード等の場合
に“0”が設定される。なお、ここで言うスプリ
ツトとは計測開始からを意味するものである。し
かして、ラツプ差モードフラグN、平均ラツプモ
ードフラグO、ラツプタキモードフラグP、スプ
リツトタキモードフラグQは、それぞれ表示モー
ドがラツプ差モード、平均ラツプモード、ラツプ
タキモード、スプリツトタキモードのときに
“1”が設定され、その他のモードのときに“0”
が設定される。モード切換レジスタMは、後述す
るように所定時間間隔で順次カウントされていく
カウンタであり、このカウント値に従い上記4つ
の表示モードにおける各内容表示の切換えが行な
われるようになつている。
上記各レジスタT,X,Y,SR,LR,KR,
DR,Mおよび各フラグL,N,O,P,Qの内
容は、第3図に示したROM1から出力される読
み取り信号により、ALU25およびKEY9から
出力される各データに基づき順次更新され、また
書込み信号により、ALU25およびDISP31へ
順次出力される。
次に、以上のような回路構成からなる本実施例
の主要な処理動作を第5図および第6図のフロー
チヤートに基づき説明する。
第5図において、まず1/100秒ごとの計時クロ
ツクがあるかどうかを判別し、(a1)、有ればステ
ツプa2で計時処理、即ち詳細は後述するが時刻レ
ジスタTに1/100秒を加算する処理及びタイマレ
ジスタFでタイマ時間を更新する処理を行なう。
一方、1/100秒ごとの計時クロツクが無ければい
ずれかのキーが押されたかどうかを判断する
(a3)。本実施例では、時計モードとストツプウオ
ツチモードとを切換えるキーSMと、計測のスタ
ートおよびストツプ用のキーS1と、ベゼル3の反
時計方向の回転で動作する表示モード切換用のキ
ーSAと、このキーSAとは切換わる順序が逆にな
るようにしたベゼル3の時計方向の回転によつて
動作する表示モード切換用のキーSBと、タキメー
タ表示を行うための距離設定用のキーS2と、ラツ
プ表示、スプリツト表示、およびその解除を行な
うためのキーSLとを備えている。
そこで上記ステツプa3において、上記各キーの
いずれも押されない場合はステツプa1に戻り、い
ずれかのキーが押された場合は次のキー処理
(a4)に移行してからステツプa1に戻る。
ここで、上記キー処理(a4)を第6図に基づい
て具体的に説明する。
まず、ステツプb00では、押されたキーが、ベ
ゼルキー、即ちキーSAもしくはSBであるか又は
他のキーであるかを判別し、他にキーであればそ
のキーの処理を行なう(b01)。
ベゼルキーであればベゼルフラツグEが1かど
うかを判断し(b02)、1であればキーSA,SBの処
理を行なわず、0のときのみステツプb1に進んで
SAもしくはSBの処理を行う。然して、押された
キーがキーSAであるかどうかを判断し(b1)、キ
ーSAであれば、表示モードフラグLが1かどう
か、すなわち表示モードがラツプ差モード、平均
ラツプモード、ラツプタキモード、スプリツトタ
キモードのいずれかであるかどうかを判断する
(b2)。もしL=1でない場合は、モード切換レジ
スタMに0を設定し、表示モードフラグLに1を
設定するとともに、ラツプ差モードフラグNに1
を設定し、ラツプ差を求めるための演算を行う
(b3)。この演算は、ラツプ記憶レジスタLR内に
記憶された2つのラツプ時間の差を求めることに
より行う。
一方、上記ステツプb2においてL=1の場合
は、ラツプ差モードフラグNが1かどうかを判断
し(b4)、N=1の場合はNに0を設定するとと
もに平均ラツプモードフラグOに1を設定し、平
均ラツプを求めるための演算を行う(b5)。この
演算は、ラツプ記憶レジスタLRに記憶されたラ
ツプ時間の所望のラツプ回数までの平均を求める
ことにより行う。
上記ステツプb4においてN≠1の場合は、平均
ラツプモードフラグ0が1であるかどうかを判断
し(b6)、O=1の場合いはOに、0を設定する
とともに、スプリツトタキモードフラグQに1を
設定し、スプリツトタキを求めるための演算を行
う(b7)。この演算は、距離記憶レジスタDRに予
め設定された距離をストツプウオツチレジスタ
SRで計測されたスプリツト時間で除することに
より行う。
上記ステツプb6においてO≠1の場合は、スプ
リツトタキモードフラグQが1かどうか判断し
(b8)、Q=1の場合はQに0を設定するととも
に、ラツプタキモードフラグPに1を設定し、ラ
ツプタキを求める演算を行う(b9)。この演算は、
距離記憶レジスタDRに予め設定された距離をラ
ツプ記憶レジスタLRに記憶された所望回数目の
ラツプ時間で除することにより行う。
上記ステツプb8においてQ≠1の場合、すなわ
ち最後に残つたラツプタキモードフラグPが1の
場合は、Pに0を設定するとともにLにも0を設
定する(b10)。すなわち、表示モードは通常の計
測モード、ラツプモードあるいはスプリツトモー
ドに切換わる。
また、上記ステツプb1においてキーSAでなけれ
ば、キーSBと判断しステツプb2と同様にL=1か
どうかを判断する(b12)。L≠1の場合は、モー
ド切換レジスタMに0を設定し、Lに1を設定す
るとともに、ラツプタキモードフラグPに1を設
定し、上述したようなラツプタキ演算を行う
(b13)。
上記ステツプb12においてL=1の場合は、P
が1かどうかを判断し(b14)、P=1の場合はP
に0を設定するとともにスプリツトタキモードフ
ラグQに1を設定し、上述したスプリツトタキ演
算を行う(b15)。また、上記ステツプb14におい
てP≠1の場合は、Q=1かどうかを判断し
(b16)、Q=1の場合はこのQに0を設定すると
ともに平均ラツプモードフラグOに1を設定し、
上述した平均ラツプ演算を行う(b17)。
上記ステツプb16においてQ≠1の場合はO=
1かどうかを判断し(b16)、O=1の場合はOに
0を設定するとともに、ラツプ表示モードフラグ
Nに1を設定し、上述したラツプ差演算を行う
(b19)。一方、上記ステツプb18においてO≠1の
場合、すなわち最後に残つたラツプ差モードフラ
グNが1の場合、Nに0を設定するとともにLに
も0を設定する(b20)。すなわち、表示モードは
ストツプウオツチ基本モードである通常の計測モ
ード、ラツプモードあるいはスプリツトモードの
うち1つのモードに切換わる。
このようにキーSAが押された場合とキーSB
押された場合とでは、各表示モードを切換える順
番が逆になるだけである。すなわち、キーSA
押された場合は各フラグをN,O,Q,P、順に
切換えて1を設定していくのに対し、キーSBが押
された場合はP,Q,O,Nの順に切換えて1を
設定するようになつている。そして、これらの処
理が終了するとステツプb30においてベゼルフラ
ツグEを1にして処理を終了する。
次に、また第5図に戻つて説明を続ける。
ステツプa1において1/100秒の計時クロツクが
あつた場合は、計時処理が行われ(a2)、次に、
ストツプウオツチが計時中かどうか判断され
(a5)、ストツプウオツチ計時中であれば、ストツ
プウオツチレジスタSRに1/100秒を加算する処理
を行なう(a6)。そして、現在の表示モードが時
刻モードかストツプオツチモードかが判断され
(a7)、時刻モードならば時刻表示処理を行ない
(a8)、ステツプa1に戻る。一方。現在の表示モー
ドが時刻表示モードでない、即ちストツプウオツ
チモードであれば、次に表示モードフラグLが1
かどうか、即ち上述したように表示モードがラツ
プ差モード(N=1)、平均ラツプモード(O=
1)、スプリツトタキモード(Q=1)、またはラ
ツプタキモード(P=1)であるかどうかを判断
する(a9)。L≠1の場合は、その他のモード表
示、すなわち計測表示、ラツプ表示、スプリツト
表示等を行い(a10)、その後にステツプa1に戻
る。
一方、L=1の場合は2秒をカウントしたかど
うかを判断し(a11)、まだカウントしていない場
合はステツプa1に戻り、カウントした場合は内容
表示切換レジスタMに1を加算する(a12)。次
に、このMの内容が偶数かどうかを判断し
(a13)、偶数の場合は、表示モードがいずれのモ
ードであるのか、すなわち各フラグN,O,Q,
Pの中で1が設定されているのはどれかを判断す
る(a14)。
N=1の場合、すなわちラツプ差モードの場合
は、第7図の表示モードM11に示すように、上段
に“LAP DIF”という内容表示を行ない(a15)、
下段にラツプ差時間を表示する(a16)。
O=1の場合、すなわち平均ラツプモードの場
合は、第7図の表示モードM21に示すように、上
段に“AV−LAP”という内容表示を行ない
(a17)、下段に平均ラツプ時間を表示する(a18)。
QまたはP=1の場合、すなわちスプリツトタ
キモードまたはラツプタキモードの場合は、第5
図の表示モードM31またはM41に示すように、上
段に“TACHY”という内容表示を行なう
(a19)。そして、P=1かどうか、すなわちラツ
プタキモードかどうかを判断し(a20)、P=1の
場合は表示モードM41に示すように、下段にラツ
プタキデータを表示し(a21)、一方、P≠1すな
わちQ=1の場合は表示モードM31に示すよう
に、下段にスプリツトタキデータを表示する
(a22)。
また、ステツプa13においてMの内容が奇数の
場合は、ステツプa14と同様に表示モードがいず
れのモードであるのかを判断する(a23)。
ここでN=1の場合、すなわちラツプ差モード
の場合は、第7図の表示モードM12に示すよう
に、上段に何回目と何回目のラツプ差なのかを示
すための“XXX−XXX”という内容表示を行い
(a24)、下段にラツプ差時間を表示する(a16)。
OまたはQ=1の場合、すなわち平均ラツプモ
ードまたはスプリツトタキモードの場合は、第7
図の表示モードM22またはM32に示すように、上
段に何回目までの平均ラツプか、あるいは何回目
までのスプリツトタキかを示すための“STA−
XXX”という内容表示を行う(a25)。そして、
O=1かどうか、すなわち平均ラツプモードかど
うかを判断し(a26)、そうである場合は下段に平
均ラツプ時間を表示し(a18)、O≠1の場合、す
なわちQ=1の場合は下段にスプリツトタキデー
タを表示する(a22)。
ステツプa23においてP=1の場合、すなわち
ラツプタキモードの場合は、表示モードM42に示
すように、上段にラツプ回数を示すための
“LAPXXX”という内容表示を行い(a27)、下段
にラツプタキデータを表示する(a21)。
上述したように、内容表示切換レジスタMの内
容は2秒ごとに偶数と奇数が切換わるため、上段
の内容表示も各表示モードにおいて2秒ごとに切
換わることになる。
第8図は、第5図のステツプa2の計時処理の内
容を示している。
まず、ステツプC1では入力される1/100秒信号
が1/16秒信号であるかどうかを判断し、1/16秒で
ある場合にはベゼルフラツグEが1かどうかを判
断する(c2)。
然してベゼルフラツグEが1のときのみ、タイ
マレジスタFを+1し(c3)、このタイマレジス
タFが4になつたか否かを判断する(c4)。タイ
マレジスタFが4時には、ベゼルフラツグE及
び、タイマレジスタFをクリアし、時刻レジスタ
の計時処理に進む(c6)。
即ち、第6図のステツプb00,b02で示した如
く、キーSA,SBが入つた場合には無条件でその
処理を行うのではなく、ベゼルフラツグEが0の
ときのみ行うようになつている。そして、ベゼル
フラツグEが0でキーSA,SBの処理が終了する
と、ステツプb30でベゼルフラツグEを1にして
しまう為、次のキーSA,SBはステツプb02により
無効となり処理出来なくなる。然しながら、第8
図に示したステツプC2,C3,C4,C5では、Eが
1になつてから0.25秒経過するとEを0にさせる
為、0.25秒以降のキーSA,SBは再び有効となり処
理が可能となるものである。
次に、上述した各キーS1,S2,SA,SB,SL
押した場合の表示モードの変化を第7図に基づい
て説明する。
先ず、リセツトモードM5では、上段および下
段にゼロ表示がなされている。この状態で、上述
した各レジスタX,Y,SR,LR,KR,Mおよ
び各フラグL,N,O,P,Qには0が設定され
ている。
リセツトモードM5においてキーS1を押せば、
計測モードM6に切換わり、ストツプウオツチレ
ジスタSRが計測を開始し、上段および下段に計
測開始後の経過時間が表示される。上段の左側の
数字“1”はラツプ回数を示している。このラツ
プ回数は、ラツプ回数記憶レジスタKRに記憶さ
れている。この状態でもう一度S1を押せば計測停
止モードM7に切換わり、計測が停止し、上段お
よび下段の表示動作も停止する。ここで、更にキ
ーS1を押せば計測モードM6に切換わり、計測が
再開する。また、モードM7の状態でキーSLを押
せば、リセツトモードM5に切換わる。
計測モードM6においてキーSLを押すと、ラツ
プ・スプリツトモードM8に切換わり、上段には
ラツプ時間が表示され、下段にはスプリツト時間
が表示される。この状態でキーS1を押せば、ラツ
プ・スプリツト停止モードM9に切換わり、表示
状態はそのままで計測が停止する。再度キーS1
押せばラツプ・スプリツト・モードM8に切換わ
つて計測を再開し、一方キーSLを押すとラツプ・
スプリツト表示が解除されて、計測停止モード
M7に切換わる。
上記各モードM5〜M9においてベゼルを反時計
方向に回転させキーSAをオンすれば、表示モー
ドフラグLおよびラツプ表示モードフラグNに1
が設定され、更に内容表示切換レジスタMには0
が設定されるので(第6図のステツプb3)、表示
モードはラツプ差モードM1のうちの一方の表示
モードM11に切換わり、ラツプ差表示が行われる
(第5図のステツプa15,a16)。その2秒後にMは
1をカウントするので(a11,a12)、表示モード
M11からもう一方の表示モードM12に切換わる
(a24,a16)。このように、ラツプ差モードM1
おいて、表示モードM11と表示モードM12が2秒
ごとに切換わる。そのため、これら2通りの内容
表示を見れば、第7図の例では、ラツプ回数2回
目と3回目のラツプ差時間が3秒18であることを
簡単に知ることができる。
また、上記各モードM5〜M9において、ベゼル
を回転しすぎてキーSAを2回以上入力させてし
まつた場合でも、最初のキーSAの処理によつて
ラツプ差モードM1の処理が終わつた時点で、ベ
ゼルフラツグEが1となり次のキーSAの処理を
無効にするので、表示がラツプ差モードM1を飛
び越えて次のモードに移行することはない。
上記ラツプ差モードM1になつてから少なくと
も0.25秒経過した後、ベゼル3を更に反時計方向
に回転してキーSAをオンすれば、平均ラツプモ
ードフラグOが1に設定されるので(b5)、平均
ラツプモードM2に切換わり、平均ラツプ表示が
行われる(a17,a18,a25)。この場合も、2秒ご
とに表示モードM21と表示モードM22とが切換わ
るので、第7図の例ではラツプ回数3回目までの
平均ラツプ時間が3分17秒28であることを容易に
知ることができる。
平均ラツプモードM2においてベゼル3を更に
反時計方向に回転してスイツチSAをオンすれば、
スプリツトタキモードフラグQが1に設定される
ので(b7)、スプリツトタキモードM3に切換わ
り、スプリツトタキ表示が行われる(a19,a22
a25)。上記と同様に、2つの表示モードM31
M32が2秒ごとに切換わり、3回のスプリツトま
での時速が182.51Km/時であることが即座にわか
る。
スプリツトタキモードM3において更に、ベゼ
ル3を反時計方向に回転させてキーSAをオンす
ればラツプタキモードフラグPが1に設定される
ので(a9)、ラツプタキモードM4に切換わり、ラ
ツプタキ表示が行われる(a19,a21,a27)。この
場合も、2つの表示モードM41,M42が2秒ごと
に切換わるので、ラツプ回数3回目の時速が
210.48Km/時であることを知ることができる。
ラツプタキモードM4において更にベゼル3を
反時計方向に回転させてスイツチSAをオンすれ
ば、表示モードフラグLが0に設定されるので
(a10)、上述した各モードM5〜M9のいずれかに
切換わり、その表示が行われる(a10)。
また一方、ベゼル3を時計方向に回転させてス
イツチSBをオンすれば、第6図のキー処理(b11
〜b20)により、ベゼル3を反時計方向に回転さ
せた場合とは逆の順番で表示モードの切換えが行
われる。すなわち、上記各モードM5〜M9からラ
ツプタキモードM4、スプリツトタキモードM3
平均ラツプモードM2、ラツプ差モードM1と切換
わり、再びモードM5〜M9に戻る。この場合も、
上記各モードM1〜M4の上段の内容表示は2秒ご
とに切換わる。
次に、キーS2を押した場合は、そのキー処理が
行われ(b21)、距離設定モードM10に切換わる。
このモードでは、上述したスプリツトタキモード
M3およびラツプタキモードM4において各タキデ
ータを表示するために必要な距離を設定できるよ
うになつている。設定を終了したら、もう一度キ
ーS2を押せば、先の表示モードに切換わる。
尚、上記実施例では電子腕時計に備えられたス
トツプウオツチの切換表示に本考案を適用した例
について述べたが、ストツプウオツチの表示切換
に限定されることなく、例えば、上記実施例のキ
ースイツチS1,SL,S2等を回転操作部材でキー入
力させてもよく、また、それ以外の機能の制御に
も用いることができる。
また、電子腕時計だけでなく、時計一般、電
卓、ゲーム機、計算機等のあらゆる機器の機能制
御用スイツチに適用できる。
〔考案の効果〕
この考案に係る回転操作スイツチのスイツチ回
路は、上記のように構成したので、回転操作部材
を一定時間内に誤つて必要以上に大きく回転させ
てしまつて同じスイツチから複数のスイツチ信号
が連続して出力されても最初のスイツチ信号だけ
が有効なものとされてスイツチ処理がなされ、以
後のスイツチ信号によるスイツチ処理は無効とさ
れることとなつて、誤操作によるスイツチ処理が
防止出来る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である電子腕時計の
外観平面図。第2図a,b,cは上記電子腕時計
の回転ベゼルの回転に伴つて動作するスイツチの
構成およびその作用を説明する為の第1図A−A
線断面図。第3図は同実施例の回路構成図。第4
図は同実施例に係るRAMの具体的な内部構成を
示す図。第5図は同実施例の処理動作を示すフロ
ーチヤート。第6図は第5図に示したキー処理を
具体的に示したフローチヤート。第7図はキー操
作に伴う表示モードの変化を示す図。第8図は第
5図の計時処理のフローチヤートを示す図であ
る。 3……回転ベゼル、21……ROM、23……
RAM、X……上段表示レジスタ、Y……下段表
示レジスタ、SR……ストツプウオツチレジスタ、
LR……ラツプ記憶レジスタ、E……ベゼルフラ
ツグ、F……タイマレジスタ、L……表示モード
フラグ、M……内容表示切換レジスタ、N……ラ
ツプ差モードフラグ、O……平均ラツプモードフ
ラグ、P……ラツプタキモードフラグ、Q……ス
プリツトタキモードフラグ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転操作可能な回転操作部材と、この回転操作
    部材が所定量回転操作される毎に1つのスイツチ
    信号を出力するスイツチ信号出力手段と、このス
    イツチ信号出力手段からのスイツチ信号によつて
    予め定められたスイツチ処理を実行する処理手段
    とを備えた回転操作スイツチにおいて、 前記スイツチ信号出力手段から前記スイツチ信
    号が出力されたことを示すデータを記憶する記憶
    手段と、 前記スイツチ信号出力手段から前記スイツチ信
    号が出力された際に前記記憶手段に前記データが
    記憶されているか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によつて前記データが記憶されて
    いないと判断された際に前記予め定められたスイ
    ツチ処理を実行すると共に前記記憶手段に前記デ
    ータを記憶させて処理を終了し、前記判断手段に
    よつて既にデータが記憶されていると判断された
    際には前記スイツチ処理を行なうことなく処理を
    終了するスイツチ処理手段と、 前記記憶手段へ前記データが記憶させられるこ
    とによつて所定のタイマ時間の計測を始動するタ
    イマ手段と、 このタイマ手段による前記所定のタイマ時間経
    過後に、前記記憶手段に記憶された前記データを
    クリアするクリア手段と、 を備えた回転操作スイツチのスイツチ回路。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55113986A (en) * 1979-02-26 1980-09-02 Seiko Epson Corp Complete electronic watch
JPS578471A (en) * 1980-06-20 1982-01-16 Ricoh Elemex Corp Electronic timepiece

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55113986A (en) * 1979-02-26 1980-09-02 Seiko Epson Corp Complete electronic watch
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