JPH04307641A - マルチタスク・システムの障害診断装置 - Google Patents

マルチタスク・システムの障害診断装置

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JPH04307641A
JPH04307641A JP3071778A JP7177891A JPH04307641A JP H04307641 A JPH04307641 A JP H04307641A JP 3071778 A JP3071778 A JP 3071778A JP 7177891 A JP7177891 A JP 7177891A JP H04307641 A JPH04307641 A JP H04307641A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマルチタスク・システム
において、障害が発生した時、容易に障害の診断を行う
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にマルチタスク・システムでは、コ
ンピュータがスタートまたはリスタートしてからオペレ
ーティング・システムが動作し、複数のタスクを多重管
理してアプリケーション・ソフトウェアを実行させてい
る。前記オペレーティング・システムは例えばシステム
管理等の数々の管理プログラムで構成され、さらにその
システム管理には、実行すべき仕事(タスク)単位でア
プリケーション・ソフトウェア(プログラム)の起動・
実行・終了等の流れを一括管理するタスク管理がある。
【0003】このようなマルチタスク・システムにおい
て、万が一、例えばソフトウェアのバグ等によるシステ
ムの暴走等の障害が発生した場合、コンピュータをリセ
ットしてリスタートさせ、オペレーティング・システム
を再動作させ、動作状態を確認しながら障害の原因を究
明している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のマル
チタスク・システムでは、万が一、複数のタスクが同時
に動作している時に障害が発生した場合にどのアプリケ
ーション・ソフトウェアに障害が発生したかを知ること
が困難である。またタスク動作状態の情報がオペレーテ
ィング・システムで管理されているメモリにすべて記憶
されている為、障害によりシステムダウンが発生して一
旦リセットをかけると、リセットと同時にメモリに記憶
されている情報のすべてがクリア(初期化)され、シス
テムダウン直前のタスク動作状態の情報も失われてしま
う。したがって障害の原因を究明しようとしてもシステ
ムダウンする直前のタスク動作状態の情報を知ることが
出来ず、システムがダウンした原因を診断することが困
難になるおそれがある。
【0005】本発明ではこのような従来の課題に鑑みて
なされたもので、万が一、障害が発生した時、容易にそ
の障害の原因を診断出来るマルチタスク・システムの障
害診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、図1
に示すように、コンピュータがスタートまたはリスター
トしてオペレーティング・システムが動作し、複数のタ
スクを多重管理することによりアプリケーション・ソフ
トウェアを実行させるマルチタスク・システムにおいて
、前記オペレーティング・システムで管理され、複数の
タスクを多重管理してアプリケーション・ソフトウェア
を実行させる管理手段と、前記オペレーティング・シス
テムの管理領域の外に設けられ、タスク動作状態の情報
を記憶する情報記憶手段と、前記アプリケーション・ソ
フトウェアから呼び出され、タスク動作状態の情報を前
記情報記憶手段に記録する情報記録手段と、前記オペレ
ーティング・システムのスタート時またはリスタート時
、前記情報記憶手段に記憶されているタスク動作状態の
情報を解読して出力する情報解読手段と、を備えた。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、管理手段により複数のタ
スクが多重管理されることによりアプリケーション・ソ
フトウェアが実行される。また情報記録手段はアプリケ
ーション・ソフトウェアから呼び出され、タスク動作状
態の情報を情報記憶手段に記録する。
【0008】この情報記憶手段はオペレーティング・シ
ステムの管理領域の外にある為、万が一、障害の発生に
よりコンピュータがシステムダウンした場合、コンピュ
ータにリセットをかけてリスタートさせてもシステムダ
ウンする直前のタスク動作状態の情報はリセットされず
、情報解読手段でこの情報を解読して出力することによ
り障害が発生した原因を容易に診断することが可能にな
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2〜図12に基
づいて説明する。本実施例を示す図2において、CPU
1はマルチタスク処理可能なコンピュータのコントロー
ルプロセッサユニットであり、ROM2から一連の命令
を入力し、ROM2等に記憶されているマルチタスク・
オペレーティング・システム(以後、OSと記す)によ
りマルチタスクのシステムでスタートまたはリスタート
し、RAM3との間でデータの入出力を行う。前述のR
OM2はシステムのスタート時、初期起動のための一連
の命令を記憶しているブートROMであり、ROM2に
はOSの他に後述するシステム定数定義ファイル、実行
させる各アプリケーション・プログラムを定義するプロ
グラム定義ファイル等からなる編集テーブル・ファイル
と、環境構築プログラム等からなるシステム・プログラ
ムと、各タスクの動作状態の情報を記録するルーチン等
のシステム・サブルーチンと、実行させるアプリケーシ
ョン・ソフトウェア等が書き込まれている。尚、前記O
S、ファイル、システム・サブルーチン、アプリケーシ
ョン・ソフトウェア等は図示しない磁気ディスク装置等
の記憶装置に記憶させてもよい。
【0010】RAM3はOSが管理する領域の他に、O
Sの管理領域の外に設けられたタスク情報記憶手段であ
る2つのロギング領域(タスク動作状態の情報を記録す
る領域)P1及びP2と、から構成されている。このロ
ギング領域P1、P2は全く同一の大きさの領域であり
、ロギング領域P1はタスク動作状態の情報をそのまま
記録する領域、ロギング領域P2はロギング領域P1と
全く同じ情報を1の補数表現(ビット毎に値を反転させ
たもの)で格納する領域、即ち、ロギング領域P1の冗
長系となっている。このロギング領域P1、P2を確保
する位置及びその大きさは前述のROM2のシステム定
数定義ファイルに書き込まれている。
【0011】図3に図2のロギング領域P1、P2の詳
細を示す。図2の詳細図である図3において、ロギング
領域P1(P2)は、先頭に設けられたロギング領域で
あるヘッダ部HDR、アプリケーション・ソフトウェア
(タスク)毎に順番に並び、アプリケーション・ソフト
ウェアの情報を記録するプログラム部PROG1〜nと
、によって構成されている。
【0012】ヘッダ部HDRは、ロギング領域P1が初
期化された時刻を(年月日/時分秒/曜日)の形式で格
納する領域であるシステム・スタート時刻格納領域HD
R−aと、例えば10ミリ秒毎に時刻をカウントしてい
る時刻カウンタと後述する順序カウンタとのカウント値
が常時記録される現在時刻記録領域HDR−bと、セマ
フォによる排他制御用の排他権の所有者(プログラム)
を排他権毎に記録する排他権所有者記録領域HDR−c
と、によって構成される。
【0013】プログラム部PROG1は、其々、各アプ
リケーション・ソフトウェアのプログラム名称を書き込
むプログラム名称格納領域PROG1−1と、排他権待
ちの状態になった時にその事を示す情報を記録する排他
権待ち記録領域PROG1−2と、アプリケーション・
ソフトウェアの実行開始時刻が記録される現在時刻記録
領域PROG1−3aとどのシステム・サブルーチンで
実行開始に至ったかを示すサブルーチン区別領域PRO
G1−3bとからなる実行開始時刻記録領域PROG1
−3と、アプリケーション・ソフトウェアの実行終了時
刻を記録する現在時刻記録領域PROG1−4aとどの
システム・サブルーチンで実行終了に至ったかを示すサ
ブルーチン区別領域PROG1−4bとからなる実行終
了時刻記録領域PROG1−4と、最後に発行したシス
テム・サブルーチンが判別出来るように後述するシステ
ム・サブルーチンexwait( ) 、xtslee
p(  ) を除いたシステム・サブルーチンがコール
される毎にコールされたシステム・サブルーチンのID
を記録するID記録領域PROG1−5と、によって構
成され、プログラム部PROG2〜nも同様に構成され
ている。
【0014】次に図4のフローチャートに基づいて動作
を説明する。まずステップ(図中では「S」と記してあ
り、以下同様とする)1では、OSによりマルチタスク
のシステムがスタートまたはリスタートする。ここでR
AM3におけるOSの管理領域は初期化されるが、ロギ
ング領域P1、P2はOSの管理領域の外なので初期化
されない。
【0015】ステップ2では、診断ルーチンjudge
 を実行することにより、ロギング領域P1、P2に記
録されたリスタート直前のタスク動作状態の情報を参照
して解読し、人間が読みやすい形式に変換して表示出力
する。 診断ルーチンjudge の動作については後述する。 このステップが情報解読手段に相当する。ステップ3で
は、環境構築プログラムを起動する。環境構築プログラ
ムは、編集テーブル・ファイルの情報に基づいて、アプ
リケーション・プログラム・プロセス、タイマ・プロセ
ス等のアプリケーション・ソフトウェアを動作させるた
めに必要な各プログラムを起動すると同時に、テーブル
・ファイルの作成を行う。この環境構築プログラムの動
作については次で説明する。またこのステップが管理手
段に相当する。
【0016】次に図5のフローチャートに基づいて前述
の環境構築プログラムの動作を説明する。ステップ11
では、RAM3上に確保されたロギング領域P1、P2
を初期化する。ステップ12では、ロギング領域P1、
P2が初期化された時刻をロギング領域P1、P2のヘ
ッダ部HDRのシステム・スタート時刻格納領域HDR
−aに記録する。
【0017】ステップ13では、テーブル・ファイル及
び各セマフォを作成し、後述するタイマ・プロセス、そ
して各アプリケーション・ソフトウェアを起動する。テ
ーブル・ファイルは、システム動作用の定数を管理する
管理テーブル・ファイルと、プロセス動作用の定数を管
理するプロセス管理テーブル・ファイルと、セマフォの
定数を管理するセマフォテーブル等によって構成される
。 またセマフォにはプログラムの同時動作禁止制御用セマ
フォ等があり、このステップで各セマフォも作成する。
【0018】次に前述のタイマ・プロセスを説明する。 タイマ・プロセスは時刻カウンタのカウント値の更新及
び順序カウンタのカウント値のクリアを行うプログラム
であり、図6のフローチャートに基づいて動作する。ス
テップ21では、ヘッダ部HDRの現在時刻記録領域H
DR−bの時刻カウンタのカウント値を更新し、順序カ
ウンタのカウント値をゼロ・クリアする。順序カウンタ
は時刻カウンタが10ミリ秒毎に時刻をカウントする間
に実行されたアプリケーション・ソフトウェアによりロ
ギングが行われた順序を示すものである。この順序カウ
ンタは、各アプリケーションプログラムがロギングを行
うときに自分で更新する。例えば図8のように時刻カウ
ンタのカウントが更新されてから10ミリ秒の間にアプ
リケーション・ソフトウェア1、2、3が順次実線で示
された間に実行された場合、順序カウンタのカウント値
は其々(0)〜(1)、(2)〜(3)、(4)〜(5
)となる。これにより時刻カウンタが更新される間に複
数のアプリケーション・ソフトウェアが実行された場合
でも順序カウンタのカウント値によりアプリケーション
・ソフトウェアの実行された順序を判別することが出来
る。
【0019】ステップ22では、時刻カウンタのカウン
ト値が更新されてから10ミリ秒間スリープし、ステッ
プ21に戻る。次にアプリケーション・ソフトウェアの
動作を説明する。アプリケーション・ソフトウェアは前
述の環境構築プログラムのステップ13において起動さ
れる。このアプリケーション・ソフトウェアの中には、
自プログラムの起動待ちをするシステム・サブルーチン
exwait( ) 、指定された時間スリープするx
tsleep( )が、アプリケーション・ソフトウェ
アに応じて組み込まれ、アプリケーション・ソフトウェ
アからコール(呼出)される。ここでは図7(a)、(
b)のフローチャートに基づいて例えばアプリケーショ
ン・ソフトウェア1、2の動作例について説明する。
【0020】まず図7(a)のフローチャートに基づい
てアプリケーション・ソフトウェア1の動作を説明する
。ステップ31では、システム・サブルーチンexwa
it( ) をコールする。システム・サブルーチンe
xwait( ) の動作については後述する。ステッ
プ32では、他プログラム等から自プログラムに起動が
かかることでシステム・サブルーチンexwait( 
) からリターンし、アプリケーション・ソフトウェア
の処理が実行される。処理が完了すると再びステップ3
1に戻ってexwait( )をコールし、自プログラ
ムが再び起動されるのを待つ。
【0021】次に図7(b)のフローチャートに基づい
てアプリケーション・ソフトウェア2の動作を説明する
。ステップ41では、ステップ31と同様にシステム・
サブルーチンexwait( ) をコールする。ステ
ップ42では、システム・サブルーチンexwait(
 ) からリターンし、アプリケーション・ソフトウェ
アの処理が実行される。
【0022】ステップ43では、アプリケーション・ソ
フトウェアの処理が完了してからシステム・サブルーチ
ンxtsleep( )をコールする。システム・サブ
ルーチンxtsleep()の動作については後述する
。ステップ44では、システム・サブルーチンxtsl
eep( )からリターンした後、アプリケーション・
ソフトウェアの処理が実行され、実行終了後、ステップ
41に戻る。
【0023】尚、ステップ12、21、31、41、4
3が情報記録手段に相当する。次に前述のシステム・サ
ブルーチンexwait( ) の動作を図8のフロー
チャートに基づいて説明する。尚、実行されるアプリケ
ーション・ソフトウェアはプログラム部PROG1に対
応しているものとして説明する。ステップ51では、ア
プリケーション・ソフトウェアの実行終了時刻のロギン
グを行う。このロギングを行うには、ヘッダ部の現在時
刻記録領域HDR−bに記録されている時刻カウンタの
カウント値(現在時刻)と順序カウンタのカウント値と
を、プログラム部の現在時刻記録領域PROG1−4a
に実行終了時刻としてコピーし、サブルーチン区別領域
PROG1−4bにシステム・サブルーチン名exwa
it( ) を記録し、さらにこの後、ヘッダ部の現在
時刻記録領域HDR−bに記録されている順序カウンタ
のカウント値を更新(+1)しておく。
【0024】ステップ52では、同時動作禁止制御用排
他権を解放する。これを行うには、ヘッダ部HDRの排
他権所有者記録領域HDR−cの所定の位置をクリアし
た後、OSのシステムコールで排他権を解放する。ステ
ップ53では、起動がかかるまでスリープする。ステッ
プ54では、起動がかかるとアプリケーション・ソフト
ウェアの実行開始時刻のロギングを行う。このロギング
を行うには、ヘッダ部の現在時刻記録領域HDR−bに
記録されている時刻カウンタのカウント値(現在時刻)
と順序カウンタのカウント値とを、プログラム部の現在
時刻記録領域PROG1−3aに実行開始時刻としてコ
ピーし、サブルーチン区別領域PROG1−3bにシス
テム・サブルーチン名exwait() を記録し、さ
らにこの後、ヘッダ部の現在時刻記録領域HDR−bに
記録されている順序カウンタのカウント値を更新(+1
)しておく。
【0025】ステップ55では、同時動作禁止制御用排
他権を取得する。これを行うには、アプリケーション・
ソフトウェアがこれから取得しようとする排他権の番号
を排他権待ち記録領域PROG1−2に書き込み、OS
のシステム・コールで排他権を取得し、排他権が取得さ
れたら直ちに前記排他権待ち記録領域PROG1−2の
情報をクリアし、排他権所有者記録領域HDR−c内の
所定の位置に自アプリケーション・ソフトウェアのプロ
グラム番号を書き込む。このステップが終了してからリ
ターンする。
【0026】次に前述のシステム・サブルーチンxts
leep( )の動作を図9のフローチャートに基づい
て説明する。尚、実行されるアプリケーション・ソフト
ウェアはプログラム部PROG1に対応しているものと
して説明する。ステップ61では、アプリケーション・
ソフトウェアの実行終了時刻をロギングする。このロギ
ングはシステム・サブルーチンexwait( ) の
ステップ51と同様にして行われ、サブルーチン区別領
域PROG1−4bにシステム・サブルーチン名xts
leep( )を記録する。
【0027】ステップ62では、指定された時間が経過
するまでスリープする。ステップ63では、指定された
時間が経過するとアプリケーション・ソフトウェアの実
行開始時刻のロギングを行う。このロギングはシステム
・サブルーチンexwait( ) のステップ54と
同様にして行われ、サブルーチン区別領域PROG1−
3bにシステム・サブルーチン名xtsleep( )
を記録する。
【0028】次に図10のフローチャートに基づいてス
テップ2の診断ルーチンjudge の動作を説明する
。ステップ71では、ロギング領域P1の情報を入力し
てタスク動作状態の情報を解読する。入力するタスク動
作状態の情報は、現在時刻、ロギング・スタート時刻、
最終ロギング時刻、セマフォによる排他権所有者、各ア
プリケーション・ソフトウェアの実行状態(プログラム
番号、プログラム名称、プログラムの実行開始時刻、プ
ログラムの実行終了時刻、プログラムの実行時間、プロ
グラムの状態、サブルーチンタイプ、排他権待ちの有無
)、である。
【0029】尚このとき、診断ルーチンjudge は
これらの入力情報からプログラムの状態とプログラムの
実行時間を算出して、入力情報と共にステップ73にお
いて出力する。その計算方法は次の通りである。 「開始時刻<終了時刻」であればプログラムの状態は停
止(スリープ)であり、実行時間は「終了時刻−開始時
刻」である。
【0030】また逆に 「開始時刻>終了時刻」であれば、プログラムの状態は
動作中であり、実行時間は「最終ロギング時刻−開始時
刻」である。 ここで、最終ロギング時刻とは現在時刻記録領域HDR
−bの値である。
【0031】ステップ72では、ステップ71と同様に
してロギング領域P2の情報を入力する。前述したよう
にロギング領域P2の情報はロギング領域P1の情報に
対して1の補数をとったものである。ステップ73では
、ロギング領域P1の情報を人間が読みやすい形にして
表示する。
【0032】ステップ74では、ロギング領域P1、P
2から入力された情報が一致しているかどうかを判定す
る。そして一致していればそのまま終了し、情報が一致
していなければステップ75に進んでロギング領域P2
の情報も表示してリターンする。かかる構成によれば、
OSの管理するメモリ領域の外にタスク動作状態の情報
を記録するロギング領域を設けることにより、万が一、
プログラムのバグ等によるプログラムの暴走のような障
害が発生してコンピュータがシステムダウンした場合、
このロギング領域がOSの管理領域の外にある為、コン
ピュータにリセットをかけても記憶されているタスク動
作状態の情報はリセットされず、リスタート後にこの情
報を解読してシステムダウン直前のシステム状態を把握
することが出来、障害が発生した原因を容易に診断する
ことが出来る。
【0033】またお互いに複数の排他権を取り合うこと
によりシステムが動作しなくなるデッドロックが発生し
た場合でも、アプリケーション・ソフトウェアの排他権
の取得状態を把握することが出来るので、デッドロック
が発生した原因も容易に究明することが出来る。またタ
スク動作状態の情報をそのまま記録するロギング領域P
1と、全く同じ情報を1の補数で記録するロギング領域
P2と、の冗長構成とすることにより、ロギング領域に
記録された情報に対する信頼性が向上する。
【0034】また本発明は、システム・ダウン時の原因
究明の為の機能を備えていない既存のOSにも容易に適
用することが出来、汎用性が高い。尚、本実施例では、
ロギング領域を2重系にした場合について説明したが、
これに限らず例えばロギング領域P3をRAM3にもう
1つ配設して3重系を形成し多数決を行う方式にしても
構わない。このように奇数個の多重系にして多数決を行
うことにより信頼性をさらに向上させることが出来る。
【0035】また本実施例では、OSの管理領域の外の
ロギング領域をRAM3上に設けたが、これに限らず記
憶能力を有する別のハードウェア上にロギング領域を設
け、このハードウェアに記録、解読を行っても構わない
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、オ
ペレーティング・システムの管理領域の外にタスク動作
状態の情報を記録する情報記憶手段を設けることにより
、万が一、障害の発生によりコンピュータがシステムダ
ウンした場合、またはデッドロックの発生によりシステ
ムが停止した場合、直前のタスク動作状態の情報を解読
・出力することが出来、障害またはデッドロックが発生
した原因を容易に診断することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の構成を示すブロック図。
【図2】  本発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】  図2のロギング領域の詳細を示す図。
【図4】  図2の動作を示すフローチャート。
【図5】  図4の環境構築プログラムの動作を示すフ
ローチャート。
【図6】  図5のタイマ・プロセスの動作を示すフロ
ーチャート。
【図7】  図5のアプリケーション・ソフトウェアの
動作例を示すフローチャート。
【図8】  図7のシステム・サブルーチンexwai
t( ) の動作を示すフローチャート。
【図9】  図7のシステム・サブルーチン名xtsl
eep( )の動作を示すフローチャート。
【図10】  図4の障害診断ルーチンの動作を示すフ
ローチャート。
【図11】  図6の時刻カウンタと順序カウンタとの
説明図。
【符号の説明】
1    CPU 2    ROM 3    RAM

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータがスタートまたはリスタート
    してオペレーティング・システムが動作し、複数のタス
    クを多重管理することによりアプリケーション・ソフト
    ウェアを実行させるマルチタスク・システムにおいて、
    前記オペレーティング・システムで管理され、複数のタ
    スクを多重管理してアプリケーション・ソフトウェアを
    実行させる管理手段と、前記オペレーティング・システ
    ムの管理領域の外に設けられ、タスク動作状態の情報を
    記憶する情報記憶手段と、前記アプリケーション・ソフ
    トウェアから呼び出され、タスク動作状態の情報を前記
    情報記憶手段に記録する情報記録手段と、前記オペレー
    ティング・システムのスタート時またはリスタート時、
    前記情報記憶手段に記憶されているタスク動作状態の情
    報を解読して出力する情報解読手段と、を備えたことを
    特徴とするマルチタスク・システムの障害診断装置。
JP03071778A 1991-04-04 1991-04-04 マルチタスク・システムの障害診断装置 Expired - Lifetime JP3101825B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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