JP2009146051A - 設備管理装置、設備機器ネットワークシステム、データアクセス制御方法、通信トラフィック制御方法、データアクセス制御プログラム、通信トラフィック制御プログラム - Google Patents

設備管理装置、設備機器ネットワークシステム、データアクセス制御方法、通信トラフィック制御方法、データアクセス制御プログラム、通信トラフィック制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009146051A
JP2009146051A JP2007321085A JP2007321085A JP2009146051A JP 2009146051 A JP2009146051 A JP 2009146051A JP 2007321085 A JP2007321085 A JP 2007321085A JP 2007321085 A JP2007321085 A JP 2007321085A JP 2009146051 A JP2009146051 A JP 2009146051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
access
unit
control process
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007321085A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4920567B2 (ja
Inventor
Noriyuki Komiya
紀之 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007321085A priority Critical patent/JP4920567B2/ja
Publication of JP2009146051A publication Critical patent/JP2009146051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4920567B2 publication Critical patent/JP4920567B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】データアクセスの競合に起因する不具合を低減することのできる設備管理装置を提供する。
【解決手段】制御部120は、記憶部140が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行し、データアクセス部130は、制御プロセスからのデータ読取要求または書込要求を受け付け、当該データの使用状態フラグが使用不可状態であれば、当該データにアクセスできない旨を当該制御プロセスに返却し、当該データの使用状態フラグが使用可能状態であれば、使用状態フラグを使用不可状態にセットしてそのデータにアクセスし、データの読み取りまたは書き込みが終了すると、当該データの使用状態フラグを使用可能状態にセットして、データの読み取りまたは書き込みの結果を当該制御プロセスに返却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、設備機器の動作を管理する設備管理装置、その設備管理装置を有する設備機器ネットワークシステム、設備管理装置のデータアクセス制御方法および通信トラフィック制御方法、設備管理装置のデータアクセス制御プログラムおよび通信トラフィック制御プログラムに関するものである。
従来、『データの処理を通信系で結合された各システム内で原本及びコピーに対して個別に行う場合におけるデータの不一致及び参照更新衝突の発生を防止する。』ことを目的とした技術として、『アプリケーション実行部16で実行されるクライアント1上のアプリケーションからの更新要求をクライアントスプール13に一時保存する。クライアント1とサーバ2との接続を待って、サーバスプール23に、アプリケーションからの更新要求を転送保存する。サーバ制御部21は、更新要求に他の参照要求と衝突がないかを調べる。衝突がない場合には、原本格納部22のデータ原本及びキャッシュ12内のデータを要求にしたがって更新する。衝突があった場合には、データ更新を行わない。そして、衝突の有無を参照要求者へ通知し、更新要求者に対して更新結果を通知する。』というものが提案されている(特許文献1)。
また、『障害時のデータを採取して障害原因を解析し、障害を早期に復旧させる』ことを目的とした技術として、プログラムの実行所用時間と処理完了状態とを一定時間毎にチェックし,各プログラムが所定時間内に終了していない場合あるいは実行終了時に全処理が完了していない場合に異常と判定し、その時点で主メモリの内容を保存することによって障害原因の解析に必要な情報を得るソフトウェア障害検出方法が提案されている(特許文献2)。
特開平10−133928号公報(要約) 特開平2−207347号公報
設備機器の動作を管理する設備管理装置上では、記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスが、非同期に実行される場合がある。
このような非同期のデータアクセスは、設備機器に対する管理命令や状態取得命令などを行うアプリケーションの処理が、設備管理装置上で個別に実行されることが一因となっている。
複数の制御プロセスが個別にデータに対する読み取りまたは書き込みを要求すると、そのタイミングによってはデータアクセスが競合し、アクセスしたデータが破壊されてしまう可能性がある。
しかし、このようなデータアクセスの競合に起因する不具合は、設備管理装置出荷前の試験で明らかになる場合もあるが、出荷前の試験ではそのような問題を発見することができず、出荷後に設置現場で運用を開始した後に発生することもある。
従来の設備管理装置では、上述のようなデータアクセスの競合に起因する不具合の原因を開発者が簡単にトレースできるような仕組みがなく、そのため、不具合発生時の原因解析に多大な工数が必要となるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、データアクセスの競合に起因する不具合を低減することのできる設備管理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る設備管理装置は、当該設備管理装置の動作を制御する制御部と、前記制御部が使用するデータを格納する記憶部と、前記記憶部が格納しているデータにアクセスするとともにそのデータの使用状態フラグを管理するデータアクセス部と、を備え、前記制御部は、前記記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行し、前記データアクセス部は、前記制御プロセスからのデータ読取要求または書込要求を受け付け、当該データの使用状態フラグが使用不可状態であれば、当該データにアクセスできない旨を当該制御プロセスに返却し、当該データの使用状態フラグが使用可能状態であれば、使用状態フラグを使用不可状態にセットしてそのデータにアクセスし、データの読み取りまたは書き込みが終了すると、当該データの使用状態フラグを使用可能状態にセットして、データの読み取りまたは書き込みの結果を当該制御プロセスに返却するものである。
本発明に係る設備管理装置によれば、使用状態フラグを用いてデータアクセスを制御することにより、複数の制御プロセスが同一のデータに対して同時に読み取りまたは書き込みを行うことがなくなるので、データアクセスの競合に起因する不具合を低減することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る設備機器ネットワークシステムの構成図である。
図1において、100は設備管理装置、200aは照明器、200bは空調機、300は監視装置、400はネットワークである。
設備管理装置100は、照明器200aと空調機200bの動作を管理する。以後、照明器200aと空調機200bを総称するときは、設備機器200とする。
監視装置300は、ネットワーク400を介して設備管理装置100に接続され、設備機器200に対する管理命令の発行を、設備管理装置100に依頼する。設備管理装置100は、その依頼を受けて設備機器200に管理命令を発行し、その結果を監視装置300に送信する。
ネットワーク400は、例えばLAN(Local Area Network)などの通信ネットワークである。
設備管理装置100は、通信部110、制御部120、データアクセス部130、記憶部140を備える。
通信部110は、設備機器200と接続可能なインターフェースを備え、制御部120の指示に基づき、設備機器200に対して管理命令を発行する。ここでいう管理命令とは、例えば動作指示命令や、機器状態を取得する命令のことである。
また、通信部110は、ネットワーク300と接続可能なインターフェースも備え、監視装置300との間で通信を行う。
これら2つのインターフェースを個別に構成してもよい。
制御部120は、設備管理装置100の全体動作を制御するものであり、後述の図2で説明する複数の制御プロセスを非同期で並列的に実行する。
ここでいう制御プロセスとは、制御部120の動作を規定するプログラム等の機能要素のことであり、制御部120の配下で実行される。この制御プロセスは、記憶部140が格納しているデータに対するアクセスを、データアクセス部130に要求する。
データアクセス部130は、制御部120が実行する制御プロセスからのデータ読取要求またはデータ書込要求を受け付け、既定のデータ粒度(データ管理単位)毎にアクセス制御を行ってアクセス競合が生じないように管理しながら、記憶部140が格納しているデータにアクセスする。アクセス制御の詳細は、後述の図2〜図4で説明する。
データアクセス部130が、記憶部140に格納されているデータを読み取り、または書き込んだ結果は、データ読取要求またはデータ書込要求を発行した制御プロセスに返される。
記憶部140は、制御部120が実行する制御プロセスが、データアクセス部130を介して読み取り、または書き込みを行う管理データを格納している。ここでいう管理データとは、設備機器200の動作状態などを表すデータのことである。
例えば、空調機200bの現時点での設定温度が記憶部140に格納されており、制御プロセスは、この値を読み取ることで、空調機200bの設定温度を取得することができる。
制御プロセスは、空調機200bの設定温度を変更するときは、通信部110を介して設定温度を変更すべき旨の管理命令を発行し、その結果を受信して、更新後の設定温度の値を記憶部140に書き込む。
制御部120とデータアクセス部130は、これらの機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで実現することもできるし、CPUやマイコンのような演算装置とその動作を規定する制御プログラムで実現することもできる。
ハードウェアで構成した場合、先に述べた制御プロセスとは、ハードウェアの機能で実現される制御動作のことを指す。演算装置とソフトウェアで実現した場合、先に述べた制御プロセスとは、演算装置上で実行される制御プログラムの制御動作のことを指す。
制御部120とデータアクセス部130は、図1に示すように分離して構成してもよいし、両者を一体的に構成してもよい。
なお、図1に示す構成では、通信部110と設備機器200を直接接続しているが、設備機器200がネットワーク400とのインターフェースを備えるのであれば、ネットワーク400を介して設備管理装置100と設備機器200を接続してもよい。
いずれの構成を採用するかは、各機器のインターフェース仕様に準じて適宜定める。
以上、図1の設備機器ネットワークを構成する各機器と、設備管理装置100の構成、および設備機器200に対する管理命令の発行に係る概略動作について説明した。
次に、設備管理装置100上で実行される制御プロセスのデータアクセス制御について説明する。
図2は、データアクセスの競合により、記憶部140が格納しているデータに不具合が発生する例を説明するものである。ここでは、制御部120が2つの制御プロセス120Aおよび120Bを非同期に並列実行しているものとする。
制御プロセス120Aは、記憶部140が格納しているある管理データの値に30を加算して更新しようとしている。
制御プロセス120Bは、制御プロセス120Aが更新しようとしている同じ管理データの値から60を減算して更新しようとしている。
以下、図2に示す各制御プロセスの処理ステップについて説明する。
(0)記憶部140が格納している管理データは、初期値として「100」がセットされている。
(1)制御プロセス120Aは、管理データの初期値「100」を取得する。
(2)制御プロセス120Bは、管理データの初期値「100」を取得する。
(3)制御プロセス120Aは、取得した管理データの値に30を加算する。
(4)制御プロセス120Bは、取得した管理データの値から60を減算する。
(5)制御プロセス120Aは、加算後の値「130」を記憶部140に書き込む。
(6)記憶部140には、加算後の値「130」が格納される。
(7)制御プロセス120Bは、減算後の値「40」を記憶部140に書き込む。
(8)記憶部140には、減算後の値「40」が格納される。
本来であれば、初期値「100」に30を加算して60を減算すると、記憶部140に格納される最終的な値は「70」になるはずであるが、制御プロセス120Aと120Bがそれぞれ独自に値を更新すると、図2のように不整合が生じることになる。
特に、設備管理装置100では、管理対象の設備機器ごとに、管理データの参照周期や更新周期が異なる場合があり、同一の管理データに対して図2のような非同期更新が生じやすい。
そこで、本実施の形態1に係る設備管理装置100は、制御プロセスが読み取りまたは書き込みを行う管理データに対するアクセスを、データアクセス部130が一括して管理し、図2のようなアクセス競合による不整合が生じないようにする。
以上、図2を用いて、設備管理装置100でデータアクセスの競合が生じることによる不具合について説明した。
次に、データアクセス部130の具体的なデータアクセス制御の手法を説明する。
図3は、制御プロセス120Aが、記憶部140に格納されている管理データにアクセスする際の処理フローである。
データアクセス部130は、図3中で説明する使用状態フラグを、記憶部140または図示しないメモリ中に格納して管理しており、同フラグを用いてアクセス制御を行う。
以下、各ステップについて説明する。
(S300)
制御部120は、制御プロセス120Aを起動する。以下、制御プロセス120Aは制御部120の配下で実行される。制御プロセス120Aは、記憶部140に格納されている管理データにアクセスするものである。
以後のステップで、制御プロセス120Aが実行する処理は、実体的には制御部120が実行するものである。
(S301)
制御プロセス120Aは、データアクセス部130に対して管理データへのアクセス要求を発行する。ここでのアクセス要求は、読み取り要求でも書き込み要求でもよい。
(S302)
データアクセス部130は、アクセス要求を受けた管理データの使用状態フラグに対するアクセス権の取得を試みる。使用状態フラグは、管理データ毎に設定されている。
本ステップは、使用状態フラグそのもののアクセス競合を防ぐための手続きで、例えば設備管理装置100のOS(Operating System)が有するセマフォなどの機能により、使用状態フラグのアクセス競合を防ぐ。セマフォの機能と、使用状態フラグを用いてアクセス制御を行う理由については、後述の図5で説明する。
(S303)
使用状態フラグへのアクセス権が取得できた場合はステップS304へ進み、取得できなかった場合はステップS305へ進む。
(S304)
データアクセス部130は、当該管理データの使用状態フラグの値を読み出す。
(S305)
使用状態フラグへのアクセス権が取得できないときは、他の制御プロセスが当該管理データの使用状態フラグへのアクセスを行なっている状態であるため、管理データそのものへのアクセスも不可である状態とみなし、データアクセス部130は、その旨を制御プロセス120Aに返して処理を終了する。
(S306)
データアクセス部130は、ステップS304で取得した使用可能フラグの値が負であるか否かを判定する。負であればステップS307へ進み、負でなければステップS310へ進む。
なお、使用状態フラグには、当該管理データが使用可能状態の場合には負値、管理データが使用不可状態の場合には使用している制御プロセスのID(正値)がセットされるものとする。
すなわち、使用可能フラグが正値の場合、当該管理データが現在どのアプリケーションに使用されているのかが、使用状態フラグの値(=制御プロセスのID)によって分かるようになっている。
(S307)
使用状態フラグの値が負の場合は、当該管理データを他の制御プロセスが使用しておらず、制御プロセス120Aが使用可能であることが分かる。
データアクセス部130は、当該管理データに制御プロセス120Aがアクセス中であることを他の制御プロセスが検知できるようにするために、当該管理データの使用状態フラグの値として、制御プロセス120AのID(正値)をセットする。
このようにしておくことで、制御プロセス120Aが当該管理データを使用している最中に他の制御プロセスが同管理データにアクセスしようとした際、使用状態フラグにセットされたIDから、管理データは「制御プロセス120Aによって使用中」であることが検知可能となる。
(S308)
データアクセス部130は、使用状態フラグへのアクセス権を返却する。
使用状態フラグへのアクセスは、即座に他の制御プロセスに解放して他の制御プロセスから管理データの使用状態を確認できるようにする必要があるため、本ステップはステップS307に続いて直ちに実行される。
(S309)
制御プロセス120Aは、当該管理データへのアクセス権を得る。以後、データアクセス部130は、当該管理データにアクセスし、制御プロセス120Aにその結果を返す。
管理データの読み書きは、データアクセス部130が行ってもよいし、制御プロセス120Aが直接行ってもよい。
(S310)
データアクセス部130は、ステップS304で取得した使用状態フラグの値と、制御プロセス120AのIDとを比較する。
両者が一致すれば、制御プロセス120A自身がその管理データを使用中であることが分かるので、ステップS308へ進み、そのまま当該管理データを使い続けることができる。一致しなければステップS311へ進む。
(S311)
データアクセス部130は、使用状態フラグへのアクセス権を直ちに返却する。
ステップS308と同様に、使用状態フラグへのアクセスは即座に他の制御プロセスに解放する必要があることによる。
(S312)
使用状態フラグの値と、制御プロセス120AのIDとが一致しないときは、当該管理データは現在の使用状態フラグの値で示されるIDを持つ制御プロセスによって使用中であるため、データアクセス部130は、当該管理データにアクセス不可である旨を制御プロセス120Aに返して処理を終了する。
図4は、制御プロセス120Aが、図3の処理フローで管理データへのアクセスを許可された後、記憶部140に格納されている管理データへのアクセスを終了しようとする際の処理フローである。以下、各ステップについて説明する。
(S400)
制御プロセス120Aは、管理データの読み取りまたは書き込みを終了しようとする際に、本処理フローを開始する。
(S401)
制御プロセス120Aは、データアクセス部130に対して管理データへのアクセス権解放を要求する。
(S402)
データアクセス部130は、当該管理データの使用状態フラグへのアクセス権取得を試みる。
本ステップは、ステップS302と同様、使用状態フラグそのもののアクセス競合を防ぐための手続きで、例えばOSが有するセマフォなどの機能により、使用状態フラグのアクセス競合を防ぐのも同様である。
(S403)
使用状態フラグへのアクセス権が取得できた場合はステップS404へ進み、取得できなかった場合はステップS405へ進む。
(S404)
データアクセス部130は、当該管理データの使用状態フラグの値を読み出す。
(S405)
使用状態フラグへのアクセス権が取得できないときは、他の制御プロセスが使用状態フラグへのアクセスを行なって当該管理データへのアクセス可否について調べている状態であるため、管理データのアクセス権解放も不可である状態とみなす。
データアクセス部130は、アクセス権解放失敗(使用状態フラグへのアクセス失敗)の旨を制御プロセス120Aに返して処理を終了する。
(S406)
データアクセス部130は、ステップS404で取得した使用状態フラグの値と、制御プロセス120AのIDとを比較する。
両者が一致すればステップS407へ進み、アクセス権を解放する。一致しなければステップS410へ進む。
(S407)
データアクセス部130は、他の制御プロセスからの当該管理データに対するアクセス要求に応えられるように、使用状態フラグを、未使用状態を表す負値にセットする。
(S408)
データアクセス部130は、使用状態フラグへのアクセス権を返却する。
このようにしておくことで、データアクセス部130は、当該管理データに対する他の制御プロセスからのアクセス要求に応えられるようになる。
(S409)
使用状態フラグの値が制御プロセス120AのIDと一致した場合、制御プロセス120A自身がその管理データを使用中であることが分かるので、そのアクセス権解放が認められ、アクセス権解放成功の旨が制御プロセス120Aに返される。
(S410)
データアクセス部130は、使用状態フラグへのアクセス権を直ちに返却する。
ステップS308やS408と同様に、使用状態フラグへのアクセスは即座に他の制御プロセスに解放する必要があることによる。
(S411)
制御プロセス120AのIDと使用状態フラグの値が一致しないときは、制御プロセス120Aが当該管理データを使用しているのではないため、アクセス権の解放は許可されない。
データアクセス部130は、アクセス権解放失敗(ID不一致)の旨を制御プロセス120Aに返して処理を終了する。
以上、データアクセス部130が、使用状態フラグを用いて管理データに対するデータアクセス制御を行う手順を説明した。
次に、図3〜図4の説明中で用いているセマフォの機能と、管理データに対する直接的なアクセス制御ではなく使用状態フラグを介してアクセス制御を行うことに関し、以下に補足説明する。
図5は、設備管理装置100が備えるセマフォの機能を説明するものである。
本実施の形態1では、設備管理装置100のOSが備えるセマフォ等の機能を使用して、使用状態フラグのアクセス制御を行う。セマフォ以外の機能を用いて使用状態フラグのアクセス制御を行ってもよい。ここでは1例としてセマフォを取り上げ、その機能を説明する。
なお、図5では、図2と同様に制御プロセス120Aと120Bが存在し、セマフォが管理する使用状態フラグへのアクセス権取得を、図3のS302や図4のS402などで試みているものと仮定する。以下、図5の各ステップについて説明する。
(0)セマフォは、割り当て可能な個数を管理する計数ボックスのような役割を果たす。ここでは、制御プロセス120Aと120Bがアクセス権取得を試みようとしている使用状態フラグの個数を管理する。
初期状態では、いずれの制御プロセスも使用状態フラグのアクセス権を取得していないため、セマフォの初期値は「1」である。
(1)制御プロセス120Aは、使用状態フラグのアクセス権取得を試みる。その旨がセマフォに通知される。
(2)制御プロセス120Aは、使用状態フラグのアクセス権を取得する。
(3)制御プロセス120Aが使用状態フラグのアクセス権を取得することにより、割り当て可能なアクセス権はなくなるので、セマフォの値は「0」に更新される。
(4)制御プロセス120Bは、使用状態フラグのアクセス権取得を試みる。その旨がセマフォに通知される。
(5)セマフォの値が「0」であるため、その使用状態フラグにアクセスすることはできないことが分かる。使用状態フラグにアクセスできない旨が、制御プロセス120Bに返却される。本ステップは、図3のS305や図4のS405に相当する。
(6)制御プロセス120Bは、制御プロセス120Aが使用状態フラグのアクセス権を解放するまで、待機状態となる。もっとも、使用状態フラグのアクセス権は即座に解放されるため、待機時間はわずかである。
(7)制御プロセス120Aは、使用状態フラグのアクセス権を解放する。
(8)制御プロセス120Aがアクセス権を解放することにより、使用状態フラグのアクセス権を割り当て可能となるので、セマフォの値は「1」に更新される。
(9)制御プロセス120Bは、使用状態フラグのアクセス権取得が可能となる。
以上、セマフォの機能について説明した。
一般にセマフォは、データの読み書きアクセスの瞬間に記憶部140の排他アクセス制御を行うといった、OSレベルもしくはこれに近い階層で行われる処理の排他制御に用いられることが多い。
したがって、セマフォを用いた排他制御は、瞬時的なアクセス制御に比較的向いていると言える。
一方、設備管理装置100のデータアクセス制御においては、OSレベルよりも上位階層の、例えばアプリケーションレベルの排他制御を行いたい場合もある。
ここでいうアプリケーションレベルの排他制御とは、あるアプリケーションが開始してから終了するまでの間や、あるアプリケーション内の特定の処理区間の間、そのアプリケーションが使用するデータを独占使用するような場合に、他のアプリケーションからそのデータに対するアクセスを排除することである。
例えば、ある監視アプリケーションが起動している際は、他のアプリケーションによる同じデータの更新を禁止する、といった場合が考えられる。
このような、アプリケーションレベルのアクセス制御を行う場合、その排他制御の基準となる仕組みも、同様にアプリケーションレベルであることが好ましい。
そこで、本実施の形態1に係る設備管理装置100では、使用状態フラグなるアプリケーションレベルのフラグを用いて、データアクセス制御を行うのである。
もっとも、使用状態フラグ自体のアクセス制御も必要であるので、そのアクセス制御には、例えばOSレベルのセマフォを用いることとした。
なお、上記の説明において、「アプリケーション」と「制御プロセス」は、概ね同義に用いていることを付言しておく。
以上の説明では、データへのアクセスとしてデータの読み込み、書き込みの区別なく、双方同様に扱う場合を一例として述べたが、例えば書き込みが発生する場合のみ本実施の形態1で述べた例のように競合を管理し、読み込みのみの場合は複数のアプリケーションから同時に行なえるようにする、などとしてもよい。
また、ここまでデータへのアクセスの競合を制御することについて述べたが、これをアプリケーションによる制御の競合と置き換えて考えてもよい。
例えば、空調機200bの省エネ制御ではある機器を停止しておきたいが、快適制御では運転しておきたい、といった場合が考えられる。このような場合の競合の管理にも本発明は適用可能である。
以上のように、本実施の形態1では、各制御プロセスがデータへのアクセスの開始および終了に際し、図3〜図4の手続きを踏むようにすることによって、データアクセスの競合を容易に検知することが可能となる。
これにより、ソフトウェア実行時におけるデータアクセスの競合に起因する問題点の抽出が容易となって、不具合解析のための工数を削減し、不具合対応力強化を行なうことができる。
また、本実施の形態1では、データのアクセス権管理について、OS資源を用いた管理のみではなく、使用状態フラグというアプリケーションレベルの管理単位を持たせたことにより、あるデータに対するアプリケーションからのアクセス権の取得が、読み込みの瞬間、書き込みの瞬間といったOSレベルのプリミティブなもののみではなく、「あるアプリケーション機能を実現している間」等、一定の処理を行なうのに必要となる時間区間連続で可能となる。
このため、機能単位での競合管理が可能となるなど、競合管理の自由度が増し、適用可能範囲が広まるため、ソフトウェア実行時の問題点の抽出がより容易になり、不具合対応力強化に役立つ。
実施の形態2.
実施の形態1では、使用状態フラグを用いてデータアクセス制御を行う構成と動作例について説明した。
本発明の実施の形態2では、複数の制御プロセスによるデータアクセスの競合が発生した際に、データアクセス状況のログを生成し、後の不具合解析に役立てるための構成と動作例を説明する。
図6は、本実施の形態2に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。
本実施の形態2に係る設備管理装置100は、実施の形態1の図1で説明した構成に加えて、新たにログ生成部150を備える。その他の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態2において、データアクセス部130は、データアクセスの競合が発生すると、そのときのアクセス状況をログ生成部150に通知する。
ログ生成部150は、その通知を受けて、所定の書式に従ってログを生成する。生成したログは、記憶部140に格納してもよいし、図示しないメモリなどに保持しておいてもよい。
ログ生成部150は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで実現することもできるし、CPUやマイコンのような演算装置とその動作を規定する制御プログラムで実現することもできる。
また、制御部120やデータアクセス部130と一体的に構成することもできる。
ログ生成部150は、例えば以下の(1)〜(3)のような内容を、既定の内容として保持する。保持先は、記憶部140に格納するものでもよいし、図示しないメモリなどに保持してもよい。また、ログ生成部150を構成する回路デバイスやソフトウェア上に組み込んでもよい。
(1)データアクセスの競合条件、すなわちログ生成を行なうか否かの判定条件
(2)ログへの記録内容
(3)ログの記録形式
また、これらの内容を、設備管理装置100の外部から、ユーザが設定できるようにしてもよい。
設定に際しては、例えば通信部110を介して監視装置300の表示画面に適当な選択肢を表示させ、設備管理装置100の動作設定項目としてユーザに提示したり、設定値の入力を同画面上でユーザに促したりして、設定作業によりこれらの内容をユーザに設定させてもよい。
また、設備管理装置100の開発時に、開発者がプログラムでこれらの内容を記述するなどしてもよい。これら以外の方法で自由にユーザが設定できるようにしてもよい。
さらには、ユーザがこれらの内容を設定する場合は、例えば通信部110を介してその設定内容を制御部120が取得し、制御部120は、その設定内容をログ定義データとして記憶部140や図示しないメモリに格納しておく。
ログ生成部150は、このログ定義データを参照し、ログの生成条件や書式(ログへの記録内容と記録形式)を取得して、これに従いアクセス状況ログを生成する。
以上、ログ生成部150の機能について説明した。
次に、データアクセスの競合が発生した際の、ログ生成部150が行う動作について説明する。
ログ生成部150によるログ生成は、制御プロセスによるデータアクセスが競合した場合、すなわち図3のステップS305やS312のように、当該管理データへのアクセスが不可であるとする場合に行うとよい。
例えば、図3のステップS303において、使用状態フラグに対するアクセス権を取得できなかった場合には、以下の(1)〜(3)のような情報を、ログとして生成しておくと、後の不具合の解析に役立つ。
(1)使用状態フラグへのアクセス競合発生の旨
(2)当該管理データを識別するID
(3)当該管理データにアクセスしようとした制御プロセスのID
また、使用状態フラグの値が他の制御プロセスのIDとなっていた場合、すなわち他の制御プロセスによって当該管理データが使用されていた場合には、以下の(1)〜(3)のような情報を、ログとして生成しておくと、後の不具合の解析に役立つ。
(1)データアクセス競合発生の旨
(2)当該管理データを識別するID
(3)当該管理データにアクセスしようとした制御プロセスのID、および当該管理データを使用中の制御プロセスのID(=使用状態フラグの値)
また、図4で説明した、管理データへのアクセスを終了しようとする際の処理フローにおいても、同様にログ生成を行うことができる。
ただし、この場合のログ生成の考え方は、データアクセスの競合というよりはアクセス権解放失敗の記録を残すか否かということを趣旨とする。
当然、データアクセスの開始の場合もデータアクセスの終了の場合も同様であるが、処理に成功した場合や成功と失敗の双方の場合において、ログを生成するようにしても構わない。
以上の説明では、実施の形態1で説明した、使用状態フラグによるデータアクセス制御に加えて、ログ生成部150によるアクセス状況ログの生成を行うことで、不具合解析に役立てることを説明したが、アクセス制御を行わずログ生成のみを行う場合でも、一定の効果を発揮することができる。
この場合のアクセス競合の検出は、例えば実施の形態1で説明したような構成と手順で行い、アクセス制御は行わずに競合発生の旨をログ出力しておく、などとすればよい。
特に、不具合の原因が解明されていない時点においては、上述のようにログ生成のみを行っておき、ログの解析により原因がある程度解明された段階で、実施の形態1で説明したようなアクセス競合の回避を行う、などとすることもできる。
以上のように、本実施の形態2によれば、設備管理装置100が設置された現場における実稼動時の複数のソフトウェアモジュールからのデータアクセス要求、および制御要求の競合状態を、ログ記録として容易に得ることができるので、アクセス競合に起因する問題点の抽出が容易となり、不具合解析のための工数を削減し、不具合対応力強化を行なうことができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。
本実施の形態3に係る設備管理装置100は、実施の形態2の図6で説明した構成に加え、新たにログ表示部160を備える。その他の構成は図6と同様であるため、説明を省略する。
ログ表示部160は、液晶ディスプレイなどの画面表示装置からなり、ログ生成部150が生成したログの情報を利用して、例えば競合の発生したデータや競合する制御プロセスのID等の情報を画面表示する。
ログの取得は、ログ表示部160が自ら行ってもよいし、ログ表示部160は画面表示のみを行い、ログ表示部160の動作指示は制御部120またはログ生成部150が行うようにしてもよい。
ログ表示部160を備えることにより、問題の発生状況を画面表示により簡単に確認することができる。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。
本実施の形態4に係る設備管理装置100は、実施の形態2の図6で説明した構成に加え、新たにログ情報通知部170を備える。その他の構成は図6と同様であるため、説明を省略する。
ログ情報通知部170は、ログ生成部150が生成したログの情報を利用して、例えば競合の発生したデータに関する情報等を、制御部120の配下で実行中の競合する制御プロセス等に通知する。
ログ情報通知部170は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで実現することもできるし、CPUやマイコンのような演算装置とその動作を規定する制御プログラムで実現することもできる。
また、制御部120、データアクセス部130、またはログ生成部150と一体的に構成することもできる。
ログ情報通知部170を備えることにより、問題の発生状況を各制御プロセスに直接通知できるので、通知を受けた各制御プロセスは、一定時間待機した後に再度データアクセスを試みるなど、適切な対処を行うことができる。
また、図8に示したような、ログ生成部150が生成したログ情報をログ情報通知部170から制御部120に通知する手法の他、ログ情報を介さず、データアクセス部130が直接、競合情報を元に、該当する制御プロセスに競合状況を通知するような構成(図示せず)にしてもよい。
本実施の形態4における「競合状況通知部」は、ログ情報通知部170がこれに相当する。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。
本実施の形態5に係る設備管理装置100は、実施の形態2の図6で説明した構成に加え、新たにログ出力部180を備える。その他の構成は図6と同様であるため、説明を省略する。
ログ出力部180は、ログ生成部150が生成したログ情報を設備管理装置100の外部に出力する。
出力方式は、例えば外付けのメモリ装置にログデータをコピーする方法、シリアルケーブルやLAN等による接続を介した通信によりログデータを出力する方法、等を利用することができる。
また、出力されるログデータの形式は、生のログデータそのまま、XML等によりデータ構造記述されたもの、外部からの指示により特定の形式に変更されたもの、外部からの指示により選抜されたもの、等とすることができる。
ログデータを設備管理装置100の外部に出力することにより、ログデータの解析を設備管理装置100の外部で行うことができる。
ログ出力部180は、その機能を実現する回路デバイスのようなハードウェアで実現することもできるし、CPUやマイコンのような演算装置とその動作を規定する制御プログラムで実現することもできる。
また、制御部120、データアクセス部130、またはログ生成部150と一体的に構成することもできる。
ログ出力時のインターフェースは、出力方式やログデータの形式に応じて適宜定める。
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6に係る設備管理装置500の機能ブロック図である。
図10において、通信部510、制御部520、データアクセス部530、記憶部540の機能や役割は、概ね実施の形態1の図1で説明した同名の構成部と同様であるため、本実施の形態6では差異点のみを説明する。
記憶部540は、後述の図11で説明する使用間隔管理テーブル541を格納している。
制御部520が実行する制御プロセスは、使用間隔管理テーブル541を参照し、同テーブルに定義されている各管理データの使用間隔を取得して、その使用間隔で記憶部540に格納されている各管理データを参照し、または更新する。使用間隔の詳細は後述する。
なお、制御プロセスが各管理データにアクセスする際は、実施の形態1と同様に、データアクセス部530を介して行う。
使用間隔管理テーブル541が格納するデータは、設備管理装置500の外部から、ユーザが設定できるようにしてもよい。
設定に際しては、例えば通信部510を介して監視装置300の表示画面に適当な選択肢を表示させ、設備管理装置500の動作設定項目としてユーザに提示したり、設定値の入力を同画面上でユーザに促したりして、設定作業によりこれらの内容をユーザに設定させてもよい。
図11は、使用間隔管理テーブル541の構成とデータ例である。
使用間隔管理テーブル541は、「データ識別ID」列、「制御プロセスID」列、「使用間隔」列を有する。
「データ識別ID」列には、記憶部540が格納する各管理データを一意に識別するIDが格納される。
「制御プロセスID」列には、「データ識別ID」列の値で特定される管理データを使用する制御プロセスの識別IDが格納される。
「使用間隔」列には、「制御プロセスID」列の値で特定される制御プロセスが、「データ識別ID」列の値で特定される管理データを、参照しまたは更新する時間間隔が数値で格納される。
図11のデータ例では、1〜2行目のデータを参照すると、以下のことが分かる。
(1)制御プロセス520Aは、空調機200bの設定温度を10分毎に使用することが定義されているので、制御部520は、通信部510へ10分毎に、空調機200bの設定温度を取得すべき旨の管理命令を発行させる。
なお、管理データを提供すべきタイミングとしては、以下のような例が考えられる。
(1.1)制御プロセス520Aが同管理データを要求した際に、その時点より前の10分以内に更新された最新の管理データを提供する。
(1.2)10分毎に最新の管理データを取得し、制御プロセスにその旨の通知を出力する。
(2)制御プロセス520Bも同様に、空調機200bの設定温度を15分毎に使用するので、制御部520は、同管理データを15分毎に更新するよう、通信部510へ15分毎に、空調機200bの設定温度を取得すべき旨の管理命令を発行させる。
各「使用間隔」列の値に基づき、制御部520が空調機200bの設定温度を取得すると、制御部520は、記憶部540が格納している該当管理データの値を更新する。
なお、管理データの更新周期のみならず、例えばネットワーク400に接続されている各設備機器200に所定の管理命令を定時発報する時間間隔など、種々のデータの使用間隔について、使用間隔管理テーブル541を用いて定義することができる。
以上、使用間隔管理テーブル541を用いた各管理データの使用間隔の定義、および制御部520の動作について、原則となる事項を説明した。
次に、上記の原則の下、さらに各管理データの使用間隔を最適化して通信トラフィックを低減する動作について説明する。
図11で説明した通り、通信部510は、同一の管理データに対して10分毎と15分毎それぞれに、データ更新を行うための管理命令を発行するのが原則であるが、このように、同一の管理データを制御プロセス毎に個別に更新するのは煩雑である。
そこで、制御部520は、いずれの使用間隔で管理データを使用すれば最も効率的かを判断し、その周期をもって各管理データを読み取りまたは書き込みするよう、最適化を行う。
ここでいう最適化とは、通信部510の通信トラフィックを低減する観点から、例えば通信部510と各設備機器200との間の通信回数が最小となる使用間隔を求めることである。
例えば、10分と15分の最大公約数をとった5分間隔でその管理データを更新し、各制御プロセスの更新周期を共通化する、といった最適化処理が考えられる。
以下、図11のデータ例を用いて、最適化の手法の1例を下記ステップ(1)〜(3)で説明する。
(1)制御プロセス520Aが使用するための10分毎の更新と、制御プロセス520Bが使用するための15分毎の更新を、個別に実行するものと仮定する。
この場合、1時間で行われる更新回数は、以下のようになる。
(1.1)制御プロセス520Aのための更新:60分/10分=6回
(1.2)制御プロセス520Bのための更新:60分/15分=4回
(1.3)合計更新回数:6回+4回=10回
(2)一方、制御プロセス520Aと520Bの更新間隔の最大公約数を取り、5分間隔で更新を実行するものと仮定する。
この場合、1時間で行われる更新回数は、以下のようになる。
(2.1)制御プロセス520Aと520Bの共通更新:60分/5分=12回
(3)制御部520は、上記(1)〜(2)の演算を行い、いずれの更新間隔を用いる方が更新回数が少ないかを判定する。この場合は、制御プロセス520Aと520Bそれぞれのための更新を個別に行った方がよいことが分かる。
したがって制御部520は、使用間隔管理テーブル541の「使用間隔」列の値をそのまま用いて、空調機200bの設定温度の更新のための管理命令を発行する。
一方、制御プロセス520Aが5分毎に更新し、制御プロセス520Bが10分毎に更新する場合は、以下のようになる。
(1)制御プロセス520Aが使用するための5分毎の更新と、制御プロセス520Bが使用するための10分毎の更新を、個別に実行するものと仮定する。
この場合、1時間で行われる更新回数は、以下のようになる。
(1.1)制御プロセス520Aのための更新:60分/ 5分=12回
(1.2)制御プロセス520Bのための更新:60分/10分= 6回
(1.3)合計更新回数:12回+6回=18回
(2)一方、制御プロセス520Aと520Bの更新間隔の最大公約数を取り、5分間隔で更新を実行するものと仮定する。
この場合、1時間で行われる更新回数は、以下のようになる。
(2.1)制御プロセス520Aと520Bの共通更新:60分/5分=12回
(3)この場合は、制御プロセス520Aと520Bの更新を共通にした方が、合計の更新回数が少ないことが分かる。
なお、上記の説明では、各管理命令とその応答に要する通信データ量が、制御プロセス520Aと520Bで同一であるものと仮定したが、通信データ量の差異がある場合は、通信回数に通信データ量を乗算し、合計の通信データ量が少なくなる方の更新周期を選択するようにしてもよい。
本実施の形態6では、実施の形態1と同様の構成の下、使用間隔テーブル541を用いた管理データの更新周期の最適化について説明したが、実施の形態2〜5と同様の構成の下で、同様に管理データの更新周期の最適化を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態6では、制御部520は、使用間隔テーブル541に格納されている各管理データの使用間隔を最適化する。
これにより、設備管理装置500と各設備機器200の間の通信トラフィックを緩和することができ、安定動作可能な設備管理装置500を得ることができる。
実施の形態1に係る設備機器ネットワークシステムの構成図である。 データアクセスの競合により、記憶部140が格納しているデータに不具合が発生する例を説明するものである。 制御プロセス120Aが、記憶部140に格納されている管理データにアクセスする際の処理フローである。 制御プロセス120Aが、記憶部140に格納されている管理データへのアクセスを終了しようとする際の処理フローである。 設備管理装置100が備えるセマフォの機能を説明するものである。 実施の形態2に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。 実施の形態4に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。 実施の形態5に係る設備管理装置100の機能ブロック図である。 実施の形態6に係る設備管理装置500の機能ブロック図である。 使用間隔管理テーブル541の構成とデータ例である。
符号の説明
100 設備管理装置、110 通信部、120 制御部、130 データアクセス部、140 記憶部、150 ログ生成部、160 ログ表示部、170 ログ情報通知部、180 ログ出力部、200a 照明器、200b 空調機、300 監視装置、400 ネットワーク、500 設備管理装置、510 通信部、520 制御部、530 データアクセス部、540 記憶部、541 使用間隔テーブル。

Claims (29)

  1. 設備機器の動作を管理する設備管理装置であって、
    当該設備管理装置の動作を制御する制御部と、
    前記制御部が使用するデータを格納する記憶部と、
    前記記憶部が格納しているデータにアクセスするとともにそのデータの使用状態フラグを管理するデータアクセス部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行し、
    前記データアクセス部は、
    前記制御プロセスからのデータ読取要求または書込要求を受け付け、
    当該データの使用状態フラグが使用不可状態であれば、
    当該データにアクセスできない旨を当該制御プロセスに返却し、
    当該データの使用状態フラグが使用可能状態であれば、
    使用状態フラグを使用不可状態にセットしてそのデータにアクセスし、データの読み取りまたは書き込みが終了すると、当該データの使用状態フラグを使用可能状態にセットして、データの読み取りまたは書き込みの結果を当該制御プロセスに返却する
    ことを特徴とする設備管理装置。
  2. 前記データアクセス部は、
    前記使用可能フラグを使用不可状態にセットする際には、
    当該データに対する読み取りまたは書き込みの結果の返却先である前記制御プロセスの識別IDをその使用可能フラグの値としてセットする
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備管理装置。
  3. 前記データアクセス部は、
    前記使用可能フラグに対し複数の制御プロセスから同時にアクセス要求があった際は、
    1の制御プロセスのみその使用可能フラグに対するアクセスを許可し、
    先の制御プロセスがその使用可能フラグへのアクセスを終了するまで他の制御プロセスを待機させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の設備管理装置。
  4. 設備機器の動作を管理する設備管理装置であって、
    当該設備管理装置の動作を制御する制御部と、
    前記制御部が使用するデータを格納する記憶部と、
    前記記憶部が格納するデータに対するアクセス状況ログを生成するログ生成部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行し、
    前記ログ生成部は、
    前記記憶部が格納するデータに対する前記制御プロセスからの読み取りまたは書き込みの要求が競合した際に、
    その競合状況を表すアクセス状況ログを生成する
    ことを特徴とする設備管理装置。
  5. 前記制御部は、
    前記ログ生成部が生成するアクセス状況ログの生成条件または書式の指定を受け付け、
    その生成条件または書式を定義するログ定義データを前記記憶部に格納し、
    前記ログ生成部は、
    前記アクセス状況ログを生成する際に、
    前記ログ定義データを参照してその生成条件または書式に基づき前記アクセス状況ログを生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の設備管理装置。
  6. 画面表示を行う表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記ログ生成部が生成した前記アクセス状況ログを取得し、
    その内容を前記表示部に画面表示させる
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の設備管理装置。
  7. 前記制御部が実行する前記制御プロセスに対し、前記記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みの要求が競合した旨を通知する競合状況通知部を備え、
    前記競合状況通知部は、
    前記ログ生成部が生成した前記アクセス状況ログを取得し、
    そのアクセス状況ログに基づき前記通知を行う
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の設備管理装置。
  8. 前記ログ生成部が生成した前記アクセス状況ログを当該設備管理装置の外部に出力するログ出力部を備えた
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の設備管理装置。
  9. 設備機器の動作を管理する設備管理装置であって、
    当該設備管理装置の動作を制御する制御部と、
    前記制御部が使用するデータを格納する記憶部と、
    前記記憶部が格納しているデータにアクセスするデータアクセス部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行し、
    前記データアクセス部は、
    前記制御プロセスからのデータ読取要求または書込要求を受け付け、
    その要求が競合した際は、
    要求元の前記制御プロセスにその競合状況を通知する
    ことを特徴とする設備管理装置。
  10. 設備機器の動作を管理する設備管理装置であって、
    当該設備管理装置の動作を制御する制御部と、
    前記設備機器の管理データおよびその管理データの使用間隔を定義した間隔管理テーブルを格納する記憶部と、
    前記設備機器に対する管理命令の送信またはその応答の受信を行う通信部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記間隔管理テーブルに定義されている前記使用間隔を参照し、
    その使用間隔で前記通信部に対し前記管理命令の送信を指示し、
    その管理命令に対する応答に基づき前記記憶部にその設備機器の管理データを格納する
    ことを特徴とする設備管理装置。
  11. 前記制御部は、
    前記通信部を介して前記設備機器に対する管理命令の送信またはその応答の受信を行う複数の制御プロセスを実行し、
    前記間隔管理テーブルは、前記制御プロセス毎に前記使用間隔を保持する
    ことを特徴とする請求項10に記載の設備管理装置。
  12. 前記制御部は、
    前記間隔管理テーブルより前記制御プロセス毎の前記使用間隔を取得し、
    それらの使用間隔に基づき各前記制御プロセスに共通する新たな使用間隔を求め、
    その新たな使用間隔で前記通信部に対し前記管理命令の送信を指示する
    ことを特徴とする請求項11に記載の設備管理装置。
  13. 前記制御部は、
    前記間隔管理テーブルより前記制御プロセス毎の前記使用間隔を取得し、
    それらの使用間隔に基づき、各前記制御プロセスに共通し且つ前記通信部の通信トラフィックが最小となる新たな使用間隔を求め、
    その新たな使用間隔で前記通信部に対し前記管理命令の送信を指示する
    ことを特徴とする請求項11に記載の設備管理装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の設備管理装置と、
    前記設備管理装置が動作を管理する設備機器と、
    を有することを特徴とする設備機器ネットワークシステム。
  15. 設備機器の動作を管理する設備管理装置のデータアクセスを制御する方法であって、
    当該設備管理装置が備える記憶部が格納するデータに対して読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行するステップと、
    前記記憶部が格納しているデータにアクセスするとともにそのデータの使用状態フラグを管理するデータアクセスステップと、
    を有し、
    前記データアクセスステップはさらに、
    前記制御プロセスからのデータ読取要求または書込要求を受け付けるステップと、
    当該データの使用状態フラグの状態を判定するステップと、
    を有し、
    前記データアクセスステップにおいて、
    当該データの使用状態フラグが使用不可状態であれば、
    当該データにアクセスできない旨を当該制御プロセスに返却し、
    当該データの使用状態フラグが使用可能状態であれば、
    使用状態フラグを使用不可状態にセットしてそのデータにアクセスし、データの読み取りまたは書き込みが終了すると、当該データの使用状態フラグを使用可能状態にセットして、データの読み取りまたは書き込みの結果を当該制御プロセスに返却する
    ことを特徴とするデータアクセス制御方法。
  16. 前記データアクセスステップにおいて、
    前記使用可能フラグを使用不可状態にセットする際には、
    当該データに対する読み取りまたは書き込みの結果の返却先である前記制御プロセスの識別IDをその使用可能フラグの値としてセットする
    ことを特徴とする請求項15に記載のデータアクセス制御方法。
  17. 前記使用可能フラグに対し複数の制御プロセスから同時にアクセス要求があった際は、
    前記データアクセスステップにおいて、
    1の制御プロセスのみその使用可能フラグに対するアクセスを許可し、
    先の制御プロセスがその使用可能フラグへのアクセスを終了するまで他の制御プロセスを待機させる
    ことを特徴とする請求項15または請求項16に記載のデータアクセス制御方法。
  18. 設備機器の動作を管理する設備管理装置のデータアクセスを制御する方法であって、
    当該設備管理装置が備える記憶部が格納するデータに対して読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行するステップと、
    前記記憶部が格納するデータに対するアクセス状況ログを生成するログ生成ステップと、
    を有し、
    前記ログ生成ステップにおいて、
    前記記憶部が格納するデータに対する前記制御プロセスからの読み取りまたは書き込みの要求が競合した際に、
    その競合状況を表すアクセス状況ログを生成する
    ことを特徴とするデータアクセス制御方法。
  19. 前記ログ生成部が生成するアクセス状況ログの生成条件または書式の指定を受け付け、
    その生成条件または書式を定義するログ定義データを前記記憶部に格納しておき、
    前記ログ生成ステップにおいて、
    前記アクセス状況ログを生成する際に、
    前記ログ定義データを参照してその生成条件または書式に基づき前記アクセス状況ログを生成する
    ことを特徴とする請求項18に記載のデータアクセス制御方法。
  20. 画面表示を行う表示部を当該設備管理装置に設け、
    前記ログ生成ステップで生成した前記アクセス状況ログを取得し、
    その内容を前記表示部に画面表示させる
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載のデータアクセス制御方法。
  21. 前記制御プロセスに対し、前記記憶部が格納するデータに対する読み取りまたは書き込みの要求が競合した旨を通知する競合状況通知ステップを有し、
    前記競合状況通知ステップにおいて、
    前記ログ生成ステップで生成した前記アクセス状況ログを取得し、
    そのアクセス状況ログに基づき前記通知を行う
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載のデータアクセス制御方法。
  22. 前記ログ生成ステップで生成した前記アクセス状況ログを当該設備管理装置の外部に出力するステップを有する
    ことを特徴とする請求項18または請求項19に記載のデータアクセス制御方法。
  23. 設備機器の動作を管理する設備管理装置のデータアクセスを制御する方法であって、
    当該設備管理装置が備える記憶部が格納するデータに対して読み取りまたは書き込みを要求する複数の制御プロセスを非同期に実行するステップと、
    前記記憶部が格納しているデータにアクセスするデータアクセスステップと、
    を有し、
    前記データアクセスステップにおいて、
    前記制御プロセスからのデータ読取要求または書込要求を受け付け、
    その要求が競合した際は、
    要求元の前記制御プロセスにその競合状況を通知する
    ことを特徴とするデータアクセス制御方法。
  24. 設備機器の動作を管理する設備管理装置の通信トラフィックを制御する方法であって、
    当該設備管理装置が備える記憶部に、
    前記設備機器の管理データおよびその管理データの使用間隔を定義した間隔管理テーブルを格納しておき、
    前記間隔管理テーブルに定義されている前記使用間隔を参照する間隔取得ステップと、
    その使用間隔で前記設備機器に対する管理命令を送信する通信ステップと、
    その管理命令に対する応答に基づき前記記憶部にその設備機器の管理データを格納するステップと、
    を有することを特徴とする通信トラフィック制御方法。
  25. 前記設備機器に対する管理命令の送信またはその応答の受信を行う複数の制御プロセスを実行するステップを有し、
    前記間隔管理テーブルは、前記制御プロセス毎に前記使用間隔を保持しており、
    前記間隔取得ステップにおいて、
    前記間隔管理テーブルを参照して前記制御プロセス毎に前記使用間隔を取得し、
    前記通信ステップにおいて、
    前記制御プロセス毎の前記使用間隔で前記設備機器に対する管理命令を送信する
    ことを特徴とする請求項24に記載の通信トラフィック制御方法。
  26. 前記間隔管理テーブルより前記制御プロセス毎の前記使用間隔を取得し、
    それらの使用間隔に基づき各前記制御プロセスに共通する新たな使用間隔を求め、
    その新たな使用間隔で前記管理命令を送信する
    ことを特徴とする請求項25に記載の通信トラフィック制御方法。
  27. 前記間隔管理テーブルより前記制御プロセス毎の前記使用間隔を取得し、
    それらの使用間隔に基づき、各前記制御プロセスに共通し且つ前記通信ステップにおける通信トラフィックが最小となる新たな使用間隔を求め、
    前記通信ステップにおいてその新たな使用間隔で前記管理命令を送信する
    ことを特徴とする請求項25に記載の通信トラフィック制御方法。
  28. 請求項15ないし請求項23のいずれかに記載のデータアクセス制御方法を当該設備管理装置が備える演算装置に実行させる
    ことを特徴とするデータアクセス制御プログラム。
  29. 請求項24ないし請求項27のいずれかに記載の通信トラフィック制御方法を当該設備管理装置が備える演算装置に実行させる
    ことを特徴とする通信トラフィック制御プログラム。
JP2007321085A 2007-12-12 2007-12-12 設備機器ネットワークシステムおよびデータアクセス制御方法 Active JP4920567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321085A JP4920567B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 設備機器ネットワークシステムおよびデータアクセス制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321085A JP4920567B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 設備機器ネットワークシステムおよびデータアクセス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009146051A true JP2009146051A (ja) 2009-07-02
JP4920567B2 JP4920567B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=40916611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007321085A Active JP4920567B2 (ja) 2007-12-12 2007-12-12 設備機器ネットワークシステムおよびデータアクセス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4920567B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180768A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Toshiba Corp 画像保管場所管理装置
JP2011257013A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 空調制御プログラムおよび空調制御装置
WO2012147203A1 (ja) * 2011-04-28 2012-11-01 三菱電機株式会社 システムコントローラ及びプログラム
JP2013148252A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Mitsubishi Electric Corp 競合処理装置及び空気調和システム
JP2019211111A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 ダイキン工業株式会社 空調管理システム及び通信制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04307641A (ja) * 1991-04-04 1992-10-29 Nippon Signal Co Ltd:The マルチタスク・システムの障害診断装置
JPH09330240A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Nec Corp 資源排他制御方式
JP2004046812A (ja) * 2002-05-21 2004-02-12 Daikin Ind Ltd 設備機器制御装置及び設備機器管理システム
JP2004110484A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Mitsubishi Electric Corp メモリアクセス装置
JP2005260635A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Works Ltd 中継親装置及び遠隔監視システム
JP2006171915A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 排他制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04307641A (ja) * 1991-04-04 1992-10-29 Nippon Signal Co Ltd:The マルチタスク・システムの障害診断装置
JPH09330240A (ja) * 1996-06-10 1997-12-22 Nec Corp 資源排他制御方式
JP2004046812A (ja) * 2002-05-21 2004-02-12 Daikin Ind Ltd 設備機器制御装置及び設備機器管理システム
JP2004110484A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Mitsubishi Electric Corp メモリアクセス装置
JP2005260635A (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Works Ltd 中継親装置及び遠隔監視システム
JP2006171915A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 排他制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180768A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Toshiba Corp 画像保管場所管理装置
JP2011257013A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Mitsubishi Electric Corp 空調制御プログラムおよび空調制御装置
WO2012147203A1 (ja) * 2011-04-28 2012-11-01 三菱電機株式会社 システムコントローラ及びプログラム
JP5558632B2 (ja) * 2011-04-28 2014-07-23 三菱電機株式会社 システムコントローラ、設備システム及びプログラム
US9488970B2 (en) 2011-04-28 2016-11-08 Mitsubishi Electric Corporation System controller and program
JP2013148252A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Mitsubishi Electric Corp 競合処理装置及び空気調和システム
JP2019211111A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 ダイキン工業株式会社 空調管理システム及び通信制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4920567B2 (ja) 2012-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7958210B2 (en) Update management method and update management unit
KR100641988B1 (ko) 비대칭형 단일 칩 이종 멀티프로세서 컴퓨터 시스템, 공유 메모리의 직접 메모리 액세스를 아토믹 업데이트하는 방법, 및 아토믹 업데이트 장치
US8171248B2 (en) Storage system controlling method, switch device and storage system
US20050283673A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program
CN102541661B (zh) 实现等待地址同步接口的方法和设备
JP6838222B2 (ja) 車両制御装置、及び車両システム
JP4920567B2 (ja) 設備機器ネットワークシステムおよびデータアクセス制御方法
JP2008097369A (ja) Plc
CN115550384B (zh) 集群数据同步方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN109298962A (zh) 定时任务的监控方法、计算机可读存储介质和终端设备
US7587543B2 (en) Apparatus, method and computer program product for dynamic arbitration control
US11169500B2 (en) Control system, control device and control program for verifying soundness of data on a transmission path
US5692153A (en) Method and system for verifying execution order within a multiprocessor data processing system
CN103167209A (zh) 图像形成装置以及图像形成方法
CN105391755A (zh) 一种分布式系统中数据处理方法、装置及系统
JP2009217721A (ja) マルチプロセッサシステムにおけるデータ同期方法及びマルチプロセッサシステム
US20100088471A1 (en) Field device
US8832705B1 (en) Ordered mutual exclusion
JP2009009323A (ja) 設定装置、電子機器、及び設定プログラム
US11316710B2 (en) Control system and control method
JP2939414B2 (ja) 二重系計算機のデータベース等価処理装置
CN112799922A (zh) 一种日志管理方法、电子设备和存储装置
JPH09319720A (ja) 分散プロセス管理システム
JP2009122811A (ja) センタ管理装置、センタ管理プログラム、センタ管理方法
CN109358903A (zh) 数据访问设备和访问错误通知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4920567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250