JPH04307058A - 歯科用スペース形成材 - Google Patents

歯科用スペース形成材

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JPH04307058A
JPH04307058A JP3146977A JP14697791A JPH04307058A JP H04307058 A JPH04307058 A JP H04307058A JP 3146977 A JP3146977 A JP 3146977A JP 14697791 A JP14697791 A JP 14697791A JP H04307058 A JPH04307058 A JP H04307058A
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JP
Japan
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forming material
space forming
space
mold
dental
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JP3146977A
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Yoshihiro Saito
斉藤 嘉宏
Masaki Tamura
雅樹 田村
Mitsunari Sakamoto
坂本 充也
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形型として硬化性材
料を用い、熱可塑性樹脂を圧縮成形することにより義歯
を製作する方法に於いて、余剰の樹脂を排出するスペー
スを容易に形成することのできる非硬化性歯科用スペー
ス形成材に関する。
【0002】
【従来の技術】硬化性材料により成形型を作る方法とし
ては、例えば、歯科の技工法に於いては石膏によって義
歯の成形型を作製する方法がある。最も一般的なアクリ
ル床義歯の製作法では、アクリル系モノマーとアクリル
系ポリマーを混和した餅状物(ドウと言う)を石膏型に
入れ、試圧操作を繰り返してドウが最適な量になるまで
余剰のドウを取り除き、その後、上下石膏型を合わせて
ドウを加熱してアクリル系モノマーを重合させ義歯を製
作する方法が採られる。このような製作法では、圧縮成
形型内に余剰の樹脂を排出するためのスペースを設ける
必要はない。
【0003】しかしながら、特開昭59−189838
号公報或いは特開平1−244744号公報に記載され
たような、熱可塑性樹脂を圧縮成形して義歯を製作する
場合、アクリル床義歯の製作の場合のように試圧操作に
よって余剰の樹脂を取り除くことはできず、1回の加圧
によって成形を終え、義歯を製作する必要がある。従っ
て、アクリル床義歯製作の場合と同様の成形型では、圧
縮成形時に余剰の樹脂が上下成形型の間に入り込み厚い
バリを形成し、その結果、咬合が高くなり床が厚くなっ
た義歯となってしまう。
【0004】このため、特開昭60−242850号公
報には、圧縮成形に使用する上下石膏系成形型を作製す
る際、上下成形型の間に弾性シート状物を挿入し、成形
型が硬化した後これを取り除き、形成されたスペースに
、圧縮成形時の余剰の樹脂を排出する方法が開示されて
いる。又、特開平1−37948号公報では、常温硬化
性の無機材料を用いて、余剰樹脂の排出スペースを形成
している。
【0005】石膏系材料のような曲げ強度の小さい材料
を用いて圧縮成形型を作製する場合、成形品と余剰樹脂
との境界、所謂、バリ部近傍に於いて、圧縮成形圧によ
って成形型が損壊することのないよう特別な配慮をしな
がら、余剰樹脂を排出することを考慮しなければならな
い。そのため、上記のような方法が考えられているが、
弾性シート状物を挿入する方法では、微妙な調整を要す
るバリ切り部の形態が整え難く、常温硬化性材料を用い
る方法では、義歯製作工程中に、この空間形成工程を効
率良く組み込むことが難しい。これらの点を考慮して、
非硬化性の材料である粘土によってスペースを形成する
方法を試みたが、この方法では、常温硬化性材料を使用
する場合の、作業工程上の制約は改善されたものの、流
蝋工程に於いて粘土が熱水に溶け出し、成形型或いは周
辺機器に付着、汚損し、それらの除去に長時間を要し問
題である。
【0006】
【本発明の解決すべき課題】本発明は、熱可塑性樹脂を
用いて圧縮成形法により義歯を製作するに際し、常温硬
化性の材料によって作製される圧縮成形型に、適切な余
剰樹脂の排出スペースを効率良く、且つ、工程上何らの
制約もなく形成するための歯科用スペース形成材に関す
る。
【0007】
【発明の構成】本発明の歯科用スペース形成材は、疎水
性の液状物に無機粉体を混合してなる非硬化性の塑性材
料である。疎水性の液状物としては、熱水に溶出しない
、且つ、熱水の温度に於いて蒸発しない液状物であれば
よく特に限定はされない。しかし、義歯のような医療用
具の製作の場合は、衛生面を考慮すれば、シリコン樹脂
、シリコンオイル及びシリコングリス等が好ましい。
【0008】混合する無機粉体も、液状物を劣化させる
ことがなく、水に難溶性の物質であれば用いることがで
きる。このような無機粉体としては、シリカ、炭酸カル
シウム、珪酸カルシウム等の粉末が挙げられる。
【0009】液状物としては、低粘度のものより高粘度
のものが好ましく、100〜10000ポイズ程度の粘
度範囲のものが望ましい。無機粉体の粒度は150ミク
ロン以下が好ましく、特に、50ミクロン以下のものが
望ましい。液状物(P)と無機粉体(L)との配合比P
/Lは、液状物の粘度或いは無機粉体の粒度により大き
く変動し得るが、その範囲はP/L=1〜1/5、特に
、1/2〜1/4程度が好ましい。
【0010】
【実施例】以下に実施例によって本発明を更に詳しく説
明する。 実施例1 シリコンオイル(粘度=100ポイズ)10部に対して
、炭酸カルシウム(平均粒径=45ミクロン)30部を
加えて混練し、均一な粘土状スペース形成材を得た。 歯科の通法に従って製作した蝋義歯を石膏を用いてフラ
スコに一次埋没し、一次埋没材が硬化した後、上記のス
ペース形成材によって余剰の樹脂を排出するための埋没
スペースを形成した。スペース材は伸びが良好で、作業
中に変質することがなく、フラスコ外周部からバリ切り
部までスムーズに圧接することができた。続いて、石膏
によって二次埋没を行い、二次埋没材が硬化した後、フ
ラスコを熱水中に入れて蝋を軟化しフラスコを上下に分
割した。成形型からスペース形成材を取り除き、更に熱
水で流蝋し、義歯製作用の圧縮成形型を作製した。その
結果、寸法精度の高い良好な成形型が得られ、スペース
形成材も何ら変質することなく回収することができた。
【0011】実施例2 シリコン樹脂(粘度=1500ポイズ)10部に対して
、珪砂(平均粒径=100ミクロン)25部を入れ練和
し、この材料を用いて実施例1と同様に義歯の圧縮成形
型を作製した。その結果、寸法精度の高い良好な成形型
が得られ、スペース形成材も変質することなく回収する
ことができた。
【0012】実施例3 シリコングリス(粘度=250ポイズ)10部に対して
、石英粉(平均粒径=50ミクロン)20部を入れ練和
した。この材料を用いて実施例1と同様に義歯の圧縮成
形型を作製した。その結果、寸法精度の高い良好な成形
型が得られ、スペース形成材も変質することなく回収す
ることができた。
【0013】
【本発明の効果】本発明の歯科用スペース形成材を使用
すれば、常温硬化性の材料によって作製される圧縮成形
型に、適切な余剰樹脂の排出スペースを効率良く、且つ
、工程上何らの制約もなく形成するでき、寸法精度の高
い優れた歯科用成形型を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  疎水性の液状物に無機粉体を混合して
    なる非硬化性歯科用スペース形成材。
JP14697791A 1991-04-03 1991-04-03 歯科用スペース形成材 Expired - Fee Related JP2678952B2 (ja)

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JP2678952B2 JP2678952B2 (ja) 1997-11-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6237329B1 (en) 1997-12-25 2001-05-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Combustion controller for lean burn engines

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6237329B1 (en) 1997-12-25 2001-05-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Combustion controller for lean burn engines

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JP2678952B2 (ja) 1997-11-19

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