JPH0430701Y2 - - Google Patents

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JPH0430701Y2
JPH0430701Y2 JP1984164940U JP16494084U JPH0430701Y2 JP H0430701 Y2 JPH0430701 Y2 JP H0430701Y2 JP 1984164940 U JP1984164940 U JP 1984164940U JP 16494084 U JP16494084 U JP 16494084U JP H0430701 Y2 JPH0430701 Y2 JP H0430701Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カートリツジ挿入口より挿入された
デイスクカートリツジをカートリツジ挿入位置と
カートリツジ装着位置との間で往復動自在に保持
するキヤリヤを有し、上記カートリツジ挿入口か
ら挿入された上記デイスクカートリツジを上記キ
ヤリヤにより、上記カートリツジ挿入位置から上
記カートリツジ装着位置へ引き込んで装着させ、
また上記カートリツジ装着位置から上記カートリ
ツジ挿入位置へ排出されるように構成したデイス
クプレーヤに関するものである。
〔従来の技術〕
この種のデイスクプレーヤでは、キヤリヤをカ
ートリツジ挿入位置とカートリツジ装着位置との
間で往復動自在に構成し、デイスクカートリツジ
のカートリツジ挿入口への挿入及びカートリツジ
挿入口からの排出の際には、キヤリヤーがカート
リツジ挿入口に近接した位置であるカートリツジ
挿入位置に復動されるように構成されている。そ
してキヤリヤの往復動は、例えばモータで回転さ
せるピニオンにてキヤリヤに設けられたラツクを
駆動させることによつて行われていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来のデイスクプ
レーヤでは、次のような問題があつた。
即ち、デイスクカートリツジがカートリツジ挿
入口へ挿入される際は、キヤリヤはカートリツジ
挿入位置にて停止されているが、外力を受けた場
合のこの停止状態は、上記外力がラツクとピニオ
ンを経てモータに伝達されることで保たれてい
た。従つて、デイスクプレーヤの非使用時に振動
や衝撃等が加わると、モータの慣性モーメントだ
けではキヤリヤの停止状態を保持することができ
ず、キヤリヤが不測に移動してしまう不都合が
往々にして生じた。
この場合、キヤリヤは相当に重量があるため、
キヤリヤが不測に移動するとそのキヤリヤが停止
した際の衝撃的荷重によつてキヤリヤが損傷され
てしまう事故となる。またキヤリヤが不測に移動
していると、デイスクカートリツジをキヤリヤ内
に完全に挿入させることができず、カートリツジ
挿入位置からカートリツジ装着位置へのデイスク
カートリツジの引き込み動作が確実に行えないと
言つたこの種のデイスクプレーヤとしては致命的
な問題となる。
従つて本考案では、非使用時に振動や衝撃等に
よつてキヤリヤが上述のごとく不測に移動しない
ようにするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前述したデイスクプレーヤにおい
て、上記カートリツジ挿入口より挿入される上記
デイスクカートリツジによつて押し開かれるよう
に構成された開閉蓋と、上記デイスクカートリツ
ジの挿入後の上記キヤリヤによる上記デイスクカ
ートリツジの引き込み動作の開始に連動して上記
開閉蓋を強制的に開蓋させると共に、上記デイス
クカートリツジが上記カートリツジ装着位置にあ
る際に上記開閉蓋を強制的に閉蓋状態とさせ、ま
た上記キヤリヤによる上記カートリツジ装着位置
から上記カートリツジ挿入位置への上記デイスク
カートリツジの排出動作に連動して上記開閉蓋を
強制的に開蓋させるように構成された開閉蓋開閉
機構と、上記キヤリヤに設けられている被ロツク
部に係合及び離脱され、上記デイスクカートリツ
ジが挿入されていない状態において上記被ロツク
部に係合されるロツク部材を有し、上記デイスク
カートリツジが上記カートリツジ挿入口を介して
挿入される際に、上記開閉蓋の開蓋動作に連動し
て、上記ロツク部材を上記被ロツク部より離脱さ
せて、上記キヤリヤによる上記デイスクカートリ
ツジの引き込み動作に対するロツクを解除するキ
ヤリヤロツク機構とを備えたことを特徴とするデ
イスクプレーヤである。
〔作用〕
上述の技術的手段によれば、デイスクカートリ
ツジがカートリツジ挿入口に挿入される前には、
開閉蓋の閉蓋に連動してキヤリヤロツク機構のロ
ツク部材がキヤリヤの被ロツク部材に係合され
て、キヤリヤはカートリツジ挿入位置において確
実にロツクされる。またカートリツジ挿入口に挿
入されたデイスクカートリツジがキヤリヤにより
引き込まれる際に、キヤリヤロツク機構のロツク
部材は開閉蓋開閉機構によつて開蓋される開閉蓋
に連動してキヤリヤの被ロツク部から離脱され、
これによつて上記キヤリヤは、カートリツジ挿入
位置でのロツクが解除される。そしてデイスクカ
ートリツジがカートリツジ挿入位置へ排出されて
そのデイスクカートリツジがカートリツジ挿入口
から抜き取られると、開閉蓋の閉蓋に連動してキ
ヤリヤロツク機構のロツク部材がキヤリヤのロツ
ク部に係合されてそのキヤリヤはカートリツジ挿
入位置にて再び確実にロツクされる。このように
開閉蓋の閉蓋時に上記キヤリヤがカートリツジ挿
入位置にて確実にロツクされるので、非使用時に
振動や衝撃等によつて上記キヤリヤがカートリツ
ジ挿入位置から不測に移動してしまうことはな
い。
〔実施例〕
以下、本考案を適用したデイスクプレーヤの一
実施例を図面に基づき説明する。
まず、第3A図及び第3B図によつてデイスク
プレーヤ1の構成及びその動作を概説する。
デイスクプレーヤ1はフロントローデインク方
式に構成されていて、前面パネル2にはカートリ
ツジ挿入口3が設けられ、またデイスクプレーヤ
1内にはキヤリヤ4、ターンテーブル5、クラン
パー6、書込み(記録)及び/又は読取り(再
生)用ヘツド7等が設けられている。なおキヤリ
ヤ4は水平状に配置されたトレー8と、このトレ
ー8の左右両側に垂直で平行状に配置された左右
一対のラツク板9とを有している。
そしてこのデイスクプレーヤ1では、まず、第
3A図に二点鎖線で示すようにデイスクカートリ
ツジ11がその前端部11a側からカートリツジ
挿入口3に水平に挿入される。次いでデイスクカ
ートリツジ11は、矢印a方向から実線で示すよ
うに挿入されて、トレー8上に水平に載置されて
停止する。ここでキヤリヤ4内に水平挿入された
デイスクカートリツジ11の後端部11b側はカ
ートリツジ挿入口3から前面パネル2外に突出さ
れた状態となつている。なおトレー8の上記位置
が、このトレーのカートリツジ挿入位置である。
次にデイスクカートリツジ11のキヤリヤ4内
への上記挿入後に、ピニオン14がモータ(図示
せず)によつて回転されて、キヤリヤ4の往動に
よるデイスクカートリツジ11の引き込み(ロー
デイング)動作が開始される。即ち、ピニオン1
4がモータ(図示せず)によつて回転されてラツ
ク板9のラツク15を駆動すると、ラツク板9の
前後両端部に枢着された前後一対のガイドローラ
16がシヤーシ側に水平状に固着されたガイドレ
ール17にて案内され、これによつてラツク板9
が矢印a方向に水平駆動され、この時トレー8
も、ラツク板9と一体に矢印a方向に水平移送さ
れて、このトレー8が実線で示されたカートリツ
ジ挿入位置から一点鎖線で示されたカートリツジ
引き込み位置まで矢印a方向に自動的に引き込ま
れる。
かくしてデイスクカートリツジ11は、キヤリ
ヤ4によつてカートリツジ挿入口3からデイスク
プレーヤ1の内部に完全に引き込まれ、次にター
ンテーブル5の真上位置まで移送される。
一方、ピニオン14によるラツク板9の矢印a
方向への水平移動は、トレー8が上記カートリツ
ジ引き込み位置で停止された後も引続き行われ
る。そして第3B図に示すように、ラツク板9が
矢印a方向に引続き水平駆動される際、ラツク板
9とトレー8との間の昇降駆動機構(図示せず)
によつてトレー8は矢印b方向に垂直に下降され
る。そしてこのトレー8の垂直下降によつてデイ
スクカートリツジ11が垂直下降され、そのデイ
スクカートリツジ11内のデイスク12がターン
テーブル5上に水平に装着される。なおこのデイ
スク12は例えばドローデイスク(DRAW・
DISC)と称されるもので、光学式や光磁気式等
によつて書込み(記録)及び読取り(再生)の両
方が可能で、しかも記録面が上下両面に設けられ
ている。そしてデイスク12がターンテーブル5
上に装着されると、デイスク12はクランパー6
によつてターンテーブル5に押着され、またヘツ
ド7がデイスク12の下部記録面に近接される。
以上により、キヤリヤ4の往動によるデイスク
カートリツジ11のカートリツジ装着位置への引
き込み動作が全て完了する。
なお、キヤリヤ4の復動によるデイスクカート
リツジ11のカートリツジ挿入位置への排出(ア
ンローデイング)動作は、前述した引き込み動作
の逆順で行われる。
次に、第1A図〜第2図によつてデイスクプレ
ーヤ1に設けられた一対の開閉蓋20,21及
び、これらの開閉蓋を開閉するための開閉機構2
2について説明する。
まず、デイスクプレーヤ1の前面パネル2に配
されたカートリツジ挿入口3の内側に上下一対の
開閉蓋20,21が設けられている。これら一対
の開閉蓋20,21は合成樹脂にて形成されたも
ので、カートリツジ挿入口3の長手方向に沿つて
左右に延びている。また、その断面形状はほぼL
字状をなしている。そして第2図の示すごとく一
対の開閉蓋20,21は、それぞれの端部20
a,21aから延びる軸23,24の回転によつ
て観音開き状に開閉させることができる。なお上
記軸23,24にはそれぞれギヤ25,26が一
体的に設けられ、互いに中間ギヤ27,28を介
して結合されている。かくして一対の開閉蓋2
0,21は、互いに連動して同時に開閉される。
またギヤ25,26及び中間ギヤ27,28は合
成樹脂製のブラケツト29(図2)によつて枢支
され、さらにこのブラケツト29は取付部材30
によつてシヤーシ側に固定されている。
次に、開閉蓋開閉機構22は連動材32とガイ
ドブロツク33とによつて構成されている。即
ち、デイスクプレーヤ1のシヤーシ側には支軸3
4によつて連動材32が回動自在に取付けられて
いる。この連動材32の一端には歯部35が形成
され、この歯部35は前記中間ギヤ28と噛合さ
れている。また連動材32の他端にはローラ36
が回転自在に枢着されている。そして連動材32
はばね37によつて矢印c方向に回動附勢されて
おり、その矢印c方向への回動はストツパー38
によつて規制されている。
一方、ラツク板9の外側面にはガイドブロツク
33が固着されている。このガイドブロツク33
はほぼ逆台形状をなし、前後一対の斜面33a,
33bとこれらの中間の水平面33cとを有して
いる。そしてラツク板9の移動につれ連動材32
のローラ36はガイドブロツク33の斜面33
a,33bおよび水平面33cに案内され、その
結果連動材32は回動されるように構成されてい
る。
次に、以上のように構成された一対の開閉蓋2
0,21及び開閉蓋開閉機構22の動作について
説明する。
まず、第1A図において、デイスクカートリツ
ジ11がカートリツジ挿入口3へ挿入される前
は、連動材32がばね37のばね力により矢印c
方向に回動されて、この連動材32の歯部35は
図示の位置にある。またギヤ25,26は中間ギ
ヤ28,27を介し回動されて、開閉蓋20,2
1は図示のように完全な閉塞位置にある。したが
つてカートリツジ挿入口3に閉塞されている。
次に、デイスクカートリツジ11がその前端部
11a側からカートリツジ挿入口3へ矢印a方向
に挿入されると、一対の開閉蓋20,21はこの
デイスクカートリツジ11の先端部11aによつ
て上下に押し開かれる。この時デイスクカートリ
ツジ11は第1B図に示すように、一対の開閉蓋
20,21で上下から挟まれた状態となる。次に
デイスクカートリツジ11はこの状態のままキヤ
リヤのトレー8内に挿入され、前述のカートリツ
ジ挿入位置まで挿入されて停止される。なお一対
の開閉蓋20,21が押し開かれることによつ
て、中間ギヤ28を介し連動材32は、ばね37
の力に抗しながら矢印C′方向に回動して第1B図
に示す位置に移動する。
次に、第1B図の状態からラツク板9が矢印a
方向に駆動されてキヤリヤ4によるデイスクカー
トリツジ11の引き込み動作が開始されると、ラ
ツク板9のガイドブロツク33の斜面33aが連
動材32のローラ36に当接し、この斜面33a
の作用によつて連動材32は矢印C′方向に回転
し、そのあとローラ36はガイドブロツク33の
水平面33c上を転動するようになる。またこれ
によつて、連動材32の歯部35は中間ギヤ2
8,27を回転させるから、これらと噛合うギヤ
25,26も回転して、開閉蓋20,21は第1
C図に示すように完全な開放状態に移動される。
そしてデイスクカートリツジ11がその後端部
11bまでカートリツジ挿入口3内に完全に引き
込まれ、しかも連動材32のローラ26が第1D
図に示すようにガイドブロツク33の斜面33b
にて案内されるようになると、この連動材32は
ばね37のばね力により矢印c方向に回動され
る。またその結果、開閉蓋20,21は前述とは
逆に、図示のごとく完全な閉塞位置に戻る。すな
わちデイスクカートリツジ1が上記開閉蓋20,
21の位置を通過し終えると、カートリツジ挿入
口3は再び閉塞される。このあとデイスクカート
リツジ11は、キヤリヤ4の矢印a方向の引き込
み動作によつてカートリツジ装着位置に達する。
次に、デイスクカートリツジ11の排出動作時
における一対の開閉蓋20,21の開閉は、前述
した引き込み動作の逆順にて行われる。
即ち、第1D図に示すようにキヤリヤ4が矢印
a′方向に復動されて、そのキヤリヤ4内のデイス
クカートリツジ11の後端部11b側がカートリ
ツジ挿入口3側へ近接されると、ガイドブロツク
33の斜面33bが連動材32のローラ36に当
接し、この斜面33bの作用によつて連動材32
は矢印C′方向に回転し、そのあと第1C図に示す
ように、ローラ36はガイドブロツク33の水平
面33c上を転動するようになる。またこれによ
つて一対の開閉蓋20,21は完全に開放された
ままとなるため、デイスクカートリツジ11は開
閉蓋20,21に妨げられることなく、その後端
部11b側から矢印a′方向に排出されて行く。
次に、デイスクカートリツジ11の排出動作が
完了段階に近づくと、連動材32のローラ36が
ガイドブロツク33の斜面33aに案内されるよ
うになるから、連動材32はばね37のばね力に
より第1B図の矢印c方向に回動される。またそ
の結果、一対の開閉蓋20,21はその閉塞位置
に向かつて移動され、デイスクカートリツジ11
は一対の開閉蓋20,21に上下から挟まれた状
態になる。またその直後、キヤリヤ4の矢印a′方
向への復動が停止され、デイスクカートリツジ1
1を載せたトレー8は、カートリツジ挿入位置に
戻り停止する。なおデイスクカートリツジ11が
上述のごとく一対の開閉蓋20,21に挟まれる
と、上記ローラ36の斜面33aに沿う転動は途
中で妨げられ、その後は第1B図に示すごとく、
ローラ36はキヤリヤ4の矢印a′方向への移動に
つれ、上記斜面33aから離される。
次にデイスクカートリツジ11がカートリツジ
挿入口3から矢印a′方向に抜き取られると、連動
材32は第1A図に示すようにばね37のばね力
によつてさらに矢印c方向に回動され、これによ
つて、一対の開閉蓋20,21は完全な閉塞位置
へと戻り、カートリツジ挿入口3が閉塞される。
ところで、カートリツジ挿入口3を開閉する一
対の開閉蓋20,21は観音開き状に開閉される
ので、カートリツジ挿入口3の内側で一対の開閉
蓋20,21を開閉させるために必要な余裕スト
ロークS1(第1A図)は極めて小さいものとなる。
従つて、デイスクカートリツジ11がカートリツ
ジ挿入口3に挿入され、かつカートリツジ挿入口
3から抜き取られる際に、キヤリヤ4の先端部4
aの位置P(第1A図)をカートリツジ挿入口3
側にストロークS2(第1A図)まで十分に近接さ
せることができる。この結果、デイスクカートリ
ツジ11のキヤリヤ4内への挿入及びキヤリヤ4
からの抜き取りは極めて確実かつ円滑に行うこと
ができるようになつている。
またデイスクカートリツジ11のキヤリヤ4に
より引き込み、排出動作と連動して閉塞蓋開閉機
構22は開閉蓋20,21を開閉するから、開閉
蓋20,21の開閉動作及びそのタイミングは極
めて確実になる。
しかも、特に本実施例のように、キヤリヤ4の
往復動と共に移動するガイドブロツク33と、こ
のガイドブロツク33でその連動が規制される連
動材32とによつて一対の開閉蓋20,21を開
閉させるようにしたものは、その開閉蓋開閉機構
22の構造を極めて簡単にすることができる。
次に、キヤリヤ4をそのトレー8のカートリツ
ジ挿入位置にてロツクするするためのキヤリヤロ
ツク機構40について説明する。
即ち、第2図に示すごとくロツク部材42は前
記取付部材30に支軸41を介して回動自在に取
付けられている。またこのロツク部材42の一端
には歯部43が形成されて、前記中間ギヤ27と
噛合されている。従つて、ロツク部材42は一対
の開閉蓋20,21の開閉に連動して回動され
る。またロツク部材42の他端にはほぼコ字状の
切欠きからなるロツク部44が形成されている。
さらにロツク部材42の他端の先端でロツク部4
4側には斜面46が形成されている。一方、キヤ
リヤ4の前端部4aの上部にはピンからなる被ロ
ツク部45が設けられている。そしてロツク部材
42の回動によりそのロツク部44はキヤリヤ4
の被ロツク部45に係脱自在に構成されている。
なおロツク部材42の支軸41とキヤリヤ4の被
ロツク部45とは、キヤリヤ4の移動方向と平行
な一直線Q上(第1A図)に配置されている。
次に、上述のように構成されたキヤリヤロツク
機構40の動作について説明する。
まず、第1A図に示すように、デイスクカート
リツジ11がカートリツジ挿入口3へ挿入される
前は、一対の開閉蓋20,21が前述したように
完全に閉塞されていることによつて、ロツク部材
42は中間ギヤ27を介して矢印d方向に回動さ
れた位置にあり、そのロツク部44がキヤリヤ4
の被ロツク部45に係合されている。即ち、キヤ
リヤ4はカートリツジ挿入位置にて確実にロツク
されている。従つて、振動や衝撃等がキヤリヤ4
に加わることがあつても、そのキヤリヤ4が不測
にカートリツジ引き込み方向(矢印a方向)へ移
動してしまうことは全くなく、またキヤリヤ4が
不測に移動してその停止位置での衝撃的荷重によ
り損傷されてしまうような事故も完全に防止され
る。なお、ロツク部材42の支軸41とキヤリヤ
4の被ロツク部45とが、キヤリヤ4の移動方向
と平行な一直線Q上に配置されているので、キヤ
リヤ4に加わる衝撃的な荷重はロツク部材によつ
て確実に受け止められる。
次に、デイスクカートリツジ11がその前端部
11a側からカートリツジ挿入口3へ挿入される
と、第1B図で前述したように一対の開閉蓋2
0,21が押し開かれることによつて、ロツク部
材42は中間ギヤ27を介して矢印d′方向に回動
され、その結果ロツク部44はキヤリヤ4の被ロ
ツク部45から離脱される。かくしてキヤリヤ4
の拘束は解除されるから、キヤリヤ4によるデイ
スクカートリツジ11の引き込み動作が可能にな
る。すなわちキヤリヤ4のロツクが確実に解除さ
れるので、デイスクカートリツジ11が挿入され
てもキヤリヤ4がロツクされたままの状態である
ような誤動作は全く生じない。
なお、デイスクカートリツジ1がカートリツジ
挿入口3に挿入される際には、キヤリヤ4が確実
にロツクされているから、カートリツジ挿入口3
を経て挿入される上記デイスクカートリツジ11
は、カートリツジ挿入位置に位置を占めるトレー
8上に確実に載置される。従つて、キヤリヤ4に
よるデイスクカートリツジ11の保持が不完全な
状態でそのデイスクカートリツジ11が引き込ま
れてしまい、デイスクカートリツジ11がカート
リツジ装着位置に正確に装着されないような誤動
作は全く生じない。
次に、キヤリヤ4のロツクが解除された後は、
キヤリヤ4の引き込み動作による一対の開閉蓋2
0,21の完全開蓋、また引続く完全閉蓋に連動
して、ロツク部材42は第1C図に示すように矢
印d′方向に回動され、また引続く第1D図に示す
ように矢印d方向に回動される。
次に、デイスクカートリツジ11の排出動作時
にキヤリヤ4が矢印a′方向に復動されると、第1
C図で説明したように一対の開閉蓋20,21が
開蓋されることによつて、中間ギヤ27を介して
ロツク部材42は矢印d′方向に回動される。そし
てデイスクカートリツジ11の排出動作が完了段
階に近づくと、第1B図に示すように一対の開閉
蓋20,21が閉蓋方向に向うことによつてロツ
ク部材42は矢印d方向に回動される。この後、
キヤリヤ4の復動が停止されてデイスクカートリ
ツジ11がカートリツジ挿入口3から抜き取られ
ると、第1A図に示すように一対の開閉蓋20,
21が完全に閉蓋され、同時にロツク部材42は
矢印d方向に完全に回動されて、そのロツク部4
4がキヤリヤ4の被ロツク部45に再び係合され
る。即ち、キヤリヤ4はカートリツジ挿入位置に
て再び確実にロツクされる。
以上のように、開閉蓋開閉機構22によつて一
対の開閉蓋20,21はキヤリヤ4の往復動に連
動して開閉され、またキヤリヤロツク機構40の
ロツク部材42はこれら一対の開閉蓋20,21
の開閉に連動して回動されるので、一対の開閉蓋
20,21の開閉時におけるキヤリヤ4のロツク
部材42によるロツク及びロツク解除動作は極め
て確実になる。
なおキヤリヤ4のカートリツジ挿入位置への復
動の際に、キヤリヤ4の被ロツク部45をロツク
部材42の斜面46に当接させて、その斜面46
の案内作用によりロツク部材42を第1B図で矢
印d′方向に回動させ、これによつて第1A図に示
すようにロツク部材42のロツク部44を被ロツ
クピン45に係合させることも可能である。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考
案は実施例に限定されることなく、本考案の技術
思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。
例えば、実施例では開閉蓋開閉機構をキヤリヤ
のラツク板に設けたガイドブロツクと、このガイ
ドブロツクに案内される連動材とによつて構成し
たが、この開閉蓋開閉機構は各種の有効な構成に
変更が可能である。
また、キヤリヤロツク機構のロツク部材をキヤ
リヤの被ロツク部に係脱させる構造は、実施例の
構造に限られることなく、各種の有効な構造に変
更が可能である。
又本考案は、ドローデイングを収納したデイス
クカートリツジのデイスクプレーヤに限定される
ことなく、各種の記録及び/又は再生用のデイス
クを収納した各種用途のデイスクカートリツジの
デイスクプレーヤに適用可能である。
〔考案の効果〕
上述したように本考案によれば、デイスクカー
トリツジがカートリツジ挿入口へ挿入される前及
びカートリツジ挿入口から抜き取られた後すなわ
ち開閉蓋によるカートリツジ挿入口の閉塞時に、
キヤリヤがそのカートリツジ挿入位置に留まるよ
うにキヤリヤを確実にロツクすることができるの
で、非使用時に振動や衝撃等によつてキヤリヤが
不測に移動してしまう不都合を確実に防止するこ
とができる。従つて、キヤリヤが不測に移動して
そのキヤリヤが停止した際の衝撃荷重によつてキ
ヤリヤが損傷されてしまうような事故を完全に防
止することができて安全性は極めて高い。またキ
ヤリヤがカートリツジ挿入位置にて確実にロツク
されているので、デイスクカートリツジを上記キ
ヤリヤ内へ完全に挿入させることができ、カート
リツジ挿入位置からカートリツジ装着位置へのキ
ヤリヤによるデイスクカートリツジの引き込み動
作を確実に行うことができて信頼性は著しく向上
する。
さらに開閉蓋は、キヤリヤの往復動に連動して
開閉蓋開閉機構にて開閉され、またロツク部材
は、この開閉蓋の開閉動作によつて駆動されるの
で、キヤリヤロツク機構は非常に簡単な構造であ
りながら、開閉蓋の開閉時におけるキヤリヤのロ
ツク解除およびロツクの動作は極めて確実であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を適用したデイスクプレーヤの一
実施例を示したものであつて、第1A図〜第1D
図はキヤリヤによるデイスクカートリツジの引き
込み動作及び排出動作に伴う一対の開閉蓋の開閉
動作とキヤリヤのロツク及びロツク解除動作とを
説明するための要部の側面図、第2図は一対の開
閉蓋、開閉蓋開閉機構及びキヤリヤロツク機構の
斜視図、第3A図及び第3B図はキヤリヤによる
デイスクカートリツジの引き込み動作及び排出動
作を説明するためのデイスクプレーヤの概略断面
図である。 なお図面に用いられた符号において、1……デ
イスクプレーヤ、3……カートリツジ挿入口、4
……キヤリヤ、11……デイスクカートリツジ、
20,21……開閉蓋、22……開閉蓋開閉機
構、40……キヤリヤロツク機構、42……ロツ
ク部材、45……被ロツク部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カートリツジ挿入口3より挿入されたデイスク
    カートリツジ11をカートリツジ挿入位置とカー
    トリツジ装着位置との間で往復動自在に保持する
    キヤリヤ4を有し、上記カートリツジ挿入口3か
    ら挿入された上記デイスクカートリツジ11を上
    記キヤリヤ4により、上記カートリツジ挿入位置
    から上記カートリツジ装着位置へ引き込んで装着
    させ、また上記カートリツジ装着位置から上記カ
    ートリツジ挿入位置へ排出させるように構成した
    デイスクプレーヤ1において、 上記カートリツジ挿入口3より挿入される上記
    デイスクカートリツジ11によつて押し開かれる
    ように構成された開閉蓋20,21と、 上記デイスクカートリツジ11の挿入後の上記
    キヤリヤ4による上記デイスクカートリツジ11
    の引き込み動作の開始に連動して上記開閉蓋2
    0,21を強制的に開蓋させると共に、上記デイ
    スクカートリツジ11が上記カートリツジ装着位
    置にある際に上記開閉蓋20,21を強制的に閉
    蓋状態とさせ、また上記キヤリヤ4による上記カ
    ートリツジ装着位置から上記カートリツジ挿入位
    置への上記デイスクカートリツジ11の排出動作
    に連動して上記開閉蓋20,21を強制的に開蓋
    させるように構成された開閉蓋開閉機構22と、 上記キヤリヤ4に設けられている被ロツク部4
    5に係合及び離脱され、上記デイスクカートリツ
    ジ11が挿入されていない状態において上記被ロ
    ツク部45に係合されるロツク部材42を有し、
    上記デイスクカートリツジ11が上記カートリツ
    ジ挿入口3を介して挿入される際に、上記開閉蓋
    20,21の開蓋動作に連動して、上記ロツク部
    材42を上記被ロツク部45より離脱させて、上
    記キヤリヤ4による上記デイスクカートリツジ1
    1の引き込み動作に対するロツクを解除するキヤ
    リヤロツク機構40とを備えたことを特徴とする
    デイスクプレーヤ。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144072A (ja) * 1983-02-07 1984-08-17 Pioneer Electronic Corp オ−トロ−デイングデイスクプレ−ヤ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59144072A (ja) * 1983-02-07 1984-08-17 Pioneer Electronic Corp オ−トロ−デイングデイスクプレ−ヤ

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