JPH04306180A - 車両のサスペンションクロスメンバー - Google Patents

車両のサスペンションクロスメンバー

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Publication number
JPH04306180A
JPH04306180A JP9477691A JP9477691A JPH04306180A JP H04306180 A JPH04306180 A JP H04306180A JP 9477691 A JP9477691 A JP 9477691A JP 9477691 A JP9477691 A JP 9477691A JP H04306180 A JPH04306180 A JP H04306180A
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JP
Japan
Prior art keywords
cross member
vehicle body
suspension
body frame
suspension cross
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9477691A
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English (en)
Inventor
Tadanobu Yamamoto
山本 忠信
Hiroyoshi Kumada
拡佳 熊田
Toshio Enomoto
俊夫 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04306180A publication Critical patent/JPH04306180A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のサスペンション
クロスメンバーに係り、詳しくは、サスペンションクロ
スメンバーを車体に支持するための構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】エンジンやサスペンション装置を支持す
るサスペンションクロスメンバースメンバーを車体に取
り付けた例が、例えば実開昭64−39111号公報に
記載されている。このサスペンションクロスメンバーは
、左右それぞれの前後の二ケ所で車体に止められるよう
になっているが、その取り付け方に車種に応じて種々な
形態が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したサスペンショ
ンクロスメンバーは、従来では、通常、鉄板をプレスし
た二つの部材を合わせた形で製作されている。しかし、
最近、少しずつアルミダイキャスト製のサスペンション
クロスメンバーが使用されるようになってきており、一
体ものとしてのクロスメンバーを複雑な形状に成形する
ことも比較的容易となってきている。また、サスペンシ
ョンクロスメンバーの前方側を車体側に取り付けたりす
る場合、その取付対象となる車体フレームの前部位は強
度的に十分でない場合が多い。本発明は上記の事情に鑑
みなされたもので、その目的は、サスペンションクロス
メンバーの前方側を車体側に取り付ける場合、その支持
剛性の低い車体フレームの前部位にサスペンションクロ
スメンバーの前方側を取り付けることによって補強でき
るようにすること、それによって、サスペンションクロ
スメンバーの支持も完全なものとして、ひいては、車体
全体の剛性を高めることができるようにした車両のサス
ペンションクロスメンバーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、サスペンショ
ン装置を支持するサスペンションクロスメンバーの取付
構造に適用される。その特徴とするところは、図1およ
び図2を参照して、サスペンションクロスメンバー1は
、左右それぞれの前方側と後方側の少なくとも二ケ所で
車体に支持される。そのサスペンションクロスメンバー
1の前方側は、車体フレーム59におけるタイヤ逃し部
71の上方の狭い箇所に固定される。そして、サスペン
ションクロスメンバー1の後方側は、車体フレーム59
とトルクボックス67との結合部に固定されていること
である。
【0005】
【作用】サスペンションクロスメンバー1の前方側と後
方側には、三つの孔4,5,6が設けられている。それ
ぞれの孔にはスタッドボルト7やボルト8,9が挿通さ
れ、車体フレーム59にサスペンションクロスメンバー
1が固定される。すなわち、サスペンションクロスメン
バー1の前方側の孔4には、スタッドボルト7が挿通さ
れる。車体フレーム59は前後方向へ延び、その前部位
59Aは後部位59Bより狭くなっている。しかし、ス
タッドボルト7による固定作用とあいまって、ある程度
の剛性を上げられており、サスペンションクロスメンバ
ー1の車体側への固定部を形成させることが、可能とな
っている。サスペンションクロスメンバー1は、このよ
うにして車体フレーム59に取り付けられるので、車体
フレーム59の前部位59Aが狭くなっていても、車体
フレーム59の強度が向上される。この車体フレーム5
9の後部位59Bには、トルクボックス67が溶接など
で一体化され、車体全体の捩れ剛性の向上が図られてい
る。そのトルクボックス67の位置する内方における車
体フレーム59の底部において、サスペンションクロス
メンバー1の後方側の二つの孔5,6と対応され、サス
ペンションクロスメンバー1が車体フレーム59に固定
される。このように、サスペンションクロスメンバー1
は、トルクボックス67の位置する車体フレーム59に
おいて固定される。このような固定によって、トルクボ
ックス67と車体フレーム59との結合により剛性もあ
がり、車体全体の剛性も向上されている。
【0006】
【発明の効果】本発明によれば、車体フレームの前部位
は弱いものとなる。しかし、サスペンションクロスメン
バーの前方側を取り付けてスタッドボルトで固定するこ
とにより、車体フレームが補強される。車体フレームと
トルクボックスとを結合した車体フレームの後部位に、
サスペンションクロスメンバーの後方側を取り付けたこ
とにより、車体フレームとトルクボックスとの結合強度
を上げることができ、ひいては、車体全体の補強もなさ
れる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて、詳細に
説明する。図5は、車体のフロント側におけるマルチリ
ンク式サスペンション装置とサスペンションクロスメン
バーで、その右半部の平面図を示す。図6はその後面図
で、図7はその側面図である。なお、図5における上が
車体の前側であり、下が後側である。図示しないエンジ
ンを支持する前方位置に設けられる第一クロスメンバー
と後方位置に設けられる第二クロスメンバー1とが、サ
スペンションクロスメンバーとして設置されている。そ
の第二クロスメンバー1はアルミダイキャスト品であり
、その本体部2から腕部3が出ていて、前方側には一つ
の孔4と後方側には二つの孔5,6が設けられている。 そして、それぞれの孔4,5,6へ図6に示すスタッド
ボルト7やボルト8,9を入れて、車体の左右で合計六
つの孔位置において、図2に示す車体フレームとしての
サイドフレーム59に、第二クロスメンバー1を固定す
ることができるようになっている。その第二クロスメン
バー1の前側取付部10(図5参照)と後側取付部11
とには、サスペンション装置のロアーアーム12の中間
曲がり部12Aと後端部12Bとを取り付けるようにし
ている。このロアーアーム12もアルミダイキャスト品
で、略A字状に形成されたリンクであり、上記した中間
曲がり部12Aは、そのA字の頂部にあたるところであ
る。前側取付部10にはラバーブッシュ13が差し込ま
れており、その中にカラー(図示せず)が取り付けられ
ている。このような前側取付部10は、ロアーアーム1
2の中間曲がり部12Aの股状の二つのブラケット部1
2a,12bに嵌合され、両者10,12が締付ボルト
14で接続されている。後側取付部11には軸孔部15
があり、その中にロアーアーム12の後端部12Bに取
り付けられた液封式ブッシュ16が介装されるようにな
っている。その後側取付部11の近傍に設けられた二つ
の後方側の孔5,6の上方には、車体フレーム59(図
2参照)があり、その車体フレーム59の後部位59B
の下面に、後方側の二つのボルト8,9(図6参照)で
固定されるようになっている。一方、第二クロスメンバ
ー1の前方側の孔4は、本体部2から斜め上方へ曲がっ
た立ち上がり部18に設けられている。その前方側の孔
4の上方には車体フレーム59の前部位59Aが位置し
ており、その下面に上記したスタッドボルト7で固定さ
れるようになっている。なお、その立ち上がり部18の
先端のリンク取付部18aにはサスペンション装置のア
ッパーアーム19が取り付けられる。第二クロスメンバ
ー1上には、操舵用の後述するステアリングラック装置
17が設けられ、それにステアリングラックギヤー38
(図8参照)が内蔵され、そのためのラックケース20
が取り付けられている。そのステアリングラックバー2
1の先にタイロッド22がついて、前輪23のホイール
サポート24に繋がっている。したがって、ハンドルを
切れば、タイロッド22の左右への動きで、前輪23の
向きが変えられるようになっている。サスペンション装
置の後部で左右に延びるパイプ状のスタビライザー25
は、ロアーアーム12の中間ボス部97から突設された
ロッド26を介して、ロアーアーム12に接続されてい
る。このスタビライザー25は、第二クロスメンバー1
の腕部3の中央の取付金具27でもって第二クロスメン
バー1にラバー28を介して取り付けられている。そし
て、第二クロスメンバー1の本体部2の中央のブラケッ
ト90で、上記したラックケース20が固定されている
。サスペンションダンパー29の下部のフォーク部材3
0は、その下端のピン31をロアーアーム12の端部寄
りの支持部89に嵌挿させるようにして、接続されてい
る。ロアーアーム12の端部には、張出材96を介して
ボールジョイント32が設けられ、そのボールジョイン
ト32を介して、ホイールサポート24にロアーアーム
12が接続されている。なお、上記のフォーク部材30
は、く字状に曲げられており、FF車のための出力軸(
図示せず)を通すための空間33が確保されている。ち
なみに、フォーク部材30は、サスペンションダンパー
29のダンパー本体29Aとは別体で製作され、接続部
77において取付ボルト34(線のみで表されている)
で固定されるようになっている。上記したホイールサポ
ート24からは立ち上がった延長アーム部35が設けら
れ、トレーリングアーム36が接続されている。そして
、その後端部36aは、車体側に直接取り付けられてい
る。
【0008】ステアリングラック装置は、第二クロスメ
ンバー1の上に直接取り付けられている。そして、本例
の車両には、四輪操舵装置が装着されている。四輪操舵
装置は、後輪を前輪23に合わせて逆相や同相にし、小
回りを良くしたり、高速でのレーンチョンジをしやすく
するためのものである。その前輪23で切った舵角を後
輪に伝えるために、中間シャフト37(図9参照)が設
けられている。なお、第一エンジンマウント49は、図
9に示した第一クロスメンバー50に取り付けられるセ
ンターメンバー51の前部位に、右に位置する第三エン
ジンマウント52および左に位置する第四エンジンマウ
ント53は、それぞれ車体に設けられており、エンジン
48は後述する第二エンジンマウント47と共に、前後
左右の四点で支持されている。ちなみに、エンジンは例
えば横置きV型であり、図8において点54の位置にク
ランク軸があり、55はディファレンシャルギヤーであ
って、そこから動力が取り出されるようになっている。 第二クロスメンバー1の前方側と後方側には、図1に示
す三つの孔4,5,6が設けられているが、それぞれの
孔に図6に示すスタッドボルト7やボルト8,9が挿通
され、左右計六つの孔位置で、図2に示すサイドフレー
ム59に第二クロスメンバー1が固定されるようになっ
ている。図のサイドフレーム59は、車体の右側に取り
付けられるもので、図中の上は車体の前側、下は後側に
あたり、左部が車体の内側、右が車体の外側である。図
1に示した第二クロスメンバー1の前方側の孔4には、
図3に示したスタッドボルト7の下部のねじ部7aが挿
通される。なお、そのスタッドボルト7の位置する箇所
は、前輪の操舵を可能にするタイヤ逃し部71を確保し
て覆う図示しないタイヤハウスの上部にあたる。サイド
フレーム59は前後方向へ延び、その前部位59Aは後
部位59Bより狭くされている。すなわち、前部位59
Aの幅wA は、後述するトルクボックス67の位置す
る後部位59Bの幅wB より小さくなっている。しか
し、スタッドボルト7による固定を強固にするための補
強板60を入れたり、ガイド部材61を止めるための溶
接をしたりすることにより、ある程度の剛性を上げるこ
とができ、第二クロスメンバー1の車体側への固定部を
形成させることが、可能となっている。したがって、第
二クロスメンバー1の前方側の孔4を、サイドフレーム
59のそのような位置に、スタッドボルト7を用いて固
定することができる。なお、スタッドボルト7に第二ク
ロスメンバー1の前方側の孔4を通した後、図6に示す
ナット62を締めつければ、第二クロスメンバー1はサ
イドフレーム59に固定される。第二クロスメンバー1
は、このようにしてサイドフレーム59に取り付けられ
るので、サイドフレーム59の前部位59Aが狭くなっ
ていても、サイドフレーム59の強度が向上される。サ
イドフレーム59は、図3に示すように左右のパネル6
3,64を張り合わせて閉断面65が形成され、しかも
、その両パネル63,64で形成されたフロントフレー
ム76に、スタッドボルト7を介して第二クロスメンバ
ー1が取り付けられるので、サイドフレーム59自体の
剛性も高められる。図2のサイドフレーム59の後部位
59Bには、外板66との間に設置されたトルクボック
ス67が溶接などで一体化されている。このトルクボッ
クス67は、板材を箱状にして閉断面の空間68を形成
しており(図示はトルクボックス67の前面と下面のみ
現れている)、車体全体の捩れ剛性の向上が図られてい
る。 そのトルクボックス67の位置する内方におけるサイド
フレーム59の底部には、二つのナット69,70が固
着されている。このナット69,70は、図1に示した
第二クロスメンバー1の後方側の二つの孔5,6と対応
され、図6のボルト8,9でもって、第二クロスメンバ
ー1がサイドフレーム59に固定できるようにしている
。このように、第二クロスメンバー1は、図4に示すト
ルクボックス67の位置するサイドフレーム59におい
て固定される。すなわち、サスペンション59のリヤー
フレーム72の内側には、ナット69,70を固定する
ためのナットプレート73が張りつけられ、リヤーフレ
ーム72の中央部位における補強用ビード72aに被さ
るように沿わせられている。そして、そのナットプレー
ト73の上面には図2では現れていないレインフォース
メント74が取り付けられ、リヤーフレーム72の左右
のフランジ72m,72nとレインフォースメント74
のフランジ74m,74nとが重ね合わされて、ダッシ
ュロアーパネル75に溶接止めされている。このように
して、トルクボックス67とサイドフレーム59との結
合により剛性もあがり、車体全体の剛性も向上されてい
る。なお、サイドフレーム59の前部位59Aの幅は狭
いので、第二クロスメンバー1の固定は一本のスタッド
ボルト7により、また、後部位59Bはトルクボックス
67によりある程度広く確保できるので、二本のボルト
8,9により、固定されるようになっている。
【0009】図9に示したエンジン48をサスペンショ
ンクロスメンバーに載せるとき、幅広くしておくと、そ
の振動の抑制に有利である。すなわち、車体全体のばね
定数を低くすることに寄与させることができる。そうで
あるからといって大きいサスペンションクロスメンバー
を採用することは、重量が増加することからも好ましく
ない。そのために、従来からも考えられているセンター
メンバー51が採用される。すなわち、サスペンション
クロスメンバーとして、前側の第一クロスメンバー50
と後側の第二クロスメンバー1とを設け、その両クロス
メンバー1,50間に、エンジンマウントメンバーとし
てのセンターメンバー51が取り付けられる。そして、
そのセンターメンバー51にエンジン48の前部を支持
させている。ところで、車体全体の重心位置を考慮する
と、FF車の場合にフロントに搭載されるエンジン48
をできるだけ後方に配置することが好ましい。そして、
望むらくは、エンジン48が前輪23の位置するところ
まで下げられていると、ステアリング特性はよくなる。 すなわち、エンジン48が前方にありすぎるとフロント
ヘビィーになり、曲がりにくい車となってしまうからで
ある。そこで、エンジン48を後方へ下げると、エンジ
ン48の後部を支持する第二エンジンマウント47を設
けるところがなくなる。したがって、その第二エンジン
マウント47を第二クロスメンバー1の本体部2に取り
付けるようにしている。一方、エンジン48の前側は、
センターメンバー51の前部位に設けられた第一エンジ
ンマウント49で支持されることになる。そして、セン
ターメンバー51の前端を可能な限り前方に位置させる
ように、センターメンバー51を前方へ延ばし、そのセ
ンターメンバー51における第一エンジンマウント49
の取付位置が、第一クロスメンバー50寄りとなってい
る。そして、その第一エンジンマウント49におけるば
ね定数は、後方の第二エンジンマウント47におけるば
ね定数よりも大きくなるように、それぞれのマウントラ
バー123,124の硬さが選定される。これは、エン
ジン48が可及的に後方へ寄せられていることから、第
一エンジンマウント49における荷重分担が小さくなる
ことを考慮したものである。なお、第二クロスメンバー
1は、左右に設けられた前方側の孔4と後方側の孔5,
6のエンジン支持部でもって、図2に示したサイドフレ
ーム59に止められ、それゆえに、右側の第三エンジン
マウント52と左側の第四エンジンマウント53の距離
も大きくなる。したがって、エンジン48を幅広く搭載
することができ、エンジン振動の抑制を図ることができ
る。上記したように、第二エンジンマウント47におけ
る支持は柔らかくされており、剛性をできるだけ高く確
保しておかなければならないセンターメンバー51を介
して、車体振動が乗員側に伝達されるのを抑制されてい
る。一方、第一エンジンマウント49には硬いラバーが
採用されるので、振動は後方の第二エンジンマウント4
7から第一エンジンマウント49へ伝達される。しかも
、その第一エンジンマウント49は乗員の位置より遠い
ので、そこでの振動が大きくても乗員への影響は少なく
なる。ところで、前輪23から振動が入ると、車体の振
動モードからして、第一エンジンマウント49の箇所が
腹となり、第二エンジンマウント47のところでは節と
なる傾向にある。したがって、第二エンジンマウント4
7のところでの支持をあまり硬くしないで、振動が余り
伝わらないように配慮されている。また、エンジン48
の下方は、冷却性や排気の問題などがあるため、および
、荷重を大きく支持する必要もないことから、センター
メンバー51の後半部はパイプ部材125が採用されて
いる。一方、センターメンバー51の前半部には、パイ
プ部材125に接続される板状ブラケット材126が設
けられ、平坦面を形成して第一エンジンマウント49が
載せられるようにしている。
【0010】ちなみに、前述したスタビライザー25は
、図5に示すように、第二クロスメンバー1の左右の腕
部3,3(図示は右のみ)上に固定される。その第二ク
ロスメンバー1について、以下に図1および図5を参照
して説明する。第二クロスメンバー1は、その本体部2
に対して二本の腕部3,3が後方に延びるような平面視
でコの字状になっているので、その腕部3は細く、本体
部2に比べれば弱いことは否定できない。この腕部3の
後端には後側取付部11が形成されて、サスペンション
アームとしてのロアーアーム12の後端部12Bが取り
付けられ、その取付部11から、車両が例えば突起を乗
り越えたときなどに衝撃が入る。その衝撃が入ると、腕
部3は細いことから曲がったりする変形を起こしやすい
。したがって、この腕部3には、図5にも示すように、
本体部2から延びる連結リブ91で補強される。なお、
腕部3は三角状とされ、車体内側にテーパーしている。 そして、上記した連結リブ91により、片持ち梁的な腕
部3におけるロアーアーム12の取付部分の剛性を上げ
ている。その連結リブ91の上面にはスタビライザー2
5を固定するための取付座92が形成され、取付金具2
7で止められると、補強された腕部3におけるスタビラ
イザー25の取付剛性も高くなるように配慮されている
。すなわち、ロアーアーム12を支持するために腕部3
に施される補強が、同時にスタビライザー25を取り付
けるための補強をも兼ねることになる。スタビライザー
25は、車両がロールしたとき捩れに対抗する作用を腕
部3に発揮させて、そのロールを止めさせようとするも
のである。したがって、このスタビライザー25の取付
部分には大きい力が作用するが、スタビライザー25の
取付座92を積極的に補強しなくても、連結リブ91の
補強作用により、その力に対応させることもできるよう
になっている。すなわち、スタビライザー25の取付部
分を、それがためだけに補強する必要がなくなり都合が
よい。図7に示すように、上記の取付金具27は略Ω状
をしており、図5に示すように、取付座92の上のスタ
ビライザー25に被せて、ボルト93a,93bによっ
て固定される。なお、スタビライザー25と取付金具2
7との間にはラバー28が介在され、緩衝が図られてい
る。一方、第二クロスメンバー1の本体部2の上面には
、ラックケース20を固定するブラケット90が取り付
けられている。また、上記した腕部3の車体内側の下部
にサイレンサーを保持するハンガー(図示せず)を取り
付けための張出部94が一体化され、なお、この張出部
94には図示しないラバーを介して、孔95A,95B
にボルト(図示せず)を入れてサイレンサーを吊ること
ができるようになっている。ちなみに、図1において張
出部94は左右に形成されているが、必要な方のみ使用
されることになる。ところで、上記したスタビライザー
25を取り付ける取付金具27におけるボルト93a,
93bや、ラックケース20を固定するブラケット90
におけるボルト90a,90bは、上方から垂直な姿勢
で螺着され、サイレンサーを吊るための孔95A,95
Bに螺着されるボルトは下方から、垂直に挿入される。 これは、第二クロスメンバー1のサブアッセンブリーを
組み立てる際に、ロボットなどで自動搭載するときの取
付作業性をよくするためである。すなわち、ボルトの取
付姿勢が傾斜などしていると、ロボットの動きが複雑に
なったり、螺着のための駆動装置の配置が不可能となっ
たりするが、それを回避することができるように配慮さ
れている。したがって、ロボットなどを用いた場合の組
付作業性を向上させることができる。
【0011】前述した構成によれば、第二クロスメンバ
ー1の前方側と後方側には三つの孔4,5,6が設けら
れる。それぞれの孔には、スタッドボルト7やボルト8
,9が挿通され、サイドフレーム59に第二クロスメン
バー1が固定される。すなわち、第二クロスメンバー1
の前方側の孔4にスタッドボルト7が挿通される。サイ
ドフレーム59は前後方向へ延び、その前部位59Aは
後部位59Bより狭くなっている。しかし、スタッドボ
ルト7による固定作用とあいまって、ある程度の剛性を
上げられており、第二クロスメンバー1の車体側への固
定部を形成させることが、可能となり、第二クロスメン
バー1は、このようにしてサイドフレーム59に取り付
けられるので、サイドフレーム59の前部位59Aが狭
くなっていても、サイドフレーム59の強度が向上され
る。このサイドフレーム59の後部位59Bには、トル
クボックス67が溶接などで一体化され、車体全体の捩
れ剛性の向上が図られている。そのトルクボックス67
の位置する内方におけるサイドフレーム59の底部にお
いて、第二クロスメンバー1の後方側の二つの孔5,6
と対応され、第二クロスメンバー1がサイドフレーム5
9に固定される。このように、第二クロスメンバー1は
、トルクボックス67の位置するサイドフレーム59に
おいて固定される。このような固定によって、トルクボ
ックス67とサイドフレーム59との結合により剛性も
あがり、車体全体の剛性も向上されている。
【0012】以上詳細の述べた説明から分かるように、
サイドフレームの前部位は弱い個所であるが、第二クロ
スメンバーの前方側を取り付けてスタッドボルトで固定
することにより、サイドフレームが補強される。また、
サイドフレームとトルクボックスとを結合したサイドフ
レームの後部位に、第二クロスメンバーの後方側を取り
付けたことにより、サイドフレームとトルクボックスと
の結合強度を上げることができ、車体全体の補強も図ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  サスペンションクロスメンバーの単体平面
図。
【図2】  車体右側に取り付けられる車体フレームの
斜視図。
【図3】  車体フレームにおけるスタッドボルト取付
位置の断面図。
【図4】  車体フレームとトルクボックスとの接続部
にナット取付部を設けた断面図。
【図5】  サスペンション装置とサスペンションクロ
スメンバーの平面配置図。
【図6】  サスペンション装置とサスペンションクロ
スメンバーの後面配置図。
【図7】  サスペンション装置とサスペンションクロ
スメンバーの側面配置図。
【図8】  図9中のB−B線矢視図。
【図9】  サスペンションクロスメンバーにエンジン
を装着した状態の平面図。
【符号の説明】
1…サスペンションクロスメンバー(第二クロスメンバ
ー)、4…前方側の孔、5,6…後方側の二つの孔、5
9…車体フレーム(サイドフレーム)、67…トルクボ
ックス、71…タイヤ逃し部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  サスペンション装置を支持するサスペ
    ンションクロスメンバーの取付構造において、上記サス
    ペンションクロスメンバーは、左右それぞれの前方側と
    後方側の少なくとも二ケ所で車体に支持され、上記サス
    ペンションクロスメンバーの前方側は、車体フレームに
    おけるタイヤ逃し部の上方の狭い箇所に固定され、前記
    サスペンションクロスメンバーの後方側は、車体フレー
    ムとトルクボックスとの結合部に固定されていることを
    特徴とする車両のサスペンションクロスメンバー。
JP9477691A 1991-03-31 1991-03-31 車両のサスペンションクロスメンバー Withdrawn JPH04306180A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110001783A (zh) * 2018-11-29 2019-07-12 蔚来汽车有限公司 汽车前纵梁加强组件

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