JPH0430549B2 - - Google Patents
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- JPH0430549B2 JPH0430549B2 JP17757683A JP17757683A JPH0430549B2 JP H0430549 B2 JPH0430549 B2 JP H0430549B2 JP 17757683 A JP17757683 A JP 17757683A JP 17757683 A JP17757683 A JP 17757683A JP H0430549 B2 JPH0430549 B2 JP H0430549B2
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- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
本発明は、例えば、ガス埋設導管において支管
から各住宅への引込管のマグネシウムを利用した
流電陽極方式に電気防食手段適用の良否や引込管
の塗覆装欠陥の有無等の判定基準となる引込管の
接地抵抗等、地中、水中に埋設した管における特
定区間の接地抵抗を測定する方法に関する。 従来においては、測定対象区間の管部分を他の
管部分から電気的に絶縁したり、切断により物理
的に絶縁した状態で前記の測定対象区間管部分の
接地抵抗を測定しているが、この従来方法による
ときは、ガス遮断や管切断等の大掛りな事前作業
及び復旧作業が要るから、作業に長時間を要する
等、作業性が悪く、しかも、費用が高く付くとい
つた欠点がある。 本発明は、かかる従来欠点を解消しようとする
点に目的を有する。 上記目的達成のために講じた本発明による埋設
管の区間接地抵抗測定方法の特徴構成は、接地抵
抗計により、測定対象区間管部分を含めた埋設管
全体の接地抵抗を測定するとともに、前記接地抵
抗計より電流印加点に流れる全体の電流と、前記
電流印加点より測定対象区間管部分側への分流電
流とを夫々測定し、これら測定値に基づき、前記
測定対象区間管部分の接地抵抗をRh＝I0／ΔI×Rt なる算出式から測定する点にあり、このような特
徴構成を有する本発明の作用は次の通りである。 つまり、後記の表から明らかな様に、交流印加
電流を安全な範囲内で大きく（100mA程度）す
ることにより、測定対象区間管部分を電気的、物
理的に絶縁することなく、測定対象区間管部分を
電気的、物理的に絶縁して測定する従来方法と遜
色のない測定結果を得ることができ、十二分に実
用可能である。 従つて、本発明は、埋設管の区間接地抵抗を作
業性良く、しかも、低費用のもとに測定できると
いつた効果を奏し得るに至つた。 以下、本発明方法の実施例を図面に基づいて説
明する。 第１図に示すように、ガス導管１における支管
１Ａから建物Ｂへの引込管１ａ等、地中や水中の
埋設管１における特定区間の管部分１ａの接地抵
抗Rhを計測するに、接地抵抗計２における交流
印加用リード線２ａ，２ｂの一方を、前記特定区
間管部分１ａと他の管部分１ｂとの境界点P1に
接続するとともに、他方のリード線２ｂを点P2
において接地させ、かつ、電圧検出用のリード線
２ｃを前記両点P1，P2の中間点P3において接地
させて、前記接地抵抗計２により、前記計測対象
区間管部分１ａを含む埋設管１全体の接地抵抗
Rtを測定するとともに、前記リード線２ａを介
して埋設管１に流れ込む電流I0と、埋設管１の電
流印加点P1より計測対象区間管部分１ａ側への
分流電流ΔIを夫々、クリツプオン電流計３によ
り測定し、これら測定値Rt，I1，ΔIに基づき、
前記測定対象区間管部分１ａの接地抵抗RhをRh
＝I0／ΔI×Rtなる計算式から測定する。つまり、接 地抵抗計２からの電流I0が、測定対象区間管部分
１ａと他の管部分１ｂとに夫々、分流することを
利用して測定するものであつて、測定原理の回路
を第３図に示す。R0は、他の管部分１ｂの接地
抵抗である。 次に、本発明者が行なつた実験及びその結果を
記す。 実 験 長さｌが20ｍの支管１Ａから７本の引込管１ａ
…を分岐させたモデルにおいて、各引込管１ａ…
の３ｍの亘る部分の接地抵抗Rhを、次の３つの
方法で測定した。 測定方法 （） 各引込管１ａ…を分岐部近くで切断して絶縁し
た状態で各引込管１ａ…の接地抵抗を測定する従
来方法。 測定方法 （） 印加電流I0を20mA、電流印加点P1と各接地点
P2，P3との距離を10ｍ、20ｍとして実施した本
発明方法。 測定方法 （） 前記測定方法（）において印加電流I0を
100mAとして実施した本発明方法。 測定結果は次表の通りである。
から各住宅への引込管のマグネシウムを利用した
流電陽極方式に電気防食手段適用の良否や引込管
の塗覆装欠陥の有無等の判定基準となる引込管の
接地抵抗等、地中、水中に埋設した管における特
定区間の接地抵抗を測定する方法に関する。 従来においては、測定対象区間の管部分を他の
管部分から電気的に絶縁したり、切断により物理
的に絶縁した状態で前記の測定対象区間管部分の
接地抵抗を測定しているが、この従来方法による
ときは、ガス遮断や管切断等の大掛りな事前作業
及び復旧作業が要るから、作業に長時間を要する
等、作業性が悪く、しかも、費用が高く付くとい
つた欠点がある。 本発明は、かかる従来欠点を解消しようとする
点に目的を有する。 上記目的達成のために講じた本発明による埋設
管の区間接地抵抗測定方法の特徴構成は、接地抵
抗計により、測定対象区間管部分を含めた埋設管
全体の接地抵抗を測定するとともに、前記接地抵
抗計より電流印加点に流れる全体の電流と、前記
電流印加点より測定対象区間管部分側への分流電
流とを夫々測定し、これら測定値に基づき、前記
測定対象区間管部分の接地抵抗をRh＝I0／ΔI×Rt なる算出式から測定する点にあり、このような特
徴構成を有する本発明の作用は次の通りである。 つまり、後記の表から明らかな様に、交流印加
電流を安全な範囲内で大きく（100mA程度）す
ることにより、測定対象区間管部分を電気的、物
理的に絶縁することなく、測定対象区間管部分を
電気的、物理的に絶縁して測定する従来方法と遜
色のない測定結果を得ることができ、十二分に実
用可能である。 従つて、本発明は、埋設管の区間接地抵抗を作
業性良く、しかも、低費用のもとに測定できると
いつた効果を奏し得るに至つた。 以下、本発明方法の実施例を図面に基づいて説
明する。 第１図に示すように、ガス導管１における支管
１Ａから建物Ｂへの引込管１ａ等、地中や水中の
埋設管１における特定区間の管部分１ａの接地抵
抗Rhを計測するに、接地抵抗計２における交流
印加用リード線２ａ，２ｂの一方を、前記特定区
間管部分１ａと他の管部分１ｂとの境界点P1に
接続するとともに、他方のリード線２ｂを点P2
において接地させ、かつ、電圧検出用のリード線
２ｃを前記両点P1，P2の中間点P3において接地
させて、前記接地抵抗計２により、前記計測対象
区間管部分１ａを含む埋設管１全体の接地抵抗
Rtを測定するとともに、前記リード線２ａを介
して埋設管１に流れ込む電流I0と、埋設管１の電
流印加点P1より計測対象区間管部分１ａ側への
分流電流ΔIを夫々、クリツプオン電流計３によ
り測定し、これら測定値Rt，I1，ΔIに基づき、
前記測定対象区間管部分１ａの接地抵抗RhをRh
＝I0／ΔI×Rtなる計算式から測定する。つまり、接 地抵抗計２からの電流I0が、測定対象区間管部分
１ａと他の管部分１ｂとに夫々、分流することを
利用して測定するものであつて、測定原理の回路
を第３図に示す。R0は、他の管部分１ｂの接地
抵抗である。 次に、本発明者が行なつた実験及びその結果を
記す。 実 験 長さｌが20ｍの支管１Ａから７本の引込管１ａ
…を分岐させたモデルにおいて、各引込管１ａ…
の３ｍの亘る部分の接地抵抗Rhを、次の３つの
方法で測定した。 測定方法 （） 各引込管１ａ…を分岐部近くで切断して絶縁し
た状態で各引込管１ａ…の接地抵抗を測定する従
来方法。 測定方法 （） 印加電流I0を20mA、電流印加点P1と各接地点
P2，P3との距離を10ｍ、20ｍとして実施した本
発明方法。 測定方法 （） 前記測定方法（）において印加電流I0を
100mAとして実施した本発明方法。 測定結果は次表の通りである。
【表】
結 論
印加電流I0を、安全上、許容できる範囲で大き
く（100mA程度）すれば、従来方法（）と遜
色のない結果を得ることが判明し、実施化が可能
であることが判つた。
く（100mA程度）すれば、従来方法（）と遜
色のない結果を得ることが判明し、実施化が可能
であることが判つた。
第１図は埋設管の配置図、第２図は測定原理
図、第３図は測定原理を示す回路図、第４図は実
験モデルの概略図である。 ２……接地抵抗計、１ａ…測定対象区間管部
分、１……埋設管、３……クリツプオン電流計。
図、第３図は測定原理を示す回路図、第４図は実
験モデルの概略図である。 ２……接地抵抗計、１ａ…測定対象区間管部
分、１……埋設管、３……クリツプオン電流計。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 接地抵抗計２により、測定対象区間管部分１
ａを含めた埋設管１全体の接地抵抗Rtを測定す
るとともに、前記接地抵抗計２より電流印加点
P1に流れる全体の電流I0と、前記電流印加点P1よ
り測定対象区間管部分１ａ側への分流電流ΔIと
を夫々測定し、これら測定値Rt，I0，ΔIに基づ
き、前記測定対象区間管部分１ａの接地抵抗Rh
をRh＝I0／ΔI×Rtなる算式から測定する埋設管の 区間接地抵抗測定方法。 ２ 前記両電流I0，ΔIの測定手段が、クリツプオ
ン電流計３を用いる手段である特許請求の範囲第
１項に記載の埋設管の区間接地抵抗測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17757683A JPS6069568A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 埋設管の区間接地抵抗測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17757683A JPS6069568A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 埋設管の区間接地抵抗測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6069568A JPS6069568A (ja) | 1985-04-20 |
| JPH0430549B2 true JPH0430549B2 (ja) | 1992-05-22 |
Family
ID=16033382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17757683A Granted JPS6069568A (ja) | 1983-09-26 | 1983-09-26 | 埋設管の区間接地抵抗測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6069568A (ja) |
-
1983
- 1983-09-26 JP JP17757683A patent/JPS6069568A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6069568A (ja) | 1985-04-20 |
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