JPH04305479A - キャリッジ移動装置 - Google Patents
キャリッジ移動装置Info
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- JPH04305479A JPH04305479A JP6999391A JP6999391A JPH04305479A JP H04305479 A JPH04305479 A JP H04305479A JP 6999391 A JP6999391 A JP 6999391A JP 6999391 A JP6999391 A JP 6999391A JP H04305479 A JPH04305479 A JP H04305479A
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Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリッジ移動装置に
関し、詳しくは、プーリ間に張設されたベルトに連結さ
れ、ベルトの駆動によりキャリッジを往復移動させるよ
うにしたキャリッジ移動装置に関する。
関し、詳しくは、プーリ間に張設されたベルトに連結さ
れ、ベルトの駆動によりキャリッジを往復移動させるよ
うにしたキャリッジ移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャリッジ移動装置はシ
リアル型の各種プリンタや原稿読取装置に多く用いられ
てきた。すなわち、ワイヤドットプリンタなどのインパ
クト式シリアルプリンタやインクジェットプリンタなど
のノンインパクト式シリアルプリンタでは、記録ヘッド
を搭載したキャリッジによるシリアルスキャンニングに
よってその間に被記録材に対し記録がなされ、また、原
稿読取装置ではキャリッジにCCDセンサや密着型セン
サなどのイメージセンサを搭載し、かかるキャリッジに
よるシリアルスキャンニングにより読取りが行われる。
リアル型の各種プリンタや原稿読取装置に多く用いられ
てきた。すなわち、ワイヤドットプリンタなどのインパ
クト式シリアルプリンタやインクジェットプリンタなど
のノンインパクト式シリアルプリンタでは、記録ヘッド
を搭載したキャリッジによるシリアルスキャンニングに
よってその間に被記録材に対し記録がなされ、また、原
稿読取装置ではキャリッジにCCDセンサや密着型セン
サなどのイメージセンサを搭載し、かかるキャリッジに
よるシリアルスキャンニングにより読取りが行われる。
【0003】図5にこのような従来のキャリッジ移動装
置の一例を示す。本例は、インクジェットプリンタへの
適用例であり、キャリッジ1にはインクジェットヘッド
2が搭載されている。3はキャリッジ1を往復移動させ
るために、キャリッジ1に固定部材4を介して連結され
た無端のタイミングベルト、5はキャリッジ1の往復移
動を案内する案内部材、6および7はタイミングベルト
3がその間に張設される駆動プーリおよび従動プーリで
ある。
置の一例を示す。本例は、インクジェットプリンタへの
適用例であり、キャリッジ1にはインクジェットヘッド
2が搭載されている。3はキャリッジ1を往復移動させ
るために、キャリッジ1に固定部材4を介して連結され
た無端のタイミングベルト、5はキャリッジ1の往復移
動を案内する案内部材、6および7はタイミングベルト
3がその間に張設される駆動プーリおよび従動プーリで
ある。
【0004】かくして、駆動モータ8により駆動プーリ
6を介してベルト3を駆動させることにより、キャリッ
ジ1を被記録材である記録シート9に沿って矢印で示す
AおよびB方向に往復移動させ、インクジェットヘッド
2から記録シート9に向けてインクをを吐出させ記録を
行わせることができる。10はプリンタのフレームであ
り、左右双方のフレーム10,10に案内部材5の両端
が軸支されると共に、一方のフレーム10にはテンショ
ナー11がベルト3の張設方向に張力を付与する形で取
付けられている。すなわち、このテンショナー11に軸
支される従動プーリ7をばね12のばね力によりこの図
で左方に付勢させ、常にタイミングベルト3に張力を保
たせるようにすることができる。なお、Cは記録シート
9のシート送り方向を示す。
6を介してベルト3を駆動させることにより、キャリッ
ジ1を被記録材である記録シート9に沿って矢印で示す
AおよびB方向に往復移動させ、インクジェットヘッド
2から記録シート9に向けてインクをを吐出させ記録を
行わせることができる。10はプリンタのフレームであ
り、左右双方のフレーム10,10に案内部材5の両端
が軸支されると共に、一方のフレーム10にはテンショ
ナー11がベルト3の張設方向に張力を付与する形で取
付けられている。すなわち、このテンショナー11に軸
支される従動プーリ7をばね12のばね力によりこの図
で左方に付勢させ、常にタイミングベルト3に張力を保
たせるようにすることができる。なお、Cは記録シート
9のシート送り方向を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のキャリッジ移動装置では、近年のように
、例えばキャリッジ1に搭載されるヘッドの容積や数が
増えたり、その駆動にかかわる部材が付加されたりする
と、キャリッジ全体の重量が増大する。また、それに加
えて記録用紙9の記録幅の大型化が要求されることによ
ってキャリッジ1の移動距離が長くなる。そこで、この
ようなことに対処するために一般には、駆動モータ8の
馬力アップやベルト3の張力を高めるなどの処置がとら
れてきた。
たような従来のキャリッジ移動装置では、近年のように
、例えばキャリッジ1に搭載されるヘッドの容積や数が
増えたり、その駆動にかかわる部材が付加されたりする
と、キャリッジ全体の重量が増大する。また、それに加
えて記録用紙9の記録幅の大型化が要求されることによ
ってキャリッジ1の移動距離が長くなる。そこで、この
ようなことに対処するために一般には、駆動モータ8の
馬力アップやベルト3の張力を高めるなどの処置がとら
れてきた。
【0006】しかし、ベルト3自体の挙動について着目
すると、ベルト3の自由長、すなわち、双方のプーリ6
,7間に張設されて、かつ、キャリッジ1に連結されな
い側のベルトスパンが長くなることからベルト3が振動
し易くなる。なお、キャリッジ1の移動に際してはその
速度をなるべく無理のない立上がりで速めるようにはし
ているものの、その移動初期に、ベルト3に丁度弦に発
生するような引張り衝撃が加わり、これによってベルト
3に振動が発生する。このために、騒音を発生したり、
装置を共鳴させたりするばかりでなく、移動精度に影響
を及ぼし、記録精度や読取精度の低下をもたらすという
問題があった。
すると、ベルト3の自由長、すなわち、双方のプーリ6
,7間に張設されて、かつ、キャリッジ1に連結されな
い側のベルトスパンが長くなることからベルト3が振動
し易くなる。なお、キャリッジ1の移動に際してはその
速度をなるべく無理のない立上がりで速めるようにはし
ているものの、その移動初期に、ベルト3に丁度弦に発
生するような引張り衝撃が加わり、これによってベルト
3に振動が発生する。このために、騒音を発生したり、
装置を共鳴させたりするばかりでなく、移動精度に影響
を及ぼし、記録精度や読取精度の低下をもたらすという
問題があった。
【0007】本発明の目的は、このような従来の問題に
鑑みて、タイミングベルトの振動を抑制することにより
振動に基づく騒音発生の防止と共に、高精度の移動動作
により正確な記録・読取りに貢献できるキャリッジ移動
装置を提供することにある。
鑑みて、タイミングベルトの振動を抑制することにより
振動に基づく騒音発生の防止と共に、高精度の移動動作
により正確な記録・読取りに貢献できるキャリッジ移動
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、プーリ間に張設された無端ベルトと、
該無端ベルトに連結されたキャリッジとを具え、前記無
端ベルトの駆動により前記キャリッジを案内部材に沿っ
て移動させるようにしたキャリッジ移動装置において、
前記無端ベルトの前記キャリッジが連結されない側のス
パンに弾性的に押圧するアイドルローラを前記キャリッ
ジに設けたことを特徴とする。
めに、本発明は、プーリ間に張設された無端ベルトと、
該無端ベルトに連結されたキャリッジとを具え、前記無
端ベルトの駆動により前記キャリッジを案内部材に沿っ
て移動させるようにしたキャリッジ移動装置において、
前記無端ベルトの前記キャリッジが連結されない側のス
パンに弾性的に押圧するアイドルローラを前記キャリッ
ジに設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、キャリッジの移動に伴い、キ
ャリッジに設けたアイドルローラが常に無端ベルトのキ
ャリッジに連結されていない側のスパンを弾性的に押圧
するもので、プーリ間に張設された無端ベルトをアイド
ルローラによって分離する形となり、振動系の形態が抑
制方向に変えられることによって、振動にかかわる不都
合の発生を防止することができる。
ャリッジに設けたアイドルローラが常に無端ベルトのキ
ャリッジに連結されていない側のスパンを弾性的に押圧
するもので、プーリ間に張設された無端ベルトをアイド
ルローラによって分離する形となり、振動系の形態が抑
制方向に変えられることによって、振動にかかわる不都
合の発生を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細かつ具体的に説明する。
細かつ具体的に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例として、図5に示
した形態のインクジェットプリンタへの適用例を示す。 ここで、100は図5の1に対応するキャリッジであり
、本例のキャリッジ100においては、その筐体の一部
が、案内部材5に支えられている側からインクジェット
ヘッド2の上部を越えてタイミングベルト3側に延在さ
れた形に形成されている。101はその延在部100A
からタイミングベルト3の上面側に向けて突設され、ア
イドルローラ102を軸支させるようにしたローラ支持
部材である。なお、本実施例によるアイドルローラ10
2は耐摩耗性があり、かつ適切な滑動が得られるものと
して、アセタール樹脂(ポリアセタール)で成形したも
のを用いた。
した形態のインクジェットプリンタへの適用例を示す。 ここで、100は図5の1に対応するキャリッジであり
、本例のキャリッジ100においては、その筐体の一部
が、案内部材5に支えられている側からインクジェット
ヘッド2の上部を越えてタイミングベルト3側に延在さ
れた形に形成されている。101はその延在部100A
からタイミングベルト3の上面側に向けて突設され、ア
イドルローラ102を軸支させるようにしたローラ支持
部材である。なお、本実施例によるアイドルローラ10
2は耐摩耗性があり、かつ適切な滑動が得られるものと
して、アセタール樹脂(ポリアセタール)で成形したも
のを用いた。
【0012】図2はこのようなアイドルローラ102の
装着状態をキャリッジ100の移動方向とは直角の正面
方向から見て示すもので、ローラ支持部材101はアイ
ドルローラ102をタイミングベルト3の上面に向けて
偏倚させるばね力が得られるように構成される。またこ
こで、Lは駆動プーリ6と従動プーリ7との間のスパン
、L1はキャリッジ100がスパンLのほぼ中央に位置
するときに、タイミングベルト3の上面がアイドルロー
ラ102によって押下される押下げ量、(R)および(
L)はキャリッジ100が最右端および最左端にまで移
動したときのローラ102が占める位置をそれぞれ示す
。
装着状態をキャリッジ100の移動方向とは直角の正面
方向から見て示すもので、ローラ支持部材101はアイ
ドルローラ102をタイミングベルト3の上面に向けて
偏倚させるばね力が得られるように構成される。またこ
こで、Lは駆動プーリ6と従動プーリ7との間のスパン
、L1はキャリッジ100がスパンLのほぼ中央に位置
するときに、タイミングベルト3の上面がアイドルロー
ラ102によって押下される押下げ量、(R)および(
L)はキャリッジ100が最右端および最左端にまで移
動したときのローラ102が占める位置をそれぞれ示す
。
【0013】ちなみに、本実施例においては、タイミン
グベルト3に幅が6mmのものを使用し、これに対して
、L=500mmとした。また、ローラ支持部材101
のばね力とタイミングベルト3の張力との均合から得ら
れた押下げ量L1は3mmであった。なお、かかる押下
げ量L1とローラ支持部材101の有するばね力、タイ
ミングベルト3の張力との関係は、プーリ間隔、キャリ
ッジ重量、駆動モータ6の特性等に応じて適切に設定さ
れるべきものであることは勿論である。
グベルト3に幅が6mmのものを使用し、これに対して
、L=500mmとした。また、ローラ支持部材101
のばね力とタイミングベルト3の張力との均合から得ら
れた押下げ量L1は3mmであった。なお、かかる押下
げ量L1とローラ支持部材101の有するばね力、タイ
ミングベルト3の張力との関係は、プーリ間隔、キャリ
ッジ重量、駆動モータ6の特性等に応じて適切に設定さ
れるべきものであることは勿論である。
【0014】このように構成したキャリッジ移動装置に
おいては、キャリッジ100の移動位置の如何にかかわ
らず、タイミングベルト3の張力をほぼ一定に保つこと
ができるのみならず、タイミングベルト3の長いスパン
Lにおいてキャリッジ100に設けたアイドルローラ1
02がその途中を押圧し、自由長を分割する形でしかも
張力を高めることができるので、殊にゴム系等の弾性体
で形成されるタイミングベルトの弾性振動を抑制し、騒
音発生を防止することができる。なお、ローラ支持部材
101はばね力を具えているために、そのばね常数を適
切に選択することにより、仮に振動が生じても、これを
吸収させ減衰させる効果が得られる。
おいては、キャリッジ100の移動位置の如何にかかわ
らず、タイミングベルト3の張力をほぼ一定に保つこと
ができるのみならず、タイミングベルト3の長いスパン
Lにおいてキャリッジ100に設けたアイドルローラ1
02がその途中を押圧し、自由長を分割する形でしかも
張力を高めることができるので、殊にゴム系等の弾性体
で形成されるタイミングベルトの弾性振動を抑制し、騒
音発生を防止することができる。なお、ローラ支持部材
101はばね力を具えているために、そのばね常数を適
切に選択することにより、仮に振動が生じても、これを
吸収させ減衰させる効果が得られる。
【0015】また、図1に示すような形態のプリンタに
おいて、例えば右から左への移動時(正走査時)にのみ
記録を行うようにしたものにあっては、一般に反対方向
への移動時(逆走査時)に数倍、例えば3倍程度に走査
速度を速めることによって記録全体に要する時間の短縮
を図っている。そして、かかる場合、先にも述べたよう
にその速度立上がり時に振動が発生し易いのであるが、
本実施例のように構成することによってこれを十分に抑
制することができる。
おいて、例えば右から左への移動時(正走査時)にのみ
記録を行うようにしたものにあっては、一般に反対方向
への移動時(逆走査時)に数倍、例えば3倍程度に走査
速度を速めることによって記録全体に要する時間の短縮
を図っている。そして、かかる場合、先にも述べたよう
にその速度立上がり時に振動が発生し易いのであるが、
本実施例のように構成することによってこれを十分に抑
制することができる。
【0016】更にまた、キャリッジ100の移動位置に
よってベルト3の張力が変化しようとするが、アイドル
ローラ102を支持しているローラ支持部材101のば
ね力がその変化を吸収するように作用することによって
、張力をほぼ常に一定に保つことができ、キャリッジ1
00の移動精度を損うようなことがない。
よってベルト3の張力が変化しようとするが、アイドル
ローラ102を支持しているローラ支持部材101のば
ね力がその変化を吸収するように作用することによって
、張力をほぼ常に一定に保つことができ、キャリッジ1
00の移動精度を損うようなことがない。
【0017】図3は本発明の他の実施例を示す。本例は
、図1に示す形態のキャリッジ100において、その延
在部100Aにベルト張設方向に沿って2つのアイドル
ローラ102A,102Bを配置したものである。10
1Aおよび101Bはそれぞれアイドルローラ102A
および102Bを支持するローラ支持部材であり、これ
らのローラ支持部材101A,101Bもまた、自体が
ばね性を持つかあるいは不図示のばね(例えば支持軸の
まわりに設けたねじりコイルばね)のばね力によりそれ
ぞれの支持するローラ102A,102Bをタイミング
ベルト3に向けて偏倚させるように構成される。
、図1に示す形態のキャリッジ100において、その延
在部100Aにベルト張設方向に沿って2つのアイドル
ローラ102A,102Bを配置したものである。10
1Aおよび101Bはそれぞれアイドルローラ102A
および102Bを支持するローラ支持部材であり、これ
らのローラ支持部材101A,101Bもまた、自体が
ばね性を持つかあるいは不図示のばね(例えば支持軸の
まわりに設けたねじりコイルばね)のばね力によりそれ
ぞれの支持するローラ102A,102Bをタイミング
ベルト3に向けて偏倚させるように構成される。
【0018】その他の構成については、図1に示したと
ころと変らないのでその説明を省略するが、本実施例の
ように複数のアイドルローラを設けることにより、更に
一層効果的にベルト3の弦振動を抑制することができる
。
ころと変らないのでその説明を省略するが、本実施例の
ように複数のアイドルローラを設けることにより、更に
一層効果的にベルト3の弦振動を抑制することができる
。
【0019】図4は本発明の更に他の実施例を示す。本
例は案内部材5に対し、インクジェットヘッド(記録ヘ
ッド)2とタイミングベルト3との相対位置が互いに反
対側に位置するように構成されたキャリッジ200を有
する場合の適用例である。すなわち、本例のキャリッジ
200はその記録ヘッド2を保持する側に位置出しロー
ラ210を有する。しかして、この場合はキャリッジ2
00の自重によってこの位置出しローラ210をプラテ
ン220上の記録シート9に向けて接触させることによ
り、記録ヘッド2のインク吐出面2Aと記録シート9と
の間に所定の間隔が保たれている。
例は案内部材5に対し、インクジェットヘッド(記録ヘ
ッド)2とタイミングベルト3との相対位置が互いに反
対側に位置するように構成されたキャリッジ200を有
する場合の適用例である。すなわち、本例のキャリッジ
200はその記録ヘッド2を保持する側に位置出しロー
ラ210を有する。しかして、この場合はキャリッジ2
00の自重によってこの位置出しローラ210をプラテ
ン220上の記録シート9に向けて接触させることによ
り、記録ヘッド2のインク吐出面2Aと記録シート9と
の間に所定の間隔が保たれている。
【0020】このような構成のキャリッジ200におい
て、タイミングベルト3の上面を上方から押圧可能なア
イドルローラ102と、ローラ102を弾性支持するロ
ーラ支持部材101とを設けたもので、その他のタイミ
ングベルト3を駆動する手段の構成等は図1に示す例と
変わらない。このように構成したキャリッジ移動装置に
おいては、ベルト3を押圧するアイドルローラ102の
反力によりキャリッジ200を案内部材5の周りに時計
回りに付勢させるので、それによって位置出しローラ2
10を記録シート9に向けてより確実に偏倚させること
ができ、記録ヘッド2による一層安定した記録が期待で
きるという効果が得られる。また、他の実施例のところ
で述べてきたようにタイミングベルトの自由長をアイド
ルローラ102により押圧分断することによって得られ
る振動抑制効果についてはいうまでもない。なお、本実
施例に、図3のところで示したように複数のアイドルロ
ーラを設ける点を組込むこともできる。更にまた、本実
施例ではタイミングベルト3と記録ヘッド2とが案内部
材5の両側に位置する場合の適用例であったが、本発明
の適用はこのような配置のキャリッジに限られるもので
はなく、複数の案内手段を有するものにおいて、その一
方の案内手段への偏倚力が発生可能なキャリッジ上の位
置でタイミングベルトにかかわって、アイドルローラお
よびそのローラ支持部材が設けられるものに広く適用で
きるものである。
て、タイミングベルト3の上面を上方から押圧可能なア
イドルローラ102と、ローラ102を弾性支持するロ
ーラ支持部材101とを設けたもので、その他のタイミ
ングベルト3を駆動する手段の構成等は図1に示す例と
変わらない。このように構成したキャリッジ移動装置に
おいては、ベルト3を押圧するアイドルローラ102の
反力によりキャリッジ200を案内部材5の周りに時計
回りに付勢させるので、それによって位置出しローラ2
10を記録シート9に向けてより確実に偏倚させること
ができ、記録ヘッド2による一層安定した記録が期待で
きるという効果が得られる。また、他の実施例のところ
で述べてきたようにタイミングベルトの自由長をアイド
ルローラ102により押圧分断することによって得られ
る振動抑制効果についてはいうまでもない。なお、本実
施例に、図3のところで示したように複数のアイドルロ
ーラを設ける点を組込むこともできる。更にまた、本実
施例ではタイミングベルト3と記録ヘッド2とが案内部
材5の両側に位置する場合の適用例であったが、本発明
の適用はこのような配置のキャリッジに限られるもので
はなく、複数の案内手段を有するものにおいて、その一
方の案内手段への偏倚力が発生可能なキャリッジ上の位
置でタイミングベルトにかかわって、アイドルローラお
よびそのローラ支持部材が設けられるものに広く適用で
きるものである。
【0021】また、以上に述べてきた実施例ではインク
ジェットプリンタの記録部への適用例であったが、画像
読取部を有するプリンタのその読取部に適用可能である
ことは勿論のこと、インクジェット式に限らず、一般の
シリアルプリンタに広く適用できるものである。
ジェットプリンタの記録部への適用例であったが、画像
読取部を有するプリンタのその読取部に適用可能である
ことは勿論のこと、インクジェット式に限らず、一般の
シリアルプリンタに広く適用できるものである。
【0022】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段(
例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネ
ルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘ
ッド、記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達
成できるからである。
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段(
例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネ
ルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録ヘ
ッド、記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が達
成できるからである。
【0023】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長
,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出
させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号
をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行
われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書,同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことがで
きる。
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長
,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出
させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号
をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行
われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書,同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことがで
きる。
【0024】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0025】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0026】さらに加えて、本発明は、コンピュータ等
の情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの
他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能
を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等に適用す
ることもできる。
の情報処理機器の画像出力端末として用いられるものの
他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能
を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等に適用す
ることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、前記無端ベルトの前記キャリッジが連結されない側
のスパンに弾性的に押圧するアイドルローラを前記キャ
リッジに設けたので、タイミングベルトの張設スパンが
アイドルローラによって押圧分割されるため、安定した
張力保持と共に、振動系の条件変化によって振動を抑制
し、騒音発生の防止、キャリッジの走査速度むら、更に
記録むら等を抑制することができる。
ば、前記無端ベルトの前記キャリッジが連結されない側
のスパンに弾性的に押圧するアイドルローラを前記キャ
リッジに設けたので、タイミングベルトの張設スパンが
アイドルローラによって押圧分割されるため、安定した
張力保持と共に、振動系の条件変化によって振動を抑制
し、騒音発生の防止、キャリッジの走査速度むら、更に
記録むら等を抑制することができる。
【0028】また、タイミングベルトへの張力付加手段
を別に設ける必要がなく、アイドルローラとその支持手
段という簡単な構造のみで張力付加が同時に達成できる
もので、支持手段を付してローラに付与されるばね力を
プーリ間のスパン、駆動モータのトルクやキャリッジ重
量等の条件に応じて適切に設定するだけで、振動の抑制
と張力付加との双方の目的を達成することができる。
を別に設ける必要がなく、アイドルローラとその支持手
段という簡単な構造のみで張力付加が同時に達成できる
もので、支持手段を付してローラに付与されるばね力を
プーリ間のスパン、駆動モータのトルクやキャリッジ重
量等の条件に応じて適切に設定するだけで、振動の抑制
と張力付加との双方の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリアルプリンタへの適用例の構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1を矢印C方向から見て示す正面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図である。
【図4】本発明を更に他の形態のキャリッジに適用した
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
【図5】シリアルプリンタに適用した従来例の構成を示
す斜視図である。
す斜視図である。
2 インクジェットヘッド(記録ヘッド)3 タイ
ミングベルト 4 固定部材 5 案内部材 6,7 プーリ 8 駆動モータ 100,200 キャリッジ 100A 延在部
ミングベルト 4 固定部材 5 案内部材 6,7 プーリ 8 駆動モータ 100,200 キャリッジ 100A 延在部
Claims (4)
- 【請求項1】 プーリ間に張設された無端ベルトと、
該無端ベルトに連結されたキャリッジとを具え、前記無
端ベルトの駆動により前記キャリッジを案内部材に沿っ
て移動させるようにしたキャリッジ移動装置において、
前記無端ベルトの前記キャリッジが連結されない側のス
パンに弾性的に押圧するアイドルローラを前記キャリッ
ジに設けたことを特徴とするキャリッジ移動装置。 - 【請求項2】 請求項1のキャリッジ移動装置におい
て、前記キャリッジは第1の案内部材に沿って移動され
ながら、前記アイドルローラの前記無端ベルトへの弾性
的押圧によって第2の案内部材に向けて偏倚されること
を特徴とするキャリッジ移動装置。 - 【請求項3】 前記キャリッジは被記録材に記録を行
う記録手段または原稿から読取りを行う読取手段を搭載
することを特徴とする請求項1または2に記載のキャリ
ッジ移動装置。 - 【請求項4】 前記被記録材に記録を行う記録手段は
、インクを吐出させるために利用されるエネルギーとし
て前記インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生
する電気熱変換体を具えたインクジェット記録ヘッドで
あることを特徴とする請求項3に記載のキャリッジ移動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6999391A JPH04305479A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | キャリッジ移動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6999391A JPH04305479A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | キャリッジ移動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04305479A true JPH04305479A (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=13418710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6999391A Pending JPH04305479A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | キャリッジ移動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04305479A (ja) |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP6999391A patent/JPH04305479A/ja active Pending
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