JPH04303442A - 眼内レンズ製造方法 - Google Patents

眼内レンズ製造方法

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JPH04303442A
JPH04303442A JP4008581A JP858192A JPH04303442A JP H04303442 A JPH04303442 A JP H04303442A JP 4008581 A JP4008581 A JP 4008581A JP 858192 A JP858192 A JP 858192A JP H04303442 A JPH04303442 A JP H04303442A
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テリー マイケル フォガーティー
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    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は一般に、眼内レンズ及び
眼内レンズを製造する方法に関する。特に、本発明は、
外形が形成されたレンズ領域に表面構造を有する眼内レ
ンズを製造するための加熱型押し方法である。 【0002】 【従来の技術】眼内レンズは、損傷した又は病気にかか
った人間の眼の自然のレンズのための外科的に移植され
る代替品として用いられる。この型式のレンズは主のレ
ンズ要素又は本体を含み、レンズを眼の中の所定位置に
保持する触覚体として知られている要素を支持している
。このレンズ本体は典型的には、凸面、凹面及び/又は
平らな全体形状に外形が作られ屈折上の光学的倍率が得
られるようになっている。この外形が作られた領域は滑
らかな(すなわち、単一カーブの)光学的表面を持つこ
とができる。しかし、複雑な光学的構造は、形作られた
領域の表面上に構成され、他の光学的倍率及び特性を持
ったレンズが得られるようにすることが多い。 【0003】円環状及び非球面レンズ構造と屈折及び回
折上の多焦点領域プレートとが、眼内レンズ上に見るこ
とのできる複合表面構造の例である。 【0004】多焦点レンズは数個の所定の焦点距離を有
し、数個の視覚の領域のための(例えば、運転と読書の
ための)補正が得られるようにする。これらの多焦点特
性は複合光学的表面構造によってもたらされる。多焦点
回折領域プレートを有するレンズは回折の原理を利用し
光学的倍率を得るようにする。眼科レンズにおける多焦
点回折領域プレートの使用は一般に、例えばCohen
 の米国特許第4,210,391号、第4,338,
005号及び第4,340,283号に開示され公知で
ある。 その他のレンズは、屈折原理を利用して多焦点光学特性
を得るようにする複合表面構造を有している。球面部分
又は非球面部分を有する多曲面多焦点眼科レンズはNo
rdanの米国特許第4,917,681号、Nord
anの米国特許第4,769,033号及びNiels
on 他の米国特許第4,636,211号に開示され
ている。球面の上方部分、球面の中央部分及び非球面の
下方部分を有する多焦点レンズはNordanの米国特
許第4,917,681号に示されている。Shira
yanagi の米国特許第4,950,057号は屈
折多焦点フレネル表面構造を含むレンズを開示している
。多数領域を用いて多焦点光学素子を得るようにする他
の公知の複合光学表面構造は、Achatz他の米国特
許第4,813,955号、Frieder他の米国特
許第4,869,588号及びFrieder 他の米
国特許第4,952,048号を含んでいる。 【0005】眼内用眼科レンズは、ポリメチルメタクリ
レート(PMMA)、シリコンアクリレート、ペルフル
オリネートポリエーテル、及びヒドロゲル、ポリウレタ
ン、シリコンのような親水性材料を含む多数の異なった
重合体材料から構成することができる。インペリアルケ
ミカルインダストリー,PLCによって製造されるパー
スペックスCQ(臨床等級)とCQUV(紫外線吸収材
)PMMAは特に良好な眼科レンズ材料である。 【0006】極めて高い分子量〔静低角度レーザー光線
散乱方法(LALLS)を用いて1.8Mから2.1M
の範囲で測定した〕のため、パースペックスCQとCQ
UVは人体に対する高度の生物適合性をもたらす。これ
らの材料の他の望ましい特性はその硬度、強度及び光学
的品質を含んでいる。これらの材料はセルキャストシー
トにおいてのみ入手可能である。 【0007】上記のパースペックスPMMAの製造業者
、インペリアルケミカルインダストリー,PLCは、セ
ルキャストシートが再循環熱空気オーブンの中で焼なら
しがなされ貯蔵材料の残留応力を除去することを推奨し
ている。焼ならしは、セルキャストシートがそのガラス
変移温度以上に加熱されそして制御された条件のもとに
冷却された時に起きる。焼ならしの間、パースペックス
シートは約2%長手方向に収縮しまたこれに比例して厚
さが増大する。しかし、この焼ならし処置はパースペッ
クスの解重合を生じ、また酸素がいかなる再重合をも制
御し、そのためこの材料を分解することができる。 【0008】眼内レンズは多くは、予め形成されたボタ
ン又は半仕上げのレンズ素材のようなレンズ部材から機
械加工される。これらのボタン及び素材は在庫の重合体
材料から機械加工、鋸引きもしくは打ち抜きされ又は射
出、圧縮もしくは鋳造技術を用いて個々に成形すること
ができる。半仕上げレンズ素材は典型的には1つ又は複
数の外形の形成された領域を有している。レンズ素材の
適当部分上の多焦点屈折領域プレート又は他の表面構造
の形成に続いて、素材の残り部分が機械加工される。こ
れらのレンズはついで、タンブル研磨のような技術を用
いて研磨され、残っている表面の凹凸を全て除去するこ
とができる。 【0009】機械加工方法が典型的に使用され、レンズ
部材の表面上に多焦点回折領域プレート又は他の表面構
造を得るようにする。この製造技術は多くの欠点を有し
ている。PMMA材料のダイヤモンド工具旋盤仕上げは
満足できる仕上げを生み出すものではない。したがって
機械加工された表面構造の引き続いての研磨が必要とな
る。しかし、研磨はこの機械加工された表面構造の光学
的特性に不利益な影響を与える。光学的表面構造は非常
に微細であり(例えば回折領域プレートにおける1〜5
ミクロンの高さの数ダースのわん曲梯列)、また非常に
精密な公差に機械加工しなければならない。したがって
習熟した操作員を要する高価な装置が必要となる。これ
らの特徴はまた部品−部品の再生産を非常に困難にし高
価な検査手段が必要となる。さらにまた、凹面又は凸面
状に形成された表面上でのこれらの光学的構造を機械加
工することが特に困難である。これらの要因の全ては回
折多焦点眼科レンズのコストを増大させるものとなる。 【0010】複合表面構造を有する眼科レンズはまた、
例えばBissonette他の米国特許第4,753
,653号に示されるように鋳造し又は成形することが
できる。しかしこれらの技術は多くの欠点を持っている
。射出成形レンズに用いられる材料は一般に、これら材
料がより低い分子量でありまたあまり硬くないことはむ
しろ望ましくないことである。空隙や粒子がしばしば成
形されたレンズ中に存在し、光学的特性を低下させる屈
折性を呈する。射出成形されたレンズはさらに、密度の
変動と型の湯口の位置によって生じた歪みのため工具に
対する寸法上の正確さをなくす傾向がある。工具模写の
正確性はまた、通気と射出のような成形工程の他の態様
によって低下する。 【0011】眼内レンズ触覚体が上記のBissone
tte他の特許に示されるようにレンズの光学的部分と
共に一部材構造として成形され又は機械加工される。C
hase 他の米国特許第4,242,761号、Ka
plan他の米国特許第4,668,446号及びKn
oll 他の米国特許第4,936,849号に示され
るような他のレンズにおいて、これら触覚体は別体の部
材として製造され、続いてレンズに取付けられる。勿論
触覚体を製造し組立てるのに要する時間と労力が多いほ
ど得られる眼内レンズは高価となる。 【0012】重合体眼内レンズを製造するための改良さ
れた方法に対する要求が引続いて存在することは明らか
である。詳細には、比較的安価で効率的な高精度の方法
が必要とされている。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明は重合体レンズ
部材から眼内レンズを製造するための比較的安価で高精
度の方法を提供する。このレンズ部材は素材又は他の粗
造り製品とすることができ、表面を備えたレンズ生成領
域を有している。レンズ生成領域は完成されたレンズの
所望の外形に一致するよう外形が作られる。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明の方法は、物理的
陰性のレンズ生成領域として外形が形成されかつ物理的
陰性のレンズの所望の光学的表面構造を生み出す光学的
圧印加工用表面を有する押し型を用意することを含んで
いる。押し型の圧印加工用表面とレンズ部材の表面とは
、所定の型押し圧力で所定の型押し時間相互に係合する
よう押圧される。十分なエネルギが加えられ、レンズ部
材の表面をガラス変移温度以上でしかもレンズ部材の溶
融温度以下に加熱する。光学的表面構造はそのためレン
ズ生成領域の表面上に圧印加工される。押し型の圧印加
工用表面は、型押し時間の終了に続いてレンズ部材から
取外される。 【0015】好ましい実施態様においては、レンズ部材
はPMMAのセルキャストシートから焼ならし収縮を補
償するのに要求されるよりも大きな予め補償された寸法
に機械加工される。このレンズ部材は真空オーブン内部
で加熱することにより焼ならしされる。光学的圧印加工
用表面及び/又はレンズ部材は、レンズ部材の表面の中
心で相互に接触するよう、また型とレンズ部材とが係合
されるにしたがって半径方向外方に漸次広がる接触領域
を有するように、外形が作られる。この構造は、光学的
圧印加工用表面がレンズ部材の表面と係合するようにさ
れるときにガス抜きを容易にする。 【0016】単一又は複合の光学的表面構造はこの方法
を用いてレンズ生成領域に圧印加工することができる。 1つの実施態様において、押し型は物理的陰性の多焦点
回折領域プレートを含んでいる。他の実施態様は物理的
陰性の円環状レンズ表面を生み出す押し型の使用を含ん
でいる。 【0017】他の実施態様において、レンズ部材はまた
レンズ生成領域の周縁の周りに外形の形成された触覚体
生成領域を含んでいる。押し型はさらに物理的陰性の触
覚体生成領域として外形が形成されかつレンズの所望の
物理的陰性の触覚体構造を生み出す周縁の触覚体圧印加
工用表面を含んでいる。光学的表面構造と触覚体構造と
はレンズ部材の表面に圧印加工される。重合体材料がレ
ンズ部材から機械加工され完成されたレンズを生産する
ようにしている。レンズはまた研磨され残っている表面
の凹凸を取り去るようにする。 【0018】 【実施例】本発明により製造される眼内レンズ10が図
1に全体が図示されている。図示の実施態様では、レン
ズ10は第1の凸面14と第2の平らな表面16とを有
する本体12を有する平凸レンズである。多焦点回折領
域プレート18のような光学的表面構造が本体12上に
形成され図1の凸表面14上に示されている。レンズ1
0のような眼内レンズは外科的に移植されるようになっ
ており、触覚体20を含んでいる。レンズ10の本体1
2の直径は典型的には5.0から7.5mmの範囲であ
るが、任意の特別の用途に必要とされるのにしたがって
この範囲から変えることができる。レンズ10は円形の
形状として示されているが、その他の形状(例えば楕円
形)とすることができる。 【0019】本発明によりレンズ10を製造することの
できる方法の1つの実施態様の方法21が図2に示され
ている。製造方法21は、レンズ生成領域と触覚体生成
領域とが完成レンズ10の所望の全体形状に外形が形成
されるレンズ素材形成ステップ22で始まる。このレン
ズ素材はステップ24で焼ならしされる。焼ならしステ
ップ24は、構成されたレンズ素材における全ての残っ
ている化学的不安定性と残留応力とをなくする加熱工程
である。焼ならしステップ24に続いて、多焦点回折領
域プレート18と触覚体20の構造部分のような光学的
表面構造がレンズ素材の関連の形状形成領域上に加熱型
押しされる。加熱型押しは物理的陰性の所望の光学的表
面と触覚体構造を生み出す型押しラムの使用を伴う。光
学的表面と触覚体構造とは、このラムをこれら表面に係
合するよう押圧し熱を加えることにより、レンズ素材の
表面上に圧印加工される。完成されたレンズはステップ
28で示されるようにレンズ素材から機械加工される。 このレンズはまた残っている凹凸を機械加工された表面
から全て取除くため磨く(例えばタンブル研磨)ことが
できる。 【0020】素材構成ステップ22の間に製造されるも
のを象徴する素材30のようなレンズ部材が図3にその
全体が示されている。レンズ素材30は続いて図1に示
されるような平凸レンズ10を構成するため加工処理さ
れる。このため、共通の参照番号が図3において用いら
れ完成されたレンズ10上の構造に一致するレンズ素材
30の部分を確認できるようにする。レンズ素材30は
一部材の平らにされた円筒状ボタン又は基体32であり
、12のようなレンズ本体が最終的に得られる中央レン
ズ生成領域31を有している。触覚体が最終的に得られ
る触覚体生成領域33が図示の実施態様ではレンズ生成
領域31の周囲に延在している。 【0021】レンズ素材30は、完成されたレンズ10
の関連部分の外形に一致する外形又は全体形状を有する
レンズ生成領域31と触覚体生成領域33とを設けるこ
とにより、予備形成され又は半ば完成される。レンズ1
0を構成するため、素材30は、凸レンズ生成領域31
とレンズ生成領域からの距離が増大するよう外側に傾斜
する触覚体生成領域33とが設けられる。通気溝34の
ようなガス解放構造がレンズ生成領域31の表面14に
形成され、以下にさらに十分に記載される方法で加熱型
押し作用26が容易となるようにする。領域31と33
は好ましくは、領域プレート18と触覚体20のような
表面構造が重合体の最小の移動で完全に形成される程度
に、外形が形成される。レンズ素材30は凸レンズ生成
領域31と傾斜触覚体生成領域33とを含んでいるが、
31及び/又は33のような他の異なった形状に作られ
た領域を、与えられた用途の必要に応じて、素材に与え
ることができることを理解すべきである。 【0022】一例として、30のような素材は平坦な、
もしくは凹面形状の領域31又は円筒天井形領域33に
予め形成することができる。 【0023】レンズ素材30は多種類の熱可塑性重合体
材料のいずれからも射出成形又は圧縮成形することがで
きる。しかし、高分子量パースペックス商標PMMAが
レンズ素材30を構成するのに好適な材料であり、イン
ペリアルケミカルインダストリー,PLCからセルキャ
ストシートでのみ商業的に入手可能である。パースペッ
クスPMMAから構成されたレンズ素材30はしたがっ
てセルキャストシートから機械加工しなければならない
。ステップ22によりレンズ素材30を構成する機械加
工技術は一般に知られている。領域プレート18のよう
な表面構造はその後加熱型押し工程26の間にレンズ生
成領域31がもたらされるため、表面14は精密な公差
の光学的品質の仕上げに製造することを要しない。レン
ズ素材30が機械加工され又はこれ以外で構成される寸
法は、焼ならし工程24の間の予測される収縮に適応す
るよう予め補償される。パースペックスPMMAシート
は焼ならし工程24の間長手方向に約2%収縮する。 1つの実施態様では、レンズ本体12は0.7643イ
ンチ(19,413mm)の直径に機械加工されそれに
より焼ならしに伴って0.7480インチ(19mm)
の所望の直径となるようにしている。以下に記載される
ように、レンズ生成領域表面31の寸法はまた、加熱型
押し作用26の間のガスの排出を容易にするような形状
とすることができる。 【0024】焼ならし工程24は温和洗浄剤と水の中で
レンズ素材30を洗浄することにより開始することがで
きる。この洗浄されたレンズ素材30は脱イオン水で完
全にすすがれ、残っているくず又は物質を除去する。殺
菌水を最後のすすぎに用いることができる。 【0025】焼ならし工程24は、表面張力減少材料(
図示しない)が塗布され又は被覆された清浄基体(図示
しない)上に洗浄されすすがれたレンズ素材30を置く
ことにより続行される。ガラスシートがこの基体として
用いることができる。表面張力減少材料はレンズ素材3
0がガラスシートに付着するのを防止し、そのため低い
表面張力を有するようになる。この表面張力減少材料は
また多くの他の特性を有している。この材料はどのよう
な化学薬品又はガスをも加熱された時に物理的に劣化さ
せ又は変質させることがなく、焼ならし工程24の間に
レンズ素材30の汚染されるのを防止する。同じ理由で
、この材料は公知の合成物で微粒子が自由に移動できる
ものとする。糸ガラス又は米国ニュージャージー州、ド
ウバーのWhatman Paper 会社により製造
される#541及びGF/Aのようなろ過材料をこの目
的に用いることができる。 【0026】レンズ素材30を担持するガラス皿が加熱
サイクルの間真空オーブン(図示しない)の中に置かれ
る。汚染を防止するため、この真空オーブンはガラス皿
が置かれる前に注意深く清掃され続いて窒素又は他の乾
燥ガスで不純物が一掃される。1つの実施態様では、真
空オーブンは、乾燥窒素で大気圧に通気される前に少な
くとも25インチ(63.5cm)Hgの圧力に排気す
ることにより、2度掃除される。この装填されたオーブ
ンは加熱サイクルを受ける前に少なくとも25インチH
gに排気される。レンズ素材30が本発明の一実施態様
において受ける加熱サイクルは次の表に明記されている
。 【0027】             焼ならし加熱サイクルシーケ
ンス    時間変化          温度変化 
                 温度比率    
  30分      周囲温度から125℃    
  約200℃/Hr       30分     
 125℃から140℃          30℃/
Hr       2時間      140℃   
                      − −
      4時間      140℃から104℃
            9℃/Hr       4
時間      104℃             
            − −    18時間  
    104℃から32℃            
  4℃/Hr 【0028】加熱サイクルが完了する
と、オーブンは周囲温度に冷却されるが内部が空になる
まで真空に保たれる。真空は乾燥窒素をオーブン内に導
入することによって解放される。加熱サイクルの後レン
ズ素材30は、好ましくは酸素欠如の環境で、低い蒸気
透過率を有する微粒子−自由移動の乾燥貯蔵容器に移送
される。レンズ素材30は加熱型押し工程26の開始ま
でこの容器の中に貯蔵することができる。しかし、直ち
に加熱型押し工程26を開始しレンズ素材30の汚染を
防止するのを助けるようにするのが有利である。他の実
施態様では、レンズ素材30は清掃され、蒸気相凝縮加
熱室内での加熱型押し工程26のため表面が乾燥され予
熱される。ペルフルオリネート流体が沸とうされこの清
掃、乾燥及び予熱工程のため蒸気を発生させるようにす
ることができる。 【0029】上記の焼ならし工程24は多くの利点をも
たらす。レンズ素材30を収縮させるのに加えて残留応
力を減少させまたより良好な長時間の安定性を得るため
、レンズ素材は同時に乾燥される。したがって余分の加
熱過程は乾燥のために必要でなくなる。真空の使用はま
た、水分と重合体レンズ素材30に存在する又は加熱サ
イクルの間に遊離される全ての遊離単量体との除去を高
める。酸素による劣化はまた、焼ならし工程24が酸素
欠如環境で行われるため、防止される。 【0030】本発明の加熱型押し工程26を行うのに用
いることのできる装置の第1の実施態様の、加熱型押し
装置40が図4に示されている。加熱型押し装置40は
室41により包囲されるレンズ素材取付け装置42を含
んでいる。1つの実施態様では、室41は酸素の欠乏し
た室である。さらに室42内部には、第1空気シリンダ
46、型押しラム44、作動制御器48、圧力監視器5
0、冷却剤充満部51及び熱源52のような、圧力アク
チュエータが取付けられる。取付け装置42は加熱型押
し工程26の間レンズ素材30を堅く保持するよう形成
された基体である。図示の実施態様では、取付け装置4
2は管状部材57の中に位置する基底部材55を含み、
レンズ素材30を確実にしかも解放自在に受け入れる大
きさとした凹所58を形成するようにしている。第2の
空気シリンダ59が管状部材57に対し基底部材55を
駆動しレンズ素材30を取付け装置42から放出する。 【0031】型押しラム44は、機械加工又はその他の
方法で形成された光学的表面構造圧印加工用表面56と
触覚構造圧印加工用表面45(仮想線で示す)とを有す
る押し型54を含んでいる。圧印加工用表面56と45
は物理的陰性のレンズ生成領域31と触覚体生成領域3
3としてそれぞれ形成され、そのため圧印加工用表面5
6及び45は対応の生成領域と合致するようになる。素
材30と共に用いるよう構成された図4に示す実施態様
では、光学的圧印加工用表面56は凹面であり、これに
対し触覚体圧印加工用表面45は光学的圧印加工表面か
らの距離を増すよう上方に向って傾斜している。光学的
表面56はまた、レンズ素材30のレンズ生成領域31
上に圧印加工することが必要とされる回折多焦点領域プ
レート18のような鏡像又は物理的陰性の光学的表面構
造を含んでいる。触覚体20のような物理的陰性の触覚
体構造は同様に触覚体圧印加工用表面45に機械加工さ
れ又は形成される。1つの実施態様においては、型押し
ラム44は、高亜燐酸ニッケルの層が沈着された一定形
状の銅部材である。光学的圧印加工用表面は、加熱型押
し作用26の間に生成領域31上に光学的品質仕上げを
得るのに十分な公差に、このニッケル層上で機械加工さ
れる。 【0032】熱エネルギが加熱型押し工程26の間、素
材30のレンズ生成領域31に伝達される。伝達される
エネルギの量はレンズ生成領域31と触覚体生成領域3
3との表面を、レンズ素材30が構成される重合体のガ
ラス変移温度(Tg)より高く又は等しくしかもこの重
合体の溶融流動温度より低い温度に加熱するのに十分な
ものでなければならない。レンズ素材30が加熱される
温度は好ましくは、重合体材料の著しい又は受け容れら
れない化学的の又は分子の劣化を生じる温度よりは低く
する。ガラス変移温度より100℃以上は高くない温度
がおおよそこれらの要求に合致する。 【0033】図4に示される加熱型押し装置40の実施
態様では、熱源52が熱エネルギの供給源として設けら
れる。熱源52は数個の異なる方法のうちの1つ又は複
数の方法で必要なエネルギを供給することができる。第
1の方法は熱源52をレンズ素材30のレンズ生成領域
31と触覚体生成領域33を直接加熱するよう用いるこ
とである。熱源52はまた取付け装置42を加熱するた
め用いることができ、この場合は生成領域31と33は
取付け装置42を介して間接的に加熱される。第3の方
法では、熱源52は型54に取付けられたコイル(図示
しない)を含んでいる。圧印加工用表面56と45の熱
伝導性はコイルから生成領域31と33へ熱を伝達する
のに利用される。レンズ素材30はまた、室40の中に
配置される前に熱源52によって予め加熱することがで
きる。熱源52は普通の電気抵抗型の装置とすることが
できる。 【0034】冷却剤充満部51が冷却流体源(図示しな
い)に連結され、加熱型押し工程26の間に型54及び
/又はレンズ素材30を冷却するために用いられる。図
示の実施態様では、冷却剤充満部51は型54とレンズ
素材30とが係合する位置で凹所58の周りに配置され
た管状のリングである。充満部51の内面を貫通する開
口53が清浄な乾燥窒素のような冷却流体を型54及び
/又はレンズ素材30に導く。他の実施態様(図示しな
い)では充満部51は型54内部の冷却剤収容室である
。 【0035】空気シリンダ46は加熱型押し工程26の
間型54をレンズ素材30に押しつけるための相対運動
を与える。空気シリンダ46はアクチュエータ制御器4
8により制御され、型54を所定型押し圧力で所定型押
し時間レンズ素材30に係合させる。圧力監視器50が
レンズ素材30と型54との間に加えられる圧力の量を
決定するために用いられる。型54及び/又はレンズ素
材30はまたこの時間中冷却される。型押し時間の経過
に続いてアクチュエータ制御器48が空気シリンダ46
をレンズ素材30から離す。空気シリンダ59はレンズ
素材30を取付け装置42から放出するよう作動される
。工程26により加熱型押しされたレンズ素材30の頂
面図と側断面図が図6と7に、それぞれ示されている。 領域プレート18と触覚体20のような表面構造が、加
熱型押し工程26の後の残留応力により、レンズ本体1
2と触覚体生成領域33の内部にそれぞれ保持される。 【0036】加熱型押し工程26のパラメータである温
度、圧力及び時間は最も効果的に活用されかつ平衡され
、領域プレート18及び/又は触覚体20のような表面
構造の光学的品質の模写をレンズ素材30の対応生成領
域31と33に与え、またこれと同時にレンズ素材に加
えられる物理的応力と熱の量を最小にする。多焦点回折
領域プレート18を加熱型押しするための好結果の得ら
れるよう実施される1つの工程26は、クラス100の
イオン除去空気の毎分100フィート(30.48m)
の流れの清掃台において周辺室温(約20℃又は72°
F)で行われる。レンズ素材30は12時間周期で65
℃に予熱された。型54(この実施態様では光学的圧印
加工表面56のみを生み出し触覚体圧印加工表面45は
生み出さない)は、これがレンズ素材30と係合する前
に150°±3℃(300°±5°F)に、4.5Mパ
スカル(約650ポンド/平方インチ)の圧力で加熱さ
れる。この型押し圧力は、型54とレンズ素材30が9
3℃(200°F)の温度に冷却される30秒の型押し
時間の間、保たれる。 【0037】加熱型押し領域プレート18のための工程
26の他の実施態様では、室温のレンズ素材30が型5
4と係合する前に0.2から2.5分の時間周期で加熱
された基底部材55上に配置された。基底部材55は2
0℃から60℃(70°〜150°F)の温度に予熱さ
れる。型54はレンズ素材30と係合する前に177℃
から204℃(350°〜400°F)の温度に加熱さ
れる。3.0から4.5Mパスカル(433〜650ポ
ンド/平方インチ)の型押し圧力が用いられた。時間は
2.0〜5.3分であり、この間型54と基底部材55
は60℃(140°F)の温度に冷却される。 【0038】概して、型54の温度が増すにしたがって
型押し圧力は低下する。しかし時間は、型54が十分に
冷却して型54をレンズ素材30から取外すことができ
るように増大しなければならない。パラメータの広い範
囲を用いることができるのは明らかである。 【0039】レンズ素材30のレンズ生成領域31及び
/又は型54の圧印加工用表面56は、加熱型押し工程
26の間型とレンズ素材との間にガスが閉じ込められる
のを阻止するよう構成することができる。このような閉
じ込められたガスは、レンズ生成領域31上に領域プレ
ート18を正確に再現するのを妨げるものである。1つ
の実施態様では、レンズ生成領域31上に構成された1
つ又は複数の通気溝34が、ガスのための解放通路を提
供することによりガスの閉じ込められるのを防止するこ
とができる。通気溝34と型54は、溝34が加熱型押
し工程26の間重合体材料の移動によりなくなり又は充
たされるように形成しなければならない。 【0040】この他に、通気溝34の使用に加えて、型
54とレンズ生成領域31の相対的外形寸法を、光学的
圧印加工用表面56とレンズ素材30の表面14及び溝
34との間の接触面積が中心点で始まり型がレンズ生成
領域と係合するよう押しつけられるにしたがって半径方
向外側に広がるのを保証するように、構成することがで
きる。例えば図4に示す実施態様では、この作用は、圧
印加工用表面56をレンズ生成領域31の曲率半径より
若干大きい曲率半径を有するような外形に形成すること
によって、達成される。この構造は、型54とレンズ生
成領域31との間に型がレンズ生成領域と係合するよう
動かされるとき接触面積が生じるのに先だって、全ての
ガスが外側に向って進むことができるようにする。 【0041】加熱型押し工程26を実施するのに用いる
ことのできる装置の第2の実施態様である加熱型押し装
置60が図5に示されている。加熱型押し装置60は、
レンズ素材受け取付け器64を収容する酸素欠如室62
と、光学的圧印加工用表面68と触覚体圧印加工用表面
69とを有する押し型66と、空気シリンダ70と、空
気シリンダ制御器72と、圧力監視器74とを含んでい
る。加熱型押し装置60のこれら要素は、図4を参照し
て記載した加熱型押し装置40における対応部分と機能
的に一致させることができる。図示しないが、図4に5
1で示したような冷却剤充満部がまた取付け器64に取
付けることができる。しかし、加熱型押し装置60は、
加熱型押し工程26の間必要とされる熱エネルギを発生
するための超音波溶接器76を含んでいる。薄い可撓性
のインサート63が取付け器64とレンズ素材30との
間に挿入され取付け器の基部の表面構造がレンズ素材に
転写されるのを防止する。ゴム又は紙のインサート63
をこの目的に用いることができる。 【0042】超音波溶接器76は超音波ブースタ78と
ホーン80とを含んでいる。図5に示す実施態様では、
押し型66がホーン80に取付けられる。他の実施態様
では、超音波溶接器76は固定するよう取付けられ、空
気シリンダ(図示しない)が、取付け器64とレンズ素
材30とをホーン80に係合するよう作動される。超音
波溶接器76はBranson Model 4AE溶
接器とすることができる。ブースタ78により発生され
た超音波エネルギはホーン80により押し型66に伝達
される。40KHz の周波数の超音波エネルギを発生
するシルバーブースタ78が1つの実施態様で用いられ
る。グリーン及びブラック(1:2.5ゲイン)ブース
タが他の実施態様で用いられる。溶接器76から押し型
66に加えられる超音波エネルギは熱エネルギに変換さ
れ、加熱型押し工程26の間にレンズ生成領域31と触
覚体生成領域33との上に、光学的圧印加工用表面68
と触覚体圧印加工用表面69との高品質の模写をそれぞ
れ容易に得るようにする。この装置60を利用する1つ
の加熱型押し工程において、型66とレンズ素材30と
が係合される間の時間は、ブースタ78が作動される溶
接時間と、型押し圧力は依然として加えられるがブース
タ78は作動されない保持時間とに分割される。 【0043】型押し装置60で加熱型押し工程26を実
施するのに用いられる時間と圧力のパラメータは素材3
0上への圧印加工用表面68と69の模写を最適とする
よう変えることができる。グリーンブースタ78を用い
る一式の試験では、最良の領域プレートの複製(押し型
上には触覚体圧印加工用表面が形成されない)が型押し
圧力0.541〜0.65Mパスカル(78.5〜94
.3ポンド/平方インチ)、溶接時間3.0秒、保持時
間1.0秒で得られた。0.433Mパスカル(62.
8ポンド/平方インチ)と0.65Mパスカル(94.
3ポンド/平方インチ)との間の型押し圧力と1.0秒
から3.0秒の溶接時間とがまたグリーンブースタ78
による型押し工程26に用いられたが、圧印加工用表面
68の模写の品質は劣るものであった。ブラックブース
タ78による試験では、表面68の最良の模写は型押し
圧力0.433Mパスカル(62.8ポンド/平方イン
チ)、溶接時間400から500ミリ秒、保持時間1.
0秒で得られた。ブラックブースタ78を用いる品質の
劣る複製は溶接時間が3.0秒に延長された時に観察さ
れた。 【0044】装置60の他の実施態様の加熱型押し装置
60′が図22に示されている。共通の要素は共通の符
号で表わされるが、プライム符号(すなわち、′)が参
照番号につけられている。図示のように装置60′では
押し型66が素材受け取付け器64′に取付けられる。 レンズ部材30が型66の上に置かれる。工具81がホ
ーン80′に取付けられ、レンズ部材30に係合するよ
う形成される。工具81がレンズ部材30と作動された
ブースタ78′とに係合するよう押しつけられると、超
音波エネルギが工具81とレンズ部材30とを介してレ
ンズ部材と型66との間の接触面に伝達される。 【0045】図2においてステップ28により概略図示
されるように、レンズ10は、領域プレート18のよう
な光学的表面構造と触覚体構造20とが素材上に型押し
された後に素材30から機械加工される。加熱型押しさ
れた素材30からレンズ10を機械加工する1つの方法
は図8に示すように旋盤マンドレル90に素材の加熱型
押しされた表面をろう引きすることを含んでいる。マン
ドレル90と素材30とが回転されると、マンドレルと
反対側の素材の部分は、レンズ表面16を製造し触覚体
20を露出するよう移動することができる。ステップ2
8により素材30から機械加工されかつ依然として旋盤
マンドレルに付着しているレンズ10が図9に示されて
いる。機械加工ステップ28はまた他の公知の又はあり
ふれた技術を用いて行うことができる。レンズ10は公
知の方法を用いて研磨し機械加工された表面上の凹凸を
全てなくすることができる。 【0046】型54の光学的圧印加工用表面56は上記
実施態様におけるレンズ10を構成するため多焦点回折
領域プレートを含んでいるが、他の複合光学的表面構造
と簡単な光学的表面構造とを圧印加工用表面上に形成し
レンズに与えることができることが理解されるべきであ
る。一例として、レンズ生成領域31A上に加熱型押し
された環状表面構造を有するレンズ素材30Aが図14
に図示されている。素材30Aを構成するための環状圧
印加工用表面56Aを有する型54Aの断面が図15に
示されている。加熱型押しされたレンズ生成領域31A
と環状圧印加工用表面56Aの各曲率半径は図14と1
5に示す直角の(直交する)切断線に沿って相互に異な
っている。この環状特性は図14と15に比較的平坦か
つ急勾配の半径で描かれている。素材30Aと型54A
の他の特徴は上記したその対応部分と同じにすることが
でき、付加記号“A”を付した同一参照番号で表わされ
ている。 【0047】レンズ生成領域31B上に加熱型押しされ
た非球面多焦点光学的構造を有するレンズ素材30Bが
図16に図示されている。素材30Bを構成するための
非球面多焦点圧印加工用表面56Bを有する型54Bの
断面が図17に示されている。多球面の表面を有する多
焦点光学的構造を有するレンズ素材30Cと素材を構成
するための型54Cとが図18と19に、それぞれ示さ
れている。多曲面多焦点の加熱型押しされたレンズ素材
30Dと素材を構成するための型54Dとが図20と2
1にそれぞれ示されている。さらに、これらレンズ素材
と型の他の特徴は上記した対応部分と同じとすることが
でき、異なった付加記号を有する同一参照番号で表わさ
れている。 【0048】本発明によりレンズを製造することのでき
る方法の第2の実施態様の方法121が図10に図示さ
れている。方法121は図11に示す未完成レンズ本体
112のようなレンズ部材の製造で開始される。レンズ
本体112は図示の実施態様では平凸面部材であり、凸
レンズ生成領域114と平面レンズ生成領域116とを
含むような形状に作られる。レンズ本体112は触覚体
を含まず、方法21のステップ22を参照して記載した
レンズ素材30と同様な方法で構成することができる。 レンズ本体112はその製造に続いて図10に124で
示されるように焼ならしすることができる。レンズ本体
112のための焼ならし工程は上記したレンズ素材30
のための焼ならし工程と同じとすることができる。他の
実施態様(図示しない)では、レンズ本体112は、す
でに述べた工程24により焼ならしされた図3に示すよ
うな素材から機械加工される。 【0049】上記のような光学的構造はステップ126
に描かれているようにレンズ生成領域114と116の
一方又は両方に加熱型押しされる。レンズ本体112の
ための加熱ステップ126は上記のレンズ素材30の加
熱型押しステップ26と同じ方法で行うことができる。 触覚体(図示しない)がステップ128で示されるよう
に公知の又は普通の技術を用いて製造されレンズ本体1
12に取付けられる。 【0050】本発明によりレンズを製造することのでき
る方法の他の実施態様である方法221が図12に概略
示されている。方法221はステップ222で示すよう
にレンズ素材の製造で始まる。このレンズ素材(図示し
ない)は、方法21のステップ22を参照してすでに記
載されたレンズ素材30と同様の材料から同じ方法で製
造された平らな円筒状部材とすることができる。しかし
、外形の形成されたレンズ生成領域又は触覚生成領域を
設ける必要はない。その製造に続いて、レンズ素材は図
12に224で示されるように焼ならしされる。焼なら
し工程224は上記したレンズ素材30のための焼なら
し工程24と同じとすることができる。 【0051】焼ならし工程224の後、図13に示され
るような未完成のレンズ予備形成部材210がレンズ素
材から機械加工される。この機械加工ステップは図12
の226で図示されている。レンズ部材210は本体2
12と触覚体220とを含む一部材である。レンズ本体
212は第1の表面214と第2の表面216とを含み
、この両表面は図示の実施態様では凸面状に形成される
。レンズ部材210は方法21(図2)を参照して記載
したのと同様の技術を用いて素材から機械加工すること
ができる。レンズ部材210がこのように製造された後
、ステップ228で示すようにタンブル研磨され機械加
工により生じた表面の凹凸を全て除去する。本体212
はまたステップ228の間に研磨されるが、この研磨ス
テップの主要目的は移植可能な品質仕上げの触覚体22
0を得ることである。 【0052】すでに述べたような複合及び/又は簡単の
光学的表面構造が図12の230に示されるようにレン
ズ部材210の表面214と216上に加熱型押しされ
る。図4と5を参照して記載したのと同様な加熱型押し
装置がこれに関連する工程と共に、ステップ230を実
施するために用いられる。型押し装置40と60の型5
4と66はそれぞれ、触覚体220と係合するのを阻止
ししかもレンズ部材210が加熱型押しされるように(
例えば減少した直径を有するよう)構成される。装置4
0と60はまた、2つの押し型を有し表面214と21
6の両方を同時に加熱型押しできるような形状に構成す
ることができる。表面214と216はガス抜き溝を含
み及び/又は関連の押し型に対して寸法を決定し、加熱
型押しステップ230の間にガス抜きを容易にすること
ができる。 【0053】 【発明の効果】本発明のレンズ製造方法は多くの重要な
利点を有している。眼内レンズ上に光学的表面構造と触
覚体とを機械加工するのに必要とされる精密機械加工操
作に関連する費用を減少することができる。多焦点領域
プレート又は他の光学的構造における部品−部品の再現
性が大きく向上し、そのため検査工程を簡単にすること
ができる。この製造方法によりもたらされる表面の細部
はまた、後の研磨工程を要せず光学的基準に合致する表
面仕上げを有するレンズを提供する。加熱型押しする前
にレンズ又はレンズ素材を焼ならし形を作ることにより
、残留応力が最小となる。材料の移動と加熱型押しによ
ってもたらされる応力とは最小に保たれる。この製造方
法は重合体材料に著しく有害な化学的又は物理的変化を
発生させることがない。この方法は、多焦点単一視野表
面、非球面、円環、もしくは球面の半径、及び同一平面
もしくは異平面上の非同一中心の周面を含むアンダーカ
ットしない大概のレンズ構造のために用いることができ
る。アンダーカットされた表面はまた続く加熱型押しス
テップと異なる型とを用いて加熱型押しすることができ
る。 【0054】本発明は好適な実施態様を参照して記載さ
れているが、当業者ならば本発明の精神と範囲から逸脱
することなく、形式と細部に種々の変更を行うことがで
きることが認識されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法で製造することのできる回折多焦
点眼内レンズを示す斜面図である。
【図2】本発明の眼内レンズ製造方法を略示するフロー
チャートである。
【図3】本発明による眼内眼科用レンズを製造するのに
用いられるレンズ素材の断面図である。
【図4】眼内レンズを製造するため本発明で利用される
加熱型押し装置の第1の実施態様の断面図である。
【図5】本発明の眼内レンズを製造するのに用いられる
加熱型押し装置の第2の実施態様の断面図である。
【図6】圧印加工された後の図3に示されるようなレン
ズ素材の頂面図である。
【図7】図6に示す圧印加工されたレンズ素材の側断面
図である。
【図8】旋盤マンドレルに取付けられた後の図7に示す
レンズ素材の断面図である。
【図9】図8に示すレンズ素材から機械加工された完成
レンズの断面図である。
【図10】本発明の方法の第2の実施態様を略示するフ
ローチャートである。
【図11】図10に示す方法でレンズを製造するのに用
いられるレンズ部材の斜面図である。
【図12】本発明の方法の第3の実施態様を略示するフ
ローチャートである。
【図13】図12に示す方法により製造されるレンズ予
備形成部材の斜面図である。
【図14】円環状光学的表面を有するよう圧印加工され
たレンズ素材の頂面図である。
【図15】図14に示すようなレンズ素材を製造するた
めの円環状圧印加工表面を有する押し型の直角断面図(
図14の切断線に対応する)である。
【図16】非球面多焦点光学的表面構造を有する圧印加
工されたレンズ素材の頂面図である。
【図17】図16に示すようなレンズ素材を製造するた
めの非球面多焦点光学的構造を有する押し型の断面図で
ある。
【図18】多球面の表面を備える多焦点光学的表面構造
を有する圧印加工されたレンズ素材の頂面図である。
【図19】図18に示すようなレンズ素材を製造するた
めの多球面の表面を備える多焦点光学的構造を有する押
し型の断面図である。
【図20】多曲面多焦点光学的表面構造を有する圧印加
工されたレンズ素材の頂面図である。
【図21】図20に示すようなレンズ素材を製造するた
めの多曲面多焦点光学的表面構造を有する押し型の断面
図である。
【図22】図5に示す加熱型押し装置の他の実施態様の
断面図である。
【符号の説明】
10…眼内レンズ 12…本体 18…多焦点回折領域プレート 20…触覚体 30…レンズ素材 31…中央レンズ生成領域 33…触覚体生成領域 40…加熱型押し装置 42…レンズ素材取付け装置 44…型押しラム 45…触覚構造圧印加工用表面 54…押し型 56…光学的表面構造圧印加工用表面 60…加熱型押し装置 64…レンズ素材受け取付け器 66…押し型 68…光学的圧印加工用表面 69…触覚体圧印加工用表面 76…溶接器

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  眼内レンズの製造方法であって、1つ
    の表面を備えたレンズ生成領域を有しかつ完成されたレ
    ンズの所望の外形に一致するよう形成された、ガラス変
    移温度と溶融流動温度とを有する重合体レンズ部材を製
    造し、物理的陰性のレンズ生成領域として外形が形成さ
    れかつ物理的陰性のレンズの所望の光学的表面構造を生
    み出す光学的圧印加工用表面を有する押し型を用意し、
    押し型の光学的圧印加工用表面とレンズ部材の表面とを
    、所定の型押し圧力で所定の型押し時間、相互に係合す
    るよう押しつけ、レンズ部材の表面を重合体材料のガラ
    ス変移温度と溶融流動温度との間の温度に加熱しかつ光
    学的表面構造をレンズ生成領域の表面上に圧印加工する
    のに十分なエネルギを加え、型押し時間の経過に続いて
    押し型の光学的圧印加工用表面を重合体レンズ部材から
    取外す、ことを含んでなる眼内レンズの製造方法。
  2. 【請求項2】  加えるエネルギが押し型を加熱するこ
    とを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  加えるエネルギが所要時間の少なくと
    も一部の間超音波エネルギを含んでいる請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】  レンズ部材を用意することがポリメチ
    ルメタクリレートのレンズ部材を用意することを含んで
    いる請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  レンズ部材を用意することが、ポリメ
    チルメタクリレートのセルキャストシートを用意するこ
    とと、該シートからレンズ部材を機械加工すること、と
    を含んでいる請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】  レンズ部材を用意することが、焼なら
    しによる収縮を補償するのに必要とされるよりも大きな
    予め補償された寸法に、レンズ部材を機械加工し、レン
    ズ部材を焼ならしし、かつレンズ部材を所望の寸法に収
    縮させることを含んでいる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】  レンズ部材の焼ならしがレンズ部材を
    真空オーブンの中で加熱することを含んでいる請求項6
    記載の方法。
  8. 【請求項8】  乾燥窒素を導入することにより真空を
    オーブンから解放することをさらに含んでいる請求項7
    記載の方法。
  9. 【請求項9】  押し型を用意することが、最初にレン
    ズ部材の表面の中心に接触するよう形成されかつ次第に
    半径方向外側に広がる表面に接触する領域を有し圧印加
    工用表面がレンズ部材の表面と係合するよう押しつけら
    れるにしたがってガス抜きを容易にするような圧印加工
    用表面を有する押し型を用意することを含んでいる請求
    項1記載の方法。
  10. 【請求項10】  重合体レンズ部材を用意することが
    、レンズ生成領域の表面の少なくとも一部を横切って延
    びるガス抜き溝を有するレンズ部材を用意することを含
    んでいる請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】  押し型を用意することが、物理的陰
    性の複合光学的表面構造を生み出す圧印加工用表面を有
    する押し型を用意することを含んでいる請求項1記載の
    方法。
  12. 【請求項12】  押し型を用意することが、物理的陰
    性の回折多焦点光学的表面を生み出す圧印加工用表面を
    有する押し型を用意することを含んでいる請求項11記
    載の方法。
  13. 【請求項13】  レンズ部材を製造することが、外形
    の形成されたレンズ生成領域を含む一部材の重合体レン
    ズ素材と、レンズ生成領域の周囲の表面を有する外形の
    形成された触覚体生成領域とを製造することを含み、押
    し型を用意することが、外形の形成された光学的圧印加
    工用表面と、物理的陰性の触覚体生成領域として外形が
    形成されかつ物理的陰性のレンズの所望の触覚体構造を
    生み出す周囲の触覚体圧印加工用表面とを有する押し型
    を用意することを含み、圧印加工用表面を押しつけるこ
    とが、押し型の光学的圧印加工用表面及び触覚体圧印加
    工用表面とレンズ素材の対応レンズ生成領域表面及び触
    覚体生成領域表面とを、所定の型押し圧力で所定の型押
    し時間相互に係合するよう押しつけることを含み、十分
    なエネルギを加えることが、レンズ部材の表面を重合体
    部材のガラス変移温度と溶融流動温度との間の温度に加
    熱しかつ光学的表面構造と触覚体構造とをレンズ素材の
    表面上に圧印加工するのに十分なエネルギを加えること
    を含み、圧印加工用表面を取外すことが、型押し時間の
    経過に続いて光学的圧印加工用表面と触覚体圧印加工用
    表面とをレンズ素材から取外すことを含んでいる、請求
    項1記載の方法。
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