JPH0430264Y2 - - Google Patents

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JPH0430264Y2
JPH0430264Y2 JP1986162031U JP16203186U JPH0430264Y2 JP H0430264 Y2 JPH0430264 Y2 JP H0430264Y2 JP 1986162031 U JP1986162031 U JP 1986162031U JP 16203186 U JP16203186 U JP 16203186U JP H0430264 Y2 JPH0430264 Y2 JP H0430264Y2
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JP
Japan
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gutter
eaves
rainwater
hair
filter member
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JP1986162031U
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JPS6367125U (ja
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  • Sewage (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、軒樋の改良に関し、特に木の葉な
どのゴミが詰まることのない軒樋に関するもので
ある。
[従来の技術及びその問題点] 一般的に、軒樋は上方が解放面になつているた
め、樋溝に木の葉や小枝などのゴミが溜まり、溝
詰まりを起こし、ひいては軒樋からのゴミが立て
樋に流れ込み雨水が全く流れなくなるという問題
があつた。
そこで従来、第5図に示すような軒樋1の上方
解放面を覆うカバー体2を形成し、このカバー体
2に、雨水が流れこむための複数の穴3を所定間
隔置きに設けたものが知られている。
しかし、上記従来の軒樋1では、雨水が穴3と
穴3の間を流れ落ち、樋溝に流れ込む雨水の量が
少ないのみならず、木の葉が穴3をふさぎ、雨水
が穴3に流れ込むのを妨害するなどの問題があ
り、軒樋としての機能が余り生かされなかつた。
ここで、上記問題点を解決するものとして、実開
昭53−49721号公報に示す、軒といがすでに提案
されている。この軒といの構造は、上方が開口す
る軒とい体の少なくとも上部に、発泡材等で形成
された多数の細孔を有する多孔質の充填材が設け
られたものである。そして、この軒といは、木の
葉等のごみを充填材の上面で受けながら、流れ込
んできた雨水を、多数の細孔から内部に浸透させ
るように流入させて軒とい体内部に流れさせ、雨
水のみを排水させるようになつている。しかしな
がら、実開昭53−49721号公報に示した軒といは、
多数の直径数mmの細孔と、これら細孔と連通して
いる微小な直径の細孔により多孔質形状の充填材
が使用されており、木の葉等を除去して充填材内
部に流れ込んだ雨水は、軒とい体まで流れ込むま
で時間がかかる。すなわち、多孔質形状の充填材
は水はけが悪く、多量の雨水が流れ込んでくる
と、軒といの外部に雨水がこぼれ落ちてしまう可
能性があつた。また、土等の埃が雨水とともに微
小な直径の細孔に流れ込むと、多孔質の充填材で
は、埃により微小な直径の細孔がつまりやすく、
下側に流れ込んでいく雨水の流路が閉塞されて水
はけがさらに悪くなるおそれがあつた。さらに、
充填材は発泡材等で形成されているため表面に埃
が付着しやすく、長期間使用により付着した埃に
よる汚れが目立つて建物の美的外観を損ねるおそ
れがあつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
溝詰まりなどを起こすことがない軒樋を提供する
ものである。
[問題点を解決するための手段] この考案に係る軒樋は、樋溝に線状体を複雑に
絡ませて接触部分が接合され、かつ線状体間に無
数の毛状空〓体が形成されてなる立体網目構造の
濾過部材が嵌装され、前記濾過部材は前記樋溝の
横断面形状に適合する断面形状に形成されてなる
ことを特徴とするものである。
[作用] 樋溝に、線状体を複雑に絡ませて接触部武が接
合され、かつ線状体間に無数の空〓を有する毛状
空〓体が形成されてなる立体網目状構造の濾過部
材が嵌装されているので、木の葉や小枝などを樋
溝に溜まることなく落下させることができるのは
勿論のこと、上側から下側にかけて連続して形成
されている無数の空〓を有する毛状空〓体が、流
れ込んでくる雨水の流路とされているので、雨水
を毛状空〓体を伝わらせてスムースに樋溝内に流
れ落ちさせ、多量の雨水が流れ込んできても、軒
樋外部から雨水をこぼさずに十分に水はけが良好
な構造とされる。また、本考案の濾過部材は、発
泡材等で形成された充填材のように埃等がつまり
やすい微細な直径を有する細孔が形成されず、長
期間使用しても、雨水の水はけが常に良好とな
る。さらに、線状体により形成される濾過部材の
表面には埃が付着しずらく、埃による汚れが目立
たない。
[実施例] 以下、この考案に係る軒樋の実施例を第1図な
いし第3図を参照しながら説明する。図中符号4
は、屋根5の軒先に取り付けられた屋根一体型の
軒樋である。
前記軒樋4の樋溝6は、その横断面形状を略コ
字状に形成されており、軒樋4の上縁部4a,4
aは屋根5の下方延長線に沿うように形成されて
いる。
前記樋溝6内全体には、濾過部材7が嵌装され
ている。
前記濾過部材7は、第3図に示すように直径数
mmのポリエチレンの線状体8を複雑に絡ませ、か
つ互いの接触部分を接着剤あるいは熱加工により
互いの接触部分を接合され、前記線状体8間にで
きる無数の空〓9を有する毛状空〓体であつて、
いわゆる立体網目構造をなしている。
また、前記濾過部材7は、第2図に示すよう
に、その断面形状を前記樋溝6の横断面形状と略
同一に形成されている。従つて濾過部材7の上面
は軒樋4の上縁部4a,4aを結ぶ線に沿うとと
もに、屋根5の下方延長線にも沿うようになつて
いる。
上記実施例の軒樋4によると、樋溝6に濾過部
材7が嵌装されており、しかも、前記濾過部材7
はその断面形状を前記樋溝6の横断面形状と同一
に形成され、その上面が軒樋4の上縁部4a,4
a及び屋根5の延長線に沿つているので、屋根5
上に落ちた木の葉や小枝などのゴミは、樋溝4部
分に溜まることなく落下する。そして、屋根5か
ら流れ落ちた雨水は、上側から下側にかけて連続
して形成されて流れ込んでくる雨水の流路とされ
ている無数の空〓9を有する毛状空〓体内を伝わ
つてスムースに流れ込む。また、雨水を通過させ
る濾過部材7は、線状体を複雑に絡ませて接触部
分が接合され、かつ線状体間に無数の空〓9を有
する毛状空隙体の立体網目構造とされているの
で、流れ込んできた雨水は、無数の毛状空〓体内
部を通過して水はけを良くして樋溝6内に流れ落
とされ、立て樋(図示せず)へ流れ込む。これに
より、多量の雨水が軒樋4に流れ込んできても、
軒樋4外部から雨水をこぼさずに確実に立て樋へ
雨水が導かれる。また、濾過部材7の毛状空〓体
は、発泡材等のように埃等がつまりやすい微細な
直径を有する細孔が形成されず、長期間使用して
も、雨水が水はけが常に良好なものとなる。さら
に、線状体により形成される濾過部材の表面には
埃が付着しずらく、埃による汚れが目立たない。
次ぎに、上記実施例の変形例について説明す
る。なお、同一構成部分については同一符号を用
いてその説明を省略する。上記実施例において
は、濾過部材7を樋溝6の底面6aに接するよう
に樋溝6内全体に詰めるようにしたが、この変形
例に係る軒樋10は、第4図に示すように、樋溝
6の底面6aの上方に略断面コ字状のメツシユ体
11を配置し、樋溝6の底部に流水用の空洞12
を設けるとともに、このメツシユ体11の上部に
濾過部材7を嵌装するようにしたものである。
上記変形例の軒樋10によると、濾過部材7内
を流れてきた雨水は、メツシユ体11を通過して
空洞12を流れるので、軒樋10の水はけが更に
よくなる。
なお、上記実施例においては、濾過部材7の線
状体8の材料としてポリエチレンを使用したが、
これに限られるものではなく、他の合成樹脂製の
ものでもよく、金属でも日光、風雨、寒暖などに
対する耐候性のあるものならよい。
また軒樋4,10も屋根一体型のものに限られ
ず、通常の断面U字状の軒樋にも適用できるもの
である。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案に係る軒樋は、
線状体を複雑に絡ませて接触部分が接合され、か
つ線状体間に無数の空〓を有する毛状空〓体が形
成された立体網目構造の濾過部材が、樋溝の横断
面形状に適合する断面形状に形成されて樋溝に嵌
装された構造とされており、木の葉や小枝などを
樋溝に溜まることなく落下させることができるの
は勿論のこと、上側から下側にかけて連続して形
成されている無数の空〓を有する毛状空〓体が、
流れ込んでくる雨水の流路とされているので、雨
水を毛状空〓体を伝わらせてスムースに樋溝内に
流れ落ちさせ、多量の雨水が流れ込んできても、
軒樋外部から雨水をこぼさずに十分に水はけが良
好な構造とすることができる。また、本考案の濾
過部材は、発泡材等で形成された多孔質の充填材
のように埃等がつまりやすい微細な直径を有する
細孔が形成されず、長期間使用しても、雨水の水
はけを常に良好とすることができる。さらに、線
状体により形成される濾過部材の表面には埃が付
着しずらく、埃による汚れが目立たずに建物の美
観外観を、常に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この考案に係る軒樋の
実施例を示すもので、第1図はこの軒樋を軒先に
取り付けた状態を示す一部断面斜視図、第2図は
この軒樋を軒先に取り付けた状態を示す側面断面
図、第3図は第1図の−線部分の要部拡大断
面図、第4図は上記実施例の変形例を示す一部破
断斜視図、第5図は従来例を示す一部断面斜視図
である。 4……軒樋、6……樋溝、7……濾過部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樋溝に線状体を複雑に絡ませて接触部分が接合
    され、かつ線状体間に無数の空〓を有する毛状空
    〓体が形成されてなる立体網目構造の濾過部材が
    嵌装され、前記濾過部材は、前記樋溝の横断面形
    状に適合する断面形状に形成されてなることを特
    徴とする軒樋。
JP1986162031U 1986-10-22 1986-10-22 Expired JPH0430264Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986162031U JPH0430264Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986162031U JPH0430264Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS6367125U JPS6367125U (ja) 1988-05-06
JPH0430264Y2 true JPH0430264Y2 (ja) 1992-07-22

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JP1986162031U Expired JPH0430264Y2 (ja) 1986-10-22 1986-10-22

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JPS5914580Y2 (ja) * 1976-09-30 1984-04-28 松下電工株式会社 軒とい

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JPS6367125U (ja) 1988-05-06

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