JPH04301867A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04301867A
JPH04301867A JP3091711A JP9171191A JPH04301867A JP H04301867 A JPH04301867 A JP H04301867A JP 3091711 A JP3091711 A JP 3091711A JP 9171191 A JP9171191 A JP 9171191A JP H04301867 A JPH04301867 A JP H04301867A
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JP
Japan
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developer
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toner
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JP3091711A
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English (en)
Inventor
Masato Ogasawara
真人 小笠原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザプリンタ
、電子複写機等、現像剤を用いて被転写材への画像形成
を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、レーザプリンタ、電子複写機等の
画像形成装置における被転写材への文章等の印字率は5
%程度である。一方、封筒の宛先などを印字した場合の
印字率は0.5%程度であり、通常の文章を印字したと
きの約1/10の現像剤しか消費されない。
【0003】図11は、二成分現像剤を用いたレーザプ
リンタでプリントを行った場合の印字率と画像濃度およ
び画像の白地かぶりの発生率との関係を示す図である。 同図から、印字率が低い程画像濃度が低く、白地かぶり
も増大することが分かる。その原因を調査したところ、
図12に示すように、現像剤の平均粒径と白地かぶりの
発生率との間に相関があり、また、同様に現像剤の平均
粒径と画像濃度との間にも相関があることが明らかにな
った。即ち、現像剤の平均粒径が小さくなる程、画像濃
度が低下し白地かぶりが増大する。
【0004】また、印字率と現像剤の平均粒径との関係
は次の通りである。即ち、印字率が低いということはそ
れだけ現像器内での現像剤の新陳代謝が悪く、同じ現像
剤が長期間現像器中に止まっていることになる。したが
って、現像剤は現像ローラや攪拌ローラの回転によって
何度も現像器の内壁に擦られて粉砕を繰返し、小粒径化
して行くものと考えられる。
【0005】また、現像剤が一成分の場合、印字率が低
いと画像濃度の低下が即座に現れる。つまり、一成分現
像剤では、印字率が低い場合、感光体ドラム上に付着す
ることなく現像ローラ上に止まった現像剤が何度も現像
剤層厚規制部材(ドクタ)等で摩擦され、この結果、現
像剤の帯電量が上昇するからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の画
像形成装置では、印字率の低い画像形成処理が続いて現
像剤の消費量が低下すると、現像剤の平均粒径が徐々に
小さくなって行き、このことが、画像濃度の低下やかぶ
りの増大をもたらすという問題があった。
【0007】本発明は、このような課題を解決するため
のもので、通常の画像形成処理時の印字率に拘らず、現
像剤の消費量を常に最適化して画像濃度の低下やかぶり
の増大を押さえることのできる画像形成装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すべく、像担持体上に形成された潜像を現像剤を用いて
可視化する現像手段と、この現像手段により前記像担持
体の表面に付着した現像剤を転写材に転写する転写手段
と、この転写手段による転写処理後、前記像担持体の表
面に残存する現像剤を除去する清掃手段と、前記像担持
体上の潜像とは関係なしに前記現像手段により現像剤を
付着させることを指示する指示手段と、この指示手段に
よる指示がなされた際、前記現像手段により前記像担持
体上に現像剤を付着させ、この付着した現像剤を前記転
写手段によって転写処理を行い、かつ前記清掃手段によ
り除去するように前記現像手段、転写手段および清掃手
段を動作させる制御手段とを具備してなる構成としたも
のである。
【0009】
【作用】本発明の画像形成装置では、像担持体上の潜像
とは関係なしに現像手段により現像剤を付着させること
を指示する指示手段により指示された際、制御手段が、
現像手段により像担持体の表面に付着した現像剤を転写
手段による転写処理を行いながら、清掃手段により除去
するよう現像手段、転写手段および清掃手段を動作させ
るので、通常の画像形成処理時の印字率に拘らず、現像
剤の消費量を常に最適化することができ、この結果、画
像濃度の低下やかぶりの増大を有効に押さえることが可
能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1は、本発明に係る一実施例の画像形成
装置であるレーザプリンタの断面図である。
【0012】同図において、100はレーザプリンタの
装置本体を示している。この装置本体100の上面には
、プリント後の用紙が収容される第1の排紙部である凹
部101が形成されている。また、この装置本体100
の一方側面にはプリント子の用紙が排出される第2の排
紙部である開口部102が設けられており、この開口部
102より排出された用紙は装置本体100に着脱自在
に取り付けられた排紙トレイ103の上に載置されるよ
うになっている。
【0013】さらに、この装置本体100の下部には、
用紙カセット104、105が挿脱可能な状態で収納さ
れているとともに、右側面部にはレーザプリンタの各種
操作を行なうための操作パネル106および機能追加用
フォントカード、アプリケーションソフト用カード等の
各種ICカード挿脱用の開口部(いずれも図示しない)
が形成されている。
【0014】さらに、装置本体100の内に収容された
各用紙カセット104、105のぞれぞれの近傍には、
各用紙カセット104、105に収容された被転写材で
ある用紙Pを最上のものから順番に取り出して第1の用
紙搬送路W1へ供給するための給紙ローラ111、11
2が配設されている。この用紙搬送路W1は用紙搬送ガ
イド113〜116と2組の用紙搬送路ローラ117、
118とから構成されており、各用紙搬送ガイド113
〜116は装置本体の側面カバー119と一体となって
支軸120を中心に装置本体100に対して開閉可能と
なっている。
【0015】また、この第1の用紙搬送路W1の下流側
には用紙Pを画像転写位置に向けて搬送するための第2
の用紙搬送路W2が配置されている。この第2の用紙搬
送路W2は用紙搬送ガイド121、122と一対のアラ
イニングローラ123とから構成されている。なお、ア
ライニングローラ123の上流側には、用紙Pの通過を
検出するためのアライニングスイッチ124が配置され
ている。
【0016】さらに、装置本体100の側面カバー11
9の上方に位置する部分には、第2の用紙搬送路W2と
合流する手差し給紙用搬送路W2′が設けられている。 なお、125は用紙Pを手差し給紙用搬送路W2′に導
くための手差しガイドである。
【0017】また、アライニングローラ123の下流側
には、用紙Pを最終的に画像転写位置に導くための第3
の用紙搬送路W3が形成されている。この第3の用紙搬
送路W3は、上下一対の用紙搬送ガイド127、128
と転写ガイドローラ129により構成されている。
【0018】130は電子写真プロセスユニットである
。図2に電子写真プロセスユニット130を拡大して示
す。
【0019】同図に示すように、この電子写真プロセス
ユニット130は、像担持体としての感光体ドラム13
1の周囲に、矢印で示す回転方向に沿って、感光体ドラ
ム131の表面を均一に帯電させるための帯電手段とし
てのスコロトロンからなる帯電装置132、感光体ドラ
ム131の表面に形成された静電潜像をトナーTとキャ
リアCとからなる二成分現像剤Gを用いて現像する現像
手段としての現像装置133、感光体ドラム131の表
面に付着した用紙P上に転写するための転写手段として
の転写装置134、転写後に感光体ドラム131の表面
に残存するトナーTを除去する清掃手段としてのドラム
クリーナ装置135、及び除電手段としての除電ランプ
136を順に配置して構成されている。
【0020】現像装置133は、現像ケース137内に
、内部に磁石を持つ現像ローラ138と2つの攪拌ロー
ラ139、140とを配設して構成されている。また、
この現像装置133には、消費されたトナーTを補給す
るためのトナー補給装置141が取り付けられている。
【0021】また、ドラムクリーナ装置135は、クリ
ーナケース142内に、感光体ドラム131から除去し
たトナーtが収容されているトナー収容部143と、感
光体ドラム131の表面と接触してその表面に付着した
残留トナーTを掻き落とすための弾性ブレード144と
、掻き落とされたトナーTをトナー収容部143に搬送
するトナー搬送ローラ145とを配列してなっている。
【0022】また、図1において、150はレーザ露光
ユニットを示している。このレーザ露光ユニット150
は、レーザダイオード(図示せず)を収容したケース1
51、、レーザダイオードのレーザ光を集光する集光レ
ンズ装置152、集光レンズ装置152からのレーザ光
を偏光する偏光装置153、Fθレンズ154、反射ミ
ラー155、防塵ガラス156とから構成されている。
【0023】また、158は前述の感光体ドラム131
と転写装置134との間の画像転写位置を通過した用紙
Pを定着装置160に導く第4の用紙搬送路W4を構成
する用紙搬送ガイドである。
【0024】定着装置160は、ヒートローラ161と
このヒートローラ161に圧接される加圧ローラ162
とを主要構成としている。これらヒートローラ161及
び加圧ローラ162は、それぞれ上部ケーシング163
及び下部ケーシング164により囲まれている。これに
より用紙P上へのトナー像の定着に必要な温度雰囲気を
確保するようにしている。さらに、ヒートローラ161
の周囲には、ヒートローラ161の表面を清掃するため
のクリーナ165、ヒートローラ161の表面温度を検
出するためのサーミスタ166、溶融定着を終えた用紙
Pの先端を確実にヒートローラ161から剥離させるた
めの用紙剥離ガイド167がそれぞれ配置されている。
【0025】また、この定着装置160の下流側には、
用紙排出ガイド171、第1の排紙ローラ対172、ゲ
ート装置173、用紙排出ガイド対174、第2の排紙
ローラ対175が順に配設されている。ゲート装置17
3は用紙Pの排出先を第1の排紙部(凹部101)また
は第2の排紙部(開口部102)のいずれかに切換える
ものである。
【0026】また、図1に示すように用紙カセット10
4と105との間には、プリント配線基板ユニット20
0が配設されていて、各種装置の動作制御を行う制御手
段201を構成している。また、この制御手段201は
、指示手段としての前記操作パネル106からの入力、
あるいは図示しないホストからの入力により、現像装置
133による現像剤G中のトナーTの使用量が少ない場
合、後述するダミー印字により現像剤G中のトナーTを
強制的に使用すべく、感光体ドラム131の表面にトナ
ーTを付着させるように制御可能となっている。
【0027】そして、以上の構成からなるレーザプリン
タにおいて、転写装置134を除く電子写真プロセスユ
ニット130の各構成部は、一体となって装置本体10
0内より着脱可能となっている。すなわち、装置本体1
00の上面には開閉可能なトップカバー180が設けら
れ、このトップカバー180の内面にレーザ露光ユニッ
ト150が固定されている。このトップカバー180は
、その一端部を軸に上方に最大60°程度にまで回動し
得るようになっている。
【0028】つぎに、この実施例の作用及び動作につい
て説明する。
【0029】まず、帯電装置132の働きで感光体ドラ
ム131の表面電位は約−700Vとなる。この後、画
像情報に基づきレーザ露光ユニット150からのレーザ
光が感光体ドラム131の表面に選択的に照射され、こ
の結果、レーザ光が照射され多感光体ドラム131の表
面部分の電位が約−100Vとなって静電潜像が形成さ
れる。
【0030】一方、現像装置133内の現像ローラ13
8には約−500Vのバイアス電圧が印加されており、
静電潜像を保持した感光体ドラム131がこの現像ロー
ラ138と接触すると、感光体ドラム131と現像ロー
ラ138との間の約400Vの電位差によって、現像ロ
ーラ138上に磁力で付着しているトナーTは感光体ド
ラム131の表面のレーザ照射部分に付着する。この結
果、感光体ドラム131表面の静電潜像がトナー像とな
って可視化される。
【0031】この後、感光体ドラム131表面上のトナ
ー像は、転写装置134との間に搬送されてきた用紙P
上に転写され、さらに、トナー像の転写を受けた用紙P
は定着装置160に送り込まれてトナー像の定着処理が
行なわれる。
【0032】一方、用紙P上に転移することなく感光体
ドラム131上に残留したトナーTは、ドラムクリーナ
装置135の弾性ブレード144により掻き落されてト
ナー収容部143内に回収されている。
【0033】この後、感光体ドラム131の表面電位は
、除電ランプ136からのタングステン光で均一化され
て次の印字サイクルに備えられる。
【0034】さらに、上記のように構成されたレーザプ
リンタは、現像装置133内の現像剤G中のトナーTを
強制的に消費するための現像剤強制消費モードを動作モ
ードの一つとして持っている。以下、この動作モードに
よる一連の動作をダミー印字と呼ぶ。
【0035】このダミー印字は、所定のパターンの静電
潜像を感光体ドラム131の表面に形成してこれを現像
装置133により可視化した後、用紙P上へのトナーT
の転写を行なうことなく、感光体ドラム131の表面に
付着したトナーTを全てドラムクリーナ装置135によ
り除去することを基本動作としている。
【0036】次にダミー印字の具体的なプロセスタイミ
ングについて説明する。
【0037】ダミー印字は、レーザプリンタのウォーミ
ングアップ中及びスタンバイ中、さらには通常のプリン
ト動作中に行なうことができる。
【0038】図3はダミー印字をレーザプリンタのウォ
ーミングアップ中またはスタンバイ中に行なう場合のタ
イミングチャート、図4はダミー印字を通常のプリント
動作の間に挟んで行なう場合のタイミングチャートをそ
れぞれ示している。
【0039】ダミー印字をウォーミングアップ中及びス
タンバイ中に行なう場合、転写装置134の動作はオフ
のままとする。また、この場合、次の点に留意する必要
がある。図5に示すように、感光体ドラム131の直径
を2γ(mm)、帯電と現像のなす角度をθ(°)、感
光体ドラム131の周速をP(mm/sec )とする
と、帯電立上げ時間t0 及び立ち下げ時間t3 、現
像バイアスの立上げ時間t2 及び立ち下げ時間t5 
のそれぞれの間には、 t2 −t0 =t5 −t3 =(2πγ×θ/36
0)/Pの関係がほぼ成り立っている必要がある。すな
わち、t2 −t0 >(2πγ×θ/360)/Pの
場合では、感光体ドラム131へのキャリアの付着が発
生する虞れがあり、また、逆に、 t2 −t0 <(2πγ×θ/360)/Pの場合で
は、感光体ドラム131への不必要なトナー付着が発生
する虞れがある。
【0040】また、図4に示したように、通常のプリン
ト動作中のダミー印字は、ファーストプリントの前、各
プリント間及びラストプリントの後に行なう。同図にお
いて、t10〜t11、t14〜t15及びt18〜t
19がダミー印字のための露光が可能なタイミングであ
る。
【0041】また、この場合、転写装置134はダミー
印字として感光体ドラム131の表面に付着していると
きでもオンしている。
【0042】ダミー印字領域で転写装置134をオフす
るような制御もできるが以下のような問題点がある。
【0043】その第1点として、転写制御が複雑になる
【0044】また、第2点として、現像剤G中に少量の
逆極性(正極性)に帯電したトナーTが存在し、感光体
ドラム131上にうっすら付着している。転写装置13
4を「オン」していれば正極性の転写チャージで逆極性
トナーTは電気的に感光体ドラム131に押し付けられ
て用紙Pに付着しない。ところが転写装置134を「オ
フ」していると、図6で示すように用紙Pの先端や後端
部に付着してかぶり上となる。
【0045】次にダミー印字のパターンについて説明す
る。
【0046】ダミー印字のパターンは、感光体ドラム1
31上の現像剤G中のキャリアCの付着が起こり難いも
のでなくてはならない。感光体ドラム131上にキャリ
アCが存在すると、ドラムクリーナ装置135の弾性ブ
レード144で感光体ドラム131のクリーニングを行
なうとき、キャリアCが感光体ドラム131の表面に擦
り付けられるので感光体ドラム131を傷付けることに
なる。
【0047】そのため、“1ドット置きの1ドット線”
や“2ドット置きの2ドット線”等の細か過ぎるような
パターンは避けるべきである。何故ならば、この場合、
図10に示すように、感光体ドラム131上でのエッジ
効果によりパターン中の未露光部分の表面電位が高くな
り、この部分にキャリアCが付着し易くなる。
【0048】また、ダミー印字のパターンは、トナーT
の飛散を起こし難いものでなくてはならない。そのため
、ベタ黒画像等の粗いパターンも避けなければならない
。すなわちこの場合、パターンの中央部において感光体
ドラム131の表面へのトナーTの吸着力が弱くなり、
この部分でトナーTの飛散を起こし易くなる。
【0049】さらに、ダミー印字のパターンはクリーニ
ング不良を起こし難いものでなくてはならない。“1ド
ット置きの1ドット線”等の細かいパターンは部分的に
エッジ効果が強調されて感光体ドラム131とトナーT
との吸着力が強くなり、弾性ブレード144でトナーT
を除去し切れない場合がある。
【0050】また、感光体ドラム131の端部にダミー
印字を設けたり、局部にダミー印字のパターンが集中す
ると、弾性ブレード144で掻き取ったトナーTの一部
がトナー収容部143に収容されることなく外部にこぼ
れ落ちる事態が生じる虞れがある。
【0051】以上の点から、理想的なダミー印字のパタ
ーンは、感光体ドラム131の端部を除く位置で、長手
方向に均一なトナー量を有し、かつ適度なエッジ効果が
得られるもので、1辺が3mm程度の正方形を基本とし
た市松模様の白・黒パターンを、感光体ドラム131の
両端部20mm程度を除く部分で均一に印字するのが好
ましい。
【0052】ダミー印字で消費されるトナーTの量は、
市松模様のダミー印字パターンを印字する面積、つまり
、感光体ドラム131の周方向の長さと長手方向の長さ
とで調整することができる。ただし、長さは、前述した
ように、トナーTが転写装置134に吸収されないよう
な範囲で選択しなければならない。また、長さは、ダミ
ー印字パターンが感光体ドラム131の各端部より20
mm以上、好ましくは50mm程度以上離れる範囲で選
択しなければならない。
【0053】また、市松模様の正方形の辺の長さとして
は、レーザプリンタの解像度が300ドット/インチな
らば約0.3〜5mmの範囲が望ましい。すなわち、市
松模様の正方形の辺の長さが0.25mm以下では局部
的なエッジ効果の強調により感光体ドラム131へのキ
ャリア付着が生じ易くなり、5mmを越えるとトナー飛
散を起こし易くなる。本実施例では、感光体ドラム13
1の長さ方向に206mmの幅(レターサイズ紙の最大
印字可能幅)で、市松模様の正方形の一辺を0.42m
m(5ドット分の長さ)とした。
【0054】また、この実施例のレーザプリンタは、被
転写材である用紙Pに対する印字率を基に次のようなダ
ミー印字の制御を行なっている。以下、このダミー印字
制御の方法について説明する。
【0055】ここで、レーザプリンタの最大印字可能幅
Wと用紙Pの長さLで形成される面積(W×L)中の印
字可能なドット数をDALL 、レーザビームの発光回
数をDとすると、印字率はD/DALL で表される。 ここでレーザビームの発光回数は、画像情報に基づいて
レーザダイオードに送られるビデオデータの“0”の回
数をカウントすることで得られる。
【0056】また、DALL を求めるための用紙Pの
長さLは、アライニングスイッチ124が一旦「オン」
になってから「オフ」になるまでの時間から計算するこ
とができる。すなわち、アライニングスイッチ124に
より用紙Pの通過が検出され続けた時間をt(sec 
)、用紙Pの搬送速度v(mm/sec )とすると、
用紙Pの長さL(mm)はt×vで計算され、さらに、
この用紙Pの長さLから次のような方法でDALL は
求められる。
【0057】図7に示すように、例えば、B5サイズの
用紙Pの場合、プリンタの最大印字可能幅(レターサイ
ズ)は216mmであるが、両端部の各5mmは上述し
た理由によりダミー印字を避ける必要があるため実質的
には206mmが最大印字可能幅となる。また、このレ
ーザプリンタでは、1インチ幅の中に300個のドット
を印字できることから、最大印字可能幅206mmの中
には計2433ドットの印字を行なうことが可能となる
。また、B5サイズ用の長さは257mmであるが、上
下両端部の各5mmはダミー印字を避ける必要があるた
め、最大印字可能長さは247mmとなる。したがって
、B5サイズ用紙の縦方向には計2917ドットの印字
を行なうことができることになる。このことからB5サ
イズ用紙のDALL は、2433×2917=709
7061ドットであることが求められ。
【0058】そして、このDALL をD(レーザビー
ムの発光回数)で割って求められた率を基にダミー印字
の制御が次のようにして行なわれる。
【0059】ある用紙Pへのプリントの結果、印字率が
規定の印字率以下、例えば2%以下であった場合、図8
に示すように、そのプリント動作の直後(印字率が2%
以下であったプリント動作と次のプリント動作との間)
においてダミー印字を行なう。なお、図8は感光体ドラ
ム131上のパターンを展開した図である。また、印字
率が2%以下のプリントが一連の最終であれば、最終プ
リント終了後にダミー印字を行なった後、プリント動作
を立ち下げる。
【0060】さらに、この実施例において、ダミー印字
は、通常の画像形成処理によって消費されるトナー量と
ダミー印字によって消費されるトナー量との合計が、規
定の印字率、例えば5%に相当するトナー量になるよう
に制御される。
【0061】例えばA4サイズの用紙に対して1%の印
字率で印字が行なわれた場合、最大印字可能幅は206
mmであることから、用紙横方向において印字可能なド
ット数は2433ドット、また、用紙長さ方向において
印字できるドット数は3389ドットとなる。したがっ
て、DALL は2433×3389=8245437
ドットである。
【0062】これに対し、市松模様の一本分に含まれる
ドット数は、正方形の辺が5ドットで構成されている場
合、6082ドットとなる。ここで4%分のダミー印字
を行なうなら、全体の4%分のドット数は329817
ドットである。したがって、329817÷6082か
ら、54.2本分の市松模様によるダミー印字を行なえ
ば良いことになる。なお、この場合における印字率のし
きい値は5%以内なら何%でもかまわない。
【0063】さらに、この実施例のレーザプリンタでは
、以上のダミー印字を行なうトナーTの強制消費モード
を盛り込んだ動作モードとダミー印字を行わない通常の
動作モードとが別々に用意され、ユーザは各動作モード
を任意に選択できるようになっている。
【0064】すなわち、この選択操作は、指示手段、す
なわち、レーザプリンタの操作パネル106上もしくは
ホストより行う。
【0065】これにより、トナーTの強制消費による電
子写真プロセスユニット130の交換サイクルの短縮を
押さえることができる。
【0066】表1は、以上のダミー印字制御の方法をま
とめた表である。
【0067】
【表1】 かくして、この実施例のレーザプリンタによれば、印字
率の低いプリント動作が続いても、トナーTの強制消費
モードによるダミー印字の実行により、現像装置133
内のトナーTを最適なペースで消費させて新陳代謝を活
性化することができ、これにより、画像濃度の低下やか
ぶりの増大を押さえることが可能となる。
【0068】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0069】先の実施例では、感光体ドラム131の長
手方向に市松模様からなる均一なパターンをダミー印字
パターンとして形成するようにしたが、他の方法として
、図9に示すように、用紙Pの外形に対応する位置を除
く感光体ドラム131の周面にダミー印字を行なうよう
にしても良い。
【0070】この方法の場合、感光体ドラム131に対
する長手方向の転写範囲を用紙Pの幅に合せて制限して
、ダミー印字パターンが形成された感光体ドラム131
の周面部は転写処理の範囲外とすることにより、複雑な
転写装置134のオン/オフ制御が不要となる。
【0071】また、この方法の場合、感光体ドラム13
1に対するレーザビームの1走査毎にレーザビームの「
オン」時間を計時して印字率を求めることにより、1走
査単位でダミー印字の制御を行うことが可能となる。
【0072】つぎに、図10を用いてこの実施例の効果
について説明する。一成分現像剤G(トナーTという)
を用いて、例えば用紙Pの前半部分が空白で後半部分に
だけ画像が存在するような印字を行った場合、空白部分
で現像ローラ138上のトナーTの帯電量が高くなり、
この結果、画像部の先端部分に現像ローラ138の回転
分の濃度の低い部分が発生する。
【0073】こうした場合、レーザビームによる感光体
ドラム131の1走査毎に印字率を求め、印字率が規定
の値よりも低い場合に、ダミー印字を感光体ドラム13
1の両端部に行なうようにする。これにより、同一紙面
上での画像濃度の変動を阻止することができ、高品位の
画像を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、通常の画像形成処理時に印字率に拘らず、
現像剤の消費量を常に最適化することができ、この結果
、画像濃度の低下やかぶりの増大を有効に押さえること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のレーザプリンタの断面
図。
【図2】図1のレーザプリンタにおける電子写真プロセ
スユニットを示す断面図。
【図3】ウォーミングアップ中、スタンバイ中における
ダミー印字の具体的なプロセスタイミングを示すタイミ
ングチャート。
【図4】プリント動作中におけるダミー印字の具体的な
プロセスタイミングを示すタイミングチャート。
【図5】図2における感光体ドラムと帯電装置及び現像
ローラとの位置関係を示す図。
【図6】図2における感光体ドラムと転写装置との位置
関係を示す図。
【図7】印字率の計算に必要な印字可能ドット数の計算
方法を説明するための図。
【図8】ダミー印字パターンを載せた感光体ドラムの表
面を展開した図、
【図9】本発明の他の実施例を説明するための斜視図。
【図10】図9に示した実施例の効果を説明するための
図。
【図11】二成分現像剤を用いたレーザプリンタにおけ
る印字率と画像濃度及び画像の白地かぶりの発生率との
関係を示す図。
【図12】現像剤の平均粒径と白地かぶりの発生率との
相関を示す図。
【符号の説明】
130…電子写真プロセスユニット、106…操作パネ
ル(指示手段)、131…感光体ドラム(像担持体)、
132…帯電装置(帯電手段)、133…現像装置(現
像手段)、134…転写装置(転写手段)、135…ド
ラムクリーナ装置(清掃手段)、201…制御手段、G
…現像剤、T…トナー、C…キャリア、P…用紙(被転
写材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  像担持体上に形成された潜像を現像剤
    を用いて可視化する現像手段と、この現像手段により前
    記像担持体の表面に付着した現像剤を転写材に転写する
    転写手段と、この転写手段による転写処理後、前記像担
    持体の表面に残存する現像剤を除去する清掃手段と、前
    記像担持体上の潜像とは関係なしに前記現像手段により
    現像剤を付着させることを指示する指示手段と、この指
    示手段による指示がなされた際、前記現像手段により前
    記像担持体上に現像剤を付着させ、この付着した現像剤
    を前記転写手段によって転写処理を行い、かつ前記清掃
    手段により除去するように前記現像手段、転写手段およ
    び清掃手段を動作させる制御手段と、を具備することを
    特徴とする画像形成装置。
JP3091711A 1991-03-29 1991-03-29 画像形成装置 Pending JPH04301867A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016173550A (ja) * 2014-05-16 2016-09-29 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016173550A (ja) * 2014-05-16 2016-09-29 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御装置

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