JPH04301818A - 空間光変調素子 - Google Patents

空間光変調素子

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JPH04301818A
JPH04301818A JP9271891A JP9271891A JPH04301818A JP H04301818 A JPH04301818 A JP H04301818A JP 9271891 A JP9271891 A JP 9271891A JP 9271891 A JP9271891 A JP 9271891A JP H04301818 A JPH04301818 A JP H04301818A
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JP
Japan
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light
layer
writing
photoconductive layer
incident
Prior art date
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Pending
Application number
JP9271891A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Asami
剛尚 浅見
Shigeo Shimizu
滋雄 清水
Toshio Konno
昆野 俊男
Atsushi Nakano
淳 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入射光像に対応する電
界を、光導電層の導電性変化によって光変調層に印加し
て光変調を行う空間光変調素子にかかり、特に光変調層
として高分子中に液晶が分散保持された高分子液晶複合
体を用いた空間光変調素子における光導電層の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】高分子中に液晶が分散保持された光変調
層を用いた空間光変調素子としては、たとえば図6に示
すものがある。同図において、情報記録層としての光変
調層10の書込み光入射側には、誘電体ミラ−12,不
導体の遮光膜14が各々順に積層して形成されている。 そして、この遮光膜14の更に書込み光入射側には、光
導電層16が積層されており、更にその外側には、透明
電極18,ガラス基板20が各々積層されている。他方
、光変調層10の読出し光入射側には、透明電極22,
ガラス基板24が各々積層されている。そして、透明電
極18,22間には、適宜の駆動用電源26が接続され
ている。
【0003】このような空間光変調素子の作用を説明す
ると、所望される情報を含んだ書込み光は、矢印F1で
示すように素子の光導電層16に入射する。光導電層1
6では、書込み光の強度に対応した電荷像が形成される
。他方、光変調層10には、矢印F2で示すように読出
し光が入射する。ところが、この光変調層10には、光
導電層16に形成された電荷像による電界が影響してお
り、この電界の程度,別言すれば書込み光の強度に対応
した光変調が行なわれることとなる。光変調層10によ
って変調を受けた読出し光は、誘電体ミラ−12によっ
て反射され、矢印F3で示すように出力される。
【0004】なお、遮光膜14は、誘電体ミラ−12を
突き抜けた読出し光が光導電層16に達して電荷像を乱
し、読出し画像のコントラストの低下が起こらないよう
にするためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術では、次のような不都合がある。 ■誘電体ミラー12及び遮光膜14を形成する必要があ
り、その形成工程に時間がかかる。また、それらの膜厚
管理や完全な読出し光の反射,遮光が困難である。 ■誘電体ミラー12及び遮光膜14が有限の抵抗値を有
するため、得られる画像に影響がでる。 ■画像の書込み,読出しを行う光学系が複雑となる。本
発明は、この点に着目したもので、簡便な構成で良好に
画像の書込み,読出しを行うことができる空間光変調素
子を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高分子液晶複
合体によって構成された光変調層に書込み光の強度分布
に対応する電界を印加する光導電層が、電荷生成層と電
荷移送層とによって構成されている空間光変調素子にお
いて、第1の可視領域以外の波長の光を吸収して電荷を
生成するとともに、第2の可視領域の波長の光を透過す
る電荷生成層を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明によれば、書込み光と読出し光とを、同
一方向から光導電層に入射して透過型の構成とすること
ができるので、誘電体ミラーや遮光膜は省略される。書
込み光は、光導電層の電荷生成層で吸収されて電荷を生
成する。この電荷が電荷移送層によって移送されると、
光変調層に書込み光の強度分布に対応する電界が印加さ
れるようになる。読出し光は、光電導層を透過して光変
調層に入射し、ここで印加電界に応じて変調を受ける。
【0008】
【実施例】以下、本発明による空間光変調素子の実施例
について、添付図面を参照しながら説明する。なお、上
述した従来例と同様又は相当する構成部分については、
同一の符号を用いることとする。
【0009】<実施例1>最初に、図1乃至図3を参照
しながら、本発明の実施例1について説明する。図1に
は、実施例1の構成が示されている。同図において、光
導電層30は、電荷生成層32と電荷移送層34とによ
って構成されている。そして、電荷生成層32と透明電
極18との間にはブロッキング層36が形成されており
、電荷移送層34と光変調層10との間には、ブロッキ
ング層38が形成されている。
【0010】以上の各部のうち、まず、ブロッキング層
36が、ITOによる透明電極18が形成されたガラス
基板20上に形成される。このブロッキング層36とし
ては、ポリビニルアルコール(PVA)が用いられ、0
.2μmの厚さにディップコート法によって成膜される
。このブロッキング層36は、透明電極18から電荷生
成層32への電荷の注入を防止するためのものである。
【0011】次に、このブロッキング層36の上に、電
荷生成層32としてチタニルフタロシアニン(TiOP
c)が800Åの厚さに真空蒸着法によって成膜される
。更に、その上に、電荷移送層38として、ポリカーボ
ネート中にヒドラゾン化合物を重量比1:1で分散させ
た膜を、1μmの厚さにディップコート法によって成膜
する。
【0012】次に、光変調層10としては、ポリマ分散
型液晶が用いられている。ポリマ分散型液晶としては、
たとえばBDH社の液晶E−9(BDH社)が用いられ
る。この液晶を、ポリエステルオリゴマとアクリル酸系
モノマの重量比6:4の混合溶液に70重量%溶かして
均一溶液を得る。そして、この溶液に、重合開始剤とし
てメルク社製のDarocure1173を5重量%混
入する。そして更に、その混合溶液を厚さ10μmのセ
ルに溶液を注入するとともに、紫外線を照射して硬化,
相分離させる。これによって、高分子中に液晶が分散保
持された高分子液晶複合体が形成される。
【0013】なお、TiOPcによる電荷生成層32の
吸光度特性は、図2に示すようになる。このグラフから
、波長650〜700nmに顕著な吸収があることがわ
かる。そこで、本実施例では、書込み光として、波長6
70nmの半導体レーザ光が用いられ、読出し光として
波長436nmの青色光が用いられる。
【0014】次に、このような光変調層10と光導電層
30との間には、ポリビニルアルコール(PVA)によ
るブロッキング層38が0.8μmの厚さにディップコ
ート法によって設けられている。このブロッキング層3
8は、電荷移送層34中の電荷移送剤が光変調層10に
溶け出すのを防止するためのものである。
【0015】次に、図3を参照しながら、以上のように
構成された実施例1の空間光変調素子に対する情報の書
込み,読出し装置について説明する。同図において、レ
ーザ発振器40から出力された情報を含む書込み光は、
光学系42を介してハーフミラー44に入射するように
なっている。他方、このハーフミラー44には、光源4
6から出力された読出し光が、光学系48を介して入射
するようになっている。これらの光は、ハーフミラー4
4を介して上述した構成の空間光変調素子50に入射す
るようになっている。空間光変調素子50における透明
電極18,22には、駆動用の直流電源52が接続され
ており、その光出力側には、光学系54が設けられてい
る。この光学系54の出力側には、シュリーレン光学系
を構成するためのピンホール56を介してスクリーン5
8が配置されている。
【0016】次に、以上のような実施例1の作用につい
て説明する。まず、空間光変調素子50に対する情報書
込みの動作から説明する。レーザ発振器40から出力さ
れた情報を含む書込み光は、光学系42,ハーフミラー
44を各々介して空間光変調素子50の光導電層30の
電荷生成層32に入射する。この電荷生成層32では、
入射光が図2に示す特性によって吸収され、その吸収部
分で電荷が生成される。生成された電荷のうち正電荷は
、電荷移送層34の作用によって移送される。
【0017】この結果、光導電層30における書込み光
の照射部分の抵抗が低下し、直流電源52による電界が
光変調層10にかかるようになる。全体としてみると、
光変調層10には、入射光強度分布に対応する電界が印
加されるようになる。このため、光変調層10が駆動さ
れて電界印加部分が透明状態となる。
【0018】次に、以上のようにして空間光変調素子5
0に書き込まれた情報の読出しの動作について説明する
。光源46から出力された読出し光は、光学系48を介
してハーフミラー44に入射し、更に空間光変調素子5
0に入射する(図1矢印F4参照)。読出し光は、最初
に、光導電層30に入射するが、図2に示したように吸
収の程度が低い波長が選択されているので、吸収されず
そのまま透過して光変調層10に達する。
【0019】光変調層10では、その透明度の分布に応
じて読出し光が透過し、これによって情報の読出しが行
われる(図1矢印F5参照)。なお、光変調層10にお
いて書込み光が照射されていない部分では、読出し光は
散乱される。読出し光は、光学系54,ピンホール56
を各々介してスクリーン58上に照射され、読み出され
た像がスクリーン58上に形成されることになる。
【0020】本実施例に関して試作した空間光変調素子
によれば、直流電源52による印加電圧150Vで良好
な白黒画像の書込み,読出しを行って、スクリーン58
上への投影を行うことができた。
【0021】<実施例2>次に、図4を参照しながら、
本発明の実施例2について説明する。なお、上述した実
施例1と同様又は相当する構成部分については、同一の
符号を用いる。本実施例では、光導電層60が電荷生成
層62と電荷移送層64とによって構成されており、電
荷生成層62はTiOPcによって3〜10μmのピッ
チのストライプ状に形成されている。なお、電荷生成層
62のストライプの間は、電荷移送層64によって埋め
られている。その他の構成部分や各部の膜厚などは、実
施例1と同様である。
【0022】このような空間光変調素子に対する書込み
,読出しは、図3に示した装置によって行われる。図5
には、書込み時の様子が示されており、書込み光はたと
えば矢印F6で示す範囲で光導電層60に入射する。 光が入射した光導電層60では、上述した実施例と同様
に電荷が生成されて抵抗値が低下する。しかし、電荷生
成層62におけるストライプのピッチが十分小さいため
、TiOPcが存在しない領域に対応する光変調層10
側にも直流電源52による電界がかかるようになる。 図示の例では、10Aで示す領域に電界がかかるように
なる。このため、電荷生成層62がストライプ状である
にもかかわらず、電界は書込み光の強度分布に良好に対
応して光変調層10に印加されるようになり、良好な白
黒画像が得られる。また、書込み光,読出し光の利用効
率も向上する。
【0023】<他の実施例>なお、本発明は、何ら上記
実施例に限定されるものではなく、たとえば、ブロッキ
ング層36,38としてシリコン樹脂を用いるようにし
てもよい。その他の部分の材料,形状なども同様である
。また、情報の書込み,読出しの光波長についても、何
ら上記実施例に限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による空間
光変調素子によれば、光導電層の電荷生成層を、第1の
可視領域以外の波長の光を吸収して電荷を生成するとと
もに、第2の可視領域の波長の光を透過するように構成
したので、次のような効果がある。 (1)書込み光と読出し光を同一方向から光導電層に入
射して遮光膜や誘電体ミラーを省略することができるの
で、それらの製造工程が省略できる。 (2)また、情報の書込み,読出しを行う光学装置の構
成が簡略化できる。更に、光路が一方向なので光損失が
少ない。光導電層をストライプ状に構成するようにすれ
ば、更に光損失の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空間光変調素子の実施例1を示す
構成図である。
【図2】実施例1における電荷生成層の吸光度特性を示
すグラフである。
【図3】実施例1における情報の書込み,読出し装置の
一例を示す構成図である。
【図4】本発明の実施例2を示す構成図である。
【図5】実施例2における情報書込み時の様子を示す説
明図である。
【図6】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…光変調層、12…誘電体ミラー、14…遮光膜、
18,22…透明電極、20,24…基板、30,60
…光導電層、32,62…電荷生成層、34,64…電
荷移送層、36,38…ブロッキング層、40…レーザ
発振器、42,48,54…光学系、44…ハーフミラ
ー、46…光源、50…空間光変調素子、52…直流電
源、56…ピンホール、58…スクリーン、F1,F4
,F6…書込み光入射方向、F2,F4…読出し光入射
方向、F3,F5…読出し光出力方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  高分子液晶複合体によって構成された
    光変調層に書込み光の強度分布に対応する電界を印加す
    る光導電層が、電荷生成層と電荷移送層とによって構成
    されている空間光変調素子において、第1の可視領域以
    外の波長の光を吸収して電荷を生成するとともに、第2
    の可視領域の波長の光を透過する電荷生成層を備えたこ
    とを特徴とする空間光変調素子。
JP9271891A 1991-03-29 1991-03-29 空間光変調素子 Pending JPH04301818A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001023946A1 (fr) * 1999-09-28 2001-04-05 Hamamatsu Photonics K.K. Dispositif de modulation optique spatiale

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