JPH04301760A - 横波超音波による超音波測定方式 - Google Patents

横波超音波による超音波測定方式

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JPH04301760A
JPH04301760A JP3092850A JP9285091A JPH04301760A JP H04301760 A JPH04301760 A JP H04301760A JP 3092850 A JP3092850 A JP 3092850A JP 9285091 A JP9285091 A JP 9285091A JP H04301760 A JPH04301760 A JP H04301760A
Authority
JP
Japan
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transverse
probe
ultrasonic
wave
waves
Prior art date
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Pending
Application number
JP3092850A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Miyajima
宮島 猛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP3092850A priority Critical patent/JPH04301760A/ja
Publication of JPH04301760A publication Critical patent/JPH04301760A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/048Transmission, i.e. analysed material between transmitter and receiver

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、横波超音波による超
音波測定方式に関し、詳しくは、横波二探触子法により
コンクリートやモルタル等のセメントを用いた構造物(
以下セメント構造物)などの強度試験について低周波超
音波測定を行う場合に適する横波測定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の保有耐久力の診断のためにコン
クリート構造体がどの程度の強度を有しているか、特に
経年劣化したコンクリート構造物の強度の判定について
非破壊的で簡便な評価の方法の開発についての要望が建
築業界や資材業界をはじめ各種分野に強くある。現在、
コンクリート強度を判定する場合などに最も直接的な方
法として採用されているのは、コンクリート構造体から
直接コアサンプルを採取してこれに対して強度試験を試
みることである。しかし、これは、構造体に部分的に損
傷を加えることになり、手間と費用の点から好ましい方
法ではない。
【0003】このような手段を採らずに簡便かつ非破壊
的に行う構造物の現場強度試験方法として、現在シュミ
ットハンマによる反発硬度測定法や超音波パルス速度法
、そしてこれらの併用法などが用いられている。この中
で超音波パルス速度法は、縦波の音速を用いて行うもの
であって、比較的簡便な方法として利用価値が高い。 しかし、現在のところ論理的あるいは実験的な研究の域
にあって、実用的なものになってはいない。コンクリー
ト等の構造物を透過する超音波の周波数は、8kHz〜
800kHz程度であり、金属材料の場合と比較して2
桁以上も低い。そのため、超音波の指向性は非常に鈍く
、また、パルスを使用しているためにその論理的な解析
が難しいというのが実用化をはばんでいる。その結果、
超音波を利用するコンクリート構造体の強度評価は、精
度的にみても、また、信頼性から言っても実用の面から
みてほど遠いところにある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発明者等は、
研究を重ね、その結果として縦波の音速のみならず横波
の音速や減衰率を利用することでより実用的なコンクリ
ート構造体の強度評価方法を見い出した。しかし、低周
波領域で横波発生型超音波プローブを利用してコンクリ
ート構造体の音速や減衰率を測定した場合には横波とと
もに縦波が発生し、これが横波測定での障害となり超音
波測定が難しくなる。この発明は、このような問題点を
解決するものであって、横波の超音波を利用して超音波
測定を行う場合に縦波と横波とが混在した状態でも横波
の先頭位置が容易に検出できる横波超音波による超音波
測定方式を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の横波超音波に
よる超音波測定方式の特徴は、送信プローブが少なくと
もほぼ円形のプローブであって、送信プローブと受信プ
ローブの振動方向が90度ずれて配置され、受信プロー
ブで受信した信号のうち信号が位相反転している位置を
横波超音波の先頭位置として検出するものである。
【0006】
【作用】このように、送信プローブをほぼ円形のプロー
ブとし、受信プローブの振動方向を90度ずらせること
により、横波とともに発生する縦波に対してこれより9
0度位相のずれた横波を受信することができ、これらの
位相の相違で縦波と横波との区別ができる。その結果、
受信信号において位相反転位置を検出すれば、その位置
が横波の先頭位置になる。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の横波超音波による超音波
測定方式を適用した一実施例の測定状態と受信波形の説
明図であり、図2は、測定システム全体の説明図、図3
は、横波発生型円形プローブの振動形態の説明図、図4
は、横波発生型プローブの振動動作についての説明図で
ある。図1の(a)に示す送信プローブ1,受信プロー
ブ2は、それぞれ横波発生型の超音波プローブ(円板型
プローブ)であって、例えば、その外径Rが40mmφ
(図3参照)、その厚みDが20mmの幅(図3参照)
であり、材質としてはPZTであってポアソン比が0.
3程度の材料である。このような送信プローブ1,受信
プローブ2を用い、図2に示すように送信プローブ1を
試験体6の下側に設け、上側に受信プローブ2を配置し
、送信プローブ1と受信プローブ2とによりコンクリー
ト構造体である試験体6を上下で挟み、透過法によって
この試験体6における横波の減衰率と音速とを測定する
。 なお、7は、低周波超音波計測器であって、ここでは、
100kHzの周波数を用いて測定を行う。
【0008】ここで、送信プローブ1と受信プローブ2
とは、その振動方向が90度ずれて配置されている。図
1の(a)に示す断面図において、送信プローブ1の振
動方向を矢印で示すように、試験体6に対して送信側プ
ローブ1が紙面に平行な上下方向で横振動するのに対し
て符号で示すように受信プローブ2が紙面に垂直方向に
横振動する。この受信プローブ2により変換された電気
信号としての受信波形は、(b),(c)に示すように
、送信側プローブ1の横波振動に応じて同時に発生する
縦波成分3がその伝播速度が速いことから先に受信され
て現れ、その後に伝播速度の遅い横波成分4が現れる。 送信プローブ1と受信プローブ2との振動方向が同じ場
合には、これらが連続して図(c)のような状態の受信
信号となり、どこからが横波の先頭位置か分からない。 しかし、(a)に示すように、送信プローブ1の振動方
向に対して受信プローブ2側を90度ずらせると、(b
)に示すように縦波と横波との接続点において位相反転
部分5が現れ、ここで縦波と横波とが接続されている状
態が分かる。
【0009】位相反転部分5が現れるのは、送信プロー
ブ1が円形のプローブであることによるものであって、
図3に示すように、送信プローブ1の振動方向がX方向
にあると仮定すると、最初の駆動で矢印X方向の横振動
が発生し、これが点線で示すような楕円の形態で伸張す
る体積変形が起こるとすると、最初のX方向の振動の作
用としてそれに対して90度ずれた矢印Y方向にもX方
向の伸張に応じて収縮し、X方向の収縮に応じて伸張す
る横振動が発生していると考えられる。この90度ずれ
たY方向の横振動による横波は、X方向の横方向振動に
より発生する横波に対し、その位相が180度ずれる。 そこで、受信プローブ2の配置を送信プローブ1に対し
て90度ずらせることでこの位相の横波を検出すること
ができる。一方、X方向の横振動に対応して厚さ方向D
にはポアソン比に応じた縦方向の変形が生じ、これによ
る縦波が発生する。その振動は、X方向の横波振動にそ
の位相が対応している。その結果として前記(b)に示
すような位相反転部分5を伴った受信信号波形が受信プ
ローブ2を介して得られる。
【0010】ここで、横波超音波の伝播時間は、図4の
(a)に示すように、まず、送信プローブ1と受信プロ
ーブ2とを直接90度ずらせた形態で接触させて送信波
からの時間to をスレッシュホールドVTHを越えた
受信信号の位置で検出して測定し、次に、同図(b)に
示すように、送信プローブ1と受信プローブ2とにより
試験体6を挟んで直接90度ずらせた形態で送信波から
の同様な時間tm をスレッシュホールドVR を越え
た受信信号の位置で検出し、これらの差の時間tをt=
tm −to により求めることができる。なお、スレ
ッシュホールドVR は、受信波の立上がり位置の電圧
であって、電圧Vmax から所定の係数Rをかけて求
められる値である。
【0011】実際の測定に当たって位相反転部分5の位
置の検出は、オシロコープ上で得られる図1の(b)の
受信波形を観察して位相の反転している位置(位相反転
部分5)までの時間tを読取ることでもよいが、図4の
(b)に示すように位相反転部分5に対応させてゲート
5aを設定してスレッシュホールドを設けることで容易
に等価的に位相反転位置を検出を検出でき、ここまでの
時間を求めることで、時間to ,時間tm を求める
ことがきる。このように送信プローブ1と受信プローブ
2との振動方向を90度ずらせることで縦波と横波が混
在してもオシロコープ上で明確に横波の先頭位置が判別
でき、横波の先頭位置を検出することができる。
【0012】以上説明してきたが、実施例における測定
周波数や測定対象は一例であって、この発明は、必ずし
もコンクリート構造体での測定に限定されるものではな
い。また、送信プローブは、横波の振動方向に対して9
0度ずれた位置で横波振動が発生するような形態の円形
であればよく、完全な円形である必要はない。
【0013】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にあって
は、送信プローブをほぼ円形のプローブとし、受信プロ
ーブの振動方向を90度ずらせることにより、横波とと
もに発生する縦波に対してこれより90度位相のずれた
横波を受信することができ、これらの位相の相違で縦波
と横波との区別ができる。その結果、受信信号において
位相反転位置を検出すれば、その位置が横波の先頭位置
になり、横波発生型プローブを使用した場合に必然的に
発生する縦波に対して特別に発生防止手段を講じなくて
も正確に横波超音波による超音波測定が可能になり、そ
の測定が単にプローブの配置だけで簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  図1は、この発明の横波超音波による超音
波測定方式を適用した一実施例の測定状態と受信波形の
説明図である。
【図2】  図2はその測定システムの全体的な説明図
である。
【図3】  図3は横波発生型円形プローブの振動形態
の説明図である。
【図4】  図4は横波発生型プローブの振動動作につ
いての説明図である。
【符号の説明】
1…送信プローブ、2…受信プローブ、3…縦波成分、
4…横波成分、5…位相反転部分、6…試験体、7…低
周波超音波計測器。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  横波発生型超音波の送信プローブによ
    り横波超音波を被検体に対して照射し、この被検体を透
    過した超音波を横波型の受信プローブで受信することに
    より超音波測定を行う超音波測定方式において、前記送
    信プローブは少なくともほぼ円形のプローブであって、
    前記送信プローブと前記受信プローブの振動方向が90
    度ずれて配置され、前記受信プローブで受信した信号の
    うち信号が位相反転している位置を前記横波超音波の先
    頭位置として検出することを特徴とする横波超音波によ
    る超音波測定方式。
  2. 【請求項2】  信号の位相反転位置は、オシロコープ
    上で表示される透過波の映像により検出することを特徴
    とする請求項1記載の横波超音波による超音波測定方式
  3. 【請求項3】  オシロコープ上で表示される透過波の
    映像により観測される信号の位相反転位置に対応してゲ
    ートを設定して横波超音波の先頭位置を検出することを
    特徴とする請求項2記載の横波超音波による超音波測定
    方式。
JP3092850A 1991-03-29 1991-03-29 横波超音波による超音波測定方式 Pending JPH04301760A (ja)

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JPH04301760A true JPH04301760A (ja) 1992-10-26

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JP (1) JPH04301760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008139325A (ja) * 2008-01-16 2008-06-19 Toshiba Corp 超音波探傷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008139325A (ja) * 2008-01-16 2008-06-19 Toshiba Corp 超音波探傷装置

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