JPH04300941A - ポリマーブレンド - Google Patents

ポリマーブレンド

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JPH04300941A
JPH04300941A JP3348581A JP34858191A JPH04300941A JP H04300941 A JPH04300941 A JP H04300941A JP 3348581 A JP3348581 A JP 3348581A JP 34858191 A JP34858191 A JP 34858191A JP H04300941 A JPH04300941 A JP H04300941A
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polymer
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blend
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mol
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JP3348581A
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Edward E Lafleur
エドワード・ユーアート・ラフラー
Robert M Amici
ロバート・マーク・アミーチ
William J Work
ウイリアム・ジエイムズ・ワーク
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Rohm and Haas Co
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Rohm and Haas Co
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • C08L29/02Homopolymers or copolymers of unsaturated alcohols
    • C08L29/04Polyvinyl alcohol; Partially hydrolysed homopolymers or copolymers of esters of unsaturated alcohols with saturated carboxylic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L39/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a single or double bond to nitrogen or by a heterocyclic ring containing nitrogen; Compositions of derivatives of such polymers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N−ビニルラクタム又
はN−ビニルアミドとのアルキルメタクリレートのある
種のコポリマーとブレンドされた、高い割合のビニルア
ルコール単位を含有するポリマーのブレンド、特に溶融
加工可能なブレンドに関するものである。本発明は更に
、遮断及び強度特性の有用なバランス、例えばガスの透
過に対する良好な抵抗性、低い吸水能及び包装使用に適
当である靭性/モジュラスバランスを示す、シート、フ
ィルム、繊維その他の成形物の形態の、これらのポリマ
ーのブレンド、特に溶融加工ブレンドに関するものであ
る。コポリマー添加物が更に共重合された酸又は無水物
モノマーから誘導される単位を含有するときには、加工
性及び特性の一層の改善が見られる。
【0002】
【従来の技術】有用なガス透過特性、例えば酸素、炭酸
ガス、水等の通過に対する抵抗性を持つ材料であると考
えられるすべての合成ポリマーのうち、次の構造
【化3
4】 の単位から構成され、そして次の構造
【化35】 〔構造中RはH又は−(CH2)m−CH3であり、そ
してmは0〜7、好ましくは0である〕の単位から構成
される出発ポリマーである、ビニルアセテート及び関連
ビニルエステルのホモポリマーの全加水分解によって一
般的に製造されるポリマーであるポリ(ビニルアルコー
ル)(PVOH)は、小さい分子の通過に対して最も不
浸透性であると位置づけられている。PVOHは、高い
凝集エネルギー密度及びヒドロキシ基の極性によってこ
の特性を有している。ヒドロキシ基の網目の存在は、こ
のポリマー(PVOH)をガスに対しては非透過性であ
るが、同時に水分に対しては感受性にしている。−OH
官能基の高い極性から生じる強い分子間相互作用は、P
VOHの融解温度を分解温度の付近に作り出している。 その結果、融解は分解を伴なう。分解は非常にはげしい
ので、PVOHはそれ自体では溶融押出も射出成型もす
ることができない。
【0003】上に述べた限界は、ビニルエステル以外の
モノマーとのビニルアセテートコポリマー、特にオレフ
ィン、例えばエチレン、プロピレン、ブテン−1等との
コポリマーの製造、次いで加水分解によって克服された
。エチレン/ビニルアセテートコポリマーの加水分解に
より、PVOHの望ましい特性を示すが、親水性環境に
おける性能、例えば湿時強度において、又溶融加工性に
おいてPVOHよりすぐれているポリマーが得られる。 しかし、これらのコポリマーは、小さい分子へのポリマ
ーの透過性のかなりの増大を示す。低いモル比率、例え
ば約5〜約25モル%のエチレンを有するポリマーは、
可塑剤の助けなしに溶融加工してフィルムにすることが
できないという点でポリ(ビニルアルコール)に似てい
る。
【0004】PVOHを溶融加工可能にするためには、
外部可塑剤の添加によって結晶性をこわす工程が取られ
ている。PVOHの最もよく知られた可塑剤の中にはポ
リオールがある。これらはポリエチレングリコール、グ
リセロール及びネオペンチルグリコールを包含する。P
VOHのために可塑剤として小さな分子又はオリゴマー
を使用することは、固有の限界及び不利な点を有する。 当該技術の現状ではPVOH 100部に対して可塑剤
10〜25部を用いる。それより高い濃度の可塑剤によ
って可塑化マトリックスの相の分離及び脆化が生じる。 一方、低いレベルの可塑剤により、溶融加工及び押出し
の間高粘度の押出不能のメルトの生成が起こる。可塑剤
添加PVOHの他の欠点は、可塑剤の移動が起こること
であり、このことは、PVOHフィルムの押出し及びヒ
ートシールの間に発生する。押出しの間には、低分子量
の可塑剤がダイリップに沈積することがある。ヒートシ
ールの間には、低分子量の可塑剤が移動し、フィルムの
加熱部位から蒸発する。可塑剤の不存在下では、PVO
Hは迅速に再結晶化し、フィルムのヒートシール部分を
脆化させる。包装の用途においては、この脆化はひび割
れ及びピンホールによって包装の一体性を危うくする。 外部可塑化PVOHの他の欠点は、可塑化PVOH樹脂
がアルカリ性又は酸性の溶媒と接触した時に現われるも
のであるが、加水分解、そして可塑剤添加、PVOH材
料を製造する際使用されることが多い部分加水分解PV
OH樹脂の続いての脆化である。
【0005】可塑剤又は第二のポリマーの存在下におけ
るビニルアセテートの重合による内部可塑化PVOH樹
脂の製造が上記の難点を克服するために研究されたが、
このような重合は、特にエマルジョン状態においては、
重合するビニルアセテート(これはかなりの程度の水溶
性を有する)と可塑剤又は予め生成した第二のポリマー
が密に混合される場合、その分散が困難であることによ
って生じる限界を示す。
【0006】上記の技術がすべてPVOHの溶融加工特
性を改善する効果を持しているにもかかわらず、小さい
分子に対する樹脂の透過性をかなり増大させ、そして樹
脂の堅牢度及び熱変形温度を低下させる効果も同時に有
する。即ち、高いビニルアルコール含量のポリマーの遮
断特性の大部分を保持しながら、高いビニルアルコール
含量のポリマー、例えばビニルエステルの完全加水分解
又は高度加水分解ポリマーを溶融加工して有用なものに
することができる手段の必要性が存する。更に、高いビ
ニルアルコール含量のポリマーと混合して、遮断特性の
多くの損失なしに改善されたフィルム又はコーティング
特性を持つフィルム及びコーティングを形成する能力を
高めることができる添加剤ポリマーの必要性が存する。
【0007】ヨーロッパ特許出願373,911には、
なかんずく(a)N−ビニルピロリドンとのポリ(C1
〜C4)アルキルメタクリレートのコポリマー(この種
のコポリマーは、場合によっては(メト)アクリル酸を
含有することができることが教示されている)の(b)
少なくとも50モル%のビニルアルコールマー(次の構
【化36】 の単位を含有するポリマーの本明細書の説明と均等)を
含有するポリマー及びコポリマーとのブレンド〔ブレン
ド中(a)及び(b)の量はそれぞれ20〜95重量%
及び2.5〜約40重量%である〕が開示されている。 ヨーロッパ特許出願のこれらの特定のブレンドは、アク
リル系ポリマーの遮断特性の改善に向けられている〔即
ち高い(a)対(b)の比〕。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、少なくと
も50モル%のビニルアルコール単位を有し、残余がビ
ニルエステル残基であるポリマーの、4、5、6又は7
員環を持つN−ビニルラクタム又はN−ビニルアミドと
(メタ)アクリル酸のC1〜C4アルキルエステルとの
第二のコポリマーとのブレンドが光学特性、強度/靭性
値及び遮断特性の魅力的なバランスを有する組成物を提
供することを見出した。更に本発明者らは、(a)  
少なくとも約50モル%ないし少なくとも約95モル%
の次の構造
【化37】 の単位及び約5モル%ないし約50モル%の次の構造

化38】 の単位及び(又は)約5ないし約15モル%の
【化39
】 〔ただしRはH又は−(−CH2)m−CH3であり、
そしてmは0〜7である〕及び(又は)
【化40】 (ただしR1はアルキレンオキシ基であり、そしてR3
はH又はCH3である)の単位よりなる第一ポリマー約
50〜約90部、並びに(b)  次の構造
【化41】 (ただしnは2、3、4又は5である)の単位約5〜約
35重量%及び(メト)アクリル酸のC1〜C4アルキ
ルエステルから誘導される単位約65〜約95重量%よ
りなる第二ポリマー約10〜約50部よりなる溶融加工
可能なポリマーブレンドを形成して有用な遮断特性を有
する有用物、例えばシート、フィルム等とすることがで
きることを見出した。本発明者らは更に、a)  少な
くとも約95モル%の次の構造
【化42】 の単位及び約5モル%未満の次の構造
【化43】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3であり、
そしてmは0〜7であり、そしてR3はCH3又はHで
あり、そしてR1はアルキレンオキシ基である〕の単位
よりなる第一ポリマー約50〜約90部と b)次の構造
【化44】 (構造中nは2、3、4又は5である)の単位約25〜
約95重量%及び(メト)アクリル酸のC1〜C4アル
キルエステルから誘導される単位約5〜約75重量%よ
りなる第二ポリマー約10〜約50部よりなる溶融加工
可能なポリマーブレンドから同様の魅力的な特性を有用
物を形成させることができることを見出した。
【0009】更に本発明者らは、第二ポリマーが不飽和
の共重合可能な有機酸から誘導される単位約1〜約10
重量%をも含有しているとき、このようなブレンドの溶
融加工の際改善が得られることを見出した。共重合され
た酸の存在は、アミド又は環状アミド単位及び(メト)
アクリレートエステル単位を含有する、溶融加工可能な
ブレンドを生じる有用な添加剤ポリマーの組成物の範囲
を拡大する。
【0010】即ち、本発明者らは、次の構造
【化45】 の単位、そして場合によっては次の構造
【化46】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3であり、
そしてmは0〜7である〕の単位を含有する第一ポリマ
ー約50〜約90部、並びに次の構造
【化47】 (構造中nは2、3、4又は5である)の単位約5〜約
95部、次の構造
【化48】 (構造中R2はC1〜C4アルキルである)の単位約9
4〜約4部及び共重合可能な不飽和の酸約1〜約10部
を含有する第二ポリマー約10〜約50部よりなるポリ
マーブレンドを溶融加工して有用物、例えばシート、フ
ィルム及び繊維にすることができることを見出した。
【0011】本発明者らは更に、溶融混合によりこの2
つのポリマーをブレンドすると、次の構造
【化49】 の単位、そして場合によっては次の構造
【化50】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3(ただし
mは0〜7)であり、R1はアルキレンオキシ基であり
、そしてR3はH又はCH3である〕の単位少なくとも
50モル%を含有する第一ポリマーの少なくとも1つの
セグメント;並びにそれに化学的に接合した次の構造

化51】 〔構造中nは2、3、4又は5であり、そしてR4、R
5及びR6は下に定義されるとおりである〕の単位約5
〜約95重量部、次の構造
【化52】 〔構造中R2はC1〜C4アルキルである〕の単位約9
4〜約4重量部及び共重合可能な不飽和酸から誘導され
る単位約1〜約10部を含有する第二ポリマーの少なく
とも1つのセグメントよりなるセグメントポリマーが生
成することを見出した。本発明の目的に対しては、第一
セグメントポリマーがセグメントコポリマーの約50〜
約90部であることが好ましい。
【0012】
【発明の詳細な記述】ビニルアルコールポリマー及び(
メト)アクリレート/ビニルラクタムのブレンドは、溶
液からのキャスティング、粉末ブレンドの圧縮成型、ラ
テックス及び水溶性ポリマーの混合物からのフィルム及
びシートの形成、メルトブレンドの押出し等を含む多く
の技術によって成形して有用物にすることができる。 本発明の範囲は、加工手段によって限定されない。
【0013】しかし、2つのポリマーの類がすべて溶融
加工できるのではない。溶融加工可能ということは、ポ
リマー又はブレンドを固体の形態から押出機その他の加
熱/混合装置内で粘弾性のメルトに変換することができ
ること、メルトが安定であるので熱崩壊に耐えること、
又はメルトを押出し、カレンダー掛け、積層、成型等に
よって加工して有用物にすることができることを意味す
る。メルトは、押出機中に収容することができない程又
は固体の形態で押出機から出ることができない程流動性
でなく、装置を傷つけることなしに押出機が加工するこ
とができない程粘稠でなく、崩壊がメルトから加工され
た物の外観又は物理的性質をだめにする程熱に不安定で
はない。更に、メルト及び得られた押出物は外観が均一
でなければならない。
【0014】ブレンドの第一ポリマーは、PVOHと称
することにするが、「ビニルアルコール」及びビニルエ
ステルである。ビニルアルコールはモノマーの形態では
存在せず、この種の単位を含有するポリマーは、必然的
に他のモノマーから誘導されるポリマーの化学的変形に
よって誘導されなければならない。この種のポリマーを
製造する最も普通の手段は、次の構造
【化53】 〔構造中RはH又は−(CH2)m−CH3(ただしm
は0〜7である〕のビニルエステル、例えばビニルフォ
ルメート、ビニルアセテート等を重合させることである
。特に好ましいのはビニルアセテートであり、この場合
Rは−(−CH2)m−CH3であり、m=0である。 このようなポリマーは、ほとんど完全に鹸化又は加水分
解して99モル%を超える「ビニルアルコール」のポリ
マーを形成する。少数の
【化54】 反復単位が存在していてよい。加水分解又は鹸化の条件
をコントロールすることにより、ビニルエステルとビニ
ルアルコールとのコポリマーを生成させてよい。ある範
囲のこの種の組成物は市販されている。ビニルアルコー
ル約50モル%〜約100モル%の範囲が本発明に包含
される。低いモルレベル、例えば約10モル%未満にお
いてであるが、第一ポリマー中に他のコモノマーが存在
していてよい。この種のコモノマーは、(メト)アクリ
ル酸エステル、例えばエチルアクリレート、ブチルメタ
アクリレート等のアルキルエステル、ベータ−ヒドロキ
シエチルメタアクリレート等のヒドロキシアルキル(メ
ト)アクリレート、オレフィン、例えばエチレン、プロ
ピレン、ブテン−1等、ビニルハロゲン化物、例えばビ
ニルクロライド、N−ビニルラクタム、無水マレイン酸
、ジアルキルフマレート等を包含する。周知のとおり、
エチレンとビニルアルコールとの大部分の市販のコポリ
マーは、比較的低いモル%のビニルアルコール含量及び
低下した遮断特性を有し、本発明の目的にとっては適当
でない。しかし、約5〜約25モル%、好ましくは約5
〜約15モル%のエチレンのコポリマーは、本発明中開
示されている低級アルキル(メト)アクリレートのコポ
リマーとブレンドされるとき溶融加工することができる
【0015】本発明中用いられる部分的又は全体的に加
水分解されたPVOHは、13,000〜186,00
0、好ましくは31,000〜50,000の分子量(
重量平均)を有する。これらの2つの範囲の平均分子量
の粘度を溶液状態で測定してもよく、3から50cPs
まで(4%水溶液、20℃)、好ましくは22から26
cPsまで変動する。低い方の鹸化度(50〜87モル
%)のPVOHが用いられる場合には、ポリマーは高い
方の分子量のものであってよい。
【0016】第一ポリマーは、アルキレンオキシ(メト
)アクリレートから誘導される単位、例えば米国特許4
,618,648(参照例として提示する)に記載され
ているものも含有していてよい。この種のアルキレンオ
キシ(メト)アクリレートは、「アルコール」部分とし
て−CH2−CHY−O(ただしYは水素又はメチルで
ある)のオリゴマーを有する(メト)アクリル酸のエス
テルであり、エチレン及び(又は)プロピレンオキサイ
ドのオリゴマーから誘導される。それらは、1つの末端
においてアルキル、アリール又はアルクアリール基、例
えばC1〜C20アルキル、C6アリール又はC7〜C
20アルクアリールによって停止していてよい。
【0017】溶融加工可能なブレンドの第二の成分は、
アクリル酸又はメタクリル酸のC1〜C4アルキルエス
テル、好ましくはメタクリル酸のC1エステル(これは
メチルメタクリレートである)約5〜95部とN−ビニ
ルラクタム、即ち、構造
【化55】 (構造中nは2、3又は4である)のモノマー約95〜
約5部とのコポリマーであるポリマーである。この種の
モノマーは、N−ビニルプロピオラクタム、N−ビニル
ピロリドン(別にN−ビニルブチロラクタムとして知ら
れている)及びN−ビニルカプロラクタムを包含する。 市販されているという理由から、好ましいのはn=3で
あるラクタムであり、これはN−ビニルピロリドン(N
VP)である。メチルメタクリレート(MMA)は、P
VOHとの最もよい相溶性のために比較的高いサービス
温度及び比較的高度の極性をコポリマーに付与するので
好ましい。
【0018】ビニルラクタムは、次の構造CH2=C(
R3)−CO−NR4R5〔構造中R3はH又はCH3
であり、R4及びR5は同一であっても異なっていても
よく、H、C1〜C4アルキル又は環状形態の−C2H
4−(O−C2H4)−である〕のモノマーによって一
部分又は完全に置き換えられてよい。それらは更に、次
の構造 CH2=C(R3)−C(O)O−CH2−CH2−R
6又は CH2=C(R3)−C(O)NR4−CH2−CH2
−R6(構造中R6は式
【化56】 の尿素又は環状ウレイド構造である)のモノマーによっ
て一部分又は完全に置き換えられてよい。それらは更に
、次の構造 CH2=CH−NH−C(O)−R のモノマー、例えばアセトアミド等によって一部分又は
完全に置き換えられてよい。
【0019】第二コポリマーは更に、少なくとも1つの
共重合可能な不飽和の酸から誘導される単位約1〜約1
0部を含有していることが好ましい。考えられているの
はカルボン酸、スルホン酸、フォスホン酸等の酸、例え
ばp−ビニルベンゼンスルホン酸、ベータ−メタクリロ
キシフォスホン酸、メタクリル酸等のモノマーから組み
入れられるものである。
【0020】好ましいブレンド組成物は、a)  約8
5モル%を超える次の構造
【化57】 の単位、並びに約15モル%未満の次の構造
【化58】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3であり、
そしてRが−(−CH2)m−CH3である場合にはm
は0である〕の単位を含有する第一ポリマー約70〜約
90部;b)  次の構造
【化59】 (構造中nは3である)の単位約5〜約35部;次の構
【化60】 (構造中R2は−CH3である)の単位約60〜約94
部及び共重合可能な不飽和酸(ここで酸はメタクリル酸
、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、ア
クリロキシプロピオン酸又はアルファ−メチレン−デル
タ−メチルグルタル酸である)約1〜約5部を含有する
第二ポリマー約10〜約30部よりなる。これらの酸の
うち、コスト及び配合の容易さのために特に好ましいの
はメタクリル酸である。
【0021】共重合反応様式かブレンドの加工か又はブ
レンドの物理的特性に悪影響を及ぼさないかぎり、第二
コポリマーを構成する上記のものと他のモノマーを共重
合させてよい。この種のモノマーは、約10部までのビ
ニルエステル、例えばビニルアセテート、ビニル芳香族
体、例えばスチレン、(メト)アクリル酸の他のエステ
ル、例えばグリシジルメタクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート等、(メト)アクリロニトリル等を包
含する。
【0022】第二コポリマー中酸基が存在するときには
、ポリ(ビニルアルコール)との化学反応が起こって上
述した構造のセグメントコポリマーを生じると考えられ
ている。このセグメントコポリマーの好ましい実施態様
は、重合体幹(trunk)が約85モル%を超える次
の構造
【化61】 の単位及び約15モル%未満の次の構造
【化62】 〔構造中Rは−(−CH2)m−CH3であり、そして
mは0である〕を含有し、グラフト又は側鎖ポリマーが
次の構造
【化63】 (構造中nは3である)の単位約5〜約35重量部、次
の構造
【化64】 (構造中R2は−CH3である)の単位約94〜約64
重量部及びメタクリル酸から誘導される単位約1〜約5
部を含有し、そしてトランクポリマーがグラフトコポリ
マー約70〜約90重量部であるセグメントコポリマー
よりなる。
【0023】グラフト化の程度は、酸もしくは無水物基
とアルコール基との間のエステル化反応のための触媒の
存在、又はエポキシ基の酸基との反応のための触媒によ
って増加させることができる。この種の触媒は、酸、塩
基、有機スズ触媒、有機チタン触媒等を包含する。エス
テル化反応は、グラフト化反応の間に生成する水の除去
、例えば押出機上真空排出口等の反応器に真空を加える
ことによっても強化することができる。
【0024】第二コポリマーは、塊状、懸濁、溶液等の
当該技術において知られている方法のいずれによっても
製造することができる。重合の容易さ、比較的高い分子
量が得られること及び単離して粉末の形態にすることの
容易さのために懸濁重合が好ましい。第二コポリマーの
重量平均分子量は、約10,000から約500,00
0まで変動してよく、加工の容易さ、熱安定性及びレオ
ロジー特性のために約100,000〜約200,00
0が好ましい。しかし、第二ポリマーが不飽和の酸から
誘導される単位を含有するとき及び第一ポリマーが比較
的高い分子量のものであるときには、第二ポリマーの好
ましい分子量範囲は約10,000〜約100,000
である。後述する実験操作に従うことにより、加工及び
押出しが困難になる程度に溶融粘度を上げることなしに
適当な溶融強度が達成されている場合には熟練技術者は
容易に決定することができる。
【0025】第一ポリマー約50〜約90部及び対応し
て第二ポリマー約10〜約50部の組成範囲が考えられ
ている。一般に、溶融加工性を達成するのに必要な第二
ポリマーのレベルが低ければ低い程、望ましいPVOH
の特定、例えば酸素遮断がよく保たれる。
【0026】第二ポリマー中不飽和の共重合可能な酸か
ら誘導される単位の存在は、第一ポリマーの加工及び特
性の望ましい改善を達成する際有用である組成の範囲を
広くする。
【0027】「ホモポリマー」のポリ(ビニルアルコー
ル)又は比較的低いレベルのビニルアセテートとのコポ
リマーである第一ポリマー及びメチルメタクリレートと
N−ビニルピロリドンとのコポリマーである第二ポリマ
ーを用いる系が最も緻密に検討された。PVOHのアセ
テート含量が5モル%未満である場合には、5〜20重
量%のN−ビニルピロリドン含量を持つメタクリル酸系
コポリマー(残余はメチルメタクリレートである)との
最終ブレンドは、分解温度付近の融解温度を有する。P
VOHのアセテート含量が5モル%未満である溶融安定
なブレンド組成物は、26〜95重量%の範囲のN−ビ
ニルピロリドン含量及び74〜5重量%の範囲のメチル
メタクリレート含量のメタクリル酸系コポリマー(MM
A−NVP)を用いて製造することができる。95モル
%を超える鹸化度のPVOHは、アクリル酸系コポリマ
ー(MMA−NVP)が約25重量%未満のN−ビニル
ピロリドンを含有するときには、肉眼で相分離及び劣化
を明らかに示すブレンド組成物を生じる。この種のブレ
ンド組成物は、メルト中熱的及びレオロジー的に不安定
である。混合及び加工が溶融加工を含まない場合には、
より広い範囲のこの2つの類の組成物を使用してよい。
【0028】共重合可能な不飽和の酸を低級アルキル(
メト)アクリレート及びラクタム含有モノマー(又はラ
クタム含有モノマーに置き換えてよいアミドもしくはウ
レイド含有モノマー)と共重合させるときには、有用な
組成の範囲が次の点で広くなる。得られる添加剤ポリマ
ーは、特に第一ポリマーが、ビニルアルコールから誘導
される単位から主に構成されるときには、より広い第一
ポリマーとの実用性を示す。第二ポリマー中ラクタム含
有モノマーの変動してよい範囲が広くなり、添加剤ポリ
マーの有用なレベルの変動してよい範囲も広くなる。 この理由から、この種の添加剤ポリマーが好ましい。
【0029】PVOHが95モル%未満の鹸化度に言い
換えられる分のアセテート基を保持しているときには、
第二コポリマーは、約5〜約35部のN−ビニルラクタ
ムモノマー及び約65〜約95部のメタクリル酸エステ
ルを含有する。第一ポリマーとしてこの目的に対して好
ましいのは、約5〜約13モル%のビニルアセテート単
位を保持する程度に加水分解又は鹸化されたビニルアセ
テートのコポリマーである。
【0030】第一ポリマーとしてこの目的のために好ま
しいのは、約5〜約13モル%のビニルアセテート単位
を保持する程度まで加水分解又は鹸化されたビニルアセ
テートのコポリマーである。この種のブレンドは、例え
ば、水分散性フィルムとして適している。しかし、ガス
に対する遮断等のいくつかの特性のためには、第一ポリ
マーは本質的に完全加水分解されていることが好ましい
【0031】本発明において使用される(メト)アクリ
レートコポリマーは、市販のアクリル酸又はメタクリル
酸エステル、例えばメチルメタクリレート、不飽和の酸
及びNVPモノマーの乳化重合によって製造された。し
かし、他の適当に適合された重合法、例えば溶液、懸濁
又は塊状重合もこれらコポリマーを製造するのに使用す
ることができる。
【0032】前記のとおり、第二ポリマーが不飽和の酸
、無水物又はエポキシ基含有モノマーから誘導される単
位を含有するときには、第一ポリマーと第二ポリマーと
の間に化学的結合が起こる。これらの化学的に接続され
たポリマーはセグメントポリマーと定義され、このポリ
マー中上に定義された第一ポリマーの少なくとも1つの
セグメントが第二ポリマーの少なくとも1つのセグメン
トに化学的に接続されている。セグメントは両型共、化
学的に接続される前、2つ以上の反応性基を有している
ので、研究のこの段階においては、常用の「グラフトコ
ポリマー」の用語でセグメントポリマーの構造を説明す
ることは困難である。第一及び第二ポリマーの相対的量
及び反応の程度によるので、どのポリマーがトランクで
あり、そしてどれがグラフトであるか述べるのは困難で
ある。
【0033】ポリ(ビニルアルコール)トランク及び(
メト)アクリレートベースのグラフト又は側鎖を持つグ
ラフトコポリマーは多年知られており、セリウム(+I
V)触媒を使用してポリ(ビニルアルコール)上ラジカ
ル部位を生成させ、次にこれらの部位から(メト)アク
リレートモノマーの重合を開始させることによって製造
することができる。しかし、本セグメントコポリマーは
新規であると考えられる。
【0034】2つのコポリマーの混和は、細顆粒状のポ
リマー粒子を乾燥状態で混合して後単軸又は二軸押出機
中で溶融混合することによって最も便利に製造すること
ができる。乾式→混合の過程において、ブレンドの物理
的特性を改善する目的で粒子の混合物に少量の添加剤を
添加することができる。添加剤の例は、1種又はそれ以
上の次の類の化合物を包含する:抗酸化剤、紫外線吸収
剤、可塑剤、静電防止剤、スリップ剤、着色剤、充填剤
その他の化合物。更に、揮発性可塑剤、例えば約3%の
量の水を添加してブレンドの混合及び加工を補助するこ
とができる。
【0035】本発明のブレンド、特に溶融加工可能であ
るものは多くの応用において有用である。ビニルアルコ
ールポリマーが水溶性であるときには、ブレンドからの
フィルムは水中でくずれていつでも処分することができ
る。フィルム形態のこの種のブレンドは、水の中で使用
される有毒、腐食性又は皮膚感作性の化学薬品、例えば
噴霧される農薬用の容器としても有用であることができ
る。フィルム形態のブレンド、例えば吸込フィルムは、
包装(特に食品の)用の高ガス遮断フィルムとして有用
である。このブレンドからのフィルムは、基材上に積層
して食品又は飲料の封入又は包装用の有用な遮断構造物
を形成させることができる。容器形態のブレンド、例え
ばフィルム、びん等は、酸素等のガスを排除するか又は
炭酸ガス等のガスを含有させるために使用することがで
きる。熱変形性が改善されているブレンドは、熱充填包
装の際又はレトルトもしくは滅菌可能な容器包装の際有
用であることができる。ブレンド又はラミネートは、透
明性又は不活性雰囲気の長期保持が望まれる陳列その他
のグレイジングにおいても有用である。このブレンドは
又、医療の洗濯用袋において、又フィルムの紙への積層
用にも有用である。
【0036】本発明のブレンドは、有用な繊維を形成す
るためにも有用であることができる。このブレンドは、
メルトからか又は溶媒膨潤ゲルから加工することができ
る。溶融加工可能なブレンドは、適当なダイを通してよ
り合わせて種々の厚さの単又は多ストランド繊維にする
ことができる。次に繊維を更に加工して適当な製品、例
えば包装材料、おむつ等の水溶性使い捨て布等にするこ
とができる。繊維は、ポリ(ビニルアルコール)を不溶
化する化学薬品によって成形後に後処理することができ
、得られた繊維は加工して水に溶解しない高い水分取込
みを持つ物品にすることができる。更に、繊維が固態で
配向される固態法によって紡糸してきわめて高い引張応
力を持つ繊維を得ることができる。
【0037】本ブレンドからのフィルムは、積層、共押
出し又は共射出成型して透明性、靭性及び遮断特性の良
好な組合せを持つ積層構造物を形成させることができる
。例えば、50//50混合物中ポリ(ビニルアルコー
ル)と混合した3:1 メチルメタクリレート/N−ビ
ニルピロリドンコポリマーのブレンドは、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)(PET)と、ポリ(メチルメタク
リレート)と、ポリ(ビニルクロライド)と、又はポリ
カーボネートと共押し出しして層間接着がよい連続積層
フィルムを形成させることができる。PETと共押し出
しされたフィルムは、熱成形して層剥離なしに有用物と
することができる。ブレンドは、他の組成比、例えば6
0//40又は80//20を用いて変えることができ
、そしてコポリマー、ポリ(ビニルアルコール)その他
のポリマーの他の組合せは、当該技術に知られている技
術を使用して共押出しすることができる。
【0038】アクリル系コポリマー(MMA−NVP又
はMMA−NVP−MAA)を、市販のMMA及びNV
Pモノマーから乳化重合によって製造し、凝固又は凍結
乾燥技術によって単離した。実施例に記載される特定の
コポリマーは、、5〜25重量%のNVPを含有してい
てよく、残余はMMAである。0〜10%のメタクリル
酸が存在していてよい。MAAの存在は、重合反応にあ
まり影響がない。
【0039】
【実施例】次の実施例は、ブレンド組成物の特性を例示
する。実施例中述べられている組成はすべて、別示しな
いかぎり重量%又は重量部の単位である。次の実施例の
組成物はすべて、乾式ブレンドして細分された粒子の均
質な混合物を得た。各場合共細かい白色粉末の混合物を
、204〜222℃の範囲の温度及び80rpmのスク
リュー速度において単軸Killion押出機中溶融混
合した。上の実施例の各々から得られるペレットを、熱
及びレオロジー安定性についてシステム90トルクレオ
メーター上評価した。各ブレンド組成物を、温度(19
5℃)、80RPMのローター速度及び30分の滞留時
間の同様の条件下に試験した。「安定トルク」の値は、
トルク対時間のプロットから誘導される。この値は最小
のものとして現われ、メルトの粘稠性を特性化する。
【0040】PVOH単独について得られる高い「安定
トルク」の値が橋かけの結果として生じることがあり、
橋かけによって樹脂は、現用の熱可塑状加工法によって
加工するのに不適当となる。「崩壊時間」及び「崩壊速
度」を、トルクレオメーターのボウル中溶融混合の間の
試料の進行性の変色及び最終の炭化した粒子の形成を注
意深く観察することによって得られた。この観察は、滞
留時間の全持続にわたってメルトをサンプリングするこ
とによって容易になった。「崩壊時間」は、炭化した粒
子が最初に現われ始める時間として取られた。一方、「
崩壊速度」は、減成の開始時点におけるトルク対時間の
プロットの傾斜として記録された。ブレンド組成物の各
々及びベースポリマーPVOHを毛細管レオメーターに
よって分析した。
【0041】ベースポリマー及びブレンドのレオロジー
特性の評価の際使用される試験法はASTM−D383
5−79であり、これは実際の加工条件と試験条件の間
の必要な相関を提供する。ベース樹脂PVOHの溶融粘
度は、押出し吹込成型、共押出し、熱成形等の熱加工応
用に不適当である。加工要件を適切に満足するためには
、樹脂は非ニュートン応答を示すべきである。即ち高い
剪断条件下、例えば押出しの間に遭遇する条件下に低い
粘度、そして吹込成型パリソン及び熱成形物品によって
経験される低い剪断条件下に高い粘度を有するべきであ
る。その結果、この試験法は、溶融したポリマーの熱、
レオロジー及び剪断安定性を評価する。ベースポリマー
及びブレンドの溶融粘度を、同じ温度及びピストン速度
の組の条件下に評価した。ある組の剪断速度の下では、
ベースポリマーPVOHの粘度はアロイのそれより低い
【0042】実施例中使用された特定の材料は次のとお
りであった: a)  PVOH−1(Air Products製、
商品名AIRVOL(登録商標)−523)は、20℃
において4%水溶液について求めて22〜26cPsの
溶液粘度を有する部分加水分解(87〜89モル%)樹
脂である。このPVOHのMwは85,000〜146
,000である。PVOH−2はAir Produc
tsのAIRVOL(登録商標)−205であり、これ
は20℃において4%水溶液について求めたとき5〜6
cPsの溶液粘度を有する部分加水分解(87〜89モ
ル%)樹脂である。31,000〜50,000のMw
を有する。
【0043】アクリル系コポリマー(MMA−NVP又
はMMA−NVP−MAA)は、乳化重合によって市販
のMMA及びNVPモノマーから製造し、凝固又は凍結
乾燥技術によって単離した。実施例中記載される個々の
コポリマーは、5〜25重量%のNVPを含有していて
よく、残余はMMAであり、0〜10%のメタクリル酸
が存在していてよい。MMAの存在は、重合反応にあま
り影響がない。
【0044】実験38以下においては、200℃、80
rpmのローター速度及び約30分の混合時間において
Haake試験法を実施した。トルクの数値は、安定な
トルク値を求めるため時間に対してプロットされる。炭
形成までの時間もノートされた。
【0045】〔実施例1〕この実施例は、メチルメタク
リレートとN−ビニルピロリドンとのコポリマーの一般
製法を教示する。25重量%のNVP及び残余のMMA
よりなるコポリマーを乳化重合技術によって次のとおり
製造した:メチルメタクリレート:N−ビニルピロリド
ン比75:25を有するモノマー混合物(Mix M)
を製造した。この混合物は、MMA 4237.5g、
NVP 1412.5g、N−ドデシルメルカプタン1
6.95g、脱イオン水3333.74g及び10%ナ
トリウムドデシルベンゼンスルフォネート水溶液105
.94gを含有していた。
【0046】次の操作に従って各モノマー混合物を重合
させた。撹拌機、加熱器、還流凝縮器及び窒素スパージ
管を備えた適当なガラス容器に脱イオン水7467.5
7g及び炭酸ナトリウム2.52gを添加した。この混
合物を、70℃に加熱しながら窒素で1時間スパージし
た。次にスパージを変えてスウィープとし、この混合物
にナトリウムドデシルベンゼンスルフォネートの10%
水溶液317.81gを添加した。次に反応容器の温度
を85℃に上げた。この温度において、開始剤混合物(
Mix I、これは過硫酸ナトリウム5.65g及び脱
イオン水1618.86gよりなる)124.96mL
を反応容器に添加した。次にモノマー混合物(MixM
)を3時間にわたって反応溶液中に供給した。
【0047】重合が進行するに従って、開始剤混合物を
15分ごとに124.96mLの割合で反応容器に添加
した。固体の蓄積を60分ごとに開始剤添加の直前に測
定した。開始剤及びモノマー添加が完了した時混合物を
85℃に1時間保った。次に混合物を冷却し、濾過し、
凍結乾燥によってポリマーを単離した。開始剤は全反応
にわたって段階的に添加してもよく、均等な結果が得ら
れる。
【0048】〔実施例2〜7〕次の実施例(表1)は、
種々のPVOH及びMMA/NVPから製造されたブレ
ンドを例示する。
【0049】
【表1】
【0050】ポリエチレンの袋中乾式混和によって混合
物を調製して80:20重量%の比のPVOH対メタク
リレート−共−N−ビニルピロリドンコポリマーの混合
物を得た。この混合物を単軸式Killion押出機の
ポッパーに供給し、押出機中混合物を溶融混合し、次の
押出し条件で押し出してペレットとした:押出機胴部温
度:帯域−1:204℃、帯域−2:210℃、帯域−
3:216℃;ダイ−1:218℃、ダイ−2:221
℃;スクリュー速度=80rpm。トルク条件は表2中
報告される。
【0051】(注:実施例7はMMA/NVPコポリマ
ー1dとポリ(ビニルアルコール)PVOH−2との5
0:50ブレンドである。)。実施例5等のブレンドに
おいては、加工の時点でブレンドに約3%の水を添加し
てよい。水は、押出機上真空通気孔において除去してよ
く、更に有用物に成型又は押出しする前にペレットの注
意深い乾燥によって除去してよい。
【0052】
【表2】
【0053】すべての場合において、ブレンドはPVO
Hより容易な加工を示す低い「安定トルク」値及びメル
トにおいて改善された熱安定性を示す低い崩壊時間を現
わす。
【0054】〔実施例8〜19〕これらの実施例におい
て、不安定なPVOH試料を実施例1からのMMA/N
VPコポリマーとブレンドする時の不安定トルクから安
定トルクへの変換が例示される。2種の他のPVOHの
市販の試料がこの実験中に導入される。PVOH−3は
、AIRVOL(登録商標)−165、高い範囲の重量
平均分子量(Mw=124,000〜186,000)
;鹸化度99.3+モル%;溶液粘度55〜65cPs
(4重量%、20℃)である。PVOH−4は、中間の
範囲の数平均分子量(Mw=77,000〜79,00
0);鹸化度88モル%の、Alarich Chem
icalCo.から得られるポリ(ビニルアルコール)
である。このシリーズにおいてブレンドはすべて、実施
例1dのMMA/NVPコポリマー、又はわずかに異な
った分子量のくり返し調製品を用いる。
【0055】用語「安定メルト」及び「不安定メルト」
(表3)は、溶融したPVOH又はPVOH/MMA/
NVPコポリマーブレンドの外観をいう。「安定メルト
」とは、溶融したポリマー又はブレンドが劣化及び橋か
けを示す粗い塊も発生せず、押出機ダイから出てくる際
「溶融破壊」として知られる表面のパターンも現わさな
かったことを示す。「不安定メルト」とは、溶融混合及
び押出し加工の間の劣化、相分離及び橋かけの混りを示
す。吸熱融解温度(Tm)を示差走査熱量計(DSC)
によって求めた。
【0056】
【表3】
【0057】〔実施例20〜34〕これらの実施例は、
安定ブレンドを得る際有用なPVOHとMMA/NVP
との組成の範囲を更に示すものである(表4)。他方の
MMA/NVPコポリマーは、実施例1の方法によって
調製され、NVPのレベルを変えて所望の組成物を得た
。メルカプタンを変えて分子量を変動させた。PVOH
−5は、AIRVOL(登録商標)−203、超低平均
分子量(Mw=13〜23K);鹸化度87〜89モル
%;溶融粘度3〜4cPs(4重量%水溶液、20℃)
である。
【0058】
【表4】
【0059】〔実施例35〕この実施例は、PVOH−
1又はPVOH−2及びMMA/NVP(75:25コ
ポリマー、Mw 150,000(実施例1d)のブレ
ンドを溶融粘度対剪断対ブレンドの個々の成分について
検討したとき、メルトレオロジーに対する効果(表5、
表6)を例示する。これら結果は、低及び高剪断共に、
ブレンドの方が高い溶融粘度を示し、その結果メルト中
スープ状が少なく、かつ加工してシート又はフィルムに
する際熱時強度が大きくなった材料を生じる。すべての
値は230℃において得られた。
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】〔実施例36〕この実施例は、実施例1d
のMMA/N−VPコポリマー及びそのPVOH−2と
の4:1比のブレンドについて物理的及びガス透過特性
を提示する(表7)。表は更に、PVOH−2の同様な
MMA/N−VPとのブレンドについてのデータを示す
。このブレンドは、1:1及び2:3の比にある。
【0063】押出し加工からのペレットを、酸素透過性
試験のために圧縮成型も行なってうすいフィルム(3〜
5mil)とした。このフィルムは、Minneapo
lis, MNのModernControlsによっ
て製造されたMocon Ox−Trans 1000
ユニット上酸素透過性について試験された。フィルムを
拡散セル中に置き、その中で基線を定める第1段階とし
てフィルムをまず窒素でパージした。続いて酸素に富む
雰囲気にフィルムの上面を、そしてキャリヤーガス(N
2中1%のH2)に下面を暴露した。定常状態における
酸素の透過をモニターし、Coulox検出器として知
られるニッケルカドミウム燃料電池によって検出した。 Ox−Trans 1000ユニットは、cc. mi
l/100 in 2. Atom. Dayの単位の
定常状態フラックスを記録することができる。測定は、
別記しないかぎり23℃及び0%相対湿度において行な
った。
【0064】ブレンドの機械的特性は、射出成型によっ
て製造されたパーツを用いて評価した。ペレット状にし
た押出物を強制空気オーブン中乾燥して後、加熱AST
M系統(family)の型を備えた30トンの Ne
wbury射出成型機上射出成型した。3790kPa
の射出圧及び690kPaの背圧を用いた。メルト温度
は、ポリマーメルトの粘度によって、193〜221℃
と変動してよい。
【0065】射出成型したパーツは、上記の組成物の試
料から調製し、ポリマーの物理的特性の評価についてA
STMの操作に従って試験した。用いられたASTM試
験法は次のとおりである:比重−D792−66(19
79年再承認);引張−降伏、伸び及び引張弾性係数−
D638−84;引張衝撃強度ASTM D1822;
Izod衝撃−D256−84;Charpy 衝撃A
STM D256;熱変形温度D648−78;Cla
sh−Berg ねじり係数−D−1043;酸素透過
性ASTM D−3985。比較例(MMA−NVP)
及びブレンドの結果を下の表7に示す。
【0066】
【表7】
【0067】〔実施例37〕この実施例は、メチルメタ
クリレート、N−ビニルピロリドン及びメタクリル酸の
ターポリマーの一般製法を教示する。25重量%のNV
P、1重量%のメタクリル酸(MAA)及び残余のMM
Aよりなるターポリマーを次のとおり乳化重合技術によ
って製造した:74:25:1のメチルメタクリレート
:N−ビニルピロリドン:メタクリル酸比を有するモノ
マー混合物を調製した。この混合物は、MMA 418
1g、NVP 1412.5g、MAA 56.5g、
N−ドデシルメルカプタン67.8g、脱イオン水33
63.4g及びナトリウムドデシルベンゼンスルフォネ
ート10%水溶液105.94gを含有していた。
【0068】各モノマー混合物を次の操作に従って重合
させた。撹拌機、加熱器、還流凝縮器及び窒素スパージ
管を備えた適当なガラス容器に、脱イオン水7534.
01g及び炭酸ナトリウム2.52gを添加した。この
混合物を、70℃に加熱しながら窒素で1時間スパージ
した。次にスパージ速度をスウィープに変え、ナトリウ
ムドデシルベンゼンスルフォネートの10%水溶液31
7.8gをこの混合物に添加した。次に反応容器の温度
を85℃に上げた。この温度において、過硫酸ナトリウ
ム5.65g及び脱イオン水1633.27gよりなる
開始剤混合物126.07mlを反応容器に添加した。 次のこのモノマー混合物を3時間にわたって反応容器中
に供給した。
【0069】重合が進行するに従って、15分毎に12
6.07mlの割合で開始剤混合物を反応容器に添加し
た。開始剤混合物を添加する直前に30分毎に固形物の
蓄積を測定した。開始剤及びモノマーの添加が完了した
時点で混合物を85℃において1時間保った。次の混合
物を冷却、濾過し、酢酸マグネシウムの2%溶液を用い
てポリマーを単離した。このポリマーを真空オーブン中
乾燥して後混和実験を行なった。このポリマーの分子量
は約50,000であった。
【0070】同様にして、アルキル(メト)アクリレー
ト、不飽和ラクタム又はアミド及び不飽和の酸の多くの
ポリマーを製造することができる。
【0071】〔実施例38〕この実施例は、高いビニル
アルコール含量のポリマーとのブレンドの第二ポリマー
成分として検討されたコ−及びターポリマーの別の調製
品を説明する。それは更に、研究に組み入れられた他の
ビニルアルコールポリマーを列記する。
【0072】PVOH−6、AIRVOL(登録商標)
−107として市場で知られ、1,000〜50,00
0の分子量を有する完全加水分解(98.0〜98.8
モル%)樹脂である。
【0073】PVOH−7、AIRVOL(登録商標)
−125として市場で知られ、85,000〜146,
000の分子量を有する「スーパー」加水分解(99.
3モル%)樹脂である。
【0074】PVOH−8、AIRVOL(登録商標)
−325として市場で知られ、85,000〜146,
000の分子量を有する完全加水分解(98.0〜98
.8モル%)樹脂である。
【0075】PVOH−9、AIRVOL(登録商標)
−350として市場で知られ、124,000〜186
,000の分子量を有する完全加水分解(98.0〜9
8.8モル%)樹脂である。
【0076】MMAのNVP及び、場合によってはメタ
クリル酸とのポリマーは実施例1又は37の方法によっ
て製造された。実施例38−Iは、メタクリル酸(MA
A)ではなくグリシジルメタクリレートを含有する。
【0077】
【表8】
【0078】MMA−NVP、MMA−NVP−MAA
/PVOHの系におけるブレンドの熱特性(表9)は、
システム90トルクレオメーター(HaakeRheo
cord)上溶融混合することにより、又DSCによっ
て調べた。表10中列記されるホモポリマー及びブレン
ドは、Haake Rheocord上設定温度200
℃及びローター速度80RPMにおいて加工した。混合
時間は約30分であった。組成は重量%で示される。表
9中列記されたデータからわかるように、これらブレン
ドのうち若干のものの熱特性は、2つのTgを示し、熱
力学的意味において相溶性であるが非混和性であるポリ
マーブレンド系の特徴を示す。混合トルク作用様式は、
溶融状態におけるブレンドの熱及びレオロジー安定性に
ついての情報を与える。これらのトルク対時間曲線の主
な特徴は、材料負荷のための初期の鋭いピーク及び安定
な水平域である。水平域におけるトルク値は、「安定ト
ルク」と称され(表10)、メルトの粘稠性を特性化す
る。表10中列記されるデータは又、アクリル系ターポ
リマー(MMA/NVP/MAA=75/25/05)
、そしてそれより程度は小さいがアクリル系コポリマー
(MMA/NVP=75/25)の完全及び部分加水分
解PVOH(PVOH−6及びPVOH−2)との溶融
混和の際の、「炭形成」時間として表わされる熱安定性
の増加についての情報を提供する。
【0079】常用の粘着測定法において、安定トルクの
値及びローター速度は夫々剪断応力及び剪断速度に直接
関係していることが前に示されている。トルク対時間曲
線の全体の特徴は、実施例38−A(MMA/NVP=
75/25)のPVOH−2水素結合を伴なうことが、
相互作用しない混合物について加重則によって計算され
たものより高い粘度のポリマーを生じることを示唆して
いる。
【0080】アクリル系コポリマー/部分加水分解PV
OHブレンドの興味ある特徴が、混合期間の終末におけ
る大きな正の偏差及び続いて起こるトルクの安定化にお
いて見られる。同様ではあるが一層大きいトルクの正の
偏差が、実施例38−B MMA−NVP−MAA/P
VOH−2ブレンドについて観察される。後者のブレン
ドの独特な特徴は、10〜30分間隔のトルクの迅速な
増大において見られる。トルクのこの増大は、−COO
H、−OHエステル化反応を経由するグラフト化及び(
又は)橋かけに帰せられてよい。実施例38−C MM
A−NVP/PVOH−6系に比して、実施例38−G
 MMA−NVP−MAA/PVOH−6系の場合には
、混合の間高いトルク値が記録される。アクリル系コ−
及びターポリマーの完全加水分解PVOHとのブレンド
の共通の特徴は、Haake 混合ボウル中滞留時間の
全30分にわたって達成される比較的安定なトルクであ
る。 完全及び部分加水分解PVOH共アクリル系ターポリマ
ー(MMA−NVP−MAA)とのブレンドは、PVO
Hのコポリマー(MMA−NVP)とのブレンドより高
い混合トルクを生じた。この観察について1つの可能な
説明は、(MMA/NVP/MAA)及びPVOHのメ
ルトからの高分子量コポリマーの生成である。(MMA
−NVP−MAA=70/20/05)/PVOHポリ
マーメルトの試料から30分の Haake Rheo
cord 溶融混合全体にわたって得られる他の興味あ
る観察は、炭化した粒子の形態の減成が存在しないこと
である。このポリマーメルトから取られた試料は、色が
同様に加工されたアクリル系ターポリマーに似ているよ
うに見える(表10)。
【0081】次の溶媒分画は、(MMA−NVP−MA
A)アクリル系ターポリマーのグラフトリンクのパーセ
ント及びグラフト化効率を計算するためにつくられた。
【0082】
【化65】
【0083】上記から計算され、そして表12中列記さ
れたグラフト化PVOHのパーセント及びグラフト化効
率は、FTIRスペクトルによって定性的に支持される
。FTIRスペクトルは1726〜1735cm−1の
振動数範囲内のエステルカルボニル伸縮振動数の増大す
る証拠を示す。このエステルの証拠は、アクリル系ター
ポリマーのFTIRスペクトル中にもPVOH−6のF
TIRスペクトル中にも認められないということを言及
する価値がある。したがって、このエステル官能性は、
PVOH−6の−OHとアクリル系ターポリマー(MM
A−NVP−MAA)の−COOHとの間のエステル化
反応から生じたであろうと結論してよい。
【0084】グラフト化の他の証拠は、グラフトパーセ
ントが増加すると共に引張応力が増加することから認め
られる(表11参照)。
【0085】〔実施例39〕この実施例は、表9及び1
0に報告されているブレンドについて典型的なブレンド
条件を開示する。
【0086】PVOH及びメチルメタクリレート−N−
ビニルピロリドンのコポリマーをポリエチレン袋中乾式
ブレンドして、80:20重量%比のPVOH対メチル
メタクリレート−コ−N−ビニルピロリドンコポリマー
よりなる配合物を得た。この混合物を単軸 Killi
on 押出機のホッパー中に供給し、押出機中でこの混
合物を溶融混合、次の押出し条件において押し出した:
押出機胴部温度:帯域−1:180℃ 帯域−2:193℃ 帯域−3:193℃ ダイ温度:      ダイ−1:193℃ダイ−2:
193℃ スクリュー速度:80 RPM
【0087】ブレンドの粘度によって、他の条件、例え
ば390〜400°F(200〜204℃)の胴部設定
及び100rpmのスクリュー速度(実施例15及び1
2)、又は100rpmにおいて400〜415°F(
204〜213℃)(実施例22〜38)を使用してよ
い。
【0088】Tg及びTmは、示差走査熱量計によって
測定される。DHfは、この応答から計算される融解熱
である。
【0089】
【表9】
【0090】
【表10】
【0091】
【表11】
【0092】
【表12】
【0093】〔実施例40〕この実験は、PVOH//
MMA/NVPコポリマーからのうすい吹込フィルムの
製造及びフィルムの機械的特性のいくつか(表14)を
説明し、これらの条件下添加剤を含まないPVOHを加
工してフィルムにすることができなかったことがノート
される。
【0094】実施例38−13から誘導される材料は、
下及び表13中に説明される方法によってうすい(0.
025mm)のフィルムへの吹込みに成功した:加工装
置は次の構成部分よりなっていた: 1)  24:1のL/D及び次の寸法のスクリューの
設計をもつ1インチ(25.4mm)の Killio
n 押出機:供給帯域=8D、圧縮帯域=8D、そして
計測帯域=8D。
【0095】この特定の構造は、ポリマーメルトが最も
低い可能な温度において加工及び機械的均質化を受ける
ことが確実になるように選ばれた。
【0096】2)  4つのスクリーン(40、60、
80及び40メッシュASTM)よりなるメトルフィル
ターを、異物の通過を制限する目的で押出機と吹込ヘッ
ドとの間に置いた。
【0097】3)  ダイの設計は、らせん状心金型の
形状のものであった。
【0098】この設計は、高い処理量及び適切な効率に
有利である。ポリマーのメルトは、軸方向でダイにはい
り、ダイの基部の直上に置かれている4つの半径方向の
ポートを通して離れる。ポート出口から、溶融したポリ
マーは、らせん状心金のらせんに沿って円形のダイリッ
プに流れる。ダイランド部は長さ12.7mmであり、
キャップは7.62mmに設定された。
【0099】4)  冷却リング及び垂直吹込フィルム
タワー部。前者の装置は、吹込フィルムタワー部中に収
納されているニップロール組立物とフィルムが接触する
前にバブルを相応な温度に冷却する目的に役立つ。
【0100】5)  引き離し(haul−off)ユ
ニット。このユニットは、1対のへこみフレーム(co
llapsing frame)及び引き離し又は絞り
ロールよりなる。
【0101】
【表13】
【0102】
【表14】
【0103】〔実施例41〕この実施例は、実施例38
−13のPVOH//MMA/NVPブレンドを含む、
数種の遮断樹脂を用いるポリ(エチレンテレフタレート
)(PET)の共射出伸び吹込(co−injecti
on stretch blow)成型を説明する。本
発明のブレンドを含有する積層樹脂の酸素透過性の性能
は、他のラミネートに匹敵し、そしてモノリシックPE
Tより改善されている。 共射出伸び吹込成型法は次のとおり実施された:
【01
04】a)  樹脂A(PET)を押出機から垂直に置
かれた型中に射出した; b)  樹脂B(遮断層)を次に型穴中に同心的かつ円
形に射出した; c)  かくして形成されたパリソンをコンディショニ
ングポットに回転させ、そこで230℃の温度において
10秒間コンディショニングした; d)  コンディショニングに続いてパリソンの延伸及
び吹込を同時に行なって8オンスのびんにした。
【0105】選ばれた遮断樹脂は Nylon MXD
−6、ポリ(m−キシレンジアミンアジペート)及び約
32モル%のエチレンを含有するエチレン−ビニルアル
コールポリマーであると考えられるEVAL−T−10
2Aであった。共射出成型のための成型条件は表15に
示され、常用の透過性ユニット中透過性のデータは表1
6に示される。使用されたブレンドは、1重量%のオク
タデシルジ−t−ブチルヒドロキシヒドロシンナメート
抗酸化剤を含有する実施例38−13のものである。
【0106】
【表15】
【0107】
【表16】
【0108】実施例42 この実験においては、シート共押出しからの三元多層複
合物、及び酸素透過性が報告され、これはエチレン−ビ
ニルアルコールポリマーより、比較的うすいフィルムの
使用法においてさえ、本発明のブレンドを含有するラミ
ネートの場合遮断特性の改善を示す。
【0109】共押出しは、簡単なフィードブロック設計
を用いて実施された。この設計においては、中央押出機
から出てくる溶融したポリマーが第二の押出機からのメ
ルトによって包まれるように、主又は中央押出機に直角
にすえつけられている押出機から第二のメルトの流れが
導入される。基材(PET)及びコア層(MMA−NV
P−MAA)/PVOH合金の熱及びレオロジー特性に
きわめて大きな差異があるので、夫々の押出機のスクリ
ューの選択に注意が払われた。選ばれたスクリューの設
計は次のとおりであった:
【0110】1)  押出機1は一段計量型のスクリュ
ーを備え、計量区分はスクリューの全長の30%であっ
た: 2)  押出機2は二段計量及びプラスティケーション
スクリューを備えていた。後者のスクリューは、一部分
結晶性のPET樹脂の溶融及び均質化を容易にするため
に選ばれた。前者のスクリューの構造は、(MMA−N
VP−MAA)(PVOHアロイが加工によるはげしい
崩壊が起こらずに必要なメルト粘稠度を達成することを
可能にした。
【0111】PET及び「遮断」アロイは共に、不当な
粘度の低下及び同時に起こる有利な物理的特性の損失を
防止するために、夫々の押出機のホッパー中に供給する
前に十分乾燥した。PETは、真空オーブン中120℃
において乾燥した。コア層の厚さは1.5から5mil
まで変動した(1milは0.025mmである)。基
材又はスキン層は次のとおり変動した;各層の厚さ:3
、5、7、9、12及び14mil。
【0112】この多層フィルムの酸素透過性は表17に
報告される。
【0113】
【表17】
【0114】〔実施例43〕実施例37と同様にして、
メチルメタクリレート/N−ビニルピロリドン/共重合
可能な酸のコポリマー、例えば MMA/NVP/メタクリル酸=94/5/1MMA/
NVP/メタクリル酸=90/5/5MMA/NVP/
メタクリル酸=90/9/1MMA/NVP/メタクリ
ル酸=79/20/1MMA/NVP/アクリル酸=9
4/5/1MMA/NVP/アクリロキシプロピオン酸
=90/5/5 MMA/ブチル/アクリレート/ビニルアセトアミド/
グリシジルメタクリレート=48/40/10/2MM
A/エチルアクリレート/アクリルアミド/無水マレイ
ン酸=20/74/5/1 を製造し、単離することができる。
【0115】それらは、実施例38のようにPVOHと
ブレンドし、実施例39中教示されているのと同様の方
法によって加工して有用なフィルムにすることができる
【0116】〔実施例44〕この実施例においては、ビ
ニルアルコール及びアルキレンオキシ(メト)アクリレ
ートから誘導される単位を含有する軟質ポリマーのモジ
ュラスを改善する際の本発明の添加剤ポリマーの有用性
が報告される。
【0117】Vinex(登録商標)として知られる市
販の樹脂は Air Products Co., A
llentown, Pa から供給される。その正確
な分析は知られていない。それらはビニルアルコールか
ら、そしてアルキレンオキシメタアクリレートから誘導
される単位を含有すると考えられる。VINEX(登録
商標)−1007及び−2025は、ビニルアセテート
及びアルキレンオキシ−メタアクリレートコモノマーの
量が化学的に異なっている。VINEX(登録商標)−
1007は、VINEX(登録商標)−2025よりか
なり高いレベルのビニルアルコールマーを含有している
。それらは又、メルト加工性を与えるように種々の量の
外部可塑剤、おそらくグリセロールを含有すると思われ
る。この可塑剤は、加工後時ににじみ出て、望ましくな
い効果である。化学的組成のこの差異は、樹脂の熱及び
機械的特性において現われる。
【0118】アクリル系コポリマー(MMA−NVP 
75/25)及び(MMA−NVP=85/15)は、
市販のモノマーから前に説明されたとおり製造され、夫
々実施例21及び27中記載されている添加剤ポリマー
に似ている。混合材料は、アクリル系コポリマー及びV
INEX(登録商標)樹脂の乾燥ブレンドから調製され
、続いて204℃〜210℃の範囲の温度及び80 R
PMのスクリュー速度において単軸 Killion 
押出機中押し出された。押出物をペレットにし、乾燥し
て後熱及び機械的特性を評価した。試験操作は、前の実
施例、例えば実施例39とおりに行なわれた。実施例4
3−1の場合のきわめて高い引張衝撃は、その低いモジ
ュラス及びガラス温度に関係し、それはほとんどゴム状
の材料である。
【0119】これらブレンドの熱特性(表18)は、ア
クリル系コポリマーがVINEX(登録商標)樹脂と高
度の相溶性を示すことを示唆している。この相溶性の証
拠は、二元ブレンドの単一のTgから結論してよい。V
INEX(登録商標)樹脂の機械的特性は又、アクリル
系コポリマー(MMA−NVP)の10重量%の再少量
の添加によってもかなり改善される(表19)。
【0120】
【表18】
【0121】
【表19】
【0122】〔実施例45〕この実施例においては、ビ
ニルアルコール及びアルキレンオキシ(メト)アクリレ
ートから誘導される単位を含有するポリマーの透明度を
改善する際の本発明の添加剤ポリマーの有用性が報告さ
れる。
【0123】実施例37中記載されたものと同様のアク
リル系ターポリマー(MMA−NVP−MAA=74/
25/01)のVINEX(登録商標)とのメルトブレ
ンドから、物理的特性の同様の改善が得られる。後者の
アロイの注目に値する興味ある観察は、夫々1:9及び
1:4の比について、VINEX(登録商標)−202
5及び前記の他のVINEX(登録商標)材料と似てお
り、同じく特定の組成が知られていないポリマーである
VINEX(登録商標)−2034とのブレンドから誘
導される押出物の光学的透明性である。改質されていな
いVINEX(登録商標)−2025及びVINEX(
登録商標)−2034の押出物は共に外観が不透明であ
るので、この透明性は注目に値する。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)  次の構造 【化1】 の単位、そして場合によっては次の構造【化2】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3(ただし
    mは0〜7)であり、R1はアルキレンオキシ基であり
    、そしてR3はH又はCH3である〕の単位を含有する
    第一ポリマー約50〜約90部;並びに b)  次の構造 【化3】 〔構造中nは2、3、4又は5であり、R4及びR5は
    同一であっても異なっていてもよく、H、C1〜C4ア
    ルキル又は環状形態の−C2H4−(O−C2H4)−
    であり、そしてR6は式 【化4】 の尿素又は環状ウレイド構造である〕の単位;及び次の
    構造 【化5】 〔構造中R2はC1〜C4アルキルである〕の単位を含
    有する第二ポリマー約10〜約50部よりなるが、第一
    ポリマーが 【化6】 の単位約5モル%〜約50モル%、又は【化7】 の単位約5モル%〜約25モル%を含有するときには、
    第二ポリマーは次の構造 【化8】 の単位約5〜約35重量%を含有し、そして第一ポリマ
    ーが次の構造 【化9】 の単位を約95モル%を超えて含有するときには、第二
    ポリマーは次の構造 【化10】 の単位約25〜約95重量%を含有するポリマーブレン
    ド。
  2. 【請求項2】  RがH又は−(CH2)m−CH3で
    あり、mが0であり、nが3であり、そしてR2が−C
    H3である請求項1記載のポリマーブレンド。
  3. 【請求項3】  第一ポリマーが次の構造【化11】 の単位を少なくとも約95モル%、そして次の構造【化
    12】 の単位約5モル%未満よりなり、第二ポリマーが次の構
    造 【化13】 の単位約25〜約95重量%よりなり、そしてブレンド
    が溶融加工可能である請求項1記載のポリマーブレンド
  4. 【請求項4】  Rが−(CH2)m−CH3であり、
    mが0であり、nが3であり、そしてR2が−CH3で
    ある請求項3記載のポリマーブレンド。
  5. 【請求項5】  次の構造 【化14】 を有する単位のモル%が約99%より大きい請求項4記
    載のポリマーブレンド。
  6. 【請求項6】  第一ポリマーが 【化15】 の単位約5モル%〜約50モル%、又は−CH2−CH
    2− の単位約15モル%〜約25モル%よりなり、第二ポリ
    マーが次の構造 【化16】 の単位約5〜約35重量%よりなり、そしてブレンドが
    溶融加工可能である請求項1記載のポリマーブレンド。
  7. 【請求項7】  Rが−(CH2)m−CH3であり、
    mが0であり、nが3でありそしてR2が−CH3であ
    る請求項6記載のポリマーブレンド。
  8. 【請求項8】  a)  次の構造 【化17】 の単位、そして場合によっては次の構造【化18】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3(ただし
    mは0〜7)であり、R1はアルキレンオキシ基であり
    、そしてR3はH又はCH3である〕の単位を含有する
    第一ポリマー約50〜約90部; b)  次の構造 【化19】 〔構造中nは2、3、4又は5であり、R4及びR5は
    同一であっても異なっていてもよく、H、C1〜C4ア
    ルキル又は環状形態の−C2H4−(O−C2H4)−
    であり、そしてR6は式 【化20】 の尿素又は環状ウレイド構造である〕の単位約5〜約9
    5部;及び次の構造 【化21】 〔構造中R2はC1〜C4アルキルである〕の単位約9
    4〜約4部;及び共重合可能な不飽和酸、無水物又はグ
    リシジル含有エステル約1〜約10部を含有する第二ポ
    リマー約10〜約50部よりなる溶融加工可能なポリマ
    ーブレンド。
  9. 【請求項9】  アルケンオキシ基が1〜約20のアル
    ケンオキシ単位を含有し、そしてアルケンオキシ鎖が水
    素、C1〜C20アルキル、C6アリール又はC7〜C
    20アルクアリール基で停止する請求項7記載のポリマ
    ーブレンド。
  10. 【請求項10】  a)  第一ポリマーが約85モル
    %を超える次の構造 【化22】 の単位、並びに約15モル%未満の次の構造【化23】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3であり、
    そしてRが−(−CH2)m−CH3である場合にはm
    は0である〕の単位を含有する第一ポリマー約70〜約
    90部;b)  次の構造 【化24】 (構造中nは3である)の単位約5〜約35部;次の構
    造 【化25】 (構造中R2は−CH3である)の単位約60〜約74
    部及び共重合可能な不飽和酸(ここで酸はメタクリル酸
    、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、ア
    クリロキシプロピオン酸又はアルファ−メチレン−デル
    タ−メチルグルタル酸である)約1〜約5部を含有する
    第二ポリマー約10〜約30部よりなる請求項8記載の
    ポリマーブレンド。
  11. 【請求項11】  酸がメタクリル酸である請求項10
    記載のブレンド。
  12. 【請求項12】  はく、フィルム、繊維、シート又は
    包装材料形態の上記請求項のいずれか記載のポリマーブ
    レンド。
  13. 【請求項13】  多層ラミネートの1つ又はそれ以上
    の層の形態の請求項12記載のポリマーブレンド。
  14. 【請求項14】  次の構造 【化26】 の単位、そして場合によっては次の構造【化27】 〔構造中RはH又は−(−CH2)m−CH3(ただし
    mは0〜7)であり、R1はアルキレンオキシ基であり
    、そしてR3はH又はCH3である〕の単位少なくとも
    50モル%を含有する第一ポリマーの少なくとも1つの
    セグメント;並びにそれに化学的に接合した次の構造【
    化28】 〔構造中nは2、3、4又は5である〕の単位約5〜約
    95重量部、次の構造 【化29】 〔構造中R2はC1〜C4アルキルである〕の単位約9
    4〜約4重量部及び共重合可能な不飽和酸から誘導され
    る単位約1〜約10部を含有する第二ポリマーの少なく
    とも1つのセグメントよりなるセグメントポリマー。
  15. 【請求項15】  少なくとも1つの第一ポリマーセグ
    メントがセグメントコポリマー約50〜約90重量部で
    ある請求項14記載のセグメントポリマー。
  16. 【請求項16】  少なくとも1つの第一ポリマーセグ
    メントが約85モル%を超える次の構造 【化30】 の単位及び約15モル%未満の次の構造【化31】 〔構造中Rは−(−CH2)m−CH3であり、そして
    mは0である〕の単位を含有し;少なくとも1つの第二
    ポリマーセグメントが次の構造 【化32】 (構造中nは3である)の単位約5〜約35重量部;次
    の構造 【化33】 (構造中R2は−CH3である)の単位約60〜約74
    重量部及びメタクリル酸から誘導される単位約1〜約5
    部を含有し、そして少なくとも1つの第一ポリマーセグ
    メントがセグメントポリマーの約70〜約90重量部で
    ある請求項14記載のセグメントポリマー。
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