JPH04300421A - 多孔質静圧気体軸受 - Google Patents

多孔質静圧気体軸受

Info

Publication number
JPH04300421A
JPH04300421A JP8583891A JP8583891A JPH04300421A JP H04300421 A JPH04300421 A JP H04300421A JP 8583891 A JP8583891 A JP 8583891A JP 8583891 A JP8583891 A JP 8583891A JP H04300421 A JPH04300421 A JP H04300421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous
bearing
ceramic layer
porous ceramic
air permeability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8583891A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Ono
小野 克博
Kazumasa Kitamura
和正 北村
Hidenobu Misawa
三澤 英延
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP8583891A priority Critical patent/JPH04300421A/ja
Priority to DE69124730T priority patent/DE69124730T2/de
Priority to EP91310992A priority patent/EP0488715B1/en
Publication of JPH04300421A publication Critical patent/JPH04300421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多孔質セラミックスを使
用した静圧気体軸受けに関し、特に安定かつ高剛性な多
孔質気体軸受に関するものである。スライシングマシン
は、セラミックスの切断や溝入れ等に用いられる工作機
械であって、その砥石を回転させるスピンドルは加工物
に合った回転数で高速回転しかつ高剛性を得るため、工
場で容易に得られる最大給気圧力で運転される。本発明
の軸受は、このような安定した高速回転かつ高剛性が必
要なところの軸受として利用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、軸受け面に多孔質体を配してこの
多孔質体を通して軸受け面の間隙に加圧気体を供給して
、軸受け面の空気層により軸構造体を保持する多孔質静
圧気体軸受けが知られている。
【0003】この多孔質体の材料として、従来から多孔
質である焼結金属、カーボンやセラミックスが使用され
ている。このうち、多孔質の焼結金属または多孔質のカ
ーボンを使用した場合は、軸受け面の加工により軸受け
面に目つぶれが生じるため、膨大な工数のかかる再加工
をしなければ、安定で高剛性な静圧気体軸受けを得るこ
とができない問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その点、多孔質セラミ
ックスを使用した場合は上述した目つぶれの問題は発生
しない。しかしながら、例えば、日本機械学会論文集C
編55巻511 号「多孔質セラミックス静圧空気軸受
の負荷特性」に開示されているように、多孔質セラミッ
クスを使用した静圧気体軸受けでは、自励振動(ニュー
マチックハンマ)発生による不安定性を有しており、極
めて限定された条件下でしか安定せず、実際に高剛性で
安定な静圧気体軸受けを量産することができない問題が
あった。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解消して、
安定で高剛性な静圧気体軸受けを量産可能な構造を有す
る多孔質静圧気体軸受を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多孔質静圧気体
軸受けは、軸受け面に、通気係数が5以下の多孔質セラ
ミックスを用いたことを特徴とするものである。ここで
、通気係数Yは、 Y=12KR2 /(tp  cr 3)但し、K=D
arcy の法則に基づくセラミックス材の通気率、R
:軸半径、 tp :多孔質材の厚さ、 cr :軸受
のすきま、より求まる値をいう。
【0007】
【作用】上述した構成において、軸受け面の多孔質セラ
ミックスの通気係数を所定の値以下にすれば、後述する
実施例から明らかなように、多孔質セラミックスの他の
特性がどうであっても通常の使用において自励振動が発
生せず、安定で高剛性な多孔質静圧気体軸受を得ること
ができることを見いだしたことによる。なお、下限につ
いては特に規定するものではないが、0.05未満では
、剛性が小さく軸受として使用できなくなることが多い
ので、下限は0.05までであると好ましい。
【0008】また、所定の通気率を有する多孔質セラミ
ックスを得るためには、粉末を調製し、成形、焼成して
焼結体を得る通常の製造法において、成形時の成形圧を
変化させるか、あるいは焼成時の焼成温度を変化させる
と、簡単に再現性良く所望の通気係数を得ることができ
ることを見いだした。なお、本発明においては多孔質セ
ラミックスの通気係数が5以下であれば他の特性はどの
様なものでも可能だが、この通気率を達成するためには
、多孔質セラミックスの通気係数以外の特性は通常以下
の範囲にある。すなわち、平均細孔径:0.5 〜10
μm 、開気孔率:10〜30%、細孔容積:0.02
〜0.08cc/g、吸水率:2〜8%、成形密度:2
〜5g/cc の範囲にある。
【0009】
【実施例】図1は本発明の多孔質静圧気体軸受の一例の
構成を示す断面図である。第1図において、1は所定の
通気係数を有する多孔質セラミックス層、2は多孔質セ
ラミックス層1を介して空気等の気体を供給する気体供
給部、3は支持すべき軸構造体である。一般のスライシ
ングマシンの砥石スピンドルの軸受寸法は、d=25〜
60mm、D=30〜80mm、1=25〜60mmで
ある。上述した構造の多孔質静圧気体軸受による軸構造
体3の支持は、まず多孔質セラミックス層1の円筒形状
の軸受け面に5〜20μmの隙間を設けて軸構造体3を
装着した後、所定の圧力の気体を気体供給部2に供給し
た状態で軸構造体3を回転することにより達成すること
ができる。
【0010】多孔質セラミックス層1は通常のセラミッ
クスの焼成方法、すなわち所定組成の粉末を調製し、調
製した粉末を成形し、成形後の成形体を焼成して得るこ
とができる。その際、後述するように成形時の成形圧を
変化させるか焼成時の焼成温度を変化させることにより
、所定の通気係数を有する多孔質セラミックス層1を得
ることができる。なお、多孔質セラミックス層1は均一
な気孔分布を有し加工しても目づまりしない材料から構
成されると好ましく、多孔質ジルコニア、多孔質アルミ
ナ、多孔質窒化アルミニウム、多孔質炭化ケイ素、多孔
質窒化ケイ素を使用すると好ましい。
【0011】図2は実際の多孔質静圧気体軸受により軸
構造体を受け、自励振動が発生する限界を求めるのに使
用した装置を示す図である。各軸受部の寸法は、d=5
0〜60mm、D=55〜75mm、1=50〜60m
mの範囲にある。図2に示す装置では、図1と同様の構
造の多孔質静圧気体軸受に、距離測定センサと加速度ピ
ックアップ4及びFFTアナライザー5を設け、各回転
数で回転させた時の振動を計測し、回転数と同期しない
周波数成分が発生したときに自励振動が発生したものと
みなしている。なお、図1の気体供給部から供給する圧
力は7kgf /cm2 Gとした。これは、給気圧が
高い方が軸受剛性が高くなることと、工場内で容易に供
給できる最高圧力であるためである。
【0012】実際に図2に示す装置により、多孔質セラ
ミックス層1の通気係数を変えてその際の自励振動の発
生する回転数を求めたところ、図3に示す結果を得た。 図3から明らかなように、通気係数を5以下にしさえす
れば、自励振動のない安定した多孔質静圧気体軸受が得
られることがわかる。また、通気係数が1以下であれば
、実験で確認できた装置の最高回転数である3万回転ま
で安定なため、より一層安定な多孔質静圧気体軸受が得
られることがわかる。一方、剛性は、通気係数が5以下
のすべての条件で15kgf /μm 以上であること
が実測された。
【0013】また、多孔質セラミックス層1の製造時の
成形圧力及び焼成温度の影響を調べるため、同一組成の
セラミックスに対して成形時の成形圧力及び焼成温度を
変化させ、他の条件は同一として多孔質セラミックスを
製造し、その通気係数を調べたところ、成形圧力及び焼
成温度を変化させることにより、通気係数を制御するこ
とができ、この方法が本発明の所定の通気係数を有する
多孔質セラミックスを得るために最適であることがわか
ったが、成形圧力と焼成温度は密接な関係にあるため、
実際の通気率の制御にあたっては、これらの間の関係を
も考慮する必要がある。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したところから明らかな
ように、本発明によれば、多孔質靜圧気体軸受の多孔質
セラミックス層の通気係数さえ5以下に制御すれば、セ
ラミックスを使用した靜圧気体軸受においても自励振動
のない安定かつ高剛性な軸受を得ることができる。また
、上述したセラミックス層の通気率の制御には、成形圧
力を変化させるか焼成温度を変化させることにより、簡
単に所定の通気率を有する多孔質セラミックス層を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多孔質靜圧気体軸受の一例の構成を示
す断面図である。
【図2】本発明において自励振動発生を調べる状態を示
す図である。
【図3】本発明における通気係数と最高安定回転数との
関係を示すグラフである。 1  多孔質セラミックス層 2  気体供給部 3  軸構造体 4  距離測定センサおよび加速度ピックアップ5  
FFT アナライザー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸受け面に通気係数が5以下の多孔質
    セラミックスを用いたことを特徴とする多孔質静圧気体
    軸受。
  2. 【請求項2】  前記多孔質セラミックスの通気係数が
    5以下で0.05以上である請求項1記載の多孔質静圧
    気体軸受。
JP8583891A 1990-11-29 1991-03-27 多孔質静圧気体軸受 Pending JPH04300421A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8583891A JPH04300421A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 多孔質静圧気体軸受
DE69124730T DE69124730T2 (de) 1990-11-29 1991-11-28 Poröses, gasstatisches Lager
EP91310992A EP0488715B1 (en) 1990-11-29 1991-11-28 A porous hydrostatic gas-bearing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8583891A JPH04300421A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 多孔質静圧気体軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04300421A true JPH04300421A (ja) 1992-10-23

Family

ID=13870003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8583891A Pending JPH04300421A (ja) 1990-11-29 1991-03-27 多孔質静圧気体軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04300421A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186030A (ja) * 1986-09-30 1988-08-01 Canon Inc 多孔質静圧気体軸受の製造方法
JPH0289811A (ja) * 1988-09-26 1990-03-29 Ibiden Co Ltd 静圧気体軸受

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63186030A (ja) * 1986-09-30 1988-08-01 Canon Inc 多孔質静圧気体軸受の製造方法
JPH0289811A (ja) * 1988-09-26 1990-03-29 Ibiden Co Ltd 静圧気体軸受

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020114935A1 (en) Graded grain size diamond layer
CN101176187A (zh) 喷淋板及其制造方法
Fawcett Small amplitude vibration compensation for precision diamond turning
US6342270B1 (en) Process for manufacturing a hydrostatic bearing of porous material
JPS62220716A (ja) 気体軸受及びその製造方法
JPH05296248A (ja) 摺動部材
JP2726776B2 (ja) 研削方法
US10189127B2 (en) Positioning of a spindle with micrometric forwarding control and tilting of its rotation axis
JPH04300421A (ja) 多孔質静圧気体軸受
EP0488715A2 (en) A porous hydrostatic gas-bearing
JPH04219519A (ja) 多孔質静圧気体軸受
JPH04300420A (ja) 多孔質静圧気体軸受
Bifano et al. Fixed-abrasive grinding of brittle hard-disk substrates
Kwan Processing and fluid flow characteristics of hot isostatically pressed porous alumina for aerostatic bearing applications
CN114462156A (zh) 随动气浮支撑的基于壳理论的薄壁筒镜像切削建模方法
JP2005342878A (ja) 空気軸受を用いた研削砥石スピンドル
JP2566789B2 (ja) 多孔質静圧気体軸受の製造方法
EP0738197B1 (en) Grinding method and apparatus
JP2001027240A (ja) 静圧多孔質軸受及びその製造方法
JPH1162966A (ja) 静圧軸受及びその製造方法
JP2002265933A (ja) 無電解めっき法により作製した磁気研磨工具およびこの工具を使用した磁気研磨法
Pande et al. Computer simulation of the plunge centreless grinding process
CN107030537A (zh) 外圆表面微细螺旋纹梳理工艺
Zhao et al. Design of Tools, Grinding Wheels, and Precision Spindles
Shih et al. Wear of the blade diamond tools in truing vitreous bond grinding wheels: Part I. Wear measurement and results