JPH04300329A - 繊維束を紡糸するための方法および精紡機 - Google Patents

繊維束を紡糸するための方法および精紡機

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JPH04300329A
JPH04300329A JP3354254A JP35425491A JPH04300329A JP H04300329 A JPH04300329 A JP H04300329A JP 3354254 A JP3354254 A JP 3354254A JP 35425491 A JP35425491 A JP 35425491A JP H04300329 A JPH04300329 A JP H04300329A
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spinning
cans
fiber bundle
spinning machine
machine
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Fritz Stahlecker
フリッツ・シュターレッカー
Hans Stahlecker
ハンス・シュターレッカー
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/005Arrangements for feeding or conveying the slivers to the drafting machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/14Details
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、多数の精紡ポジション(Spi
nnstelle)を有し、それらの延伸装置にケンス
から引き出される繊維束がそれぞれ供給されるリング精
紡機により繊維束を紡糸するための方法に関する。
【0002】高い生産性を有する高速精紡機では、紡糸
すべき繊維材料をケンスに装入された繊維束の形式で供
給することが通例である。これは、オープンエンド式ロ
ーター精紡機、オープンエンド式フリクション精紡機、
ラップ精紡機ならびに空気精紡機に対してあてはまる。 ケンスでの供給はリング精紡機についても公知であるが
、それにより先行する機械つまりフライヤーの省略が可
能となる。
【0003】本発明の目的は、個々の精紡ポジションの
紡糸工程が改良され、また糸の製造が廉価となる方法を
創出することにある。
【0004】この目的は、繊維束がおよそ0.25〜0
.8番手の細さを有し、またケンスの上方から三シリン
ダー延伸装置として構成された延伸装置までの経路にお
いて繊維束案内装置により案内されることにより達成さ
れる。
【0005】この方法により、より細い繊維束が各精紡
ポジションに提供でき、しかもこれらの細い繊維束が比
較的長い距離にわたっても供給できるという有利さが得
られる。細い繊維束からの紡糸は、各精紡ポジションで
の低い技術的および機械的な労作によっても高品質の細
糸が紡績され得るという利点をもたらす。
【0006】リング精紡機の場合には、細い繊維束の供
給により先行するフライヤーが省略され得る、すなわち
延伸機で作られた繊維束をリング精紡機により直接紡糸
することが可能である。しかも、リング精紡機には何ら
複雑な延伸装置は必要とされない。むしろ、今日の通常
の実証済みの三シリンダー延伸装置で十分である。
【0007】ケンスでのリング精紡機に延伸機から直接
来る繊維束を提供して、通常のリング精紡機に前置され
るフライヤーを省略する比較的古い方法は公知である。 その際に、二列のケンスを延伸装置を備えた両方の機械
側の間に高く配置することは公知である(DE−PS 
 817  572)。これらのケンスのそれぞれは、
少なくとも4つの延伸ベルトを含む。ケンスを精紡機の
上方または下方の中間床上、特殊台座上あるいは台車に
準備される車の上に配置することも、公知である(DE
−PS  882  068)。そのような提案にした
がって、50年代には実際的なテストが行われたが、そ
れらは失敗に帰した。ひとつには、繊維束が比較的長い
距離にわたって案内されねばならず、また繊維束におけ
る望ましくない制御不能なドラフトが生じたため、得ら
れた糸の品質が満足すべきものでなかったからである。 それに加えて、一方で極めて高いドラフトを可能にしつ
つ、他方では相対的に低いデリベリ速度を有する延伸装
置が開発されなければならなかった。このことは、その
ような形式の延伸装置の引込みローラは極めて低い回転
数つまり毎分2回以下の回転数で稼働することを意味し
た。そのような回転数は、相当な長さを有するリング精
紡機の延伸装置では、全く不可能であった。すなわち、
引込みローラは衝動的に、またねじれのために機械端の
部分での異なる速度を以て回転したため、付加的な不正
ドラフトが惹起された。したがって、これらの実験はリ
ング精紡機では再び断念された。今日でも粗糸ボビンを
作るフライヤーがリング精紡機の前に配置されるが、こ
の粗糸は極めて細いため、三シリンダー式延伸装置によ
る加工は困難である。粗糸ボビンから引き出された粗糸
が延伸装置に進入する前に仮撚りを付与することが、公
知である。一方では(EP−0041  484  B
1)、粗糸は固定式の仮撚り付与要素により案内される
。他の方法(EP−0  168  357  B1)
では、糸軸のまわりを回転する延伸装置の特殊構造が提
供される。それに加えて、延伸機にて製造された繊維束
をケンスに装入する際にこれらの繊維束に対して仮撚り
により保護撚りを付与するという提案が、公知となって
いる(DE  29  34  830  A1)。し
かし、この提案は実行されなかった、というのは、仮撚
りは下手の撚り付与装置により解除されて、実際には繊
維束に保護撚りが付与されないといことが見落とされて
いたからである。
【0008】 yfilの場合には、繊維束をケンスで供給することが
公知である。この場合には繊維束は比較的粗い番手を有
するため、それらはケンスから延伸装置までの搬送に対
して不正ドラフトを生じることなく耐久できる。延伸装
置は極めて高いドラフトを行わなければならないため、
ここでも高価な五シリンダー式延伸装置が使用される。 これらの高価な延伸装置の機能が可能であるのは、この
場合には高いデリベリ速度で紡糸され、したがって引込
みローラは十分な回転数で回転するからである。細い繊
維束の使用により、これらの機械では高価な五シリンダ
ー式延伸装置の代わりにリング精紡機において常用され
ている三シリンダー式延伸装置が使用できるが、後者は
操作も容易である。
【0009】本発明の別の構成では、繊維束に2〜15
T/mのねじりを付与することが提供される。繊維束の
引込み速度は高速精紡機例えばオープンエンド・ロータ
ー精紡機の場合にも1m/分をほとんど超えないため、
ケンスは比較的低い回転数で回転すればよいのであり、
したがってそれらは高い技術的仕様およびコストを要し
ない簡単な駆動装置で駆動することができる。しかも、
実施されたねじりは正確な耐久値を維持する必要はなく
、また必ずしも均一に配分されなくてもよい、というの
は、このねじりは繊維の延伸ないし各繊維の分離により
十分ないし完全に再解除されるからである。
【0010】本発明の別の構成では、精紡ポジションに
属する装置によりケンスから引き出される繊維束から紡
糸するための複数の精紡ポジションを備えた精紡機にお
いて、ケンスをそれらの軸のまわりに回転させる装置が
提供される。それにより引き出しの間に繊維束に対して
真正のねじりが付与されるため、細い繊維束が不正ドラ
フトの恐れなく加工され、かつ比較的長い距離にわたっ
ても各精紡ポジションに供給できるのである。
【0011】本発明の別の構成では、機械長手方向に複
数列をなして設置できるケンスの回転装置および支持装
置が当該の精紡機の上方に配置されることが提供される
。それにより、所要面積は必要な基礎面に関して従来の
機械に比べて増大しないのであり、これは両機械側での
各精紡ボジションが比較的狭いピッチで配置されるリン
グ精紡機の場合には特に重要なことである。
【0012】本発明のさらに別の構成では、ケンスの回
転装置はケンスの底に設置されることが提供される。そ
れによりケンスを回転装置上に簡便に搭載することが可
能となり、満杯のケンスの供給および空になったケンス
の搬出の問題が解消される。その上、ケンスの底に設置
されるそのような回転装置は新しいケンス形式を必要と
しない。
【0013】本発明の別の構成では、ケンスの回転装置
はケンスに対する据付け台に配置され、該台上でケンス
は機械長手方向に延びる少なくとも二列の形式で設置さ
れることが提供される。この据付け台は、例えばオープ
ンエンド精紡機では、基本的 のような据付け台は精紡装置の背後に、すなわち操作側
の反対側に設置することができる。
【0014】リング精紡機または同様に狭いスピンドル
・ピッチの機械では、本発明の別の構成において合理的
に据付け台は通行可能な台座として形成されることが提
供される。この台座は、オペレータおよび走行式保守装
置のための作業区域が自由となるだけの十分な高さを合
理的に有する。
【0015】本発明の別の構成では、回転装置は回転可
能に支持され、それぞれひとつのケンスに配置されて回
転駆動部に接続されている皿状体を含むことが提供され
る。
【0016】本発明の別の実施態様では、回転装置とし
て機械長手方向に延びる無端の駆動要素が提供されるが
、該要素上に一列に並べられた複数のケンスが設置され
る。この場合には、ケンスに対してそれらの位置を固定
するための装置が係合することが望ましい。ベルトない
し(被覆)ザイルなどが使用できるそのような駆動要素
は、極めて容易に製作可能である。
【0017】本発明の他の構成では、ケンスの上方に繊
維束に対する転向装置が配置されることが提供される。 この転向装置は、繊維束が公知のやり方で本質的に上方
へケンスから引き出される機能を有する。その上、この
転向装置は撚り停止装置としても機能するため、ケンス
の回転によりもたらされた一定範囲のねじりが繊維束に
加えられる。合理的な構成においては、転向装置は少な
くともひとつの駆動された引出しローラを含むことが提
供される。
【0018】本発明の別の構成では、転向装置にそれぞ
れ精紡ポジションに向かう繊維束案内装置が接続するこ
とが提供される。この繊維束案内装置の機能は、繊維束
を一定の経路で移動させることにある。その際には、別
の構成において繊維束案内装置が案内管として設置され
ることが有利である。この案内管の中へ繊維束は比較的
容易に吸引ないし吹き込まれるため、ケンスから精紡ポ
ジションへの最初の供給は比較的容易に実施することが
できる。
【0019】本発明のその他の特徴および長所は、図面
に示された実施例に関する以下の説明ならびに従特許請
求の範囲から明らかとなる。
【0020】図1は、それらの精紡ポジションにそれぞ
れ延伸機にて製造され、台座上に設置された回転するケ
ンスに装入された繊維束が供給される複数のリング精紡
機からなるプラントの部分正面図である。
【0021】図2は、ケンスを据え付けるためのそれぞ
れ駆動される皿状体を具備した複数列のケンスに対する
据付け台の部分断面図である。
【0022】図3は図2に基づく実施態様の平面図であ
る。
【0023】図4は、その両部分を以て機械長手方向に
走行し、その上にケンスが設置される平ベルトを有する
ケンスの回転装置の部分縦断面図である。
【0024】図5は図4に基づく実施態様の平面図であ
る。
【0025】図6は図4および図5に基づく据付け台の
断面図である。
【0026】図7は、ケンスが機械長手方向に走行する
縦にセットされた平ベルトで運ばれる実施態様の平面図
である。
【0027】図8は図7のVIII−VIII線に沿っ
た断面図である。
【0028】図9は互いにずれて三列に配置されたケン
スの回転装置の平面図である。
【0029】図2に示された総合装置は多数のリング精
紡機を含むが、図1にはそれらのうちの2つの精紡機(
1と2)が極めて概略的に示されている。これらの精紡
機(1、2)は、両側に公知のやり方で製作された多数
の精紡ポジション(5)を含む。それらは、延伸装置(
3)とスピンドル(4)ならびに通常の糸案内および駆
動要素を含む。そのような精紡機(1、2)は、各機械
側に多数例えば500の精紡ポジション(5)を含む。 各精紡ポジション(5)にはケンス(6)が係合してお
り、ケンスから繊維束(7)いわゆる延伸束が引き出さ
れて、延伸装置(3)へ供給される。例えば9インチの
直径を持つ市販品が使用されるケンス(6)はリング精
紡機(1、2)のそれぞれに対して機械長手方向に延び
る6列(10、11、12;10’、11’、12’)
に配置されるが、それぞれ3列(10、11、12;1
0’、11’、12’)がひとつの機械側に係合する。 ケンス(6)は台座として形成された据付け台(9)上
に配置され、またケンス(6)を矢印(A)の方向に回
転させる回転装置(8)を具備している。
【0030】繊維束(7)は、ケンス(6)の上方に配
置された転向装置(18、18’)によりケンス(6)
から引き出される。転向装置(18、18’)は、ひと
つまたは2つの自由回転可能に支持されたローラにより
形成できる。それらは、機械長手方向に延びるひとつの
駆動されるローラと個別の押さえローラから形成するこ
ともできる。転向装置(18、18’)に接続するのは
、繊維束(7)のそれぞれに対する案内管(16、17
)であるが、該管はまず機械中央に向かって水平に、次
いで延伸装置(3)の方向へ下方に据付け台(9)を貫
通している。リング精紡機(1、2)では通常のクリー
ルは設置されないため、台(9)は比較的低く、すなわ
ちオペレータにとって十分な頭部自由度が保証される程
度の高さとすることができる。台(9)は図示された実
施態様ではその下側にレール(25)を備えており、そ
こを保守用装置例えば移動式ブロワー(26)が走行で
きる。
【0031】延伸機で製造されてケンス(6)に装入さ
れる繊維束(7)をできるかぎり細く、すなわち0.3
以下、特に0.3〜0.8の番手に保持することが要望
される。そのように細い繊維束(7)はリング精紡機(
1、2)により直接的に加工できるのであり、特に高価
な延伸装置(3)は必要とされない。したがって、17
0倍までのドラフトが行える三シリンダー式延伸装置(
3)の使用で十分である。繊維束(7)は、ケンス(6
)の回転により矢印(A)の方向に真正のねじりを得る
。この真正のねじりが到達する範囲は、転向装置(18
)までのケンス(6)の範囲に限定される。実際には、
2〜15T/m(ねじり数/メートル)で十分である。 繊維束(7)に対する引出し速度は比較的低いため、こ
のねじりを達成するにはケンス(6)に対する2〜10
回/分の回転数で十分である。この真正撚りにより、繊
維束(7)は不正ドラフトないし繊維束破断を懸念する
ことなく転向装置(18、18’)から延伸装置(3)
までの長さをカバーする十分な強さを獲得する。 しかも、繊維束の比較的僅かなねじりは、延伸装置(3
)での延伸の均一性に対して有利に作用する。始紡時に
繊維束(7)を延伸装置(3)に供給できるように案内
管(16、17)は噴射ノズル(23)を具備しており
、該ノズルには繊維束(7)を案内管(16、17)の
出口(24)まで推進するための圧力空気ガンなどが接
続されている。
【0032】リング精紡機(1、2)の機械幅は、今日
の通常の機械幅と合致している。しかし、ケンス(6)
の使用のため、機械(1、2)間の間隔を今日の通常の
寸法よりもやや拡大することが必要となる。但し、使用
に供される空間の高さが許すならば、ケンス(6)を二
段に重ねて配置することもできる。真正ねじりを有する
繊維束(7)は、それが機械停止時に「伸びる」つまり
無秩序に引っ張られるというリスクをもたらすことなく
大きな高さにわたる送りに耐久できるのである。この場
合には、リング精紡機(1、2)のピッチ、すなわち機
械長手方向における精紡ポジション(5)相互の間隔を
増大させることなく、より大きなケンス(6)を使用す
ることもできる。
【0033】既述したように、ケンス(6)はそれらの
軸のまわりに比較的低回転数で回転する。繊維束(7)
にもたらされた真正ねじりは延伸装置(3)での延伸に
よりほとんど再解除される保護撚りにすぎないため、ね
じり数およびねじりピッチに関するねじりの正確な維持
に対する高い要求は存在しない。したがって、ケンス(
6)に対する比較的簡単かつ安価な駆動装置(8)を設
置することができる。据付け台(9)と駆動装置(8)
ならびにその他の補助装置に対する費用は、もちろん省
略されるフライヤーおよび粗糸ボビンを懸架するリング
精紡機(1、2)の従来のクリールに対する費用を上回
るべきではない。当然ながら、据付け台(9)と駆動装
置(8)ならびに追加のケンス(6)に対する費用は、
フライヤーの費用よりも相当低くなるように努めるべき
である。その上、延伸機により製造された繊維束(7)
をケンス(6)から紡糸することによりさらに利点がも
たらされる、というのは、粗糸ボビンの搬入および搬出
を含む自動的な粗糸ボビン交換を要するフライヤーとリ
ング精紡機との間の今日の努力目標である接続自動化が
省略できるからである。
【0034】既述したように、回転装置に対する精度の
要求はそれほど高くないため、ここでは割安な構造が可
能である。そのような割安な構造例が、以下に説明され
る図2〜図9において示されている。
【0035】図2および図3に基づく実施態様において
、この実施態様では4列(10、11、12;27)に
設置されているケンス(6)はそれらの底を以て皿状体
(29)に搭載される。該皿状体(29)はケンス(6
)の直径よりもやや小さい直径を有する。ケンス(6)
の底は通常は側壁の延長に延びる下側の縁つばよりも後
退しているため、ケンス(6)は皿状体(29)上で心
出しされる。ケンス(6)の駆動は平ベルトにより行わ
れるが、これらのベルトはそれらの両車間部分(31、
32および31’、32’)により縦に立ちながら矢印
(BおよびC)方向に機械長手方向に走行する。したが
って、車間部分(31、32または31’、32’)を
持つ平ベルトは2列(10、11;12、27)のケン
ス(6)を駆動する。車間部分(31、32;31’、
32’)は、各列(10、11;12、27)の皿状体
(29)に沿った接線ベルトとして走行する。第一の実
施態様では、それらは回転可能に支持された皿状体(2
9)を駆動し、次いで皿状体がケンス(6)を移動させ
ることが提供される。変更態様では、皿状体(29)は
不動的に配置され、また上方へ皿状体(29)上に突出
してケンス(6)の下縁と接触する車間部分(31、3
2;31’、32’)に関する滑り面を形成することが
提供される。この場合には、車間部分(31、32;3
1’、32’)はケンス(6)を直接的に駆動する。こ
の仕様において合理的には、皿状体(29)または据付
け台(9)は車間部分(31、32;31’、32’)
を垂直方向に支持する案内要素を具備する。
【0036】据付け台(9)の表面が皿状体(29)お
よび車間部分(31、32;31’、32’)の下側に
位置する図2に基づく仕様の変更態様において、据付け
台(9)の上面が高く位置し、特に皿状体(29)の上
面と同一に並ぶことも提供できる。この場合には、皿状
体(29)の部分にケンス(6)の直径よりもやや大き
い空所が据付け台(9)に設けられる。
【0037】図4〜図6に基づく実施態様ではケンス(
6)の各列(10)に対してそれぞれひとつのベルト(
33)を備えた駆動装置(8)が設置されているが、そ
の両車間部分(34、35)は平らに横たわった状態で
機械長手方向に走行すると共に、それらが割線の形状で
ケンス(6)の底の下側を延びるような相互の間隔を有
する。ケンス(6)は、据付け台(9)の空所(36)
においてベルト(33)の車間部分(34、35)上に
直接的に搭載される。空所(36)は機械長手方向にみ
ぞ状に延びるが、ケンス(6)間には車間部分(34、
35)の通過を可能にする横ウェブが設置される。 しかし、個別のケンス(6)に対してそれぞれ丸い空所
(36)と、同様に車間部分(34、35)に対する通
過手段を提供することもできる。
【0038】図4〜図6に基づく実施態様では各列(1
0、11、12)に対して独自のベルト(33)が配置
されているが、複数列のこれらのベルト(33)に対し
て共通の駆動部が提供される。この駆動部は機械端に取
り付けられた被駆動シャフト(38)を含むが、このシ
ャフト上にはベルト(33)が巻き付く駆動歯車(39
)が設置されている。据付け台(9)の下側には垂直な
回転軸を持つ転向歯車(37)が配置されているため、
ベルト(33)は90゜転向される。さらにベルト(3
3)は、自由に回転可能にシャフト(38)上に取り付
けられた別の転向歯車(40)により案内される。 図示されていない反対側の機械には、シャフトとその上
に自由に回転可能に設置された転向ロールと垂直軸を持
つ第三の転向ロールとを具備した同様のベルト案内が配
置される。
【0039】図7および図8に基づく実施態様では、同
様にケンス(6)の各列(10、11、12)に対する
駆動装置(8)として独自のベルト(41)が設置され
るが、該ベルトは平ベルトとして形成され、またその両
車間部分(42、43)を以て各列(10、11、12
)のケンス(6)の下側にケンス(6)がその下縁を以
て車間部分(42、43)の細幅側に搭載されるように
延びる。それによりベルト(41)に対する簡素化され
た駆動装置が実現されるのであり、該ベルトは一方の機
械端に垂直な回転軸を持つ駆動プーリ(44)を、また
他端に照応した図示されていない転向プーリを有する。 駆動プーリ(44)は、マイタ歯車(49、50)を用
いた共通の駆動モータ(48)によりシャフト(47)
を介して駆動される。
【0040】図7および図8に基づく実施態様では、平
ベルト(41)の車間部分(42、43)は据付け台(
9)のみぞ形状の案内部において案内される。合理的に
は滑りコーティングを備え、あるいは所定の間隔で滑り
案内ないし案内ロールを備えたこれらのみぞ形状の案内
部は、合理的には据付け台(9)の上面に対して車間部
分(42、43)が僅かな高さだけ据付け台の上面から
突出するように下げて配置されている。据付け台(9)
には補助的な案内ロール(45)が設置されるが、該ロ
ールは一列のケンス(6)の間に対で配置されて、ケン
ス(6)を各列(10、11、12)における所望の位
置で心出しする機能を果たす。
【0041】図9に基づく実施態様は、図4および図5
に基づく実施例に合致したケンス(6)に対する駆動装
置を有する。しかし、この実施態様ではケンス(6)の
各列(10、11、12)は互いにずれているため、各
列(10、11、12)のケンス(6)はそれぞれ間隙
に互いにずれて位置する。それにより、ケンス(6)の
3列(10、11、12)を2つのベルト(33、33
’)により駆動することができる。これらのベルト(3
3、33’)のそれぞれの車間部分(35、34’)は
、ケンス(6)の2列(10、11;11、12)の底
下を走行する。この実施態様では中央列(11)のケン
ス(6)は外側の両列(10、12)のケンス(6)と
は逆方向に駆動されるが、ケンス(6)の回転により繊
維束(7)に付与される真正ねじりは延伸装置(3)で
のドラフトにより再解除されるため問題とはならない。
【0042】図9に示されたように、車間部分(34、
35;34’、35’)の両側には据付け台(9)に案
内部材(51、52)が配置されているが、これらは車
間部分(34、35;34’、35’)に対する側面案
内として機能する。合理的には、これらの案内部材(5
1、52)は図示されていない据付け台の上面からそれ
らがケンス(6)の心出しの機能をも果たせる程度に突
出することが提供される。その際にケンス(6)間の三
角部に配置される案内部材(52)はこれらの三角部に
適合している、すなわちそれらは平面図では本質的に三
角形の輪郭を示すのである。
【0043】図2〜図9に基づいて説明されたケンス(
6)に対する駆動装置(8)では、平ベルトの代わりに
他のベルト形式、例えば丸ベルトなどを使用することが
できる。殊に、駆動装置としてロープ特にワイヤーロー
プを使用することも可能であり、それらは合理的にはプ
ラスチック被覆を具有する。殊に丸ベルトあるいはロー
プの場合には、案内および駆動装置を簡素化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】それらの精紡ポジションにそれぞれ延伸機にて
製造され、台座上に設置された回転するケンスに装入さ
れた繊維束が供給される複数のリング精紡機からなるプ
ラントの部分正面図である。
【図2】ケンスを据え付けるためのそれぞれ駆動される
皿状体を具備した複数列のケンスに対する据付け台の部
分断面図である。
【図3】図2に基づく実施態様の平面図である。
【図4】その両部分を以て機械長手方向に走行し、その
上にケンスが設置される平ベルトを有するケンスの回転
装置の部分縦断面図である。
【図5】図4に基づく実施態様の平面図である。
【図6】図4および図5に基づく据付け台の断面図であ
る。
【図7】ケンスが機械長手方向に走行する縦にセットさ
れた平ベルトで運ばれる実施態様の平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図で
ある。
【図9】互いにずれて三列に配置されたケンスの回転装
置の平面図である。
【符号の説明】
1    リング精紡機 2    リング精紡機 3    延伸装置 5    精紡ポジション 6    ケンス 7    繊維束 8    回転装置 9    据付け台 16    案内管 17    案内管 18    転向装置 18’  転向装置 23    噴射ノズル 29    皿状体 31    駆動要素 33    駆動要素

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多数の精紡ポジションを有し、それら
    の延伸装置にケンスから引き出される繊維束がそれぞれ
    供給されるリング精紡機により繊維束を紡糸するための
    方法において、繊維束はおよそ0.25〜0.8の番手
    の細さを有し、またケンスの上方から三シリンダー延伸
    装置として構成された延伸装置までの経路において繊維
    束案内装置により案内される繊維束を紡糸するための方
    法。
  2. 【請求項2】  繊維束(7)におよそ2T/m〜15
    T/mのねじりが付与されることを特徴とする請求項1
    記載繊維束を紡糸するための方法。
  3. 【請求項3】  精紡ポジションに属する引込み装置に
    よりケンスから引き出される繊維束から紡糸するための
    複数の精紡ポジションを備えた精紡機において、ケンス
    (6)をそれらの軸のまわりに回転させる装置(8)が
    設置されることを特徴とする複数の精紡ポジションを備
    えた精紡機。
  4. 【請求項4】  ケンス(6)の回転装置(8)および
    機械長手方向に複数列(10、11、12;10’、1
    1’、12’;27)をなして設置されたケンス(6)
    の支持装置(9)が当該精紡機(1、2)の上方に配置
    されることを特徴とする請求項3記載の精紡機。
  5. 【請求項5】  ケンス(6)の回転装置(8)はケン
    ス(6)の底に設置されることを特徴とする請求項3お
    よび4のいずれかに記載の精紡機。
  6. 【請求項6】  本質的に垂直な区間の範囲において別
    の装置(11;26;32;ケンス(6)の回転装置(
    8)はケンス(6)に対する据付け台(9)に配置され
    、該台上でケンス(6)は機械長手方向に延びる少なく
    とも二列(10、11、12;10’、11’、12’
    ;27)をなして設置できることを特徴とする請求項3
    〜5のいずれかに記載の精紡機。
  7. 【請求項7】  据付け台(9)は通行可能な台座とし
    て形成されることを特徴とする請求項3〜6のいずれか
    に記載の精紡機。
  8. 【請求項8】  回転装置(8)は好ましくは回転可能
    に支持され、それぞれひとつのケンス(6)に配置され
    て回転駆動部に接続されている皿状体(29)を含むこ
    と、また皿状体(29)および/またはケンス(6)に
    対する回転駆動装置が設置されることを特徴とする請求
    項3〜7のいずれかに記載の精紡機。
  9. 【請求項9】  ケンス(6)の少なくとも一群に対す
    る共通の回転駆動装置(8)が設置されることを特微と
    する請求項8記載の精紡機。
  10. 【請求項10】  回転駆動装置(8)はベルト駆動装
    置(31)として形成されることを特徴とする請求項8
    または9記載の精紡機。
  11. 【請求項11】  回転装置(8)として機械長手方向
    に平行に延びる無端の駆動要素(31、33)が設置さ
    れ、該要素上に一列(10、11、12;10’、11
    ’、12’;27)に並べられた複数のケンス(6)が
    搭載されることを特徴とする請求項3〜10のいずれか
    に記載の精紡機。
  12. 【請求項12】  ケンス(6)に対してそれらの位置
    を固定するための装置(29、36、45;51、52
    )が係合することを特徴とする請求項11記載の精紡機
  13. 【請求項13】  駆動要素(31、33、41)は案
    内装置上で案内され、また据付け台(9)から上方へ突
    出することを特微とする請求項3〜12のいずれかに記
    載の精紡機。
  14. 【請求項14】  ケンス(6)の上方に繊維束(7)
    に対する転向装置(18、18’)が配置されることを
    特徴とする請求項3〜13のいずれかに記載の精紡機。
  15. 【請求項15】  転向装置  (18、18’)は少
    なくともひとつの駆動される引出しローラを持つ引出し
    ローラ対を含むことを特徴とする請求項14記載の精紡
    機。
  16. 【請求項16】  転向装置  (18、18’)にそ
    れぞれ精紡ポジション(5)に至る繊維束案内装置(1
    6、17)が接続することを特徴とする請求項14また
    は15記載の精紡機。
  17. 【請求項17】  繊維束案内装置として案内管(16
    、17)が設置されることを特徴とする請求項16記載
    の精紡機。
  18. 【請求項18】  案内管(16、17)はそれぞれ噴
    射ノズル(23)を具備することを特徴とする請求項1
    7記載の精紡機。
JP3354254A 1990-11-30 1991-11-20 繊維束を紡糸するための方法および精紡機 Pending JPH04300329A (ja)

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