JPH04300012A - 金属ストリップの表面光沢度制御方法 - Google Patents

金属ストリップの表面光沢度制御方法

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Publication number
JPH04300012A
JPH04300012A JP6314691A JP6314691A JPH04300012A JP H04300012 A JPH04300012 A JP H04300012A JP 6314691 A JP6314691 A JP 6314691A JP 6314691 A JP6314691 A JP 6314691A JP H04300012 A JPH04300012 A JP H04300012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
emulsion
surface gloss
average particle
particle size
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6314691A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Shiraishi
利幸 白石
Hiroyasu Yamamoto
山本 普康
Matsuo Adaka
阿高 松男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステンレス鋼、普通
鋼、アルミニウムなどの金属ストリップの表面光沢度制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品、装飾品、家電製品その他に用
いられるステンレス鋼板などの金属ストリップに要求さ
れる品質の一つとして表面光沢度がある。表面光沢度に
はワークロールの表面粗さおよび圧延速度が大きくかか
わっていることが知られている。一般に、表面粗さの小
さいワークロールでは、高い表面光沢度を得ることがで
きる。また、圧延速度を低くすれば、表面光沢度は高く
なる。
【0003】ところで、圧延開始直後または終了直前で
は、圧延速度は加速または減速される。したがって、上
記のことからこれら加減速時で表面光沢度が変化するこ
とになる。また、圧延中にワークロールの表面粗さを変
えることはできない。このために、圧延速度の加減速時
には、速度差を大きく取らない(ステンレス鋼では最終
仕上げパスにおいて、低速で圧延する場合もある)方法
、または圧延板の単位面積当たりの潤滑油供給量を一定
にする方法が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】製品コイルの全長にわ
たって表面光沢度を均一にするために上記圧延速度を調
整する方法では、圧延速度を低くするので生産性が低下
する。また、圧延板の単位面積当たりの潤滑油供給量を
一定にする方法では、次のような問題がある。すなわち
、圧延機のロールバイト内に導入される潤滑油量Qd 
は材料速度V、ロール速度Vr 、潤滑油粘度η、圧延
板の降伏応力σおよびかみ込み角αとすると、次の関係
が成立する。 Qd =η・(V+Vr )/ σ・α  …(1)式
(1)から明らかなように、単位面積当たりの潤滑油供
給量を一定にしたとしても、ロールバイト内に導入され
る潤滑油量Qd が高速圧延時と低速圧延時とでは異な
るので、製品コイルの全長にわたって表面光沢度を均一
にすることはできない。
【0005】この発明は、圧延作業能率を落すことなく
製品コイルの全長にわたって表面光沢度度を一定に保つ
ことができる金属ストリップの表面光沢度制御方法を提
供しようとするもである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の金属ストリッ
プの表面光沢度制御方法は、圧延機入側で圧延板表面に
潤滑油−水エマルションを供給して金属ストリップを圧
延する方法において、圧延速度を検出し、検出した圧延
速度に基づいて所要の表面光沢度となるようにエマルシ
ョン平均粒径を調整する。
【0007】潤滑油として鉱物油、天然油脂、合成エス
テルその他、またはこれらの混合油を用いる。圧延速度
の検出にはタコメータージェネレータ、パルスジェネレ
ータなど通常の速度検出器を用いる。また、エマルショ
ン平均粒径を調整するには、たとえば市販のスタティッ
クミキサーを用いる。スタティックミキサーを通過する
エマルションの流量によって、エマルションの平均粒径
が変化する。圧延速度〜表面光沢度、エマルション平均
粒径〜表面光沢度およびスタティックミキサー流量〜エ
マルション平均粒径の関係を予め実験で求め、これらの
データを制御コンピュータに保存しておく。そして、検
出した圧延速度および上記データに基づいて所要のエマ
ルションの流量を求め、流量を調整する。流量の調整は
、可変容量ポンプまたは流量調節弁による。
【0008】
【作用】エマルションの平均粒径が小さくなれば、表面
光沢度が単調に増すという関係がある。たとえば、圧延
速度が減速されれば表面光沢度が増すので、表面光沢度
を一定に保つためにエマルション平均粒径を大きくする
。逆に、圧延速度の増速時にはエマルション平均粒径を
小さくする。また、スタティックミキサー中のエマルシ
ョン流量が増すと、エマルションの平均粒径が小さくな
る。したがって、圧延速度の減速時にはエマルション流
量を少なくし、圧延速度の増速時にはエマルション流量
を多くする。このように、エマルション平均粒径を調整
することによって、金属ストリップの表面光沢度を制御
することができる。
【0009】
【実施例】図1は、実験によって求めた圧延速度Vと表
面光沢度GS との関係の一例を示している。この関係
は次の式(2)によって表すことができる。 GS =A1 exp(A2 V)+A3 …(2)図
2は、実験によって求めたエマルション平均粒径Dと表
面光沢度GS との関係の一例を示している。式(3)
は上記関係を表している。 GS =B1 exp(B2 D)+B3 …(3)ま
た、図3はスタティックミキサー流量Qとエマルション
平均粒径Dとの関係の一例を示している。式(4)は上
記関係を表している。 D=C1 exp(C2 Q)+C3   …(4)こ
れら関係は、圧延機やスタティックミキサーにより予め
実験式として求めておく。これら実験式中の定数は測定
値から重回帰分析によって求める。そして、これらのデ
ータを制御コンピュータに保存しておく。
【0010】今、圧延速度VがV1 からV2 に変化
したとすると、表面光沢度GS がΔGS だけ変化す
る。   ΔGS =A1 〔exp(A2 V1 )−ex
p(A2 V2 )〕  …(5)また、表面光沢度G
S を一定に保つためには、エマルション平均粒径Dを
変化させる必要がある。すなわち、エマルション平均粒
径DがD1 からD2 に変化すると、表面光沢度GS
 の変化は   ΔGS =B1 〔exp(B2 D1 )−ex
p(B2 D2 )〕  …(6)となる。これより、
変化後のエマルション平均粒径Dは、式(5)および(
6)から、   D2 =(1/B2 )ln〔exp(B2 D1
 )        −(A1 /B1 ){exp(
A2 V1 )−exp(A2 V2 )}〕  …(
7)によって求めることができる。
【0011】上記のようにして所要のエマルション平均
粒径Dが求まると、式(4)からスタティックミキサー
中のエマルション流量Qは次のように求められる。   Q=(1/C1 )ln〔(D2 −C3 )/C
1 〕  …(8)エマルションの流量Qは、スタティ
ックミキサーの上流側に配置した可変容量ポンプによっ
て調節する。なお、発明者らは実験によって次のことを
知見している。すなわち、エマルション平均粒径が、圧
延荷重および摩擦係数に及ぼす影響は小さく、また表面
光沢度に及ぼす影響は大きい。
【0012】図4は、この発明の制御方法を実施する圧
延設備の一例を示している。図面に示すように、エマル
ションはエマルションタンク4から可変容量ポンプ6お
よびスタティックミキサー7を介して潤滑油ノズル9に
圧送される。潤滑油ノズル9からエマルションが圧延板
Sの表面に供給される。ワークロール2の回転速度を検
出するタコメータージェネレータ11が、4重圧延機1
に設けられている。タコメータージェネレータ11から
の信号は制御コンピュータ13に入力される。制御コン
ピュータ13には、上記式(7)および(8)が予め保
存されている。なお、圧延板Sの表面に供給されたエマ
ルションは、戻りタンク15に回収され、ポンプ16に
よりエマルションタンク4に戻される。上記スタティッ
クミキサー7は、図5に示すように管状のケーシング7
1、右エレメント72および左エレメント73から構成
されている。右エレメント72は矩形の板材を180度
右に、また左エレメント73は180度左にねじって作
られている。そして、右エレメント72および左エレメ
ント73を交互に、かつ90度ずらして上記ケーシング
71内に挿入、固定されている。スタティックミキサー
7に供給されたエマルションは、各エレメント72,7
3を通過するごとに反転し、撹拌されて、粒子が細分化
される。
【0013】上記のように構成された圧延設備において
、圧延速度Vの変化がタコメータージェネレータ11に
より検出されると、制御コンピュータ13は検出結果に
基づいて所要のエマルション流量Qを演算する。ついで
、演算結果は可変容量ポンプ6に出力され、エマルショ
ン平均粒径Dが調整されて表面光沢度GS は一定に保
たれる。
【0014】ここで、上記圧延設備によりステンレス鋼
板を圧延した結果について説明する。 4重圧延機:ワークロール径;165mmバックアップ
ロール径;400mm ロール胴長;400mm 圧  延  材:SUSU430,板厚1.0mm,板
幅250mm 圧延速度  :1〜100m/min 圧延板張力:後方10kgf/mm2   前方20k
gf/mm2 潤  滑  油:鉱物油系潤滑油の5%
エマルション,粘度10cSt (40℃) 上記条件により1コイルを圧延した結果、表面光沢度G
s( 45゜) は650±50であった。なお、表面
光沢度制御を行わない従来法の場合、表面光沢度Gs(
45゜) は550±150であった。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、圧延速度に基づきエ
マルション粒径分布を調整して表面光沢度を制御する。 したがって、圧延速度の加減速時であっても、圧延速度
に応じて表面光沢度を制御することができる。この結果
、圧延作業能率を落すことなく製品コイルの全長にわた
って表面光沢度を一定に保つことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】圧延速度と表面光沢度との関係の一例を示す線
図である。
【図2】エマルション平均粒径と表面光沢度との関係の
一例を示す線図である。
【図3】エマルション流量とエマルション平均粒径との
関係の一例を示す線図である。
【図4】この発明の制御方法を実施する圧延設備の一例
を示す概略図である。
【図5】上記圧延設備に設けられたスタティックミキサ
ーの断面図である。
【符号の説明】
1  4重圧延機 2  ワークロール 4  エマルションタンク 6  可変容量ポンプ 7  スタティックミキサー 9  潤滑油ノズル 11  タコメータージェネレータ 13  制御コンピュータ 16  戻りタンク 17  ポンプ S  圧延板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧延機入側で圧延板表面に潤滑油−水
    エマルションを供給して金属ストリップを圧延する方法
    において、圧延速度を検出し、検出した圧延速度に基づ
    いて所要の表面光沢度となるようにエマルション平均粒
    径を調整することを特徴とする金属ストリップの表面光
    沢度制御方法。
JP6314691A 1991-03-27 1991-03-27 金属ストリップの表面光沢度制御方法 Withdrawn JPH04300012A (ja)

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JP6314691A JPH04300012A (ja) 1991-03-27 1991-03-27 金属ストリップの表面光沢度制御方法

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JPH04300012A true JPH04300012A (ja) 1992-10-23

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ID=13220818

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JP (1) JPH04300012A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999051369A1 (en) * 1998-04-03 1999-10-14 Alcan International Limited Process for adjusting lubricant oil droplet size in an aluminum rolling mill
JP2007160367A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Jfe Steel Kk 冷間圧延方法及び装置

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WO1999051369A1 (en) * 1998-04-03 1999-10-14 Alcan International Limited Process for adjusting lubricant oil droplet size in an aluminum rolling mill
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Effective date: 19980514