JPH04299929A - 養殖帆立貝の係止ピン取付け方法 - Google Patents

養殖帆立貝の係止ピン取付け方法

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JPH04299929A
JPH04299929A JP3089586A JP8958691A JPH04299929A JP H04299929 A JPH04299929 A JP H04299929A JP 3089586 A JP3089586 A JP 3089586A JP 8958691 A JP8958691 A JP 8958691A JP H04299929 A JPH04299929 A JP H04299929A
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locking
rope
young
young shellfish
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聖也 工藤
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Tohoku Sogo Kenkyusha KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
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    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帆立貝の養殖に際し、
稚貝の耳片に係止ピンを取付ける方法に係り、係止ピン
の取付けを機械化、自動化可能とし、省力化を図ること
が出来るようにした方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帆立貝の養殖は、ロープに係止ピンを貫
通、係止し、係止ピンの両端の係止部をロープの外周か
ら所定長さ突出させ、一方、帆立貝の稚貝の耳片の一方
に係止孔を穿設し、稚貝を人手で摘持し、耳片の孔をロ
ープの係止ピンの係止部に挿入、嵌合させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の帆立貝稚
貝への係止ピンの係止方法は、ロープへの係止ピンの係
止、稚貝の耳片への穿孔、耳片の係止孔のロープ係止ピ
ン係止部への嵌合の全ての作業を手作業で行なっている
のが現状で、多くの人手を要し、過重な作業を強いられ
、且つ、寒い時期の作業なので手袋で作業をせざるを得
ず、各作業を要領良く、効率的に、迅速に行なうことは
仲々困難であった。一方、サイズが小さい稚貝に穿孔す
る作業も、稚貝を手で押え、ドリルで小さい耳片に穿孔
しているのが現状で、作業が難しく、面倒で、又、手が
滑ったりして傷つける虞もあり、安全性の点でも問題が
有る。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなされたもので、その目的とする処は、ロープへの係
止ピンの係止は手作業で行なうも、面倒、困難で、危険
性のある稚貝耳片への穿孔、耳片係止孔へのロープ係止
ピン係止部の嵌合、係止を、人手を煩わせることなく、
機械的に、自動的に行なうことを可能とし、省力化、効
率的な稚貝の係止ピンへの係止を可能とした方法を得せ
しめるにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、稚貝を耳片を下にしてターンテーブル上の
クランプに供給する工程と、この稚貝をクランプで把持
し、且つ、稚貝の一方の耳片の角部を位置決めする工程
と、回転するターンテーブルの孔開けステーションで、
位置決めされた稚貝の一方の耳片に穿孔する工程と、回
転するターンテーブルの係止ピン挿入ステーションで、
ロープに貫通、係止した係止ピンをロープを稚貝の耳片
方向に近寄せて係止孔に嵌合する工程とからなる養殖帆
立貝の係止ピン取付け方法である。
【0006】又、上記稚貝の耳片の位置決めは、クラン
プ付設されたL型の治具であって、耳片を下にして上か
ら供給される稚貝の耳片角部を規制して位置決めするよ
うにした養殖帆立貝の係止ピン取付け方法である。
【0007】更に、上記ロープの係止ピンは、上記係止
ピン挿入ステーションに臨んで設けられた案内機構で稚
貝の耳片方向に移動せしめられ、案内機構は二分割され
た漏斗状の筒状をなし、180°離間した軸方向へのス
リットを有し、筒状部に上記ロープを通し、スリットに
ロープの係止ピンを案内させるようにした養殖帆立貝の
係止ピン取付け方法である。
【0008】又、上記係止ピンを係止したロープは、1
80°離間したスリットを有するに分割された漏斗筒状
の案内部材内に挿通され、各スリットに係止ピンの両係
止部を係合してこのスリットに案内されて径方向の位置
決めを行ない、稚貝をクランプを介して係止ピン方向に
移動させ、係止ピン係止部を耳片の係止孔に嵌合させ、
爾後、案内部材を反転させ、係止ピンの他方の係止部を
次期の稚貝の耳片係止孔に嵌合させるようにした養殖帆
立貝の係止ピン取付け方法である。
【0009】
【作用】上記手段によれば、稚貝の位置決め、クランプ
、稚貝の耳片への穿孔が自動的に機械化して行なえ、又
、稚貝耳片への係止ピンの嵌合も機械化、自動化して行
なえる。
【0010】
【実施例】次に本発明の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1は本発明を実施する装置の平面図、図
2は稚貝供給部分の正面図、図3は同平面図、図4は同
縦断側面図、図5は稚貝耳片の穿孔装置の要部破断側面
図、図6はロープ、係止ピンの案内機構の平面図、図7
は同縦断正面図、図8は同要部の下方から見た斜視図、
図9は稚貝耳片への係止ピン嵌合作動を示す要部破断側
面図、図10はロープの係止ピンに稚貝を係止した状態
を示す斜視図である図10はロープ1に稚貝3…を取付
けた状態を示す。ロープ1にはこれの長さ方向に所定間
隔離間して係止ピン2…を貫通、係止する。ロープ1へ
の係止ピン2…の係止は図6乃至図9に示す如くで、係
止ピン2は合成樹脂で形成され、中間部にロープ1への
係止突起2―1,2―1が向きを夫々反対方向となるよ
うに向い合って傾斜して設けられ、両端部には外方向に
尖鋭で、内側に山形となる稚貝耳片係止部2―2,2―
2が設けられている。この係止ピン2…をロープ1の所
定の部位に一端部の係止部から挿入し、反対側に導出さ
せ、ロープ1を中間部の係止突起2―1,2―1間で係
止し、係止ピン2…はロープ1に抜脱しないように係止
されることとなる。かかる係止ピン2…の両端部の係止
部2―2,2―2帆立貝の稚貝3…を係止し、稚貝3…
はこれの耳片3―1の一方に係止孔4を予め穿孔してお
き、係止孔4に係止部2―2を嵌合し、係止部2―2が
山形なので係止孔から耳片3―1が外れることはない。 このように稚貝3…を係止ピン2…でロープ1に取付け
た状態で海中にロープ1を垂らし、帆立貝の養殖を行な
う。
【0011】以上で明らかなように、ロープ1に係止ピ
ン2…を貫通、係止する工程と、稚貝3の耳片3―1に
係止孔4を穿孔する工程と、稚貝耳片の係止孔4に係止
ピン2の係止部2―2を嵌合する工程を必要とする。本
発明は、上記ロープ1への係止ピン2…の貫通、係止作
業は手作業で行ない、爾後の稚貝耳片への穿孔、係止ピ
ンへの稚貝の取付けを自動化、機械化する。ロープ1へ
の係止ピン2…の装着は、ロープ1が可撓性を有し、自
動的に係止ピン2…を取付け難いこと等の理由で手作業
で行なうものとし、係止ピン2のロープ1への取付けは
、任意の方向で行なうものとし、後述するようにロープ
の長さ方向に離間して取付けられる係止ピンの方向が、
ロープの円周方向に不揃いであっても、方向を補正して
係止ピン2の係止部2―2と稚貝耳片の係止孔とを合致
させることができる。
【0012】以下に本発明に係る方法を図面を参照しつ
つ詳述する。図1は本発明方法に用いられる装置の概略
を示す平面図である。装置10は所定径のターンテイブ
ル11を備え、図の下側の稚貝供給、位置決め、クラン
プステーションA、右側の稚貝耳片への穿孔を行なう穿
孔ステーションB、上のロープの係止ピンの係止部へ稚
貝を係止させる取付けステーションCを備え、実施例で
はステーションCとAとの間に待機ステーションDを設
け、各ステーションは90°間隔で配設されている。
【0013】ステーションAは図2乃至図4に示す如く
で、ターンターブル11上には90°間隔でクランプ1
2が設けられている。クランプ12は、固定部材13と
開閉する可動部材14からなり、固定部材13は、図2
、図4に示す如くターテーブル11上の周辺部に径方向
に設けられた案内レール15,15に底の係合溝部13
―3で係合、担持され、ターテーブル11上のこの部分
の径方向内方部に設けられたシリンダ16のロッド16
―1に、固定部材13の背部が連結されている。従って
、シリンダ16の作動で図4中右方向、図3中下方向、
即ち径方向外方にレール15に案内されて進退可能に構
成されている。図2、図3、図4は何れも後退位置の正
規状態を示している。
【0014】固定部材13の一側、図2、図3の右側に
はターンタブル11の径方向外方方向にステイ13―1
が延設され、これの先端部13―2に可動部材14の基
部14―1がピン17で枢着され、ピン17をヒンジと
して可動部材14は開閉し、図2、図3、図4の何れも
が可動部材14を閉じたクランプ状態を示す。固定部材
13のステイ13―1の外側面には、開閉用シリンダ1
8を固着し、シリンダ18のロッド18―1を可動部材
14の基部14―1に設けたブラケット14―2にピン
18―2で枢着する。従って、シリンダ18の図3から
の後退動で、可動部材14はピン17を始点として図3
の想像線で示す14´の如く固定部材13に対して開き
、アンクランプ状態となる。図は何れもクランプ状態を
示す。以上の固定部材13、可動部材14のクランプ状
態で図3の如く平面視コ型のクランプ12が構成される
【0015】以上の固定部材13、可動部材14の対向
する内面には、ゴム、合成樹脂等の柔軟材からなるパッ
ド19,19が貼着され、この間に挟持する稚貝3に固
い、過大な荷重が作用するのを防止している。一方、ク
ランプ12の固定部材13の正面部の下部には、図2で
明示するように斜に切欠した位置決め凹部20を設ける
。凹部20は斜に形成されているも、角部20―1は直
角で、傾斜は後述するシュートからの稚貝の供給方向に
合せてある。又、固定部材13の上記した凹部20の直
角な角部20―1の近傍で、角部20―1で支持する稚
貝3の耳片3―1の裏面には端面に開放される通路21
が形成され、通路21は奥の連通路21―1で外部のサ
クションホース22と接続され、通路21は後述する稚
貝耳片3―1への穿孔時の逃げ空間をなし、且つ、穿孔
で発生した屑をサクションホース22で吸引する。
【0016】尚、実施例では、固定部材13の正面側に
、図4で明示したように凹状空間部13ー4を設け、こ
れに背面のシリンダ13―5で進退するピストン13―
6を嵌装し、ピストン13―6の正面にパッド19を貼
着し、ピストン13―6の進退で稚貝3を可動部材24
との間で挟持するようにした。かくすることにより、稚
貝3の厚さに対応した挟持が容易になされ、挟持圧力の
調整が容易に行なえる。
【0017】ターターブル11のステーションAの上に
は稚貝供給シュート23が設けられ、シュート23は傾
斜して配設され、これの開放された出口部23―1がス
テーションAに臨むクランプ12の真上に位置する。図
4で示す如く出口部23―1は内側が下方迄延出され、
この部分に規制バー24が進退自在に設けられ、図4、
図2は、何れも耳片3―1を下向きにシュート23内に
収容された稚貝3´の耳片3―1の下縁を規制して落下
を規制している。シュート23は、ターンターブル11
の上方に配設された稚貝のストッカー24に接続され、
ストッカー24から稚貝の供給を受け、シュート23内
を上から滑って出口部23―1に至り、稚貝は上方に長
さのあるシューター23内に耳片3―1を下にして積層
されて収容されている。
【0018】ターンテーブル11が回転し、アンクラン
プ状態のクランプ12がシューター23の下に位置せし
める。規制バー24が後退し、図2、図4で想像線で示
した稚貝3´はシューターの出口部23―1から開放さ
れたクランプ12に落下、供給される。落下方向は斜で
、耳片3―1は斜にクランプ12の固定部材23の前面
に供給され、耳片3―1の直角な角部3―2が角部20
―1に合致して係合し、図2の如く耳片3―1の一方が
凹部20で位置決めされる。爾後、クランプ12の可動
部材14を閉じ、又、ピストン13―6を前進させて稚
貝の表裏面を挟持する。かくして、稚貝耳片3―1を基
準として稚貝はクランプ12で固定されることとなる。
【0019】このように、稚貝3は、自動的に空いたク
ランプ12にステーションAで供給され、位置決めされ
て保持、固定され、稚貝3の供給、位置決め、クランプ
動を終了する。
【0020】図2乃至図4の如く、稚貝3をクランプ1
2で保持し、爾後ターンテーブル11を図1中反時計方
向に90°回転させ、クランプ12を穿孔ステーション
Bに臨ませる。これを図5で示し、ステーションBには
予め孔明け装置30が設けられており、これで稚貝3の
耳片3―1に既述の係止孔4を穿孔する。
【0021】孔明け装置30はターンテーブル11の径
方向外方に設けられた基台31と、この上に設けられ、
ターンテーブル11の径方向の延長線上と一致する如く
設けられた案内レール32と、レールに下部係合部33
を係合し、レール32に案内されて進退する穿孔機34
と、これの背面に設けられ、ステイ35で基台31上に
支持されたシリンダ36とからなり、シリンダ36のロ
ッド37を穿孔機34の背面に連結し、穿孔機34をレ
ール32に案内させて直線的に進退動させる。
【0022】ステーションBでは、クランプ12に保持
された稚貝3は、耳片3―1の穿孔部位が穿孔機34の
穿孔刃具38と対向し、穿孔機34を作動させ、シリン
ダ36を作動させて穿孔機34を前進させる。刃具38
は耳片3―1に達し、更なる前進で耳片3―1の所定部
分に係止孔4を穿孔する。上記した通路21は刃具38
の穿孔、前進を許容し、且つ、穿孔時に発生した屑をサ
クションホース22で吸引する。かくして穿孔ステーシ
ョンBで稚貝3の耳片3―1に係止孔4を自動的に穿孔
する。
【0023】耳片3―1に係止孔4を穿孔した後、クラ
ンプ12で稚貝3を保持したままターンテーブル11を
反時計方向に更に90°回転させ、取付けステーション
Cに係止孔4を穿孔し、クランプ12で保持された稚貝
3を臨ませる。
【0024】取付けステーションCには取付け装置40
が予め設置されており、取付け装置40は図6乃至図9
に示す如くである。取付け装置40は、脚杆41を有し
、長孔42を設けた基台43、基台43上に設けられた
回転リング44を備える。回転リング44は下面に回転
、転動用ローラ45…が設けられ、一方、基台43上に
は回転リング44の内径部を規制する規制ローラ46…
が設けられ、回転リング44の外径部にはギヤ状に歯4
7…が形成されており、基台43に設けたピニオン48
と噛合し、ピニオン48は基台43に固設されたモータ
ー49で駆動される。尚、歯47は回転リング44を1
80°回転させれば良いので、図6に示すように外周の
180°以上に亘り設ければ良い。
【0025】回転リング44上には逆凹状のステイ50
が架設され、ステイ50の中央部には案内部材52が縦
設されている。案内部材52は、対向する断面C型の縦
方向に長い軸部53,53を備え、軸部53,53は、
上部が対向する逆L型の支持ステイ51,51で直立す
るように支持され、軸部53,53は長孔42を通って
下方に延出される。各軸部53,53は、長孔42の下
半から各外方に拡開し、且つ、漏斗を二分割したような
形状に形成されて径を拡大して導入案内部54,54を
形成し、導入案内部54,54は、下縁54―1が中央
下部が先端部となるように弯曲した三角形、或いは、弧
状をなし、ロープ1の係止ピン2の案内を行なうように
構成されている。軸部53,53間に形成された左右の
案内スリット55,55は、導入案内部54,54の上
部の部分からハの字状に下方へ拡大している。かかるス
リット55,55は、案内部材52の左右に180°離
間して対向するように設けられている。
【0026】上記した係止ピン2…を、長さ方向に所定
間隔で係止したロープ1を、案内部材52の下方から軸
部53,53間に通す。軸部53,53は両側にスリッ
ト55を有する筒状をなし、筒状部にロープ1を下から
上に挿通させ、軸部53,53間で形成される筒状部は
ロープ1が上下方向に摺動し得る径に設定されている。 ロープ1には、上記したように係止ピン2…が長さ方向
に離間して貫通、係止されており、ロープ1を上方に引
上げると、ロープ1の径方向に突出する係止ピン2の左
右が案内部材52の下部の導入案内部54,54下縁に
当接する。
【0027】案内部材52の左右の導入案内部54,5
4は、上記したように弧状、或いは弯曲した三角形なの
で、ピン2の左右の突出部は、これに当接して上方への
引上げ作用で縁部に案内されてスリット55,55の下
部拡大部に臨み、更に上方への引上げで狭いスリット5
5,55の中間部乃至上部に案内され、狭いスリット5
5,55間に係止ピン2の左右の突出部2a,2bが挟
持されることとなる。
【0028】上記したスリット55,55への案内作用
で狭い部分に臨み、且つ、所定の高さで、一方の突出部
、例えば2aが、ターンテーブル11の取付けステーシ
ョンCに臨んだクランプ12と対向し、且つ、係止ピン
2の一方の突出部2aがクランプ12で保持される稚貝
耳片の係止孔4と対向するように設定されている。従っ
て、この状態下でシリンダ16を駆動し、クランプ12
をターンテーブル11の径方向外方に前進させることに
より、保持された稚貝3の耳片係止孔4は係止ピン2の
突出部2aに近接し、終には係止孔4に係止ピン2の突
出部2aが嵌合される。これを図9の想像線のEで示し
た。係止ピン2の先部は通路21に収容され、係止動は
支障無くなされる。
【0029】係止ピン2は、上記したように係止部2―
2が設けられているので、稚貝3は係止ピン2の一方の
突出部2aに係止され、爾後クランプ12を開放し、稚
貝3をロープ1側に移行させる。取付け動後、クランプ
12を原位置に後退復帰させ、開放されたクランプ12
は、ターンテーブルの回転で待機ステーションDに移行
する。これによりステーションbで穿孔された次の稚貝
が、クランプ12で保持された状態で上記と同様に取付
けステーションCに臨むこととなる。次に係止ピン2の
他方の突出部2bは自由状態にあり、上記したモーター
49を駆動させ、ピニオン48を回転させて回転リング
44を180°回転させる。これにより、係止ピン2b
は、上記と同様に稚貝耳片の係止孔4と位置決めされて
対向することとなり、クランプを前進させてピン突出部
2bを係止孔4に嵌合させる。
【0030】このように、ロープ1の左右に突出する係
止ピン2の左右に稚貝を取付けることができ、係止ピン
2の左右の突出部2a,2bの方向変換は、ロープ1が
撓曲性を有し、捩れることで対処することができる。係
止ピン突出部2bへの取付け後は回転リング44を逆方
向に回転させれる。尚図6中、56,56は回転リング
44の回転位置決めを行なうリミットスイッチで、又5
7はこれと係合するストッパである。
【0031】以上の作動を反復して、自動的にロープ1
の係止ピン2…に稚貝を順次取付けていく。
【0032】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば稚
貝をロープの係止ピンに取付けるに際し、稚貝の供給、
クランプによる保持、穿孔する耳片の位置決め、ターン
テーブルの回転による穿孔位置への移動、位置決め、穿
孔、ロープの係止ピンの姿勢矯正、係止ピンの稚貝耳片
係止孔への嵌合、取付け、ロープ反転によるピン反対側
への稚貝の取付けが、自動的に、手作業を排して行なえ
、従来極めて困難な稚貝のロープ係止ピンへの取付け作
業を自動化することができ、省力化が図れ、効率的に稚
貝取付けが行なえて帆立貝養殖に資する処極めて大であ
る。
【0033】又、クランプを複数ターンテーブルに配設
し、これを回転させ、上方、周囲に供給装置、穿孔装置
、取付け装置を配設したので、装置は外形がコンパクト
化でき、狭いスペースを利用して効率的な取付け作業が
行なえる。
【0034】更に、稚貝の耳片を基準として穿孔するよ
うにし、耳片を基準として位置決めするようにしたので
、L型の字具上に上方から稚貝を供給することで位置決
めがなされ、従って、上からシューターで落下供給する
如き簡易な供給機構で、供給、確実な位置決め、保持が
なされ、簡易な機構で自動化が図れる。
【0035】又、稚貝取付け時の係止ピンの位置決めは
、分割された漏斗状の案内機構でピンを案内しつつロー
プの姿勢を矯正するようにしたので、係止ピンの位置決
めが容易、確実になされ、ロープが撓曲性を有していて
も係止ピンと稚貝係止孔の位置決めが容易、確実で、確
実な取付け作業がなされる。
【0036】又、上記した案内部材を反転させて、ロー
プ左右の突出部に稚貝を取付けるようにしたので、簡単
な機構で両側のピンに確実に稚貝を取付けることができ
、全体として合理的、且つ、簡素な機構で所期の目的を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置の平面図
【図2】稚貝供
給部分の正面図
【図3】同平面図
【図4】同縦断側面図
【図5】稚貝耳片の穿孔装置の要部破断側面図
【図6】
ロープ、係止ピンの案内機構の平面図
【図7】同縦断正
面図
【図8】同要部の下方から見た斜視図
【図9】稚貝耳片への係止ピン嵌合作動を示す要部破断
側面図
【図10】ロープの係止ピンに稚貝を係止した状態を示
す斜視図
【符号の説明】
1…ロープ、  2…係止ピン、  3…稚貝、  3
―1…耳片、  4…係止孔、11…ターンテーブル、
  12…クランプ、  20…L型治具、  23…
稚貝供給機構、  30…穿孔装置、44,47,48
反転機構、  …53,54案内機構、  55…スリ
ット、  A…稚貝の供給、保持ステーション、  B
…穿孔ステーション、  C…取付けステーション、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  帆立貝の稚貝の左右の耳片の一方に係
    止孔を設け、ロープに貫通、係止した係止ピンをこの孔
    に嵌合、係止するようにした養殖帆立貝の係止ピン取付
    け方法であって、上記稚貝を耳片を下にしてターンテー
    ブル上のクランプに供給する工程と、この稚貝をクラン
    プで把持し、且つ、稚貝の一方の耳片の角部を位置決め
    する工程と、回転するターンテーブルの孔開けステーシ
    ョンで、位置決めされた稚貝の一方の耳片に穿孔する工
    程と、回転するターンテーブルの係止ピン挿入ステーシ
    ョンで、ロープに貫通、係止した係止ピンをロープを稚
    貝の耳片方向に近寄せて係止孔に嵌合する工程とからな
    る養殖帆立貝の係止ピン取付け方法。
  2. 【請求項2】  上記稚貝の耳片の位置決めは、クラン
    プ付設されたL型の治具であって、耳片を下にして上か
    ら供給される稚貝の耳片角部を規制して位置決めするよ
    うにした請求項1の養殖帆立貝の係止ピン取付け方法。
  3. 【請求項3】  上記ロープの係止ピンは、上記係止ピ
    ン挿入ステーションに臨んで設けられた案内機構で稚貝
    の耳片方向に移動せしめられ、案内機構は二分割された
    漏斗状の筒状をなし、180°離間した軸方向へのスリ
    ットを有し、筒状部に上記ロープを通し、スリットにロ
    ープの係止ピンを案内させるようにした請求項1の養殖
    帆立貝の係止ピン取付け方法。
  4. 【請求項4】  上記係止ピンを係止したロープは、1
    80°離間したスリットを有する二分割された漏斗筒状
    の案内部材内に挿通され、各スリットに係止ピンの両係
    止部を係合してこのスリットに案内されて径方向の位置
    決めを行ない、稚貝をクランプを介して係止ピン方向に
    移動させ、係止ピン係止部を耳片の係止孔に嵌合させ、
    爾後、案内部材を反転させ、係止ピンの他方の係止部を
    次期の稚貝の耳片係止孔に嵌合させるようにした請求項
    1の養殖帆立貝の係止ピン取付け方法。
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