JP3854970B2 - 植菌加工装置 - Google Patents

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本発明は、椎茸等の菌種を原木に植え込むために使用される植菌加工装置に関するものである。
従来、椎茸等の菌種を原木へ植込む作業は、自然木を所定長に切断した原木周面に穿設した穴に、菌種をおがくずに充填したものを植込み、その後、蝋で封止することによって行われていた。そして、このような菌種を原木に植え込むために使用される植菌加工装置としては、種々提案されている。
従来の植菌加工装置の一例を図15に基づいて説明する。
従来の植菌加工装置100は、基枠101の前面側において該基枠101に近接距離間移動自在に配設したスライド部102と、このスライド部102の上方に配設され、当該スライド部102に配設したシリンダにより昇降移動される昇降部材103と、昇降部材103の上方において当該昇降部材103に摺動可能に配設され、昇降部材103に配設したシリンダにより前記スライド部102の移動方向と直交する方向に移動される載置台104と、前記基枠101の上方前面側に所定間隔離間して突設した一対の張出し部材105と、この張出し部材105の張り出し端部間に、前記載置台104と平行に架設した支持棒106と、この支持棒106の長手方向に等間隔で揺動可能に懸垂支持した複数の穿設ユニット107とから構成されていた。(例えば、特許文献1参照。)。
実公昭64−50903号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の植菌加工装置は、原木を受取・加工・排出した後、次の原木を受取るために、原木を挟持するクランプ装置を原木受取位置まで戻す必要があり、その間、加工作業を中断することとなって、作業能率が悪いという問題点があった。また、上記植菌加工装置は構成が複雑なため、これに備えられたドリル装置や植込装置のメンテナンスが煩雑であるという問題点もあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、歩留まりなく一連の加工作業を継続的に行うことで、作業能率を向上すると共に、容易にメンテナンスを行い得る植菌加工装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、原木を供給位置に供給する原木供給部と、原木を排出位置から排出する原木排出部と、前記供給位置と前記排出位置との間に設置されて、原木に所定の加工を施す複数の加工手段と、複数の出没可能な剣山を走行方向に間隔を置いて固定してなる左右一対のエンドレスベルトおよび前記一対のエンドレスベルトを供給位置と排出位置との間で回転駆動し、前記供給位置と前記排出位置および各加工手段が配置された各加工位置で停止させる回転駆動手段を備えた原木搬送手段と、前記供給位置において左右の剣山を前進させて供給された原木の両端部に刺着させて、左右一対のエンドレスベルトに原木を係持させる原木係持手段と、前記排出位置において、左右の剣山を後退させて、原木から離脱させる原木解除手段と、各加工位置において、前記剣山に係脱可能に係合し、係合時に前記剣山を間欠回転駆動し、離脱時に左右一対のエンドレスベルトの走行に支障の無いように退避する剣山回転駆動手段とを有することを特徴とする。
そして、加工手段の一つは、原木に穿設穴を穿設する穿孔手段であって、前記穿孔手段は、ドリルと、下方に伸びた一対の位置決め部材と、前記ドリルおよび前記一対の位置決め部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材はその基幹を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るように構成すると良い。
また、加工手段の一つは、原木に菌種を植込む植菌手段であって、植菌手段は、菌種供給手段と、下方に伸びた一対の位置決め部材と、前記菌種供給手段および前記一対の位置決め部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材はその基幹を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るように構成すると良い。
さらに、加工手段の一つは、原木に封蝋を施す封蝋手段であって、封蝋手段は、封蝋供給手段と、下方に伸びた一対の位置決め部材と、前記封蝋供給手段および前記一対の位置決め部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材はその基幹を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るように構成すると良い。
また、加工手段は、装置本体枠に備えられた左右方向に摺動自在なスライド支持プレートに固定された構成にすると良い。これにより容易にメンテナンスを行うことができる。
また、封蝋供給手段に蝋を供給する蝋収容器は、装置本体枠に備えられた水平方向に摺動自在なスライド支持部材に固定された構成にしても良い。これにより容易に蝋の補充およびメンテナンスを行うことができる。
本発明によれば、原木を刺着する剣山が左右一対のエンドレスベルト上に複数備えられているため、複数の原木を係持して同時に穿孔や植菌などの加工処理することが可能であり、さらに剣山が原木供給位置に戻るまでの間に、加工処理が中断することはない。つまり第一の原木を受取って穿孔処理している間に第二の原木を受取っており、次いで、第一の原木に植菌処理している間に第二の原木は穿孔処理が施されると共に第三の原木を受取っているというように、歩留まりなく一連の加工作業を継続的に行うことができ、作業能率を向上することができる。
以下に本発明の実施形態を図1〜図14に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の植菌加工装置1は、図1に示すように、原木2を供給位置3に供給する原木供給部4と、原木2を排出位置5から排出する原木排出部6と、前記供給位置3と前記排出位置5との間に設置されて、原木2に所定の加工を施す複数の加工手段7、8、9と、複数の出没可能な剣山10を走行方向に間隔を置いて固定してなる左右一対のエンドレスベルト11および前記一対のエンドレスベルト11を供給位置3と排出位置5との間で回転駆動し、前記供給位置3と前記排出位置5および各加工手段7、8、9が配置された各加工位置12、13、14で停止させる回転駆動手段15を備えた原木搬送手段16と、前記供給位置3において左右の剣山10を前進させて供給された原木2の両端部に刺着させて、左右一対のエンドレスベルト11に原木2を係持させる原木係持手段17と、前記排出位置5において、左右の剣山10を後退させて、原木2から離脱させる原木解除手段18と、各加工位置12、13、14において、前記剣山10に係脱可能に係合し、係合時に前記剣山10を間欠回転駆動し、離脱時に左右一対のエンドレスベルト11の走行に支障の無いように退避する剣山回転駆動手段19とを備えた構成である。
前記原木供給部4は、図1、図2に示すように、複数の原木2を収容する原木収容部20と、前記原木収容部20から1本の原木2を取出す原木送出部21と、原木送出部21より取出された原木2を前記原木供給位置3へ押上げる原木押上部22とからなる原木供給装置より構成されている。前記原木収容部20は、図1に示すように、矩形枠体23内に間欠回転動する一対のベルト24が設けられており、原木2を前記両ベルト24に懸架するように収容している。両ベルト24の間隔幅は所定長さに保たれており、この間隔幅より短い原木2はこの時点で排除される。これによって前記原木搬送手段16において係持し得ない原木2は供給位置3に供給されることはない。そして原木収容部20に収容された原木2は前記ベルト24の間欠回転動によって原木送出部21へ送り込まれる。前記原木送出部21は、図2(a)〜(c)に示すように、V字状の凹溝ガイドレール25と、原木2の端部を押出すシリンダ26が設けられており、前記原木収容部20から送り込まれた原木2の1本を前記凹溝ガイドレール25に沿って前記シリンダ26により前記原木押上部22へ送出される。前記原木押上部22は、図2(d)、(e)に示すように、原木2を上下より挟持する縦断面Y字状の一対の挟持手段27と、前記挟持手段27を上下に駆動する駆動源28と、前記挟持手段27を前記原木送出部21から前記原木供給位置3へ押上げる押上シリンダ29とを備えている。そして前記押上シリンダ29によって押上げられた原木2は、原木供給位置3において前記原木係持手段17による係持に備える。
前記原木排出部6は、図6に示すように、若干下方へ傾斜した一対の懸架アーム30と、前記懸架アーム30の先端に備えられた止め板31から構成されている。そして前記排出位置5における原木解除手段18より離脱された原木2が懸架アーム30に落下して、止め板31に原木2が溜まる。
前記加工手段7、8、9は、図6に示すように、前記原木搬送手段16の上方に位置する装置本体枠32に取付けられた複数の加工工具であって、前記原木搬送手段16の上流側から穿孔手段7、植菌手段8、封蝋手段9と備えられている。
前記穿孔手段7は、原木2に穿設穴を穿設するものであって、図7に示すように、電気ドリル33と、下方に伸びたY字状の位置決め部材34と、前記ドリル33および前記位置決め部材34を支持する支持部材35とを備え、前記支持部材35はその基幹36を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るようにスライド軸40に軸支されている。なお前記電気ドリル33および前記位置決め部材34は、上下動自在に支持部材35に支持されると共に、シリンダ37によって上下動する。さらに電気ドリル33においては、前記位置決め部材34が原木2に当接して下動が停止してもなお一定距離下動を続ける機構に構成されている。そして、穿孔手段7は、支持部材35の基幹36を中心軸として振子状に軸支されているため、例えば供給された原木2が湾曲した原木2であっても、位置決め部材34により原木2の中心をとらえるように振子運動してその中心位置に電気ドリル33の歯38が位置するようになる。また穿孔手段7は、図10に示すように、装置本体枠32に備えられた左右方向に摺動自在なスライド支持プレート39に固定されている。前記スライド支持プレート39は装置本体枠32に備えられたシリンダ75により摺動され電気ドリル33を装置本体枠32外にスライドすることが可能となる。これにより、電気ドリル33のメンテナンスを容易に行うことができる。
前記植菌手段8は、原木2に菌種を植込むものであって、図8に示すように、菌種供給手段41と、下方に伸びたY字状の位置決め部材42と、前記菌種供給手段41および前記位置決め部材42を支持する支持部材43とを備え、前記支持部材43はその基幹44を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るようにスライド軸50に軸支されている。前記菌種供給手段41は、菌種を収容する菌種収容器45と、菌種収容器45内の菌種を押込む押込シリンダ46と、押込シリンダ46より押出された菌種を原木2へ導く供給口47とから構成されている。なお前記菌種供給手段41および前記位置決め部材42は、上下動自在に支持部材43に支持されると共に、シリンダ48によって上下動する。さらに菌種供給手段41においては、前記位置決め部材42が原木2に当接して下動が停止してもなお一定距離下動を続ける機構に構成されている。そして、植菌手段8は、支持部材43の基幹44を中心軸として振子状に軸支されているため、例えば供給された原木2が湾曲した原木2であっても、位置決め部材42により原木2の中心をとらえるように振子運動してその中心位置に菌種供給手段41の供給口47が位置するようになる。また植菌手段8は、図11に示すように、装置本体枠32に備えられた左右方向に摺動自在なスライド支持プレート49に固定されている。前記スライド支持プレート49は装置本体枠32に備えられたシリンダ76により摺動され、菌種供給手段41を装置本体枠32外にスライドすることが可能となる。これにより、菌種供給手段41のメンテナンスを容易に行うことができる。
前記封蝋手段9は、原木2に封蝋を施すものであって、図9に示すように、封蝋供給手段51と、下方に伸びたY字状の位置決め部材52と、前記封蝋供給手段51および前記位置決め部材52を支持する支持部材53とを備え、前記支持部材53はその基幹54を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るようにスライド軸60に軸支されている。前記封蝋供給手段51は、蝋を収容する蝋収容器55(図12、図14参照。)と、蝋収容器55内の蝋を送出すエアー供給部56と、エアー供給源より送出された蝋を原木2へ導く供給口57とから構成されている。なお前記封蝋供給手段51および前記位置決め部材52は、上下動自在に支持部材53に支持されると共に、シリンダ58によって上下動する。さらに封蝋供給手段51においては、前記位置決め部材52が原木2に当接して下動が停止してもなお一定距離下動を続ける機構に構成されている。そして、封蝋手段9は、支持部材53の基幹54を中心軸として振子状に軸支されているため、例えば供給された原木2が湾曲した原木2であっても、位置決め部材52により原木2の中心をとらえるように振子運動してその中心位置に封蝋供給手段51の供給口57が位置するようになる。また封蝋手段9は、図12に示すように、装置本体枠32に備えられた左右方向に摺動自在なスライド支持プレート59に固定されている。前記スライド支持プレート59は装置本体枠32に備えられたシリンダ77により摺動され、封蝋供給手段51を装置本体枠32外にスライドすることが可能となる。これにより、封蝋供給手段51のメンテナンスを容易に行うことができる。
前記原木搬送手段16は、図5、図6に示すように、複数の出没可能な剣山10を走行方向に間隔を置いて固定してなる左右一対のエンドレスベルト11および前記一対のエンドレスベルト11を供給位置3と排出位置5との間で回転駆動し、前記供給位置3と前記排出位置5および各加工手段7、8、9が配置された各加工位置12、13、14で停止させる回転駆動手段15を備えた構成をしている。前記エンドレスベルト11は装置本体ベース61に備えられ、エンドレスベルト11上には複数の剣山10が固定され、剣山10の配置間隔は、前記原木係持手段17、前記各加工手段7、8、9、前記原木解除手段18と同間隔に配されている。また回転駆動手段15は、モータ62と、モータ62の動力をエンドレスベルト11に伝達するシャフト63から構成されている。前記剣山10は、図4に示すように、前記エンドレスベルト11に固定された筒体64内に回転自在に支持部材65を介して複数本備えられている。またエンドレスベルト11に固定された剣山10の支持部材65にはエンドレスベルト11の外側に突出する押出シャフト66が接続されており、この押出シャフト66を押引することで剣山10が筒体64より出没可能となる。また左側エンドレスベルト11aに固定された剣山10の支持部材65にはエンドレスベルト11の外側に突出する回転シャフト部67が接続されている。また前記回転シャフト部67の端部には波状凸部68が設けられており、この波状凸部68が前記剣山回転駆動手段19に係合することで、剣山10は間欠回転駆動する。
前記原木係持手段17は、図3、図5に示すように、前記供給位置3において左右のエンドレスベルト11の剣山10を前進させて供給された原木2の両端部に刺着させて、左右一対のエンドレスベルト11に原木2を係持させる。原木係持手段17は、供給位置3におけるエンドレスベルト11の外側の装置本体ベース61に備えられており、前記剣山10の押出シャフト66を押出すシリンダ69が備えられている。そして原木係持手段17のシリンダ69によって押出シャフト66が押出されることで供給位置3に供給された原木2の両端部を左右の剣山10により刺着することとなる。
前記原木解除手段18は、図3、図5に示すように、前記排出位置5において、左右のエンドレスベルト11の剣山10を後退させて、原木2から離脱させる。原木解除手段18は、排出位置5におけるエンドレスベルト11の外側の装置本体ベース61に備えられており、前記剣山10の押出シャフト66を引出すシリンダ70が備えられている。そして原木解除手段18のシリンダ70によって押出シャフト66を引出されることで、排出位置5に送られた原木2に刺着された剣山10を解除することとなる。
前記剣山回転駆動手段19は、図3、図5に示すように、各加工位置12、13、14において、前記剣山10に係脱可能に係合し、係合時に前記剣山10を間欠回転駆動し、離脱時に左右一対のエンドレスベルト11の走行に支障の無い構成をしている。剣山回転駆動手段19は、供給位置3、各加工位置12、13、14、排出位置5における前記左側エンドレスベルト11aの外側の装置本体ベース61に備えられており、回転モータ71と、前記回転モータ71に接続されると共に前記剣山10の波状凸部68と係合する凹溝72が備えられている。そして剣山10と剣山回転駆動手段19との係脱は、剣山10の係脱面に形成された波状凸部68と、剣山回転駆動手段19の係脱面に形成された凹溝72との係合によりなされる。
次に本実施形態の植菌加工装置の動作を説明する。
まず、原木供給部4において、原木収容部20に収容された多数の原木2のうち一本の原木2が、原木収容部20のベルト24の間欠回転動によって原木送出部21へ送り込まれる。原木送出部21へ送り込まれた原木2は、凹溝ガイドレール25に沿ってシリンダ26により原木押上部22に送出される。そして、原木押上部22に送り込まれた原木2は、押上シリンダ29によって押上げられ、原木供給位置3において、原木係持手段17による係持に備える。
そして、原木係持手段17に原木2が送り込まれて供給位置3に位置すると、左右のエンドレスベルト11の剣山10は、その押出シャフト66を押出シリンダ69により押されることで筒体64内より突出するように前進し、供給された原木2の両端部を刺着する。そして左右の剣山10に刺着された原木2は、左右一対のエンドレスベルト11に係持された状態となる。この状態のまま、回動駆動手段15のモータ62が作動し、エンドレスベルト11が駆動する。そして原木2は、供給位置3から穿孔手段7の穿孔加工位置12に搬送される。
そして、原木2は穿孔手段7によって穿孔穴を穿設される。このとき電気ドリル33はシリンダ37によって下降し、原木に穿孔穴を穿設して、シリンダ37によって上昇する。そして剣山回転駆動手段19の回転モータ71により原木2を刺着している剣山10を30度〜45度程度回転させる。再び電気ドリル33の上下動により穿孔穴が穿設される。そして原木2の周面に穿孔穴を穿設するまで繰り返され、穿孔手段7の作業が終了する。また剣山10と剣山回転駆動手段19の係脱は、剣山10の波状凸部68と剣山回転駆動手段19の凹溝72との係合によりなされる。なお原木2が湾曲した原木2であっても、位置決め部材34により原木2の中心を捕らえるため任意の位置に穿孔穴を形成することができる。穿孔手段7の作業が終了すると、前記モータ62が作動し、エンドレスベルト11が再び駆動する。そして原木2は植菌手段8の植菌加工位置13に搬送される。原木2は植菌手段8によって、先ほど穿設された穿孔穴に菌種を植え込まれる。また植菌手段8も前記穿孔手段7と同様に、剣山回転駆動手段19によって間欠回転動が繰り返された後、植菌手段8の作業が終了する。なお、植菌手段8も前記穿孔手段7と同様に位置決め部材42により供給口47を位置決めすることができる。植菌手段8の作業が終了すると、前記モータ62が作動し、エンドレスベルト11が再び駆動する。そして原木2は封蝋手段9の封蝋加工位置14に搬送される。原木2は封蝋手段9によって、先ほど植え込まれた菌種の上から封蝋が施される。また封蝋手段9も前記穿孔手段7および植菌手段8と同様に、剣山回転駆動手段19によって間欠回転動が繰り返された後、封蝋手段9の作業が終了する。なお、封蝋手段9も前記穿孔手段7および植菌手段8と同様に位置決め部材52により供給口57を位置決めすることができる。封蝋手段9の作業が終了すると、前記モータ62が作動し、エンドレスベルト11が再び駆動する。そして原木2は原木解除手段18を有する排出位置5に搬送される。しかも本実施形態の植菌加工装置1は、原木2を刺着する剣山10が左右一対のエンドレスベルト11上に複数備えられているため、複数の原木2を係持して同時に穿孔や植菌などの加工処理することが可能であり、さらに剣山10が原木供給位置3に戻るまでの間に、加工処理が中断することはない。つまり第一の原木2を受取って穿孔処理している間に第二の原木2を受取っており、次いで、第一の原木2に植菌処理している間に第二の原木2は穿孔処理が施されると共に第三の原木2を受取っているというように、歩留まりなく一連の加工作業を継続的に行うことができ、作業能率を向上することができる。
そして、原木2が原木解除手段18に搬送されて排出位置5に位置すると、左右のエンドレスベルト11の剣山10は、その押出シャフト66を引出シリンダ70により引出されることで筒体64内に収納するように後退し、原木2から離脱する。
そして原木2は、原木排出部6の懸架アーム30に落下して、止め板31に溜まる。
なお、本発明の植菌加工装置は上記実施形態に限るものではない。
例えば、本発明の植菌加工装置の原木供給部は、原木2を供給位置3に供給するものであればよく、上記実施形態の原木供給装置に替えて、他の装置や人手による原木の供給で構成することができる。
本発明は、椎茸等の菌種を原木に植え込むために使用される植菌加工装置に適用できるもので、産業上の利用性を満足する。
本発明の実施形態の植菌加工装置を示す斜視図である。 本実施形態の原木供給装置(原木供給部)を示し、(a)はその原木送出部の正面図、(b)はその原木送出部の平面図、(c)はその原木送出部の側面図、(d)はその原木押上部の平面図、(e)はその原木押上部の側面図である。 本実施形態の剣山を示し、(a)はその後退状態を示す平面図、(b)はその若干突出した状態を示す平面図、(c)はその突出した状態を示す平面図、(d)はその係合した状態を示す平面図である。 本実施形態の剣山を示し、(a)はその左側のエンドレスベルトに備えられた状態の側面図、(b)はその左側のエンドレスベルトに備えられた状態の断面図、(c)はその右側のエンドレスベルトに備えられた状態の側面図、(d)はその右側のエンドレスベルトに備えられた状態の断面図である。 本実施形態の原木搬送手段を示し、(a)はその平面図、(b)はその正面図である。 本実施形態の植菌加工装置を示す側面図である。 本実施形態の穿孔手段を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図、(c)はその平面図である。 本実施形態の植菌手段を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図、(c)はその平面図である。 本実施形態の封蝋手段を示し、(a)はその側面図、(b)はその正面図、(c)はその平面図である。 本実施形態の穿孔手段のスライド機構を説明する図であって、(a)はその正面図、(b)はその平面図である。 本実施形態の植菌手段のスライド機構を説明する図であって、(a)はその正面図、(b)はその平面図である。 本実施形態の封蝋手段のスライド機構を説明する図であって、(a)はその正面図、(b)はその平面図である。 本実施形態の植菌加工装置を示す平面図である。 本実施形態の封蝋手段および蝋収容器のスライド機構を説明する図であって、(a)はその正面図、(b)はその平面図である。 従来の植菌加工装置を示す側面図である。
符号の説明
1 植菌加工装置
2 原木
3 供給位置
4 原木供給部
5 排出位置
6 原木排出部
7 穿孔手段
8 植菌手段
9 封蝋手段
10 剣山
11 エンドレスベルト
12 穿孔加工位置
13 植菌加工位置
14 封蝋加工位置
15 回転駆動手段
16 原木搬送手段
17 原木係持手段
18 原木解除手段
19 剣山回転駆動手段
33 電気ドリル
34 位置決め部材
35 支持部材
36 基幹
39 スライド支持プレート
41 菌種供給手段
42 位置決め部材
43 支持部材
44 基幹
49 スライド支持プレート
51 封蝋供給手段
52 位置決め部材
53 支持部材
54 基幹
55 蝋収容器
59 スライド支持プレート
68 波状凸部
72 凹溝

Claims (6)

  1. 原木を供給位置に供給する原木供給部と、
    原木を排出位置から排出する原木排出部と、
    前記供給位置と前記排出位置との間に設置されて、原木に所定の加工を施す複数の加工手段と、
    複数の出没可能な剣山を走行方向に間隔を置いて固定してなる左右一対のエンドレスベルトおよび前記一対のエンドレスベルトを供給位置と排出位置との間で回転駆動し、前記供給位置と前記排出位置および各加工手段が配置された各加工位置で停止させる回転駆動手段を備えた原木搬送手段と、
    前記供給位置において左右の剣山を前進させて供給された原木の両端部に刺着させて、左右一対のエンドレスベルトに原木を係持させる原木係持手段と、
    前記排出位置において、左右の剣山を後退させて、原木から離脱させる原木解除手段と、
    各加工位置において、前記剣山に係脱可能に係合し、係合時に前記剣山を間欠回転駆動し、離脱時に左右一対のエンドレスベルトの走行に支障の無いように退避する剣山回転駆動手段とを有することを特徴とする植菌加工装置。
  2. 加工手段の一つは、原木に穿設穴を穿設する穿孔手段であって、前記穿孔手段は、ドリルと、下方に伸びた位置決め部材と、前記ドリルおよび前記位置決め部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材はその基幹を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るように構成された請求項1記載の植菌加工装置。
  3. 加工手段の一つは、原木に菌種を植込む植菌手段であって、植菌手段は、菌種供給手段と、下方に伸びた位置決め部材と、前記菌種供給手段および前記位置決め部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材はその基幹を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るように構成された請求項1記載の植菌加工装置。
  4. 加工手段の一つは、原木に封蝋を施す封蝋手段であって、封蝋手段は、封蝋供給手段と、下方に伸びた位置決め部材と、前記封蝋供給手段および前記位置決め部材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材はその基幹を中心軸として原木長手方向と垂直方向に振子状に運動し得るように構成された請求項1記載の植菌加工装置。
  5. 加工手段は、装置本体枠に備えられた左右方向に摺動自在なスライド支持プレートに固定された請求項1から4のいずれかに記載の植菌加工装置。
  6. 封蝋供給手段に蝋を供給する蝋収容器は、装置本体枠に備えられた左右方向に摺動自在なスライド支持部材に固定された請求項4記載の植菌加工装置。
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