JPH04299314A - 空間光変調器 - Google Patents

空間光変調器

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JPH04299314A
JPH04299314A JP6488391A JP6488391A JPH04299314A JP H04299314 A JPH04299314 A JP H04299314A JP 6488391 A JP6488391 A JP 6488391A JP 6488391 A JP6488391 A JP 6488391A JP H04299314 A JPH04299314 A JP H04299314A
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JP
Japan
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spatial light
transparent electrodes
spatial optical
rpc
voltage
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JP6488391A
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JPH07119913B2 (ja
Inventor
Naohisa Kosaka
直久 向坂
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Hamamatsu Photonics KK
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Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光を空間的に並列に変調
し、かつ記憶する機能を有する空間光変調器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】空間光変調素子(SLM)としては、ネ
マチック液晶を用いたものが知られ(Optical 
 Engineering;Vol.17、P.371
、1978)、また強誘電性液晶(FLC)を用いたも
のも知られている(SPIC,Vol.684,P.6
0、1986)。そして、後者のものは応答速度が速い
という特徴を有している。
【0003】FLCを用いた空間光変調素子は、一対の
透明電極間に光導電層、誘電体ミラー、FLCを順次に
積層した構造を有し、透明電極は透明な基板上に形成さ
れている。そして、透明電極間に一定の電圧を印加する
ことで、空間光変調器として用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、透明電極間に
印加される電圧は一定であるため、たとえ自己閾値機能
を有する材料としてのFLCを用いていたとしても、閾
値レベルを可変にすることができない。このため、並列
光情報処理などにおける用途は限られていた。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決した新規な
空間光変調器を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる空間光変
調器は、一対の透明電極間に、光導電層、ミラーおよび
自己閾値機能を有する変調材料を順次に積層した空間光
変調素子を備えるものにおいて、一対の透明電極間に、
任意に電圧値を設定可能な可変電圧供給手段が接続され
ていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明では、空間光変調素子が自己閾値機能を
有する変調材料を用いて構成され、透明電極間に可変の
電圧が与えられるので、閾値レベルを任意に設定し得る
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0009】図1は実施例に係わる空間光変調器の構成
を示している。透明基板11上にはITOなどの薄い透
明電極21が形成され、この上にはアモルファスシリコ
ン(a−Si)などの光導電層3が推積されている。そ
して、誘電体ミラー4が形成されて、更にその上にFL
Cなどの変調材料層5が推積されている。変調材料層5
上には他方の透明電極22が形成され、この透明電極2
2は他方の透明基板12に支持されている。そして、透
明電極21と透明電極22は可変電圧供給装置6の可変
電圧出力端子に接続され、これによって空間光変調器が
構成されている。
【0010】上記の空間光変調素子を等価回路で表現す
ると、図2のようになる。ここで、RPCは光導電層3
の抵抗分であり、入射光強度Iの関数(RPC(I))
となっている。また、RFLC は変調材料層5の抵抗
分である。従って、透明電極21と透明電極22の間に
電圧Vを印加すると、光導電層3の両端間には電位差V
pcが、生じ、変調材料層5の両端間には電位差VFL
C が生じる。そして、 VFLC =RFLC ・V/(RPC+RFLC )
…(1)という関係が成立する。ここで、RPCは入射
光強度Iの関数となっているので(図3参照)、上記(
1)式はVFLC =RFLC ・V/(RPC(I)
+RFLC )=VFLC (I,V)       
           …(2)となる。印加電圧Vの
みによってonとなるときの電圧をVHIGHとし、光
が入射してもonとなり得ない時の電圧をVLOW と
すると、これらは次のように表現できる。 すなわち、変調材料層5が常にonになる条件は、  
      VHIGH=(RPC(Imin )+R
FLC )・Vth/RFLC           
        <V               
                     …(3)
であり、変調材料層5が常にoff  になる条件は、
        VLOW =(RPC(Imax )
+RFLC )・Vth/RFLC         
          >V             
                       …(
4)である。ここで、Imin は最少入射光強度であ
り、Imax は最大入射光強度であり、閾値レベルV
thは図4のようになっている。なお、Imin ,I
max は装置の条件などに依存するが、前者をゼロの
とき、後者を飽和のときと考えてもよい。そして、 VLOW <V<VHIGH のときには、変調材料層5に印加される電圧VFLC 
は入射光強度Iと印加電圧Vの関数となり、印加電圧V
に応じてonになる閾値が変化する。すなわち、   
     VFLC (I,V)=RFLC ・V/(
RPC(I)+RFLC )            
          <Vth           
               …(5)と表現できる
。なお、VLOW <V<VHIGHであり、Imin
 <I<Imax である。
【0011】以上のことを模式的に示すと、図5のよう
になる。同図は光導電層3と変調材料層5における電圧
分布を示しており、黒丸印は光導電層3がonのとき、
白丸印は変調材料層5がoffのときを示している。
【0012】以上の事をより具体的に説明すると、次の
ようになる。図6は光導電層3として、a−Si:H(
厚さ3μm)を用いたときの抵抗RPCの入射光強度I
に対する依存性を示し、RPC(Imin )は約1[
GΩ]、RPC(Imax )は約1[MΩ]となって
いる。また、図7は変調材料5としてFLCを用いたと
きの出力光強度の電圧依存性を示し、RFLC は約1
00[MΩ]、Vthは約6.5[V]となっている。 なお、これらの値は、デバイスの大きさなどにより変る
ものであることは言うまでもない。
【0013】上記の要素を用いるときには、VHIGH
は(3)式より         VHIGH=(1×109 +1×1
08 )6.5/1×108            
   =71.5[V]となり、VLOW は(4)式
より         VLOW =(1×106 +1×1
08 )6.5/1×108            
   =6.565[V]となる。すなわち、印加電圧
Vが71.5[V]以上なら常にonとなり、6.56
5[V]以下なら常にoffになる。よって、6.56
5<VDRV <71.5のとき、閾値レベルの可変制
御が可能になる。ここで、VDRV は可変電圧供給装
置6による駆動電圧である。したがって、例えばVDR
V =10.50[V]とすると、閾値レベルを入射光
強度Iで表すと、(5)式より        VFL
C (I)=1×108 ×10/(RPC(I)+1
×108 )                   
 =6.5であるから、図6よりRPC(I)=5.4
×107 [Ω]、入射光強度Iは約1.0×10−6
[W/cm2 ]となる。また、         VFLC (I)=1×108 ×5
0/(RPC(I)+1×108 )        
            =6.5であるから、図6よ
りRPC(I)=6.7×107 [Ω]、入射光強度
Iは約5.0×10−8[W/cm2 ]となる。よっ
て、VDRV を10.50[V]としたときに、それ
ぞれ入射光強度Iが1.0×10−6[W/cm2 ]
以上でonとなり、それ以下でoffとなる。
【0014】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り本発明では、
空間光変調素子が自己閾値機能を有する変調材料を用い
て構成され、透明電極間に可変の電圧が与えられるので
、閾値レベルを任意に設定し得る。このため、並列光情
報処理等に有用な演算機能を有した空間光変調器が提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係わる空間光変調器の構成を示す図で
ある。
【図2】空間光変調素子の等価回路図である。
【図3】光導電層の抵抗RPCの入射光強度依存性を示
す図である。
【図4】強誘電性液晶の出力光強度のVFLC 依存性
を示す図である。
【図5】on、off動作の模式図である。
【図6】a−Si:Hの抵抗の入射光強度依存性を示す
図である。
【図7】強誘電性液晶の出力強度の電圧依存性を示す図
である。
【符号の説明】
11,12…透明基板 21,22…透明電極 3…光導電層 4…誘電体ミラー 5…変調材料層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一対の透明電極間に、光導電層、ミラ
    ーおよび自己閾値機能を有する変調材料層を順次に積層
    した空間光変調素子を備える空間光変調器において、前
    記一対の透明電極間に、任意に電圧値を設定可能な可変
    電圧供給手段が接続されていることを特徴とする空間光
    変調器。
JP3064883A 1991-03-28 1991-03-28 空間光変調器 Expired - Lifetime JPH07119913B2 (ja)

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JP3064883A JPH07119913B2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 空間光変調器

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JPH04299314A true JPH04299314A (ja) 1992-10-22
JPH07119913B2 JPH07119913B2 (ja) 1995-12-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02289827A (ja) * 1989-02-27 1990-11-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 空間光変調素子

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02289827A (ja) * 1989-02-27 1990-11-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 空間光変調素子

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JPH07119913B2 (ja) 1995-12-20

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