JPH04299233A - 金属材等の繰返し曲げ試験における割れ自動検出方法 - Google Patents

金属材等の繰返し曲げ試験における割れ自動検出方法

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JPH04299233A
JPH04299233A JP6503891A JP6503891A JPH04299233A JP H04299233 A JPH04299233 A JP H04299233A JP 6503891 A JP6503891 A JP 6503891A JP 6503891 A JP6503891 A JP 6503891A JP H04299233 A JPH04299233 A JP H04299233A
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JP
Japan
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frequency sensor
sensor
bending
detecting
crack
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6503891A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Matsushita
松下 輝雄
Toshio Kurosaki
黒崎 俊雄
Isao Nakamura
功 中村
Kiminori Kanzaki
神崎 公法
Kiyoshi Matsuoka
松岡 清
Shunichiro Nomura
野村 舜一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Texeng Co Ltd
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
Nittetsu Elex Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板、ステンレス板、
アルミ板等の各種の金属材等の繰返し曲げ試験における
被試験材の割れ発生を自動的に検出する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば鋼板等の繰返し曲げ試験方法とし
てはJIS  C2550に官能検査による方法がある
。 これは曲げ試験時の鋼板の割れを目視によりあるいは、
割れ発生時の音を聞くことにより判定する方法であるが
、鋼板表面に酸化被膜や、付着物等があり、微小割れの
発生の確認が困難であり、また高度の熟練者によっても
外部の雑音と割れ発生音との判別が困難である場合も多
く、個人差もあり、誤判定が生じ易く、充分な割れ発生
判定精度が得られないという問題がある。加えて、試験
を行なう時、人が常に被試験材の傍に付いていなければ
ならず、省力化ができない等の問題もあり、判定精度の
安定確保、省力化を実現できる割れ発生の自動検出方法
の開発が強く要請されていた。
【0003】これらの要請に応えるために、割れ発生時
の放出音響を利用して割れを検出する方法が提案されて
いる。例えばその一つとして、特公昭59−22182
号の発明がある。これは、被試験材に対して複数個の超
音波センサーを配置し、各センサーの入射音の到着時間
差を検出して、検査範囲外の雑音を除いて検査内におけ
る放出音響信号を選択し割れを検出する方法である。
【0004】他に放出音響を利用した鋼索等の疲労試験
における素線破断自動検出方法として例えば特公昭58
−31536号の発明がある。これは、応答周波数帯域
の異なる2種類の超音波センサーを複数個設置し、それ
ぞれより得られた放出音響信号の波の振れの大きさより
素線の破断の数、位置を判定する方法である。これら複
数個の超音波センサーによって、音響放出位置を判定し
て外乱を取り除いて割れを検出する方法においては、前
記官能検査に比して判定精度の安定化、省力化の観点か
ら可成り改善されたといえるが、例えば鋼板表面に被膜
がある場合に鋼板の繰返し曲げ試験を行った際に、折り
曲げ初期、割れの直前、割れ発生時に大きな音響信号が
でて、割れ発生曲げ回数が特定できず、充分な検出精度
が得られないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的に言って、金属
材等の被試験材を機械で曲げた場合、前述のように種々
な雑音が発生し、外乱となるので、この種の検出方法に
おいては、その検出精度を確保するためには、この雑音
による外乱と割れ発生時の放出音響との区別が必要であ
る。本発明は、こうした点を充分に考慮し、安価で精度
の良い金属板等の割れ自動検出方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属材等の被
試験材の割れ発生時に発生する音響を検出するエネルギ
ーカウント機能を有する高周波センサーおよびピークホ
ールド機能を有する低周波センサーと被試験材の曲げ回
数をカウントするセンサーを設け、同一曲げ回数内の音
響エネルギーを蓄積し、曲げ回数毎に音響信号をリセッ
トし、同一曲げ回数内で設定しきい値以上の音響を検出
することにより被試験材の割れ発生を検出することを特
徴とする金属材等の繰返し曲げ試験における割れ自動検
出方法である。
【0007】本発明者等は、金属板例えば鋼板を折り曲
げた時、高周波帯域の音響信号をエネルギーカウント法
で信号処理し、低周波帯域のピークホールド信号が同一
曲げ回数内でしきい値を超えたことを検出することによ
り割れ発生曲げ回数を特定できること見い出だした。
【0008】すなわち、本発明は、割れ発生を特定しに
くいが機械音等の外乱を受けにくい高周波帯域センサー
と、機械音等の外乱を受けやすいが割れ発生を特定でき
る低周波帯域センサーの相反する特徴を有する2つのセ
ンサーを組合せて、その両者の持つ特徴を利用すること
によって、安価で割れ検出精度の良い割れ発生自動検出
方法を提供するものである。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例をその実施装置例と共
に説明する。図1において、1は鋼板等の被試験材の試
験片であり、屈曲試験装置Mの試験片クランプ2に固定
する。このクランプ2には高周波センサー3aおよび低
周波センサー4bが取付けられている。
【0010】被試験片1は、クランプ2の把持された状
態で曲げ機構(図示省略)により矢印Aのように繰返し
曲げられる。この曲げ回数は、カウントセンサー5によ
ってカウントされる。曲げ中における発生音響はクラン
プ2を介して高周波センサー3aおよび低周波センサー
4bにそれぞれ伝達される。高周波の音響信号はプリア
ンプ6aおよびメインアンプ7aにより増幅されフィル
ター8aにより外乱が取除かれる。
【0011】9aは、音響信号のスライスレベル設定器
であり、割れ発生音響信号を判別する音響信号レベルが
設定されている。このスライスレベル設定器9aに送ら
れた音響信号の内スライスレベル以上の音響信号はエネ
ルギー演算器10aに送られ、カウントセンサー5から
の曲げ回数信号と共に処理され、図2に示すように同一
曲げ回数毎のエネルギー値PV1 ・・・PVn が演
算される。11aは、エネルギー演算器10aからのエ
ネルギー演算値を予め設定された割れ発生を判別するし
きい値と比較するAE判定器である。
【0012】一方、低周波センサー4bからの低周波音
響信号はメインアンプ12bにより増幅され、ピークホ
ールド処理器13bに処理され、その処理信号は低周波
判定器14bに送られ、カウントセンサー5からの曲げ
回数信号と共に処理され、ここで同一曲げ回数毎の予め
設定された割れ発生を判別するしきい値と比較する。そ
して高周波センサー3a側のAE判定器11aと、低周
波センサー4b側の低周波判定器14bからしきい値超
過信号が割れ検出器17に送られ、ここで割れ発生を検
出し曲げ機構を停止するようになている。
【0013】この実施例では曲げ回数毎に、高周波セン
サーと低周波センサーからの音響信号を処理、演算(加
算)して、それぞえ割れ発生を判別するしきい値超過信
号によって割れ発生を検出できるようになっており、割
れが発生した曲げ回数が正確に把握できる。
【0014】なお、各曲げ回数内における高周波センサ
ー側、低周波センサー側からの音響信号の処理演算値が
いずれもしきい値以下の場合、またはいずれか一方がし
きい値以下の場合は、カウントセンサー5のクリアー処
理器16によって、それぞれの音響信号をリセットし次
の回数の曲げ試験を続行し、各曲げ回数毎の音響信号の
処理演算(加算)が行なわれる。
【0015】[実施例]図1に示すような構成の割れ検
出装置とJIS屈曲試験装置を用いて数種の材質の鋼板
を被試験材として、繰返し曲げ試験を行った。本実施例
で用いた試験片のサイズは(幅)30×(長さ)320
×(厚さ)0.23〜0.5mmの短冊状のものである
。 この試験片を屈曲試験装置のクランプで把持し、繰返し
曲げ試験を行ない、本発明によって割れ発生を検出した
。ここでは、割れ検出装置(高周波センサーと低周波セ
ンサー)は、試験片に直接ではなく試験片を把持したク
ランプの取付けた。割れ検出装置を試験片に直接取付け
た場合には外乱の影響を受け易く、検出精度低下の原因
になるので、クランプに取付けることが好ましい。
【0016】本実施例で用いた割れ検出装置における各
種の主要な設定条件は下記のとおりである。 ■高周波センサー ・周波数帯域  ・・・・・・  50〜300KHz
・割れ判定レベル  ・・・・  4V(しきい値) ・増幅度  ・・・・・・・・  60dBスライスレ
ベル  ・・・・  1V ■低周波センサー ・周波数帯域  ・・・・・・  40〜8KHz・増
幅度  ・・・・・・・・  66dB(しきい値) (注)これらの設定条件は、材質サイズ、センサー特性
、外乱の影響等、多数の実験結果に基づいて、予め高精
度の割れ検出精度が得られるよう選定される。このよう
な本発明の設定条件で得られた鋼板の繰返し曲げ試験に
おける割れ発生検出結果例を、官能検査、高周波センサ
ー、低周波センサーによる場合等の比較例と共に表1に
示す。なお官能検査は経験が15年以上の高熟練者によ
るものである。
【0017】
【表1】
【0018】上表に示すように高周波センサーと低周波
センサーを組合せた本発明による割れ検出方法において
は、夫々単独に用いた場合の欠点を補い合い、官能検査
による割れ検出の場合に比し、その精度において同等以
上の結果を示しており、高周波センサー、低周波センサ
ー単独の場合に比し、本発明によれば、割れ検出精度は
20%〜30%程度向上できることを示している。
【0019】なお、曲げ回数の多い材質(寸法)の試験
片の曲げ試験においては、疲労破壊となり、音発生レベ
ルが小さく、又微小割れとなることが多いため、割れ発
生の判別が難しく各種の割れ検出方法とも割れ発生検出
精度が低くなる傾向になっている。
【0020】上表に記載されるものは、幅広い材質、厚
みのものを対象として、その代表的な例を示したが、他
の例のものにおいても略近似的な評価結果を得ている。 本発明は、本実施例における鋼板のみではなく他の金属
板あるいは鋼棒(線)や他の金属棒(線)の繰返し曲げ
試験の割れ検出方法としても適用し得るものである。
【0021】
【発明の効果】本発明においては金属材の繰返し曲げ試
験機に、高周波センサーと低周波センサー及び曲げ回数
カウントセンサーによる比較的簡易構造の割れ検出機構
を設けて、これによって高度な熟練者と同等以上の精度
で割れ発生を曲げ回数と共に自動的に検出することがで
き、繰返し曲げ試験における被試験材の割れ発生検出精
度の高位安定化と省力化を容易に実現することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割れ検出装置のブロック図の一実施例
を示す図である。
【図2】本発明における、高周波センサーにおけるエネ
ルギーカウント説明図である。
【符号の説明】
1      試験片 2      クランプ 3a    高周波センサー 4b    低周波センサー 5      曲げ回数カウントセンサー6a    
プリアンプ 7a    高周波センサー用メインアンプ8a   
 フィルター 9a    スライスレベル設定器 10a  エネルギー演算器 11a  AE判定器 12b  低周波センサー用メインアンプ13b  ピ
ークホールド 14b  低周波判定器 15    シーケンサ 16    クリアー処理器 17    割れ検出器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属材等被試験材の割れ発生時に発生
    する音響を検出するエネルギーカウント機能を有する高
    周波センサーと、ピークホールド機能を有する低周波セ
    ンサーと、被試験材の曲げ回数をカウントするセンサー
    を設け、同一曲げ回数内の音響エネルギーを蓄積し、曲
    げ回数毎に音響信号をリセットし、同一曲げ回数内でし
    きい値以上の音響を検出することにより、割れ発生を検
    出することを特徴とする金属材等の繰返し曲げ試験にお
    ける割れ自動検出方法。
JP6503891A 1991-03-28 1991-03-28 金属材等の繰返し曲げ試験における割れ自動検出方法 Withdrawn JPH04299233A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017166953A (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 株式会社Ihi検査計測 複合材料の損傷評価方法と装置
WO2022163532A1 (ja) * 2021-02-01 2022-08-04 三菱電機株式会社 測定装置および測定方法
KR20230057748A (ko) * 2021-10-22 2023-05-02 한국표준과학연구원 폴더블 디스플레이용 커버글래스의 임계곡률반경 측정을 위한 영상 및 음향 분석법을 적용한 접힘시험 시스템 및 방법

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