JPH0429886Y2 - - Google Patents
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- JPH0429886Y2 JPH0429886Y2 JP1987183716U JP18371687U JPH0429886Y2 JP H0429886 Y2 JPH0429886 Y2 JP H0429886Y2 JP 1987183716 U JP1987183716 U JP 1987183716U JP 18371687 U JP18371687 U JP 18371687U JP H0429886 Y2 JPH0429886 Y2 JP H0429886Y2
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- asphalt
- film thickness
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- coating
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案はアスフアルト被覆管の製造装置に関す
る。
る。
[従来の技術]
従来、鋼管等の管の外面にアスフアルト
(SLC:Slip Layer Compound)を塗布し、この
アスフアルトの外面に保護層としてポリエチレン
をコーテイングしてなるアスフアルト被覆管が、
杭等として用いられている。
(SLC:Slip Layer Compound)を塗布し、この
アスフアルトの外面に保護層としてポリエチレン
をコーテイングしてなるアスフアルト被覆管が、
杭等として用いられている。
上記アスフアルト被覆管は、アスフアルト塗布
装置の中央に設けられる管通過領域にて管を直進
送りし、アスフアルト塗布装置が供給するアスフ
アルトを管の外面に塗布することにより製造され
ている。
装置の中央に設けられる管通過領域にて管を直進
送りし、アスフアルト塗布装置が供給するアスフ
アルトを管の外面に塗布することにより製造され
ている。
[考案が解決しようとする問題点]
しかしながら、上記従来のアスフアルト被覆管
の製造方法にあつては、管が回転しながら送られ
るものでないため、搬送速度が速く生産性が良い
反面、管の下側の外面に塗布されたアスフアルト
が自重にてたれ落ち易く、その部分のアスフアル
ト膜厚が薄くなるという不都合がある。このこと
は、アスフアルトの供給条件(ポンプおよび配管
等)から比較的粘度の低い(やわらかい)アスフ
アルトを例えば4mm厚み以上に厚く塗布しようと
する場合に顕著となる。
の製造方法にあつては、管が回転しながら送られ
るものでないため、搬送速度が速く生産性が良い
反面、管の下側の外面に塗布されたアスフアルト
が自重にてたれ落ち易く、その部分のアスフアル
ト膜厚が薄くなるという不都合がある。このこと
は、アスフアルトの供給条件(ポンプおよび配管
等)から比較的粘度の低い(やわらかい)アスフ
アルトを例えば4mm厚み以上に厚く塗布しようと
する場合に顕著となる。
本考案は、比較的粘度の低いアスフアルトを厚
肉の所定の膜厚にて被覆することを目的とする。
肉の所定の膜厚にて被覆することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本考案は、アスフアルト塗布装置の中央に設け
られる管通過領域にて管を直進送りし、アスフア
ルト塗布装置が供給するアスフアルトを管の外面
に塗布するアスフアルト被覆管の製造装置におい
て、アスフアルト塗布装置の出側に配置され、管
の外面のアスフアルトを仕上り膜厚よりも厚くし
ごく第1しごき装置と、第1しごき装置の出側に
配置され、管の外面の第1しごき装置により膜厚
調整されたアスフアルトを冷却する第1冷却装置
と、第1冷却装置の出側に配置され、管の外面の
アスフアルトを仕上り膜厚となるようにしごく第
2しごき装置と、第2しごき装置の出側に配置さ
れ、管の外面の第2しごき装置により膜厚調整さ
れたアスフアルトを冷却する第2冷却装置とを有
してなるようにしたものである。
られる管通過領域にて管を直進送りし、アスフア
ルト塗布装置が供給するアスフアルトを管の外面
に塗布するアスフアルト被覆管の製造装置におい
て、アスフアルト塗布装置の出側に配置され、管
の外面のアスフアルトを仕上り膜厚よりも厚くし
ごく第1しごき装置と、第1しごき装置の出側に
配置され、管の外面の第1しごき装置により膜厚
調整されたアスフアルトを冷却する第1冷却装置
と、第1冷却装置の出側に配置され、管の外面の
アスフアルトを仕上り膜厚となるようにしごく第
2しごき装置と、第2しごき装置の出側に配置さ
れ、管の外面の第2しごき装置により膜厚調整さ
れたアスフアルトを冷却する第2冷却装置とを有
してなるようにしたものである。
[作用]
本考案は、第1しごき装置で仕上り膜厚より
も厚い塗膜を成形した直後に、第1冷却装置で冷
却してたれ落ちを減少させ、次に、上記第1し
ごき装置、および第1冷却装置によりたれを低減
されて膜厚調整された塗膜の仕上り膜厚を越える
表層部分を第2しごき装置でしごくことにて、仕
上り膜厚の塗膜の成形し、この塗膜を第2冷却リ
ングで冷却してたれ落ちを防止し定着させるもの
である。すなわち、膜厚形成過程を、の2段
階とすることにより、仕上り膜厚形成段階でのた
れ落ちをなくし、比較的粘度の低いアスフアルト
を厚肉の所定の膜厚にて被覆することとなるので
ある。
も厚い塗膜を成形した直後に、第1冷却装置で冷
却してたれ落ちを減少させ、次に、上記第1し
ごき装置、および第1冷却装置によりたれを低減
されて膜厚調整された塗膜の仕上り膜厚を越える
表層部分を第2しごき装置でしごくことにて、仕
上り膜厚の塗膜の成形し、この塗膜を第2冷却リ
ングで冷却してたれ落ちを防止し定着させるもの
である。すなわち、膜厚形成過程を、の2段
階とすることにより、仕上り膜厚形成段階でのた
れ落ちをなくし、比較的粘度の低いアスフアルト
を厚肉の所定の膜厚にて被覆することとなるので
ある。
なお、膜厚形成過程を本考案における如くの2
段階としない場合には、たとえしごき装置を用い
て仕上り膜厚の塗膜を成形し、その直後に冷却装
置で冷却したとしても、塗膜のたれ落ちを減少で
きるのみであり、なくすことはできない。特に、
比較的粘度の低いアスフアルトを厚肉にて被覆し
ようとする場合には、上記たれ落ちが顕著とな
り、1段階の膜厚形成過程で厚肉の所定膜厚を得
ることはできない。
段階としない場合には、たとえしごき装置を用い
て仕上り膜厚の塗膜を成形し、その直後に冷却装
置で冷却したとしても、塗膜のたれ落ちを減少で
きるのみであり、なくすことはできない。特に、
比較的粘度の低いアスフアルトを厚肉にて被覆し
ようとする場合には、上記たれ落ちが顕著とな
り、1段階の膜厚形成過程で厚肉の所定膜厚を得
ることはできない。
[実施例]
第1図は本考案の一実施例を示す模式図、第2
図は冷却リングを示す正面図、第3図は搬送Vロ
ーラーを示す断面図、第4図はアスフアルト被覆
層の膜厚調整時における温度状態を示す模式図、
第5図はアスフアルトの温度による粘度変化を示
す線図である。
図は冷却リングを示す正面図、第3図は搬送Vロ
ーラーを示す断面図、第4図はアスフアルト被覆
層の膜厚調整時における温度状態を示す模式図、
第5図はアスフアルトの温度による粘度変化を示
す線図である。
アスフアルト被覆装置10は、第1図に示す如
く、アスフアルト塗布装置11の中央に設けられ
る管通過領域にて管1を直進送りし、アスフアル
ト塗布装置11が供給するアスフアルト2を管1
の外面に塗布する。11Aはアスフアルト吐出口
である。なお、アスフアルト被覆装置10は、入
側搬送Vローラー12、および出側搬送Vローラ
ー13にて管1を直進送りする。
く、アスフアルト塗布装置11の中央に設けられ
る管通過領域にて管1を直進送りし、アスフアル
ト塗布装置11が供給するアスフアルト2を管1
の外面に塗布する。11Aはアスフアルト吐出口
である。なお、アスフアルト被覆装置10は、入
側搬送Vローラー12、および出側搬送Vローラ
ー13にて管1を直進送りする。
ここで、アスフアルト塗布装置11が供給する
アスフアルトとしては、例えば昭和シエル石油(株)
のSLコンパウンドB(商品名)が用いられ、その
温度による粘度変化は第5図のとおりである。ア
スフアルトの温度が高いZ1領域(第5図参照)
ではポンプによるアスフアルトの供給が容易であ
るものの管1の外面からたれ易く、アスフアルト
の温度が低いZ2領域(第5図参照)では管1の
外面からたれにくくなるもののポンプによるアス
フアルトの供給が困難となる。そこで、アスフア
ルト塗布装置11が供給するアスフアルトの温度
は、上記Z1領域とZ2領域の境界となる温度、例
えば100℃に設定される。
アスフアルトとしては、例えば昭和シエル石油(株)
のSLコンパウンドB(商品名)が用いられ、その
温度による粘度変化は第5図のとおりである。ア
スフアルトの温度が高いZ1領域(第5図参照)
ではポンプによるアスフアルトの供給が容易であ
るものの管1の外面からたれ易く、アスフアルト
の温度が低いZ2領域(第5図参照)では管1の
外面からたれにくくなるもののポンプによるアス
フアルトの供給が困難となる。そこで、アスフア
ルト塗布装置11が供給するアスフアルトの温度
は、上記Z1領域とZ2領域の境界となる温度、例
えば100℃に設定される。
アスフアルト被覆装置10は、第1図に示す如
く、アスフアルト塗布装置11にて管1に塗布さ
れたアスフアルト被覆層の外面に、ポリエチレン
コーテイングダイ14が供給するポリエチレン3
をコーテイングする。ポリエチレン3はアスフア
ルト2の保護層として機能する。
く、アスフアルト塗布装置11にて管1に塗布さ
れたアスフアルト被覆層の外面に、ポリエチレン
コーテイングダイ14が供給するポリエチレン3
をコーテイングする。ポリエチレン3はアスフア
ルト2の保護層として機能する。
アスフアルト被覆装置10は、上記ダイ14の
出側に、冷却水槽100を設置している。これに
より、アスフアルト2を塗布され、ポリエチレン
3をコーテイングされた管1は、冷却水槽100
に充満している冷却水中を通過し、表面を冷却せ
しめられる。
出側に、冷却水槽100を設置している。これに
より、アスフアルト2を塗布され、ポリエチレン
3をコーテイングされた管1は、冷却水槽100
に充満している冷却水中を通過し、表面を冷却せ
しめられる。
しかして、アスフアルト被覆装置10は、アス
フアルト塗布装置11の出側に、管1の外面に塗
布されたアスフアルト2を所定膜厚にしごく膜厚
調整装置15を配置するとともに、膜厚調整装置
15の出側に、管1の外面の膜厚調整されたアス
フアルト2を冷風にて冷却する冷却装置16を配
置している。ここで、膜厚調整装置15は、管1
の外面のアスフアルト2を仕上り膜厚よりも厚く
しごく第1しごきリング15A(第1しごき装
置)、および第1しごきリング15Aにてしごか
れた管1の外面のアスフアルト2を仕上り膜厚と
なるようにしごく第2しごきリング15B(第2
しごき装置)とからなる。また、冷却装置16
は、第1しごきリング15Aの出側に配置される
第1冷却リング16A(第1冷却装置)および第
2しごきリング15Bの出側に配置される第2冷
却リング16B(第2冷却装置)とからなる(第
2図参照)。17は冷風吹出口である。
フアルト塗布装置11の出側に、管1の外面に塗
布されたアスフアルト2を所定膜厚にしごく膜厚
調整装置15を配置するとともに、膜厚調整装置
15の出側に、管1の外面の膜厚調整されたアス
フアルト2を冷風にて冷却する冷却装置16を配
置している。ここで、膜厚調整装置15は、管1
の外面のアスフアルト2を仕上り膜厚よりも厚く
しごく第1しごきリング15A(第1しごき装
置)、および第1しごきリング15Aにてしごか
れた管1の外面のアスフアルト2を仕上り膜厚と
なるようにしごく第2しごきリング15B(第2
しごき装置)とからなる。また、冷却装置16
は、第1しごきリング15Aの出側に配置される
第1冷却リング16A(第1冷却装置)および第
2しごきリング15Bの出側に配置される第2冷
却リング16B(第2冷却装置)とからなる(第
2図参照)。17は冷風吹出口である。
第4図はアスフアルト被覆層の膜厚調整時にお
ける温度状態を示す模式図であり、膜厚調整の経
過にしたがつて下記(1)〜(5)の如く変化する。な
お、1は管、2Aは第1しごきリング15Aにて
1段しごきされるアスフアルト膜厚、2Bは第2
しごきリング15Bにて2段しごきされるアスフ
アルト膜厚、2Cは仕上り膜厚である。
ける温度状態を示す模式図であり、膜厚調整の経
過にしたがつて下記(1)〜(5)の如く変化する。な
お、1は管、2Aは第1しごきリング15Aにて
1段しごきされるアスフアルト膜厚、2Bは第2
しごきリング15Bにて2段しごきされるアスフ
アルト膜厚、2Cは仕上り膜厚である。
(1) アスフアルト供給時のアスフアルト温度は前
述の如く例えば100℃であり、この供給直後の
各膜厚2A〜2Cの温度状態は第4図の如く
になる。
述の如く例えば100℃であり、この供給直後の
各膜厚2A〜2Cの温度状態は第4図の如く
になる。
(2) 第1しごきリング15Aにて膜厚2Aをしご
かれ仕上り膜厚よりも厚い膜厚に調整される
(仕上り膜厚が4mmの時、6mm程度とする)。こ
の時の温度状態は第4図のの如くになる。
かれ仕上り膜厚よりも厚い膜厚に調整される
(仕上り膜厚が4mmの時、6mm程度とする)。こ
の時の温度状態は第4図のの如くになる。
(3) 上記(2)の直後に第1冷却リング16Aにて冷
風(0℃〜10℃程度)を供給される。これによ
りアスフアルト2は第4図のの如くに温度低
下して粘度が高くなり、たれを低減せしめられ
る。
風(0℃〜10℃程度)を供給される。これによ
りアスフアルト2は第4図のの如くに温度低
下して粘度が高くなり、たれを低減せしめられ
る。
(4) 第2しごきリング15Bにて膜厚2Bをしご
かれ仕上り膜厚2Aに調整される。この時の温
度状態は第4図のの如くになる。
かれ仕上り膜厚2Aに調整される。この時の温
度状態は第4図のの如くになる。
(5) 上記(4)の直後に第2冷却リング16Bにて冷
風(0℃〜10℃程度)を供給される。これによ
りアスフアルト2は第4図のの如くに温度低
下して粘度が高くなり、たれの発生を防止せし
められる。
風(0℃〜10℃程度)を供給される。これによ
りアスフアルト2は第4図のの如くに温度低
下して粘度が高くなり、たれの発生を防止せし
められる。
すなわち、上記実施例によれば、第1しごき
リング15Aで仕上り膜厚よりも厚い塗膜を成形
した直後に、第1冷却リング16Aで冷却してた
れ落ちを減少させ、次に、上記第1しごきリン
グ15A、および第1冷却リング16Aによりた
れを低減されて膜厚調整された塗膜の仕上り膜厚
を越える表層部分を第2しごきリング15Bでし
ごくことにて、仕上り膜厚の塗膜を成形し、この
塗膜を第2冷却リング16Bで冷却してたれ落ち
を防止し密着させるものである。すなわち、膜厚
形成過程を、の2段階とすることにより、仕
上り膜厚形成過程でのたれ落ちをなくし、比較的
粘度の低いアスフアルトを厚肉の所定の膜厚に被
覆することとなるのである。これにより、管1に
被覆できるアスフアルト2の最大膜厚を、従来の
2mm程度から4〜5mm程度に拡張できることとな
つた。
リング15Aで仕上り膜厚よりも厚い塗膜を成形
した直後に、第1冷却リング16Aで冷却してた
れ落ちを減少させ、次に、上記第1しごきリン
グ15A、および第1冷却リング16Aによりた
れを低減されて膜厚調整された塗膜の仕上り膜厚
を越える表層部分を第2しごきリング15Bでし
ごくことにて、仕上り膜厚の塗膜を成形し、この
塗膜を第2冷却リング16Bで冷却してたれ落ち
を防止し密着させるものである。すなわち、膜厚
形成過程を、の2段階とすることにより、仕
上り膜厚形成過程でのたれ落ちをなくし、比較的
粘度の低いアスフアルトを厚肉の所定の膜厚に被
覆することとなるのである。これにより、管1に
被覆できるアスフアルト2の最大膜厚を、従来の
2mm程度から4〜5mm程度に拡張できることとな
つた。
また、アスフアルト被覆装置10は、ポリエチ
レンコーテイングダイ14にアスフアルト吸引装
置18を付帯して設けている。アスフアルト吸引
装置18は、ポリエチレンコーテイングダイ14
の内部にたまるアスフアルト2を、真空ポンプ1
9により吸引してダイ14からアスフアルトポツ
ト20に回収する。
レンコーテイングダイ14にアスフアルト吸引装
置18を付帯して設けている。アスフアルト吸引
装置18は、ポリエチレンコーテイングダイ14
の内部にたまるアスフアルト2を、真空ポンプ1
9により吸引してダイ14からアスフアルトポツ
ト20に回収する。
なお、アスフアルト2がダイ14の内部にたま
る原因は、管1の下側の外面に被覆されたアス
フアルト2が自重にてたれ落ちる状態がダイ14
の内部においても発生すること、管1の曲がり
部分がダイ14の入口部に接触して削り取られる
ことによる。このようにダイ14の内部にたまる
アスフアルト2を放置する場合には、これが管1
のアスフアルト被覆層に部分的に付着してその表
面にこぶ状の凸部を発生させることになる。とこ
ろが、この実施例の如くのアスフアルト吸引装置
18によれば、ダイ14の内部にたまろうとする
アスフアルト2が直ちに排出され、上記不都合を
生ずることがない。
る原因は、管1の下側の外面に被覆されたアス
フアルト2が自重にてたれ落ちる状態がダイ14
の内部においても発生すること、管1の曲がり
部分がダイ14の入口部に接触して削り取られる
ことによる。このようにダイ14の内部にたまる
アスフアルト2を放置する場合には、これが管1
のアスフアルト被覆層に部分的に付着してその表
面にこぶ状の凸部を発生させることになる。とこ
ろが、この実施例の如くのアスフアルト吸引装置
18によれば、ダイ14の内部にたまろうとする
アスフアルト2が直ちに排出され、上記不都合を
生ずることがない。
また、上記アスフアルト吸引装置18が管1と
ダイ14の間に及ぼす吸引力は、ダイ14から吐
出されて管1の下側の外面まわりにコーテイング
されつつあるポリエチレン3Aの膜を、その自重
によるたれ落ち方向から管1の外面側に引き付
け、ポリエチレン3Aを管1の外面まわりにより
確実にコーテイングする作用をなす。
ダイ14の間に及ぼす吸引力は、ダイ14から吐
出されて管1の下側の外面まわりにコーテイング
されつつあるポリエチレン3Aの膜を、その自重
によるたれ落ち方向から管1の外面側に引き付
け、ポリエチレン3Aを管1の外面まわりにより
確実にコーテイングする作用をなす。
また、アスフアルト被覆装置10は、第3図に
示す如く、出側搬送Vローラー13を構成する鉄
ローラー21の外周部に極軟質ゴム22を焼付け
ている。極軟質ゴム22のゴム硬度は管1に被覆
したアスフアルト2の硬度よりも柔らかいものを
用いる必要があり、例えばHs40程度のものを用
いるのがよい。
示す如く、出側搬送Vローラー13を構成する鉄
ローラー21の外周部に極軟質ゴム22を焼付け
ている。極軟質ゴム22のゴム硬度は管1に被覆
したアスフアルト2の硬度よりも柔らかいものを
用いる必要があり、例えばHs40程度のものを用
いるのがよい。
なお、従来のアスフアルト被覆管の製造装置に
あつては、アスフアルト2を塗布し、ポリエチレ
ン3をコーテイングおよび冷却した後の管1を搬
送Vローラーにて搬送する時、表面より内部のア
スフアルト層が未だ軟化状態(強度不足)にあ
る、アスフアルト被覆部のVローラーとの当り面
にへこみ(膜厚減少)を生ずる傾向にある。従来
のこの傾向は、管1が直進送りされることから、
へこみ状の膜厚減少部が直線状に続いて目立ち易
いものとなる。ところがこの実施例の如くの搬送
Vローラー13を用いる場合には、Vローラー1
3の表面がアスフアルト2よりも柔らかいので、
Vローラー13の表面と管1の被覆外面とが点接
触でなく面接触となり、両者の接触面積が大きく
なるため、面圧が低下し、へこみが低減ないしは
発生しなくなる。
あつては、アスフアルト2を塗布し、ポリエチレ
ン3をコーテイングおよび冷却した後の管1を搬
送Vローラーにて搬送する時、表面より内部のア
スフアルト層が未だ軟化状態(強度不足)にあ
る、アスフアルト被覆部のVローラーとの当り面
にへこみ(膜厚減少)を生ずる傾向にある。従来
のこの傾向は、管1が直進送りされることから、
へこみ状の膜厚減少部が直線状に続いて目立ち易
いものとなる。ところがこの実施例の如くの搬送
Vローラー13を用いる場合には、Vローラー1
3の表面がアスフアルト2よりも柔らかいので、
Vローラー13の表面と管1の被覆外面とが点接
触でなく面接触となり、両者の接触面積が大きく
なるため、面圧が低下し、へこみが低減ないしは
発生しなくなる。
[考案の効果]
以上のように、本考案によれば、比較的粘度の
低いアスフアルトを厚肉の所定の膜厚にて被覆す
ることができる。
低いアスフアルトを厚肉の所定の膜厚にて被覆す
ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す模式図、第2
図は冷却リングを示す正面図、第3図は搬送Vロ
ーラーを示す断面図、第4図はアスフアルト被覆
層の膜厚調整時における温度状態を示す模式図、
第5図はアスフアルトの温度による粘度変化を示
す線図である。 1……管、2……アスフアルト、10……アス
フアルト被覆装置、11……アスフアルト塗布装
置、15……膜厚調整装置、15A……第1しご
きリング、15B……第2しごきリング、16…
…冷却装置、16A……第1冷却リング、16B
……第2冷却リング、100……冷却水槽。
図は冷却リングを示す正面図、第3図は搬送Vロ
ーラーを示す断面図、第4図はアスフアルト被覆
層の膜厚調整時における温度状態を示す模式図、
第5図はアスフアルトの温度による粘度変化を示
す線図である。 1……管、2……アスフアルト、10……アス
フアルト被覆装置、11……アスフアルト塗布装
置、15……膜厚調整装置、15A……第1しご
きリング、15B……第2しごきリング、16…
…冷却装置、16A……第1冷却リング、16B
……第2冷却リング、100……冷却水槽。
Claims (1)
- アスフアルト塗布装置の中央に設けられる管通
過領域にて管を直進送りし、アスフアルト塗布装
置が供給するアスフアルトを管の外面に塗布する
アスフアルト被覆管の製造装置において、アスフ
アルト塗布装置の出側に配置され、管の外面のア
スフアルトを仕上り膜厚よりも厚くしごく第1し
ごき装置と、第1しごき装置の出側に配置され、
管の外面の第1しごき装置により膜厚調整された
アスフアルトを冷却する第1冷却装置と、第1冷
却装置の出側に配置され、管の外面のアスフアル
トを仕上り膜厚となるようにしごく第2しごき装
置と、第2しごき装置の出側に配置され、管の外
面の第2しごき装置により膜厚調整されたアスフ
アルトを冷却する第2冷却装置とを有してなるこ
とを特徴とするアスフアルト被覆管の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987183716U JPH0429886Y2 (ja) | 1987-12-03 | 1987-12-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987183716U JPH0429886Y2 (ja) | 1987-12-03 | 1987-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0188766U JPH0188766U (ja) | 1989-06-12 |
JPH0429886Y2 true JPH0429886Y2 (ja) | 1992-07-20 |
Family
ID=31475127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987183716U Expired JPH0429886Y2 (ja) | 1987-12-03 | 1987-12-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0429886Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4977928B2 (ja) * | 2000-12-07 | 2012-07-18 | 大日本印刷株式会社 | 塗布装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51148756A (en) * | 1975-06-17 | 1976-12-21 | Nippon Steel Corp | Method of coating plastic thick film on outer surface of steel tube |
-
1987
- 1987-12-03 JP JP1987183716U patent/JPH0429886Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51148756A (en) * | 1975-06-17 | 1976-12-21 | Nippon Steel Corp | Method of coating plastic thick film on outer surface of steel tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0188766U (ja) | 1989-06-12 |
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