JPH04298464A - エレベータの情報入力装置 - Google Patents

エレベータの情報入力装置

Info

Publication number
JPH04298464A
JPH04298464A JP3087686A JP8768691A JPH04298464A JP H04298464 A JPH04298464 A JP H04298464A JP 3087686 A JP3087686 A JP 3087686A JP 8768691 A JP8768691 A JP 8768691A JP H04298464 A JPH04298464 A JP H04298464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
recognition
words
user
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3087686A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Nakajima
豊 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3087686A priority Critical patent/JPH04298464A/ja
Publication of JPH04298464A publication Critical patent/JPH04298464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ利用者の音
声を認識してエレベータを操作するエレベータの情報入
力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータは様々なビルに設置されてい
るが、エレベータ利用者が直接操作を行う動作としては
、 (a)エレベータホールで呼びボタンを押す。
【0003】(b)エレベータかご内で行く先ボタンを
押す。
【0004】(c)エレベータのドアを開閉するボタン
を押す。 の3種類の項目が考えられる。
【0005】これらは対応するボタンを利用者が押して
、その結果エレベータが応答する順序になっている。
【0006】ところが、エレベータに取り付けられてい
るボタンは必ずしも使いやすいものとは言えず、しばし
ば利用者の不満を残すことがある。例えば、両手に荷物
を持っている場合には、荷物を一旦降ろしてからボタン
を押さねばならない。また、盲人が使用する場合には小
さなボタンを手でさがさなければならない。さらに、ボ
タンの前に人が立っている場合には操作しにくいなどの
場合が考えられる。
【0007】従来、それらの欠点を解消する装置として
、利用者の音声を認識して処理を行う情報入力装置が提
案されている。これは従来、呼びボタンが設置している
場所に音声入力用のマイクを置き、そのマイクを通して
入力される利用者の音声を分析した結果、エレベータを
操作する指令と判定した場合に対応する動作を行うよう
になっている。
【0008】図6にエレベータホールに設置された音声
認識による情報入力装置の外観図を示す。通常はエレベ
ータドア1の付近に情報入力装置3が設置されている。 情報入力装置3内には音声認識用マイク4とエレベータ
利用者検出用の位置センサ6を音声認識処理動作可能を
示す発声勧誘ランプ7と音声認識結果を示す認識結果表
示装置8が格納されている。
【0009】また2はエレベータの位置表示器、5はホ
ール行先呼びボタンを示す。例えば、利用者が“ゴカイ
”と発声した場合は5階の呼びボタンを点灯し、エレベ
ータを5階に動かすわけである。これは従来5階の呼び
ボタンを押した場合と全く同じである。
【0010】また、発声勧誘ランプ7は“行先階を言っ
て下さい”などの表示を行い、認識結果表示装置8は認
識単語を表示しており、例えば“サンカイ”を認識すれ
ば“3”と報知して利用者が迷わないようにしている。
【0011】音声認識処理は、あらかじめ辞書記憶部1
0で登録しておいた単語を辞書として装置内に格納し入
力されてきた音声を周波数分析した結果を辞書内に格納
されたデータと比較し、最も近い音声が一定の割合以上
類似していた場合に対応する処理を行うものであり、認
識方法としては数種の方法が提案されている。
【0012】この中でもエレベータに用いられる音声認
識方法としては不特定話者単語認識と呼ばれる方法が一
般的であり、不特定話者すなわち誰の音声でも認識でき
るようになっている。また、その単語内容は“ニカイ”
、“サンカイ”,“ヨンカイ”などのエレベータの行先
を示す指令であることが多い。登録される単語数は16
単語程度であり認識区別しにくい指令には数種類の単語
が格納されている。例えば“イッカイ”、“イチカイ”
などの人によって様々な言い方をする単語である。 これらの単語は複数個用意して認識率を向上させている
。以上のように音声認識方法による一般的な音声による
操作が可能となった。
【0013】ところが、音声を辞書に登録する場合の環
境は静かな場所で行われており、その環境と同様な場所
でエレベータが利用されるのであれば認識率は90%以
上になるが、実際のエレベータが置かれる環境は周囲騒
音が大きく音声認識には不都合である。例えばエレベー
タホールで音声認識を行う場合には音声認識用のマイク
は当然エレベータホールに設置されて一般の利用者が簡
単に利用できるように構成されている。
【0014】しかし、エレベータホールはエレベータ専
用の場所ではなくビルの通路でもあるので、利用者が発
声する時に通路を歩く人の靴音が大きな騒音となる。特
に、ヒールなどの靴音は周波数特性にピークを持つため
音声を認識するには条件が悪くなっている。また、エレ
ベータ待ち客のざわめきも大きな騒音の一つである。
【0015】一方、画像表示による呼び登録装置は利用
者の指で触ることによって操作指令を出すものである。 この呼び登録装置は画面上に利用者が必要とする画像を
表示し、画面上の座標位置を検出して画像との照合を行
っている。
【0016】図7はエレベータホールに設置された場合
のエレベータホール外観図を示す。画面表示による情報
入力装置3は音声認識の場合と同様にエレベータドア1
の近くに設置されることが多い。また、設置高さは音声
認識用マイクの様に通常の呼びボタンと同等の位置にさ
れる。これは最も利用者が操作しやすい高さであり14
00mm程度とされている。画像表示は一般のコンピュ
ータに用いられている装置と同様に画像表示様のマイク
ロコンピュータが画像表示用の記憶装置にパターンデー
タを書き込めばグラフィック表示ができる構成であり、
良く知られている技術である。さらに、画面上の座標を
検出する方法も実開昭58−184474号公報などで
示すように公知である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ビルの高層
化にともなってエレベータのサービス階床数が増加する
と上記の情報入力装置では対応が困難になる欠点があっ
た。音声認識方法では認識する単語数の増加によって認
識率が低下し、その結果一度の発声で呼びを登録できる
確率が低くなってしまうからである。音声認識は例えば
20単語程度であれば、実用上充分な処理を期待できる
が、単語数がそれ以上になると周囲騒音の影響が大きく
なって認識率が低下する。一般に認識率は90%以上な
ければ実用的ではなく誤動作が多くなってサービスが低
下するだけではなく、利用者の不信を招き使用されなく
なってしまう。
【0018】一方、画像表示による呼び登録装置では画
像表示面積の大きさでサービス量の上限が決定されてし
まう問題点があった。通常、画面の大きさは9インチ程
度の表示面積のものが使用されている。これはエレベー
タかご内に取り付ける時のかご側面の横幅が300mm
程度になるために、これ以上の装置が取り付かないため
である。この結果、画面に表示できるサービス階程度が
限度になっていた。
【0019】また、20階分も呼び登録に画面を使うと
他の情報を表示できるスペースがなくなってしまうため
、画像表示器を使用した利点がなくなってしまう問題点
もあった。
【0020】本発明は、従来サービス階の増加に伴って
悪化していた利用者にとって操作効率の良いエレベータ
の情報入力装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、エレベータ利用者の音声を入力する音声入力
部と、この音声入力部に音声を分析する音声分析部と、
認識比較対象の単語を辞書として記憶する辞書記憶部と
、前記音声分析部で分析された音声と前記辞書記憶部で
記憶された単語とが類似度の高い複数の単語を抽出する
類似度演算部と、この類似度演算部で演算された結果、
所定時間内にエレベータ利用者が移動しないときエレベ
ータ操作部に伝える手段と、前記類似度演算部の演算結
果を格納する演算結果格納部と、前記類似度演算部で演
算された複数類似度の高い候補単語および認識結果単語
を表示可能であって、エレベータ利用者が操作により表
示内容を選択可能な画像表示装置と、前記演算結果格納
部で格納された演算結果を前記画像表示装置に表示可能
なデータに変換する画像制御部とを具備したものである
【0022】
【作用】本発明によれば、音声認識による情報入力機能
と、画像表示による情報入力機能の組合せるようにした
ので、従来サービス階の増加に伴って悪化していた利用
者にとって操作効率の良い装置となる。つまり、利用者
にとって最も簡便な音声による指令を基準として動作で
きるようにしても、もし正確に認識できなかった場合で
も認識候補であった情報が画像表示されることから、利
用者が選択できる。またエレベータにとってもサービス
階の増加による表示面積の増大を抑えることができるの
みならず、操作処理が統一できるので従来ビルの構成に
よって変えざるを得なかった情報入力装置の構成を統一
でき、結果的に安価なエレベータの情報入力装置とする
ことができる。
【0023】さらに、現時点では単語数に制限がある音
声認識処理をこのように積極的に使用することで、将来
の利用者インターフェースを確率でき、さらに発展させ
る可能性を秘めた装置とエレベータの情報入力装置とす
ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1実施例の概略構成を示
すブロック図であり、これは以下のように構成されてい
る。エレベータ利用者の音声を入力する音声入力部例え
ば音声認識用マイク4と、このマイク4からの音声を分
析する音声分析部9と、認識比較対象の単語を辞書とし
て記憶する辞書記憶部10と、マイク4により入力され
た音声と辞書記憶部10で記憶された単語とが類似度の
高い複数の単語を抽出する類似度演算部11と、この類
似度演算部11で演算された結果、所定時間内にエレベ
ータ利用者が移動しないときエレベータ操作部に伝える
手段(図示せず)と、類似度演算部11の演算結果を格
納する演算結果格納部12と、類似度演算部11で演算
された複数類似度の高い候補単語および認識結果単語を
表示可能であって、エレベータ利用者が操作により表示
内容を選択可能な画像表示装置8Aと、演算結果格納部
12で格納された演算結果を画像表示装置8Aに表示可
能なデータに変換する画像制御部14とを具備している
【0025】このような構成のものにおける動作は以下
の通りである。いま、マイク4から利用者の音声が音声
分析部9に入力され、ここで周波数分析され、その後に
は既に格納済みの辞書記憶部10内の音声データと入力
音声の類似度演算を実施する。
【0026】一般に音声分析部9では音声認識の中心と
なる機能を有しており、マイク4から入力された音声情
報をディジタル量(12ビット程度)にA/Dコンバー
タで分解して、その後に音声の分析にはディジタルシグ
ナルプロセッサなどを使用した高速周波数分析を行って
いる。
【0027】この結果を、類似度演算部11において、
辞書記憶部10で記憶されている単語とを比較する。こ
の類似度の演算は、音声を時間と周波数で区分し3次元
のスペクトル系列に展開した後に3次元のパターンマッ
チングを行っていることが多い。当然、このパターンマ
ッチング結果は完全に一致することはなく、類似度演算
の得点の高いものが認識結果となる。以上の処理は類似
度演算部11で実施している。従って、前述のようにニ
カイと発声すると、1階−80、2階−95、3階−7
0、4階−50のように各単語における類似度が類似度
演算部11より得られる。
【0028】このような方法であるために、あらかじめ
格納している辞書記憶部10の単語と入力音声はすべて
比較演算されている。すなわち、すべての単語との比較
演算を実施して各々の類似度を算出しているので、認識
結果の上位の単語は簡単に出力できる。この結果は、演
算結果格納部12に格納して画像制御部14に転送され
、画像表示装置8Aに認識結果単語と認識候補単語が表
示される。この画像制御部14では、これを受けて表示
画面を作成している。
【0029】また、位置センサ6から発生する利用者接
近情報は、音声認識処理装置内のセンサ情報処理部13
に入力されて距離情報に変換される。位置センサ6から
の出力は通常、電流値の変化で距離を表現していること
が多く、4−20mAの範囲内で距離を示している。例
えば、位置センサ6から利用者までの距離が60cmの
時に10mAの電流値を示しており、距離に比例した電
流値を発生する。センサ情報処理部13は、この電流値
を距離に変換して利用者とマイク4の接近量を測定して
いる。このセンサ情報は音声分析部9内のマイクロクン
ピュータのデータとして扱われるため、8ビット程度の
情報量をもった値となることが多い。
【0030】次に、画像制御部14は演算結果格納部1
2などから出力される情報を、画像表示装置8Aにパタ
ーンとして表現できるようにデータを変換する処理が行
われる。この内容は、通常のCRT表示装置に代表され
るように画像と対応した記憶装置に定められた手順でデ
ータを書き込めば良いわけでパーソナルコンピュータな
ど汎用の装置で使用された方法で容易に表現できる。
【0031】以上の表示動作を図2を参照して説明する
。図2は図6の情報入力装置3の表示画面であり、ステ
ップS1は利用者が本情報入力装置に接近した時の表示
画面を示す。この時点では画像入力装置は、そのまま指
で操作することも可能としている。
【0032】ステップS2では、その後に利用者が音声
で行先階を発声した場合の表示画面を示す。画面上では
利用者の接近を確認して”行先階を言って下さい”等の
勧誘メッセージが表示されている。この例では利用者は
“ニカイ”と発声したと仮定する。
【0033】ステップS3では音声分析部9によって利
用者の音声が分析された認識結果を表示画面に出力して
いる。この時に、画面では認識結果と共に認識候補文字
も同時に表示している。この例では、認識結果である“
2”を点滅表示し、認識候補単語となった“1”、“3
”、“4”を操作できるように表示している。
【0034】ステップS4では利用者が自分が発声した
“ニカイ”指令と認識結果である“2”が一致している
ので、操作完了となったことを示している。この時、表
示画面は“2”を登録し、他の“1”、“3”、“4”
は消去している。
【0035】ステップS5では、利用者が情報入力装置
3から離れてステップS1と同様な状態となった場合を
示している。
【0036】上記は比較的スムーズに操作が可能であっ
た場合を示したが、誤って認識した場合にはステップS
3において例えば“1”の位置を指で触れば“2”の登
録は消去されて“1”が登録されるわけである。
【0037】このように音声による指令と画像表示によ
る操作の長所を合わせて効率の良い装置としているわけ
である。
【0038】次に、本発明による情報入力装置の表示動
作の音声認識処理を図3のフローチャートを参照して説
明する。なお、図3の他に画像面操作処理があるが通常
に用いられる座標検出方法であるので、ここでは省略す
る。図3において、ステップS201は、エレベータ利
用者の接近を位置センサ6で検出して利用者が例えば6
0cm以内に来たことを判定すると、ステップS202
にて音声認識用マイク4からの入力量から利用者の音声
であるか単なる音であるのかを判定する。ここで音声で
あることを検知するとステップS203で音声認識処理
を行う。音声認識は、前述の如くあらかじめ登録済みの
辞書記憶部10と入力音声の周波数特性のパターンマッ
チングを行い、その類似度を演算した結果で認識単語を
抽出している。
【0039】ステップS204では、ステップS203
の結果より類似度の高い順に単語を抽出し、画像表示の
データを作成している。ここでは単に類似度の高い順と
するのではなく、一定の判定値以上の場合のみ単語を抽
出するようにしている。これは、現在の音声認識では辞
書記憶部10に登録された数10単語を入力音声を比較
するために、辞書記憶部10に含まれない単語を発した
場合に誤認識が予想されるためである。
【0040】ステップS205では、ステップS204
で得られた単語を画像表示するために画像制御部14に
データを転送している。一般に音声認識や画像表示では
専用にマイクロコンピュータを使用するために、ここで
のデータの転送は共通の記憶装置経由かデータ伝送手段
によっている。具体的には2つのバスラインを持つデュ
アルポートRAMやレジスタまたはシリアル伝送などが
ある。ここでの情報量は数バイト程度であるために高速
に処理が可能である。
【0041】次に、ステップS206では画像制御部1
4による表示が実行される。この表示例は図2に示した
画面となるわけである。画像表示装置8Aでは、前述の
呼び情報などをグラフィック表示に変換するため別のC
PUによって表示動作を早めている。
【0042】また、ステップS201で利用者の接近が
認められなかった場合には、ステップS207によって
一般メッセージを画像制御部14に転送している。この
一般メッセージは、図2のステップS1に示すように利
用者の呼び登録の画面や他の建物管理者からの情報が重
ね合わされて表示される。この一般メッセージは建物内
のイベントや天気など利用者が共通して必要なメッセー
ジが表示可能である。
【0043】さらに、ステップS207は利用者の呼び
操作後に認識結果が正しかった場合に、利用者の離脱を
検出して呼びを登録する機能も兼用している。この結果
は、図2のステップS4,S5に相当するものである。
【0044】また、ステップS202で音声が検知でい
なかった場合にはステップS208により、利用者の発
声を勧誘するメッセージを表示するようにしている。こ
れは図2のステップS2の画面に相当するものである。
【0045】次に、本発明の第2実施例として音声認識
結果の上位桁に注目して認識効果を向上させる装置につ
いて、図4、図5を参照して説明する。
【0046】現在の音声認識処理装置は、先に述べたよ
うに予め格納済みの辞書記憶部の音声単語内容と入力さ
れた音声指令単語の単語レベルのマッチングをとって認
識結果としている。この認識処理装置そのままではサー
ビス階の増加には限界がある欠点を有する。また、エレ
ベータの行先階は“ニカイ”、“サンカイ”のように比
較的類似した単語が多く、単語数の増加によって認識処
理が困難になりつつあった。これを逆に利用して限定さ
れた条件下で認識率を高めるのが、本実施例である。
【0047】これは第1実施例と同様に辞書記憶部を備
えているが、それだけではなく行先階の上位桁を最初に
認識するものである。例えば“ジュウサンカイ”、“ジ
ュウヨンカイ”のように最初の“ジュウ”の認識を先に
実施してから、第1実施例と同じ認識処理を行うもので
ある。このようにすると、認識結果は第1実施例と同様
な結果となるため、必ずしも認識率の向上にはつながら
ないが認識候補単語すなわち例では“10”、“11”
、“12”などの10番台の単語が表示されるため、利
用者はそれを操作すれば良いことになる。
【0048】図4は第2実施例の概略構成を示すブロッ
ク図であり、図1の第1実施例とは異なる点は、音声の
上位桁を認識する機能を付加した構成、つまり、上位桁
認識用の上位桁類似度演算部11Aと上位桁辞書記憶部
10B、下位桁類似度演算部11Bと下位桁辞書記憶部
10Bの2構成となり、且つ演算結果格納部12Aが上
位桁認識結果を含んだ結果を盛り込んでいる点である。 このように、上位桁、下位桁の処理は図1における類似
度演算部11と辞書記憶部10を2分割したものである
【0049】ところが、認識に必要な単語数は30階の
場合に上位桁は“ジュウ”、“ニジュウ”、“サンジュ
ウ”の3単語と下位桁の“イチカイ”、“ニカイ”、“
サンカイ”、“ヨンカイ”、“シカイ”、“ゴカイ”、
“ロクカイ”、“ナナカイ”、“ヒチカイ”、“ハチカ
イ”、“ハッカイ”、“キュウカイ”、“クカイ”の1
3単語と合わせ計16単語で良いことになる。 当然この単語は、利用客の趣旨にあわせて変更する必要
があるので、単語数は増加する可能性はある。
【0050】演算結果格納部12Aは認識された上位桁
を含むすべての単語を表示する必要があるので図2のス
テップS3とは異なって約10個の単語が表示されるこ
とになる。このように図4のブロック図では2重の認識
処理が必要に見えるが、実際の処理においては上位桁認
識と下位桁認識は時間的に分割可能であるため、装置と
しては図2と同様な構成となる。
【0051】次に、図5のフローチャートを参照して図
4の第2実施例の動作を説明する。
【0052】図5と図3が異なる点は、図3のステップ
S202を、マイク4により検出された音声が10階(
10F)以上かどうかを判断するステップS302とし
、またステップS203を、上位桁認識のステップS3
03と下位桁認識のステップS304に分離して処理し
、さらに図3のステップS204の類似度の高い順に単
語を抽出する処理を不要とし、ステップS205のデー
タ転送処理と単語抽出処理を兼用してステップS305
としている点である。これ以外ステップは、図3と同じ
であるので、ステップ符号の百位の桁のみを3としてそ
の説明を省略する。
【0053】以下、図4の動作に図5を参照して説明す
る。ステップS301で利用者の接近を検知し、ステッ
プS302で利用者の音声を検知するとともに、この検
知した音声が10階以上かどうかを判断し、この判断の
結果10階以上の場合には、ステップS303で音声の
上位桁の認識を行う。すなわち“ジュウサンカイ”であ
れば“ジュウ”の認識を実施することになる。この作用
は前述のように比較する単語数が少なくなるために認識
率が向上することが目的である。本実施例の基本的な機
能としては、ステップS303の処理後にステップS3
05に進み結果表示しても良いが、ここでは、なるべく
画面操作が少なくなるように下位桁の認識をステップS
304で実施している。従って、前例では“サンカイ”
を認識することになる。この結果、通常の音声認識を処
理するのと匹敵する処理となるが、利用者から見た操作
性が向上できる。
【0054】ステップS305では認識結果を表示する
ためのデータを作成しており、ステップS303で得ら
れた上位桁データから呼びボタン種類を限定している。
【0055】例えば“ジュウサンカイ”であれば10、
11、12、13−−−19の10種の単語を表示する
ようになる。これは単に順番の画面表示しても良いが、
図2のステップS3のように類似度の最も高い単語を登
録可能単語として他の単語を操作可能単語とすれば、前
述の第1実施例の構成と同等になる。
【0056】以上述べた第2実施例によれば、以下の効
果が得られる。本実施例では音声認識処理において、少
なくとも上位桁の認識を誤らないように考慮して音声認
識を実施し、上位桁が一致した認識公報単語を表示して
いる。つまり、認識結果が“15”であれば“10”、
“11”、“12”、“13”、“14”、“16”、
“17”、“18”、“19”が認識候補単語として同
時に表示されるのである。
【0057】画像表示装置8Aにとって、10個のデー
タ表示は充分見やすく、扱いやすい量である。また利用
者にとっても発声した指令が認識候補単語に含まれてい
る確率が高いので、スムーズに操作可能である利点を有
する。当然、認識結果が正しければ、これ以上の操作を
行う必要はなくて、全く装置に触れずにエレベータを操
作できる本来の音声認識の利点を発揮でき、もし、認識
結果が誤っていたとしても画像面に関連データが表示さ
れるので、何度も発声しなくてもよいことになる。また
、上位桁に注目することによって装置としては認識処理
の負荷が減少でき、騒音などによる影響も少なくて済む
。これは利用者にとっても同様であり発声方法を上位桁
をはっきり発声すれば高い確率で目的とする階を選択す
ることができる。
【0058】このように第2実施例によれば、利用者と
装置の情報交換がスムーズになり、従来の問題点を解決
できる。また音声認識に関しても現在の認識方法を延長
で行うことができ、容易に本発明を実施できる。そして
、音声による指令が、どのエレベータでも問題なく実施
できることによって従来の問題点である利用者とエレベ
ータの情報交換や利用者の意図を高い確率でエレベータ
に伝え、使いやすい装置を構築できる優れた効果をもつ
ことができる。
【0059】第2実施例では、音声指令の上位桁に注目
して認識候補が表示される確率を高める例について述べ
たが、この他には先に述べているように認識処理の類似
度の高い単語を順番に表示すれば操作上効果的であり、
表示すべき認識候補単語も3個程度表示するだけでよい
利点がある。また、今後の音声認識技術の発展による認
識率の向上により、画像面を操作する確率も低下できる
ので技術の進歩に適合した構成とすることができる。さ
らに、第2実施例では認識結果が候補単語であった場合
には画像面を指で触れることにより登録可能としたが、
当然もう一度発声して登録させることも容易である。こ
の場合には認識に使用する辞書単語が候補単語に絞られ
るので音声認識率が向上できる利点もある。また利用者
の行先階を限定されている場合、例えば機密性の高いビ
ルで利用者が保持しているカードによって利用可能階を
限定されている場合などでは、このカードの情報を図4
のセンサ情報処理部13で受信し、認識候補単語をあら
かじめ限定すれば高層ビルであっても利用者が迷わずに
目的階まで行けることができる。一般にこのような行先
階限定処理は利用者が所持する無線カードから発声され
る電波をアンテナで受信しており、この機能をセンサ情
報処理部13が有すれば容易に本機能を実現できる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、従来サービス階の増加
に伴って悪化していた利用者にとって操作効率の良いエ
レベータの情報入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベータの情報入力装置の第1
実施例の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1の画像表示装置の動作を説明するための図
【図3】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明によるエレベータの情報入力装置の第2
実施例の概略構成を示すブロック図。
【図5】図4の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】従来のエレベータの情報入力装置の第1例を示
す構成図。
【図7】従来のエレベータの情報入力装置の第2例を示
す構成図。
【符号の説明】
1…エレベータドア、2…エレベータの位置表示器、3
…情報入力装置、4…音声認識用マイク、6…位置セン
サ、8A…画像表示装置、9…音声分析部、10…辞書
記憶部、11…類似度演算部、12…演算結果格納部、
13…センサ情報処理部、14…画像処理部、10A…
上位桁辞書記憶部、10B…下位桁辞書記憶部、11A
…上位桁類似度演算部、11B…下位位桁類似度演算部
、12A…演算結果格納部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エレベータ利用者の音声を入力する音
    声入力部と、この音声入力部に入力された音声を分析す
    る音声分析部と、認識比較対象の単語を辞書として記憶
    する辞書記憶部と、前記音声分析部で分析された音声と
    前記辞書記憶部で記憶された単語とが類似度の高い複数
    の単語を抽出する類似度演算部と、この類似度演算部で
    演算された結果、所定時間内にエレベータ利用者が移動
    しないときエレベータ操作部に伝える手段と、前記類似
    度演算部の演算結果を格納する演算結果格納部と、前記
    類似度演算部で演算された複数類似度の高い候補単語お
    よび認識結果単語を表示可能であって、エレベータ利用
    者が操作により表示内容を選択可能な画像表示装置と、
    前記演算結果格納部で格納された演算結果を前記画像表
    示装置に表示可能なデータに変換する画像制御部と、を
    具備したエレベータの情報入力装置。
JP3087686A 1991-03-26 1991-03-26 エレベータの情報入力装置 Pending JPH04298464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087686A JPH04298464A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 エレベータの情報入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087686A JPH04298464A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 エレベータの情報入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04298464A true JPH04298464A (ja) 1992-10-22

Family

ID=13921815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3087686A Pending JPH04298464A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 エレベータの情報入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04298464A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303071A (ja) * 1997-05-22 2008-12-18 Inventio Ag エレベータ設備への音響命令入力用の入力装置およびその方法
JP2011144034A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 音声認識によるエレベータの操作装置
CN102264621A (zh) * 2009-02-05 2011-11-30 三菱电机株式会社 电梯的操作板
WO2012137284A1 (ja) 2011-04-04 2012-10-11 三菱電機株式会社 エレベータの行先階登録装置
WO2019064371A1 (ja) * 2017-09-27 2019-04-04 三菱電機株式会社 エレベーターの乗場行先階入力装置、エレベーターの制御システムおよびエレベーターシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008303071A (ja) * 1997-05-22 2008-12-18 Inventio Ag エレベータ設備への音響命令入力用の入力装置およびその方法
CN102264621A (zh) * 2009-02-05 2011-11-30 三菱电机株式会社 电梯的操作板
JPWO2010089869A1 (ja) * 2009-02-05 2012-08-09 三菱電機株式会社 エレベータの操作盤
JP2011144034A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 音声認識によるエレベータの操作装置
WO2012137284A1 (ja) 2011-04-04 2012-10-11 三菱電機株式会社 エレベータの行先階登録装置
WO2019064371A1 (ja) * 2017-09-27 2019-04-04 三菱電機株式会社 エレベーターの乗場行先階入力装置、エレベーターの制御システムおよびエレベーターシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102426717B1 (ko) 발화 인식 모델을 선택하는 시스템 및 전자 장치
JP4416643B2 (ja) マルチモーダル入力方法
US6477499B1 (en) Window control apparatus and method having function for controlling windows by means of voice-input
JP5115554B2 (ja) エレベータの行先階登録装置
US20170010859A1 (en) User interface system, user interface control device, user interface control method, and user interface control program
CN112700774A (zh) 电子设备及其语音识别方法
JP2005055782A (ja) データ入力装置、ハンディターミナル、データ入力方法、プログラム及び記録媒体
JP3476007B2 (ja) 認識単語登録方法、音声認識方法、音声認識装置、認識単語登録のためのソフトウエア・プロダクトを格納した記憶媒体、音声認識のためのソフトウエア・プロダクトを格納した記憶媒体
JP7259307B2 (ja) 議事録出力装置および議事録出力装置の制御プログラム
CN112299167B (zh) 电梯推荐方法、装置、设备及介质
CN112607536A (zh) 一种电梯控制的方法、装置、计算机设备和存储介质
CN111833872A (zh) 对电梯的语音控制方法、装置、设备、系统及介质
JP2002128404A (ja) エレベータの呼び登録装置
JPH11259199A (ja) 端末装置、入力画面表示方法及び入力画面表示プログラムを記録した記録媒体
JPH04298464A (ja) エレベータの情報入力装置
JPS6044225B2 (ja) エレベ−タ
JP2647207B2 (ja) エレベータの呼び登録装置
US11404064B2 (en) Information processing apparatus and speech analysis method
JPH0922296A (ja) 感性情報入力処理装置及びその処理方法
JP3340163B2 (ja) 音声認識装置
JPH07311656A (ja) マルチモーダル文字入力装置
KR20100137115A (ko) 엘리베이터용 안내장치
JPH086940A (ja) 音声入力方式およびそれを用いた情報処理装置
JPS6132679B2 (ja)
JP2825272B2 (ja) エレベータ装置