JPH04298014A - 異方性樹脂磁石の成形方法及び装置 - Google Patents

異方性樹脂磁石の成形方法及び装置

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JPH04298014A
JPH04298014A JP8781991A JP8781991A JPH04298014A JP H04298014 A JPH04298014 A JP H04298014A JP 8781991 A JP8781991 A JP 8781991A JP 8781991 A JP8781991 A JP 8781991A JP H04298014 A JPH04298014 A JP H04298014A
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JP
Japan
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cavity
magnetic
magnet
permanent magnet
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP8781991A
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English (en)
Inventor
Akira Morii
彰 盛井
Kenji Kato
加藤 憲治
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Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異方性樹脂磁石の成形
方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の異方性樹脂磁石成形用の金型とし
ては、図3に示されるようなものがある。これに示され
る金型は、キャビティCの外方に円周方向に間隔をおい
て16個の永久磁石及び磁性体を有している(なお、図
3には全体の1/4のみが示されている)。非磁性体の
可動側金型40には円柱状のキャビテイCが形成されて
いる。可動側金型40には、キャビテイCの円柱外周面
より外方に直方体状の凹部43及び台形柱状の凹部44
を円周方向に交互に組み合わせた凹部が形成されている
。直方体状の凹部43には、これに対応する形状の永久
磁石42がそれぞれ埋め込み固定されている。すなわち
合計16個の直方体状の永久磁石42が円周方向に等間
隔に配置されている。永久磁石42は互いに向き合う面
側が同じ磁極(たとえばN極とN極)になるように配置
されている。台形柱状の凹部44は、これのキャビテイ
C側が永久磁石42取付部よりもキャビテイC側に入り
込むように形成されている。台形柱状の凹部44には、
対応した形状の磁性体46がそれぞれ埋め込み固定され
ている(磁性体46の数は合計16個)。この金型を用
いて異方性樹脂磁石を成形するには、型閉した金型のキ
ャビテイC内に磁性粉の混入された溶融樹脂を射出する
。いま、1つの永久磁石42bについてみると、これの
N極側から発生した磁力線48aは、これの円周上、反
時計方向の隣り合う磁性体46bに入り込むが、図中、
反時計方向の隣接位置に配置された永久磁石42cから
発生した同極(N極)の磁力線に反発されてキャビテイ
Cに導かれる。キャビテイCに導かれた磁力線48aは
、これの円周上、時計方向の隣り合う磁性体46aに入
り込むが、図中、時計方向の隣接位置に配置された永久
磁石42aから発生した同極(S極)の磁力線に反発さ
れて永久磁石42bに戻ることになる。なお、永久磁石
42bのN極側から発生した磁力線の約半分は、キャビ
テイC側に向かわないで、金型外周方向に向かい、上記
と同様にして閉じたループの磁力線48bを形成するこ
とになる。なお、図3には、簡略化のために4本の磁力
線しか示していないが、これですべての磁界を表してい
るわけではない。このようにして全体として極異方化の
ための磁界が形成される。したがってキャビテイC内の
磁性粉を含んだ溶融樹脂は、円筒外周面上に16個の磁
極を有する異方性樹脂磁石として成形される。 冷却後、型開して成形品を取り出す。上記の操作を繰り
返すことにより、異方性樹脂磁石を繰り返し成形するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の異方性樹脂磁石の成形装置には、発生した
磁界を有効に磁石形成に利用できないという問題点があ
った。すなわち、キャビテイCを通らない磁力線48b
は磁石形成には何も寄与していないので、磁力線全体の
約半分を占める磁力線48bが漏れ磁束を形成してむだ
になっている。このためキャビテイC内の磁束密度を大
きくすることが困難であった。キャビテイC内の磁束密
度を大きくする方法としては、永久磁石をキャビテイC
にできるだけ近づけることが考えられるが、一般に永久
磁石は、もろい材料で形成されているので、射出圧力に
よる変形の影響を受けない範囲までしか近づけることが
できない。また、磁束密度を大きくするためには、永久
磁石を大形のものにすることが有効であるが、金型が大
形になったり、永久磁石を製造する着磁装置の能力に制
限があるなどの理由によって永久磁石の大形化にも限界
がある。本発明はこのような課題を解決することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来むだにさ
れてきた磁束の一部を磁石形成に寄与させることにより
上記課題を解決する。すなわち本発明の異方性樹脂磁石
の成形方法は、互いに反発し合う複数の第1磁場を金型
のキャビテイにこれの外周から作用させ、第1磁場のキ
ャビテイ側とは反対側から各第1磁場に反発してこれを
キャビテイ側に偏在させる同数の第2磁場を作用させ、
この状態を維持しながらキャビテイ内に磁性粉を含む溶
融樹脂を射出するようにしている。また上記方法を実施
する装置は、キャビテイ(C)を形成した非磁性体の金
型(14・16)と、金型(16)内にキャビテイ(C
)を囲んで円周方向に間隔をおいて配置した複数の第1
磁石(24)と、第1磁石(24)間に配置した複数の
磁性体(26)と、を有しており、第1磁石(24)は
、互いに隣り合った側同士が同じ極性になる配置とされ
ており、キャビテイ(C)内に磁性粉を含んだ溶融樹脂
を射出するものを対象にしており、第1磁石(24)が
配置されている位置よりもキャビテイ外方の位置で、か
つ第1磁石(24)と円周方向に対応する位置に第2磁
石(28)が配置されており、第2磁石(28)は、こ
れの極性配置が、対応する第1磁石(24)の極性配置
と同じものとされている。なお、かっこ内の符号は実施
例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】第1磁石のN極側から出た磁力線のうちキャビ
テイ方向に向かう磁力線は、隣接する一方の磁性体内に
入り込むが、これに隣接する別の第1磁石の磁界によっ
て反発され、キャビテイを通る。キャビテイを通った磁
力線は、隣接する他方の磁性体内に入り込むが、これに
隣接する更に別の第1磁石の磁界によって反発され、第
1磁石内に戻る。またN極側から出た磁力線のうち第2
磁石の方向に向かう磁力線は、上記と同様にして閉じた
ループを形成しようとするが、第2磁石により形成され
るキャビテイ方向に向かう磁力線によって反発され、キ
ャビテイ方向に向きが変わる。これにより第1磁石から
発生する磁力線によって形成されるキャビテイを通る磁
界を磁束密度の大きいものとすることができる。
【0006】
【実施例】図1及び2に本発明の実施例を示す。固定側
取付板10に対向する位置に可動側取付板12が配置さ
れている。固定側取付板10には非磁性体の固定側金型
14が固定されている。また、可動側金型16には非磁
性体の可動側金型16が固定されている。固定側金型1
4及び可動側金型16によって円柱状のキャビテイCが
形成されている。固定側金型14には、ゲート18及び
スプルー20が形成されている。固定側取付板10の樹
脂通路10aから固定側金型14のスプルー20及びゲ
ート18を通ってキャビテイC内に溶融した樹脂磁石材
料を射出可能である。可動側取付板12には、可動側金
型16を通ってキャビテイCに達するエジェクタピン2
2が移動可能に設けられている。可動側金型16には、
キャビテイCの円柱外周面より外方に直方体状の凹部3
0及び台形柱状の凹部31を交互に組み合わせた凹みが
形成されている。直方体状の凹部30に第1永久磁石2
4が埋め込み固定されている。第1永久磁石42は互い
に向かい合う面側が同じ磁極(たとえばN極とN極)に
なるように配置されている。台形柱状の凹部31は、こ
れのキャビテイC側が第1永久磁石24取付部よりもキ
ャビテイC側に入り込むように形成されている。台形柱
状の凹部31には対応した形状の磁性体26が埋め込み
固定されている。すなわち磁性体26は、第1永久磁石
24よりもキャビテイCに近い位置に配置されている。 これにより材質的にもろい第1永久磁石24をキャビテ
イCにあまり近づけなくても、キャビテイC内に比較的
大きな磁場を形成することができる。ここまでの構成は
すでに述べた従来の金型装置と同じである。可動側金型
16には、第1永久磁石24が配置されている位置より
も外周寄りの位置に直方体状の凹部32がそれぞれ形成
されており、これに第2永久磁石28がそれぞれ埋め込
み固定されている。第2永久磁石28は、これの磁極の
配置が、対応する第1永久磁石24の磁極の配置と同じ
もの(たとえばN極とN極)とされている。
【0007】次に、この実施例の作用を説明する。いま
図2中、1つの第1永久磁石24bについて見ると、N
極側から出た磁力線のうちキャビテイC方向に向かう磁
力線34aは、図中、反時計方向に隣接する磁性体26
b内に入り込むが、これの図中、反時計方向に隣接する
第1永久磁石24cの磁界によって反発されてキャビテ
イCを通る。キャビテイCを通った磁力線34aは、図
中、時計方向に隣接する磁性体26a内に入り込むが、
これの図中、時計方向に隣接する第1永久磁石24aの
磁界によって反発されて第1永久磁石24b内に戻る。 またN極側から出た磁力線のうち外周方向に向かう磁力
線34bは、上記と同様にして閉じたループを形成しよ
うとするが、外周側に配置された第2永久磁石32bに
よって形成されるキャビテイC方向に向かう磁力線36
aによって反発されてキャビテイC方向に押し戻される
。これにより第1永久磁石24bから発生する磁力線は
、キャビテイC方向に向かう磁力線34aの方が外周方
向に向かう磁力線34bよりも多くなる。すなわち、キ
ャビテイCを通る磁界の磁束密度を、第2永久磁石32
bがない場合の磁界の磁束密度よりも大きいものとする
ことができる。なお、第2永久磁石32bからは外周方
向に向かう磁力線36bも発生している。このように全
体としてキャビテイCを通る磁界の磁束密度を大きい状
態にして、図示してない射出装置から固定側取付板10
の樹脂通路10a、固定側金型14のスプルー20及び
ゲート18を通ってキャビテイCに溶融した樹脂磁石材
料を射出することにより、高配向率の異方性樹脂磁石を
成形することができる。なお、第1永久磁石24、第2
永久磁石32及び磁性体26をそれぞれ16個設けるも
のとしたが、これ以外の数にすることもできる。また、
上記説明では、第2永久磁石32を第1永久磁石24ご
とに設けるものとしたが、これは所望の第1永久磁石2
4にのみ第2永久磁石32を配置するようにすることも
可能である。さらに第2永久磁石32の磁界の強さを磁
石ごとに変えることもできる。これにより特定の極のみ
の磁束密度をほかの極の磁束密度よりも大きくしたり、
小さくしたりすることができる。これは極によって磁束
密度が異なるものを必要とするマグネットロールなどの
成形に特に有利である。なお、上記説明では、第1永久
磁石24及び第2永久磁石32を用いるものとしたが、
これらは電磁石でも差し支えない。また、上記説明では
、キャビテイCの形状を円柱形状のものとしたが、これ
以外の形状、たとえば円筒形状でも差し支えない。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればキ
ャビテイを通る磁束密度を大きいものにすることができ
るので、高配向率の樹脂磁石を成形することができる。 また、極によって磁束密度が異なる樹脂磁石を成形する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿って見た金型装置の断面図
である。
【図2】図1の2−2線に沿って見た拡大断面図である
【図3】従来の金型装置の断面図である。
【符号の説明】
16  可動側金型(非磁性体) 24  第1磁石 26  磁性体 28  第2磁石 C    キャビテイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  互いに反発し合う複数の第1磁場を金
    型のキャビテイにこれの外周から作用させ、第1磁場の
    キャビテイ側とは反対側から各第1磁場に反発してこれ
    をキャビテイ側に偏在させる同数の第2磁場を作用させ
    、この状態を維持しながらキャビテイ内に磁性粉を含む
    溶融樹脂を射出する異方性樹脂磁石の成形方法。
  2. 【請求項2】  キャビテイ(C)を形成した非磁性体
    の金型(14・16)と、金型(16)内にキャビテイ
    (C)を囲んで円周方向に間隔をおいて配置した複数の
    第1磁石(24)と、第1磁石(24)間に配置した複
    数の磁性体(26)と、を有しており、第1磁石(24
    )は、互いに隣り合った側同士が同じ極性になる配置と
    されており、キャビテイ(C)内に磁性粉を含んだ溶融
    樹脂を射出する異方性樹脂磁石の成形装置において、第
    1磁石(24)が配置されている位置よりもキャビテイ
    外方の位置で、かつ第1磁石(24)と円周方向に対応
    する位置に第2磁石(28)が配置されており、第2磁
    石(28)は、これの極性配置が、対応する第1磁石(
    24)の極性配置と同じものとされている異方性樹脂磁
    石の成形装置。
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