JPH04294935A - 弾性リング装着検査方法およびその装置 - Google Patents

弾性リング装着検査方法およびその装置

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JPH04294935A
JPH04294935A JP3080438A JP8043891A JPH04294935A JP H04294935 A JPH04294935 A JP H04294935A JP 3080438 A JP3080438 A JP 3080438A JP 8043891 A JP8043891 A JP 8043891A JP H04294935 A JPH04294935 A JP H04294935A
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ring
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性リング装着検査方法
およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸用の弾性リングを軸部材の外面
に形成された装着溝に装着するための弾性リング装着方
法としては、弾性リングを装着すべき軸部材の先端部に
、外面形状が円錐状のキャップをかぶせ、軸部材の外径
よりも小さい固有の内径(自然状態における内径)を有
する弾性リングをキャップに嵌挿し、複数の爪を有する
押し棒で前記嵌挿した弾性リングを軸部材に向けて押し
下げることにより前記キャップの外面に沿って弾性リン
グの内径を拡げたのち、弾性リングを軸部材に移し、弾
性リングを軸部材に摺接させて軸部材の装着溝に嵌め込
むものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の、軸用の弾性リング装着方法は、軸部材の外面に形成
された装着溝に弾性リングが正しく装着されたか否か(
係合状態)を検査する工程を有していないため、弾性リ
ングの装着ミスが発生した場合においても、次の組立工
程で別の部品が装着されるまで装着ミスを発見すること
ができないという欠点がある。
【0004】本発明の目的は、軸部材の外面に形成され
た装着溝に装着された弾性リングの係合状態を自動的に
かつ正確に検査することができる弾性リング装着検査方
法およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の弾性リング装着
検査方法は、下端面が同一水平面上にある複数個の触子
片を周方向に所定の間隔をもって設けたプローブを、軸
用の弾性リングが装着された軸部材に挿通し、前記複数
個の触子片の少なくとも一つが前記軸用の弾性リングの
リング表面に接触したときの該接触した触子片の高さを
検出し、該検出した高さと予め設定した高さの基準値と
を比較し、該比較した値が所定の範囲内か否かによって
、前記軸部材の外面に形成された装着溝に装着された前
記軸用の弾性リングの係合状態を検査する。
【0006】ここで、前記軸用の弾性リングの係合状態
を検査した結果、該係合状態が正常でないときに、前記
プローブを前記軸部材にさらに挿通するものであっても
よい。
【0007】また、貯蔵された軸用の弾性リングから1
個の軸用の弾性リングを分離し、該分離した軸用の弾性
リングの径を拡大してチャージし、該チャージされた軸
用の弾性リングを保持した状態で軸部材に挿通して、該
軸部材の外面に形成された装着溝に位置決めし、該位置
決めされた軸用の弾性リングのチャージを解除すること
により、前記装着溝に装着された前記軸用の弾性リング
の係合状態を検査する弾性リング装着検査方法であって
、前記位置決めされた軸用の弾性リングのチャージを解
除したのち、前記プローブを前記軸部材に挿通して、前
記装着溝に装着された前記軸用の弾性リングの係合状態
を検査するものであってもよい。
【0008】本発明の弾性リング装着検査装置は、下端
面が同一水平面上にある複数個の触子片が、周方向に所
定の間隔をもって設けられたプローブと、該プローブを
軸用の弾性リングが装着された軸部材に挿通したときの
前記複数個の触子片の少なくとも一つが前記軸用の弾性
リングのリング表面に接触したときの該接触した触子片
の高さを検出する位置検出器と、該位置検出器で検出さ
れた高さと予め設定された高さの基準値とを比較する比
較器とを含み、前記比較器で比較した値が所定の範囲内
か否かによって、前記軸部材の外面に形成された装着溝
に装着された前記軸用の弾性リングの係合状態を検査す
る。
【0009】ここで、前記プローブを前記軸部材にさら
に挿通するシリンダと、前記比較器で比較した値が所定
の範囲内にないときに前記シリンダを駆動する駆動回路
とをさらに含むものであってもよい。
【0010】
【作用】本発明の弾性リング装着検査方法は、複数個の
触子片を設けたプローブを軸用の弾性リングが装着され
た軸部材に挿通し、前記複数個の触子片の少なくとも一
つが前記軸用の弾性リングのリング表面に接触したとき
の該接触した触子片の高さを検出し、該検出した高さと
予め設定した高さの基準値とを比較して、前記軸用の弾
性リングの係合状態を検査することにより、これらの動
作はすべて人手を介さずに行えるため、前記軸用の弾性
リングの係合状態を自動的に検査することができる。ま
た、下端面が同一水平面上にある前記複数個の触子片を
周方向に所定の間隔をもって(たとえば、互いに対向す
るように)前記プローブに設けることにより、前記軸部
材の外面に形成された前記装着溝に装着された前記軸用
の弾性リングのリング表面にごみなどが付着していても
、前記複数個の触子片が前記ごみなどに接触する確率を
低くすることができるため、前記検査を正確に行うこと
ができる。
【0011】また、本発明の弾性リング装着検査装置は
、下端面が同一水平面上にある複数個の触子片が、周方
向に所定の間隔をもって設けられたプローブと、該プロ
ーブを軸用の弾性リングが装着された軸部材に挿通した
ときの前記複数個の触子片の少なくとも一つが前記軸用
の弾性リングのリング表面に接触したときの該接触した
触子片の高さを検出する位置検出器と、該位置検出器で
検出された高さと予め設定された高さの基準値とを比較
する比較器とを含み、前記比較器で比較した値が所定の
範囲内か否かによって、前記軸部材の外面に形成された
装着溝に装着された前記軸用の弾性リングの係合状態を
検査することにより、本発明の弾性リング装着検査方法
を容易に実現することができる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は、本発明の弾性リング装着検査装置
の一実施例であるCリング装着検査装置100 を含む
Cリング装着装置の概略を示す斜視図である。
【0014】搬送手段である3軸直交型ロボットAは、
基台1のコラム2に固定されたX軸方向に延びるX軸ア
ーム3と、X軸アーム3にX軸方向に移動自在に支持さ
れかつ図示しないX軸駆動手段によりX軸方向に往復移
動されるY軸アーム4と、Y軸アーム4にY軸方向に移
動自在に支持されかつ図示しないY軸駆動手段によりY
軸方向に往復移動されるZ軸アーム取付体6とを備えて
いる。
【0015】Z軸アーム取付体6には、Z軸方向に延び
るZ軸アーム5bが軸支されており、Z軸アーム5bは
モータ5aにより駆動される公知のボールねじ機構によ
り、Z軸方向に往復移動される。上述のZ軸アーム取付
体6,Z軸アーム5b,モータ5aおよびボールねじ機
構により搬送手段の挿入手段が構成されている。
【0016】フィンガー手段7は、Z軸アーム5bの下
端部に回動自在に支持されており、モータ6aによって
駆動される、Z軸方向の移動位置にかかわらず回転力が
伝達される公知の伝動機構を具備している。モータ6a
を起動することにより、フィンガー手段7は周方向に回
転され位置決めされる。
【0017】Cリング装着検査装置100 は、フィン
ガー手段7が挿着されたベースプレート50の分離供給
装置8側に挿着されている。
【0018】コントローラBは、後述するように、3軸
直交型ロボットAおよび2つのモータ5a,6aを駆動
制御するためのものである。
【0019】基台1に載置された分離供給装置8は、軸
用の弾性リングとしての複数の軸用のCリング(図示せ
ず)を貯蔵する供給手段11と、供給手段11より1個
のCリングを分離して受けるための分離手段14とから
構成されている。また、軸部材である、Cリングが装着
される装着溝9aが外面に形成された、2段円柱状のワ
ーク(部品)9も基台1に載置されている。
【0020】次に、上述したCリング装着装置の各部の
詳細について図2〜図6を参照して説明する。
【0021】図2に示すように、分離供給装置8(図1
参照)の供給手段11は、一定方向に整列された軸用の
Cリング(図示せず)を縦方向に段積みして貯蔵するマ
ガジン12と、マガジン12の下端部を支持し、マガジ
ン12の下側供給開口に連通する本体13とから構成さ
れている。一方、分離手段14の一部である板状のエス
ケープ部15は、本体13を貫通しており、その一端に
は、図示しない空気圧シリンダのロッド15aが固着さ
れている。これにより、エスケープ部15は前記空気圧
シリンダによりY軸方向に往復移動される。
【0022】図3(A),(B)に示すように、分離手
段14の一対の受け部材16,17の一端部は、ピン1
6a,17aを支点としてエスケープ部15の先端部上
面に回動自在にそれぞれ支持されている。これら一対の
受け部材16,17の互いに対向する側面間には、圧縮
ばね15bが介在されていることにより、一対の受け部
材16,17は、常時、開いた状態となるように構成さ
れている。これら一対の受け部材16,17の上面とエ
スケープ部15の上面とは同一平面上にある。一対の受
け部材16,17の先端部上面には、自由径のCリング
35の半分が嵌り込むのに充分な大きさの凹部18,1
9がそれぞれ形成されており、これら凹部18,19の
深さはCリング35の厚さとほぼ等しくなっている。凹
部18,19内に収容されるCリング35は、その外周
部が凹部18,19の内壁に規制される。これらの構成
により、前記空気圧シリンダによりエスケープ部15を
Y軸方向に往復移動させると、凹部18,19がマガジ
ン12(図2参照)内に段積みされたCリングの下方に
位置したとき、最下段のCリングが自重により落下して
、凹部18,19に1個のCリング35が収容される。 その後、エスケープ部15が元の位置(図3の(A)の
状態)に戻ることにより、1個のCリング35が分離さ
れる。
【0023】図4はフィンガー手段7の斜視図であり、
図5はフィンガー手段7の分解斜視図である。
【0024】フィンガー手段7は、Z軸アーム5b(図
1参照)の下端部に回動自在に支持されたプレート20
を備えている。プレート20の一端部下面には、ブラケ
ット22を介して空気圧シリンダ21が固定されている
。空気圧シリンダ21のロッド21aはY軸方向に延び
ている。図5に示すように、ロッド21aの先端部には
、平面視略コの字形状のジョイント32の中央部が螺合
されている。ジョイント32の上下端部には、軸30が
貫通し、2つのEリング31により支持されている。 また、ジョイント32の上下端部間には、軸30に交互
に嵌挿された3つのベアリング33および2つのワッシ
ャ34aが設けられている。
【0025】プレート20の他端部には、フランジ部2
9aを有する支柱29が回転不能に固定され、支柱29
には一対のレバー40,41が回転自在にそれぞれ嵌挿
されている。また、支柱29の下端には、ワッシャ34
bを前記下端に固定するためのねじ36が螺合されてい
ることにより、一対のレバー40,41はワッシャ34
bに係止され、支柱29より脱落することはない。
【0026】一対のレバー40,41の後端部は斜面部
23d,24dとなっている。ここで、各斜面部23d
,24dは、3つのベアリング33によって押圧される
部位である。また、一対のレバー40,41の下端部に
は、挿入部としての鍔部42,43の上端部がはまり込
む切欠40a,41aがそれぞれ形成されているととも
に、キー溝(不図示)がそれぞれ形成されている。
【0027】2つの鍔部42,43の上端部は、2本の
ねじ(不図示)によってレバー40,41にそれぞれ固
着されており、さらに、2つの鍔部42,43にそれぞ
れ形成されたキー溝42a,43aとレバー40,41
のキー溝とにわたってキー39(一方のキーは不図示)
が嵌合されることで、2つの鍔部42,43の一対のレ
バー40,41に対する位置決めがなされているととも
に、鍔部42,43のレバー40,41への固定が強固
なものとなっている。2つの鍔部42,43の下端には
、後述するピン44,45がそれぞれ突設されており、
この2本のピン44,45の長さはCリング35の厚さ
と等しくなっている。2つの鍔部42,43は、ワーク
9の径よりも大きな径を有する円弧に沿って湾曲した板
状であって、ワーク9に挿通可能である。
【0028】一対のレバー40,41の上面には、係止
片23c,24cがそれぞれ突設されており、係止片2
3c,24cに、引張ばね38の両端がそれぞれ係止さ
れることで、一対のレバー40,41はその斜面部23
d,24dが近接する方向にそれぞれ付勢されている(
図9(A),(B)参照)。このとき、2本のピン44
,45の間隔は自由径(自然状態)のCリング35(図
3(B)参照)の孔35a,35bの間隔と等しくなっ
ている。この状態で、2本のピン44,45をCリング
35の孔35a,35bにそれぞれ挿入するとともに、
空気圧シリンダ21を起動してロッド21aをY軸方向
に突出させると、一対のレバー40,41の斜面部23
d,24dは3つのベアリング33によってそれぞれ押
圧される。その結果、一対のレバー40,41は引張ば
ね38のばね力に対抗して斜面部23d,24dが離れ
る方向にそれぞれ回転するため、2本のピン44,45
の間隔が大きくなる。これにより、Cリング35はその
径が拡大されて、チャージされる(図9(B)参照)。 上記説明から明らかなように、空気圧シリンダ21,ベ
アリング33および一対のレバー40,41などにより
チャージ手段が構成されている。
【0029】図6はCリング装着検査装置100 の構
成を一部断面で示した図であり、図7はCリング装着検
査装置100 のシリンダ駆動装置80を示すブロック
図である。
【0030】Cリング装着検査装置100 は、ベース
プレート50にすべり軸受け56を介して挿着されたシ
ャフト53と、シャフト53の下端面に上端面中央部が
固着された、下端が開口した円筒形状を有するプローブ
51と、プローブ51の下端面51aにプローブ51と
一体的に互いに対向して設けられた、下端面が同一水平
面上にある第1および第2の触子片52a,52bと、
プローブ51とベースプレート50との間にシャフト5
3を囲んで設けられた、プローブ51を下端面51a側
に付勢する圧縮ばね55と、シャフト53のベースプレ
ート50よりもプローブ51と反対側に設けられたフラ
ンジ54と、不図示のケースの内壁にベースプレート5
0からの高さが一定となるよう取付けられた、フランジ
54のベースプレート50からの高さを検出する電気マ
イクロメータなどの位置検出器57と、シャフト53の
上端面と互いに対向するロッド59を有する、前記ケー
スの内壁に取付けられたシリンダ58と、シリンダ58
を駆動するシリンダ駆動装置80とからなる。
【0031】図7に示すように、シリンダ駆動装置80
は、位置検出器57から送られてくるフランジ部54の
高さ(すなわち、第1および第2の触子片52a,52
bの高さ)を示すアナログ電気信号をデジタル電気信号
に変換するアナログ/デジタル変換回路(以下、「A/
D変換回路」と称する)81と、第1および第2の触子
片52a,52bの高さの基準値L0 が予め格納され
たメモリ82と、A/D変換回路81から入力されたデ
ジタル電気信号が示す第1および第2の触子片52a,
52bの高さとメモリ82から読出した基準値L0 と
の差ΔLを求め、差ΔLが所定の範囲内のときには出力
電気信号“0”を出力し、差ΔLが所定の範囲内でない
ときには出力電気信号“1”を出力する比較器83と、
比較器83の出力電気信号が“1”のときシリンダ58
を駆動する駆動回路84とからなる。なお、比較器83
の出力電気信号はコントローラBへも出力されている。
【0032】図1に示したコントローラBは、入力され
るプログラムに基いて、前記X軸駆動手段,Y軸駆動手
段および2つのモータ5a,6aを駆動制御するもので
ある。
【0033】このコントローラBは、次の5つの位置移
動量が予め設定されたプログラムに従って3軸直交型ロ
ボットAを起動する。 (1)フィンガー手段7を原点位置から分離手段14へ
移動させるための第1の位置移動量。 (2)フィンガー手段7を分離手段14からワーク9の
挿入位置へ移動させるための第2の位置移動量。 (3)フィンガー手段7をワーク9の挿入位置から装着
溝9bへ移動させるための第3の位置移動量。 (4)Cリング装着検査装置100 をワーク9の挿入
位置へ移動させるための第4の位置移動量。 (5)Cリング装着検査装置100 をワーク9の挿入
位置から装着溝9bへ移動させるための第5の位置移動
量。
【0034】すなわち、コントローラBは、3軸直交型
ロボットAの前記X軸駆動手段,Y軸駆動手段および2
つのモータ5a,6aを駆動制御して、上記(1)〜(
5)の各位置移動量に従ってフィンガー手段7およびC
リング装着検査装置100 を自動的に移動させる。
【0035】次に、このCリング装着装置の動作につい
て図8〜図12も参照して説明する。
【0036】コントローラBに、上記(1)〜(5)の
各位置移動量が設定されたプログラムを入力するととも
に、Cリング35(図3(B)参照)がワーク9の装着
溝9aに正しく装着された状態におけるCリング装着検
査装置100 (図6参照)のシャフト53のフランジ
部54の高さを基準値L0 としてメモリ82(図7参
照)に予め格納しておく。
【0037】図2に示す分離手段14のエスケープ部1
5を空気圧シリンダ(不図示)により矢印イ方向へ移動
させて、一対の受け部材16,17の凹部18,19を
マガジン12に縦積みされたCリングの下方に位置させ
ると、図8(A)に示すように、最下段のCリングが自
重により落下して凹部18,19に自由径の1個のCリ
ング35が収容される。ついで、エスケープ部15を矢
印ロ方向へ移動させて、一対の受け部材16,17の凹
部18,19を元の位置に戻す。その後、3軸直交型ロ
ボットAを起動すると、3軸直交型ロボットAは、コン
トローラBからの指令に基き、原点位置に予め位置する
フィンガー手段7を前記第1の位置移動量だけ3軸方向
に移動させる。その結果、フィンガー手段7の2本のピ
ン45,46(図3参照)は、一対の受け部材16,1
7の凹部18,19に収容されたCリング35の2つの
孔35a,35bにそれぞれ挿入される。そして、Cリ
ング35は、その上面がフィンガー手段7の2つの鍔部
42,43の下端面に当接される。その後、図9(A)
に示すフィンガー手段7の空気圧シリンダ21を起動し
、ロッド21aをY軸方向に突出させると、一対のレバ
ー40,41の斜面部23d,24dは、図9(B)に
示すように、3つのベアリング33によってそれぞれ押
圧される。すると、一対のレバー40,41は、引張ば
ね38のばね力に対抗して斜面部23d,24dが離れ
る方向にそれぞれ回転し、2本のピン44,45の間隔
は大きくなる(図11参照)。その結果、Cリング35
はその径が拡大されてチャージされ、それ自身の弾発力
により2本のピン44,45に支持される(図10参照
)。
【0038】3軸直交型ロボットAは、フィンガー手段
7を前記第2の位置移動量だけ3軸方向に移動させて、
2本のピン44,45にチャージ状態で保持されたCリ
ング35をワーク9の真上すなわち挿入位置にまで移動
させたのち、フィンガー手段7を前記第3の位置移動量
だけ下方に移動させて、Cリング35をワーク9に挿通
し、Cリング35を装着溝9aの位置まで移動させる(
図12参照)。その後、空気圧シリンダ21を起動し、
ロッド21aをY軸方向に引込ませると、2本のピン4
4,45の間隔が小さくなるとともに、Cリング35は
それ自身の弾発力により径が縮小し、装着溝9aに嵌め
込まれる(図12参照)。
【0039】以上のようにして、Cリング35がワーク
9の装着溝9aに嵌め込まれると、3軸直交型ロボット
Aは、Cリング装着検査装置100 をフィンガー手段
7とともに前記第4の位置移動量だけ3軸方向に移動さ
せることにより、Cリング装着検査装置100 のプロ
ーブ51(図6参照)をワーク9の真上すなわち挿入位
置にまで移動させる。その後、コントローラBは、モー
タ5a(図1参照)を駆動してCリング装着検査装置1
00 をフィンガー手段7とともに前記第5の位置移動
量だけ下方に移動させることにより、プローブ51を装
着溝9aの位置まで移動させる。このとき、プローブ5
1は円筒状となっているので、ワーク9の軸に干渉する
ことはない。
【0040】ここで、図6に破線で示すように、Cリン
グ35がワーク9の装着溝9aに正しく嵌め込まれてい
るときには、第1の触子片52aと第2の触子片52b
とは、その下端面がCリング35のリング表面に触れ、
かつ圧縮ばね55が少し圧縮された状態の高さで止まる
ため、このときのフランジ部54の高さを位置検出器5
7で検出すると、図7に示すメモリ82に予め格納され
た基準値L0 とほとんど同じ値となる。したがって、
この場合には、コントローラBは、Cリング35がワー
ク9の装着溝9aに正しく嵌め込まれていると判断し、
比較器83(図7参照)の出力電気信号“0”を受け、
3軸直交型ロボットAを制御してフィンガー手段7を原
点位置まで戻して、一回のCリング35の装着動作を終
える。
【0041】一方、図6に実線で示すように、Cリング
35がワーク9の装着溝9aに正しく嵌め込まれていな
いときには、第2の触子片52bの下端面がCリング3
5のリング表面に触れた高さでプローブ51とシャフト
53は停止するが、ベースプレート50は圧縮ばね55
の弾発力に抗して前記第5の位置移動量分だけ下降する
。このため、フランジ部54とベースプレート50との
下降後の間隔が大きくなり、フランジ部54の高さを位
置検出器57で検出すると、メモリ82に予め格納され
た基準値L0 よりも差ΔLだけ高くなる。このとき、
差ΔLが所定の範囲内に入っていない場合には、比較器
83から出力電気信号“1”が出力されて、駆動回路8
4によりシリンダ58が駆動され、ロッド59によりシ
ャフト53の上端面が所定の値分だけ押し下げられる。 その結果、プローブ51が押し下げられて、Cリング3
5の第2の接触片52bと接触している部分も押し下げ
られるので、Cリング35がワーク9の装着溝9aに正
しく嵌め込まれる。その後、コントローラBは、比較器
83の出力電気信号“0”を受け、3軸直交型ロボット
Aを制御してフィンガー手段7を原点位置まで戻して、
一回のCリング35の装着動作を終える。
【0042】これ以降は、ワーク9が次のワークと交換
され、上述した動作が自動的に繰返されることにより、
順次多数のワークにCリングを装着していく。
【0043】上記実施例においては、Cリング装着検査
装置100 の円筒状のプローブ51には、2つの触子
片(第1の触子片52aと第2の触子片52b)が設け
られたが、2個以上の触子片が所定の間隔をもって設け
られてもよい。ただし、該触子片の数を増やした場合、
ワーク9に装着されたCリング35のリング表面にごみ
などが付着していると、検査時に該触子片が前記ごみな
どに触れると誤動作を生じさせるので、該触子片の数と
しては数個程度とし、該触子片が前記ごみなどに触れる
確率を低くしたほうがよい。
【0044】また、図6に示したシリンダ58およびロ
ッド59は、Cリング35がワーク9に正しく装着され
たか否かを単に検査するだけの場合には必要ない。
【0045】さらに、Cリング装着検査装置100 は
必ずしも図1に示した3軸直交型ロボットAに設けられ
ている必要はなく、別の3軸直交型ロボットAに設けら
れてもよい。
【0046】ワークの種類を変更する場合、またはワー
クの種類に応じて分離手段14およびワークの位置を変
更する場合には、これらの変更に対応して、前記(1)
〜(5)の位置移動量が変更されたプログラムをコント
ローラBに入力したのちに装着動作を行えばよい。
【0047】上記実施例において、各空気圧シリンダは
、構成上1つの空気圧回路で駆動されるものが好ましい
が、これに限られず、各別の空気圧回路でそれぞれ駆動
してもよい。また、各空気圧シリンダに代えて油圧シリ
ンダを用いてもよい。さらに、搬送手段として3軸直交
型ロボットに限られず、2軸直交型ロボットを使用して
もよい。
【0048】軸用の弾性リングとしては、Cリングのほ
かにEリングなどであってもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0050】請求項1の発明は、軸用の弾性リングのリ
ング表面に接触した触子片の高さを検出し、該検出した
高さと予め設定した高さの基準値とを比較して前記軸用
の弾性リングの係合状態を検査するため、自動化が容易
であるという効果があり、また、複数個の触子片を所定
の間隔をもってプローブに設けることにより、該複数個
の触子片が前記軸用の弾性リングのリング表面に付着し
たごみなどに接触する確率を低くすることができるため
、検査を正確に行うことができるという効果がある。
【0051】また、請求項2の発明は、前記軸用の弾性
リングの係合状態を検査した結果、該係合状態が正常で
ないときに、前記プローブを前記軸部材にさらに挿通す
ることにより、前記軸用の弾性リングを前記装着溝に正
しく装着し直すことができるという効果がある。
【0052】さらに、請求項3の発明は、前記軸用の弾
性リングのチャージを解除して前記装着溝に装着する工
程が終了したのちに、前記プローブを前記軸部材に挿通
して、前記軸用の弾性リングの係合状態を検査すること
により、前記軸用の弾性リングの装着工程と検査工程と
を連続させることができるため、生産効率の向上が図れ
るという効果がある。
【0053】請求項4の発明は、前記軸用の弾性リング
の係合状態を自動的にかつ正確に検査することができる
弾性リング装着検査装置を提供することができるという
効果がある。
【0054】また、請求項5の発明は、前記軸用の弾性
リングの係合状態を検査した結果、該係合状態が正常で
ないときに、前記軸用の弾性リングを前記装着溝に正し
く装着し直せる弾性リング装着検査装置を提供すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性リング装着検査装置の一実施例で
あるCリング装着検査装置100を含むCリング装着装
置の概略を示す斜視図である。
【図2】図1に示した分離供給装置8の拡大斜視図であ
る。
【図3】図2の要部拡大図であり、(A)は斜視図,(
B)は上面図である。
【図4】図1に示したフィンガー手段7の拡大斜視図で
ある。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】図1に示したCリング装着検査装置100 の
構成を一部断面で示した図である。
【図7】図1に示したCリング装着検査装置100 の
シリンダ駆動装置80を示すブロック図である。
【図8】図1に示した分離供給装置8の要部斜視図であ
り、(A)は1個のCリング35を分離するときの状態
を示す図、(B)は1個のCリング35を分離したのち
の状態を示す図である。
【図9】図1に示したフィンガー手段7のチャージ動作
前の状態を説明する図であり、(A)は斜視図、(B)
は上面図である。
【図10】図1に示したフィンガー手段7のチャージ動
作後の状態を説明する斜視図である。
【図11】図1に示したフィンガー手段7の各ピン44
,45のチャージ動作後の状態を説明する上面図である
【図12】図1に示したフィンガー手段7の装着動作を
説明する図である。
【符号の説明】
A    3軸直交型ロボット B    コントローラ 1    基台 2    コラム 3    X軸アーム 4    Y軸アーム 5a,6a    モータ 5b  Z軸アーム 6    Z軸アーム取付体 7    フィンガー手段 8    分離供給装置 9    ワーク 9a  装着溝 11  供給手段 12  マガジン 13  本体 14  分離手段 15  エスケープ部 15a,21a,59  ロッド 15b,38    引張ばね 16,17      受け部材 16a,17a,44,45  ピン 18,19      凹部 20  プレート 21  空気圧シリンダ 22  ブラケット 23c,24c  係止片 23d,24d  斜面部 29    支柱 29a,54    フランジ部 30  軸 31  Eリング 32  ジョイント 33  ベアリング 34a,34b  ワッシャ 35  Cリング 35a,35b  孔 36  ねじ 39  キー 40,41      レバー 40a,41a  切欠 42,43      鍔部 42a,43a  キー溝 50  ベースプレート 51  プローブ 51a,51b  下端面 52a,52b  触子片 53  シャフト 55  圧縮ばね 56  すべり軸受 57  位置検出器 58  シリンダ 80  シリンダ駆動装置 81  A/D変換器 82  メモリ 83  比較器 84  駆動回路 100   Cリング装着検査装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下端面が同一水平面上にある複数個の
    触子片を周方向に所定の間隔をもって設けたプローブを
    、軸用の弾性リングが装着された軸部材に挿通し、前記
    複数個の触子片の少なくとも一つが前記軸用の弾性リン
    グのリング表面に接触したときの該接触した触子片の高
    さを検出し、該検出した高さと予め設定した高さの基準
    値とを比較し、該比較した値が所定の範囲内か否かによ
    って、前記軸部材の外面に形成された装着溝に装着され
    た前記軸用の弾性リングの係合状態を検査する弾性リン
    グ装着検査方法。
  2. 【請求項2】  前記軸用の弾性リングの係合状態を検
    査した結果、該係合状態が正常でないときに、前記プロ
    ーブを前記軸部材にさらに挿通する請求項1記載の弾性
    リング装着検査方法。
  3. 【請求項3】  貯蔵された軸用の弾性リングから1個
    の軸用の弾性リングを分離し、該分離した軸用の弾性リ
    ングの径を拡大してチャージし、該チャージされた軸用
    の弾性リングを保持した状態で軸部材に挿通して、該軸
    部材の外面に形成された装着溝に位置決めし、該位置決
    めされた軸用の弾性リングのチャージを解除することに
    より、前記装着溝に装着された前記軸用の弾性リングの
    係合状態を検査する弾性リング装着検査方法であって、
    前記位置決めされた軸用の弾性リングのチャージを解除
    したのち、前記プローブを前記軸部材に挿通して、前記
    装着溝に装着された前記軸用の弾性リングの係合状態を
    検査する請求項1または請求項2記載の弾性リング装着
    検査方法。
  4. 【請求項4】  下端面が同一水平面上にある複数個の
    触子片が、周方向に所定の間隔をもって設けられたプロ
    ーブと、該プローブを軸用の弾性リングが装着された軸
    部材に挿通したときの前記複数個の触子片の少なくとも
    一つが前記軸用の弾性リングのリング表面に接触したと
    きの該接触した触子片の高さを検出する位置検出器と、
    該位置検出器で検出された高さと予め設定された高さの
    基準値とを比較する比較器とを含み、前記比較器で比較
    した値が所定の範囲内か否かによって、前記軸部材の外
    面に形成された装着溝に装着された前記軸用の弾性リン
    グの係合状態を検査する弾性リング装着検査装置。
  5. 【請求項5】  前記プローブを前記軸部材にさらに挿
    通するシリンダと、前記比較器で比較した値が所定の範
    囲内にないときに前記シリンダを駆動する駆動回路とを
    さらに含む請求項4記載の弾性リング装着検査装置。
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