JPH04294861A - アルミニウムハニカムパネルの製造方法 - Google Patents

アルミニウムハニカムパネルの製造方法

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JPH04294861A
JPH04294861A JP8354391A JP8354391A JPH04294861A JP H04294861 A JPH04294861 A JP H04294861A JP 8354391 A JP8354391 A JP 8354391A JP 8354391 A JP8354391 A JP 8354391A JP H04294861 A JPH04294861 A JP H04294861A
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aluminum honeycomb
aluminum
panel
honeycomb core
exhaust hole
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JP8354391A
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Yasunaga Ito
伊 藤 泰 永
Yoshimasa Uozumi
魚 住 宜 正
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウムハニカム
パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムハニカムパネルは、周知の
ごとく図5に示すように、アルミニウムのハニカム・コ
ア1の両面にアルミニウムの面板2,3を接合してなる
積層体である。このアルミニウムハニカムパネルのハニ
カム・コア1には、主として2通りの作り方があり、そ
の一つは、アルミニウム合金にろう付け用の皮材を圧延
により被覆してなるブレージングシートの積層体に、ろ
う材が溶融した時に所定の範囲を越えてろう付けを起こ
さないように離型剤による剥離個所を千鳥状に形成して
おき、該積層体を加熱高温としてろう付けを行ったのち
、積層方向に展張して前記剥離個所を六角に広げてなる
【0003】これに対して、比較的厚手で強度のあるハ
ニカムパネルを得ようとする場合は、予めコルゲート加
工した素材4の平行部4a同士を接合するように重ね合
わせて、ろう付け、または接着してなる。
【0004】このように接着剤あるいは金属ろうによっ
て接合されるハニカムパネルは、その接合が通常大気あ
るいは窒素ガス中でなされる。ハニカム・コア1や表面
板に特に処理を施さない限りは、セル内は一気圧程度の
ガスで満たされる。このセル内を真空状態にしようとす
ると、接合の過程でセル内のガスを排気する必要があり
、コアや表面材に排気孔を設けて、さらに接合完了後に
それらを真空中にて封孔する必要がある。
【0005】従来、真空中で接合するためにコアや表面
材に排気孔を設ける方法が出願されている。例えば、図
5に示すようにコルゲート加工した素材4の非平行部4
bに排気孔5を形成するのもその一例である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記排気孔5はその目
的がガスの排気にあり、接合後にそれらが封孔されない
。そのため用途によっては、(1) セル単位の気密・
水密性が確保されないので、パネルとしての気密・水密
性の信頼性に欠ける、(2) セル内にガス( 通常は
大気) が充填され、その対流によってパネルの断熱性
が劣る、(3) 接合後に封孔されないため、荷重状態
によっては疲労破壊強度が劣ることもある、などの欠点
が生ずる。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、気密、水密性に富んだ真空ハニカムコアパネルが手
数をかけずに簡単に得られるアルミニウムハニカムパネ
ルの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、アルミニウムハニカム・コアの両面にアルミ
ニウム形材による面板を接合してなるアルミニウムハニ
カムパネルの製造方法において、ハニカム・コアの接合
端に切欠き状の排気孔を設け、または、面板の接合面に
溝状の排気孔を設け、面板接合の際にこの排気孔をろう
材あるいは接着剤による接合材で充填して封孔すること
を要旨とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、排気孔を介してセル内の空気
またはガスを速やかに抜いて真空とすることができ、し
かもこの排気孔は面板接合の際にろう材あるいは接着材
による接合材で充填して一つ残らず完全に封孔すること
ができるで、真空状態を維持することができる。その結
果、接合工程の所要時間が短くてすみ、例えば、ろう付
け接合の場合は、パネルの中央付近のセル内にMg蒸気
が充満して接合性を損なうおそれもない。
【0010】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のアルミニウムハニカムパネル
の製造方法の第1実施例を示す部分斜視図、図2は同上
側面図で、アルミニウムハニカムパネルとしてはアルミ
ニウムハニカム・コア1の両面にアルミニウム形材によ
る面板3(他の面板は図示せず)を接合してなるもので
ある。
【0011】本発明は、アルミニウムハニカム・コア1
は、面板3への接合端に切欠き状の排気孔6を形成した
。アルミニウムハニカム・コア1がコルゲート加工した
素材4の平行部4a同士を接合するように重ね合わせて
、ろう付け、または接着してなる場合は、前記排気孔6
は素材4の平行部4aの下端に形成する。図示は省略す
るが、アルミニウムハニカム・コア1が前記のごとくア
ルミニウム合金に皮材を圧延により被覆してなるブレー
ジングシートの積層体を積層方向に展張して剥離個所を
六角に広げてなる場合は、アルミニウムハニカム・コア
1を成形してから、前記排気孔6を設けるようにしても
よい。
【0012】そして、このアルミニウムハニカム・コア
1への面板3の接合の際に、図2に示すように、面板3
の表面にろう材あるいは接着材による接合材7を排気孔
6の高さよりも高く配設し、この接合材7で排気孔6を
充填して封孔する。
【0013】図3、図4は本発明の第2実施例を示すも
ので、排気孔8は面板3の接合面に形成した溝状のもの
とする。接合後は該面板3の表面にろう材あるいは接着
材による接合材7を配設し、該接合材7でこの排気孔8
を充填して封孔する。
【0014】なお、面板3がブレージングシートであれ
ば、前記溝状の排気孔8はろう材層に設けておくのが好
ましく、接合材7がろう材あるいは接着材として面板3
と独立していれば、排気孔8は面板3の表面に直接形成
し、その上に接合材7を重ねることになる。
【0015】次に、本発明の効果を従来例との比較で試
すための測定結果を下記に示す。アルミニウムハニカム
・コア1をなす、コア材に4045ろう材と6951芯
材からなるブレージングシート、表面材として面板3に
4004ろう材と6951芯材からなるブレージングシ
ートを用いて、真空中にて加熱ろう付した。コアの板厚
は0.2mm 、クラッド率は片面5%、セルサイズは
3/4 インチ、高さは13mmである。面板3の板厚
は2.0mm 、クラッド率は片面5%である。パネル
寸法は高さ15mm、幅1m、長さ2mである。
【0016】第1実施例では、図1、図2のごとく、コ
ア材の底辺に高さ0.2mm 、幅3mmの排気孔6を
設けた。 第2実施例では、図3、図4のごとく下側表面材である
面板3の内面側に高さ0.2mm 、幅3mmの溝を排
気孔8として16.5mm間隔で設けた。比較例として
、同じ材料に、排気孔を設けないものを準備した。真空
炉中で 590°Cまで加熱後、冷却したパネルについ
て接合状態の検査と強度試験(フラットワイズ引張試験
:ASTM C 297) を実施した。気密性、検査
は各例ともに50セル分を水中での破壊試験によって実
施した。
【0017】結果は下記表のごとくであり、第1実施例
、第2実施例はともに排気性に支障がなく、接合状態は
良好で、フラットワイズ引張強度も安定した値が得られ
た。比較例の場合、排気性が劣るため到達真空度が悪く
、特にパネル中央部の接合状態が悪かった。フラットワ
イズ引張強さも中央部で低く、バラツキも大きいことが
わかる。接合部断面の観察によれば、通気孔と溝はいず
れも完全にろう材によって充填されていた。従って、本
発明のパネルは、強度面において全く問題のないことが
明らかである。
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明のアルミニウム
ハニカムパネルの製造方法は、気密・水密性に優れたハ
ニカムコアパネルが容易に製造できるもので、特に、真
空ろう付け法によって接合されていた従来のハニカムコ
アパネルにおいては、その設備ならびに製造工程をほと
んど変更することなしに製造することが可能なものであ
る。
【0020】また、気密・水密性がセル単位に保障でき
るので、部分的な破損が生じても、その漏洩は破損部の
みに限定されるので致命的状況になりにくく、セル内が
真空なため、セル内ガスの対流による熱伝達が生じない
。そのため、断熱性が向上する。さらに、セル内が真空
なため、高温・低温のいずれにおいても表面材に負荷が
かからず、安全性に優れる。
【0021】ハニカムコアと面板が複数積層するサンド
イッチ構造のハニカムコアパネルでも、特有の超軽量、
高剛性の特徴はいささかも損ねない。また、ろう付法に
よる接合では、ろう材が排気孔を完全に充填するため、
強度の安定性においても全く問題がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミニウムハニカムパネルの製造方
法の第1実施例を示す部分斜視図である。
【図2】本発明のアルミニウムハニカムパネルの製造方
法の第1実施例を示す部分側面図である。
【図3】本発明のアルミニウムハニカムパネルの製造方
法の第2実施例を示す部分斜視図である。
【図4】本発明のアルミニウムハニカムパネルの製造方
法の第2実施例を示す部分側面図である。
【図5】アルミニウムハニカムパネルの従来例を示す一
部切欠いた部分斜視図である。
【符号の説明】
1…ハニカム・コア          2,3…面板
4…コルゲート加工した素材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  アルミニウムハニカム・コアの両面に
    アルミニウム形材による面板を接合してなるアルミニウ
    ムハニカムパネルの製造方法において、ハニカム・コア
    の接合端に切欠き状の排気孔を設け、面板接合の際にこ
    の排気孔をろう材あるいは接着剤による接合材で充填し
    て封孔することを特徴とするアルミニウムハニカムパネ
    ルの製造方法。
  2. 【請求項2】  アルミニウムハニカム・コアの両面に
    アルミニウム形材による面板を接合してなるアルミニウ
    ムハニカムパネルの製造方法において、面板の接合面に
    溝状の排気孔を設け、面板接合の際にこの排気孔をろう
    材あるいは接着剤による接合材で充填して封孔すること
    を特徴とするアルミニウムハニカムパネルの製造方法。
JP8354391A 1991-03-22 1991-03-22 アルミニウムハニカムパネルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0698478B2 (ja)

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JPH0768678A (ja) * 1993-09-07 1995-03-14 Sumitomo Light Metal Ind Ltd アルミニウムハニカムパネルの製造方法
JP2003311400A (ja) * 2002-04-16 2003-11-05 Agilent Technol Inc 通気孔を設けた空洞の気密はんだ封止法

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