JPH0429464B2 - - Google Patents
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- JPH0429464B2 JPH0429464B2 JP12675184A JP12675184A JPH0429464B2 JP H0429464 B2 JPH0429464 B2 JP H0429464B2 JP 12675184 A JP12675184 A JP 12675184A JP 12675184 A JP12675184 A JP 12675184A JP H0429464 B2 JPH0429464 B2 JP H0429464B2
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Landscapes
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、金属材料の溶解・鋳造システムに係
り、特に金属地金及びスクラツプを含む所定の金
属材料を溶解して金属溶湯と為し、これを鋳造装
置に供給して、所望の鋳造を行なうようにしたシ
ステムに関するものである。
り、特に金属地金及びスクラツプを含む所定の金
属材料を溶解して金属溶湯と為し、これを鋳造装
置に供給して、所望の鋳造を行なうようにしたシ
ステムに関するものである。
従来から、圧延、押出し等の各種の加工に供さ
れる、アルミニウム若しくはその合金などの金属
鋳塊を得るために、溶解材料としてブロツク状の
金属地金他に、回転屑等のスクラツプ、更には中
間合金などを溶解炉に一括して装入して、それら
を溶解せしめた後、得られた金属溶湯を所定の鋳
造装置に導き、所望の鋳造を行なつている。この
ため、かかる溶解炉に対する溶解材料(金属材
料)の装入に時間と工数がかかつており、特に大
型の溶解炉であつて、溶解されるべき金属材料を
横方向から装入するサイドチヤージ方式のものに
おいて、典型的に認められている。また、このよ
うな溶解炉にあつては、溶解速度を上げると酸化
ロスを促進するため、その溶解温度を抑制してお
り、これによつて溶解時間が長くなるという問題
が内在している。
れる、アルミニウム若しくはその合金などの金属
鋳塊を得るために、溶解材料としてブロツク状の
金属地金他に、回転屑等のスクラツプ、更には中
間合金などを溶解炉に一括して装入して、それら
を溶解せしめた後、得られた金属溶湯を所定の鋳
造装置に導き、所望の鋳造を行なつている。この
ため、かかる溶解炉に対する溶解材料(金属材
料)の装入に時間と工数がかかつており、特に大
型の溶解炉であつて、溶解されるべき金属材料を
横方向から装入するサイドチヤージ方式のものに
おいて、典型的に認められている。また、このよ
うな溶解炉にあつては、溶解速度を上げると酸化
ロスを促進するため、その溶解温度を抑制してお
り、これによつて溶解時間が長くなるという問題
が内在している。
そして、このような事情により、金属材料を溶
解せしめる溶解炉と、そのような溶解炉で形成さ
れた金属溶湯を収容、保持し、必要な時期に鋳造
装置に対して該金属溶湯を供給する保持炉とを備
えた大型複式炉においては、溶解サイクルが保持
炉サイクルに比べて長く、アンバランスとなり、
設備効率が悪い等という問題があつた。また、そ
のような炉にあつては、装入−溶解がバツチ式の
ために、熱効率が悪く、材料を予め溶解炉の燃焼
排ガスで予熱することが、作業上困難でもあつた
のである。
解せしめる溶解炉と、そのような溶解炉で形成さ
れた金属溶湯を収容、保持し、必要な時期に鋳造
装置に対して該金属溶湯を供給する保持炉とを備
えた大型複式炉においては、溶解サイクルが保持
炉サイクルに比べて長く、アンバランスとなり、
設備効率が悪い等という問題があつた。また、そ
のような炉にあつては、装入−溶解がバツチ式の
ために、熱効率が悪く、材料を予め溶解炉の燃焼
排ガスで予熱することが、作業上困難でもあつた
のである。
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景に
して為されたものであつて、その目的とするとこ
ろは、ブロツク状の金属地金及びスクラツプ等を
含む所定の金属材料、特にアルミニウム若しくは
その合金材料を燃焼式の溶解炉にて溶解せしめて
鋳造するに当たり、かかる金属材料の装入時間の
短縮やその作業の省力化を図り、また総合的な熱
効率の向上を達成すると共に、溶解サイクルを短
縮せしめて、保持炉サイクルにマツチングさせ
て、生産能力の向上を図り得るようにした金属材
料の溶解・鋳造システムを提供することにある。
して為されたものであつて、その目的とするとこ
ろは、ブロツク状の金属地金及びスクラツプ等を
含む所定の金属材料、特にアルミニウム若しくは
その合金材料を燃焼式の溶解炉にて溶解せしめて
鋳造するに当たり、かかる金属材料の装入時間の
短縮やその作業の省力化を図り、また総合的な熱
効率の向上を達成すると共に、溶解サイクルを短
縮せしめて、保持炉サイクルにマツチングさせ
て、生産能力の向上を図り得るようにした金属材
料の溶解・鋳造システムを提供することにある。
そして、このような目的を達成するために、本
発明にあつては、前述した如き金属地金及びスク
ラツプを含む所定の金属材料を溶解して金属溶湯
と為し、これを鋳造装置に供給して所望の鋳造を
行なうようにした溶解・鋳造システムにおいて、
(a)垂直方向に延びる筒状の溶解室と、該溶解室の
上部に接続された水平方向に延びる予熱煙道と、
該溶解室の下部に設けられた燃焼加熱装置とを備
え、前記金属地金の所定割合のものを積層形態に
おいて該予熱煙道内を溶解室上部投入口に向つて
移動せしめ、該溶解室から導かれる排ガスにて予
熱せしめるようにする一方、該予熱煙道内にて予
熱された金属地金を上部投入口より該溶解室内に
投入して、溶解室下部の燃焼加熱装置による加熱
によつて、該金属地金を連続的に漸次溶解せしめ
るようにした竪型溶解手段と、(b)該竪型溶解手段
の溶解室下部から取り出される、前記金属地金を
溶解して得られる金属溶湯を収容、保持する第一
の保持手段と、(c)該第一の保持手段に保持された
金属溶湯の所定量の供給を受ける一方、前記竪型
溶解手段にて溶解される金属地金分以外の残余の
金属材料の溶解を行なう主溶解手段と、(d)該主溶
解手段に接続され、それから導かれる金属溶湯を
収容し、貯溜する第二の保持手段と、(e)該第二の
保持手段から導かれる金属溶湯を受けて、それよ
り所定の金属鋳塊を鋳造する鋳造装置とを、含む
ように構成したのである。
発明にあつては、前述した如き金属地金及びスク
ラツプを含む所定の金属材料を溶解して金属溶湯
と為し、これを鋳造装置に供給して所望の鋳造を
行なうようにした溶解・鋳造システムにおいて、
(a)垂直方向に延びる筒状の溶解室と、該溶解室の
上部に接続された水平方向に延びる予熱煙道と、
該溶解室の下部に設けられた燃焼加熱装置とを備
え、前記金属地金の所定割合のものを積層形態に
おいて該予熱煙道内を溶解室上部投入口に向つて
移動せしめ、該溶解室から導かれる排ガスにて予
熱せしめるようにする一方、該予熱煙道内にて予
熱された金属地金を上部投入口より該溶解室内に
投入して、溶解室下部の燃焼加熱装置による加熱
によつて、該金属地金を連続的に漸次溶解せしめ
るようにした竪型溶解手段と、(b)該竪型溶解手段
の溶解室下部から取り出される、前記金属地金を
溶解して得られる金属溶湯を収容、保持する第一
の保持手段と、(c)該第一の保持手段に保持された
金属溶湯の所定量の供給を受ける一方、前記竪型
溶解手段にて溶解される金属地金分以外の残余の
金属材料の溶解を行なう主溶解手段と、(d)該主溶
解手段に接続され、それから導かれる金属溶湯を
収容し、貯溜する第二の保持手段と、(e)該第二の
保持手段から導かれる金属溶湯を受けて、それよ
り所定の金属鋳塊を鋳造する鋳造装置とを、含む
ように構成したのである。
このように、本発明にあつては、溶解されるべ
き金属材料を構成する地金の所定割合を別途に連
続、集中的に予熱、溶解せしめる一方、それ以外
の材料は、従来通り、主溶解手段にて一括装入し
て溶解せしめられるように為したものであつて、
この地金集中溶解手段の付設によつて、当該部分
における金属材料の投入が自動化でき、また溶解
時の燃焼排ガスにより予熱が自動的に行なわれ得
て、連続して溶解することができることとなつた
のであり、更には必要に応じて、得られた金属溶
湯を主溶解手段へ所定量、必要時期に送湯するこ
とができることとなり、以て溶解炉全体として、
装入時間の短縮とその作業の省力化、予熱及び連
続溶解による総合的な熱効率の向上、また溶解サ
イクルを短縮せしめて、保持炉サイクルとのマツ
チングを行ない、生産能力の向上が図れる等の優
れた効果を奏し得たのである。
き金属材料を構成する地金の所定割合を別途に連
続、集中的に予熱、溶解せしめる一方、それ以外
の材料は、従来通り、主溶解手段にて一括装入し
て溶解せしめられるように為したものであつて、
この地金集中溶解手段の付設によつて、当該部分
における金属材料の投入が自動化でき、また溶解
時の燃焼排ガスにより予熱が自動的に行なわれ得
て、連続して溶解することができることとなつた
のであり、更には必要に応じて、得られた金属溶
湯を主溶解手段へ所定量、必要時期に送湯するこ
とができることとなり、以て溶解炉全体として、
装入時間の短縮とその作業の省力化、予熱及び連
続溶解による総合的な熱効率の向上、また溶解サ
イクルを短縮せしめて、保持炉サイクルとのマツ
チングを行ない、生産能力の向上が図れる等の優
れた効果を奏し得たのである。
以下、図面を参照しつつ、本発明を更に具体的
に明らかにすることとする。
に明らかにすることとする。
まず、第1図は、本発明に従う一つの系統図を
示すものであつて、そこにおいて、2は連続溶解
装置であつて、竪型溶解手段としての筒状の溶解
室4と、この溶解室4の下部に連接された第一の
保持手段としての保持室6と、該溶解室4の上部
に設けられた水平方向の予熱煙道8とを有してい
る。また、10はバーナ等の燃焼加熱装置を備え
た主溶解手段としての主溶解炉であり、前記連続
溶解装置2にて溶解して得られる金属溶湯が、送
湯樋12を通じて導き入れられるようになつてお
り、更にこの金属溶湯に加えて、前記主溶解炉1
0にて溶解して得られる金属溶湯が、送湯樋14
を通じて、第二の保持手段としての保持炉16に
導かれ、そこで脱ガス、除滓等の従来と同様な処
理が施された後、鋳込み樋18を通じて連続鋳造
装置20に供給されて、常法に従つて、目的とす
る鋳塊22が連続的に形成せしめられ得るように
なつている。
示すものであつて、そこにおいて、2は連続溶解
装置であつて、竪型溶解手段としての筒状の溶解
室4と、この溶解室4の下部に連接された第一の
保持手段としての保持室6と、該溶解室4の上部
に設けられた水平方向の予熱煙道8とを有してい
る。また、10はバーナ等の燃焼加熱装置を備え
た主溶解手段としての主溶解炉であり、前記連続
溶解装置2にて溶解して得られる金属溶湯が、送
湯樋12を通じて導き入れられるようになつてお
り、更にこの金属溶湯に加えて、前記主溶解炉1
0にて溶解して得られる金属溶湯が、送湯樋14
を通じて、第二の保持手段としての保持炉16に
導かれ、そこで脱ガス、除滓等の従来と同様な処
理が施された後、鋳込み樋18を通じて連続鋳造
装置20に供給されて、常法に従つて、目的とす
る鋳塊22が連続的に形成せしめられ得るように
なつている。
ところで、このような溶解・鋳造操作におい
て、溶解せしめられる金属材料の内訳は、平均的
にみて、一般に金属地金:40〜70%、中間合金:
0〜10%、回転屑:30〜50%、その他:0〜10%
であるところから、本発明にあつては、このうち
の地金の所定割合、例えば20〜50%の地金分を、
上記連続溶解装置2にて連続、集中的に予熱、溶
解せしめるようにしたのである。
て、溶解せしめられる金属材料の内訳は、平均的
にみて、一般に金属地金:40〜70%、中間合金:
0〜10%、回転屑:30〜50%、その他:0〜10%
であるところから、本発明にあつては、このうち
の地金の所定割合、例えば20〜50%の地金分を、
上記連続溶解装置2にて連続、集中的に予熱、溶
解せしめるようにしたのである。
一方、かかる連続溶解装置2にて溶解せしめら
れる地金24分を除く、他の金属材料26、即ち
残余の地金分、中間合金、回転屑等の溶解材料
は、上記連続溶解装置2にて溶解せしめられる地
金分を除くと80〜50%となつて、かかる主溶解炉
における材料装入時間が短縮され得ることは勿
論、その溶解時間が効果的に減少せしめられ得る
のであり、また溶解時の酸化ロスの発生も、上記
連続溶解装置にあつては、排ガスを利用した材料
予熱による低温溶解のため、また主溶解炉にあつ
ては、連続溶解装置から供給された金属溶湯に主
溶解炉内の高温酸化し易い材料を浸漬すること等
によつて、溶解炉全体について効果的に抑制せし
め得ることとなつたのである。
れる地金24分を除く、他の金属材料26、即ち
残余の地金分、中間合金、回転屑等の溶解材料
は、上記連続溶解装置2にて溶解せしめられる地
金分を除くと80〜50%となつて、かかる主溶解炉
における材料装入時間が短縮され得ることは勿
論、その溶解時間が効果的に減少せしめられ得る
のであり、また溶解時の酸化ロスの発生も、上記
連続溶解装置にあつては、排ガスを利用した材料
予熱による低温溶解のため、また主溶解炉にあつ
ては、連続溶解装置から供給された金属溶湯に主
溶解炉内の高温酸化し易い材料を浸漬すること等
によつて、溶解炉全体について効果的に抑制せし
め得ることとなつたのである。
また、かかる金属地金24の所定割合を溶解せ
しめる連続溶解装置2にあつては、その溶解室4
内に金属地金24からなるバンドル28の1〜3
個分が充填層状に投入されており、その下部に設
けられたバーナ等の燃焼加熱装置による加熱によ
つて、その下部から連続的に溶解せしめられるよ
うになつている。このため、バーナ焚量は殆ど一
定とすることができ、またその燃焼排ガスが金属
地金24の充填層の間隙を通つて上方に導かれる
ことにより、該金属地金24はより一層加熱、溶
解せしめられ易い状態となるのである。なお、溶
解室4の炉床は、一般にドライハースになつてお
り、既に高温に予熱された地金24が、高速対流
バーナ等の装置により、小さな炉床面積のなか
で、比較的低い溶解温度で、高速に、高効率、且
つ高歩留りで、連続して溶解され得るのであり、
その溶解能力としては、例えば2〜6トン/時間
程度と為すことが可能である。
しめる連続溶解装置2にあつては、その溶解室4
内に金属地金24からなるバンドル28の1〜3
個分が充填層状に投入されており、その下部に設
けられたバーナ等の燃焼加熱装置による加熱によ
つて、その下部から連続的に溶解せしめられるよ
うになつている。このため、バーナ焚量は殆ど一
定とすることができ、またその燃焼排ガスが金属
地金24の充填層の間隙を通つて上方に導かれる
ことにより、該金属地金24はより一層加熱、溶
解せしめられ易い状態となるのである。なお、溶
解室4の炉床は、一般にドライハースになつてお
り、既に高温に予熱された地金24が、高速対流
バーナ等の装置により、小さな炉床面積のなか
で、比較的低い溶解温度で、高速に、高効率、且
つ高歩留りで、連続して溶解され得るのであり、
その溶解能力としては、例えば2〜6トン/時間
程度と為すことが可能である。
そして、このような溶解室4の上部には、通
常、水平方向に延びる予熱煙道8が設けられてお
り、この予熱煙道8内を金属地金24のバンドル
28が順次移動せしめられるのであり、溶解室4
内の金属地金24充填層内を通つた、溶解時の燃
焼排ガスが、かかる予熱煙道8内に導き入れられ
ることにより、更に金属地金24の予熱が自動的
に行なわれることとなり、これによつてその熱効
率は更に向上せしめられ得るのである。
常、水平方向に延びる予熱煙道8が設けられてお
り、この予熱煙道8内を金属地金24のバンドル
28が順次移動せしめられるのであり、溶解室4
内の金属地金24充填層内を通つた、溶解時の燃
焼排ガスが、かかる予熱煙道8内に導き入れられ
ることにより、更に金属地金24の予熱が自動的
に行なわれることとなり、これによつてその熱効
率は更に向上せしめられ得るのである。
なお、このような連続溶解装置2の更に具体的
な構造が第2図及び第3図に示されており、本発
明にあつては、そのような例示の構造が好適に採
用されるものである。
な構造が第2図及び第3図に示されており、本発
明にあつては、そのような例示の構造が好適に採
用されるものである。
すなわち、それらの図において、連続溶解装置
2は、上方に位置して、水平方向に延びる予熱煙
道8と、該予熱煙道8の前方端部において、その
床部に開口する垂直方向下方に延びる筒状の溶解
室4と、該溶解室4の下端部に連接されて、水平
方向に延びる保持室6とを有している。そして、
予熱煙道8の入口部には、昇降可能にチヤージ扉
30が設けられ、シリンダ32による昇降作動に
よつて、かかる予熱煙道8の入口部が開閉せしめ
られるようになつている一方、かかる入口部に近
接して、予熱煙道8の側壁部の下部に、排ガスを
排出するための排出口34が設けられている。
2は、上方に位置して、水平方向に延びる予熱煙
道8と、該予熱煙道8の前方端部において、その
床部に開口する垂直方向下方に延びる筒状の溶解
室4と、該溶解室4の下端部に連接されて、水平
方向に延びる保持室6とを有している。そして、
予熱煙道8の入口部には、昇降可能にチヤージ扉
30が設けられ、シリンダ32による昇降作動に
よつて、かかる予熱煙道8の入口部が開閉せしめ
られるようになつている一方、かかる入口部に近
接して、予熱煙道8の側壁部の下部に、排ガスを
排出するための排出口34が設けられている。
また、溶解室4は、第3図に明瞭に示されるよ
うに、細長な開口部(横断面形状)とされたシヤ
フト部36を有し、且つ該シヤフト部36の下部
には、落下せしめられた金属地金24の積層ブロ
ツク状バンドル28を溶解せしめるための、高速
対流バーナの如きバーナ装置38が、相対向する
両側壁部に設けられており、それらの下方に傾斜
したバーナ口40から、該バーナ装置38の燃焼
炎ないしは燃焼排ガスが、落下せしめられたバン
ドル28を構成する金属地金24に接触せしめら
れるようになつている。
うに、細長な開口部(横断面形状)とされたシヤ
フト部36を有し、且つ該シヤフト部36の下部
には、落下せしめられた金属地金24の積層ブロ
ツク状バンドル28を溶解せしめるための、高速
対流バーナの如きバーナ装置38が、相対向する
両側壁部に設けられており、それらの下方に傾斜
したバーナ口40から、該バーナ装置38の燃焼
炎ないしは燃焼排ガスが、落下せしめられたバン
ドル28を構成する金属地金24に接触せしめら
れるようになつている。
なお、保持室6には、前記溶解室4にて溶解し
て得られた金属溶湯42が導かれて、収容、保持
されることとなり、そしてかかる保持室6には、
そのような保持された金属溶湯42を保温するた
めのバーナ装置44が設けられている。
て得られた金属溶湯42が導かれて、収容、保持
されることとなり、そしてかかる保持室6には、
そのような保持された金属溶湯42を保温するた
めのバーナ装置44が設けられている。
一方、このような連続溶解装置2の予熱煙道8
の入口側に近接して、材料装入装置46が設けら
れている。この材料装入装置46は、スラツトコ
ンベヤ48と、整列装置50と、吊上げ装置52
と、レール54に案内されて予熱煙道8の入口部
に接近し得る台車56と、プツシヤ58とを有し
ている。
の入口側に近接して、材料装入装置46が設けら
れている。この材料装入装置46は、スラツトコ
ンベヤ48と、整列装置50と、吊上げ装置52
と、レール54に案内されて予熱煙道8の入口部
に接近し得る台車56と、プツシヤ58とを有し
ている。
そして、このような材料装入装置46にあつて
は、前記連続溶解装置2に装入される材料、即ち
所定の金属地金24の積層されたバンドル28
は、フオークリフト又はその他の適当な方法にて
スラツトコンベヤ48上に載置され、そして該ス
ラツトコンベヤ48にて、吊上げ装置52による
吊上げ位置まで搬送せしめられる。この吊上げ位
置に停止したバンドル28は、その搬送中におい
て惹起された荷崩れ等の矯正等を行なうために、
整列装置50にて整列せしめられる。次いで、こ
の整列させられたバンドル28は、降下した吊上
げ装置52によつて吊り上げられ、そして台車5
6上に載置せしめられ、その後、予熱煙道8の入
口部に該台車56が接近せしめられて、チヤージ
扉30の開放下において、プツシヤ58にて突き
出されることにより、かかる金属地金24の積層
されたバンドル28が予熱煙道8内に装入せしめ
られるのである。
は、前記連続溶解装置2に装入される材料、即ち
所定の金属地金24の積層されたバンドル28
は、フオークリフト又はその他の適当な方法にて
スラツトコンベヤ48上に載置され、そして該ス
ラツトコンベヤ48にて、吊上げ装置52による
吊上げ位置まで搬送せしめられる。この吊上げ位
置に停止したバンドル28は、その搬送中におい
て惹起された荷崩れ等の矯正等を行なうために、
整列装置50にて整列せしめられる。次いで、こ
の整列させられたバンドル28は、降下した吊上
げ装置52によつて吊り上げられ、そして台車5
6上に載置せしめられ、その後、予熱煙道8の入
口部に該台車56が接近せしめられて、チヤージ
扉30の開放下において、プツシヤ58にて突き
出されることにより、かかる金属地金24の積層
されたバンドル28が予熱煙道8内に装入せしめ
られるのである。
なお、かかる金属地金24は、アルミニウム若
しくはその合金等からなる、一般にその長手方向
の大部分において略台形形状の横断面を有してい
る、長手のブロツク状物であり、所謂ピツグ
(pig)等と称されているものであり、このような
金属地金24が水平方向に配列されつつ、複数段
に積み重ねられて、一つのバンドル28を形成し
ているのである。また、そのような金属地金24
の形状やバンドル28の積層構造については、本
願出願人らの先の出願(特願昭59−88984号)に
明らかにされており、本発明にあつても、そのよ
うな地金形状やバンドル積層構造が好適に採用さ
れるものである。
しくはその合金等からなる、一般にその長手方向
の大部分において略台形形状の横断面を有してい
る、長手のブロツク状物であり、所謂ピツグ
(pig)等と称されているものであり、このような
金属地金24が水平方向に配列されつつ、複数段
に積み重ねられて、一つのバンドル28を形成し
ているのである。また、そのような金属地金24
の形状やバンドル28の積層構造については、本
願出願人らの先の出願(特願昭59−88984号)に
明らかにされており、本発明にあつても、そのよ
うな地金形状やバンドル積層構造が好適に採用さ
れるものである。
そして、このような所定の金属地金24のバン
ドル28が、第2図において、プツシヤ58の突
出し作用にて予熱煙道8内に押し込まれると、先
に該予熱煙道8内に装入されていたバンドル28
は、該予熱煙道8の床面を前方へ摺動せしめられ
て、かかるプツシヤ58の突出し作用による押込
み量分だけ前方に移動せしめられることとなるの
である。なお、このプツシヤ58によるバンドル
28の押込み操作による投入は、自動的に為され
て得て、その投入タイミングは必要溶解速度に合
わせて決定されることとなる。そして、このよう
にして予熱煙道8内に、順次、自動装入せしめら
れるバンドル28によつて、最も前方に位置する
バンドル28は、予熱煙道8の前方端部に至る。
また、この予熱煙道8内を、その入口部から溶解
室4が開口する前方端部まで移動せしめられる間
に、バンドル28は、溶解室4から導かれた高温
の排ガスの流通によつて効果的に予熱せしめられ
るようになる。
ドル28が、第2図において、プツシヤ58の突
出し作用にて予熱煙道8内に押し込まれると、先
に該予熱煙道8内に装入されていたバンドル28
は、該予熱煙道8の床面を前方へ摺動せしめられ
て、かかるプツシヤ58の突出し作用による押込
み量分だけ前方に移動せしめられることとなるの
である。なお、このプツシヤ58によるバンドル
28の押込み操作による投入は、自動的に為され
て得て、その投入タイミングは必要溶解速度に合
わせて決定されることとなる。そして、このよう
にして予熱煙道8内に、順次、自動装入せしめら
れるバンドル28によつて、最も前方に位置する
バンドル28は、予熱煙道8の前方端部に至る。
また、この予熱煙道8内を、その入口部から溶解
室4が開口する前方端部まで移動せしめられる間
に、バンドル28は、溶解室4から導かれた高温
の排ガスの流通によつて効果的に予熱せしめられ
るようになる。
なお、この実施例では、予熱煙道8の床面60
は、その前方端部に設けられた溶解室4の開口部
分に向かつて下方に傾斜せしめられており、これ
によつてバンドル28の前方への押動が容易とな
るように配慮されており、またかかる予熱煙道8
の横断面は略矩形の内面形状とされて、外形が矩
形のバンドル28の周囲を排ガスが均等に通過し
得るように構成されると共に、入口部の下部に設
けられた排出口34の存在によつて、熱い排ガス
の熱エネルギーをバンドル28の予熱に有効に利
用し得るように配慮されている。
は、その前方端部に設けられた溶解室4の開口部
分に向かつて下方に傾斜せしめられており、これ
によつてバンドル28の前方への押動が容易とな
るように配慮されており、またかかる予熱煙道8
の横断面は略矩形の内面形状とされて、外形が矩
形のバンドル28の周囲を排ガスが均等に通過し
得るように構成されると共に、入口部の下部に設
けられた排出口34の存在によつて、熱い排ガス
の熱エネルギーをバンドル28の予熱に有効に利
用し得るように配慮されている。
また、このように予熱煙道8内を前方に押動さ
れる間に予熱されたバンドル28は、その前方端
部から溶解室4、具体的には細長な矩形ないしは
楕円形状の開口部62のシヤフト部36内に落下
せしめられるが、その落下させられるバンドル2
8は、その後方に位置するバンドル28による押
動作用によつて、予熱煙道8の端部から前方に押
し出されるようになり、これによつて実質的に横
転せしめられた形態にて落下させられることとな
る。
れる間に予熱されたバンドル28は、その前方端
部から溶解室4、具体的には細長な矩形ないしは
楕円形状の開口部62のシヤフト部36内に落下
せしめられるが、その落下させられるバンドル2
8は、その後方に位置するバンドル28による押
動作用によつて、予熱煙道8の端部から前方に押
し出されるようになり、これによつて実質的に横
転せしめられた形態にて落下させられることとな
る。
そして、このような横転した状態におけるバン
ドル28の落下によつて、それを構成する金属地
金24がバラバラの状態で溶解室4内に分散、位
置せしめられることにより、下部のバーナ装置3
8による溶解操作を好適に実施することができる
のである。
ドル28の落下によつて、それを構成する金属地
金24がバラバラの状態で溶解室4内に分散、位
置せしめられることにより、下部のバーナ装置3
8による溶解操作を好適に実施することができる
のである。
このように溶解室4内において金属地金24を
溶解することによつて得られる金属溶湯42は、
該溶解室4の傾斜した炉床上を流れて、直ちに保
持室6内に流入せしめられ、そこでその所定量が
プールされることとなる。この保持室6内におい
ては、プールされた金属溶湯42はバーナ装置4
4にて加熱され、所定の温度に温度調節され、そ
して主溶解炉10のタイミングに合わせて、送湯
樋12を通じて主溶解炉10に供給されるのであ
る。この主溶解炉10に対する送湯量、送湯タイ
ミングの調整機能を、かかる保持室6が果たして
いることとなる。
溶解することによつて得られる金属溶湯42は、
該溶解室4の傾斜した炉床上を流れて、直ちに保
持室6内に流入せしめられ、そこでその所定量が
プールされることとなる。この保持室6内におい
ては、プールされた金属溶湯42はバーナ装置4
4にて加熱され、所定の温度に温度調節され、そ
して主溶解炉10のタイミングに合わせて、送湯
樋12を通じて主溶解炉10に供給されるのであ
る。この主溶解炉10に対する送湯量、送湯タイ
ミングの調整機能を、かかる保持室6が果たして
いることとなる。
このように、連続溶解装置2にて溶解されるべ
き金属材料のうち、金属地金の所定割合のもの
(例えば金属材料全体に対して20〜50%の地金分)
が溶解せしめられる結果、主溶解炉10に装入せ
しめられる残余の金属材料26は、それだけ(例
えば50〜80%に)減少することとなるのである。
この主溶解炉10における溶解操作はバツチ式の
稼働であり、溶解材料26の材質も種々変わる
が、大きな熱投入の必要な金属地金24量が減少
せしめられていることにより、材料装入作業の省
力化、装入時間の短縮に加えて、溶解時間の効果
的な短縮が為され得るのであり、また長時間の大
きな熱投入に起因する酸化ロスの発生も効果的に
抑制され得るのである。なお、金属地金24が集
中的に溶解せしめられる連続溶解装置2では、か
かる主溶解炉10のバツチ式溶解操作にかかわり
なく、連続的、自動的に溶解が行なわれているの
である。
き金属材料のうち、金属地金の所定割合のもの
(例えば金属材料全体に対して20〜50%の地金分)
が溶解せしめられる結果、主溶解炉10に装入せ
しめられる残余の金属材料26は、それだけ(例
えば50〜80%に)減少することとなるのである。
この主溶解炉10における溶解操作はバツチ式の
稼働であり、溶解材料26の材質も種々変わる
が、大きな熱投入の必要な金属地金24量が減少
せしめられていることにより、材料装入作業の省
力化、装入時間の短縮に加えて、溶解時間の効果
的な短縮が為され得るのであり、また長時間の大
きな熱投入に起因する酸化ロスの発生も効果的に
抑制され得るのである。なお、金属地金24が集
中的に溶解せしめられる連続溶解装置2では、か
かる主溶解炉10のバツチ式溶解操作にかかわり
なく、連続的、自動的に溶解が行なわれているの
である。
そして、このように、連続溶解装置2におい
て、装入材料のうち、所定割合の金属地金24分
が集中的に溶解せしめられることにより、溶解炉
全体としては、(1)装入作業の省力と装入時間の短
縮、(2)排ガスによる材料予熱により、熱効率の向
上、(3)排ガスによる材料予熱により、低温溶解が
でき、溶解歩留りが向上、(4)溶解能力の増大と溶
解時間の短縮、(5)保持炉サイクルとのマツチング
により、生産能力、生産性の向上等が、効果的に
達成され得たのである。
て、装入材料のうち、所定割合の金属地金24分
が集中的に溶解せしめられることにより、溶解炉
全体としては、(1)装入作業の省力と装入時間の短
縮、(2)排ガスによる材料予熱により、熱効率の向
上、(3)排ガスによる材料予熱により、低温溶解が
でき、溶解歩留りが向上、(4)溶解能力の増大と溶
解時間の短縮、(5)保持炉サイクルとのマツチング
により、生産能力、生産性の向上等が、効果的に
達成され得たのである。
因みに、かくの如き効果は、第4図に示される
従来方式による金属材料の溶解・鋳造サイクル
と、第5図に示される本発明に従う溶解・鋳造サ
イクルとを比較すれば、自ずから明らかとなると
ころである。なお、第5図に示される、本発明に
従うサイクルにあつては、溶解される金属材料の
30%に相当する地金分が連続溶解装置2において
集中的に溶解せしめられ、また何れの方式におい
ても、溶解量は60トンとされている。
従来方式による金属材料の溶解・鋳造サイクル
と、第5図に示される本発明に従う溶解・鋳造サ
イクルとを比較すれば、自ずから明らかとなると
ころである。なお、第5図に示される、本発明に
従うサイクルにあつては、溶解される金属材料の
30%に相当する地金分が連続溶解装置2において
集中的に溶解せしめられ、また何れの方式におい
ても、溶解量は60トンとされている。
かかる第4図及び第5図を比較すれば容易に理
解されるように、本発明に従う方式によれば、主
溶解炉10における材料の装入時間並びに溶解時
間が著しく短縮され、その結果、保持炉16のア
イドル時間が短くなつて、溶解・鋳造サイクル全
体としては、従来方式が6〜8時間/チヤージ前
後の場合、本発明に従う方式にあつては約20%短
縮され、また熱効率に関しても、従来方式に対し
て、本発明方式では約7〜10%改善されたのであ
る。
解されるように、本発明に従う方式によれば、主
溶解炉10における材料の装入時間並びに溶解時
間が著しく短縮され、その結果、保持炉16のア
イドル時間が短くなつて、溶解・鋳造サイクル全
体としては、従来方式が6〜8時間/チヤージ前
後の場合、本発明に従う方式にあつては約20%短
縮され、また熱効率に関しても、従来方式に対し
て、本発明方式では約7〜10%改善されたのであ
る。
以上、一つの具体例について、本発明を詳細に
説明してきたが、本発明は、かかる例示の具体例
並びにそれに付随した説明にのみ限定して解釈さ
れるものでは決してなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、本
発明には種々なる変更、修正、改良等を加え得る
ことは言うまでもないところであり、本発明は、
そのような実施形態のものをも含むことを、意図
しているものである。
説明してきたが、本発明は、かかる例示の具体例
並びにそれに付随した説明にのみ限定して解釈さ
れるものでは決してなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、本
発明には種々なる変更、修正、改良等を加え得る
ことは言うまでもないところであり、本発明は、
そのような実施形態のものをも含むことを、意図
しているものである。
また、本発明は、特にアルミニウム若しくはそ
の合金からなる地金を含む金属材料の溶解のため
に開発されたものであるが、その他の金属からな
る溶解材料の溶解・鋳造操作にも適用することは
可能である。
の合金からなる地金を含む金属材料の溶解のため
に開発されたものであるが、その他の金属からな
る溶解材料の溶解・鋳造操作にも適用することは
可能である。
第1図は本発明の一具体例を示す系統図であ
り、第2図は本発明において好適に用いられる連
続溶解装置を示す要部断面正面略図であり、第3
図は第2図の装置の−断面略図であり、第4
図及び第5図はそれぞれ従来方式及び本発明方式
の一例を示す溶解・鋳造サイクルの説明図であ
る。 2:連続溶解装置、4:溶解室、6:保持室、
8:予熱煙道、10:主溶解炉、12,14:送
湯樋、16:保持炉、18:鋳込み樋、20:連
続鋳造装置、22:鋳塊、24:金属地金、2
6:残余の金属材料、28:バンドル、38:バ
ーナ装置、42:金属溶湯、46:材料装入装
置、48:スラツトコンベヤ、50:整列装置、
52:吊上げ装置、54:レール、56:台車、
58:プツシヤ、60:床面、62:開口部。
り、第2図は本発明において好適に用いられる連
続溶解装置を示す要部断面正面略図であり、第3
図は第2図の装置の−断面略図であり、第4
図及び第5図はそれぞれ従来方式及び本発明方式
の一例を示す溶解・鋳造サイクルの説明図であ
る。 2:連続溶解装置、4:溶解室、6:保持室、
8:予熱煙道、10:主溶解炉、12,14:送
湯樋、16:保持炉、18:鋳込み樋、20:連
続鋳造装置、22:鋳塊、24:金属地金、2
6:残余の金属材料、28:バンドル、38:バ
ーナ装置、42:金属溶湯、46:材料装入装
置、48:スラツトコンベヤ、50:整列装置、
52:吊上げ装置、54:レール、56:台車、
58:プツシヤ、60:床面、62:開口部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ブロツク状の金属地金及びスクラツプを含む
所定の金属材料を溶解して金属溶湯と為し、これ
を鋳造装置に供給して所望の鋳造を行なうように
した溶解・鋳造システムにして、 垂直方向に延びる筒状の溶解室と、該溶解室の
上部に接続された水平方向に延びる予熱煙道と、
該溶解室の下部に設けられた燃焼加熱装置とを備
え、前記金属地金の所定割合のものを積層形態に
おいて該予熱煙道内を溶解室上部投入口に向つて
移動せしめ、該溶解室から導かれる排ガスにて予
熱せしめるようにする一方、該予熱煙道内にて予
熱された金属地金を上部投入口より該溶解室内に
投入して、溶解室下部の燃焼加熱装置による加熱
によつて、該金属地金を連続的に漸次溶解せしめ
るようにした竪型溶解手段と、 該竪型溶解手段の溶解室下部から取り出され
る、前記金属地金を溶解して得られる金属溶湯を
収容、保持する第一の保持手段と、 該第一の保持手段に保持された金属溶湯の所定
量の供給を受ける一方、前記竪型溶解手段にて溶
解される金属地金分以外の残余の金属材料の溶解
を行なう主溶解手段と、 該主溶解手段に接続され、それから導かれる金
属溶湯を収容し、貯溜する第二の保持手段と、 該第二の保持手段から導かれる金属溶湯を受け
て、それより所定の金属鋳塊を鋳造する鋳造装置
とを、 含むことを特徴とする金属材料の溶解・鋳造シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12675184A JPS617061A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 金属材料の溶解・鋳造システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12675184A JPS617061A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 金属材料の溶解・鋳造システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS617061A JPS617061A (ja) | 1986-01-13 |
JPH0429464B2 true JPH0429464B2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=14943008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12675184A Granted JPS617061A (ja) | 1984-06-20 | 1984-06-20 | 金属材料の溶解・鋳造システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS617061A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104985172B (zh) * | 2015-07-27 | 2017-03-01 | 浙江虹绢铜业有限公司 | 金属冶炼炉 |
-
1984
- 1984-06-20 JP JP12675184A patent/JPS617061A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS617061A (ja) | 1986-01-13 |
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