JPH04294362A - 電子写真用感光体および電子写真記録装置 - Google Patents

電子写真用感光体および電子写真記録装置

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JPH04294362A
JPH04294362A JP5984091A JP5984091A JPH04294362A JP H04294362 A JPH04294362 A JP H04294362A JP 5984091 A JP5984091 A JP 5984091A JP 5984091 A JP5984091 A JP 5984091A JP H04294362 A JPH04294362 A JP H04294362A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
photoreceptor
transparent substrate
electrophotographic
photosensitive
Prior art date
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Pending
Application number
JP5984091A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Kobayashi
稔幸 小林
Toshio Sugawara
捷夫 菅原
Tsuneaki Kawanishi
恒明 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04294362A publication Critical patent/JPH04294362A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真用感光体およ
びそれを用いた電子写真記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真記録装置はその小型化が
強く望まれている。しかし、電子写真記録装置は、帯電
器、記録像光光源、現像器、転写器、イレーズ光光源お
よびクリーナがすべて感光ドラムの外周に設置されてい
る。従って、装置の小型化を図るため感光ドラムの直径
を80mmφ以下に小径化すると、感光ドラムの外周に
設置されている前記帯電器等のパーツの設置空間が減少
し、装置が複雑化すると云う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記課題に対処するた
め、例えば、特開昭62−220968号公報に示され
ているように、従来のアルミニウムや鉄等の金属製の導
電性基体を透明な導電性基体に代えて、感光体の基体内
に記録像光光源、イレーズ光光源を設置する方法が提案
されている。しかし、感光層が有機物で透明基体にも高
分子有機物を用いた場合はさほど問題とならないが、導
電処理を施した無機質透明基体、例えば、酸化インジウ
ムにスズをドープした薄膜(ITO)が蒸着やスパッタ
リングにより形成されたガラス製のドラムの場合は、繰
返し使用されることによって該ドラムと感光層との熱膨
張係数の違い基づく内部応力により、感光層に亀裂を生
じたり局部的な剥離等が生じ、これが感光体としての寿
命を短かくすると云う問題があった。
【0004】本発明の目的は、前記のような直径が80
mmφ以下の感光体に適した、繰り返し使用の寿命の優
れた透明な電子写真用感光体を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、上記の透明な
感光体を用いた電子写真記録装置を提供することにある
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の要旨た次のとおりである。
【0007】(1)  導電処理を行った透明基体から
なる導電性基体、下引き層、電荷発生層、電荷搬送層を
有する電子写真用感光体であり、前記感光層は超微粒子
金属酸化フイラを含み、前記導電性基体と感光層との熱
膨張係数の差が1×10 ̄4/℃以下であることを特徴
とする電子写真用感光体。
【0008】(2)  透明な基体により形成された感
光体とその内側に記録像光光源およびイレーズ光光源が
設けられており、感光体表面側に帯電、現像、転写、ク
リーニングの各手段を備え、前記イレーズ光光源と転写
手段とが感光体の内外で対向して配置され、画像転写と
イレーズを同時に行うことができるようにしたことを特
徴とする電子写真記録装置。
【0009】前記透明基体としては、透明なガラスや有
機高分子材料があるが、特に、ガラスの熱膨張係数は、
その上に形成される感光層のそれとは大きな差異があり
、これが両者の密着性を低下させる原因となっている。 そこで透明基体と感光層の熱膨張係数の差を小さくする
ために、感光層の熱膨張係数を低くすることが考えられ
る。その具体的手段として、該感光層に超微粒子の金属
酸化物フイラを添加することにより達成することができ
る。
【0010】前記超微粒子の金属酸化物フイラとしては
、感光体の帯電性、遮光性を考慮する必要がある。その
ためには、酸化アルミ、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化チ
タンが有効であり、これらの1種以上を前記感光層に対
して30重量%以下配合することが好ましい。
【0011】前記透明基体上の感光層は、電子写真特性
、特に帯電性、暗減衰性を改善するため、下引き層を透
明基体上の導電層と感光層との間に設ける必要がある。 該下引き層は酸化ケイ素などの無機物を使用することも
できるが、電子写真特性が良好で、かつ、透明基体との
密着性が優れたものとして、ポリアミド樹脂−メラミン
樹脂が望ましい。
【0012】前記透明基体への導電層の形成は、蒸着、
スパッタリング等によって行うことができるが、真空系
の製造装置を必要とする。これに対して、湿式塗布法は
特に真空系製造装置を必要とせず、面積の大きなもので
も比較的均一な膜を得ることができ、製造コストも前記
に比べて安い。
【0013】なお、前記感光層の電荷発生物質としては
、例えば、金属フタロシアニン,無金属フタロシアニン
等のフタロシアニン顔料、アントラキノン顔料、インジ
ゴ顔料、キナクリドン顔料、ペリレン顔料、スクアリン
顔料、モノ,アゾおよびジスアゾ顔料、スクアリン酸誘
導体等の公知の材料を挙げることができ、これらの1種
以上を用いることができる。
【0014】また、電荷搬送物質としては、例えば、オ
キサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダ
ゾロン、ピラゾリン、イミダゾール、イミダゾリジン、
ベンゾチアゾール、トリフェニルアミン、カルバゾール
、ヒドラゾン、スチリルおよびこれらの誘導体等を挙げ
ることができ、これらの1種以上を用いることができる
【0015】前記電荷発生物質、電荷搬送物質の結着剤
樹脂としては、両物質の分散あるいは相溶性のよい樹脂
が用いられる。
【0016】本発明の電子写真装置は前記感光体の外周
に帯電器、現像器、転写器、クリーナを設置するが、該
感光体の内側に記録像光およびイレーズ光の光源を設け
、内側から照射することが特徴である。その場合、前記
転写器とイレーズ光光源とは対向するように設置し、転
写とイレーズのプロセスを同時に行う。これにより、正
規現像の場合の転写効率をの向上することができる。
【0017】
【作用】本発明の感光体が、感光層の亀裂や剥離等が生
じない、密着性に優れたものが得られるのは、感光層に
超微粒子の金属酸化物フイラを配合し、透明基体との熱
膨張係数の差を1×10 ̄4/℃以下としたことにあり
、これにより両者の熱応力を緩和することができたため
である。
【0018】さらには、この透明基体からなる感光体を
用いることにより、記録像光およびイレーズ光を感光体
内側に設置することができ、転写とイレーズを同時に行
うことができる小型で高性能の電子写真装置を与えるこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。
【0020】〔実施例  1〕感光層材料として、オク
チル酸インジウム  9重量部,p−トルイル酸スズ1
重量部とを90重量部の混合溶媒(トルエンとキシレン
の1対1混合)に溶解し、塗布液を調製した。これを内
径60mmφのガラス素管に浸漬法により塗布し、80
℃で10分間、300℃で30分間加熱乾燥を行って、
ITO処理した透明基体を作成した。
【0021】次に下引き層材料として、ポリアミド樹脂
(商品名M−1276:日本リルサン社製)1重量部、
メラミン樹脂(商品名メラン2000:日立化成工業社
製)1重量部とを100重量部の混合溶媒(1,1,2
−トリクロロエタンとエタノールの3/2混合)に溶解
し塗布液を調製した。これを前記ITO処理ガラス基体
上に浸漬法により塗布し、120℃で1時間乾燥し、膜
厚0.2μmの下引き層を形成した。
【0022】次に、感光層の電荷発生層材料として、τ
型無金属フタロシアニン(東洋インキ株式会社製)2.
5重量部をテトラヒドロフラン(和光純薬工業製)95
重量部、シリコーン樹脂(信越化学製)2.5重量部と
共に超音波洗浄機を用いて8時間分散した。得られた分
散液を前記下引き層上に浸漬法により塗布し、140℃
で1時間乾燥して、膜厚0.3μmの電荷発生層を形成
した。
【0023】次に、電荷搬送層材料として、1,1−ビ
ス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3−ブタジエ
ン(PBD)4重量部,ポリカーボネート樹脂(GE製
)11重量部,シランカップリング剤(商品名KP−3
23:信越化学工業)0.02重量部を85重量部の混
合溶媒(塩化メチレンと1,1,2−トリクロロエタン
の2/3混合)に、平均粒径0.08μmのAl2O3
  2.2重量部と共に溶解分散し、前記電荷発生層上
に浸漬塗布し、120℃で1時間乾燥して、膜厚20μ
mの電荷搬送層を形成した。該感光体の模式断面図を図
1に示す。
【0024】前記感光体について、熱膨張係数を測定し
基体と感光層との熱膨張係数の差を求めたところ、4.
0×10 ̄5/℃であった。また、密着性を感光層のピ
ール強度を測定することにより評価した。感光層皮膜上
に10mm幅の平行な切り込みを入れてレオメータ(不
動工業製、NRM−3010D型)で垂直方向に50m
m/分の速度で引剥がした際の強度を測定した。該引剥
が強度は、200g/cmであった。なお、当該感光体
を装着した電子写真装置により10万枚の耐刷試験を行
ったところ、ガラス基体と感光層との間に剥離等は生じ
なかった。なお、該ガラス製感光体は透明性、耐熱製に
優れている。
【0025】〔実施例  2〕透明基体として熱可塑性
透明アクリル樹脂管を用い、この上に、ITO蒸着膜か
らなる透明導電層を形成した。これを、前記実施例1と
同様に下引き層、電荷発生層および電荷搬送層を順次塗
布した。但し、電荷搬送層には超微粒子の金属酸化物フ
イラは配合していない。
【0026】該感光体の基体と感光層との熱膨張係数の
差は、2.0×10 ̄5/℃であった。また、ピール強
度は230g/cmであり、10万枚の耐刷試験におい
ても基体と感光層との間に剥離は生じなかった。なお、
熱可塑性透明アクリル樹脂管を用いた感光体は軽量であ
り、落しても壊れにくゝ取扱い性に優れている。
【0027】〔実施例  3〕図2に示すような感光体
ドラム10と、該感光体ドラムの外周に帯電器11、現
像器13、転写器14、クリーナ16の順でこれらを設
置し、かつ、感光体内10の内側に記録像光光源12、
イレーズ光光源15を装着した電子写真装置を組立た。 前記において転写器14とイレーズ光光源15とを対向
配置し、転写とイレーズを同時に行なった際の転写効率
について測定した。その結果、転写効率は85%であっ
た。また、転写器14とイレーズ光光源15を対向配置
せず、転写とイレーズを同時に行なわない従来方式の転
写効率は、70%であった。
【0028】〔比較例〕電荷搬送層にアルミナを配合し
ない以外は実施例1と同様にして感光体を作成した。
【0029】この感光体の基体と感光層との熱膨張係数
の差は、1.5×10 ̄4/℃であった。また、ピール
強度は100g/cmであり、10万枚の耐刷試験では
、基体と感光層との間に剥離が生じた。
【0030】
【発明の効果】本発明は、導電性透明基体と感光層との
熱膨張係数の差を1×10 ̄4/℃以下としたことによ
り、両者の密着性の高い電子写真用感光体が得られる。 また、透明基体からなる感光体は、記録像光およびイレ
ーズ光の光源を基体内側に設けることができるので、装
置の高性能化、小型化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子写真用感光体の模式断
面図である。
【図2】本発明の一実施例の電子写真記録装置の感光体
とそれに付属する部品の模式配置図である。
【符号の説明】
1…透明基体、2…透明導電層、3…下引き層、4…電
荷発生層、5…電荷搬送層、10…感光体ドラム、11
…帯電器、12…記録像光光源、13…現像器、14…
転写器、15…イレーズ光光源、16…クリーナ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電処理を行った透明基体からなる導電性
    基体、下引き層、電荷発生層、電荷搬送層を有する電子
    写真用感光体であり、前記感光層は超微粒子金属酸化フ
    イラを含み、前記導電性基体と感光層との熱膨張係数の
    差が1×10 ̄4/℃以下であることを特徴とする電子
    写真用感光体。
  2. 【請求項2】前記超微粒子の金属酸化物フイラが、酸化
    アルミ、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化チタンの1種以上
    が前記感光層に対して30重量%以下配合されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子写真用感光体。
  3. 【請求項3】前記透明基体がガラス筒で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真用
    感光体。
  4. 【請求項4】前記感光体の下引き層がポリアミド樹脂と
    メラミン樹脂とからなる皮膜であることを特徴とする請
    求項1に記載の電子写真用感光体。
  5. 【請求項5】前記透明基体の導電層が湿式塗布によるイ
    ンジウム−スズ透明導電層からなるることを特徴とする
    請求項1に記載の電子写真用感光体。
  6. 【請求項6】透明な基体により形成された感光体とその
    内側に記録像光光源およびイレーズ光光源が設けられて
    おり、感光体表面側に帯電、現像、転写、クリーニング
    の各手段を備え、前記イレーズ光光源と転写手段とが感
    光体の内外で対向して配置され、画像転写とイレーズを
    同時に行うことができるようにしたことを特徴とする電
    子写真記録装置。
JP5984091A 1991-03-25 1991-03-25 電子写真用感光体および電子写真記録装置 Pending JPH04294362A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5744271A (en) * 1995-09-28 1998-04-28 Fuji Electric Co., Ltd. Photoconductor for electrophotography

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5744271A (en) * 1995-09-28 1998-04-28 Fuji Electric Co., Ltd. Photoconductor for electrophotography

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