JPH04293978A - 記録液 - Google Patents

記録液

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JPH04293978A
JPH04293978A JP3060287A JP6028791A JPH04293978A JP H04293978 A JPH04293978 A JP H04293978A JP 3060287 A JP3060287 A JP 3060287A JP 6028791 A JP6028791 A JP 6028791A JP H04293978 A JPH04293978 A JP H04293978A
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phosphate
paper
water
recording liquid
ink
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Hiroko Hayashi
広子 林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録液に
関し、オフィスで使われているコピー用紙、レポート用
紙、ノート、帳票用紙等に、紙を選ばずに良好な印字を
可能にするインクジェット記録液に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録液は、信頼性、安全
性等から水性インクが広く検討されているが、水の蒸発
による吐出ノズルの目詰まりを防止するため蒸気圧の小
さい、乾燥を抑えた溶剤を含んでおり、従って紙の上で
いつまでもインクが乾燥しないと言う問題がある。
【0003】従来、この問題を解決するために、特開昭
56−57862には、インクに塩基性物質を添加し紙
のサイズ剤を溶解することにより乾燥性を得るインクが
提示されている。しかし、塩基性物質によるサイズ剤の
溶解効果はいわゆる酸性紙にしか得られず中性紙には対
応できない。また、安全性の面からも改良が望まれてい
る。その他にも、界面活性剤の添加により浸透性を上げ
て紙に浸透させるインクや、インクを吸収しやすい紙を
用いる等が提示されているが、浸透性により乾燥性を上
げたインクは紙への浸透が深く十分な印字濃度が得られ
なかったり、にじみがひどく印字が読み取れない等の問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明はこれ
ら問題点を解決するもので、中性紙、酸性紙を問わずど
んな紙にも、高印字品質で乾燥性の優れた記録が可能な
インクジェット記録液を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の問題
点を解決するために種種研究を重ねた結果、水を主成分
とする記録液において、少なくとも0.5%から10%
のグリセリンと、第1燐酸塩M H2 PO4 、第2
燐酸塩M2 HPO4 ,第3燐酸塩、M3 PO4 
(Mは1価の金属、または、NH4を表す。)の中から
選ばれる0.5%から5%の燐酸塩を含むことを特徴と
する記録液を用いることによりその目的を達成できるこ
と確認した。
【0006】次に本発明をさらに詳しく説明する。本発
明の記録液は、少なくとも前述した2成分を含み、染料
または顔料、溶媒である水からなる。
【0007】本発明に含まれる第1燐酸塩M H2 P
O4 、第2燐酸塩M2 HPO4 ,第3燐酸塩、M
3 PO4 (M は1価の金属、または、NH4を表
す。)で示される燐酸塩は、中性紙、酸性紙を問わずイ
ンクに浸透性を与える。その効果は強塩基性の効果程大
きくなく、インクを深く浸透させないため高印字品質を
維持できる。具体例を挙げると、燐酸カリウム、燐酸ナ
トリウム、燐酸アンモニウム、燐酸リチウム、燐酸水素
2カリウム、燐酸水素2ナトリウム、燐酸水素2アンモ
ニウム、燐酸水素2リチウム、燐酸2水素カリウム、燐
酸2水素ナトリウム、燐酸2水素アンモニウム、燐酸2
水素リチウム等が挙げられ単独または混合して0.5%
から5%を添加する。0.5%以下では十分な速乾性が
得られず、5%以上では目詰まりに悪影響を与え、印字
品質が劣化する。
【0008】本発明のもう一つの成分であるグリセリン
は、燐酸塩のノズル内での溶解性を得るため及び高印字
品質を得るために添加する。0.5%以下では燐酸塩の
十分な溶解性を得られず、10%以上では印字品質、速
乾性の劣化を招く。
【0009】本発明に用いる着色剤としては有機、無機
顔料、及び酸性染料、塩基性染料、直接染料のいずれか
あるいは混合したものを使用できる。具体例を挙げると
、 カーボンブラック    MA7,MA8,MA1  
              00,#40,#45,
#50(三菱化成工業製) C.I.ピグメントイエロー 1、2、3、5、12 C.I.ピグメントレッド 2、3、5、16、23、31、49、57、63C.
I.ピグメントブルー 1、2、15、16、17 等が挙げられる。染料としては C.I.ダイレクトイエロー 12、26、86、130 C.I.ダイレクトレッド 9、13、17、23 C.I.ダイレクトブルー 78、86、199 C.I.ダイレクトブラック 19、22、28、154 C.I.アシッドイエロー 23、25 C.I.アシッドレッド 52、254、289 C.I.アシッドブルー 9、254 C.I.アシッドブラック 52、172、208 C.I.フードブラック 2 等がある。添加量は十分な色濃度が得られかつインク粘
度を抑えるために0.5から10wt%がよい。
【0010】湿潤剤は、インクジェットプリンタのヘッ
ドのノズル部で記録用インクの乾燥を防止するための重
要な成分である。本発明には水溶性有機溶剤が使用でき
その中でも多価アルコール類、及び多価アルコールのエ
ーテル誘導体、エステル誘導体、水溶性アミン、含窒素
環状化合物等が適している。具体的な化合物としては、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール等の多価アルコール類、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエー
テル等の多価アルコール類のアルキルエーテル誘導体、
グリセリルモノアセテート等の多価アルコールのエステ
ル誘導体類がある。添加量は、記録用インクの乾燥防止
のため添加量が多い度効果は上がるが、記録用インクの
粘度の上昇や、速乾性、印字品質への悪影響から、0.
5%から10%の範囲で添加するのが好ましい。
【0011】さらに、その他の添加剤として防腐剤、防
かび剤、キレート剤等必要におおじて適宜添加すること
ができる。
【0012】また、メタノール、エタノール、プロパノ
ールから選ばれる1価アルコールを1%から10%添加
することにより印字品質、速乾性のいずれもさらに改良
される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に沿って詳細に説明す
る。
【0014】実施例としてaからj、比較例としてkか
らnに示すインクを調製し、次に示す印字特性の評価を
行なった。
【0015】<実施例a>    染料      C.I.ダイレクトブラック 
 19            1%        
     グリセリン               
                   7%    
         燐酸水素2カリウム       
               0.5%      
        水                
                       *残
量<実施例b>    染料      C.I.アシッドブラック  
9                1%      
       ジエチレングリコール        
                5%       
      グリセリン              
                0.5%     
        燐酸カリウム           
                     1%  
            水            
                         
  *残量<実施例c>    染料      C.I.フードブラック   
 2                2%   溶剤
      ジエチレングリコール         
               3%        
     グリセリン               
                   5%    
         燐酸水素2アンモニウム     
                 3%      
       燐酸2水素カリウム         
                 1%      
        水                
                       *残
量<実施例d>    染料      C.I.ダイレクトブラック 
 19            1%   溶剤   
   グリセリン                 
                 9%      
       燐酸リチウム            
                    1%   
          エタノール          
                        5
%              水         
                         
     *残量<実施例e>    顔料      MA100(三菱化成工業製)
                3%   溶剤  
    ジエチレングリコール           
             5%          
   グリセリン                 
                 5%   分散剤
    ダイレクトブルー  86         
         0.5%            
 燐酸水素2ナトリウム              
          3%             
プロパノール                   
             4%          
    水                    
                   *残量<実施
例f>    染料      C.I.アシッドブラック  
9                1%      
       ジエチレングリコール        
                5%       
      グリセリン              
                0.5%     
        燐酸カリウム           
                     1%  
           メタノール         
                       10
%              水         
                         
     *残量<実施例g>    染料      C.I.フードブラック   
 2                2%   溶剤
      グリセリン              
                    6%   
          燐酸水素2アンモニウム    
                  3%     
        燐酸2水素カリウム        
                  1%     
        エタノール            
                      6% 
             水           
                         
   *残量<実施例h>    染料      C.I.ダイレクトブラック 
 19            1%   溶剤   
   グリセリン                 
               10%       
      燐酸リチウム             
                   1%    
         エタノール           
                       5%
              水          
                         
    *残量<実施例i>    顔料      MA100(三菱化成工業製)
                3%   溶剤  
    トリエチレングリコール          
            2%           
  グリセリン                  
                5%   分散剤 
   ダイレクトブルー  86          
        0.5%             
燐酸水素2ナトリウム               
         3%             プ
ロパノール                    
            4%           
   水                     
                  *残量<比較例
j>    染料      C.I.ダイレクトブラック 
 19            1%   溶剤   
   グリセリン                 
               13%       
      燐酸水素カリウム           
             0.3%        
      水                  
                     *残量<
比較例k>    染料      C.I.アシッドブラック  
9                1%   溶剤 
     ジエチレングリコール          
            10%          
   燐酸水素ナトリウム             
             5%          
    水                    
                   *残量<比較
例l>    染料      C.I.フードブラック   
 2                2%   溶剤
      ジエチレングリコール         
               7%        
     グリセリン               
                   5%    
         燐酸リチウム          
                  5.5%   
           水             
                         
 *残量<比較例m>    染料      C.I.ダイレクトブラック1
54            3%   溶剤    
  グリセリン                  
              15%        
     燐酸水素ナトリウム           
               5%        
      水                  
                     *残量<
比較例n>    染料      C.I.ダイレクトブラック 
 19            2%   溶剤   
   ジエチレングリコール            
            5%           
  グリセリン                  
            0.3%         
    燐酸アンモニウム             
           5.5%          
    水                    
                   *残量  上
記に示すインクを用いて以下に示す記録特性を評価した
【0016】ヘッド目詰まり試験 当社インクジェットプリンタ、HG−3000を用いて
以下の条件で目詰まり実装試験を行った。
【0017】初期、全ノズル吐出することを確認後、4
0゜Cの環境に1カ月間放置。放置後、各ノズルについ
て印字可能か評価した。
【0018】回復動作は、HG−3000のクリーニン
グを行う。
【0019】 回復動作をしても復帰しない            
    ×回復動作をして復帰できる        
          △回復動作なしで印字できる  
                ○印字品質(滲み) HG−3000で以下の6種類の紙に印字を行ない滲み
の有無を次の判断基準に従って評価する。
【0020】 ■. Xerox  p              
  (富士Xerox(株)) ■. Ricopy  6000        (リ
コー(株)) ■. Xerox  4024          (
Xerox  Co.) ■. Neenah  Bond        (N
eenah  Paper) ■. Conqueror  Laid  (Conq
ueror) ■. Modo  Copy 判断基準 滲みが無く鮮明な印字               
       ◎滲みが気にならない        
                ○滲みがやや気にな
る                        
△滲みがひどい                  
            ×速乾性 HG−3000で、印字品質を評価した紙6種に100
%Duty印字を行い、手で触れても擦れなくなるまで
の時間を測定する。
【0021】プリンタの機能上、排出された紙が重なる
までに乾燥していることが必要であるため速乾性は、3
0秒で乾燥しているかどうかで判断した。
【0022】 30秒以内で乾燥                 
        ○30秒後、乾燥せず       
                 ×各インクの評価
結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】第1表に示すように実施例に示す燐酸塩を
添加したインクは目詰まり、印字品質、速乾性のインク
ジェットプリンタインクに要求される特性をすべて満足
する事ができる。また、メタノール、エタノール、プロ
パノールから選ばれる一価アルコールを添加すると、イ
ンクが紙の上で速やかに広がり、燐酸塩の穏やかな浸透
効果をより効率的に発揮できる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、コピー用紙、レター用
紙、封筒、ノート等多くの紙に対して、紙を選ばず高品
位の印字を可能とし、乾燥時間も良好なインクジェット
記録を実現できる。また、燐酸塩は周知のように液性が
中性でありインクの保存安定性も満足でき且つ、使用す
る染料や顔料の種類も限定することなく多くの着色剤を
検討することができる。また、カラー印字の場合紙の液
性による印字後の色相の変化も抑えられ多くの紙に対し
て良好な発色を得ることが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  水を主成分とする記録液において、少
    なくとも0.5%から10%のグリセリンと、第1燐酸
    塩M H2 PO4 、第2燐酸塩M2 HPO4 ,
    第3燐酸塩、M3 PO4 (M は1価の金属、また
    は、NH4を表す。)の中から選ばれる0.5%から5
    %の燐酸塩を含むことを特徴とする記録液。
  2. 【請求項2】  上記記録液において、さらにメタノー
    ル、エタノール、プロパノールから選ばれる1%から1
    0%の1価アルコールを含むことを特徴とする請求項1
    記載の記録液。
  3. 【請求項3】  上記燐酸塩が、カリウム塩であること
    を特徴とする請求項1記載の記録液。
JP6028791A 1991-03-25 1991-03-25 記録液 Expired - Lifetime JP3082273B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10195357A (ja) * 1997-01-14 1998-07-28 Seiko Epson Corp 記録用インク及びそれを用いたインクジェットプリンタ
US6413620B1 (en) 1999-06-30 2002-07-02 Kyocera Corporation Ceramic wiring substrate and method of producing the same

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