JPH04293907A - 水系感光性樹脂組成物 - Google Patents

水系感光性樹脂組成物

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JPH04293907A
JPH04293907A JP8317691A JP8317691A JPH04293907A JP H04293907 A JPH04293907 A JP H04293907A JP 8317691 A JP8317691 A JP 8317691A JP 8317691 A JP8317691 A JP 8317691A JP H04293907 A JPH04293907 A JP H04293907A
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Japan
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water
meth
acrylate
resin composition
polymerizable double
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JP8317691A
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Tatsuya Hasegawa
達也 長谷川
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、水現像可能な光硬化性樹脂組成物に関し、さ
らに詳しくは、ゴム弾性を有しかつゲル粒子の表面に重
合性二重結合を有する感光性マイクロゲルを含有するこ
とを特徴とする、フレキソ印刷用刷版等のゴム弾性を必
要とする印刷版の製造に有用な感光性樹脂組成物に関す
るものである。
【従来技術】近年、パッケージングの近代化にともない
フレキソ印刷が脚光を浴びるようになってきた。しかし
ながら、これまでのフレキソ版の製造方法においては、
(イ)金属版の作成(ロ)型取り(ハ)生ゴムの加硫等
最低3工程を必要とし、これには熟練した技術と長い時
間を要するため、そのコストがかなり高いものとなるの
を免れなかった。
【0002】そのため溶剤現像型の感光性樹脂版が登場
し簡単にフレキソ版が刷版できるようになった。ところ
が最近は環境問題等により水によって現像できるフレキ
ソ版の登場が待ち望まれている。しかし従来の技術では
水現像可能でかつフレキソ版に要求されるゴム弾性、フ
レキソ版に使用される水性インキに対する耐水性のある
版が得られなかった。そこで本発明者らは、感光性マイ
クロゲルの新規な合成法を発明しフレキソ版への応用を
試みていたが、感光性マイクロゲルだけで水現像性、耐
水性、ゴム弾性を同時に満足することはできなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
水現像できフレキソ版に要求される物性を持つフレキソ
版用感光性樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結
果、表面に重合性二重結合を有するマイクロゲルを含む
樹脂組成物において、該樹脂組成物中に水分散体が含ま
れているときに、フレキソ版にした際に、水現像性、耐
水性、ゴム弾性が優れ、中でも水分散体がジエン系ラテ
ックスであるときに、特にゴム弾性に優れていることを
見いだし本発明を完成した。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は重合性二重結合
を有するモノマーを、第4級アンモニウム塩含有化合物
、あるいは第4級アンモニウム塩含有化合物と低分子界
面活性剤とを用いて乳化重合により合成したマイクロゲ
ル微粒子(A)と、1分子中に少なくとも1つの重合性
二重結合かつ該第4級アンモニウム塩と反応する官能基
を有する化合物(B)とを反応させ表面に重合性二重結
合を導入した感光性マイクロゲルを含む水系感光性樹脂
組成物において、該水系感光性樹脂組成物に水性樹脂ま
たはゴム分散体を添加してなることを特徴とするフレキ
ソ版用などに有用な水系感光性樹脂組成物に関する。
【0005】本発明の水系感光性樹脂組成物に用いられ
るマイクロゲル微粒子(A)は、重合性二重結合を有す
るモノマーを、乳化重合することを特徴としている。本
発明において、重合性二重結合を有するモノマーとして
は、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エ
チル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル
酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(
メタ)アクリル酸ラウリル等の(メタ)アクリル酸のC
1〜C18(炭素数1〜18)アルキルエステル:グリ
シジル(メタ)アクリレート:アリル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸のC2〜C20アルケニル
エステル:ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC2〜C
20ヒドロキシルアルキルエステル:アリルオキシルエ
チル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC
3〜C19アルケニルオキシルアルキルエステル:(メ
タ)アクリル酸、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリル酸エステル、グリコール類のジ(メタ)アクリ
ル酸エステル、ポリオールのジ(メタ)アクリル酸エス
テル、ポリウレタン類のジ(メタ)アクリル酸エステル
、ポリエステルのジ(メタ)アクリル酸エステル、ブタ
ジエン、イソプレン、クロロプレン、ジビニルベンゼン
等を挙げることができる。
【0006】これらのモノマーは所望の物性に応じて適
宜選択され、それぞれ単独で用いてもよく、あるいは2
種またはそれ以上組み合わせて使用することができる。 第4級アンモニウム塩含有化合物としては、乳化剤とし
ての効果のあるものであり、通常3級アミノ基を有する
化合物を酸により中和して第4級化したものである。
【0007】そのような乳化剤のうち低い分子量の乳化
剤としては、ジメチルラウリルアミン、ジメチルミリス
チルアミン、ジメチルパルミチルアミン、ジメチルステ
アリルアミン、ジエチルラウリルアミン、ジエチルミリ
スチルアミン、ジエチルパルミチルアミン、ジエチルス
テアリルアミン等のC6〜C20アルキル及びアルケニ
ル3級アミン、2,2−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、2,2−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート等のアミノ基を持つ反応性モノマーの3級
アミンの塩酸、硝酸、硫酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸
、(メタ)アクリル酸等の酸との反応物があり、また高
分子乳化剤として2,2−ジメチルアミノエチル(メタ
)アクリレート、2,2−ジエチルアミノエチル(メタ
)アクリレート等のアミノ基を持つ反応性モノマーと他
の反応性モノマー、例えば(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピ
ル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)ア
クリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル等の(
メタ)アクリル酸のC1〜C18アルキルエステル:グ
リシジル(メタ)アクリレート:アリル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリル酸のC2〜C8アルケニル
エステル:ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(
メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC2〜C
8ヒドロキシルアルキルエステル:アリルオキシルエチ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のC3
〜C19アルケニルオキシルアルキルエステル:(メタ
)アクリル酸等の中から選ばれたビニルモノマー1種以
上とを共重合させその後酸により中和することにより得
られるものを挙げることができる。
【0008】またキトサンなどの天然高分子やポリエチ
レンイミンなどの合成高分子といったアミノ基を含むポ
リマーを酸により中和したものも挙げることができる。 これらの高分子乳化剤はそのまま、または4級アンモニ
ウム塩の1部をグリシジル(メタ)アクリレートなどの
エポキシ基と4級アンモニウム塩を含む化合物と反応さ
せることにより重合性二重結合を導入して反応性乳化剤
としても使用することができる。上記高分子乳化剤は水
溶性の程度を制御できるため、耐水性の要求される用途
においては好ましい乳化剤である。これらの乳化剤はモ
ノマーに対して0.1〜50重量%、望ましくは3〜2
0重量%用いられる。
【0009】また、上記の高分子乳化剤と併用すること
のできる低分子界面活性剤としては、ノニオン系界面活
性剤もしくはカチオン性界面活性剤が挙げられる。ノニ
オン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンセチルエーテル等のポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル
、ポリオキシエチレン誘導体、オキシエチレン・オキシ
プロピレンブロックコポリマー、グリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ
る。
【0010】カチオン性界面活性剤としては、モノメチ
ルアミン、モノエチルアミン、ステアリルアミン等の1
級アミンの塩酸塩、ジメチルアミン、ジエチルアミン、
ジステアリルアミン等の2級アミンの塩酸塩、トリメチ
ルアミン、トリエチルアミン、ステアリルジメチルアミ
ン等の3級アミンの塩酸塩、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン等のエタノー
ルアミン類の塩酸塩、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミン等のポリエチレンポリアミン類の塩酸塩等が挙
げられる。上記低分子界面活性剤は、高分子乳化剤と併
用されるが、モノマーに対して0.1〜50%が好まし
く、さらに好ましくは0.1〜20%である。乳化重合
の温度は50〜95℃、好ましくは65〜80℃である
。乳化重合は、モノマーと乳化剤を合わせた固形分率は
10〜50重量%望ましくは15〜30重量%である。 本発明において、乳化重合によって生成したマイクロゲ
ルの粒径は通常、光散乱法による測定で10〜500n
mである。このようにして生成したマイクロゲル微粒子
(A)の表面に存在する第4級アンモニウム塩と、1分
子中にエポキシ基などの官能基及び少なくとも1つの重
合性二重結合を有する化合物(B)とを反応させ、マイ
クロゲル微粒子の表面に重合性二重結合を導入する。
【0011】この化合物(B)としてはグリシジル(メ
タ)アクリレート、N−グリシジル(メタ)アクリルア
ミド、グリシジルアリルエーテル、1,2−エポキシ−
5−ヘキセン等の不飽和二重結合を有するエポキシ化合
物、グリシジルシンナメート等が挙げられる。これらの
化合物(B)は所望の物性に応じて適宜選択され、それ
ぞれ単独で用いてもよく、あるいは2種またはそれ以上
組み合わせて使用することができる。マイクロゲル粒子
表面の4級アンモニウム塩に対し1〜100モル%まで
自由な割合で反応させることができる。この反応はマイ
クロゲルのエマルジョンにエポキシ化合物を混合し30
℃〜90℃、望ましくは60℃〜80℃の温度で2時間
以上撹拌するだけで終了する。このように本発明におい
ては水性分散液中でも反応させることができるという利
点がある。
【0012】また、感光性樹脂組成物中に含まれる水性
樹脂またはゴム分散体としては、水性樹脂またはゴム分
散体単独でフィルムとした際にある程度のゴム弾性を有
するものであれば特に制限はなく、ウレタン系、アクリ
レート系水分散体等を用いることができる。中でも特に
ジエン系ラテックスが良好なゴム弾性を有するため好ま
しい。ジエン系ラテックスとしては、スチレン・ブタジ
エン系ラテックス、ブタジエン・ピリジン共重合ラテッ
クス、イソプレン系ラテックス、クロロプレン系ラテッ
クス、アクリロニトリル・ブタジエン系ラテックス、イ
ソブチレン・イソプレン系ラテックス等の合成ゴムラテ
ックス、あるいは、天然ゴムラテックスが挙げられる。 また、必要に応じて、カルボキシル変性を施したもの等
も用いることができる。これらの水分散体は、所望の物
性に応じて適宜選択され、それぞれ単独で用いてもよく
、あるいは2種またはそれ以上組み合わせて使用するこ
とができる。
【0013】感光性樹脂組成物中における水性樹脂また
はゴム分散体の含有量は、感光性マイクロゲルに対して
1〜200重量%(固形分)が好ましく、さらに好まし
くは5〜100重量%である。水性樹脂またはゴム分散
体の含有量が感光性マイクロゲルに対して1重量%以下
であると水分散体混合による効果はほとんどみられず、
また、200重量%以上であると、耐水性、水現像性に
悪影響がでてしまう。水性樹脂またはゴム分散体含有感
光性樹脂組成物を得るには、水系感光性マイクロゲル分
散液中に水性樹脂またはゴム分散体を混合、撹拌するだ
けで容易に得ることができる。以上のようにして得られ
る水系感光性樹脂組成物は必要に応じて光重合開始剤等
の添加剤や他の水系樹脂、親水性モノマーを加えた後、
紫外線、電子線等の放射線により架橋される。光重合開
始剤としてはベンゾフェノン、2−ヒドロキシ2−メチ
ル−1−フェニルプロパン1−オン、1−(4−イソプ
ロピルフェニル)2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン
−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フ
ェニル]2−モルホリノプロパノン−1等があげられる
。これらの光重合開始剤の添加量は、樹脂100重量部
に対して0.1〜10重量部の範囲で用いられる。 他の水系樹脂としてはポリビニルアルコール、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カゼイン、ゼラチン、デンプン、ポリ
ビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリルアミド、キト
サン、第4級アンモニウム塩含有ポリマー等を挙げるこ
とができる。親水性モノマーの例としてはN,N−メチ
レンビス(メタ)アクリルアミド、1,2−ジ(メタ)
アクリルアミドエチレングリコール、N,N−オキシメ
チレンビスアクリルアミド、(メタ)アクリルアミド、
ビニルピロリドン、2ーヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレート、
ポリオキシエチレンジ(メタ)アクリレート等が挙げら
れる。また本発明の樹脂には各種の機能を付与するため
に必要に応じて、熱重合禁止剤、着色剤、体質顔料、滑
剤、可塑剤、安定剤、難燃剤、消泡剤、酸化防止剤、殺
菌剤、導電材料、磁性体等の添加剤を含有させることも
できる。
【0014】
【実施例】例中、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%
を示す。
【実施例1】(a)カチオン性ポリマー乳化剤の作製ラ
ウリルメタクリレート140部、2−ジメチルアミノエ
チルメタクリレート60部、2−プロパノール200部
を2リットル反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気中で80
℃に加熱した。アゾビスイソブチロニトリル(以後AI
BNと記す)を1.6部添加し2時間保持し、ついでA
IBN0.4部添加しその後4時間反応混合物を80℃
保持して重合を完結した。 室温に冷却後酢酸38.2部と水1000部の混合物を
加え加熱して共沸蒸留により2−プロパノール及び水を
除去した。その後グリシジルメタクリレート9.0部加
え空気雰囲気中で70℃に加熱し2時間保持することに
よりメタクリル基のペンダントされたカチオン性ポリマ
ー乳化剤を得た。
【0015】(b)感光性マイクロゲルの合成R−45
ACR−LC(出光石油化学株式会社製ポリブタジエン
のジメタクリレート変性物)を50部、エマルゲン81
0(花王株式会社製ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテル)を5部、(a)で合成したカチオン性ポリ
マー乳化剤水溶液50部(固形分20%)、脱イオン水
160部を500ml反応容器中で撹拌下、窒素雰囲気
中で80℃に加熱した。 3%アゾビスアミジノプロパン2塩酸塩(以後AAPD
と記す)水溶液を8部添加し2時間保持した。ついで3
%AAPD水溶液2部添加した。添加終了後反応混合物
を80℃に4時間保持して重合を完結した。粒径の光散
乱法による測定結果は約200nmであった。このマイ
クロゲル水性分散液を一晩放置した後、グリシジルメタ
クリレート2.7部を加え空気雰囲気中で70℃に加熱
し2時間保持することにより感光性マイクロゲルを得た
。この感光性マイクロゲル水性分散液40部(固形分2
5%)にウレタン系水分散体スーハ゜ーフレックス30
0(第一工業製薬株式会社製)を8部(固形分25%)
加え、撹拌を行なうことにより、水系感光性樹脂組成物
を得た。実施例1における水分散体の感光性マイクロゲ
ルに対する比は20%である。この水系感光性樹脂組成
物に、ダロキュア 2959(メルク社製)を0.5部
加え、キャスト法により、厚さ約3mmの樹脂フィルム
を作製し、その後、4000mJ/cm2の紫外線を照
射して硬化物を得た。
【0016】
【実施例2】実施例1でウレタン系水分散体スーパーフ
レックス 300の代わりにアクリロニトリル・ブタジ
エン系ラテックスNipol 1571(日本ゼオン株
式会社製)を5部(固形分40%)加えた以外は実施例
1と同様にして水系感光性樹脂組成物を得た。実施例3
における水分散体の感光性マイクロゲルに対する比は2
0%である。その後、実施例1と同様にして硬化物を得
た。
【0016】
【実施例3】実施例1でウレタン系水分散体スーパーフ
レックス 300の代わりにスチレン・ブタジエン系ラ
テックスLX 209(日本ゼオン株式会社製)を4部
(固形分50%)加えた以外は実施例1と同様にして水
系感光性樹脂組成物を得た。実施例3における水分散体
の感光性マイクロゲルに対する比は20%である。その
後、実施例1と同様にして硬化物を得た。
【比較例1】実施例1でウレタン系水分散体スーパーフ
レックス 300を使用しなかった以外は実施例1と同
様にして水系感光性樹脂組成物を得た。その後、実施例
1と同様にして硬化物を得た。
【0017】
【物性評価】実施例1〜3、比較例1で得られた硬化膜
について以下の物性の比較を行なった。 (a)ゴム弾性評価 10mm×50mm×3mmの大きさに作成した硬化膜
を、引張試験機にて引張り速度50mm/minの条件
下において、伸び、破断強度の測定を行なった。 (b)耐水性、耐イソプロピルアルコール性評価硬化膜
をイオン交換水、イソプロピルアルコール(IPA)に
24時間漬けて膨潤率を調べた。膨潤率は、((24時
間浸漬後の重量/浸漬前の重量)−1)×100にて求
めた。又、水現像性を調べるために、100μm万線パ
ターンをもつマスクを介して実施例1〜3、比較例1の
各樹脂フィルム(未硬化物)を紫外線により硬化させた
後、40℃の温水にてブラシ現像を行ない、水現像性を
見た。表1に、伸び、破断強度、耐水性、耐IPA性、
水現像性の結果を示す。
【0018】
【表1】
【0019】このように、水分散体、特にジエン系ラテ
ックスなどの添加によりにより、耐水性、耐IPA性は
水分散体添加前と変わることなく、伸び、破断強度に優
れた硬化膜を得ることができた。以上、本発明の印刷版
用水系感光性樹脂組成物は、水現像可能でかつ水系イン
キに耐性があり、ゴム弾性に優れた特性を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  重合性二重結合を有するモノマーを、
    第4級アンモニウム塩含有化合物あるいは第4級アンモ
    ニウム塩含有化合物および低分子界面活性剤を用いて乳
    化重合により合成したマイクロゲル微粒子(A)と、1
    分子中に少なくとも1つの重合性二重結合かつ該第4級
    アンモニウム塩と反応する官能基を有する化合物(B)
    とを反応させ表面に重合性二重結合を導入した感光性マ
    イクロゲルを含む水系感光性樹脂組成物において、該水
    系感光性樹脂組成物に水性樹脂またはゴム分散体を添加
    してなることを特徴とする水系感光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】  水性樹脂またはゴム分散体がジエン系
    ラテックスであることを特徴とする請求項1記載の水系
    感光性樹脂組成物 【0001】
JP8317691A 1991-03-22 1991-03-22 水系感光性樹脂組成物 Pending JPH04293907A (ja)

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