JPH04293620A - 作業車の走行伝動構造 - Google Patents

作業車の走行伝動構造

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Publication number
JPH04293620A
JPH04293620A JP5985191A JP5985191A JPH04293620A JP H04293620 A JPH04293620 A JP H04293620A JP 5985191 A JP5985191 A JP 5985191A JP 5985191 A JP5985191 A JP 5985191A JP H04293620 A JPH04293620 A JP H04293620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turn
transmission
brake
clutch
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5985191A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Fukui
福井 哲
Shigekazu Hasegawa
長谷川 繁一
Yoshimi Ota
太田 芳美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP5985191A priority Critical patent/JPH04293620A/ja
Publication of JPH04293620A publication Critical patent/JPH04293620A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農用トラクタや乗用型田
植機等の作業車において、走行用の駆動輪(前輪又は後
輪又は前輪及び後輪の両方)への伝動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例である乗用型
田植機において、走行用の後輪への伝動構造が特開昭6
2−12424号公報に開示されている。この構造では
エンジンからの動力をデフ機構(前記公報の図1の9)
を介して左右の後輪(前記公報の図2の5)に分配伝達
するように構成している。そしてデフ機構用のデフロッ
ク機構(前記公報の図1の16)、及び左右の後輪を各
々独立に制動操作自在なブレーキ機構(前記公報の図1
の18)を備えている。以上の構造により圃場での直進
時にはデフロック状態にて走行するのであり、畦際での
旋回時等には前述のデフロックを解除すると共に、旋回
内側の後輪に制動を掛けるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】デフ機構の持つ特性と
して、デフ作動状態(デフロックの解除状態)にて片側
の出力軸を固定すると反対側の出力軸が通常の倍の速度
で駆動される。従って、前述の構造のようにデフ作動状
態にて旋回内側の後輪に制動を掛けると、旋回外側の後
輪が倍の速度で駆動されることになるので素早い旋回が
期待できる。しかしながら、旋回内側の後輪に制動が掛
かった停止状態にて旋回を行うと、停止した旋回内側の
後輪が圃場内にて引きずられて旋回するような状態とな
るので、旋回内側の後輪にて圃場を荒らしてしまうおそ
れがある。本発明は、旋回外側の駆動輪が倍の速度で駆
動されると言うデフ機構の特性をそのまま利用しながら
、旋回内側の駆動輪にて地面を極力荒らさないように構
成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の走行伝動構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、エンジンからの動力をデフ機構
を介して左右の走行用の駆動輪に分配伝達するように構
成すると共に、デフ機構と左右の駆動輪の間の各々に、
伝動及び伝動遮断操作自在な一対のクラッチ機構を設け
、この左右のクラッチ機構とデフ機構の間の左右の伝動
軸を各々独立に制動操作自在な一対のブレーキ機構を設
けている。
【0005】
【作用】前述のように構成すると例えば図1及び図2に
示すように、通常の状態ではクラッチ機構17を伝動状
態とし、ブレーキ機構11を切り状態としておく。これ
により、デフ機構5から左右の伝動軸6及びクラッチ機
構17を介して、左右の駆動輪に動力が伝達されて機体
は直進する。そして、例えば左に旋回する場合には旋回
内側である左側のブレーキ機構11により左の伝動軸6
に制動を掛けると共に、左のクラッチ機構17を伝動遮
断側に操作してやる。このようにデフ機構5における左
の伝動軸6が停止操作されてしまうと、右の伝動軸6及
び旋回外側の右の駆動輪が倍の速度で駆動される。これ
に対し旋回内側の左の駆動輪は自由回転状態となるので
、この旋回内側の駆動輪が機体の旋回作用により地面上
を引きずられようとしても自由回転するだけであり、こ
の旋回内側の駆動輪にて地面を荒らすようなことはない
。そして、旋回外側の右の駆動輪が倍の速度で駆動され
るこにより、機体は滑らかに且つ素早く左に旋回して行
くのである。
【0006】
【発明の効果】以上のように、デフ機構の特性を利用し
て旋回時に旋回外側の駆動輪を倍の速度で駆動する場合
、旋回内側の駆動輪に制動を掛けるのではなく自由回転
できるようにしてやることにより、地面を荒らすことな
く滑らかに素早く旋回が行えるようになって、作業車の
旋回性能の向上を図ることができた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、前輪1及び後輪2(駆動輪に
相当)で支持された機体に、操縦部3を備えて作業車の
一例である四輪駆動型の農用トラクタが構成されている
【0008】次に後輪2への伝動構造について説明する
。図1及び図2に示すように、エンジン(図示せず)か
らの動力が出力軸4を介してデフ機構5に伝達されて来
る。このデフ機構5から左右に一対の第1伝動軸6(伝
動軸に相当)が出ており、デフ機構5のケーシング5a
にはロックピン12がスライド操作自在に取り付けられ
ている。そして、このロックピン12のスライド操作用
のシフトフォーク13が備えられている。以上の構造に
より、このロックピン12を図2に示すように紙面左方
に抜き操作しておくと通常のデフ作動状態となるのであ
り、ロックピン12を紙面右方にスライド操作してベベ
ルギヤ5bの凹部5cに挿入することにより、デフロッ
ク状態とすることができるのである。
【0009】図2及び図3に示すように左右の第1伝動
軸6の外側端にリング部6aが形成されており、このリ
ング部6aに制動用の摩擦板7がスプライン構造にて取
り付けられている。これに対して、摩擦板7とケーシン
グ8との間には第1伝動軸6周りに回動操作自在なリン
グ部材9、及び、位置固定状態のカムボール10が配置
されている。これにより、図2の状態においてリング部
材9を所定角度だけ回動操作すると、カムボール10の
作用にてリング部材9が紙面左方にスライド操作され、
リング部材9が摩擦板7を押圧して第1伝動軸6に制動
が掛かるのである。以上のようにリング部材9、カムボ
ール10及び摩擦板7等でブレーキ機構11が構成され
ており、このブレーキ機構11は図1及び図2に示すよ
うに左右の第1伝動軸6の各々に設けられている。
【0010】図2及び図3に示すように、左右の第1伝
動軸6の各々に左右一対の第2伝動軸14が同芯状に配
置されている。第2伝動軸14の先端には円筒状のクラ
ッチ部材15がスプライン構造にてスライド自在、且つ
、第2伝動軸14と一体で回転するように取り付けられ
ており、クラッチ部材15の外周部にスプライン部15
aが形成されている。これに対し、第1伝動軸6のリン
グ部6aの内面にもスプライン部6bが形成されている
。そして、クラッチ部材15のスプライン部15aが第
1伝動軸6のスプライン部6bに咬合する側にクラッチ
部材15を付勢するバネ16が設けられている。以上の
ようにしてクラッチ機構17が構成されており、この図
3に示すクラッチ機構17が左右の第2伝動軸14の各
々に設けられている。そして、左右のクラッチ機構17
とデフ機構5の各々の間に前述のブレーキ機構11が位
置している。
【0011】以上の構造により、通常はクラッチ部材1
5に内装されたバネ16の付勢力により、クラッチ部材
15が図3及び図2に示すように、紙面左方に移動して
クラッチ部材15のスプライン部15aが第1伝動軸6
のスプライン部6bに咬合している。これにより、第1
伝動軸6からの動力がクラッチ部材15、第2伝動軸1
4、ギヤ18及び第3伝動軸19を介して左右の後輪2
に伝達されて、機体は直進している。
【0012】図1に示す操縦部3の右側には、左右一対
のブレーキペダル20が備えられている。そして、畦際
等において例えば左に旋回する場合には操縦ハンドル2
1により前輪1を左に操向操作すると共に、左のブレー
キペダル20を踏み込み操作する。これにより、左のブ
レーキペダル20のマスターシリンダ(図外)からの圧
油が図2及び図3に示す油路22に供給されると共に、
ワイヤ(図示せず)による機械的な連係機構(図示せず
)により左のリング部材9が所定角度だけ回動操作され
る。
【0013】これにより、図3のクラッチ部材15が紙
面右方にスライド操作されて、図4に示すようにクラッ
チ部材15のスプライン部15aが第1伝動軸6のスプ
ライン部6bから離れ、左の後輪2への伝動が断たれて
この左の後輪2が自由回転状態になる。そして、図2の
リング部材9が紙面左方に移動して摩擦板7を押圧し左
の第1伝動軸6に制動が掛かる。
【0014】このようにデフ機構5における左の第1伝
動軸6が停止操作されてしまうとデフ機構5の特性によ
り、右の第1伝動軸6及び旋回外側の右の後輪2が倍の
速度で駆動される。そして、旋回内側の左の後輪2が自
由回転状態であるので、機体は滑らかに左に旋回して行
くのである。
【0015】〔別実施例〕前述の実施例では本発明の構
造を後輪2に適用しているが、前述の実施例では四輪駆
動型の農用トラクタが示されているので本発明の構造を
図5に示すように前輪1(この場合、前輪1が本発明の
駆動輪となる)に適用してもよい。この場合、図2に示
すブレーキ機構11のリング部材9を油圧にて回動操作
するように構成しており、左右のブレーキペダル20の
マスターシリンダ23からの圧油が後輪2用のブレーキ
24に各々供給されるように、又、マスターシリンダ2
3からの圧油が切換弁25を介して、前輪1のブレーキ
機構11及びクラッチ機構17に供給されるように構成
している。そして、後輪2側には本発明のブレーキ機構
11及びクラッチ機構17は装備されておらず、通常の
デフ機構(図示せず)と通常のブレーキ24が装備され
ている。
【0016】以上の構造により、直進時や前輪1の操向
角度が設定角度以下の緩やかな旋回の場合には切換弁2
5は図5に示す遮断位置にあり、ブレーキペダル20を
踏み操作しても後輪2のブレーキ24が入り操作される
だけで、前輪1側のブレーキ機構11及びクラッチ機構
17は操作されず左右の前輪1は通常どおりに駆動され
ている。そして、操縦ハンドル21により前輪1を直進
位置から設定角度以上に操向操作すると、切換弁25は
図5に示す遮断位置から紙面右方に操作され連通位置に
操作される。従って、この状態で旋回内側に相当するブ
レーキペダル20を踏み操作すると、旋回内側の後輪2
のブレーキ24が入り操作されると共に、旋回内側の前
輪1のブレーキ機構11が入り操作されクラッチ機構1
7が切り操作される。これにより、旋回内側の前輪1が
自由回転状態になると共に、旋回外側の前輪1が倍の速
度で駆動されるのである。
【0017】以上の図2及び図3に示すクラッチ機構1
7はスプラインによる咬合構造であるが、このクラッチ
機構17を摩擦板を用いた摩擦クラッチ型式や、テーパ
ーコーンとローラーを組み合わせたころがりクラッチ型
式に構成してもよい。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】デフ機構から左右の後輪への伝動系を示す概略
【図2】後輪用のデフ機構、ブレーキ機構及びクラッチ
機構を示す縦断背面図
【図3】伝動状態でのクラッチ機構を示す縦断背面図

図4】伝動遮断状態でのクラッチ機構を示す縦断背面図
【図5】別実施例における前輪への伝動系を示す概略図
【符号の説明】
1,2  走行用の駆動輪 5      デフ機構 6      デフ機構の左右の伝動軸11    ブ
レーキ機構 17    クラッチ機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジンからの動力をデフ機構(5)
    を介して左右の走行用の駆動輪(1),(2)に分配伝
    達するように構成すると共に、前記デフ機構(5)と左
    右の駆動輪(1),(2)の間の各々に、伝動及び伝動
    遮断操作自在な一対のクラッチ機構(17)を設け、こ
    の左右のクラッチ機構(17)と前記デフ機構(5)の
    間の左右の伝動軸(6)を各々独立に制動操作自在な一
    対のブレーキ機構(11)を設けている作業車の走行伝
    動構造。
JP5985191A 1991-03-25 1991-03-25 作業車の走行伝動構造 Pending JPH04293620A (ja)

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JPH04293620A true JPH04293620A (ja) 1992-10-19

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JP (1) JPH04293620A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096253A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Kubota Corp 走行車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096253A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Kubota Corp 走行車両

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