JPH04292668A - 水溶性被膜組成物を利用した塗料剥離方法 - Google Patents
水溶性被膜組成物を利用した塗料剥離方法Info
- Publication number
- JPH04292668A JPH04292668A JP13084691A JP13084691A JPH04292668A JP H04292668 A JPH04292668 A JP H04292668A JP 13084691 A JP13084691 A JP 13084691A JP 13084691 A JP13084691 A JP 13084691A JP H04292668 A JPH04292668 A JP H04292668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- coating
- paint
- film
- microcapsules
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 15
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 title abstract description 18
- 238000000576 coating method Methods 0.000 title abstract description 18
- 239000003094 microcapsule Substances 0.000 claims abstract description 18
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 16
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 31
- 239000008199 coating composition Substances 0.000 claims description 6
- 239000002775 capsule Substances 0.000 claims description 3
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 abstract description 5
- 229920003169 water-soluble polymer Polymers 0.000 abstract description 4
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 9
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 5
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 238000004090 dissolution Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 2
- 235000019353 potassium silicate Nutrition 0.000 description 2
- 238000005488 sandblasting Methods 0.000 description 2
- NTHWMYGWWRZVTN-UHFFFAOYSA-N sodium silicate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-][Si]([O-])=O NTHWMYGWWRZVTN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 1
- 238000009835 boiling Methods 0.000 description 1
- 230000001680 brushing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 238000000053 physical method Methods 0.000 description 1
- 239000004094 surface-active agent Substances 0.000 description 1
- 238000004065 wastewater treatment Methods 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装作業に使用される
マスキング用治具等に付着する塗料を短時間にしかも効
果的に剥離するものである。また保管、運搬中の製品お
よび部品等の保護を目的として、一時的に塗装された塗
料を剥離するときにも使用できる。
マスキング用治具等に付着する塗料を短時間にしかも効
果的に剥離するものである。また保管、運搬中の製品お
よび部品等の保護を目的として、一時的に塗装された塗
料を剥離するときにも使用できる。
【０００２】
【従来の技術】これまでの塗料剥離技術としては、サン
ドブラスト、ワイヤブラシ等による物理的な手段による
方法、焼炎法、熱アルカリ処理法、有機溶剤を使用する
方法、それに本特許に関連する水溶性被膜を利用する方
法、これは塗装に先立ち予め塗装面に、水ガラスまたは
水溶性高分子化合物による被膜をコーティングしておい
て、その上に塗料を塗装するものであるが、この場合塗
料は塗装面に直接には触れていないので、これを温水ま
たは熱水の中に入れると水溶性のコーティング被膜が水
によって溶解するため塗料が剥離される。
ドブラスト、ワイヤブラシ等による物理的な手段による
方法、焼炎法、熱アルカリ処理法、有機溶剤を使用する
方法、それに本特許に関連する水溶性被膜を利用する方
法、これは塗装に先立ち予め塗装面に、水ガラスまたは
水溶性高分子化合物による被膜をコーティングしておい
て、その上に塗料を塗装するものであるが、この場合塗
料は塗装面に直接には触れていないので、これを温水ま
たは熱水の中に入れると水溶性のコーティング被膜が水
によって溶解するため塗料が剥離される。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】サンドブラスト等に
よる物埋的な方法または焼炎法では、マスキンク治具を
いため易く剥離時間もかかる上に連続的な処理ができな
い。熱アルカリ処埋は、熱エネルギーの消費が大きく、
熱アルカリに対する作業上の危険もあり、廃水処理施設
の費用とスペースが大きくなる。有機溶剤による方法は
、現在最も普遍的に行なわれているが、これは塩素系の
溶剤を使用することが多いため、人間に対する安全性の
面で問題があり、また環境破壊の原因ともなっているこ
とから既に一部の塩素系溶剤については使用が禁止され
ており、残る塩素系溶剤に対してもいずれはその使用が
規制の対象となる見込みであり、将来的には問題が残さ
れている。水溶性被膜を利用して塗料を剥離する方法は
、現在の溶剤方式にとって代る今後の有望な技術である
が、広い面積をもつ大きなマスキング治具、または形状
が複雑な治具では、水溶性被膜の溶解が簡単でないため
、塗料の剥離に長時間を要する上に、完全な塗料の剥離
ができないという欠点があった。
よる物埋的な方法または焼炎法では、マスキンク治具を
いため易く剥離時間もかかる上に連続的な処理ができな
い。熱アルカリ処埋は、熱エネルギーの消費が大きく、
熱アルカリに対する作業上の危険もあり、廃水処理施設
の費用とスペースが大きくなる。有機溶剤による方法は
、現在最も普遍的に行なわれているが、これは塩素系の
溶剤を使用することが多いため、人間に対する安全性の
面で問題があり、また環境破壊の原因ともなっているこ
とから既に一部の塩素系溶剤については使用が禁止され
ており、残る塩素系溶剤に対してもいずれはその使用が
規制の対象となる見込みであり、将来的には問題が残さ
れている。水溶性被膜を利用して塗料を剥離する方法は
、現在の溶剤方式にとって代る今後の有望な技術である
が、広い面積をもつ大きなマスキング治具、または形状
が複雑な治具では、水溶性被膜の溶解が簡単でないため
、塗料の剥離に長時間を要する上に、完全な塗料の剥離
ができないという欠点があった。
【０００４】
【問題を解決するための手段】本発明は、水溶性被膜に
よる塗料の剥離方法に改良を加えたもので、水溶性被膜
の溶解を容易にすることが、短時間にしかも完全な塗料
の剥離を可能ならしめることに着目して、マイクロカプ
セルを水溶性被膜に含有させることによって、これまで
の問題点を解決することができた。
よる塗料の剥離方法に改良を加えたもので、水溶性被膜
の溶解を容易にすることが、短時間にしかも完全な塗料
の剥離を可能ならしめることに着目して、マイクロカプ
セルを水溶性被膜に含有させることによって、これまで
の問題点を解決することができた。
【０００５】マイクロカプセルは、その内部に比較的低
沸点な気体もしくは液体を含む微細な中空球体であり、
ある一定の温度に達するとマイクロカプセル内部の気体
もしくは液体が、膨張するためカプセル全体も同じよう
に膨張して大きく変形する。更に温度をかければカプセ
ルの外殻は破壊されて、内部に含まれていた気体もしく
は液体が外部に流出してくる。本発明は、こうした特性
をもつマイクロカプセルを水溶性被膜の中に含有させる
ことによって塗料の剥離を著しく改善することができた
。即ち塗料の塗付面に、塗装に先立って予めマイクロカ
プセルを含有する水溶性被膜をコーティングしておいて
、その上に塗料を塗付する。次にこの塗料を剥離するた
め、塗装面を温水または熱水の中に入れると、水溶性被
膜が溶解するため塗料が剥離される。この時、水溶性被
膜に含有されているマイクロカプセルが、熱によって膨
張もしくは変形、破壊されるため水溶性被膜そのものも
同時に破壊されて、水に対する溶解性をより良くするこ
とが短時間でしかも完全な塗料の剥離を可能ならしめて
いる。
沸点な気体もしくは液体を含む微細な中空球体であり、
ある一定の温度に達するとマイクロカプセル内部の気体
もしくは液体が、膨張するためカプセル全体も同じよう
に膨張して大きく変形する。更に温度をかければカプセ
ルの外殻は破壊されて、内部に含まれていた気体もしく
は液体が外部に流出してくる。本発明は、こうした特性
をもつマイクロカプセルを水溶性被膜の中に含有させる
ことによって塗料の剥離を著しく改善することができた
。即ち塗料の塗付面に、塗装に先立って予めマイクロカ
プセルを含有する水溶性被膜をコーティングしておいて
、その上に塗料を塗付する。次にこの塗料を剥離するた
め、塗装面を温水または熱水の中に入れると、水溶性被
膜が溶解するため塗料が剥離される。この時、水溶性被
膜に含有されているマイクロカプセルが、熱によって膨
張もしくは変形、破壊されるため水溶性被膜そのものも
同時に破壊されて、水に対する溶解性をより良くするこ
とが短時間でしかも完全な塗料の剥離を可能ならしめて
いる。
【０００６】水溶性被膜の溶解、これが即ち塗料の剥離
となるが、この温度は常温から摂氏１００度までの温水
または熱水の中で行なうが、この温度が高いときは、マ
イクロカプセルが激しく破壊されるために水溶性被膜と
共に、その上に塗付されている塗料膜も同時に破壊わさ
れて、更に短時間でしかも完壁な塗料の剥離が可能とな
ることも判明した。
となるが、この温度は常温から摂氏１００度までの温水
または熱水の中で行なうが、この温度が高いときは、マ
イクロカプセルが激しく破壊されるために水溶性被膜と
共に、その上に塗付されている塗料膜も同時に破壊わさ
れて、更に短時間でしかも完壁な塗料の剥離が可能とな
ることも判明した。
【０００７】水溶性被膜組成物は、水に溶解する高分子
化合物または水ガラス等の造膜作用をもっている化合物
を主成分として、これにマイクロカプセルを全体の重量
に対して０．１〜３０％添加したもので、マイクロカプ
セルの添加量によって、塗料の剥離時間をコントロール
することができる。
化合物または水ガラス等の造膜作用をもっている化合物
を主成分として、これにマイクロカプセルを全体の重量
に対して０．１〜３０％添加したもので、マイクロカプ
セルの添加量によって、塗料の剥離時間をコントロール
することができる。
【０００８】いろいろなテストの結果、水溶性被膜の溶
解は、温水または熱水の中で行なわずに、水溶性被膜組
成物の溶液の中に塗装物を入れても塗料の剥離ができる
ことも確認した。この場合は塗料を剥離するための温水
または熱水タンクを設置する必要はなく、水溶性被膜組
成物の溶液の中でマスキング治具等の塗装物の表面に水
溶性被膜をコーティングしたのちその上に塗装を行ない
、この塗料を剥離するときは、再び水溶性被膜組成物の
溶液の中に入れて塗料の剥離を行なうと共に、同時に水
溶性被膜のコーティグも併せて行なうものであり、温水
または熱水処理を省くことができる。
解は、温水または熱水の中で行なわずに、水溶性被膜組
成物の溶液の中に塗装物を入れても塗料の剥離ができる
ことも確認した。この場合は塗料を剥離するための温水
または熱水タンクを設置する必要はなく、水溶性被膜組
成物の溶液の中でマスキング治具等の塗装物の表面に水
溶性被膜をコーティングしたのちその上に塗装を行ない
、この塗料を剥離するときは、再び水溶性被膜組成物の
溶液の中に入れて塗料の剥離を行なうと共に、同時に水
溶性被膜のコーティグも併せて行なうものであり、温水
または熱水処理を省くことができる。
【０００９】以下本発明による実施例を具体的に説明す
る。
る。
【００１０】水溶性被膜組成物の作成は、造膜作用のあ
る水溶性高分子化合物を水に溶解して、これにマイクロ
カプセルならびに若干の界面活性剤を添加する。マイク
ロカプセルは、市販品（日本フェライト製）を使用した
。次に３つの処方例を示した。
る水溶性高分子化合物を水に溶解して、これにマイクロ
カプセルならびに若干の界面活性剤を添加する。マイク
ロカプセルは、市販品（日本フェライト製）を使用した
。次に３つの処方例を示した。
【００１１】
【００１２】
【００１３】
【００１４】こうして準備した水溶性被膜組成物の溶液
の中にマスキング治具を浸漬して、その表面に水溶性被
膜組成物をコーティングしたのち、直ちに引き上げ乾燥
して塗装を行なった。塗装終了後にマスキング治具を摂
氏８０〜９０度の熱水に入れて塗料の剥離を行なった。 なおテストにはウレタン２液塗料を使用した。
の中にマスキング治具を浸漬して、その表面に水溶性被
膜組成物をコーティングしたのち、直ちに引き上げ乾燥
して塗装を行なった。塗装終了後にマスキング治具を摂
氏８０〜９０度の熱水に入れて塗料の剥離を行なった。 なおテストにはウレタン２液塗料を使用した。
【００１５】そしてその際の塗料の剥離時間を計測して
その効果を確認した。
その効果を確認した。
【００１６】実施例１ ネームプレート用マスキング
治具
治具
【００１７】実施例２ 自動車ホイール用マスキング
治具
治具
Claims (2)
- 【請求項１】 マイクロカプセルを含有する塗料剥離
用の水溶性被膜組成物。 - 【請求項２】 マイクロカプセルを含有する塗料剥離
用の水溶性被膜組成物を、塗装面に予めコーティングし
ておいて、その上に塗装された塗料を温水または熱水の
中に入れて、マイクロカプセルが熱によって膨張もしく
は破壊することで水溶性被膜の溶解を容易にして、短時
間に塗料を剥離する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13084691A JPH04292668A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 水溶性被膜組成物を利用した塗料剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13084691A JPH04292668A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 水溶性被膜組成物を利用した塗料剥離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04292668A true JPH04292668A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=15044063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13084691A Pending JPH04292668A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 水溶性被膜組成物を利用した塗料剥離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04292668A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8709141B2 (en) | 2007-03-02 | 2014-04-29 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Heat releasable composite coatings and related methods |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP13084691A patent/JPH04292668A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8709141B2 (en) | 2007-03-02 | 2014-04-29 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Heat releasable composite coatings and related methods |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9011977B2 (en) | Corrosion inhibitors in breakable microcapsules to passivate scratched metals | |
| KR102123571B1 (ko) | 소화용 마이크로 캡슐을 포함하는 소화용 조성물 | |
| US20080264563A1 (en) | Apparatus and Method to Enable Easy Removal of One Substrate from Another for Enhanced Reworkability and Recyclability | |
| JP2741362B2 (ja) | ウエハ−の仮着用接着剤 | |
| JP2001350411A (ja) | 熱収縮性ラベルからのインキ層の除去方法 | |
| JPH04292668A (ja) | 水溶性被膜組成物を利用した塗料剥離方法 | |
| US5120369A (en) | Hazardous material removal using strippable coatings | |
| SE9400977D0 (sv) | Protective coating | |
| JPS57190675A (en) | Method and composition for stripping paint | |
| CN105964511A (zh) | 精加工金属件采用无溶剂去除防锈材料包装的工艺方法 | |
| JPS63199784A (ja) | 接着シ−トの剥離方法 | |
| US5904158A (en) | Thermo responsive method of removing cured paint | |
| JPS60143961A (ja) | 印刷方法 | |
| JPH04318074A (ja) | 一時保護被膜組成物 | |
| JPH11246801A (ja) | 塗膜剥離剤 | |
| JPH08257488A (ja) | 塗装ｐｐバンパーの塗膜剥離方法 | |
| JPS58161897A (ja) | 表面の放射性汚染の除去方法 | |
| JPH10193078A (ja) | 金属成形部品とその製造方法 | |
| KR20150128618A (ko) | 도장용 지그 및 그 제조 방법 | |
| KR101510127B1 (ko) | 도장용 지그 제조 방법 | |
| KR100435873B1 (ko) | 페인트 제거를 용이하게 하는 방법 | |
| JPH1192696A (ja) | 常温乾燥塗料用水溶性剥離剤 | |
| EP2397904B1 (en) | Treatment of synthetic quartz glass substrate | |
| JPH04149284A (ja) | 塗料剥離用プライマー | |
| JP2004270049A (ja) | 耐油性・耐水性シートおよびその製造方法 |