JPH042924Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH042924Y2 JPH042924Y2 JP1984083302U JP8330284U JPH042924Y2 JP H042924 Y2 JPH042924 Y2 JP H042924Y2 JP 1984083302 U JP1984083302 U JP 1984083302U JP 8330284 U JP8330284 U JP 8330284U JP H042924 Y2 JPH042924 Y2 JP H042924Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- heater
- toner
- roll
- hairpin
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000012015 optical character recognition Methods 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 238000010409 ironing Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案は電子写真式プリンタの用紙カール矯正
機構に関するものである。
機構に関するものである。
ロ 従来技術
一般に電子写真式プリンタにおいてはトナーを
紙面に定着させるために高温によつて焼き付ける
方法が用いられている。この方法は用紙の片面す
なわちトナーの付着していない面のみをヒータに
接触させて加熱し、印刷面側からの加熱手段がな
い上に、通常ヒータ面は接触をよくするために彎
曲しているので、プリンタから繰り出されてくる
用紙は裏面側を内側にして巻込んで取り扱い難い
という欠点があり、特に用紙を切断する前に
OCR（光学的文字読取装置）などに通して印刷さ
れた内容をチエツクしたい場合には、読み取りヘ
ツド部の間隙を通過する際に破損し易いとか紙づ
まりを起し易いという問題があつた。
紙面に定着させるために高温によつて焼き付ける
方法が用いられている。この方法は用紙の片面す
なわちトナーの付着していない面のみをヒータに
接触させて加熱し、印刷面側からの加熱手段がな
い上に、通常ヒータ面は接触をよくするために彎
曲しているので、プリンタから繰り出されてくる
用紙は裏面側を内側にして巻込んで取り扱い難い
という欠点があり、特に用紙を切断する前に
OCR（光学的文字読取装置）などに通して印刷さ
れた内容をチエツクしたい場合には、読み取りヘ
ツド部の間隙を通過する際に破損し易いとか紙づ
まりを起し易いという問題があつた。
ハ 目的
本考案は上述のように連続紙を用いる電子写真
式プリンタにおいて、トナー焼き付けの際に生じ
た用紙のカールを矯正する機構を提供することを
目的とするものである。
式プリンタにおいて、トナー焼き付けの際に生じ
た用紙のカールを矯正する機構を提供することを
目的とするものである。
ニ 構成
本考案電子写真式プリンタは、連続紙を用い、
感光ドラムを通過し表面にトナーの付着した用紙
の裏面に面状のヒータを摺接せしめると共に、ヒ
ータ通過直後の用紙搬送路をトナー付着面を内側
にしてヘヤピン状に屈曲迂回させ、ヒータから搬
送路のヘヤピンの底までの距離によつて用紙が適
当な温度まで冷却する時間をもたせ屈曲部に設け
たガイド部材を用紙の表面に摺接せしめたもので
あり、ヒータ通過中に形成された用紙のカールに
ついてトナー像がもはやこすられてもくずれない
でしかも用紙の塑性は未だ残つている温度領域内
で、用紙に作用している張力を利用してヘヤピン
状搬送路に設けたガイドローラで用紙に反対向き
にしごきをかけることによつて矯正すると共に、
ヘヤピン部の一側で用紙面に出入調節可能に調整
ロールを接触させ、ヘヤピンの回曲角度を調節可
能とし、紙質等によりしごき量を調節可能にする
ようにしたものである。
感光ドラムを通過し表面にトナーの付着した用紙
の裏面に面状のヒータを摺接せしめると共に、ヒ
ータ通過直後の用紙搬送路をトナー付着面を内側
にしてヘヤピン状に屈曲迂回させ、ヒータから搬
送路のヘヤピンの底までの距離によつて用紙が適
当な温度まで冷却する時間をもたせ屈曲部に設け
たガイド部材を用紙の表面に摺接せしめたもので
あり、ヒータ通過中に形成された用紙のカールに
ついてトナー像がもはやこすられてもくずれない
でしかも用紙の塑性は未だ残つている温度領域内
で、用紙に作用している張力を利用してヘヤピン
状搬送路に設けたガイドローラで用紙に反対向き
にしごきをかけることによつて矯正すると共に、
ヘヤピン部の一側で用紙面に出入調節可能に調整
ロールを接触させ、ヘヤピンの回曲角度を調節可
能とし、紙質等によりしごき量を調節可能にする
ようにしたものである。
ホ 実施例
図は本考案の一実施例を示す電子写真式プリン
タの概略側面図である。図において、連続用紙１
はトラクタ２によつて一定速度でフイードされ、
押えロール３，４間で感光ドラム５に接触させら
れ、表面すなわち印刷面側にトナーを転写され
る。感光ドラム５を通過し表面にトナーの付着し
た用紙は、次に裏面を面状ヒータ６の凸曲面に摺
接しながら搬送され、ヒータ６の熱によつてトナ
ーが紙面に焼き付けられる。ヒータ６を通過した
直後の用紙搬送路は、ガイドロール７と送り出し
ロール８間に設けられたガイドロール９によつて
屈曲形成されており、ヒータ６を通過して裏面側
へ彎曲した用紙はガイドロール９で表面を反曲さ
せることによつてしごきをかけられたのち、送り
出しロール８によつて次工程へ搬送される。用紙
は連続紙であるから、トラクタ２と送りロール８
との間で適当な張力が保たれており、この張力の
存在下でガイドロール９によつてヘヤピン状に曲
げられることで、しごきがかゝるのである。１０
は搬送路と直角な方向に移動調節自在に構成され
た調整ロールで、用紙の厚みや気温、湿度条件の
違いによるカールの度合に応じて用紙のガイドロ
ール９への巻付き角度を変えてしごき工合を調節
するためのものである。ヒータ６からガイドロー
ル９までの距離は、合成樹脂結合剤よりなるトナ
ーが充分固化し、印刷面をガイドロールで摩擦し
てもトナーが剥離しない程度まで用紙の温度が下
がり、しかもガイドロールとの摩擦によつて容易
にカールを矯正できる程度に温度が高くなければ
ならない。本願実施例では104.7ｇ／m3のOCR用
紙を使用し、紙送り速度6.5ｍ／分、ヒータ温度
180℃でヒータとガイドロールとの距離を約250mm
としたとき、ガイドロールにおける用紙の温度は
約60℃であつた。またガイドロールとしては直径
13mmの金属棒を使用した。
タの概略側面図である。図において、連続用紙１
はトラクタ２によつて一定速度でフイードされ、
押えロール３，４間で感光ドラム５に接触させら
れ、表面すなわち印刷面側にトナーを転写され
る。感光ドラム５を通過し表面にトナーの付着し
た用紙は、次に裏面を面状ヒータ６の凸曲面に摺
接しながら搬送され、ヒータ６の熱によつてトナ
ーが紙面に焼き付けられる。ヒータ６を通過した
直後の用紙搬送路は、ガイドロール７と送り出し
ロール８間に設けられたガイドロール９によつて
屈曲形成されており、ヒータ６を通過して裏面側
へ彎曲した用紙はガイドロール９で表面を反曲さ
せることによつてしごきをかけられたのち、送り
出しロール８によつて次工程へ搬送される。用紙
は連続紙であるから、トラクタ２と送りロール８
との間で適当な張力が保たれており、この張力の
存在下でガイドロール９によつてヘヤピン状に曲
げられることで、しごきがかゝるのである。１０
は搬送路と直角な方向に移動調節自在に構成され
た調整ロールで、用紙の厚みや気温、湿度条件の
違いによるカールの度合に応じて用紙のガイドロ
ール９への巻付き角度を変えてしごき工合を調節
するためのものである。ヒータ６からガイドロー
ル９までの距離は、合成樹脂結合剤よりなるトナ
ーが充分固化し、印刷面をガイドロールで摩擦し
てもトナーが剥離しない程度まで用紙の温度が下
がり、しかもガイドロールとの摩擦によつて容易
にカールを矯正できる程度に温度が高くなければ
ならない。本願実施例では104.7ｇ／m3のOCR用
紙を使用し、紙送り速度6.5ｍ／分、ヒータ温度
180℃でヒータとガイドロールとの距離を約250mm
としたとき、ガイドロールにおける用紙の温度は
約60℃であつた。またガイドロールとしては直径
13mmの金属棒を使用した。
ヘ 効果
本考案は上述のように構成されたもので、トナ
ーを熱定着させるヒータの直後に熱によつてカー
ルした用紙をヘヤピン形に搬送し、ガイドロール
でヒータとは反対の面を反対向きに強く曲げるこ
とにより用紙にしごきをかけるものであるから、
用紙がガイドロールに到るまでに適当に冷却さ
れ、トナーが剥離せずしかも用紙は未だ塑性変形
し易い適当な温度でカールを矯正することができ
るという効果があり、例えばプリントしたバーコ
ードを確認のためにリーダーで読み取つた後にカ
ツターで切断するような場合にも、カールのため
にリーダーで破損とか紙づまりのおそれがないと
いう利点がある。特に本考案は、ガイドロールに
よつてヒータと逆のカールを与えるという矯正効
果と共に、加熱乾燥によつて腰の強くなつた用紙
を、しごきをかけることによつて元の柔軟が紙質
に戻すという効果があり、したがつて調整の工合
によつてカールが完全に戻らなかつたり、反対向
きにカールしてしまつたりするというおそれがな
く、調整もきわめて容易であるという利点があ
る。
ーを熱定着させるヒータの直後に熱によつてカー
ルした用紙をヘヤピン形に搬送し、ガイドロール
でヒータとは反対の面を反対向きに強く曲げるこ
とにより用紙にしごきをかけるものであるから、
用紙がガイドロールに到るまでに適当に冷却さ
れ、トナーが剥離せずしかも用紙は未だ塑性変形
し易い適当な温度でカールを矯正することができ
るという効果があり、例えばプリントしたバーコ
ードを確認のためにリーダーで読み取つた後にカ
ツターで切断するような場合にも、カールのため
にリーダーで破損とか紙づまりのおそれがないと
いう利点がある。特に本考案は、ガイドロールに
よつてヒータと逆のカールを与えるという矯正効
果と共に、加熱乾燥によつて腰の強くなつた用紙
を、しごきをかけることによつて元の柔軟が紙質
に戻すという効果があり、したがつて調整の工合
によつてカールが完全に戻らなかつたり、反対向
きにカールしてしまつたりするというおそれがな
く、調整もきわめて容易であるという利点があ
る。
なお本願実施例ではガイド部材として金属丸棒
を使用したが、角棒状あるいは板状のものなど、
種々の形状が可能である。
を使用したが、角棒状あるいは板状のものなど、
種々の形状が可能である。
図は本考案の一実施例を示す電子写真式プリン
タの概略側面図である。 １……用紙、２……トラクタ、３，４……押え
バー、５……感光ドラム、６……ヒータ、７……
ガイドロール、８……送りロール、９……ガイド
ロール、１０……調整ロール。
タの概略側面図である。 １……用紙、２……トラクタ、３，４……押え
バー、５……感光ドラム、６……ヒータ、７……
ガイドロール、８……送りロール、９……ガイド
ロール、１０……調整ロール。
Claims (1)
- 連続紙を用いる電子写真式プリンタにおいて、
感光ドラム５を通過し表面にトナーの付着した用
紙１の裏面を面状のヒータ６に摺接せしめると共
に、ヒータ通過直後の用紙搬送路をトナー付着面
を内側とするヘヤピン状に屈曲迂回させ、ヒータ
６後端から上記屈曲部までの距離を用紙温度が45
℃〜75℃程度まで冷却し得る距離とし、上記屈曲
部を形成するガイドロール９に用紙表面を沿わせ
て走行させ、かつ上記ヘヤピン状迂回路の一側で
用紙裏面に出入調節可能に調整ロール１０を接触
させた電子写真式プリンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8330284U JPS60195850U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 電子写真式プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8330284U JPS60195850U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 電子写真式プリンタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60195850U JPS60195850U (ja) | 1985-12-27 |
| JPH042924Y2 true JPH042924Y2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=30631806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8330284U Granted JPS60195850U (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 電子写真式プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60195850U (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5683755A (en) * | 1979-11-15 | 1981-07-08 | Xerox Corp | Sheet curl remover |
| JPS579662A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-19 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | Recording paper curl eliminating equipment |
| JPS5930156B2 (ja) * | 1978-02-28 | 1984-07-25 | 株式会社クボタ | 廃水処理装置 |
| JPS5930157B2 (ja) * | 1979-03-27 | 1984-07-25 | テオ．ステ−ラ− | 汚水空気混和装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5930157U (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-24 | キヤノン株式会社 | 定着装置 |
| JPS5930156U (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-24 | キヤノン株式会社 | 定着装置 |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP8330284U patent/JPS60195850U/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5930156B2 (ja) * | 1978-02-28 | 1984-07-25 | 株式会社クボタ | 廃水処理装置 |
| JPS5930157B2 (ja) * | 1979-03-27 | 1984-07-25 | テオ．ステ−ラ− | 汚水空気混和装置 |
| JPS5683755A (en) * | 1979-11-15 | 1981-07-08 | Xerox Corp | Sheet curl remover |
| JPS579662A (en) * | 1980-06-16 | 1982-01-19 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | Recording paper curl eliminating equipment |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60195850U (ja) | 1985-12-27 |
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